JP5279476B2 - 液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドの製造方法に関し、具体的には被記録媒体にインクを吐出することにより記録を行うインクジェット記録ヘッドの製造方法に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いる例としては、インクを被記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録方式が挙げられる。
インクジェット記録方式(液体噴射記録方式)に適用されるインクジェット記録ヘッドは、一般に微細な吐出口、液流路及び該液流路の一部に設けられる液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を複数備えている。従来、このようなインクジェット記録ヘッドを作製する方法としては、フォトリソグラフィーの手法を用いたものが知られていて、例えば特許文献1に以下のような記載がある。
まず、エネルギー発生素子が形成された基板上に、溶解可能な樹脂にてインク流路の型となるパターンを形成する。次いで、このインク流路パターン上に、吐出口形成部材となるエポキシ樹脂及び光カチオン重合開始剤を含むネガ型感光性樹脂の被覆樹脂層を形成し、フォトリソグラフィーにより吐出口を形成する。最後に前記溶解可能な樹脂を溶出してインク流路壁となる被覆樹脂層を硬化させる。
また近年では、記録の高速化、高画質化の観点から、吐出液滴を吐出口の口径を小さくするとともに、高密度化した微細な流路の形成が求められている。
このフォトリソグラフィーの手法の中で、ネガ型感光性樹脂を露光する際に用いられる光としては、広帯域のものや、248nmの波長がしられている。
発明者らは、特許文献1の手法を用いて、精度の高い吐出口を得るため、高精度、高照度のステッパーを使用して、i線(365nm)により露光を行いネガ型感光性樹脂のパターニングを行うことを検討した。そうしたところ、以下のような課題が新たに浮上した。
すなわち、流路の型であるパターンの形状や基板表面の状態によって、所望の吐出口パターン形状が得られない場合が生じた。より具体的には、例えば吐出口をパターンニングする際の露光マスクとして、円形状のものを使用した場合でも、実際に形成される吐出口は歪な円形状になる場合があり、安定的に再現性良く円形状が得られないということがあった。
この現象は、ネガ型感光性樹脂の透過率が高い波長であるi線単独で使用することで、基板面や流路のパターン表面からの反射光の影響が顕著になっていると考えられる。また、この現象は、吐出口径が小さい場合、流路が高密度である場合に、顕著に見られることが分かった。
特許文献2、特許文献3では、特許文献1を基にした製造方法において、流路パターンに紫外線吸収剤を配合するインクジェット記録ヘッドの製造方法が記載されている。この製造方法では、吐出口形成用のネガ型感光性樹脂を露光する光が、流路パターン表面での反射を抑制し、インク流路の一部に発生するスカムを低減させるものである。
しかしながら、この手法を用いる中で、露光する光にi線を用いた場合には、以下のような注意を伴うことが考えられる。
まず、使用する紫外線吸収剤や添加量によっては、吐出口形成用の感光性樹脂をi線単独でパターン照射する際に発生する吐出口のパターン形状が改善されない場合がある。また、使用する添加剤種や添加量によっては、高密度化された流路パターンを形成する際、解像度の観点から所望のパターンを得られない場合がある。そして、使用する紫外線吸収材種・添加量によっては、流路のパターンを除去する工程において、その除去性が低下する場合がある。
特開平06−286149号公報 特開2005−125577号公報 特開2005‐125619号公報
しかしながら、この手法を用いる中で、露光する光にi線を用いた場合には、以下のような注意を伴うことが考えられる。
まず、使用する紫外線吸収剤や添加量によっては、吐出口形成用の感光性樹脂をi線単独でパターン照射する際に発生する吐出口のパターン形状が改善されない場合がある。また、使用する添加剤種や添加量によっては、高密度化された流路パターンを形成する際、解像度の観点から所望のパターンを得られない場合がある。そして、使用する紫外線吸収材種・添加量によっては、流路のパターンを除去する工程において、その除去性が低下する場合がある。
本発明は、上述した課題を鑑みなされたものであり、i線による露光を伴ったフォトリソグラフィーの手法を用いて、微細化された場合でも、良好な形状の吐出口を有するインクジェット記録ヘッドを得ることができる方法を提供する。さらに良好な吐出口をもつインクジェット記録ヘッドを再現よく提供するインクジェット記録ヘッドの製造方法を提供するものである。
