JP5288962B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置及びその制御方法に係り、特に、記録領域より広い領域の画像を表示部に表示する撮像装置及びその制御方法に関する。
従来、デジタルカメラは、撮像素子に結像された画像をカメラ本体に設けられたビューファインダの表示画面に表示させながら、ユーザが所望するタイミングで撮像した静止画像を、順次メモリカード等に記録するように構成されている。
このようなデジタルカメラには、例えば、ユーザの操作に応じて、光学ブロック内のレンズ系を制御しながら被写体の撮像範囲を所望の倍率にズームイン又はズームアウトさせる光学ズーム機能を搭載したものがある。また、撮像素子に結像された画像の一部を、所定の画像処理を施して補間及び拡大処理させる電子ズーム機能を搭載したデジタルカメラも提案されている。
ところで、ユーザが上述の電子ズーム機能を用いて撮像する場合、被写体が静止状態であれば、所望の倍率でズームインした場合でも被写体を容易に撮像範囲内に捉えることができる。しかしながら、例えば、運動会やスポーツ観戦等の比較的動きの速い被写体にズームインする場合、被写体を常に撮影範囲内に捉えるように追従させるのは困難である。
この問題に対し、撮像素子の領域のうち画像記録に用いられない周辺領域を使用して、ビューファインダの表示画面に記録画像の周辺領域も同時に表示する方法(以下、「ワイドビュー機能」という。)が提案されている(特許文献1、2)。ワイドビュー機能を用いれば、動きの速い被写体を、撮像範囲内に捉えるように追従させることが比較的容易となる。
特開2006−19882号公報 特開2006−14221号公報
ところで、ワイドビュー機能を用いて撮影を行う場合、ビューファインダの表示画面で、被写体の周辺の状況を把握しやすく表示する必要がある。一方、記録画像についても、適切な露出となることが望まれる。
例えば、周辺に対して明るい被写体をワイドビュー機能を用いて撮像するとき、ビューファインダの表示領域全体での最適な露出制御を行うと、この露出で撮像された記録画像は、露出オーバーとなってしまう(図5(a)参照)。また、記録領域内での最適な露出制御を行うと、記録画像は適正露出となるが、ビューファインダの表示画面では、被写体の周辺が暗くなりすぎ、表示画面上での状況を把握しにくくなってしまう(図5(b)参照)。
周辺に対して暗い被写体をワイドビュー機能を用いて撮影するときも同様である。ビューファインダの表示領域全体での最適な露出制御を行うと、この露出で撮像された記録画像は、露出アンダーとなってしまう(図6(a)参照。)。また、記録領域内での最適な露出制御を行うと、記録画像は適正露出となるが、ビューファインダの表示画面では、被写体の周辺が明るくなりすぎ、表示画面上での状況を把握しにくくなってしまう(図6(b)参照。)。
本発明は、ビューファインダの表示画面(表示領域)及び記録領域のそれぞれに対して最適なモードを設定する撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、被写体像を結像させる撮像素子と、前記撮像素子の領域のうち、第1の領域を含み該第1の領域より広い第2の領域の画像を表示部に表示する表示制御手段と、前記第1の領域の画像を記録部に記録する記録制御手段と、前記第1の領域の画像に対する第1のモード、及び前記第2の領域の画像に対する第2のモードを設定するモード設定手段と、を有し、前記モード設定手段は、操作手段の半押し操作に従い、前記第2のモードから前記第1のモードへ変更し、前記記録制御手段は、前記操作手段の全押し操作に従い、前記第1のモードで得られた前記第1の領域の画像を前記記録部に記録し、前記第1のモードは、前記第1の領域の画像に対する第1のゲインを設定し、前記第2のモードは、前記第2の領域の画像に対する第2のゲインを設定する。
また、本発明の他の側面としての撮像装置の制御方法は、撮像素子の領域のうち、第1の領域の画像を含み、前記第1の領域の画像より広い第2の領域の画像を表示部に表示するステップと、前記第2の領域に対するモードを設定するステップと、前記第2の領域に対するモードから前記第1の領域に対するモードに変更するステップと、前記第1の領域に対するモードで得られた前記第1の領域の画像を記録部に記録するステップと、を有し、前記変更するステップは、操作手段の半押し操作に従い、前記第2の領域に対するモードから前記第1の領域に対するモードへ変更し、前記記録するステップは、前記操作手段の全押し操作に従い、前記第1の領域に対するモードで得られた前記第1の領域の画像を前記記録部に記録し、前記第1の領域に対するモードは、前記第1の領域の画像に対する第1のゲインを設定し、前記第2の領域に対するモードは、前記第2の領域の画像に対する第2のゲインを設定する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、表示領域及び記録領域のそれぞれに対して最適なモードを設定する撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本実施例における撮像装置(画像処理装置)の構成について説明する。図1は、本実施例における画像処理装置のブロック図である。
