JP5284150B2 - 一対のロック機構付きコネクタ - Google Patents

一対のロック機構付きコネクタ Download PDF

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Description

本発明は、電気コネクタの技術分野に属し、ロックレバーとロック穴とによりロックを行う一対のロック機構付きコネクタに関する。
特許文献1は、第1コネクタと第2コネクタとを含む電気コネクタ組立体を開示している。特許文献1の段落0008によると、第1コネクタ2と第2コネクタ4とを合わせたとき、第2コネクタ4の挿入によって、弾性壁4012が側方へ持ち上げられ、第1コネクタ2の第1絶縁本体20の第1側壁201上に衝突することによって、音を発生させ、これによって操作者は、両コネクタが既に所定位置に当接したことに気づき、操作者がさらに押し込み続けて両コネクタを損害することが回避される(符合は特許文献1から引用)。
特開2003−187914号公報
このように音の発生により両コネクタの嵌合完了を検出できるようにすれば、両コネクタの嵌合が不完全なまま放置することから引き起こされる接続不良の発生を未然に防止することができる。このような半嵌合による接続不良の発生防止を一層確実にするため、発生する音を出来るだけ大きくすることが望まれている。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、ロックレバーとロック穴とによりロックを行う一対のロック機構付きコネクタを対象としてロック時に発生する音を共鳴させることで音を大きくし、両コネクタの嵌合完了の検出をより確実に行えるようにし、半嵌合による接続不良の発生防止などを一層確実に行うことができる一対のロック機構付きコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一対のロック機構付きコネクタは、第1コネクタと、この第1コネクタに嵌合することになる第2コネクタとを備え、
上記第1コネクタは、絶縁性材料により形成されて嵌合側の面から内方へ凹む凹部が形成された第1ハウジングと、導電性材料により形成されて上記第1ハウジングに設けられ、一端が接触部として上記凹部の内部に配置されると共に他端が外部へ接続される接続部として上記第1ハウジングに配置された第1コンタクトと、導電性材料により形成されて上記第1ハウジングに当該第1ハウジングの外面を覆うように設けられたシェルとを備え、
上記第2コネクタは、絶縁性材料により形成されてハウジング本体と当該ハウジング本体から嵌合側へ突出して上記凹部への挿入及び上記凹部からの抜去が可能な凸部とを有する第2ハウジングと、導電性材料により形成されて上記第2ハウジングに設けられ、一端が上記第1コンタクトの上記接触部に接触することになる接触部として上記凸部に配置されると共に他端が外部へ接続される接続部として上記第2ハウジングに配置された第2コンタクトとを備え、
上記第2ハウジングの凸部は、凸部本体と、可撓性を有して上記凸部本体の嵌合側の先端から反嵌合側へ延びて、反嵌合側の端部が操作部として上記第2コネクタの上記第1コネクタへの嵌合時に上記第1コネクタの上記凹部から外部へ出るように設けられたロックレバーとを備え、
上記ロックレバーにおける嵌合側の端部と反嵌合側の端部との間の部位には上記凸部本体から離れる方へ突出するロック爪が設けられ、上記第1ハウジングの凹部を構成する壁における上記第2コネクタの上記第1コネクタへの嵌合時に上記ロックレバーの上記部位に対向する部位には上記ロック爪が嵌ることができるロック穴が形成されており、
上記凸部の上記凹部への挿入にしたがい上記ロックレバーが上記凸部本体に接近するよう撓んでから復原することで上記ロック爪が上記ロック穴に嵌り、上記操作部を上記凸部本体に接近するよう押して上記ロックレバーを撓ませると上記ロック爪が上記ロック穴から抜けるように構成し、
上記第1コネクタにおける上記第1ハウジングの外面と上記シェルとの間には、上記ロック穴に連通する空洞部が形成されており、上記ロックレバーの復原時に上記ロックレバーが上記壁を叩いたときに生じる叩き音が上記空洞部で共鳴するように構成している。