すなわち本発明は、吐出口から液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する基板と、前記吐出口が設けられた吐出口形成部材と、前記吐出口と連通する流路と、を有する液体吐出ヘッドの製造方法において、前記基板上に光吸収剤を含むポジ型感光性樹脂の層を形成する工程と、前記ポジ型感光性樹脂の層に対して露光を行い、前記流路の形状を有するパターンを形成する工程と、前記パターンを覆う様に前記吐出口形成部材となる感光性を有する層を形成する工程と、前記感光性を有する層に対してi線による露光を行い、前記吐出口を形成する工程と、前記パターンを除去して、前記流路を形成する工程と、を有し、前記光吸収剤は、下記式(2)で表される構造であり、前記パターンは、該パターンの厚さ方向に関する前記パターン全体による波長365nmの光の吸光度が0.2以上である、液体吐出ヘッドの製造方法である。

(R 、R 、R 、R は水素原子または1価の有機基であり、n、mは0以上4以下の整数である)
本発明によれば、i線によりネガ型感光性樹脂を露光し、インクジェット記録ヘッドの微細の吐出口を形成した際に、極めて良好な円形形状の吐出口を再現よく、かつ簡便に得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明を具体的に説明する。
なお、液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わせた産業記録装置に搭載可能である。そして、この液体吐出ヘッドを用いることによって、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど種々の記録媒体に記録を行うことができる。なお、本明細書内で用いられる「記録」とは、文字や図形などの意味を持つ画像を記録媒体に対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像を付与することも意味することとする。
さらに、「インク」または「液体」とは、広く解釈されるべきものであり、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、記録媒体の加工、或いはインクまたは記録媒体の処理に供される液体を言うものとする。ここで、インクまたは記録媒体の処理としては、例えば、記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化による定着性の向上や、記録品位ないし発色性の向上、画像耐久性の向上などのことを言う。
以下の説明では、液体吐出ヘッドの応用例としてのインクジェット記録ヘッド(以下記録ヘッドとも呼称する)を例にとり説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記録ヘッドを示す模式図である。
本実施形態の記録ヘッドは、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子2が所定のピッチで2列に並んで形成されたSiの基板1を有している。基板1には、Siを異方性エッチングすることによって形成された供給口3が、エネルギー発生素子2の2つの列の間に開口されている。基板1上には、吐出口形成部材4によって、各エネルギー発生素子に対向する位置に設けられた吐出口5が形成されている。また吐出口形成部材4は、供給口3から各吐出口5に連通する個別の流路6を形成する流路形成部材としても機能している。無論、吐出口形成部材4と別体で流路形成部材8が設けられていてもよい。また、吐出口の位置は、上記のエネルギー発生素子と対向する位置に限定されるものではない。
この記録ヘッドは、吐出口5が形成された面が記録媒体の記録面に対面するように配置される。そして、供給口3を介して流路内に充填されたインクに、エネルギー発生素子2によって発生するエネルギーが利用され、吐出口5からインク液滴を吐出させ、これを記録媒体に付着させることによって記録を行う。エネルギー発生素子としては、熱エネルギーとして電気熱変換素子(所謂ヒーター)等、力学的エネルギーとして、圧電素子等があるが、これらに限定されるものではない。
図2は、発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドの一例を示す模式的断面図であり、図1におけるA−A’を通り基板に垂直な断面で見た断面図である。
図2(a)に示されるように、吐出口5は、吐出口形成部材4において、表面の開口部分を示し、流路6と吐出口5を連通する部分を吐出部7として区別して呼称する。また吐出部7の形状は基板側から吐出口5に向かうにつれて、基板1に平行な断面の面積が小さくなっていくような所謂テーパー形状であってもよい。
図2(b)に示すように、吐出口形成部材4と基板との間に流路6の壁をなす流路形成部材8が設けられていてもよい。
次いで、図3を参照して本発明の一形態である記録ヘッドの製造方法の一例を説明する。
図3は、本発明による記録ヘッドの製造方法の一例を工程に従って示す模式的断面図であり、断面の位置は図2と同様である。
まず、図3(a)に示すように、エネルギー発生素子2が設けられた基板1を用意する。
図3(a)に示すように、エネルギー発生素子2が表面に設けられた基板1を準備する。このような基板は、流路6を構成する部材の一部として機能し、また、後述の流路6および吐出口5を形成する吐出口形成部材4の支持体として機能し得るものであれば、その形状、材質等に特に限定されることなく使用することができる。本例においては、後述する異方性エッチングにより基板を貫通する供給口3を形成するため、シリコン基板が用いられる。