図1において、100は画像処理装置である。また、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、被写体像を結像させる。16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、 A/D変換器16、 及び、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路である。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路である。画像処理回路20は、 A/D変換器16からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して、所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御回路50は、画像処理回路20の演算処理により得られた演算結果に基づき、露光制御手段40及び測距制御手段42に対して所定の処理を行う。これらの処理には、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、及び、EF(フラッシュプリ発光)処理等が含まれるが、これに限定されるものではない。
さらに、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路である。メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、及び、画像圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16から出力されるデータは、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。また、A/D変換器16から出力されるデータは、直接にメモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれることもできる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、27はD/A変換器26の出力を外部モニタに出力する外部出力コネクタである。外部出力コネクタ27にコネクタが挿されている場合、システム制御回路50は、外部出力接続検知手段108により外部出力状態を知ることができる。
28はTFT−LCD等からなる画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて、撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能となる。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により、任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
さらに、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部によって画像処理装置100本体と結合されている。このため、画像表示部28は、自由な向きや角度を設定して、電子ファインダー機能や再生表示機能、各種表示機能を用いることが可能である。
また、画像表示部28は、画像表示部28の表示部分を画像処理装置100に向けて格納するように構成可能である。この場合、画像表示部開閉検知手段106により、格納状態を検知して画像表示部28の表示動作を停止することができる。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリである。メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても用いられる。また、メモリ30は、記録媒体200の書き込みバッファとしても用いられることが可能である。
32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する画像圧縮・伸長回路である。画像圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御手段である。露光制御手段40は、フラッシュ48と連携することにより、フラッシュ調光機能も備える。
42は、撮像レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、である。44は、撮像レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。
48はフラッシュである。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能及びフラッシュ調光機能を備える。
露光制御手段40及び測距制御手段42は、TTL方式の処理により制御されている。露光制御手段40及び測距制御手段42は、撮像した画像データの画像処理回路20による演算結果に基づき、システム制御回路50により制御される。
50は、画像処理装置100の全体を制御するシステム制御回路である。52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、及び、プログラム等を記憶するシステムメモリである。
54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部である。表示部54は、画像処理装置100の操作部近辺の視認しやすい位置に単数又は複数個所設置される。表示部54は、例えば、LCD、LED、発音素子等の組み合わせにより構成される。
