JP5281899B2 - ハニカム構造体成形用口金 - Google Patents

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Description

本発明は、ハニカム構造体成形用口金に関し、更に詳しくは、原料導入側の表面(導入面)が摩耗しても、簡便に摩耗部分の交換を行うことができ、成形されるハニカム構造体の形状を良好に維持することが可能なハニカム構造体成形用口金に関する。
セラミック質のハニカム構造体の製造方法としては、従来、成形原料(坏土)を導入する裏孔と、この裏孔に連通する格子状等のスリットとが形成されたハニカム構造体成形用口金を用いて押出成形する方法が広く行われている。この口金は、通常、一方の面(導入面)側に、複数の裏孔が大きな面積で開口して形成された導入部を有し、その反対側の面(他方の面)に、ハニカム構造体の隔壁厚さに対応する幅のスリットが格子状等に設けられた成形部を有する。そして、裏孔は、通常、格子状等のスリットが交差する位置に対応して設けられ、両者は、口金内部で連通している。従って、裏孔から導入されたセラミック原料等の成形原料は、比較的内径の大きな裏孔から、幅の狭いスリットへと移行して、このスリットの開口部からハニカム構造の成形体として押出される。
このようなハニカム構造体成形用口金としては、例えば、ステンレス合金や超硬合金等の一種類の合金から構成された板状の部材や、異なる二種類の板状の部材を接合して形成された板状の部材が用いられている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開2000−326318号公報 特開2003−285308号公報 特開平10−315213号公報 特開2006−51682号公報
しかしながら、ステンレス等を使用した口金は、その耐摩耗性が低いために、各種表面処理による摩耗防止策を必要とするうえ、連続した押出成形においてはスリットが摩耗し、押出成形するハニカム構造体の形状が徐々に変化してしまうという問題があった。また、超硬合金を使用した口金基体は、その耐摩耗性については優れていることから、スリットの摩耗を軽減することはできるが、逆に、摩耗等による影響の少ない裏孔を形成する際には、労力及び時間を非常に要するという問題があった。また、超硬合金は脆性材料であるため、押出し時の圧力によって口金が割れてしまうという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、押出成形時に、原料導入側の表面(導入面)が摩耗しても、簡便に摩耗部分の交換を行うことができ、成形されるハニカム構造体の形状を良好に維持することが可能なハニカム構造体成形用口金を提供することを特徴とする。
上記課題を達成するため、本発明によって以下のハニカム構造体成形用口金が提供される。
[1]一方の面(導入面)側に設けられ複数の裏孔を有する導入部と、他方の面側に設けられ前記裏孔と連通するスリットが形成された成形部とを備え、前記導入部の裏孔から導入された成形原料を、前記成形部のスリットを通してハニカム形状に成形する板状のハニカム構造体成形用口金であって、前記導入部が、前記導入面を構成する板状の摩耗部と、前記摩耗部と前記成形部との間に位置する導入部本体との2層からなり、前記摩耗部の厚さが、0.5〜5.0mmであり、前記摩耗部が、CVD、PVD又は硬質メッキにより表面処理されているとともに、前記導入部本体に、ボルト締め又はピンはめ合いにより着脱自在に配設されたハニカム構造体成形用口金。
]前記摩耗部の材質が、ステンレススチール、工具鋼又は超硬合金である[1]に記載のハニカム構造体成形用口金。
本発明のハニカム構造体成形用口金によれば、導入部が、導入面を構成する板状の摩耗部と導入部本体との2層からなり、摩耗部が、導入部本体に着脱自在に配設されているため、ハニカム構造体成形用口金の導入面が使用により摩耗し、押出成形するハニカム構造体の形状が変形する状態になっても、摩耗部だけを交換することにより簡便に良好なハニカム構造体の形状を維持することが可能となる。
本発明のハニカム構造体成形用口金の一の実施形態を模式的に示した、裏孔の伸びる方向に並行な断面図である。 本発明のハニカム構造体成形用口金の一の実施形態を、押出成形機の先端部分の押え板で固定した状態を模式的に示した、裏孔の伸びる方向に並行な断面図である。
符号の説明