また基板1上には、エネルギー発生素子2として、電気熱変換素子あるいは圧電素子等が所望の個数配置される。このようなエネルギー発生素子2によって、インク液滴を吐出させるためのエネルギーがインクに与えられ、記録が行われる。例えば、上記エネルギー発生素子2として電気熱変換素子が用いられる時には、この素子が近傍の記録液を加熱することにより、インクに状態変化を生起させ吐出エネルギーを発生する。また、例えば、圧電素子が用いられる時は、この素子の機械的振動によって、吐出エネルギーが発生される。なお、これらのエネルギー発生素子には、素子を動作させるための制御信号入力用電極(不図示)が接続されている。
また、これらエネルギー発生素子2の耐用性の向上を目的とした保護層(不図示)や、流路形成部材と基板との密着性の向上を目的とした密着向上層(不図示)等の各種機能層が設けられる場合がある。
次いで、図3(b)に示すように、エネルギー発生素子2を含む基板1上に、ポジ型感光性樹脂の層9を形成する。またポジ型感光性樹脂の層9の形成には、スピンコートやスリットコート等の汎用的なソルベントコート法を適用できる。
次いで、図3(c)に示すように、フォトリソグラフィー工程によりポジ型感光性樹脂の層9をパターニングして、インクの流路の型となるパターン10を形成する。本発明におけるパターン10は、厚さ方向に関するパターン全体での波長365nmの光における吸光度が0.2以上であることが望ましく、0.3以上であることがより好ましく、04以上であることが更に好ましい。パターン10の365nmにおける総吸光度が0.2以下である場合は、後の吐出口を形成するための露光の工程で所望の吐出口形状が得られない場合がある。パターン10の365nmにおける総吸光度が低い場合には、吐出口を形成するためのパターン露光を365nmの光を用いて行う際、その反射光(365nm)を十分にパターン10が吸収できず、反射光により吐出口部位が露光されてしまうためと考えられる。
またパターン10を形成するためのポジ型感光性樹脂の層9に用いられるポジ型感光性樹脂には、解像性・除去性の観点から、その主成分として、二重結合を含有する化合物の重合物に代表される光崩壊型高分子化合物などが好ましい。特に、ポリメチルイソプロペニルケトン、ポリビニルケトン等のビニルケトン系あるいはアクリル系の重合物等が好適に用いられる。これら重合物は、プロセス耐性の観点から、その数平均分子量は10000以上500000以下が好ましい。
また、パターン10の吸光度を調整するために、ポジ型感光性樹脂に対して光吸収剤を添加し、パターン10に含有させた状態とすることができる。光吸収剤は、以下の要件を満たすことが望ましい。
「波長365nmの光に対する吸光度」に対する「波長230nm以上260nm以下の範囲の光に対する平均吸光度」の比を吸光度1とする。また、「波長365nmの光に対する吸光度」に対する「波長280nm以上330nm以下の範囲の光に対する平均吸光度の比」を吸光度比2とする。このとき、吸光度1および吸光度2の少なくとも一方が1.0以下であること
この比は、0.7以下であることがより好ましく、0.5以下であることが更に好ましい。「365nmの吸光度」に対する「230nm以上260nm以下の範囲の平均吸光度」の比、もしくは「365nmの吸光度」に対する「280nm以上330nm以下の範囲の平均吸光度」の比は、次のようにして求めることができる。
まず、一つの光吸収剤を、任意の溶媒に溶かして溶液とした後に塗膜とする。これを測定用膜として、「波長365nmの光に対する吸光度」と、「波長230nm以上260nm以下の範囲の光に対する平均吸光度」と、「波長280nm以上330nm以下の範囲の光に対する平均吸光度」とが測定される。所定範囲の平均吸光度は、その範囲における該膜の吸光度を任意の波長(例えば1nm)間隔で測定し、各波長で得られた吸光度の総計を、測定波長個数で割った値である。
ここで、吸光度は、物質固有の吸光係数(物質の濃度がモル濃度の時はモル吸光係数)と、測定時の光路長と、物質の濃度の積である。上記した測定において、一つの測定用膜では、膜厚と、膜中の光吸収剤の濃度(モル濃度も同様)とは、測定波長によらず一つの値に決定される。吸収光度=ε×b×c(ここで、εはある波長に対するモル吸収光係数、bは測定膜厚さ、cはモル濃度)と定義されるから、一つの光吸収剤から作られた測定用膜では、
「波長230nm以上260nm以下の範囲の光に対する平均吸光度」/「波長365nmの光に対する吸光度」=「平均ε(波長230nm以上260nm以下の範囲の光)×b×c」/「ε(波長365nmの光)×b×c」
と、変換することができ、ここで、一つの光吸収剤から作られた測定用膜では、bとcとは同じであるため、
「波長230nm以上260nm以下の範囲の光に対する平均吸光度」/「波長365nmの光に対する吸光度」=「平均ε(波長230nm以上260nm以下の範囲の光)」/「ε(波長365nmの光)」となる。
