JP5288614B2 - サーモスタット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば自動車等に使用される内燃機関(以下、エンジンという)を冷却する冷却水を、熱交換器(以下、ラジエータという)との間で循環させるエンジンの冷却水回路において、冷却水の温度変化により作動することでエンジン冷却水の流れを切換えて冷却水温度を制御するために用いられる温度感知式自動弁であるサーモスタット装置に関し、特に冷却水等の被検出側の温度変化で膨張、収縮される熱膨張体やこれによって移動される移動部材(ピストン)を備えて構成されているサーモエレメントに関する。
たとえば自動車用エンジンにおいて、これを冷却するためには、一般にはラジエータを用いた水冷式の冷却システムが使用されている。従来からこの種の冷却システムにおいては、エンジンに導入する冷却水の温度を制御できるように、ラジエータ側に循環させる冷却水量を調節する熱膨張体を用いたサーモスタット、あるいは電気制御によるバルブユニットが使用されている。
上記の熱膨張体を用いたサーモスタット装置における制御バルブを、冷却水通路の一部、たとえばエンジンの入口側または出口側に介装し、冷却水温度が低い場合には、該制御バルブを閉じて、ラジエータを経由せずバイパス通路を介して冷却水を循環させ、また冷却水温度が高くなった場合は、制御バルブを開いて冷却水をラジエータに通して循環させ、冷却水の温度を所要の状態に制御している。
この種のサーモスタット装置として、従来から種々の構造のものが知られており、流体の温度変化により作動するサーモエレメントの一端側に第1弁体を設け、そのサーモエレメントの他端側に第2弁体を設け、第1弁体を閉弁位置に付勢する付勢手段と、本体フレーム等を備えている。
前記サーモエレメントは、温度感知部とガイド部からなり、流体の温度を感知して膨張収縮するワックス等の熱膨張体を温度感知部に内蔵し、温度感知部の先端から延出したガイド部にピストンを内嵌している。また、ピストンの先端にはピストンの先端を押えるフランジが設けられ、前記本体フレームに一体的に構成されている。
前記第1弁体はポペット状を呈し、ガイド部等に設けられており、フランジがこの第1弁体の弁座となっている。また、フランジは外側に水路との取付部を突設している。
前記第2弁体は温度感知部の後端から延出したロッドに取付けられており、その第2弁体と温度感知部との間で第2弁体がロッドの端部側へばね付勢されている。
このようなサーモスタット装置は、たとえば第1弁体が冷却水路を開閉し、第2弁体がバイパス通路を開閉するように位置させている。そして、温度感知部内の熱膨張体が冷却水温の上昇により膨張してピストンを押圧することになり、サーモエレメントが付勢手段の付勢力に抗して作動する。これにより第1弁体が開弁位置に移動して冷却水路を開放することになるとともに、第2弁体が閉弁位置に移動してバイパス通路を閉鎖することになる。また、冷却水温の下降により熱膨張体が収縮し、ピストンへの押圧力が弱まっていき、付勢手段の付勢力で第1弁体を閉弁位置に移動して水路を閉鎖するとともに、第2弁体を開弁位置に移動してバイパス通路を開放することになる(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−177249号公報 特開2004−308743号公報
ところで、上述した従来構造によるサーモエレメントにおいて、エレメントケースをステンレス系の材質で形成し、エレメントケースの内部部品においてはシール材としてUパッキンを使用したピストンを直接押し出す構造で構成している。そして、このようなサーモエレメントによれば、部品点数、真鍮等の高価かつ比重の大きい合金使用量、コスト等の削減を図り、自動車用サーモスタットで利用される場合は、製品重量が小さくなるため、燃費向上も実現できる等といった利点を奏するものである。また、ステンレス系の材料で形成したエレメントケースは、従来の真鍮ケースとは異なり、弾性変形領域が広いため、急激な内圧変化も吸収できるといった利点もある。
しかし、上述した従来の構造のサーモエレメントによれば、サーモエレメントの組立時において、加工、組立性の面で問題を生じ、コストが嵩む等の問題をもつもので、このような不具合を一掃できるような何らかの対策を講じることが求められている。
