JP5281903B2 - 残油量表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の燃料タンクの残油量を表示する残油量表示装置に関するものである。
車両に搭載される残油量表示装置は、燃料タンク内の液面に応じて浮くフロートを用いて残油量を検出する機構を有している。残油量表示装置は、該機構を用いて検出した残油量を視覚的に表示する。しかしながら、特許文献1等に示すように、燃料タンクの満タン給油後に、走行してもしばらくは満タン表示が行われないという現象が生じていたため、ドライバーにとって違和感が生じていた。また、残油量表示装置の表示内容は正確であることが求められていることから、様々な技術が提案されてきた。
例えば、残油量表示装置は、満タン表示をより正確に表示するため、給油量が(油量増加分)が一定量以上となったときに、給油したものと判定して、強制的に満タン表示を行うようにしてきた。また、他の残油量表示装置は、揺動防止にため、通常は遅くしておく表示処理を、給油時は応答性の速い表示処理に切り替えることが知られている。
しかしながら、車両がレンタカーの場合、その返却時等、または、旅行にでるために満タンにしたときなどは、上述した給油量が一定量より少ない給油が行われることがある。この場合、残油量表示装置は、給油判定を行わず、通常の応答性を遅くした残油量の計測を行うため、満タンにも係わらず、表示が満タン表示になるまでに時間を要していた。また、このような問題がレンタカーの返却時に発生すると、残油量表示装置が満タン表示となっていないために、レンタカー会社と利用者との間でトラブルが発生し、レンタカーの返却処理に手間がかかってしまうという問題が発生していた。
また、車両のイグニッションスイッチ(IGNスイッチ)のオフ後は、車両の停車等によって燃料タンク内の液面は安定していないため、満タン表示とならない場合があった。そのため、他の残油量表示装置は、IGNスイッチのオフ後、1分間等の遅延時間を設けることで、燃料タンク内の液面を安定させた後に、上述した給油判定を行うことも検討されてきた。
しかしながら、燃料タンク内の液面の揺れ具合によって、前記遅延時間が経過しても液面が安定しない場合や、車両が坂や段差部分等に停車された場合は、正しい前記給油量とならずに、上述したように満タン表示が遅れてしまうという問題が生じていた。そのため、前記遅延時間を長く設定する必要があったが、前記遅延時間はIGNスイッチのオフ後の時間であるにもかかわらず、電力を消費してしまうという問題があった。また、前記遅延時間内に給油が開始されると、基準とすべき残油量を正確に検出することができないために、上記給油判定を正確に行うことができないという問題があった。そのため、前記遅延時間の設定時間を伸ばすことができない原因となっていた。
特開2006−105602号公報
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、車両のイグニッションスイッチのオフ直後に非活性状態に遷移でき且つ燃料タンクの満タンを正確に表示する残油量表示装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の残油量表示装置は、図1の基本構成図に示すように、電力の消費を低減する非活性状態と、該非活性状態から遷移して、車両の燃料タンクの残油量を計測する活性状態と、からなる残油量計測手段P1と、該残油量計測手段P1が計測した残油量を表示する表示手段13と、を有する残油量表示装置10において、前記車両のイグニッションスイッチのオン/オフを検出するスイッチ検出手段P2と、前記燃料タンクの給油口の開状態/閉状態を検出する給油口検出手段P3と、前記スイッチ検出手段P2に基づいて前記イグニッションスイッチのオンからオフへの変化を検出したときに、前記残油量計測手段P1を活性状態から非活性状態に遷移させるとともに、前記給油口検出手段による外部割り込みを許可する第1状態遷移手段P4と、前記残油量計測手段P1の非活性状態中に、前記給油口検出手段P3に基づいて前記給油口が閉状態から開状態への変化を検出したときに、前記外部割り込みによって給油有りを示す給油情報を記憶する給油情報記憶手段12と、前記スイッチ検出手段P2に基づいて前記イグニッションスイッチのオフからオンへの変化を検出したときに、前記残油量計測手段P1を非活性状態から活性状態に遷移させるとともに、前記外部割り込みを不許可とする第2状態遷移手段P5と、前記第2状態遷移手段P5によって前記残油量計測手段P1が非活性状態から活性状態に遷移したときに、前記給油情報記憶手段12の給油情報が給油有りを示していると、前記残油量計測手段P1が計測した残油量が、予め定められた強制満タン表示条件を満たすか否かを判定する満タン表示判定手段P6と、前記満タン表示判定手段P6の強制満タン条件を満たしているとの判定に応じて、強制満タン表示を前記表示手段13に表示させる表示制御手段P7と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の残油量表示装置によれば、スイッチ検出手段P2がイグニッションスイッチのオフを検出したときに、第1状態遷移手段P4が残油量計測手段P1を活性状態から非活性状態に遷移させる。