よって、光吸収剤の「波長365nmの光に対する吸光度」に対する「波長230nm以上260nm以下の範囲の光に対する平均吸光度」の比=吸光度比1は、以下のように変換できる。
吸光度比1=光吸収剤の「波長365nmの光に対するモル吸光係数」に対する「波長230nm以上260nm以下の範囲の光に対する平均モル吸光係数」
また、「波長365nmの光に対する吸光度」に対する「波長280nm以上330nm以下の範囲の光に対する吸光度」=吸光度比2は、以下のように変換できる。
吸光度比2=「波長365nmの光に対するモル吸光係数」に対する「波長280nm以上330nm以下の範囲の光に対する平均モル吸光係数」
ここでの平均モル吸光係数は、ある波長範囲における該物質のモル吸光係数を任意の波長(例えば1nm)間隔で抽出し、各波長でのモル吸光係数の総計を、測定波長の個数で割った値である。
該吸光度比が1.0以上の光吸収剤を使用した場合には、230nm以上260nm以下、もしくは280nm以上330nm以下の波長範囲の光に対して強い吸収を示すパターン10が形成される。パターン10の主成分として、ビニルケトン系あるいはアクリル系の光崩壊型高分子化合物を用いる場合、230nm以上260nm以下もしくは280nm以上330nm以下の波長範囲の光に対して強い吸収があると、固体層の感度や解像度が低下する。そのため、パターン10が所望の形状に形成できない場合がある。これは、以下の理由によると考えられる。すなわち、パターン10に適用可能なビニルケトン系あるいはアクリル系の光崩壊型高分子化合物は波長230nm以上260nm以下、もしくは波長280nm以上330nm以下の照射光によって光崩壊反応を起こす。これに対し、添加剤によってパターン10が該範囲に強い吸収を持つことにより、その光崩壊反応を阻害しえるためと考えられる。
光吸収剤としては、前述の吸光度比を示す化合物であれば、特に限定なく使用することができる。具体的な例としては、下記式(1)で表される構造を有するビスアジド化合物類を用いることができる。
(但し、Rはn価の有機基、nは1以上の整数)
具体的には式(3)〜(6)で表されるような化合物を挙げることができる。
(Rは、水素、アルキル基)
また、下記式(5)構造のようなトリアジン化合物類を用いることもできる。
(Rは、アルキル基や、アルコキシ基)
また、下記式(2)で示される構造のような多環式芳香族化合物類を用いることもできる。
(R1、R2、R3、R4は、水素原子または、1価の有機基、n、mは0以上4以下の整数)
また、光吸収剤としては、単独の化合物だけでなく、複数の化合物の混合物や、樹脂組成物も該当する。えば、SWK−T7 LE (東京応化工業製)のような半導体用反射防止膜等で使用される樹脂組成物も適応できる。以上の化合物を、パターン10の365nmにおける総吸光度が0.2以上となるように含有させることが好ましい。
また、パターン10は、1層のポジ型感光性樹脂から構成されるだけではなく、多層構造や異種による二層以上の積層構造で形成されていても構わない。
ポジ型感光性樹脂の層9をパターン10とするための露光に使用する波長は、特に限定がない。ポジ型感光性樹脂の層9の精度及び感度の観点から、230nm以上330nm以下の範囲に照射強度を有する光源を使用することが望ましい。
このように、流路パターン10を形成した基板1上に、図3(d)に示すように、吐出口形成部材となるネガ型感光性樹脂の層11をスピンコート法、ロールコート法、スリットコート法等の方法で形成する。ここで、吐出口形成部材は、例えば天井などの流路の一部を形成する部材としても機能するものである。そこで、構造材料としての高い機械的強度、下地との密着性、耐インク性と、同時にインク吐出口の微細なパターンをパターニングするための解像性が要求される。これらの特性を満足する材料としては、カチオン重合型のエポキシ樹脂組成物を好適に用いることができる。
エポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応物のうち分子量がおよそ900以上のもの、含ブロモビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応物を用いることができる。またフェノールノボラックあるいはo−クレゾールノボラックとエピクロルヒドリンとの反応物を用いることができる。また特開昭60−161973号明細書、特開昭63−221121号明細書、特開昭64−9216号明細書、特開平2−140219号明細書に記載のオキシシクロヘキサン骨格を有する多官能エポキシ樹脂等があげられる。しかし、これらの化合物に限定されるものではない。また、上述のエポキシ樹脂は、好ましくはエポキシ当量が2000以下、さらに好ましくはエポキシ当量が1000以下の化合物が好適に用いられる。これは、エポキシ当量が2000を越えると、硬化反応の際に架橋密度が低下し、密着性、耐インク性に問題が生じる場合があるからである。
