JP5288254B2 - レンズ系 - Google Patents

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Description

本発明は、特に、画像表示素子などに表示された画像をスクリーンに投影するためのプロジェクタに好適なレンズ系に関する。
従来より、液晶素子などの画像表示素子を用いて、その表示素子に基づく画像をスクリーンに投影するプロジェクタ装置がよく用いられており、高精細な画像を表示させることができるプロジェクタ用の投射レンズが種々提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平4−333814号公報
近年においては、プロジェクタ装置の小型コンパクト化が求められているが、それにはプロジェクタ装置に用いられるレンズ系(投射レンズ)を小型にする必要がある。このような小型プロジェクタを実現するために、各種収差を補正して性能を維持しつつ、少ない構成枚数で構成されるようなレンズ系が要求されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、光学系が小型でありながら諸収差が良好に補正されたレンズ系を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、第1の発明に係るレンズ系は、光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分と、負レンズと正レンズとを接合した第2レンズ成分と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分とを有し、前記第1レンズ成分と前記第2レンズ成分との間に開口絞りを有し、前記第3レンズ成分の最も投射側のレンズ面が非球面であり、前記第2レンズ成分の最も投射側のレンズ面の曲率をC21とし、前記第2レンズ成分の前記接合面の曲率をC22とし、前記第2レンズ成分の最も物体側のレンズ面の曲率をC23とし、前記第2レンズ成分中における前記負レンズのd線に対するアッベ数をνd21とし、前記第2レンズ成分中における前記正レンズのd線に対するアッベ数をνd22としたとき、次式0.025<|C21|−|C23|<0.150、0.025<|C23|−|C22|<0.200、及び23.0<νd22−νd21<37の条件を満足することを特徴とする。
第2の発明に係るレンズ系は、光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分と、負レンズと正レンズとを接合した第2レンズ成分と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分とを有し、前記第1レンズ成分と前記第2レンズ成分との間に開口絞りを有し、前記第3レンズ成分の最も投射側のレンズ面が非球面であり、前記第2レンズ成分の最も投射側のレンズ面の曲率をC21とし、前記第2レンズ成分の前記接合面の曲率をC22とし、前記第2レンズ成分の最も物体側のレンズ面の曲率をC23としたとき、次式0.03598≦|C21|−|C23|<0.150及び0.025<|C23|−|C22|<0.200の条件を満足することを特徴とする
なお、前記第2レンズ成分における前記負レンズと前記正レンズとの接合面が投射側に対して凸面を向けている形状を有することが好ましい。
また、上述の第2の発明に係るレンズ系において、前記第2レンズ成分中における前記負レンズのd線に対するアッベ数をνd21とし、前記第2レンズ成分中における前記正レンズのd線に対するアッベ数をνd22としたとき、次式22<νd22−νd21<37の条件を満足することが好ましい。
また、前記第1レンズ成分の最も物体側のレンズ面が非球面であることが好ましい。
また、投射側から物体側に向かうd線に対する入射光束の主光線が最大画角で前記第3レンズ成分の最も物体側のレンズ面を射出したときの光軸との成す角度をθとし、該角度θの符号を射出光線が光軸から離れる方向を正としたとき、次式11°<θ<15°の条件を満足することが好ましい。
本発明によれば、光学系が小型短小でありながら諸収差が良好に補正され、投射面全体にわたり高い光学性能が得られるレンズ系を提供することができる。
以下、好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態に係るレンズ系は、投射レンズであり、光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分L1と、負レンズL21と正レンズL22とを接合した第2レンズ成分L2と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分L3とを有している。
このように本実施形態に係るレンズ系は、基本構成として実質的に3枚のレンズ成分からなり、光学系の全長が短小な小型コンパクトな構成でありながら、諸収差を良好に補正することができる構成となっている。なお、ここで「レンズ成分」とは、単レンズ、及び張り合わせレンズ(複合レンズ)を含む表現として用いられている。
また、第1レンズ成分L1と第2レンズ成分L2との間に開口絞りSを配置することで、余分な光を制限し、特にコマ収差を低減することができる。さらに、第3レンズ成分L3の最も投射側のレンズ面が非球面からなっているため、歪曲収差を良好に補正することができる。