たとえば、サーモエレメントのケースには、その内部にピストンを摺動保持するガイド部材を構成し、また外部には、バルブを構成する第1弁体が嵌装して固定されている。このような第1弁体をケースに圧入して固定する際には、その第1弁体の圧入前にケース外径に干渉すると、例えば、ケースが変形することによりシール部材のシール性が確保できず、耐久性(信頼性)が充分でない。また、組立性に問題を与える等の不具合があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、サーモスタット装置のサーモエレメントを含むエレメント組立体を、簡単な構造で組立性に優れ、小型かつ軽量化が図れ、しかも強度、耐久性、耐摩耗性の面でも優れるようにしたサーモスタット装置を得ることを目的とする。
このような目的に応えるために本発明(請求項1記載の発明)に係るサーモスタット装置は、温度上昇に伴って膨張し温度低下に伴って収縮する性質を有する熱膨張体を、ケース外部からの熱影響を受けることができるように、該ケース内部に内蔵したサーモエレメントを備えてなるサーモスタット装置であって、前記ケースの内部で軸線方向に沿って配置され内方端が前記熱膨張体内に臨むとともに外方端がケースの一端側開口部分から外方に突出することにより熱膨張体の膨張、収縮に伴って進退動作するピストンと、前記ケースの一端側開口部分から内部に挿入させることにより配置され前記ピストンを摺動自在に保持するガイド部材と、前記ケースの一端側開口部分から内部に挿入させることにより配置され前記熱膨張体が収納される室内から漏れないように保持するシール部材と、前記ケースの一端側開口部分に近傍する外部に嵌装され流体流路を開閉する第1弁体とを備え、前記第1弁体のケース外部への圧入部と、前記ガイド部材および前記シール部材の挿入部を、前記ケースの軸線方向および径方向において位置をずらして配置させるとともに、前記ケースは、前記第1弁体のケースへの圧入案内径が圧入部のケース外径よりも小さく、かつ前記ガイド部材およびシール部材のケース挿入部内径を前記第1弁体の圧入部に対応するケース内径よりも小さく構成したことを特徴とする。
本発明(請求項2記載の発明)に係るサーモスタット装置は、請求項1記載のサーモスタット装置において、前記ガイド部材は、第1弁体を圧入するケース圧入部に対応するケース内壁部を避けてケース内壁に挿入するように構成したことを特徴とする。
本発明(請求項3記載の発明)に係るサーモスタット装置は、請求項1または請求項2記載のサーモスタット装置において、エレメントケースの一端側に挿入して設けられるガイド部材に外径溝を設け、この外径溝内に該エレメントケースとガイド部材との間をシールするOリングを設けたことを特徴とする。
本発明(請求項4記載の発明)に係るサーモスタット装置は、請求項1、請求項2または請求項3記載のサーモスタット装置において、第2弁体を付勢するコイルばねはコイルばね受け部材にて保持され、前記コイルばね受け部材はエレメントケースに当接するように構成したことを特徴とする。
本発明(請求項5記載の発明)に係るサーモスタット装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のサーモスタット装置において、エレメントケースとこれに関連する他の部品とを同系統の材質で構成したことを特徴とする。
以上説明したように本発明に係るサーモスタット装置によれば、第1弁体のケース外部への圧入部と、ケースとUパッキンとのシール部、並びに前記ガイド部材のケース内部への挿入部とを、前記ケースの軸線方向および径方向において位置をずらして配置させるようにしているから、簡単な構成であるにもかかわらず、第1弁体を圧入する際、熱膨張体(ワックス)室部分のエレメントケース外径に第1弁体が有害な接触をすることなく圧入部分まで案内でき、ケースの変形により、ワックス室の内部容積が変化してしまい、リフト量にバラツキが生じることを防ぐことができ、かつシール部の有害な変形を招かないことから圧入後の熱膨張体(ワックス)漏れ、圧入部からの漏水、並びに締結に対する信頼性を向上させることが可能となる等の利点がある。
さらに、本発明によれば、上述した構成によって、エレメントケースの薄肉化を図ることができるとともに、この薄肉化によりサーモエレメントによる応答性、特に感温し作動するまでの性能を向上させることができる。