上記エポキシ樹脂を硬化させるための光カチオン重合開始剤としては、光照射により酸を発生する化合物を用いることができる。そのような化合物としては、特に制限はないが、例えば、芳香族スルフォニウム塩、芳香族ヨードニウム塩を用いることができる。芳香族スルフォニウム塩の一例としては、みどり化学(株)より市販されているTPS−102、103、105、MDS−103、105、205、305、DTS−102、103を例示することができる。また、旭電化工業(株)より市販されているSP−170、172等を挙げることができる。また芳香族ヨードニウム塩としては、みどり化学(株)より市販されているDPI−105、MPI−103、105、BBI−101、102、103、105等を、好適に用いることができる。また、光カチオン重合開始剤の添加量は、目標とする感度となるよう任意の添加量とすることができるが、特に、エポキシ樹脂に対して、0.5〜5wt%の範囲で好適に用いることができる。また、必要に応じて波長増感剤として、例えば旭電化工業(株)より市販されているSP−100等を添加して用いても良い。
さらに上記組成物に対して必要に応じて添加剤など適宜添加することが可能である。例えば、エポキシ樹脂の弾性率を下げる目的で可撓性付与剤を添加したり、あるいは下地との更なる密着力を得るためにシランカップリング剤を添加したりすること等が挙げられる。
次いで、マスク(不図示)を介してパターン露光を行い、現像処理を施して図3(e)に示すように吐出口5をとともに、吐出部7を形成する。この際、現像と同時に流路パターン10を溶解除去することも可能である。このときの露光にはi線が用いられる。i線は365nmを中心波長とし、半値幅が5nm程度のものとして知られている。照射装置としては市販されているi線ステッパーを採用することができる。
次いで、図3(f)に示すように、基板1を貫通するインク供給口を形成する。インク供給口の形成方法としては、エッチング液耐性を有する樹脂組成物をエッチングマスクとして用い、異方性エッチングにより行うことができる。
次いで、図3(g)に示すように、パターン10を除去することでインク流路6を形成する。さらに、必要に応じて加熱処理を施し、インク供給のための部材(不図示)の接合、エネルギー発生素子2を駆動するための電気的接合(不図示)を行って、記録ヘッドを完成させる。
以上に記載した本発明によるインクジェットヘッドの製造方法を用いることにより、インク吐出口及びインク流路が高精度に形成されたインクジェット記録ヘッドを製造することが可能となる。
以下に実施例を示し、本発明について、さらに説明する。尚、実施例3及び実施例4は参考例である。
《流路パターン形成用樹脂組成物の調合》
流路のパターン10を形成するための樹脂組成物を調製した結果を表1に示す。表中の部は重量部である。
*ポリメタクリル酸メチル:
メタクリル酸とメタクリル酸メチルを10/90の割合で共重合を行った重合物。これを20wt%のジグライム溶液として用いる。
使用した光吸収剤の吸光度比を表2に示す。
また、光吸収剤1、2、3の紫外吸収スペクトルを図5、6、7に、比較光吸収材1、2の紫外吸収スペクトルを図8、9にそれぞれ示す。
表2中の吸光度比の値は以下の定義による。各スペクトルは、各光吸収剤を溶媒に溶解して、塗膜とした後、リファレンスを差し引いたものである。
吸光度比1:波長230nm以上260nm以下の光に対する平均吸光度/波長365nmの光に対する平均吸光度
吸光度比2:波長280nm以上330nm以下の光に対する平均吸光度/365nmの光に対する平均吸光度
上記の値は各光吸収剤を溶媒に溶解して、塗膜とした後、リファレンスを差し引いて吸光度としたものである。また、平均吸光度は、230nm以上260nm以下または、280nm以上330nm以下の範囲で、1nmおきに吸光度を測定し、測定値の総和を測定した個数で割ったものである。
なお、光吸収剤1は、式(2)において、R1、R2=OCHCH、R3、R4=H(水素原子)。また光吸収剤2は、式(3)において、R=CHであるものである。
《吐出口形成部材形成用のネガ型感光性樹脂の調製》
以下のように吐出口形成部材形成用のネガ型感光性樹脂組成物Aを調製した。
エポキシ樹脂:EHPE−3150(ダイセル化学(株)製) 100重量部
光カチオン重合開始剤:SP−172(旭電化工業(株)製) 2重量部
溶媒メチルイソブチルケトン 100重量部
(実施例1)
先に図3を用いて説明した方法に従って、図2(a)に示すインクジェットヘッドを作成した。
まず、エネルギー発生素子2としての電気熱変換素子(材質HfB2 からなるヒーター)と、インク流路形成部位にSiN+Taの積層膜(不図示)を有するシリコンの基板1を準備した(図3(a))。
次いで基板1上に、樹脂組成物1(表1記載)を溶媒に溶解してスピンコートし、150℃で3分間のベークを行い、ポジ型感光性樹脂の層9を形成した。基板1上に形成されたポジ型感光性樹脂の層9の膜厚は、10μmであった(図3(b))。
引き続き、ポジ型感光性樹脂の層9のパターニングを行った。露光装置として、ウシオ電機製Deep−UV露光装置UX−3000を用い、30000mJ/cm2の露光量にてパターン露光を行った。その後、メチルイソブチルケトンを用いて現像し、イソプロピルアルコールにてリンス処理を行い、膜厚(図中a)が10μmのパターン10を形成した(図3(c))。
