JP5279152B1 - 基地局装置及び基地局装置のマスタ基地局装置の設定方法 - Google Patents

基地局装置及び基地局装置のマスタ基地局装置の設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より安定したツリー構成を形成し、設置作業者の負担を軽減できる通信システムを提供する。
【解決手段】各基地局装置は受信可能な他の基地局装置の信号の受信電界強度を測定し、その受信電界強度の測定結果に基づいて、各基地局装置が他の1つ又は複数の基地局装置との間で1つ又は複数の基地局装置を介在させたルートで間接的に接続する場合、または基地局装置間で直接接続する場合とで優劣を判定することにより、最上位のマスタとする基地局装置を決定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、地局装置及び基地局装置のマスタ基地局装置の設定方法に関する。
従来の通信システム(例えばPBX(Private Branch eXchange)ワイヤレスシステム)では、通信端末は、複数の基地局装置(以下、単に「基地局」ともいう)のうち、通信対象となる基地局を順次切り替えて、移動できる。このような基地局の切り替えを、ハンドオーバーという。時分割の無線通信方式(例えばTDMA/TDD)を用いて基地局と通信する通信端末が、複数の基地局の間で好適にハンドオーバーするためには、複数の基地局は相互に送受信のタイミングを同期させる必要がある。
複数の基地局が同期する方法として、以下の方法が知られている。時間情報サーバが複数の基地局にLAN(Local Area Network)を介して時間情報を伝送する。そして、各基地局は、自装置内のクロック発生器を、時間情報の受信時点と時間情報とに基づいて調整する(例えば、特許文献1参照)。
また以下の方法も知られている。複数の基地局のなかで、送信タイミング及び受信タイミングを生成するマスタ、そのマスタに従って同期するスレーブとして主従関係(同期ツリー)を構築し、一つの基地局をレイヤの最上位のマスタに設定する。他の基地局は、上位のレイヤの基地局に従うスレーブとして動作し、マスタ基地局が無線により送信する同期信号を受信して、自らの送信タイミング及び受信タイミングを設定する。そしてスレーブの基地局は、所定の時間間隔で同期相手のマスタ基地局との送信タイミング及び受信タイミングのずれを修正する(例えば、特許文献2参照)。
また以下の方法も知られている。特許文献3には、複数のノードの集合からアドホックネットワークを組織化し、中央コーディネータノードを自動選択するものが開示されている。これは、ノード間の通信リンクの数および質をすべてのノードに対して記述するトポロジーマップを作成し、このマップ情報から最良の候補ノードを選択し、ノード間で高品位の双方向通信リンクが可能な効率的なネットワークを実現しようとするものである。(特許文献3参照)。
特表2003−509973号公報 特開2002−165269号公報 特開2006−50636号公報
このようなシステムでは、各基地局は、通常、上位のマスタ基地局と同期するために、定期的にマスタ基地局が発する同期信号を受信している。そして各基地局は、同期信号を見失った場合、他の基地局との同期がずれていく。その結果、各基地局は、再起動する以外、他の基地局と精度良く同期できない可能性がある。
特許文献1の技術では、時間情報サーバの時計機能が停止した場合、複数の基地局は相互に高精度に同期できなかった。特許文献2の技術では、基準局のタイミング生成機能が停止した場合、複数の基地局は相互に高精度に同期できなかった。
IPベースの社内公衆無線システムを構築する場合、基地局(コードレスの親機に相当)とPBX(主装置)との間の有線NW(Network)はIPベースであるため、有線NWをタイミング情報伝達に使うことができない。そのため、無線同期(エアー同期)によってシステムタイミングを同期させる。
Hostedサービスでは、高度なサーバを使った無線システム設計ができないため、各基地局がお互いの電波状況と電界強度だけでタイミングマスタ、同期ツリーを設計する必要がある。しかし、建物内の複雑な電波環境では、人手によって的確なツリーを設計することは困難であり、設置後、基地局どうしの通信に障害が生じ、同期が外れて一部の基地局が動作を停止することがあった。