1:ハニカム構造体成形用口金、2:成形部、3:導入部、4:導入部本体、5:摩耗部、6:スリット、7:裏孔、8:導入面、11:押え板、12:裏押え板、13:スペーサ、A:成形原料の流れ方向、A1:横方向の流れ。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら具体的に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
図1は、本発明のハニカム構造体成形用口金の一の実施形態を模式的に示した、裏孔の伸びる方向(成形原料の流れ方向)に並行な断面図である。図1において、矢印Aは成形原料の流れ方向である。図1に示すように、本実施形態のハニカム構造体成形用口金1は、一方の面(導入面8)側に設けられ複数の裏孔7を有する導入部3と、他方の面側に設けられ裏孔7と連通するスリット6が形成された成形部2とを備える板状の口金である。そして、導入部3は、導入面8を構成する板状の摩耗部5と、摩耗部5と成形部2との間に位置する導入部本体4との2層からなるものであり、摩耗部5は、導入部本体4に着脱自在に配設されたものである。本実施形態のハニカム構造体成形用口金1によれば、導入部3の裏孔7から導入された成形原料を、成形部2のスリット6を通してハニカム形状に成形することができる。スリット6は、成形原料の流れ方向に垂直な面において格子状に形成されることが好ましく、裏孔7は、格子状等のスリット6が交差する位置に対応して設けられることが好ましい。尚、スリット6が成形部2から導入部3の一部にまで延びるように設けられ、そのスリット6に連通するように導入部3に裏孔7が形成されてもよいし、逆に、裏孔7が導入部3から成形部2の一部にまで延びるように設けられ、その裏孔7に連通するようにスリット6が形成されてもよい。
このように、導入部3が、導入面8を構成する板状の摩耗部5と導入部本体4との2層からなり、摩耗部5が、導入部本体4に着脱自在に配設されているため、ハニカム構造体成形用口金1の導入面8が使用により摩耗し、押出成形するハニカム構造体の形状が変形しそうになっても、摩耗部5だけを交換することにより簡便に良好なハニカム構造体の形状を維持することが可能となる。
図2は、本発明のハニカム構造体成形用口金の一の実施形態を、押出成形機の先端部分の押え板で固定した状態を模式的に示した、裏孔の伸びる方向に並行な断面図である。図2においては、押出成形機の他の部分は省略してある。図2において、ハニカム構造体成形用口金1は、成形部2が下流側を向く(導入部3が上流側を向く)ように配置され、上流側に位置する裏押え板12と下流側に位置する押え板11とにより、スペーサ13を介して挟まれることにより固定されている。ここで、上流側というときは、成形原料の流れ方向(押出方向)における上流側をいい、下流側というときは、成形原料の流れ方向(押出方向)における下流側をいう。
図2に示すように、成形原料を流れ方向Aに流し、ハニカム構造体成形用口金1に導入すると、成形原料の多くは、そのまま導入部3の裏孔7に導入され、幅の狭いスリット6へと移行して、このスリットの開口部からハニカム構造の成形体として押出される。そして、成形原料の一部は、ハニカム構造体成形用口金1と裏押え板12との隙間に、成形原料の流れ(横方向の流れ)A1で示すように入り込み、その隙間を通って裏孔7に導入され、押え板11と成形部2との間から外部に押し出される。このとき、押え板11と成形部2との間から押し出される成形原料がハニカム構造体の外周壁を形成する。
図2に示すように配置した本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1は、押出成形を続けると、特に横方向の流れA1により導入面8が顕著に摩耗する。すなわち、導入面8の中で、裏押え板12と重なる部分が大きく摩耗することになる。このような摩耗が生じると、導入面8と裏押え板12との間の隙間が不均一、且つ大きくなるため、横方向の流れA1の流量、すなわち、上記ハニカム構造体の外周壁を形成する成形原料の供給量が不均一、且つ多くなり、ハニカム構造体が変形するという問題につながっていた。
このように、導入面8が摩耗したときに、従来のハニカム構造体成形用口金であれば、口金全体を交換したり、摩耗した導入面を研削加工等により平面状に加工し直す必要があったが、本実施形態のハニカム構造体成形用口金1は、摩耗部5を交換すればよいので、低コスト且つ簡易にハニカム構造体成形用口金1の状態を良好に維持することが可能となる。
本実施形態のハニカム構造体成形用口金1を構成する、成形部2と導入部本体4とは一体的に形成されていてもよいし、2種の部材(同種の2つの部材であってもよい)を、結合材を用いて張り合わせたものであってもよい。また、摩耗部5は、導入部本体4に、ボルト締め、ピンはめ合い等により着脱自在に配設されていることが好ましい。