本発明によるサーモスタット装置において、エレメントケース内に熱膨張体(ワックス)、シール部材(Uパッキン)、バックアッププレート、並びにガイド部材を挿入しケース上部をかしめてエレメント組立体を作製した後、第1弁体を圧入する。仮に、圧入部がガイド部材挿入部と上下(ケースの軸線方向)およびケース径方向に位置をずらしていないと、第1弁体の圧入案内時および圧入によりガイド部材が不当に締め付けられ、ガイド部材のピストン摺動部が変形し、ピストンの摺動抵抗増大等の作動不良を引き起こしてしまう。また、圧入部とUパッキンのシール部(挿入部)が上下(ケースの軸線方向)およびケース径方向に位置をずらしていないと、第1弁体の圧入案内時および圧入によりUパッキンが不当に締め付けられてしまい、シール部のケース内径寸法に影響が生じ十分なシール性を確保できなくなってしまう。これを解決するには、先に第1弁体を先に圧入することが考えられるが、今度はガイド部材やUパッキンの挿入代が充分に確保できなくなってしまう。
また、前述したエレメント組立体の作製後に第1弁体を圧入するためにケースの圧入部内部を削る加工(切削加工)を施すこと、あるいはガイド部材およびシール部材の挿入代も切削加工することも考えられるが、工数増加および削り代を考慮するとケース全体の厚みが増し重量増加となるために不適である。
さらには、ガイド部材の挿入部分と第1弁体の圧入部分が互い違いにずれているため、現状ではガイド部材が先に挿入されるが、逆に第1弁体を先に圧入することも可能であり、製造工程上の自由度が向上することになる。
その他、第1弁体を圧入するケース圧入部に対応するケース内径が、ガイド部材およびシール部材の挿入部内径より大きく設定されているため、前記圧入部内径がガイド部材およびUパッキンの挿入案内部としての役目を果たすことができ、ガイド部材およびUパッキンが挿入し易い構造となっている。
特に、本発明によれば、上述したように第1弁体の圧入部と、ガイド部材の挿入部およびUパッキンの挿入部をケースの軸線方向に位置をずらして配置させていることに加えて、ガイド部材およびシール部材のケース挿入部内径が前記第1弁体の圧入部に対応するケースの圧入部内径よりも小さくなるような段付を設けることで空間を形成し、第1弁体の圧入によりケース内径寸法に生じる影響を吸収できるため、圧入部に隣接したガイド部材やシール部が圧迫され変形する虞れもない。
また、シビアな寸法公差を設ける必要がないため、より安価な部品で構成することが可能となり、さらに、エレメントケースをかしめエレメント組立体を作製する際に、前記かしめにより第1弁体の圧入部が変形したとしても前記空間により吸収可能となっているため、他の部品に影響を与えないことから、耐久性および信頼性も向上する。
また、本発明によれば、Oリングをガイド部材の外径溝に設けることにより、ガイド部材とエレメントケースとの隙間から冷却水がワックス室内に浸入するのを確実に防止することができる。
また、本発明によれば、エレメントケースにコイルばね受け部材を設けることにより、従来のような第2弁体を付勢するコイルばねがエレメントケースへ直接当接する構造で生じていた、コイルばねのセット長が十分に確保できなかったり、コイルばねのエレメントケース側の小径部の作成が困難であったり、ロッドの大きさが限られたり、エレメントケースとロッドの接合部に応力がかかり破断するといった問題を確実に防止することが可能となる。
さらに、本発明によれば、エレメントケースを第1弁体、ロッド、フランジ、本体フレーム等のサーモスタットを構成する部品と同系統の材質とすることで、以下の効果を得ることが可能となる。
エレメントケースと本体フレームとを同系統の材質とすると、その摺動部において、従来のような真鍮製エレメントケースでは、一般的に本体フレームがステンレス製というように材質が異なるため、やわらかいケース側が一方的に摩耗していたが、エレメントケースと本体フレームを同系統(例えばステンレス系)の材質とすることで、ケースの一方的な摩耗を抑制でき、さらに薄肉化、軽量化が可能となる。また、磨耗によりサーモエレメントが傾き作動することも防ぐことが可能となる。
また、エレメントケースとロッドとを同系統の材質とすると、スポット溶接等の接合手段を用いた際に、低エネルギかつ高い締結強度を確保することが可能となる。
さらに、エレメントケースと第1弁体の芯金部材とを同系統の材質とすると、各々の材料物性(弾性変形領域、塑性変形領域)を同等にすることにより一方の著しい変形や摩耗を招くことなく圧入が可能となり、圧入後も互いの弾性力で密着、封止することで漏水や締結に対する信頼性を向上させることが可能となる。