次いで、吐出口形成部材を形成するための、ネガ型感光性樹脂組成物Aをスピンコートして、ネガ型感光性樹脂の層11を形成した(図3(d))。なお、ネガ型感光性樹脂の層11の膜厚は、基板上(図中b)で20μm、パターン10上(図中c)で10μmであった。
次に、吐出口を形成するためにネガ型感光性樹脂の層11のパターニングを行った。露光装置として、CANON製i線ステッパーFPA−3000i5+を用い、5000mJ/cm2の露光量にてパターン露光した。その後、メチルイソブチルケトンにて現像、イソプロピルアルコールにてリンス処理を行った後、100℃で60分間の熱処理を行った。以上のようにして吐出口5を有する吐出部7が形成された図(3(e))。なお、本実施例では、露光時の吐出口パターンマスクとして、円形状のものを使用した。また、吐出口形成のための露光、現像後でも、パターン10は現像されず、形状を維持した状態で残存していた。
次に、被処理基板の裏面にエッチングマスク(不図示)を形成し、シリコン基板の異方性エッチングを行って、インクの供給口3を形成した(図3(f))。なお、この際エッチング液から吐出口形成面を保護する目的で、保護膜(東京応化工業製OBC)をネガ型感光性樹脂の層上に塗布した。
次いで、保護膜をキシレンにて溶解除去した後、ウシオ電機製Deep−UV露光装置UX−3000を用い、ネガ型レジスト越しに250000mJ/cm2の露光量で全面露光を行い、パターン10を可溶化した。引き続き乳酸メチル中に超音波を付与しつつ浸漬し、パターン10を溶解除去した(図3(g))。
以上のようにしてインクジェット記録ヘッドが作成された。
(実施例2)
実施例1と異なる点として、パターン10を形成するためのポジ型感光性樹脂の層9の材料として樹脂組成物2を用いた。それ以外は実施例1と同様に行った。
(比較例1)
実施例1と異なる点として、パターン10を形成するためのポジ型感光性樹脂の層9を形成するためにポリイソプロペニルケトン(ODUR 東京応化工業製)を、光吸収剤を添加せずに用いた。それ以外は実施例1と同様に行った。
(比較例2)
実施例1と異なる点として、パターン10を形成するためのポジ型感光性樹脂の層9を形成するために比較樹脂組成物1を用いた。それ以外は実施例1と同様に行った。
(比較例6)
実施例1と異なる点として、パターン10を形成するためのポジ型感光性樹脂の層9を形成するために比較樹脂組成物3を用いた。それ以外は実施例1と同様に行った。
(実施例3)
図4を参照して本発明の実施例3について説明する。
まず、実施例1と同様に基板1を用意した(図4(a))。
次いで、基板1上に、ポリイソプロペニルケトン(ODUR 東京応化工業製)をスピンコートにより形成し、150℃で3分間ベークを行って第1のポジ型感光性樹脂の層9aを形成した。
次いで第1のポジ型感光性樹脂の層9a上に樹脂組成物3(表感光性樹脂を溶媒に溶解してスピンコートし、150℃で3分間ベークを行い、第2のポジ型感光性樹脂の層9bを形成した。ベーク後の膜厚は、第1のポジ型感光性樹脂の層9aは10μm、第2のポジ型感光性樹脂の層9bは5μmであった(図3(c))。
次いで、第2のポジ型感光性樹脂の層9bに対してパターニングを行い、第2のパターン10bを形成した(図3(d))。パターニングにおいて、露光は、ウシオ電機製Deep−UV露光装置UX−3000に、260nm以上の波長を遮断するフィルターを装着した状態で行い、10000mJ/cm2の露光量で行った。その後メチルイソブチルケトンにて現像、イソプロピルアルコールにてリンス処理を行った。
次いで、第1のポジ型感光性樹脂の層9aに対してパターニングを行い、第1のパターン10aを形成した。パターニングにおいて、露光はウシオ電機製Deep−UV露光装置UX−3000に、260nm未満の波長を遮断するフィルターを装着した状態で行い、30000mJ/cm2の露光量で行った。次いでメチルイソブチルケトンにて現像、イソプロピルアルコールにてリンス処理を行った。結果、第1のパターン10aを10μmの厚さ(図中d)で、第2のパターン10bを5μmの厚さ(図中e)で形成した(図3(e))。
次いで、パターン10a、10b上にネガ型感光性樹脂組成物Aをスピンコートし、ネガ型感光性樹脂の層11を形成した。(図4(f))。なお、ネガ型感光性樹脂の膜厚は、基板上(図中f)で25μm、パターン10a上(図中g)で、10μmであった。
次に、吐出口5の形成を行った。露光装置として、CANON製i線ステッパーFPA−3000i5+を用い、ネガ型感光性樹脂の層11に対して5000mJ/cm2の露光量にて露光した。その後、メチルイソブチルケトンを用いて現像し、イソプロピルアルコールにてリンス処理を行った後、100℃で60分間の熱処理を行った。以上を経て、吐出口5を有する吐出部7を形成する吐出口形成部材4が形成された。(図4(g)。なお、本実施例では、露光時の吐出口パターンマスクとして、円形状のものを使用した。また、吐出口形成のための露光、現像後であっても、パターン10は現像されず、形状を維持した状態で残存していた。