摩耗部5は、その厚さが0.5〜5.0mmであることが好ましく、1.0〜3.0mmであることが更に好ましい。0.5mmより薄いと、押出成形するハニカム構造体の形状が変形する前に摩耗部5を交換する必要が生じることがあり、5.0mmより厚いと、ハニカム構造体成形用口金が厚くなりすぎることがあり、また、それにより押出成形時に圧力損失が大きくなることがある。
摩耗部5は、裏孔7が導入部本体4の対応する裏孔7と同じ位置及び孔径で形成されていることが好ましいが、実際には裏孔7の位置ズレや孔径ばらつきにより摩耗部5と導入部本体4それぞれの裏孔7の相対的なズレが懸念されることが多いため、摩耗部5の裏孔7を導入部本体4の裏孔7の孔径よりも0.020〜0.150mm大きくあるいは小さくするのが好ましい。これにより導入面8での圧力損失を均一にすることができる。
本実施形態のハニカム構造体成形用口金1を構成する成形部2の厚さ(成形原料の流れ方向の長さ)は、特に限定されるものではないが、ハニカム構造体の成形性等の面から、1.0〜7.0mmであることが好ましい。
また、本実施形態のハニカム構造体成形用口金1を構成する導入部3の厚さは、特に限定されるものではないが、押出し成形の圧力に対する強度や圧力損失の面から、10〜100mmであることが好ましい。
本実施形態のハニカム構造体成形用口金1の材質は、特に限定されないが、耐摩耗性の高い材料を使用することが好ましい。また、ハニカム構造体成形用口金1を構成する、成形部2、導入部本体4及び摩耗部5のそれぞれの材質は、全てが同じであってもよいし、異なるものが一つあってもよいし、全てが異なってもよい。成形部2の材質としては、ステンレススチール、工具鋼、超硬合金等を挙げることができる。導入部本体4の材質としては、ステンレススチール、工具鋼、超硬合金等を挙げることができる。摩耗部5の材質としては、ステンレススチール、工具鋼、超硬合金等を挙げることができる。摩耗部5は、摩耗により交換される部分であるため、安価なステンレススチール、工具鋼等を使用することが好ましい。また、成形部2と導入部本体4とが、2種の部材を結合材を用いて張り合わせたものである場合には、使用する結合材としては、銅、銀、金、ニッケル、アルミニウム等の金属やこれらの群の少なくとも一つを含む合金等を挙げることができる。
摩耗部5は、CVD、PVD又は硬質メッキにより表面処理されていることが好ましい。これにより、耐摩耗性を向上させることが可能となる。CVD(Chemical Vapor Deposition)による表面処理は、例えば、プラズマCVD法等により行うことができる。また、PVD(イオンプレーティング)による表面処理は、プラズマエネルギーを利用して200〜550℃の低い温度で摩耗部の表面にコーティングを施すものである。また、硬質メッキによる表面処理は、電気メッキ若しくは無電解メッキにより施すことができる。
本実施形態のハニカム構造体成形用口金1は板状であるが、その外周形状は特に限定されず、装着する押出成形機の先端の形状に合わせて適宜決定することができる。例えば、円形、楕円形等を挙げることができる。この外周形状は、成形部2、導入部3及び摩耗部5の外周形状でもある。また、ハニカム構造体成形用口金1に形成される裏孔7及びスリット6の配設領域(ハニカム構造体成形用口金1の各表面における領域)の形状は、特に限定されず、成形するハニカム構造体の形状に合わせて適宜決定することができる。例えば、円形、楕円形、四角形、六角形、その他の多角形等を挙げることができる。
本実施形態のハニカム構造体成形用口金1の大きさは、特に限定されず、成形するハニカム構造体の大きさに合わせて適宜決定することができる。例えば、円板状である場合、直径150〜600mm、厚さ10〜100mmのものを好適に使用することができる。
本実施形態のハニカム構造体成形用口金1の成形部2に形成されるスリット6は、格子状に形成されることが好ましく、格子の形状としては、四角形、六角形、その他の多角形等が好ましい。スリット6の幅及び隣接するスリット6間の間隔は、特に限定されず、成形するハニカム構造体の隔壁厚さ及びセルの大きさに合わせて適宜決定することができる。例えば、スリットの幅は、0.050〜0.400mm程度が好ましく、隣接するスリット間の間隔は、0.60〜2.50mm程度が好ましい。また、スリットの本数も特に限定されず、成形するハニカム構造体の外形寸法に合わせて適宜決定することができる。
