JP5290267B2 - セラミック基板の焼成用バッファシート及びこれを用いたセラミック基板の製造方法 - Google Patents

セラミック基板の焼成用バッファシート及びこれを用いたセラミック基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、セラミック基板の焼成用バッファシート及びこれを用いたセラミック基板の製造方法に関し、より具体的には、焼成過程で発生するセラミック基板の反りを防止することができるセラミック基板の焼成用バッファシート及びこれを用いたセラミック基板の製造方法に関する。
一般的に、セラミック基板、特に低温同時焼成セラミック(Low Temperature Co−fired Ceramic:LTCC)基板は、熱的特性や誘電率などの電気的特性に優れ、超小型化が可能で複合的な機能を発揮することができ、様々な技術分野で使用されている。
また、低温同時焼成セラミック基板は、拘束層を用いて面方向の無収縮焼成ができ、回路パターンの精度が要求される半導体検査用基板などにその応用が拡大されている。特に、半導体検査用基板は大面積でありながら、検査時に繰り返される圧力に耐えられるよう、厚く製作されている。そのため、優れた平坦度を有しながら、大面積の基板を反りなく焼成できる方法が求められている。
セラミック基板の焼成工程は、一般的にグリーンシートが積層された成形体を焼成炉で焼成する工程であるが、焼成中、グリーンシート成形体は構造を支持するために焼成セッターに載置される。しかし、焼成過程中にグリーンシート成形体と焼成セッターの接触部位で発生する摩擦力と反応性によりグリーンシート成形体に局部的な焼成ストレスが生じ、よって、焼成後にセラミック基板に反りなどの多数の欠陥が発生する。
特に、上述したように、最近はセラミック基板が大面積化されてその厚さも徐々に厚くなる傾向にあるため、上記問題はさらに深刻になっている。
韓国特許第2009−0061904号公報 韓国特許第2009−0046600号公報 特開2005−263597号公報
本発明は、上記のような問題点を解決するためのもので、その目的は、焼成過程で発生するセラミック基板の反りを防止できるセラミック基板の焼成用バッファシート、及びこれを用いたセラミック基板の製造方法を提供することにある。
本発明の一実施形態は、セラミック基板が積載される第1面と上記第1面に対向する第2面とを有するバッファシートであり、上記バッファシートは板状形の第1粉末及び球形の第2粉末を含み、上記第1面は、上記第2面に比べ上記第2粉末より上記第1粉末の分布比率が高いセラミック基板の焼成用バッファシートを提供する。
上記第1粉末及び第2粉末は、上記セラミック基板の焼結温度で焼結されない難焼結性粉末であることができる。
上記第1粉末及び第2粉末は、互いに異なる材質または密度を有することができる。
上記第1粉末の80%以上は、上記バッファシートの第1面から一定の範囲の厚さに亘って分布されることができる。上記一定の範囲の厚さは、上記第1面を基準に上記バッファシートの厚さの10%〜80%の厚さの範囲にあることができる。
上記板状形の第1粉末の幅は5μm〜20μmであり、厚さは0.1μm〜1.0μmであることができる。
上記球形の第2粉末の平均粒径は1μm〜3μmであることができる。
上記バッファシートの厚さは3μm〜300μmであることができる。
本発明の他の実施形態は、板状形の第1粉末と球形の第2粉末を含むスラリーを製造するステップと、上記スラリーにせん断応力を与え、上記板状形の第1粉末が上部に配置され、上記球形の第2粉末が下部に配置されるようバッファシートを成形するステップと、を含むセラミック基板の焼成用バッファシートの製造方法を提供する。
上記第1粉末及び第2粉末は、互いに異なる材質または密度を有することができる。
本発明のさらに他の実施形態は、セラミック基板が積載される第1面と上記第1面に対向する第2面とを有し、板状形の第1粉末及び球形の第2粉末を含み、上記第1面は、上記第2面に比べ上記第2粉末より上記第1粉末の分布比率が高い焼成用バッファシートを、上記第2面が接触するよう焼成セッターに積載するステップと、上記第1面にセラミックグリーンシートを積載するステップと、上記セラミックグリーンシートを焼成するステップと、を含むセラミック基板の製造方法を提供する。
上記第1粉末及び第2粉末は、上記セラミック基板の焼結温度で焼結されない難焼結性粉末であることができる。
上記第1粉末及び第2粉末は、互いに異なる材質または密度を有することができる。
上記第1粉末の80%以上は、上記バッファシートの第1面から一定の厚さに亘って分布されることができる。上記一定の範囲の厚さは、上記第1面を基準に上記バッファシートの厚さの10%〜80%の厚さの範囲にあることができる。
上記板状形の第1粉末の幅は5μm〜20μmであり、厚さは0.1μm〜1.0μmであることができる。
上記球形の第2粉末の平均粒径は1μm〜3μmであることができる。
上記焼成用バッファシートの厚さは3μm〜300μmであることができる。