また、表示部54において、その一部の機能は、光学ファインダー104の内部に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等には、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、及び、残撮影可能枚数表示等が表示される。また、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示等も表示される。さらに、表示部54は、記録媒体200の着脱状態表示、通信I/F動作表示、及び、日付・時刻表示等も表示する。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104の内部には、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が表示される。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリである。不揮発性メモリ56としては、例えば、EEPROMが用いられる。
60、62、64及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段である。これらの操作手段は、スイッチ、ダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60は、モードダイアルスイッチである。モードダイアルスイッチ60は、各機能のモードを切り替え設定することができる。各機能のモードには、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード(ワイドビュー、パノラマ撮影、動画撮影等の各モードを含む。)、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モードが含まれるが、これらに限定されるものではない。
62は、シャッタースイッチSW1である。シャッタースイッチSW1は、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64は、シャッタースイッチSW2である。シャッタースイッチSW2は、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16及びメモリ制御回路22を介して、一連の処理の動作開始を指示する。これらの処理には、メモリ30に画像データを書き込む露光処理、及び、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理が含まれる。また、これらの処理には、メモリ30から画像データを読み出し、画像圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理も含まれる。また、シャッタースイッチSW2は、動画撮影の場合、動画撮影の開始及び停止を指示する。
70は、各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。操作部70には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタンが含まれる。さらに操作部70には、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等が含まれる。
80は電源制御手段である。電源制御手段80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、及び、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御手段80は、電池の装着の有無、電池の種類、及び、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間だけ、記録媒体を含む各部へ供給する。
82、84はコネクタである。86は電源手段である。電源手段86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等から構成される。
90は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェースである。92は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。98は、コネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
なお、本実施例では、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを1系統持つものとして説明しているが、これに限定されるものではない。記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数又は複数のいずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせた構成としても構わない。
インタフェース90及びコネクタ92としては、例えば、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成される。この場合、LANカード、モデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等の各種通信カードが接続可能である。これにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送することができる。
102は、画像処理装置100の撮像レンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止する保護手段である。
104は光学ファインダーである。光学ファインダー104は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せずに、光学ファインダー104のみを用いて撮像することが可能である。また、光学ファインダー104の内部には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が設置されている。