本発明に係るサーモスタット装置の一実施形態を示す装置全体の概略断面図である。 本発明に係るサーモスタット装置において、要部となるエレメントケース等の要部拡大断面図である。 本発明に係るサーモスタット装置の別の実施形態を示す要部拡大図である。
図1は本発明に係るサーモスタット装置の一実施形態を示す。
図において、符号20で示す温度感知式自動弁であるサーモスタット装置は、自動車用エンジンの冷却水回路において、ラジエータ側の冷却水路とエンジン出口部側からのバイパス通路との交差部に付設され、これらの通路によって構成される第1、第2の流体流路での冷却水の流れを冷却水温度に応じて選択的に切り換えてエンジン入口部に至る冷却水路に給送するため等に用いられる。
このサーモスタット装置20は、図1に示すように、冷却水の温度変化により作動する作動体としてのサーモエレメント21と、このサーモエレメント21に一体または一体的に設けられ第1、第2の流体流路を開閉するための第1、第2弁体22,23と、第1弁体22を閉弁位置に付勢する付勢手段であるコイルばね24aと、第2弁体23を閉弁位置に付勢する付勢手段であるコイルばね24bと、これらの周囲を覆うフレーム25、コイルばね受け部材(リテーナ)27とを備えている。
ここで、前記フレーム25の上部には、後述するサーモエレメント21のピストンの上端部を係止する係止部26aを上方に突設したフランジ26が、該フレーム25に連結されている。このフランジ26の外周フランジ部には、ガスケットが設けられて装置ハウジングの一部に液密性を保って係止保持される。なお、このフランジ26の内周縁部分には、前記第1弁体22に対する弁座26bが設けられ、これにより第1の流体流路での冷却水の流れを開閉する第1弁体が構成される。
前記サーモエレメント21は、図示するように構成されている。
これを詳述すると、このサーモエレメント21は、ほぼ同一径寸法をもつ有底筒状の中空容器からなる金属製のエレメントケース31を備え、その有底部分にケース31外部からの熱影響を受けて熱膨張、熱収縮する熱膨張体としてのワックス32が封入されている。
なお、このエレメントケース31は、プレス加工あるいは鍛造加工等により形成され、またその材質は、たとえばステンレスで構成される。
このケース31内部には、ピストン33が軸線方向に沿って配置され、その内方端が前記ワックス32内に臨むとともに、外方端がケース31の開口部から外方に突出し、前記ワックス32の膨張、収縮に伴って軸線上を進退動作するように構成されている。なお、ピストン33のケース31内への退出動作は、外部に設けたリターンスプリング等の付勢力(この実施の形態ではコイルばね24a)によって行われる。
図中、符号34は前記ピストン33を摺動自在に保持するガイド部材であり、ほぼ円筒状を呈するように形成され、前記ケース31内部に一端側(開口部側)から挿入されている。
前記ケース31内でこのガイド部材34の内方端部分には、前記ワックス32をケース31内の有底部分に封入するシール部材としてのUパッキン35が介在して配置されている。なお、図中34aは前記ピストン33を摺動自在に保持する貫通孔である。
また、図中符号39は、ケース31内においてUパッキン35とガイド部材34との間に介在させた、ワックスの膨張力を受けたパッキンがガイドとケースの隙間やピストンとガイドの隙間へ入り込むのを防止するバックアッププレートである。
前記ケース31の開口部寄りの外周部分には、前記ガイド部材34の外方端を係止するほぼポペット状を呈するポペット状部材(22)が、嵌装して圧入されることにより前記第1弁体22として一体的に設けられている。
なお、図1中、符号22aは耐熱性を有する合成樹脂又はゴム部材からなる被覆部で、この被覆部22aはポペット状部材22の芯金部22bの表面を覆い、前記弁座26bに着座する着座部として機能するところである。
また、図1において、符号37はガイド34の外方端側に被せられたブーツである。
さらに、符号38は、ケース31の有底部分に溶接等で固着され軸線方向に延設されたロッドである。
なお、上述したサーモスタット装置20は、エレメントケース31内に熱膨張体(ワックス)32、Uパッキン35、並びにバックアッププレート39を挿入し、ガイド部材34を挿入しケース31上部をかしめてエレメント組立体を作製した後、第1弁体(ポペット状部材)22を圧入、フランジおよびフレーム等その他の部品等を組付けることで作製される。