また、本実施形態においては、第2レンズ成分L2における負レンズL21と正レンズL22との接合面が投射側に対して凸面を向けている形状を有することが好ましい。この構成より、像面湾曲(ディストーション)及び歪曲収差を良好に補正することができる。
また、本実施形態においては、第2レンズ成分L2の最も投射側のレンズ面の曲率をC21とし、第2レンズ成分L2の接合面の曲率をC22とし、第2レンズ成分L2の最も物体側のレンズ面の曲率をC23としたとき、次式(1)及び(2)の条件を満足することが好ましい。
0.025<|C21|−|C23|<0.150 …(1)
0.025<|C23|−|C22|<0.200 …(2)
上記条件式(1)は、第2レンズ成分L2における最も投射側のレンズ面の曲率C21と最も物体側のレンズ面の曲率C23との適切な範囲を示すものである。この条件式(1)を満足することで、コマ収差を良好に補正することができる。しかしながら、この条件式(1)を満足できない場合、コマ収差が大きく発生するため、高い光学性能を実現することが困難となり、好ましくない。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を0.12にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を0.03にすることが好ましい。
上記条件式(2)は、第2レンズ成分L2における最も物体側のレンズ面の曲率C23と接合面の曲率C22との適切な範囲を示すものである。この条件式(2)を満足することで、像面湾曲及び歪曲収差を良好に補正し、投射面周辺での結像性能を向上させることができる。この条件式(2)の上限値を上回ると、屈折力のバランスがくずれて像面湾曲及び歪曲収差が大きく発生するため、高い光学性能を実現することが困難となり、好ましくない。一方、条件式(2)の下限値を下回ると、第2レンズ成分L2を作製することが困難となり製造誤差が大きく発生するため、高い光学性能を実現することができなくなり、好ましくない。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を0.18にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を0.03にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、第2レンズ成分L2中における負レンズL21のd線に対するアッベ数をνd21とし、第2レンズ成分L2中における正レンズL22のd線に対するアッベ数をνd22としたとき、次式(3)の条件を満足することが好ましい。
22<νd22−νd21<37 …(3)
上記条件式(3)は、第2レンズ成分L2中における負レンズL21と正レンズL22とのアッベ数差を最適に設定するための条件式である。この条件(3)を満足することで、効率的に波長ごとの球面収差の差、及び波長ごとのコマ収差の差を良好に補正し、高い光学性能を実現することができる。この条件式(3)の上限値を上回ると、すなわち第2レンズ成分L2中における負レンズL21と正レンズL22とのアッベ数差が過剰に大きくなると、効率的な波長ごとの球面収差の差、及び波長ごとのコマ収差の差の補正が過剰となって、高い光学性能を実現することが困難となり、好ましくない。一方、条件式(3)の下限値を下回ると、すなわち第2レンズ成分L2中における負レンズL21と正レンズL22とのアッベ数差が過剰に小さくなると、効率的な波長ごとの球面収差の差、及び波長ごとのコマ収差の差の補正ができず、この場合も高い光学性能を実現することが困難となり、好ましくない。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を36.5にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を23.0にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、第1レンズ成分L1の最も物体側のレンズ面が非球面であることが好ましい。この構成により、球面収差及びコマ収差を良好に補正し、高い光学性能を実現することができる。
また、本実施形態においては、投射側から物体側に向かうd線に対する入射光束の主光線が最大画角で第3レンズ成分L3の物体側のレンズ面を射出したときの光軸との成す角度をθとし、該角度の符号を射出光線が光軸から離れる方向を正としたとき、次式(4)の条件を満足することが好ましい。
11°<θ<15° …(4)
上記条件式(4)は、物体側が略テレセントリック光学系となるための条件式である。この条件式(4)を満足することで、投射面周辺での結像性能を向上させることができる。一方、条件式(4)を満足できない場合、略テレセントリック光学系を実現することができなくなり、投射面周辺での結像性能が悪化してしまい、好ましくない。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を14.80°にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を11.75°にすることが好ましい。