該非活性状態中に、給油口検出手段P3が給油口の閉状態から開状態への変化を検出すると、給油が行われた可能性が高いため、給油情報記憶手段12が給油情報を記憶する。その後、スイッチ検出手段P2がイグニッションスイッチのオンを検出すると、第2状態遷移手段P5が残油量計測手段P1を非活性状態から活性状態に遷移させることで、残油量計測手段P1が残油量を計測する。そして、給油情報記憶手段12の給油情報が給油有りを示していると、その時の残油量が強制満タン表示条件を満たしているか否かを満タン表示判定手段P6が判定する。そして、強制満タン表示を満たしているとの判定に応じて、表示制御手段P7が強制満タン表示を表示手段13に表示させる。
以上説明したように本発明の残油量表示装置によれば、イグニッションスイッチのオフ中に給油口の開閉を検出したときに給油情報を記憶し、その後、イグニッションスイッチがオンされたときに、該給油情報に基づいてイグニッションスイッチのオフ中に給油が行われるか否かの判定をできるようにした。これにより、従来のように、イグニッションスイッチのオフ直後に、残油量の計測が不要となるため、燃料タンク内の液面の安定を待つための従来の遅延時間が不要となり、且つ、イグニッションスイッチのオフ直後に残油量計測手段を非活性状態に遷移させることができるので、余計な電力消費を削減することができる。また、イグニッションスイッチがオンされたときは、給油情報に基づいてイグニッションスイッチのオフ中における給油の有無を判定でき、給油ありと判定した場合、その残油量が強制満タン表示条件を満たしていたときに強制満タン表示を行うようにした。これにより、イグニッションスイッチのオフ後とは異なり、燃料タンク内の液面は安定していることから、単純に燃料タンクの残油量に基づいて強制満タン表示を行うか否かを判定することができる。よって、従来のように給油量を検出し、該給油量に基づいて強制満タン表示を行うか否かを判定する必要がなくなり、残油量に基づいた強制満タン表示の判定精度を向上することができるため、強制満タン表示の精度を向上することができる。従って、車両のイグニッションスイッチのオフ直後に非活性状態に遷移でき且つ燃料タンクの満タンを正確に表示することができることから、給油時の応答性の速い表示を実現することができるため、ドライバー等にとって違和感が生じない残油量表示を実現することができる。また、車両がレンタカーの場合、返却時の給油量が少なくても、強制満タン表示を行うか否かの判定の精度を向上することができるため、レンタカー会社と利用者との間で発生していた従来の給油のトラブルを防止することができる。
本発明の残油量表示装置の基本構成を示す構成図である。 本発明に係る残油量表示装置を適用した車両通信システムの概略構成を示すシステム構成図である。 図2中のメータECUの構成の一例を示す構成図である。 図2中の開口センサECUの構成の一例を示す構成図である。 図3中のCPUが実行するIGNオフ監視処理の一例を示すフローチャートである。 図3中のCPUが実行する非活性状態中処理の一例を示すフローチャートである。 図3中のCPUが実行する給油蓋割り込み処理の一例を示すフローチャートである。 図3中のCPUが実行するIGNオン処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る残油量表示装置の一実施形態を、図2〜図8の図面を参照して以下に説明する。
図2において、車両通信システム1は、自家用車、レンタカー、等の車両に搭載されている。車両通信システム1は、メータECU10と、開口センサECU20と、複数の他ECU30と、を有して構成している。そして、メータECU10と開口センサECU20と複数の他ECU30との各々は、車載ネットワーク3を介した通信が可能な構成となっている。車載ネットワーク3は、車載ネットワーク規格であるCAN(Controller Area Network)によって各ECU間で多重通信を可能としている。
なお、複数の他ECU30については、例えば、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)に用いられるABS−ECU、エンジン(ENG)の制御等に用いられるENG−ECU、オートマチック・トランスミッション(AT)の制御等に用いられるAT−ECU、エアサスペンションに用いられるAIRSUS−ECU、エアタンクに用いられるエアタンクECU、各ECUへの電力供給を制御する電源ECU、等が一例として挙げられる。しかしながら、複数の他ECU30は、本発明とは直接関係ないため、システム構成から削除することもできる。