上記第2コネクタを、上記シェルを備えたシールドコネクタである上記第1コネクタに嵌合する場合、上記第2コネクタの上記凸部を上記第1コネクタの上記凹部へ挿入すると、上記ロックレバーが上記凸部本体に接近するよう撓んでから復原することで上記ロック爪が上記ロック穴に嵌り、上記第2コンタクトの上記接触部が上記第1コンタクトの上記接触部に接触する。また、上記第2コネクタを上記第1コネクタから離間させる場合、上記操作部を上記凸部本体に接近するよう押して上記ロックレバーを撓ませると上記ロック爪が上記ロック穴から抜け、上記第2コネクタの上記凸部を上記第1コネクタの上記凹部から抜去することが可能となる。
そして、上記第2コネクタを上記第1コネクタに嵌合する場合、上記ロックレバーが上記凸部本体に接近するよう撓んでから復原すると、上記ロックレバーが上記凹部を構成する壁を叩くが、この叩き音が上記空洞部で共鳴するので、音が増幅される。そのため、両コネクタの嵌合完了の検出がより確実に行われ、半嵌合による接続不良の発生防止、コネクタの嵌合方向への強引な押し込みによるコネクタの損傷防止などが一層確実に行われる。
本発明の一対のロック機構付きコネクタは、ロックレバーとロック穴とによりロックを行う一対のロック機構付きコネクタを対象として上記シールドコネクタの構成を利用してロック時に発生する音を共鳴させることで音を大きくしたので、両コネクタの嵌合完了の検出をより確実に行って、半嵌合による接続不良の発生防止などを一層確実に行うことができる。
図1は、本発明の一対のロック機構付きコネクタの第1の実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1の上記一対のロック機構付きコネクタの縦断面図である。 図3は、図1の上記一対のロック機構付きコネクタを嵌合した状態を示す斜視図である。 図4は、図3の上記一対のロック機構付きコネクタの縦断面図である。 図5は、本発明の一対のロック機構付きコネクタの第2の参考形態を示す図2相当図である。 図6は、本発明の一対のロック機構付きコネクタの第3の実施形態を示す図2相当図である。 図7は、上記第3の実施形態を示す図4相当図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図4は本発明の一対のロック機構付きコネクタの第1の実施形態を示す。これらの一対のロック機構付きコネクタは、第1部材300に実装されることになる第1コネクタ100と、第2部材400へ接続されることになると共に上記第1コネクタ100に嵌合することになる第2コネクタ200とを備えている。この実施形態では上記第1部材300はプリント配線板であり、上記第1コネクタ100は上記第1部材300に表面実装されるが、本発明の第1部材はプリント配線板に限定解釈されることはなく、導体を備えた物品であればよい。また本発明の第1コネクタの第1部材への実装形態も表面実装に限定解釈されることはなく、例えばディップなどにより実装されてもよい。さらに、この実施形態では上記第2部材400は、内部導体を内部絶縁被覆で覆ってなる内部電線と、この内部電線を覆う外部導体と、この外部導体を覆う外部絶縁被覆とを備えたシールドケーブルであり、上記第2コネクタ200は上記第2部材400に接続される。しかし、本発明の第2部材はシールドケーブルに限定解釈されることはなく、例えば内部導体を内部絶縁被覆で覆ってなる通常の電線のような非シールドケーブルなどであってもよいし、上記シールドケーブルと上記非シールドケーブルとが混在してもよく、またFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)などであってもよい。さらに上記第2コネクタ200の第2部材400への接続形態はハンダ付けであるが、本発明の第2コネクタの第2部材への接続形態は、ハンダ付けに限定解釈されることはなく、例えば圧着接続、圧接接続などによってもよい。また、この実施形態の一対のシールドコネクタは複数の極を有するが、単極であってもよい。