本実施形態のハニカム構造体成形用口金1の導入部3に形成される裏孔7の、導入面8に平行な断面の形状は、特に限定されず、加工のし易さ、成形原料の流れ易さ等により適宜決定することができる。例えば、円形、楕円形、四角形等の多角形等を挙げることができる。
また、裏孔7の配置位置は、特に限定されないが、格子状に形成されたスリット6の交差位置に連通するように形成することが好ましく、スリット6の交差位置に裏孔7の中心が配置されるようにすることが更に好ましい。裏孔7の孔径(導入面8に平行な断面の径)及び隣接する裏孔7間の距離は、特に限定されず、スリット6の幅や形成位置等により適宜決定することができる。例えば、裏孔の断面形状が円形の場合、その孔径は、0.50〜2.50mm程度が好ましい。
次に、本発明のハニカム構造体成形用口金の一実施形態の製造方法について説明する。
本発明のハニカム構造体成形用口金の一実施形態の製造方法は、まず、成形部となる板状の第1部材と導入部本体となる板状の第2部材とを接合し、接合体を形成する。尚、一枚の板状部材の一方の面側にスリットを形成し、他方の面側に裏孔を形成することにより、成形部と導入部本体とを一体的に形成してもよいが、ここでは、接合体を形成する場合について説明する。
第1部材の材質は、上記本発明のハニカム構造体成形用口金の一実施形態における成形部(以下、「上記成形部」ということがある。)の材質として挙げた材質を使用することが好ましく、第2部材の材質は、上記本発明のハニカム構造体成形用口金の一実施形態における導入部本体(以下、「上記導入部本体」ということがある。)の材質として挙げた材質を使用することが好ましい。また、第1部材の厚さ、外周形状等は、上記成形部の厚さ、形状等と同様とすることが好ましく、第2部材の厚さ、外周形状等は、上記導入部本体の厚さ、形状等と同様とすることが好ましい。
次に、接合体の、第1部材側にスリットを形成し、第2部材側にスリットに連通するように裏孔を形成する。このスリットと裏孔とを形成する工程には、従来のハニカム構造体成形用口金を製造する方法と同様の方法を用いることができる。例えば、スリットは、砥石による研削加工や放電加工(EDM加工)によって形成することができる。裏孔は、レーザー加工、ドリル加工、電解加工等により形成することができる。
尚、スリットや裏孔は、第1部材と第2部材とを接合した後に形成してもよいが、接合前に、スリットの一部及び/又は、裏孔の一部若しくは全部を、少なくとも一方の部材に形成しておいてもよい。
スリット及び裏孔の形状、大きさ等は、上記本発明のハニカム構造体成形用口金の一実施形態におけるスリット及び裏孔の形状、大きさ等と同様とすることが好ましい。
摩耗部は、板状の第3部材に、上記導入部本体に形成した裏孔と、同じ位置及び大きさの裏孔を形成して作製することができる。第3部材の厚さ、外周形状等は、上記本発明のハニカム構造体成形用口金の一実施形態における摩耗部と同様とすることが好ましい。裏孔の形成は、レーザー加工、ドリル加工、電解加工等により行うことができる。
次に、上記スリット及び裏孔を形成した接合体の、導入部本体側に摩耗部をネジ留め、ピンはめ合い等により着脱自在に取付けることにより、本実施形態のハニカム構造体成形用口金を得ることができる。このとき、図1に示すように、摩耗部5に形成された裏孔7と、導入部本体4に形成された裏孔7とが同じ位置になるように、摩耗部5を装着することが好ましい。
本発明のハニカム構造体成形用口金は、セラミック質のハニカム構造体の押出成形に利用することができ、本発明により、押出成形時に原料導入側の表面(導入面)が摩耗しても、簡便に摩耗部分の交換を行うことができ、成形されるハニカム構造体の形状を良好に維持することが可能である。

Claims (2)

  1. 一方の面(導入面)側に設けられ複数の裏孔を有する導入部と、他方の面側に設けられ前記裏孔と連通するスリットが形成された成形部とを備え、前記導入部の裏孔から導入された成形原料を、前記成形部のスリットを通してハニカム形状に成形する板状のハニカム構造体成形用口金であって、
    前記導入部が、前記導入面を構成する板状の摩耗部と、前記摩耗部と前記成形部との間に位置する導入部本体との2層からなり、
    前記摩耗部の厚さが、0.5〜5.0mmであり、
    前記摩耗部が、CVD、PVD又は硬質メッキにより表面処理されているとともに、前記導入部本体に、ボルト締め又はピンはめ合いにより着脱自在に配設されたハニカム構造体成形用口金。
  2. 前記摩耗部の材質が、ステンレススチール、工具鋼又は超硬合金である請求項1に記載のハニカム構造体成形用口金。
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