メータECU10は、車両の燃料タンク5の残油量を計測して表示部13に表示する。メータECU10は、周知であるように、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロプロセッサ(MPU)11を有している。MPU11は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11a、CPU11aのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM11b、各種のデータを格納するとともにCPU11aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM11c等を有して構成している。
CPU11aは、車両のバッテリーからの電力の消費を低減する非活性状態と、該非活性状態から遷移して、前記電力によって各種処理の実行が可能な活性状態と、を有している。CPU11aは、車両のイグニッションスイッチ(IGNスイッチ)2のオフからオンへ切り替えられたときに、非活性状態から活性状態に遷移する。また、CPU11aは、IGNスイッチ2のオンからオフに切り替えられたときに、活性状態から非活性状態に遷移する。即ち、CPU11aは、IGNスイッチ2がオンのときは活性状態となり、IGNスイッチ2がオフのときは非活性状態となる。
ROM11bは、上述した図1に示す請求項中の残油量計測手段P1、スイッチ検出手段P2、給油口検出手段P3、第1状態遷移手段P4、第2状態遷移手段P5、給油判定手段P6、表示制御手段P7、等の各種手段としてCPU11aを機能させるために、後述するIGNオフ監視処理、非活性状態中処理、給油蓋割り込み処理、IGNオン処理、等の各種プログラムを記憶している。
さらに、メータECU10は、記憶部12と、表示部13と、送受信部14と、インタフェース部15と、を有している。そして、記憶部12、表示部13、送受信部14、インタフェース部15の各々は、MPU11と電気的に接続されている。
記憶部12は、電力供給が断たれた場合でも、格納された各種データの保持が可能なEEPROM等が用いられる。記憶部12は、CPU11aの処理作業に必要な各種格納エリアを有している。記憶部12は、CPU11aの非活性状態中に、車両の給油口が閉状態から開状態に変化したときに、給油ありを示す給油情報D1を記憶する。即ち、本実施形態では、記憶部12が図1に示す請求項中の給油情報記憶手段として機能している。そして、給油情報の一例としては、給油あり/給油なしを示すデータを有するデータ構造が挙げられる。給油ありの判定方法については、記憶部12の所定領域に給油情報が記憶されているか否かに基づいて判断することもできる。
記憶部12は、強制満タン表示条件D2を記憶している。強制満タン表示条件D2は、強制満タン表示を行って良いか否かを判定するための閾値である一定量データを有している。一定量データは、製造メーカ、車両の所有者、等が任意に定めることができる。なお、強制満タン表示条件D2を固定とする場合は、ROM11b等に記憶してもよい。
表示部13は、運転者等から視認可能に、車両のインストルメントパネル内に設けられる。表示部13は、公知であるように、指針を内機によって回動させ、該指針の指示部と文字板に付した指標とを協働させることで、MPU11から要求された残油量を表示している。表示部13は、前記指示部の指示範囲を、燃料タンク5内の燃料が満タン(Full)から残油量がゼロ(Empty)までの範囲としている。なお、表示部13については、LCD等を用いるなど種々異なる実施形態とすることができる。
送受信部14は、CANドライバ/レシーバ等が任意に用いられる。送受信部14は、車載ネットワーク3を介して、開口センサECU20や他ECU30との間で各種情報の送受信を行う。そして、送受信部14は、受信した情報はMPU11に出力し、また、MPU11から指示された情報を車載ネットワーク3を介して送信先に指定されたECUに送信する。
インタフェース部15は、上述したIGNスイッチ2と燃料センサ51とに電気的に接続されている。インタフェース部15は、外部から入力された各種信号をMPU11に出力する。
インタフェース部15は、電気的に接続されたIGNスイッチ2のオン/オフ状態を示す状態信号をMPU11に出力する。なお、IGNスイッチ2については、インタフェース部15に接続せずに、他ECU30を介して車載ネットワーク3に接続し、IGNスイッチ2の状態を、車載ネットワーク3を介してメータECU10に送信する実施形態とすることもできる。なお、IGNスイッチ2の状態については、車載ネットワーク3から取得できる場合は、インタフェース部15にIGNスイッチ2を接続する必要はない。