このような構成によるサーモエレメント21は、従来一般的であったスリーブタイプやダイヤフラムタイプのサーモエレメントのもつ問題点を一掃し、必要最小限の構成部品点数で、コスト低減化も図れ、しかも熱膨張体の膨張、収縮に伴う体積変化によってピストンの所要ストロークによる進退動作を得ることができ、また応答性や耐久性の面でも優れているサーモエレメントを得ることができるのである。
さらに、上述したサーモエレメント21では、ケース31、ガイド部材34等の形状、構造がより一層簡単となり、薄肉化、小型化、加工性、組立性、コスト低減、軽量化がより一層効果的に図れるという利点がある。
上述した構成によるサーモスタット装置20において、冷却水温度が低いときは、ピストン33はワックス32内に臨みケース31に対しての相対的な突出量が小さくなっている。このときには、コイルばね24aの付勢力によりサーモエレメント21は、図中上方に付勢されており、これにより第1弁体22は閉弁動作する。
冷却水温度が高くなると、その状態がサーモエレメント21の温度感知部に伝えられ、ワックス32が膨張してピストン33を押し出す。このとき、ピストン33はフランジ26により係止されているから、相対的にサーモエレメント21のケース31等が下方に移動し、第1弁体22が開弁動作する。
リテーナ27は、その中央部に設けた孔にロッド38を通し、エレメントケース31へリテーナ27のテーパ部などロッド38との締結部を避けた少なくとも一箇所にてコイルばね24bの付勢力により当接されており、コイルばね24bとの当接はエレメントケースとロッドの接合部よりも高い位置に設けられている。前記テーパ部は、エレメントケース31の有底部を形成する強度が高い半球状部にて当接する。なお、さらにリテーナ27のフランジ状部の肩部27aの2箇所でエレメントケース31へ当接しても良い。
上述した構成によるサーモスタット装置20において、本発明によれば、図2に示すように、ポペット状を呈する第1弁体であるポペット状部材(22)のケース31外部への圧入部41と、前記ガイド部材34のケース31内部への第1、第2挿入部42,43およびシール部材(Uパッキン)35のケース31内部への挿入部とを、前記ケース31の軸線方向および径方向において位置をずらして配置させるとともに、前記ケース31は、前記ポペット状部材22のケース31への圧入案内径が圧入部のケース内径よりも小さく、かつ前記第2挿入部43および前記シール部材(Uパッキン)35の挿入部のケース内径を前記第1弁体(ポペット状部材)22の圧入部41に対応したケース内径よりも小さく構成したことを特徴とする。
なお、ガイド部材34の第1挿入部のケース31内径は、第1弁体22のケース31への圧入部に対応するケース31内径よりも大きく構成している。
このような構成によれば、ポペット状の第1弁体(ポペット状部材)22を圧入部41に適切に案内するような段差が設けられ、第1弁体(ポペット状部材)22を圧入する際、熱膨張体(ワックス)室部分のエレメントケース31外径に第1弁体(ポペット状部材)22が有害な接触をすることなく圧入部分まで案内でき、かつ圧入後の漏水や締結に対する信頼性を向上させることが可能となる等の利点がある。
また、前記ガイド部材34は、第1弁体を圧入するケース圧入部41に対応するケース内壁部を避けて、第1挿入部42と第2挿入部43の2箇所で保持されているため、1箇所で保持するよりも軸ズレおよび傾いたままの固定を防ぐことができ、信頼性、耐久性が向上する。
ここでいうガイド部材34の「挿入」とは、圧入あるいは嵌合も含めガイド部材がケース内に保持固定できる程度のことをいう。なお、保持固定できる程度であれば、ガイド部材とケース内径の挿入部の形状が各々異なっていてもよい。
本発明によれば、エレメントケース31の形成時に段付を設けているため、前記切削加工を不要とし、かつケース31の薄肉化が図れ、軽量化が達成できるとともに、応答性も向上する。
さらには、ガイド部材34の第1、第2挿入部42,43と第1弁体(ポペット状部材)22の圧入部41が互い違いにずれているため、現状ではガイド部材34が先に挿入されるが、逆に第1弁体(ポペット状部材)22を先に圧入したとしてもガイド部材31およびシール部材(Uパッキン)35の挿入部に影響を与えないため、製造工程上の自由度が向上することになる。