以下、本実施形態に係る各実施例について、図面に基づいて説明する。なお、図1及び図3は、各実施例に係るレンズ系の構成を示す断面図である。各実施例に係るレンズ系は、いずれも上述のように、光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分L1と、負レンズL21と正レンズL22とを接合した第2レンズ成分L2と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分L3とを有し、第1レンズ成分L1と第2レンズ成分L2との間に開口絞りSを有し、第3レンズ成分L3の最も投射側のレンズ面が非球面からなるように構成される。
以下に、表1及び表2を示すが、これらは第1実施例及び第2実施例における各諸元の表である。[レンズデータ]においては、面番号は投射側からのレンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各光学面から次の光学面までの光軸上の距離である面間隔を、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率を、νdはd線を基準とするアッベ数を示す。また、レンズ面が非球面である場合には、面番号に*印を付し、曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示す。なお、曲率半径の「0.0000」は平面又は開口を示している。また、空気の屈折率「1.00000」の記載は省略している。
[非球面データ]には、[レンズデータ]に示した非球面について、その形状を次式(a)で示す。すなわち、光軸に垂直な方向の高さをyとし、非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)をS(y)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をrとし、円錐係数をKとし、n次の非球面係数をAnとしたとき、以下の式(a)で示している。なお、各実施例において、2次の非球面係数A2は0であり、その記載を省略している。また、Enは、×10nを表す。例えば、1.234E-05=1.234×10-5である。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−K・y2/r21/2
+A4×y4+A6×y6 …(a)
[各種データ]において、fはレンズ全系の焦点距離を、NAは物体側の開口数を、ωは半画角を、βはレンズ全系の投影倍率を、f1は第1レンズ成分L1の焦点距離を、f2は第2レンズ成分L2の焦点距離を、f3は第3レンズ成分L3の焦点距離を示す。[条件式]において、上記の条件式(1)〜(4)及びこれらに対応する値を示す。
なお、表中において、焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さの単位は、一般に「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
以上の表の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
(第1実施例)
第1実施例に係るレンズ系について、図1、図2及び表1を用いて説明する。図1に示すように、第1実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分L1と、正の屈折力を持つ第2レンズ成分L2と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分L3とを有している。
第1レンズ成分L1は、物体側が投射側に比べて強い屈折率を有し物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ成分L2は、光軸に沿って投射側から順に、投射側が物体側に比べて強い屈折率を有する両凹形状の負レンズL21と、物体側が投射側に比べて強い屈折率を有する両凸形状の正レンズL22とからなる接合レンズである。第3レンズ成分L3は、投射側のレンズ面に非球面を形成した両凸形状の正レンズである。また、第1レンズ成分L1と第2レンズ成分L2との間に開口絞りSが配置されている。
なお、第3レンズ成分L3よりも物体側には、色合成プリズムなどに相当する平行平面ガラスGBと、液晶パネル等の画像表示素子LCDとが配置されている。
表1に第1実施例における各諸元の表を示す。なお、表1における面番号1〜10は、図1に示す面1〜10に対応している。また、第1実施例において、第2面及び第7面の各レンズ面は、いずれも非球面形状に形成されている。
(表1)
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 -10.0800 2.8000 1.834000 37.16
*2 -8.2000 3.2000
3 0.0000 2.9000 (開口絞りS)
4 -6.9400 2.9500 1.728250 28.46
5 12.9520 5.4000 1.754999 52.31
6 -9.2500 1.3000
*7 24.6200 5.7000 1.622990 58.22
8 -23.3440 2.5000
9 0.0000 11.0000 1.516800 64.11
10 0.0000 0.7100
[非球面データ]
第2面
κ=0.0606,A4=1.00000E-07,A6=0.00000E-00