燃料センサ51は、車両の燃料タンク5内の燃料の液面レベルを検出して燃料信号を発生する。燃料センサ51は、公知であるように、燃料タンク5内の液面上に浮かぶフロートの位置に応じて抵抗体上を摺動する接点を有し、抵抗体の一端が抵抗を介して電源に、他端がアースにそれぞれ接続されている。そして、接点は、燃料タンク5内の燃料の液面レベルに応じて抵抗体上を摺動し、抵抗体の両端に印加した電圧の分圧した電圧を燃料信号として、インタフェース部15を介してMPU11に出力する。
上述したCPU11aは、ROM11b等に記憶している残油量計測プログラムを実行することで、INGスイッチ2のオン中は予め定められたサンプリング間隔で、インタフェース部15を介して燃料センサ51から燃料信号を取得し、該燃料信号に基づいて残油量を算出する。この処理により、CPU11aが請求項中の残油量計測手段P1として機能することになる。
次に、開口センサECU20は、車両の燃料タンク5に対する給油口(図示せず)の状態を検出する。開口センサECU20は、図4に示すように、MPU21と、給油口センサ23と、送受信部24と、インタフェース部25と、を有しており、それらは電気的に接続されている。MPU21は、上述したメータECU10のMPU11と同様に、CPU21a、ROM21b、RAM21c等を有している。給油口センサ23は、車両の給油口の開閉蓋の開閉状態を検出するスイッチ、センサ等で構成している。
送受信部24は、CANドライバ/レシーバ等が任意に用いられる。送受信部24は、車載ネットワーク3を介して、メータECU10や他ECU30との間で各種情報の送受信を行う。そして、送受信部24は、受信した情報はMPU21に出力し、また、MPU21から指示された情報を車載ネットワーク3を介して送信先に指定されたECUに送信する。また、インタフェース部25は、給油口センサ23が検出した開閉蓋の開閉状態を示す開閉信号をMPU21に出力する。
CPU21は、給油口スイッチ26の開閉信号に基づいて、前記給油口の開閉蓋の開閉状態を監視する。CPU21は、前記給油口の開口蓋が開かれたことを検出すると、開閉蓋の閉状態から開状態に変化したことを示す給油口状態情報を作成する。CPU21は、該給油口状態情報のメータECU10への送信を送受信部24に要求する。送受信部24は、該給油口状態情報をメータECU10へ車載ネットワーク3を介して送信する。
なお、本実施形態では、開口センサECU20が給油口センサ23を有する構成とした場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、給油口センサ23を上述したメータECU10のインタフェース部15に直接接続する構成とすることもできる。
次に、上述したメータECU10のCPU11aが実行するイグニッション(IGN)オフ監視処理の一例を、図5のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU11aは、図5に示すステップS11(スイッチ検出手段)において、IGNスイッチ2がオフされたか否かを判定する。CPU11aは、IGNスイッチ2がオフされていないと判定した場合(S11でN)、この判定処理を繰り返すことで、IGNスイッチ2のオフを待つ。一方、CPU11aは、IGNスイッチ2がオフされたと判定した場合(S11でY)、ステップS12において、図6に示す非活性状態中処理を起動させ、その後処理を終了する。
次に、上述したメータECU10のCPU11aが実行する非活性状態中処理の一例を、図6のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU11aは、図6に示すステップS21において、非活性状態に遷移する処理の場合は、外部割り込み等の給油蓋割り込みを許可すると設定し、その後、ステップS22の処理に進む。
なお、給油蓋割り込みは、前記送受信部14が前記給油口状態情報の受信に応じて発生される。CPU11aの割り込み要求信号入力ピン等は、給油蓋割り込みが許可されていると、送受信部14から給油蓋割り込みが入力されることを前提に説明する。これに代えて、MPU11と送受信部14との間に、割り込みコントローラ等を設けてCPU11aに割り込みを掛けるなど種々異なる実施形態とすることができる。
CPU11aは、ステップS22(第1状態遷移手段)において、状態を活性状態から非活性状態へ遷移し、その後ステップS23の処理に進む。この処理により、CPU21aは、電力低消費状態で以降の処理を実行することになる。
CPU11aは、ステップS23(スイッチ検出手段)において、インタフェース部15を介して、IGNスイッチ2がオン状態であるか否かを判定する。CPU11aは、IGNスイッチ2がオン状態ではないと判定した場合(S23でN)、この判定処理を繰り返すことで、IGNスイッチ2のオン状態への変化を待つ。一方、CPU11aは、IGNスイッチ2がオン状態であると判定した場合(S23でY)、ステップS24の処理に進む。