本発明の一実施形態による焼成用バッファシートの第1面には粉末粒子の間隙が広い板状形の第1粉末が主に位置し、セラミックグリーンシートとの接触点が少ない。そのため、セラミックグリーンシートを焼成させると、セラミック基板からガラス成分を拡散するための毛細管力が不十分になり、セラミック基板と焼成用バッファシートとの反応を効果的に抑制できる。これにより、セラミック基板の重さに関わらず、セラミック基板と焼成セッターの反応を防止できる。
また、球形の第2粉末は焼成用バッファシートの第2面に配置され、脱バインダー通路を確保するようになる。
本発明の一実施形態によるセラミック基板の製造方法を示す概略的な断面図である。 本発明の一実施形態による焼成用バッファシートを概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による板状形の第1粉末及び球形の第2粉末を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態による板状形の第1粉末及び球形の第2粉末を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態による焼成用バッファシートの製造方法を概略的に示す断面図である。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
しかし、本発明の実施形態は、様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲が以下で説明する実施形態のみに限定されるわけではない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野において通常の知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。従って、図面における構成要素の形状及びサイズなどは、より明確な説明のために誇張することもあり、図面上において同一の符号で示される構成要素は同一の構成要素である。
図1は、本発明の一実施形態によるセラミック基板の製造方法を示す概略的な断面図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態によるセラミック基板の製造方法は、焼成セッターSに焼成用バッファシート10を積載するステップと、上記焼成用バッファシート10にセラミックグリーンシートを配置するステップと、上記セラミックグリーンシートを焼成するステップとを含む。
上記焼成用バッファシート10は、セラミック基板が積載される第1面と上記第1面に対向する第2面とを有するバッファシートであり、上記第1面にセラミック基板が積載されるよう、上記第2面を焼成セッターに接触させて配置する。上記バッファシートは、板状形の第1粉末及び球形の第2粉末を含み、上記第1面は、上記第2面に比べ上記第2粉末に対する上記第1粉末の比率が高い特徴を有する。これに対する具体的な事項については後述する。
セラミック基板は、一般的に、セラミックグリーンシートを製造後、セラミックグリーンシートを焼成して製造する。上記セラミックグリーンシートの焼成工程は、一般的に焼成炉で行われることができ、焼成中、セラミックグリーンシートは構造を支持するために焼成セッターに載置されて行われることができる。
上記セラミック基板Cは、低温同時焼成セラミック基板であることができる。低温同時焼成セラミック基板は誘電体シートを製造し、上記誘電体のビアホール形成及びピーリング工程、導体パターン印刷工程、ラミネーション工程を経てグリーンシート積層体を形成し、上記グリーンシート積層体を焼成して製造されることができる。
本実施形態によると、焼成セッターSとセラミックグリーンシートCとの間に焼成用バッファシート10が積載される。
一般的に、セラミックグリーンシートの焼成過程ではセラミックグリーンシートに含有されたガラス成分が外部に溶出して焼成セッターと反応できる。これによってセラミックグリーンシートと焼成セッターの反応部位で部分的に焼結収縮が妨害され、セラミック基板の収縮挙動にばらつきが生じ、焼成後にセラミック基板が反る恐れがある。
しかし、本実施形態によると、上記焼成用バッファシート10は、焼成過程において焼成セッターSとセラミックグリーンシートCとの反応を防止する役割をする。
本発明の一実施形態による焼成用バッファシートの第1面には粉末粒子の間隙が広い板状形の第1粉末が主に位置し、セラミックグリーンシートとの接触点が少ない。そのため、セラミックグリーンシートと第1面を接触させたまま焼成させると、セラミック基板からガラス成分を拡散するための毛細管力が不十分なため、セラミック基板と焼成用バッファシートとの反応を効果的に抑制できる。これにより、セラミック基板の重さに関わらず、セラミック基板と焼成セッターの反応を防止できる。また、セラミック基板と焼成用バッファシートとの反応も効果的に抑制できる。
また、球形の第2粉末は、焼成用バッファシートの下部に配置され、脱バインダー通路を確保するようになる。