第7面
κ=5.4562,A4=-1.31355E-04,A6=-7.94813E-07
[各種データ]
f=10.77
NA=0.20
ω=26.00°
β=0.0194
f1=31.43
f2=51.33
f3=20.15
[条件式]
C21=-0.144092
C22=0.077208
C23=-0.108108
条件式(1)|C21|−|C23|=0.03598
条件式(2)|C23|−|C22|=0.03090
条件式(3)νd22−νd21=23.85
条件式(4)θ=11.759795°
表1に示す諸元の表から、第1実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図2は、第1実施例の諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図、及びコマ収差図)である。各収差図において、NAは物体側の開口数を、H0は物体高を示す。また、dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)、CはC線(波長656.3nm)、FはF線(波長486.1nm)に対する諸収差を、記載のないものはd線に対する諸収差をそれぞれ示す。なお、非点収差図において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリジオナル像面を示す。コマ収差図は、各入射光において、実線はd線、C線、g線、及びF線に対するメリジオナルコマ収差を表している。以上の収差図の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
各収差図から明らかなように、第1実施例に係るレンズ系は、光学系の全長が短小な小型な構成であるにも関わらず、諸収差が良好に補正されており、高い光学性能を有していることは明らかである。
(第2実施例)
第2実施例に係るレンズ系について、図3、図4及び表2を用いて説明する。図3に示すように、第2実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分L1と、正の屈折力を持つ第2レンズ成分L2と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分L3とを有している。
第1レンズ成分L1は、物体側が投射側に比べて強い屈折率を有し物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ成分L2は、光軸に沿って投射側から順に、投射側が物体側に比べて強い屈折率を有する両凹形状の負レンズL21と、物体側が投射側に比べて強い屈折率を有する両凸形状の正レンズL22とからなる接合レンズである。第3レンズ成分L3は、投射側のレンズ面に非球面を形成した両凸形状の正レンズである。また、第1レンズ成分L1と第2レンズ成分L2との間に開口絞りSが配置されている。
なお、第3レンズ成分L3よりも物体側には、色合成プリズムなどに相当する平行平面ガラスGBと、液晶パネル等の画像表示素子LCDとが配置されている。
表2に第2実施例における各諸元の表を示す。なお、表2における面番号1〜10は、図3に示す面1〜10に対応している。また、第2実施例において、第7面のレンズ面は、非球面形状に形成されている。
(表2)
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 0.0000 1.4000 1.834000 37.34
2 -8.2000 0.3000
3 0.0000 1.1000 (開口絞りS)
4 -3.0000 1.4000 1.752110 25.05
5 21.6000 3.4500 1.640000 60.20
6 -4.5200 0.2000
*7 11.3000 2.4000 1.622625 58.16
8 -10.4100 1.0021
9 0.0000 7.0000 1.717360 29.51
10 0.0000 0.7000
[非球面データ]
第7面
κ=5.4562,A4=-1.05084E-03,A6=-2.54340E-05
[各種データ]
f=5.64
NA=0.20
ω=26.09°
β=0.0102
f1=9.83
f2=-95.74
f3=9.09
[条件式]
C21=-0.333333
C22=0.046296
C23=-0.221239
条件式(1)|C21|−|C23|=0.11209
条件式(2)|C23|−|C22|=0.17494
条件式(3)νd22−νd21=35.15
条件式(4)θ=14.618249454°
表2に示す諸元の表から、第2実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図4は、第2実施例の諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図、及びコマ収差図)である。各収差図から明らかなように、第2実施例に係るレンズ系は、光学系の全長が短小な小型な構成であるにも関わらず、諸収差が良好に補正されており、高い光学性能を有していることは明らかである。
なお、上述の実施形態において、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用可能である。