106は、画像表示部開閉検知手段である。画像表示部開閉検知手段106は、画像表示部28がその表示部分を画像処理装置100に向けて格納した格納状態にあるか否かを検知する。ここで、画像表示部開閉検知手段106は、格納状態にあると検知した場合、画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を禁止する。
108は、外部出力接続検知手段である。外部出力接続検知手段108は、外部出力コネクタ27に外部モニタが接続されているか否かを検知する。ここで、外部出力接続検知手段108は、接続状態にあると検知した場合、画像表示部28の代わりに外部モニタを表示装置として用いる。
110は通信手段である。通信手段110は、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を備える。
112は、通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ又は無線通信の場合のアンテナである。
114は、音声データ取得手段としてのマイクである。116は、A/D変換器である。A/D変換器116は、マイク114で得られた音声データをシステム制御回路50で処理するため、A/D変換を行う。
118は、音声データ再生手段としてのスピーカーである。120は、D/A変換器である。D/A変換器120は、システム制御回路50から出力されるデジタル音声データをスピーカー118で再生するため、D/A変換を行う。
200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。また、記録媒体200がPCMCIA規格のPC−CardやCFカード等の場合、性能が記憶された情報記憶回路が内蔵されていてもよい。
次に、本実施例における撮像装置及び撮像装置の制御方法について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、本実施例の撮像装置において、ワイドビュー機能を用いた場合の制御を示すフローチャートである。
本実施例の撮像装置では、操作部70に含まれるズームスイッチ又はその他のスイッチの操作により、ワイドビュー機能が開始される。ワイドビュー機能では、撮像素子14に結像される画像(第2の領域の画像)のうちの一部の領域の画像(第1の領域の画像)を切り出して、記録部202に記録する。このとき、表示部54には、記録領域(第1の領域)だけでなくその周辺部分を含む領域(第2の領域)も表示される。
このように、システム制御回路50は表示制御手段としても機能する。このとき、表示制御手段としてのシステム制御回路50は、撮像素子14の領域のうち、第1の領域(記録領域)の画像を含み、第1の領域の画像より広い第2の領域(記録領域とその周辺部分)の画像を表示部54に表示するように制御する。
したがって、ワイドビュー機能を用いて撮像を行えば、動きの速い被写体を撮像範囲内に捉えるように追従させることが比較的容易となる。
ワイドビュー機能を用いる場合、操作部70に含まれるテレスイッチにより撮像画角を望遠側に変更し、ワイドスイッチにより広角側に変更することができる。システム制御回路50は、光学ズームで撮像画角を変更する場合、ズーム制御手段44に撮像レンズ10の撮像画角の変更を指示する。また、システム制御回路50は、電子ズームで撮像画角を変更する場合、画像処理回路20に画像の切り出しや画素補間処理を行うよう指示する。
また、ワイドビュー機能を用いる場合、表示部54に表示されている画像領域全体(第2の領域)が記録部202に記録されるのではなく、表示されている画像領域のうちの一部である記録領域(第1の領域)が記録部202に記録される。すなわち、システム制御回路50は記録制御手段としても機能し、後述の第1のモードで撮像された第1の領域に対応する画像を記録部202に記録するように制御する。
表示部54では、ユーザが記録する画像領域を認識可能なように、記録対象となる画像領域(記録領域:第1の領域)が、例えば枠で囲んで表示される(図3、図4参照。)。
本実施例のワイドビュー機能では、モード設定手段(システム制御回路50)は、記録制御手段(システム制御回路50)が第1の領域の画像を記録するとき、第2のモードから第1のモードへ変更する。そして、記録制御手段は、第1のモードで得られた第1の領域の画像を記録部202に記録する。
図2に示されるように、まず、ワイドビュー機能を開始すると、システム制御回路50は、第1の領域の画像を含み、第1の領域の画像より広い第2の領域の画像を表示部54に表示する。そして、システム制御回路50は、表示部54に表示されている画像領域全体(第2の領域)でのAE処理を行う(S1201)。
ここでは、撮像素子14から読み出した撮影画像データのうち、表示部54に表示する画像領域のデータを使用してTTL方式のAE処理を行う。表示領域全体でのAE処理を行うことで、表示領域全体が最適な露出(第2の露出値)となり、周辺に対して明暗差の大きい被写体を撮影する場合でも被写体の周辺の状況を把握しやすく表示できる。
このように、モード設定手段としてのシステム制御回路50は、表示部54に表示する画像領域全体(第2の領域)の画像に対する第2のモードを設定する。ここで、第2のモードとして設定される値としては、露出制御用の評価値(第2の露出値)以外に、例えば、ホワイトバランス用の評価値(第2のホワイトバランス値)、又は、ゲイン値(第2のゲイン)等がある。