上記第1コネクタ100は、第1ハウジング110と、上記第1ハウジング110に設けられた第1シェル120と、上記第1ハウジング110に設けられた第1コンタクト130とを備えている。以下、部材又は部分に対して嵌合側又は反嵌合側というときは、その部材又は部分が第1コネクタ100に設けられているときは当該第1コネクタ100の嵌合側又は反嵌合側のことであり、その部材又は部分が第2コネクタ200に設けられているときは当該第2コネクタ200の嵌合側又は反嵌合側のことである。嵌合側とは相手側のコネクタに嵌合される側のことであり、反嵌合側とは、この嵌合側と反対側のことである。また、上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200とは、それぞれのコネクタの嵌合側同士を対向させて接近させることで嵌合し、さらに離間させることで離脱するが、この接近又は離脱させる方向を嵌合離脱方向ということにする。そして、上記嵌合離脱方向に直交する方向を奥行き方向とし、上記嵌合離脱方向及び上記奥行き方向に直交する方向を幅方向とする。この実施形態の場合、図2で説明すれば、この図の上下方向が嵌合離脱方向である。また、図2の左右方向が奥行き方向であり、左側が奥側、右側が手前側である。さらに、図2の紙面に垂直な方向が幅方向である。
上記第1ハウジング110は合成樹脂により形成されているが、他の絶縁性材料により形成してもよい。上記第1ハウジング110には、嵌合側の面から内方へ凹む凹部116が形成されている。すなわち、上記第1ハウジング110は、奥行き方向の奥側に配置された奥壁111と、奥行き方向の手前側に配置された手前壁112とを備えている。上記奥壁111及び上記手前壁112は、いずれもその板厚方向からみてほぼ長方形に形成された板状部材であって、いずれも板厚方向が上記奥行き方向にほぼ一致するように配置されている。板厚方向とは、その方向に沿った長さが板厚として特定されることになる方向である。上記第1ハウジング110は、さらに、幅方向に対向する二つの側壁113、114を備えている。上記側壁113、114は、いずれもその板厚方向からみてほぼ長方形に形成された板状部材であって、いずれも板厚方向が上記幅方向にほぼ一致するように配置されている。上記奥壁111、上記手前壁112、及び上記側壁113、114は、嵌合離脱方向からみてほぼ四辺形状になるように端縁同士が接続されている。そして、上記奥壁111、上記手前壁112、及び上記側壁113、114の内方に上記凹部116が形成されている。上記第1ハウジング110の反嵌合側には、板厚方向が上記嵌合離脱方向にほぼ一致する底壁115が配置され、この底壁115の周縁が上記奥壁111、上記手前壁112、及び上記側壁113、114の反嵌合側の端縁に接続されている。この実施形態によって本発明の第1ハウジングの構成が限定解釈されることはなく、第1ハウジングは、ほぼ筒形の周壁を備え、その内方に嵌合側の面から内方へ凹む凹部が形成されておればよい。また、本発明は上記した底壁を設けない実施形態を含んでいる。
上記第1シェル120は金属により形成されているが、他の導電性材料により形成してもよい。上記第1シェル120は、上記第1ハウジング110に当該第1ハウジング110の外面を覆うように設けられている。すなわち、上記第1シェル120は、上記奥壁111、上記手前壁112、及び上記側壁113、114の外面を覆っている。上記第1シェル120は筒形に形成されて上記第1ハウジング110に外側に嵌まっている。そして、上記第1シェル120にはバネ片が設けられ、このバネ片が上記第1ハウジング110の凹所に嵌合することで上記第1シェル120が上記第1ハウジング110に係止されている。しかし、上記第1シェルは、例えば、複数の部材に分割してもよい。また、実装形態によっては第1シェルにより底壁を覆ってもよい。さらに、上記第1シェルの上記第1ハウジングへの係止は、例えば圧入、ねじ止め、同時成形又はその他の方法によってもよい。
上記第1コンタクト130は、極数の数だけ幅方向に並べられている。上記第1コンタクト130は金属により形成されているが、他の導電性材料により形成してもよい。上記第1コンタクト130は、一端が接触部131として上記凹部116の内部に配置されると共に他端が外部へ接続される接続部132として上記第1ハウジング110に設けられている。上記接触部131は、上記手前壁112に沿って設けられている。上記接続部132は、上記底壁115を貫通して上記第1ハウジング110の反嵌合側へ導出されている。しかし、上記接触部は上記凹部の内部におけるどの部位に設けられていてもよいし、上記接続部の導出位置は第1コネクタの実装形態に応じて適宜定められる。