上記実施例では、レンズ系として3成分構成を示したが、4成分、5成分等の他のレンズ成分構成にも適用可能である。また、最も物体側にレンズまたはレンズ成分を追加した構成や、最も像側にレンズまたはレンズ成分を追加した構成でも構わない。
また、レンズ成分または部分レンズ成分を光軸に垂直な方向の成分を持つように移動させ、または、光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ブレによって生じる像ブレを補正する防振レンズ成分としてもよい。特に、第3レンズ成分L3の少なくとも一部を防振レンズ成分とするのが好ましい。
レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。一方、レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レンズ面は回析面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
また、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し高コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。
また、第1レンズ成分L1は、単レンズの例を示したが、複数のレンズで構成しても構わない。
また、第3レンズ成分L3は、単レンズの例を示したが、複数のレンズで構成しても構わない。
なお、本発明を分かりやすくするために、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
第1実施例に係るレンズ系の構成図である。 第1実施例に係るレンズ系の諸収差図である。 第2実施例に係るレンズ系の構成図である。 第2実施例に係るレンズ系の諸収差図である。
符号の説明
L1 第1レンズ成分
L2 第2レンズ成分
L21 負レンズ
L22 正レンズ
L3 第3レンズ成分
S 開口絞り
GB 平行平面ガラス
LCD 画像表示素子

Claims (6)

  1. 光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分と、負レンズと正レンズとを接合した第2レンズ成分と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分とを有し、
    前記第1レンズ成分と前記第2レンズ成分との間に開口絞りを有し、
    前記第3レンズ成分の最も投射側のレンズ面が非球面であり、
    前記第2レンズ成分の最も投射側のレンズ面の曲率をC21とし、前記第2レンズ成分の前記接合面の曲率をC22とし、前記第2レンズ成分の最も物体側のレンズ面の曲率をC23とし、前記第2レンズ成分中における前記負レンズのd線に対するアッベ数をνd21とし、前記第2レンズ成分中における前記正レンズのd線に対するアッベ数をνd22としたとき、次式
    0.025<|C21|−|C23|<0.150
    0.025<|C23|−|C22|<0.200
    23.0<νd22−νd21<37
    の条件を満足することを特徴とするレンズ系。
  2. 光軸に沿って投射側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ成分と、負レンズと正レンズとを接合した第2レンズ成分と、最も物体側に位置し正の屈折力を持つ第3レンズ成分とを有し、
    前記第1レンズ成分と前記第2レンズ成分との間に開口絞りを有し、
    前記第3レンズ成分の最も投射側のレンズ面が非球面であり、
    前記第2レンズ成分の最も投射側のレンズ面の曲率をC21とし、前記第2レンズ成分の前記接合面の曲率をC22とし、前記第2レンズ成分の最も物体側のレンズ面の曲率をC23としたとき、次式
    0.03598≦|C21|−|C23|<0.150
    0.025<|C23|−|C22|<0.200
    の条件を満足することを特徴とするレンズ系。
  3. 前記第2レンズ成分中における前記負レンズのd線に対するアッベ数をνd21とし、前記第2レンズ成分中における前記正レンズのd線に対するアッベ数をνd22としたとき、次式
    22<νd22−νd21<37
    の条件を満足することを特徴とする請求項に記載のレンズ系。
  4. 前記第2レンズ成分における前記負レンズと前記正レンズとの接合面が投射側に対して凸面を向けている形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレンズ系。
  5. 前記第1レンズ成分の最も物体側のレンズ面が非球面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレンズ系。
  6. 投射側から物体側に向かうd線に対する入射光束の主光線が最大画角で前記第3レンズ成分の最も物体側のレンズ面を射出したときの光軸との成す角度をθとし、該角度θの符号を射出光線が光軸から離れる方向を正としたとき、次式
    11°<θ<15°
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のレンズ系。
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