次に、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されたか否かを判定し(S1202)、押されていない場合はステップS1201へ戻る。シャッタースイッチSW1が押されている場合、撮像準備のためのAF処理、AWB処理、EF処理等の各処理を行う。
AE処理については、表示領域全体のデータを使用するか記録領域内のデータを使用するかを決める(S1203)。これは、予めメニューでどちらの動作になるかを決めておいても良いし、シャッタースイッチSW1が押されている状態で操作部70の操作により変更できるように構成しても良い。また、カメラモード等により自動で判断して決めるように構成しても良い。
ステップS1203において、記録領域(第1の領域)内での露出値(第1の露出値)に変更する場合は、記録部202に記録する画像領域(記録領域)のデータを使用してAE処理を行う(S1204)。このように、モード設定手段としてのシステム制御回路50は、記録領域(第1の領域)の画像に対する第1のモードを設定する。ここで、第1のモードとして設定される値としては、例えば、露出制御用の評価値(第1の露出値)以外に、ホワイトバランス用の評価値(第1のホワイトバランス値)、又は、ゲイン値(第1のゲイン)等がある。
また、システム制御回路50は、その結果を表示部54の表示に反映し、ステップS1206へ進む。このように、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の操作(操作手段の半押し操作)に従い、第2の領域の画像に対する第2のモードから第1の領域の画像に対する第1のモードへ変更する。
一方、記録領域内での露出に変更しない場合、表示領域全体(第2の領域)でのAE処理が行われた状態のまま、ステップS1205へ進む。
システム制御回路50は、ステップS1206において、シャッタースイッチSW2が押されたか否かを判定し、押されていない場合はステップS1202へ戻る。シャッタースイッチSW2が押されている場合は、撮像のための処理を行う(S1207)。
ここでは、撮像素子14から読み出した撮影画像データのうちの一部を切り出して、記録部202に記録するように処理する。すなわち、第1の領域に対応する画像を適正露出となる撮像条件で撮像する。前述のとおり、システム制御回路50は予め記録領域内でのAE処理を行っているため(S1204)、記録画像は適正露出となる。
システム制御回路50は、ステップS1205において、シャッタースイッチSW2が押されたか否かを判定し、押されていない場合はS1202へ戻る。シャッタースイッチSW2が押されている場合は、記録部202に記録する画像領域内のデータを使用してAE処理を行い(S1208)、撮影のための処理を行う(S1207)。このときも、予め記録領域内でのAE処理が行われているため(S1208)、記録画像は適正露出となる。
このように、記録制御手段としてのシステム制御回路50は、シャッタースイッチSW2の操作(操作手段の全押し操作)に従い、第1のモードで得られた第1の領域の画像を記録部202に記録するように制御する。
ステップS1207において撮影処理が完了すると、システム制御回路50は、ワイドビュー機能を終了するか否かを判定する(S1209)。終了しない場合はステップS1201へ戻り、終了する場合はワイドビュー機能を終了する。
前述したように、本実施例ではワイドビュー機能を用いる場合、表示領域全体に対してAE処理を行う。このため、表示領域全体が最適な露出となり、周辺に対して明暗差の大きい被写体を撮影する場合でも、被写体の周辺の状況を把握しやすく表示できる。また、撮像時には記録領域に対してAE処理を行うため、記録画像は適正露出となる。
ステップS1203において、シャッタースイッチSW1が押されている状態で記録領域内での露出に変更する場合、シャッタースイッチSW1が押されている状態で実際の記録画像の露出をチェックすることができる。このときの表示画像及び撮像画像の概要図を図3に示す。
ステップS1203において、シャッタースイッチSW1が押されている状態で記録領域内での露出に変更しない場合、シャッタースイッチSW1が押されている状態で被写体の周辺の状況を把握しやすく表示できる。このときの表示画像及び撮像画像の概要図を図4に示す。
また、ワイドビュー機能を用いる場合、被写体の周辺の状況をより把握しやすくするために、露出モードを変更しても良い。例えば、スポット測光モードで周辺に対して明暗差の大きい被写体を撮影する場合、表示画面の露出が被写体の輝度によって大きく左右され、被写体の周辺が把握しにくくなる。
そこで、ワイドビュー機能を用いたスポット測光モードのとき、表示領域全体のデータを使用して、評価測光モード又は中央部重点平均測光モードにてAE処理を行うことができる。被写体の周辺の状況を把握しやすく表示し、撮像時には記録領域内のデータを使用してスポット測光モードにてAE処理を行い、画像を記録するようにしても良い。
また、前述のとおり、ワイドビュー機能では、露出制御用に使用するデータとして、撮像素子14から読み出した撮影画像データのうち表示領域全体のデータと記録領域内のデータとを切り替える。ただし、このデータは、露出制御以外のその他の制御にも適用することができる。例えば、ワイドビュー機能を用いる場合、表示領域全体のデータを使用してWB処理を行い、撮像時には記録領域内のデータを使用してWB処理を行って画像を記録するようにしても良い。