上記第2コネクタ200は、第2ハウジング210と、上記第2ハウジング210に設けられた第2シェル220と、上記第2ハウジング210に設けられた第2コンタクト230とを備えている。この実施形態では、上記第2部材400がほぼ奥行き方向手前側へ引き出されるので、上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200の低背化、つまり上記第1コネクタ100と上記第2コネクタ200とが嵌合したときの高さを低くすることに寄与しているが、これによって本発明の上記第2コネクタにおける上記第2部材との接続構造が限定解釈されることはない。
上記第2ハウジング210は合成樹脂により形成されているが、他の絶縁性材料により形成してもよい。上記第2ハウジング210は、ハウジング本体211と、このハウジング本体211から嵌合側へ突出した凸部212とを備えている。上記ハウジング本体211は、内部に上記第2部材400の接続部、すなわち電線の終端が収容される内部空間が形成されたほぼ箱形に形成されている。上記凸部212は上記凹部116の内部空間にほぼ対応する形状に形成されており、上記凹部116への挿入及び上記凹部116からの抜去が可能となるように構成されている。
上記第2シェル220は金属により形成されているが、他の導電性材料により形成してもよい。上記第2シェル220は、上記第2ハウジング210に上記ハウジング本体211の外面を覆うように設けられている。すなわち、上記第2シェル220は、上記ハウジング本体211の上面、側面、及び下面を覆っている。上記第2シェル220は、上記ハウジング本体211の上面及び側面を覆う上側部材と、上記ハウジング本体211の下面及び側面を覆う下側部材とに分割されており、この上側部材と下側部材とが一方に設けられたカシメ孔に他方に設けられたカシメ片をカシめることにより互いに接続されている。しかし、上記第2シェルは、例えば、分割することなく一体的な部材を折り曲げてハウジング本体に取り付けてもよい。また、上記第2シェルの上記ハウジング本体への係止は、例えば上記第1シェルのようなバネ片及び凹所による方法、圧入、ねじ止め、同時成形又はその他の方法によってもよい。本発明は、第2コネクタが第2シェルを備えていない実施形態を含んでいる。
上記第2コンタクト230は、極数の数だけ幅方向に並べられている。上記第2コンタクト230は金属により形成されているが、他の導電性材料により形成してもよい。上記第2コンタクト230は、一端が上記第1コンタクト130の上記接触部131に接触することになる接触部231として上記凸部212に配置されると共に他端が外部へ接続される接続部232として上記第2ハウジング210に設けられている。上記接触部131は、上記凸部212の奥行き方向手前の面に沿って設けられている。上記接続部132は、上記ハウジング本体211の内部に配置されており、上記第2部材400の接続部、すなわち電線の終端が接続されている。この実施形態では、上記第2部材400がほぼ奥行き方向手前側へ引き出されるので、上記第2コンタクト230が中途部で曲がっており、上記接触部231が嵌合離脱方向に沿って延びると共に上記接続部232がほぼ奥行き方向手前側へ延びているが、これによって本発明の上記第2コンタクトの構造が限定解釈されることはない。しかし、上記接触部は上記凸部におけるどの部位に設けられていてもよいし、上記接続部の形態及び接続部が設けられる部位は第2コネクタの第2部材との接続形態に応じて適宜定められる。
上記第2ハウジング210の凸部212は、凸部本体212aと、可撓性を有して上記凸部本体212aに設けられたロックレバー212bとを備えている。上記ロックレバー212bは、上記凸部本体212aの嵌合側の先端から反嵌合側へ延びている。そして、上記ロックレバー212bの反嵌合側の端部は、操作部212baとして上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への嵌合時に上記第1コネクタ100の上記凹部116から外部に出るように設けられている。この実施形態の場合、上記第2ハウジング210の凸部212は、幅方向の両側にそれぞれ設けられた側部212Aと、幅方向の中央に設けられた中央部212Bとを備えている。そして、上記側部212Aは、上記凹部116の幅方向の両側の部位の形状にそれぞれ対応した形状に形成されている。また、上記中央部212Bは、上記凹部116の幅方向の中央の部位の形状に対応した形状に形成されている。そして、上記中央部212Bが奥行き方向に分割されており、これら二つの部分が嵌合側において一体的に接続されている。この上記中央部212Bの奥行き方向手前側の部分と上記両側の側部212Aとにより上記凸部本体212aが構成され、上記中央部212Bの奥行き方向奥側の部分が上記ロックレバー212bを構成している。しかし、この上記実施形態によって上記凸部における上記凸部本体と上記ロックレバーの構成が限定解釈されることはない。