CPU11aは、ステップS24(第2状態遷移手段)において、状態を非活性状態から活性状態へ遷移し、ステップS25において、前記給油蓋割り込みを不許可と設定し、その後ステップS26の処理に進む。その不許可の設定に応じて、CPU11aは給油蓋割り込みを受け付けなくなる。そして、CPU11aは、ステップS26において、図8に示すIGNオン処理を起動させ、その後処理を終了する。
次に、上述したメータECU10のCPU11aが非活性状態のときに、前記給油蓋割り込みが発生したときの処理概要の一例を、図7のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU11aは、非活性状態中に前記給油蓋割り込みが発生すると、図7に示すステップS31において、上述した給油有りを示す給油情報D1を作成して記憶部12に記憶し、非活性状態に復帰し、その後処理を終了する。このように給油割り込み処理によって、給油情報D1を記憶すると、処理を直ちに終了するので、CPU11aが非活性状態のときに、電力を無駄に消費することを防止できる。
次に、上述したメータECU10のCPU11aが非活性状態のときに、IGNスイッチ2がオンされたときに実行するIGNオン処理の一例を、図8のフローチャートを参照して以下に説明する。
CPU11aは、図8に示す図ステップS41において、記憶部12に記憶している給油情報D1に基づいて、給油判定を判定する。CPU11aは、給油情報D1がありを示していないと判定した場合(S41で「なし」)、IGNスイッチ2がオフ中に給油は行われていないと判定して、処理を終了する。一方、CPU11aは、給油情報D1がオンを示していると判定した場合(S41で「あり」)、IGNスイッチ2がオフ中に給油が行われていると判定して、ステップS42の処理に進む。
CPU11aは、ステップS42において、インタフェース部15を介して燃料センサ51から燃焼信号を取得し、該燃料信号に基づいて残油量を算出し、その後ステップS43の処理に進む。
CPU11aは、ステップS43(満タン表示判定手段)において、該残油量が前記強制満タン表示条件D2の一定量データ以上であるか否かを判定する。CPU11aは、残油量が一定量データ以上ではないと判定した場合(S43でN)、その後処理を終了する。一方、CPU11aは、残油量が一定量データ以上であると判定した場合(S43でY)、ステップS44(表示制御手段)において、表示部13に対して強制満タン表示を要求し、その後処理を終了する。表示部13は、強制満タン表示の要求に応じて満タン表示を行う。
以上説明したように、本実施形態ではCPU11aが図5,6,8の各処理を実行することで、請求項中の残油量計測手段P1、スイッチ検出手段P2、給油口検出手段P3、第1状態遷移手段P4、第2状態遷移手段P5、満タン表示判定手段P6、表示制御手段P7としてCPU11aが機能することになる。
次に、上述した車両通信システム1におけるメータECU10の本発明に係るの動作(作用)の一例を以下に説明する。
メータECU10は、IGNスイッチ2のオン中は、燃料センサ51からの燃料信号に基づいて算出した残油量を表示部13に表示する。そして、ガソリンスタンド等で車両のIGNスイッチ2がオフされると、メータECU10は直ちにCPU11aを活性状態から非活性状態に遷移させる。そして、該IGNスイッチ2のオフ中に、車両の給油口の開閉蓋が開かれたことを開口センサECU20が検出すると、この検出に応じてCPU11aに給油蓋割り込みが発生する。メータECU10は、該給油蓋割り込みの発生に応じて、給油有りを示す給油情報D1を記憶部12に記憶する。
その後、給油の終了に応じて給油口の開口蓋が閉じられて、IGNスイッチ2がオンされる。メターECU10は、該IGNスイッチ2がオンされると、記憶部12の給油情報D1が給油有りを示しているか否かに基づいて、IGNスイッチ2のオフ中に給油があったか否かを判定する。メターECU10は、IGNスイッチ2のオフ中に給油があったと判定した場合、燃料センサ51からの燃料信号に基づいて残油量を算出し、該残油量が強制満タン表示条件を満たしているか否かの給油判定を行う。そして、メータECU10は、該残油量が強制満タン表示条件を満たしていると判定した場合、表示部13に強制満タンを表示する。また、メターECU10は、該残油量が強制満タン表示条件を満たしていないと判定した場合、通常のように該残油量を表示部13に表示する。
また、メターECU10は、IGNスイッチ2のオフ中に給油がなかったと判定した場合、燃料センサ51からの燃料信号に基づいて残油量を算出し、該残油量を表示部13に表示する。なお、この場合の残油量については、IGNスイッチ2のオフ時に表示していた残油量をそのまま表示する実施形態とすることもできる。