その他、第1弁体(ポペット状部材)22の圧入部41に対応するケース31内径側はガイド部材34、Uパッキン35の挿入案内部としての役目を果たすことができ、ガイド部材34、Uパッキン35が挿入し易い構造となっている。
特に、上述した構成によれば、上述したように第1弁体(ポペット状部材)22の圧入部41と、ガイド部材34の挿入部、さらにUパッキン35の挿入部をケース31の軸線方向に位置をずらして配置させていることに加えて、ケース31の圧入内壁部を避けるようにガイド部材34の第1、第2挿入部42,43を設け、ケース31の圧入内径よりもガイド部材34の第2挿入部43の挿入径が小さくなるような段付を設けることで空間を形成しており、第1弁体(ポペット状部材)22を圧入する時に、シール部(Uパッキン35)およびガイド部材34などを圧迫しないようにすることができる。
なお、ガイド部材34の第1挿入部42は第1弁体を係止するように、圧入部径よりも大きく設定されており、この部位もガイド、Uパッキンの挿入案内として機能させている。
また、本実施形態では、ガイド挿入部を2箇所設けているが、前述したような軸ズレ等の問題が解決できれば、第1、第2挿入部42,43のうちどちらか1箇所で保持固定するようにしてもよい。
さらには、ケース31の第1弁体の圧入案内部は、圧入部からケース31の有底部にかけてテーパ状に外径が小さくなるように形成されてもよい。
また、エレメントケース31をかしめエレメント組立体を作製する際に、前記かしめにより第1弁体の圧入部が変形したとしても、前記空間により吸収可能となっている。すなわち、前記空間がないと圧入にかかる応力がガイド部材34、シール部35、あるいはそれら挿入部にかかることとなり、ガイド部材34やシール部35が変形してしまうことになるからである。
好ましくは、上述したガイド部材34の挿入案内部に相当する部分に、図3に示すように、外径溝51を設け、この外径溝51内にOリング52を設けることにより、ガイド部材34とケース31との間のシールを確実に行うことができる。
このようにすれば、ガイド部材34とケース31との隙間から冷却水がワックス室内に浸入するのをより確実に防止することができる。
さらに、本発明によれば、ケース31にリテーナ27を設けることにより、コイルばね24bの付勢力をリテーナ27が受け、そのリテーナ27はケース31のロッド38との締結部を避けた有底部で当接されていることから、前記コイルばね24bの付勢力による応力が締結部にかかるといったことがないため、前記締結部が破断する可能性がなく、スポット溶接等の接合手段を用いた際には、低エネルギかつ高い締結強度を確保することが可能となる。
好ましくは、リテーナ27のフランジ状部の肩部27a等の複数箇所でケース31へ当接させることにより、前記コイルばね24bの付勢力による応力を分散させてケース31へ伝え、ケース31の有底部にかかる負荷を少なくでき、耐久性を向上し、また、ケース31の有底部が変形することもない。
また、コイルばね24bとリテーナ27との当接部がケース31とロッド38の締結部よりも高い位置に設けられているため、コイルばね24bは、ロッド38よりも長いセット長が確保できることから設計の自由度が向上し、かつコイルばね24bのエレメントケース側の小径部を比較的大きくできるため、加工も容易となる。
さらには、リテーナ27のケース31への着座によりケース31の有底部等におけるワックス32が膨張した時のケース内圧による変形タフネス性もより一層向上させている。
その他、従来のようにケース31の有底部にコイルばね24bの当接部を設けなくて良いため、適宜にロッド38を大きくでき、設計の自由度も向上し、十分な締結面を確保可能となる。
なお、上述したサーモスタット装置20において、エレメントケース31とこれに隣接、摺動、当接する他の部品、たとえば第1弁体22となるポペット状部材、ロッド38、本体フレーム25等のサーモスタットを構成する部品とを同系統の材質、たとえばステンレスで形成している。
このように構成において、たとえばエレメントケース31と本体フレーム25とを同系統の材質とすると、その摺動部において、従来のような真鍮製エレメントケースでは、ケース本体側が一方的に摩耗し、サーモエレメントが傾いて動作不良を招いていたが、同系統(例えばステンレス系)の材質とすることで、ケース31が摩耗することを抑制でき、またサーモエレメント21の薄肉化、軽量化が可能となる。