上記ロックレバー212bにおける嵌合側の端部と反嵌合側の端部との間の部位に、上記凸部本体212aから離れる方へ突出するロック爪212bbが設けられている。また、上記第1ハウジング110の凹部116を構成する壁における上記第2コネクタ200の上記第1コネクタ100への嵌合時に上記ロックレバー212bの上記部位に対向する部位に、上記ロック爪212bbが嵌ることができるロック穴111aが形成されている。この実施形態では、上記中央部212Bにおける奥行き方向奥側の部分が上記ロックレバー212bになっているので、上記ロック穴111aは上記第1ハウジングの奥壁111に設けられている。このロック穴111aは、奥壁111を貫通している。そして、上記凸部212の上記凹部116への挿入にしたがい上記ロックレバー212bが上記凸部本体212aに接近するよう撓んでから復原することで上記ロック爪212bbが上記ロック穴111aに嵌り、上記操作部212baを上記凸部本体212aに接近するよう押して上記ロックレバー212bを撓ませると上記ロック爪212bbが上記ロック穴111aから抜けるように構成している。この実施形態では、上記ロックレバー212bを凸部212の奥行き方向奥側に設けたので上記奥壁111に上記ロック穴111aを設けたが、上記ロックレバーを上記凸部の他の部位に設けたときには、上記凹部を構成する壁のうち上記ロックレバーに対向する壁に上記ロック穴を設けることになる。
上記第1コネクタ100には、上記ロック穴111aに連通する空洞部140が設けられており、上記ロックレバー212bの復原時に上記ロックレバー212bが上記奥壁111を叩いたときに生じる叩き音が上記空洞部140で共鳴するように構成している。上記空洞部140は、上記第1ハウジング110の上記奥壁111の外面と、上記第1シェル120における奥行き方向奥側の部分の内面との間に形成されている。上記ロック穴111aは上記奥壁111の高さ方向の中途部で且つ幅方向の中途部において上記奥壁111を奥行き方向に貫通するように設けられている。したがって、上記空洞部140は、上記ロック穴111aの上記奥壁外面側の開口を基準にするとほぼ高さ方向の両側に広がると共に幅方向の両側に広がっている。また、上記空洞部140の奥行き方向の寸法は高さ方向及び幅方向に沿ってほぼ一定である。しかし、この実施形態によって上記奥壁における上記ロック穴の位置や空洞部の形状が限定解釈されることはない。上記ロック穴が手前壁112又は側壁113、114などのように上記凹部を構成する壁のうち他の壁に設けられたときは、空洞部は上記他の壁の外面と、上記第1シェルとの間に形成されるが、その場合の構成は上記実施形態の場合と同様になる。
次に、上記実施形態の一対のロック機構付きコネクタの作用及び効果を説明する。上記第2コネクタ200を、上記第1シェル120を備えたシールドコネクタである上記第1コネクタ100に嵌合する場合、上記第2コネクタ200の上記凸部212を上記第1コネクタ100の上記凹部116へ挿入すると、上記ロックレバー212bが上記凸部本体212aに接近するよう撓んでから復原することで上記ロック爪212bbが上記ロック穴111aに嵌り、上記第2コンタクト230の上記接触部231が上記第1コンタクト130の上記接触部131に接触する。また、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100から離間させる場合、上記操作部212baを上記凸部本体212aに接近するよう押して上記ロックレバー212bを撓ませると上記ロック爪212bbが上記ロック穴111aから抜け、上記第2コネクタ200の上記凸部212を上記第1コネクタ100の上記凹部116から抜去することが可能となる。
そして、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に嵌合する場合、上記ロックレバー212bが上記凸部本体212aに接近するよう撓んでから復原すると、上記ロックレバー212bが上記凹部116を構成する奥壁111を叩くが、この叩き音が上記空洞部140で共鳴するので、音が増幅される。そのため、両コネクタの嵌合完了の検出がより確実に行われ、半嵌合による接続不良の発生防止、コネクタの嵌合方向への強引な押し込みによるコネクタの損傷防止などが一層確実に行われる。