図2は、本発明の一実施形態による焼成用バッファシート10を概略的に示す断面図である。
図2を参照すると、焼成用バッファシート10は、第1面10aと上記第1面に対向する第2面10bを有する。上記第1面10aはセラミック基板が積載される面であり、上記第2面10bは焼成セッターと接触する面である。
本実施形態による焼成用バッファシート10は、板状形の第1粉末11と球形の第2粉末12を含む。上記第1及び第2粉末は、セラミックグリーンシートの焼成温度で焼結されない難焼結性粉末であることができる。
上記第1面10aには球形の第2粉末12より板状形の第1粉末11が主に配置され、上記第2面10bには板状形の第1粉末11より球形の第2粉末12が主に配置されており、第1面10aは、第2面10bに比べ第2粉末12より第1粉末11の分布比率が高くなり得る。このような配置は焼成用バッファシートの製造過程で形成できる。
図3a及び図3bは、本発明の一実施形態による板状形の第1粉末11及び球形の第2粉末12を概略的に示す斜視図である。
図3a及び図3bを参照すると、上記板状形の第1粉末11において横方向の大きさである幅wは5μm〜20μmであり、縦方向の大きさである厚さtは0.1μm〜1.0μmであることができる。
上記板状形の第1粉末11は焼成用バッファシート10内で水平に配列され、粒子との間隙が広く、セラミック基板との接触点が低減する。そのため、セラミック基板からガラス成分がバッファシート側に浸透し、結合を形成するための毛細管力が不十分になり、セラミック基板と焼成用バッファシートとの反応を防止できる。
上記板状形の第1粉末11は、これに制限されないが、板状形に容易に製造できるアルミナまたはジルコニア材質であることができる。
上記球形の第2粉末12は、平均粒径dが1μm〜3μmであることができる。
上記球形の第2粉末12は、これに制限されないが、アルミナまたはジルコニア材質であることができる。
球形の第2粉末12は焼成用バッファシートの第2面に主に配列され、第2粉末の粒子との間隙はセラミックグリーンシートの焼成過程で脱バインダーの通路として作用できる。これにより、板状形の第1粉末による脱バインダー通路の不足を解決することができ、また、焼成用バッファシートの厚さを増加することができ、焼成しようとするセラミック基板の重さまたは厚さが増加しても、セラミック基板を変形させることなく焼成できる。
上記板状形の第1粉末11の多くはバッファシートの第1面に分布されていることができる。より具体的に、上記第1粉末の80%以上は、上記バッファシートの第1面から一定の厚さに亘って分布されることができる。上記一定の範囲の厚さは、上記第1面を基準に上記バッファシートの厚さの10%〜80%の厚さの範囲にある。板状形の第1粉末がバッファシートの表面を覆い、板状形の第1粉末の分布範囲が広くなると脱バインダー通路が塞がり、脱バインダーが確実に行われない恐れがあるため、バッファシートの一定の範囲の厚さ内に存在することが好ましい。
上記第1粉末と上記第2粉末は、焼成用バッファシートの製造過程で第1粉末と第2粉末の配置位置をより安定的に区分するために、互いに異なる物質を使用したり、密度が互いに異なる物質を使用できる。例えば、第2面が下部に位置するように焼成用バッファシートを製造する場合、焼成用バッファシートの下部に沈殿する第2粉末は第1粉末に比べ、より高い密度を有する物質を使用することができる。
上記焼成用バッファシート10の厚さは3μm〜300μmであることができる。上記焼成用バッファシートの厚さが300μmを超過すると、セラミック基板の重さによって脱バインダー特性が低下する一方、上記焼成用バッファシートの厚さが3μm未満であると、セラミック基板と焼成セッターの反応が十分に抑制されない恐れがある。
図4は、本発明の一実施形態による焼成用バッファシートの製造方法を概略的に示す断面図である。
まず、板状形の第1粉末と球形の第2粉末を結合剤、分散剤及び溶媒などと混合してスラリー10Aを製造する。
上記スラリー10AをブレードBを用いてベースフィルム12上に塗布した後、乾燥させて焼成用バッファシートを製造する。上記ベースフィルム12としては、PET(Polyethylene Terephthalate)フィルムを使用できる。
上記スラリーがベースフィルム上に塗布される過程で、板状形の第1粉末はベースフィルムとブレードとの間に存在するせん断応力及び溶媒の流れによって水平に配列され、浮力を受ける面積が増加し、乾燥過程で下方に沈殿し難く、バッファシートの上部に主に位置する一方、相対的に球形である第2粉末は、スラリーの乾燥過程で比較的自在に沈下浸透し、バッファシートの下部に主に位置するようになる。また、板状形の第1粉末が球形の第2粉末より大きい密度を有する場合、第1粉末と第2粉末の配置位置をより安定的に区分できる。
上記バッファシートの上部はセラミック基板が積載される第1面であり、バッファシートの下部は焼成セッターと接合する第2面である。