次いで実施例1と同様して供給口を形成した(図4(h))。
次いで、ウシオ電機製Deep−UV露光装置UX−3000を用いて吐出口形成部材4越しに250000mJ/cm2の露光量で全面露光を行い、第1のパターン10aと第2のパターン10bとを可溶化した。引き続き乳酸メチル中に超音波を付与しつつ浸漬し、第1のパターン10aと第2のパターン10bとを溶解除去した。
以上のようにしてインクジェット記録ヘッドを形成した。
(実施例4)
実施例3と異なる点として、第2のパターン10bを形成するための第2のポジ型感光性樹脂9bの材料として樹脂組成物4(表1)を用いた。それ以外は実施例3と同様に行った。
(実施例5)
実施例3と異なる点として、第1のパターン10aを形成するための第1のポジ型感光性樹脂第9aの材料として樹脂組成物2(表1)を用いた。また第2のパターン10bを形成するための第2のポジ型感光性樹脂第9bの材料としてポリメタクリル酸メチルを用いた。それ以外は実施例3と同様に行った。
(実施例6)
実施例3と異なる点として、第1のパターン10aを形成するための第1のポジ型感光性樹脂第9aの材料として樹脂組成物5(表1)を用いた。また第2のパターン10bを形成するための第2のポジ型感光性樹脂第9bの材料として樹脂組成物6を用いた。それ以外は実施例3と同様に行った。
(比較例3)
実施例3と異なる点として、第2のパターン10bを形成するための第2のポジ型感光性樹脂第9bの材料としてポリメタクリル酸メチルを用いた。それ以外は実施例3と同様に行った。
(比較例4)
実施例3と異なる点として、第2のパターン10bを形成するための第2のポジ型感光性樹脂第9bの材料として比較樹脂組成物(表1)を用いた。それ以外は実施例3と同様に行った。
(比較例5)
実施例3と異なる点として、第1のパターン10aを形成するための第1のポジ型感光性樹脂第9aの材料として比較樹脂組成物1(表1)を用いた。また、第2のパターン10bを形成するための第2のポジ型感光性樹脂第9bの材料としてポリメタクリル酸メチルを用いた。それ以外は実施例3と同様に行った。
以上のようにして作成した記録ヘッドについて以下の特性を評価した。各特性とその評価方法を以下に示す。
[吐出口形状]
インクジェット記録ヘッドの吐出口表面から、走査型電子顕微鏡にて吐出口の形状を観察。吐出口形成のための露光に使用したマスクの形状(円形)と比較し、評価を行った。評価基準は以下である。
○:吐出口の形状がマスク形状とほぼ同等の円形
×:吐出口の形状がマスク形状とは異なり、歪な円形
[吐出口形状の再現性]
各実施例のインクジェット記録ヘッドをそれぞれ500個作成し、各ヘッドにつき、10個の吐出口形状を確認し、各ヘッド間での形状の差異を確認した。評価基準は以下である。
○:500個ヘッドが全て同等の吐出口形状であった。
△:他のヘッドの吐出口とくらべ、差異が確認されるものが20%以下の割合であった。
×:他のヘッドの吐出口とくらべ、差異が確認されるものが20%を超えた。
[インク流路の形状精度]
各実施例のインクジェット記録ヘッドの製造過程において、流路のパ形成後の基板(図3(c)、図4(e))にて、光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡にて、パターンの評価を行った。評価基準は以下である。
○:基板全面において残渣がなく、綺麗にパターンが形成されている
△:基板の一部において残渣が存在
×:基板全面において残渣が存在
[流路パターンの除去性]
前記インクジェット記録ヘッドの製造過程において、パターン除去後の基板(図3(g)、図4(i))にて、光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡にて、パターンの残存を確認した。評価基準は以下である。
○:基板全面においてパターンの残存がなく、綺麗なインク流路が形成されている
△:基板の一部においてパターンの残存を確認
×:基板全面においてパターンの残存を確認
[信頼性試験]
純水/ジエチレングリコール/イソプロピルアルコール酢酸リチウム/黒色染料フードブラック2=79.4/15/3/0.1/2.5のインク中を用意した。このインク中に、完成したインクジェット記録ヘッドを60℃下で3ヶ月浸漬した後、吐出口形成部材4と基板との接合状態を評価した。評価基準は以下である。
○:ヘッド全面において、吐出口形成部材が基板から剥がれた状態は、観測されなかった。
△:ヘッド全面の50%未満の面積において、吐出口形成部材が基板から剥がれた状態が、観測された。
×:ヘッド全面の50%以上の面積において、吐出口形成部材が基板から剥がれた状態が、観測された。
《評価結果》
各実施例によるインクジェット記録ヘッドの評価結果を表3に示す。
表中の総吸光度は、固体層全膜厚における365nmの吸光度
*ポリメタクリル酸メチル:メタクリル酸とメタクリル酸メチルを10/90の割合で共重合を行った重合物。これを20wt%のジグライム溶液として用いた。