上記第1の実施形態では、上記第1コネクタ100が、さらに、導電性材料により形成されて上記第1ハウジング110に当該第1ハウジング110の外面を覆うように設けられた第1シェル120を備えており、上記第1ハウジング110の外面と、上記第1シェル120との間に上記空洞部140を形成した。このようにすれば、本発明が、この種のシェルを備えたシールドコネクタに対して適用される。
本発明は上記ロックレバーの材質と、上記凹部を構成する壁の材質を合成樹脂に限定しない。しかし、そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態では、上記ロックレバー212b及び上記奥壁111はいずれも合成樹脂により形成されているので、上記ロックレバー212bが上記奥壁111を擦ってから上記奥壁111を叩くまでの間に第2コネクタ200から得られる嵌合フィーリングと、上記ロックレバー212bが上記奥壁111を叩くことで発生する嵌合音とが、上記ロックレバー212b及び上記奥壁111をいずれも金属により形成した場合とは全く異質のものとなる。よって、合成樹脂製ロックレバーと合成樹脂製ハウジングとによる独特の嵌合フィーリング及び嵌合音を得ることができる。
本発明は上記第2シェルを設けない実施形態を含んでいる。しかし、そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態では、第1シェル120及び第2シェル220を設けた。このようにすれば、上記凹部116の内側において上記ロック爪212bbと上記ロック穴111aとの嵌合と解除とが行われるので、上記第1シェル120及び上記第2シェル220に上記ロック爪212bbと上記ロック穴111aとを嵌合させるための開口を設ける必要がない。そのため、上記第1シェル120及び上記第2シェル220によるシールド機能を高めることが可能となる。その場合、ハウジング及びシェルの外側にもう一つのシェルを設ける必要がないのでコネクタのコストの増大及び大型化を防ぐことができる。さらに、上記第2コネクタ200を上記第1コネクタ100に嵌合すると上記ロックレバー212bが上記凹部116に収まるので、上記ロックレバー212bが外力を受けて損傷するおそれがない。
図5は、本発明の一対のロック機構付きコネクタの第2の参考形態を示す。この参考形態には上記第1の実施形態及びその変形例の構成をそのまま引用し、第2の参考形態において上記第1の実施形態の構成と異なる構成について追加的に説明する。上記第1の実施形態では、上記空洞部140を上記第1ハウジング110の外面と上記第1シェル120との間に形成した。これに対し、第2の参考形態では、上記空洞部140を上記第1ハウジング110の内部に形成している。上記ロック穴111aは上記奥壁111の高さ方向の中途部で且つ幅方向の中途部において上記奥壁111の内面を奥行き方向奥側へ凹ませることで設けられている。上記空洞部140は、上記第1ハウジング110の奥壁111の内部であって上記ロック穴111aよりも上記凹部116から遠い側、つまり奥行き方向奥側に設けられている。そして、上記空洞部140は上記凹部116に近い側で上記ロック穴111aに連通している。したがって、上記空洞部140は、上記ロック穴111aの上記空洞部側の開口を基準にするとほぼ高さ方向の両側に広がると共に幅方向の両側に広がっている。また、上記空洞部140の奥行き方向の寸法は高さ方向及び幅方向に沿ってほぼ一定である。しかし、この参考形態によって上記奥壁における上記ロック穴の位置や空洞部の形状が限定解釈されることはない。上記ロック穴が手前壁112又は側壁113、114などのように上記凹部を構成する壁のうち他の壁に設けられたときは、空洞部は上記他の壁の内部に形成されるが、その場合の構成は上記実施形態の場合と同様になる。
本発明は上記第1コネクタにおける空洞部を設ける部位を限定していない。しかし、第2の参考形態のように上記空洞部140を、上記第1ハウジング110の内部に形成したときは、比較的簡単な構造でもって本発明が適用される。第2の参考形態におけるその他の構成、作用及び効果は、上記第1の実施形態と同様であるから説明を省略する。