下記表1は、本発明の一実施形態によるセラミック基板の焼成過程において上述した焼成用バッファシートを適用した実施例1及び実施例2、焼成バッファを適用しない比較例1及び比較例2、球形の粉末のみを含む焼成用バッファシートを適用した比較例3及び4に対する実験結果である。上記実施例及び比較例に適用された焼成用バッファシートの厚さはいずれも60μmであった。実施例1及び2において焼成用バッファシートの厚さのうち板状形の第1粉末が80%以上を占める層の厚さは10μmであった。
実施例1、比較例1及び比較例3は、18cm×18cm×0.5cm(横×縦×厚さ)のセラミック基板を使用し、実施例2、比較例2及び比較例4は、25cm×25cm×0.5cm(横×縦×厚さ)であるセラミック基板を使用した。
キャンバー(camber)は焼成後、セラミック基板全体の反りを測定し、残炭量は1×1cm(横×縦)に切断して測定した。
Figure 0005290267
上記表1を参照すると、比較例1及び比較例2は脱バインダー通路が不十分なため、残炭量が少なかったが、焼成用バッファシートの不使用によりセラミック基板と焼成セッターの反応により基板の変形が発生し、セラミック基板のキャンバーが非常に大きかった。比較例3は、焼成用バッファシートによりセラミック基板と焼成セッターの反応が抑制され、キャンバーは少なかったが、比較例4では、セラミック基板の重さが増加しながらキャンバーが大きく増加した。これは、重いセラミック基板が焼成用バッファシートを加圧しながら接合され、焼成用バッファシートが無収縮焼成工程の拘束層のように作用した結果である。即ち、セラミック基板の一面のみに拘束層が接合された非対称構造で焼成され、キャンバーが増加したものである。一方、実施例1及び実施例2は、板状形粉末がセラミック基板と焼成セッターの反応を効果的に抑制して、キャンバーについても改善した結果を示し、球形の粉末が存在することで残炭量の増加も抑えられた。
本発明は上述した実施形態及び添付された図面により限定されるものではなく、添付された請求範囲により限定される。従って、請求範囲に記載された本発明の技術的思想を外れない範囲内で多様な形態の置換、変形及び変更が可能であるということは当技術分野の通常の知識を有した者に自明であり、これも請求範囲に記載された技術的事項に属する。
10 焼成用バッファシート
11 板状形の第1粉末
12 球形の第2粉末
C セラミック基板
S 焼成セッター

Claims (9)

  1. 板状形の第1粉末と球形の第2粉末を含むスラリーを製造するステップと、
    上記スラリーにせん断応力を与え、上記板状形の第1粉末が上部に配置され、上記球形の第2粉末が下部に配置されるようバッファシートを成形するステップと、
    を含むセラミック基板の焼成用バッファシートの製造方法。
  2. 上記第1粉末及び第2粉末は互いに異なる材質または密度を有することを特徴とする請求項に記載のセラミック基板の焼成用バッファシートの製造方法。
  3. セラミック基板が積載される第1面と上記第1面に対向する第2面とを有し、板状形の第1粉末及び球形の第2粉末を含み、上記第1面は、上記第2面に比べ上記第2粉末より上記第1粉末の分布比率が高い焼成用バッファシートを設けるステップと、
    上記第2面が接触するよう焼成セッターに積載するステップと、
    上記第1面にセラミックグリーンシートを積載するステップと、
    上記セラミックグリーンシートを焼成するステップと、を含み、
    上記焼成用バッファシートを設けるステップは、上記板状形の第1粉末と上記球形の第2粉末を含むスラリーを製造するステップと、
    上記スラリーにせん断応力を与え、上記板状形の第1粉末が上部に配置され、上記球形の第2粉末が下部に配置されるようバッファシートを成形するステップと、
    を含むセラミック基板の製造方法。
  4. 上記第1粉末及び第2粉末は、上記セラミック基板の焼結温度で焼結されない難焼結性粉末であることを特徴とする請求項に記載のセラミック基板の製造方法。
  5. 上記第1粉末及び第2粉末は、互いに異なる材質または密度を有することを特徴とする請求項に記載のセラミック基板の製造方法。
  6. 上記第1粉末の80%以上は、上記バッファシートの第1面から一定の範囲の厚さに亘って分布され、
    上記一定の範囲の厚さは、上記第1面を基準に上記バッファシートの厚さの10%〜80%の厚さの範囲にあることを特徴とする請求項に記載のセラミック基板の製造方法。
  7. 上記板状形の第1粉末の幅は5μm〜20μmであり、厚さは0.1μm〜1.0μmであることを特徴とする請求項に記載のセラミック基板の製造方法。
  8. 上記球形の第2粉末の平均粒径は1μm〜3μmであることを特徴とする請求項に記載のセラミック基板の製造方法。
  9. 上記焼成用バッファシートの厚さは3μm〜300μmであることを特徴とする請求項に記載のセラミック基板の製造方法。
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