また、前述のとおり、ワイドビュー機能では、撮像素子14から読み出した撮影画像データのうち表示領域全体のデータと記録領域内のデータとを切り替えて適切な露出に変更した。ただし、これに限定されるものではなく、例えば、露出の代わりにゲイン等の表示条件を変更するようにしても良い。すなわち、ワイドビュー機能を用いる場合、露出制御に関しては、常に記録領域内のデータを使用するようにするが、表示画面に表示する制御において、表示領域全体のデータを使用して表示データのゲインアップ/ダウンを行う。これにより、表示画面は適切な明るさで表示されるため被写体の周辺の状況を把握しやすく、記録される画像は適正露出とすることができる。
以上、本実施例によれば、表示画面及び記録領域のそれぞれに対して最適なモードを設定する撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することが可能となる。
本実施例では、ワイドビュー機能を用いて撮影を行う場合、ビューファインダの表示画面(表示領域の画像)に対して最適なモード(露出値、ホワイトバランス値、ゲイン値)が設定される。したがって、被写体の周辺の状況を把握しやすく表示することができる。また、本実施例では、記録領域の画像に対して最適なモード(露出値、ホワイトバランス値、ゲイン値)が設定される。したがって、被写体の良好な画像を記録することができる。
以上、本発明の実施例について具体的に説明した。ただし、本発明は上記実施例として記載された事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。

本実施例における画像処理装置のブロック図である。 本実施例の撮像装置において、ワイドビュー機能を用いた場合の制御を示すフローチャートである。 本実施例の撮像装置において、ワイドビュー機能を用いて撮影した場合の概要図である。 本実施例の撮像装置において、ワイドビュー機能を用いて撮影した場合の概要図である。 従来例において、周辺領域に対して明るい被写体をワイドビュー機能を用いて撮影する場合の概要図である。 従来例において、周辺領域に対して暗い被写体をワイドビュー機能を用いて撮影する場合の概要図である。
符号の説明
10:撮像レンズ
12:シャッター
14:撮像素子
16:A/D変換器
18:タイミング発生回路
20:画像処理回路
22:メモリ制御回路
24:画像表示メモリ
26:D/A変換器
28:画像表示部
30:メモリ
32:画像圧縮・伸長回路
40:露光制御手段
42:測距制御手段
44:ズーム制御手段
46:バリア制御手段
48:フラッシュ
50:システム制御回路
52:システムメモリ
54:表示部
56:不揮発性メモリ
60:モードダイアルスイッチ
62:シャッタースイッチSW1
64:シャッタースイッチSW2
70:操作部
80:電源制御手段
82、84、92、206:コネクタ
86:電源手段
90、204:インタフェース
98:記録媒体着脱検知手段
100:画像処理装置
102:保護手段
104:光学ファインダー
110:通信手段
112:コネクタ(アンテナ)
200:記録媒体
202:記録部


Claims (4)

  1. 被写体像を結像させる撮像素子と、
    前記撮像素子の領域のうち、第1の領域を含み該第1の領域より広い第2の領域の画像を表示部に表示する表示制御手段と、
    前記第1の領域の画像を記録部に記録する記録制御手段と、
    前記第1の領域の画像に対する第1のモード、及び前記第2の領域の画像に対する第2のモードを設定するモード設定手段と、を有し、
    前記モード設定手段は、操作手段の半押し操作に従い、前記第2のモードから前記第1のモードへ変更し、
    前記記録制御手段は、前記操作手段の全押し操作に従い、前記第1のモードで得られた前記第1の領域の画像を前記記録部に記録し、
    前記第1のモードは、前記第1の領域の画像に対する第1のゲインを設定し、
    前記第2のモードは、前記第2の領域の画像に対する第2のゲインを設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のモードは、前記第1の領域の画像に対する第1の露出値を設定し、
    前記第2のモードは、前記第2の領域の画像に対する第2の露出値を設定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記第1のモードは、前記第1の領域の画像に対する第1のホワイトバランス値を設定し、
    前記第2のモードは、前記第2の領域の画像に対する第2のホワイトバランス値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 撮像素子の領域のうち、第1の領域の画像を含み、前記第1の領域の画像より広い第2の領域の画像を表示部に表示するステップと、
    前記第2の領域に対するモードを設定するステップと、
    前記第2の領域に対するモードから前記第1の領域に対するモードに変更するステップと、
    前記第1の領域に対するモードで得られた前記第1の領域の画像を記録部に記録するステップと、を有し、
    前記変更するステップは、操作手段の半押し操作に従い、前記第2の領域に対するモードから前記第1の領域に対するモードへ変更し、
    前記記録するステップは、前記操作手段の全押し操作に従い、前記第1の領域に対するモードで得られた前記第1の領域の画像を前記記録部に記録し、
    前記第1の領域に対するモードは、前記第1の領域の画像に対する第1のゲインを設定し、
    前記第2の領域に対するモードは、前記第2の領域の画像に対する第2のゲインを設定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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