また、エレメントケース31とロッド38とを同系統の材質(金属材料に限らない)とすると、スポット溶接あるいはレーザー溶着等の接合手段を用いた際に、低エネルギかつ高い締結強度を確保することが可能となる。
さらに、エレメントケース31とポペット状の第1弁体22とを同系統の材質(金属材料に限らない)とすると、各々の材料物性(弾性変形領域、塑性変形領域)を同等にすることにより一方の著しい変形や摩耗を招くことなく圧入が可能となり、これらの圧入後も互いの弾性力で密着、封止することで漏水や締結に対する信頼性を向上させることが可能となる。
さらに、エレメントケース31とこれに隣接、摺動、当接する他の部品を同系統の材質とすることで、電解腐食することを防止できる。
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、サーモスタット装置20を構成する各部の形状、構造、材質等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。
20 サーモスタット装置
21 サーモエレメント
22 第1弁体(ポペット状部材)
25 本体フレーム
31 エレメントケース
32 ワックス(熱膨張体)
33 ピストン
34 ガイド部材
35 Uパッキン(シール材)
39 バックアッププレート
41 ポペット状部材(第1弁体)の圧入部
42 ガイド部材第1挿入部
43 ガイド部材第2挿入部
51 外径溝
52 Oリング

Claims (5)

  1. 温度上昇に伴って膨張し温度低下に伴って収縮する性質を有する熱膨張体を、ケース外部からの熱影響を受けることができるように、該ケース内部に内蔵したサーモエレメントを備えてなるサーモスタット装置であって、
    前記ケースの内部で軸線方向に沿って配置され内方端が前記熱膨張体内に臨むとともに外方端がケースの一端側開口部分から外方に突出することにより熱膨張体の膨張、収縮に伴って進退動作するピストンと、
    前記ケースの一端側開口部分から内部に挿入させることにより配置され前記ピストンを摺動自在に保持するガイド部材と、
    前記ケースの一端側開口部分から内部に挿入させることにより配置され前記熱膨張体が収納される室内から漏れないように保持するシール部材と、
    前記ケースの一端側開口部分に近傍する外部に嵌装され流体流路を開閉する第1弁体とを備え、
    前記第1弁体のケース外部への圧入部と、前記ガイド部材および前記シール部材の挿入部を、前記ケースの軸線方向および径方向において位置をずらして配置させるとともに、
    前記ケースは、前記第1弁体のケースへの圧入案内径が圧入部のケース外径よりも小さく、かつ前記ガイド部材および前記シール部材のケース内部への挿入部のケース内径を前記第1弁体の圧入部に対応するケース内径よりも小さく構成したことを特徴とするサーモスタット装置。
  2. 請求項1記載のサーモスタット装置において、
    前記ガイド部材は、第1弁体を圧入するケース圧入部に対応するケース内壁部を避けてケース内壁に挿入するように構成したことを特徴とするサーモスタット装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のサーモスタット装置において、
    エレメントケースの一端側に挿入して設けられるガイド部材に外径溝を設け、この外径溝内に該エレメントケースとガイド部材との間をシールするOリングを設けたことを特徴とするサーモスタット装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3記載のサーモスタット装置において、
    第2弁体を付勢するコイルばねはコイルばね受け部材にて保持され、
    前記コイルばね受け部材はエレメントケースに当接するように構成したことを特徴とするサーモスタット装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のサーモスタット装置において、
    エレメントケースとこれに関連する他の部品とを同系統の材質で構成したことを特徴とするサーモスタット装置。
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