以上説明したメータECU10によれば、IGNスイッチ2のオフ中に給油口の開閉を検出したときに、給油有りを示す給油情報D1を記憶部12に記憶し、その後、IGNスイッチ2がオンされたときに、該給油情報D1に基づいてIGNスイッチ2のオフ中に給油が行われるか否かの判定をできるようにした。これにより、従来のように、IGNスイッチ2のオフ直後に、残油量の計測が不要となるため、燃料タンク5内の液面の安定を待つための従来の遅延時間が不要となり、且つ、IGNスイッチ2のオフ直後にCPU11aを非活性状態に遷移させることができるので、余計な電力消費を削減することができる。また、IGNスイッチ2がオンされたときは、給油情報D1に基づいてIGNスイッチ2のオフ中における給油の有無を判定でき、給油ありと判定した場合、その給油量が強制満タン表示条件を満たしていたときに強制満タン表示を行うようにした。これにより、IGNスイッチ2のオフ後とは異なり、燃料タンク5内の液面は安定していることから、単純に燃料タンク5の残油量に基づいて強制満タン表示を行うか否かを判定することができる。よって、従来のように給油量を検出し、該給油量に基づいて強制満タン表示を行うか否かを判定する必要がなくなり、残油量に基づいた強制満タン表示の判定精度を向上することができるため、強制満タン表示の精度を向上することができる。従って、車両のIGNスイッチ2のオフ直後に非活性状態に遷移でき且つ燃料タンク5の満タンを正確に表示することができることから、給油時の応答性の速い表示を実現することができるため、ドライバー等にとって違和感が生じない残油量表示を実現することができる。また、車両がレンタカーの場合、返却時の給油量が少なくても、強制満タン表示を行うか否かの判定の精度を向上することができるため、レンタカー会社と利用者との間で発生していた従来の給油のトラブルを防止することができる。
なお、上述した本実施形態では、メータECU10が車載ネットワーク3を介して開口センサECU20から給油口状態情報を送受信部14が受信して給油蓋割り込みを発生させる場合について説明した。これに代えて、メータECUの構成に割り込み発生回路を新たに追加して実現させるなど種々異なる実施形態とすることができる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 車両通信システム
2 イグニッションスイッチ(IGNスイッチ)
5 燃料タンク
10 残油量表示装置(メータECU)
12 給油情報記憶手段(記憶部)
13 表示手段(表示部)
20 開口センサECU
23 開口センサ
51 燃料センサ
P1 残油量計測手段
P2 スイッチ検出手段
P3 給油口検出手段
P4 第1状態遷移手段
P5 第2状態遷移手段
P6 満タン表示判定手段
P7 表示制御手段

Claims (1)

  1. 電力の消費を低減する非活性状態と、該非活性状態から遷移して、車両の燃料タンクの残油量を計測する活性状態と、からなる残油量計測手段と、該残油量計測手段が計測した残油量を表示する表示手段と、を有する残油量表示装置において、
    前記車両のイグニッションスイッチのオン/オフを検出するスイッチ検出手段と、
    前記燃料タンクの給油口の開状態/閉状態を検出する給油口検出手段と、
    前記スイッチ検出手段に基づいて前記イグニッションスイッチのオンからオフへの変化を検出したときに、前記残油量計測手段を活性状態から非活性状態に遷移させるとともに、前記給油口検出手段による外部割り込みを許可する第1状態遷移手段と、
    前記残油量計測手段の非活性状態中に、前記給油口検出手段に基づいて前記給油口が閉状態から開状態への変化を検出したときに、前記外部割り込みによって給油有りを示す給油情報を記憶する給油情報記憶手段と、
    前記スイッチ検出手段に基づいて前記イグニッションスイッチのオフからオンへの変化を検出したときに、前記残油量計測手段を非活性状態から活性状態に遷移させるとともに、前記外部割り込みを不許可とする第2状態遷移手段と、
    前記第2状態遷移手段によって前記残油量計測手段が非活性状態から活性状態に遷移したときに、前記給油情報記憶手段の給油情報が給油有りを示していると、前記残油量計測手段が計測した残油量が、予め定められた強制満タン表示条件を満たすか否かを判定する満タン表示判定手段と、
    前記満タン表示判定手段の強制満タン条件を満たしているとの判定に応じて、強制満タン表示を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする残油量表示装置。
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