図6及び図7は、本発明の一対のロック機構付きコネクタの第3の実施形態を示す。この実施形態には上記第1の実施形態及びその変形例の構成をそのまま引用し、第3の実施形態において上記第1の実施形態の構成と異なる構成について追加的に説明する。上記第1の実施形態の場合、上記第1コネクタ100は上記第1部材300に、上記底壁115が上記第1部材300の表面に対向するように、つまり上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200の上記嵌合離脱方向が上記第1部材300の表面にほぼ直交するように実装された。これに対し、上記第3の実施形態の場合、上記第1コネクタ100は上記第1部材300に、上記手前壁112が上記第1部材300の表面に対向するように、つまり上記第1コネクタ100及び上記第2コネクタ200の上記嵌合離脱方向が上記第1部材300の表面にほぼ平行になるように実装される。そのため、上記第1の実施形態では、上記第2部材400がほぼ奥行き方向手前側へ引き出されるので、上記第2コンタクト230が中途部で曲がっていたが、上記第2の実施形態では、上記第2部材400がほぼ嵌合離脱方向へ引き出されるので、上記第2コンタクト230はほぼ真っ直ぐに形成されている。第3の実施形態におけるその他の構成、作用及び効果は、上記第1の実施形態と同様であるから説明を省略する。
本発明の一対のロック機構付きコネクタは、以上の実施形態の一対のロック機構付きコネクタの特徴を組み合わせた実施形態を全て含む。
100 第1コネクタ
110 第1ハウジング
111 奥壁
111a ロック穴
116 凹部
120 第1シェル
130 第1コンタクト
131 接触部
132 接続部
140 空洞部
200 第2コネクタ
210 第2ハウジング
211 ハウジング本体
212 凸部
212a 凸部本体
212b ロックレバー
212bb ロック爪
220 第2シェル
230 第2コンタクト
231 接触部
232 接続部

Claims (1)

  1. 第1コネクタと、この第1コネクタに嵌合することになる第2コネクタとを備え、
    上記第1コネクタは、絶縁性材料により形成されて嵌合側の面から内方へ凹む凹部が形成された第1ハウジングと、導電性材料により形成されて上記第1ハウジングに設けられ、一端が接触部として上記凹部の内部に配置されると共に他端が外部へ接続される接続部として上記第1ハウジングに配置された第1コンタクトと、導電性材料により形成されて上記第1ハウジングに当該第1ハウジングの外面を覆うように設けられたシェルとを備え、
    上記第2コネクタは、絶縁性材料により形成されてハウジング本体と当該ハウジング本体から嵌合側へ突出して上記凹部への挿入及び上記凹部からの抜去が可能な凸部とを有する第2ハウジングと、導電性材料により形成されて上記第2ハウジングに設けられ、一端が上記第1コンタクトの上記接触部に接触することになる接触部として上記凸部に配置されると共に他端が外部へ接続される接続部として上記第2ハウジングに配置された第2コンタクトとを備え、
    上記第2ハウジングの凸部は、凸部本体と、可撓性を有して上記凸部本体の嵌合側の先端から反嵌合側へ延びて、反嵌合側の端部が操作部として上記第2コネクタの上記第1コネクタへの嵌合時に上記第1コネクタの上記凹部から外部へ出るように設けられたロックレバーとを備え、
    上記ロックレバーにおける嵌合側の端部と反嵌合側の端部との間の部位には上記凸部本体から離れる方へ突出するロック爪が設けられ、上記第1ハウジングの凹部を構成する壁における上記第2コネクタの上記第1コネクタへの嵌合時に上記ロックレバーの上記部位に対向する部位には上記ロック爪が嵌ることができるロック穴が形成されており、
    上記凸部の上記凹部への挿入にしたがい上記ロックレバーが上記凸部本体に接近するよう撓んでから復原することで上記ロック爪が上記ロック穴に嵌り、上記操作部を上記凸部本体に接近するよう押して上記ロックレバーを撓ませると上記ロック爪が上記ロック穴から抜けるように構成し、
    上記第1コネクタにおける上記第1ハウジングの外面と上記シェルとの間には、上記ロック穴に連通する空洞部が形成されており、上記ロックレバーの復原時に上記ロックレバーが上記壁を叩いたときに生じる叩き音が上記空洞部で共鳴するように構成した一対のロック機構付きコネクタ。
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