また、実施例1から6のインクジェット記録ヘッドを記録装置に装着し、以下のインクを用いて記録を行ったところインクの吐出精度が高く、得られた印字物も高品位なものであった。(インク:純水/ジエチレングリコール/イソプロピルアルコール酢酸リチウム/黒色染料フードブラック2=79.4/15/3/0.1/2.5)
実施例1〜6においては、吐出口形状はいずれも良好であった。これは、実施例1〜6は、パターンの総吸光度が0.2以上であり、比較例1、3、6(吐出口形状が良好でない)と比較して、吐出口形成のための照射光が基板で反射することを抑制できことによると考えられる。また実施例1〜6においては、流路パターンの形状精度は良好であったが、比較例2、4、6においては、現像後残渣等が生じていた。これは、実施例1〜6においては、流路パターンに吸光度比1、および吸光度比2の少なくとも一方が1.0以下である光吸収剤が含まれているため、ポジ型感光性樹脂のパターニングへの影響が少なかったことに起因すると考えられる。
本発明の1実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す模式的斜視図である。 本発明一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの一例を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法の一例を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法の一例を示す模式的断面図である。 光吸収剤1の吸収スペクトルである。 光吸収剤2の吸収スペクトルである。 光吸収剤3の吸収スペクトルである。 比較光吸収剤1の吸収スペクトルである。 比較光吸収剤2の吸収スペクトルである。
符号の説明
1 基板
2 エネルギー発生素子
3 供給口
4 吐出口形成部材
5 吐出口
6 流路
7 吐出部
9 ポジ型感光性樹脂の層
10 パターン
11 ネガ型感光性樹脂の層

Claims (7)

  1. 吐出口から液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する基板と、前記吐出口が設けられた吐出口形成部材と、前記吐出口と連通する流路と、を有する液体吐出ヘッドの製造方法において、
    前記基板上に光吸収剤を含むポジ型感光性樹脂の層を形成する工程と、
    前記ポジ型感光性樹脂の層に対して露光を行い、前記流路の形状を有するパターンを形成する工程と、
    前記パターンを覆う様に前記吐出口形成部材となる感光性を有する層を形成する工程と、
    前記感光性を有する層に対してi線による露光を行い、前記吐出口を形成する工程と、
    前記パターンを除去して、前記流路を形成する工程と、を有し、
    前記光吸収剤は、下記式(2)で表される構造であり、前記パターンは、該パターンの厚さ方向に関する前記パターン全体による波長365nmの光の吸光度が0.2以上である、液体吐出ヘッドの製造方法。

    (R 、R 、R 、R は水素原子または1価の有機基であり、n、mは0以上4以下の整数である)
  2. 前記パターンを形成する工程は、前記ポジ型感光性樹脂に対して230nm以上330nm以下の波長を含む光により露光することを含むパターニングを行うこと、を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記光吸収剤は、該光吸収剤による波長365nmの光の吸光度に対する前記光吸収剤による波長230nm以上260nm以下の範囲の光の平均吸光度の比、及び、前記光吸収剤による波長365nmの光の吸光度に対する前記光吸収剤による波長280nm以上330nm以下の範囲の光の平均吸光度の比、の少なくとも一方が、1.0以下である請求項1または2に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 前記ポジ型感光性樹脂は、数平均分子量が10000以上500000以下である二重結合を含有する化合物の重合物を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記ポジ型感光性樹脂はポリメチルイソプロペニルケトンであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 記光吸収剤は、該光吸収剤の波長365nmの光に対するモル吸光係数に対する前記光吸収剤の波長230nm以上260nm以下の範囲の光に対する平均モル吸光係数の比、及び、前記光吸収剤の波長365nmの光に対するモル吸光係数に対する前記光吸収剤の波長280nm以上330nm以下の範囲の光に対する平均モル吸光係数の比、の少なくとも一方が、1.0以下である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記光吸収剤は9,10−ジエトキシアントラセンである請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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