特許文献3では、トポロジーマップの分析によって効率的なネットワークを実現可能であることが述べられているが、時分割の無線通信方式の基地局において同期のための効率的なツリー構成を形成することを示唆するものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、より安定したツリー構成を形成し、設置作業者の負担を軽減できる地局装置及び基地局装置のマスタ基地局装置の設定方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の基地局装置を接続しマスタ基地局装置を基準に同期する時分割通信方式の通信システムにおいて、前記マスタ基地局装置が決定するまでの仮のマスタ基地局装置である基地局装置であって、前記複数の基地局装置のうちの通信可能な任意の2つの基地局装置間通信の受信電界強度を比較し、前記複数の基地局装置のうち任意の基地局装置を第1の1次基地局装置として前記第1の1次基地局装置から前記第1の1次基地局装置以外の全ての基地局装置それぞれへの間において直接または他の仲介基地局装置を介して受信電界強度に関して最適なルートをそれぞれ設定し、前記各ルート間の前記仲介基地局装置の数をそれぞれ検出してその最大値である仲介最大数を検出し、前記複数の基地局装置のうち前記第1の1次基地局装置ではない全ての他の基地局装置それぞれが、他の1次基地局装置である場合の前記仲介最大数をそれぞれ検出し、最も小さい前記仲介最大数を有する前記1次基地局装置を新たな前記マスタ基地局装置として設定する
この構成によれば、各基地局装置は受信可能な他の基地局装置の信号の受信電界強度を測定し、その受信電界強度の測定結果に基づいて最上位のマスタを決めることが出来る。従って、設置作業者が通信環境を逐次調べること無く、より安定したツリー構成を形成でき、作業者の負担を軽減できる。
また、本発明、マスタと成り得る基地局装置が複数在る場合、それぞれの基地局装置を最上位のマスタと仮定してボトルネック算出処理を行い、前記ボトルネック算出処理の結果、最上位の直下に置く他の基地局装置のボトルネックが最小となる基地局装置を最上位のマスタとして決める。
この構成によれば、基地局装置の配下に多くのスレーブ基地局装置が存在するボトルネックを考慮して最上位のマスタを決めることが出来、ボトルネックの影響を軽減して安定したツリー構成を形成できる。
また、本発明は、複数の基地局装置を接続しマスタ基地局装置を基準に同期する時分割通信方式の通信システムの設定方法において、前記マスタ基地局装置が決定するまでの仮のマスタ基地局装置である基地局装置であって、前記複数の基地局装置のうちの通信可能な任意の2つの基地局装置間通信の受信電界強度を比較し、前記複数の基地局装置のうち任意の基地局装置を第1の1次基地局装置として前記第1の1次基地局装置から前記第1の1次基地局装置以外の全ての基地局装置それぞれへの間において直接または他の仲介基地局装置を介して受信電界強度に関して最適なルートをそれぞれ設定し、前記各ルート間の前記仲介基地局装置の数をそれぞれ検出してその最大値である仲介最大数を検出し、前記複数の基地局装置のうち前記第1の1次基地局装置ではない全ての他の基地局装置それぞれが、他の1次基地局装置である場合の前記仲介最大数をそれぞれ検出し、最も小さい前記仲介最大数を有する前記1次基地局装置を新たな前記マスタ基地局装置として設定する
この構成によれば、受信可能な他の基地局装置の信号の受信電界強度を測定し、その受信電界強度の測定結果に基づいて最上位のマスタを決めることが出来る。従って、設置作業者が通信環境を逐次調べること無く、より安定したツリー構成を形成でき、作業者の負担を軽減できる。
本発明によれば、設置作業者が通信環境を逐次調べること無く、より安定したツリー構成を形成でき、作業者の負担を軽減できる。
本発明の実施形態における通信システムの構成例を示すブロック図 本発明の実施形態における基地局装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施形態における無線通信における時分割方式の例を示す図 本発明の実施形態における基地局装置の通常状態における同期信号の送受信タイミングの一例を示す図 本発明の実施形態における基地局装置の通常状態における通信タイミングの補正例を示す図 本発明の実施形態における基地局装置の受信電界強度およびCost値の対応関係の一例を示す図 (a),(b)は本発明の実施形態において複数の基地局装置のマスタ/スレーブの関係を決めるための判定基準を示す図 本発明の実施形態において複数の基地局装置間で受信電界強度を測定するイメージを説明するための図 本発明の実施形態において基地局装置の最上位レイヤのマスタを決めるため のサーベイ処理を示すフローチャート 本発明の実施形態におけるサーベイ処理の中で複数の基地局装置間のCo st値算出処理を示すフローチャート 本発明の実施形態におけるサーベイ処理の中でボトルネックとなる基地局 装置を判別するためのボトルネック算出処理を示すフローチャート 本発明の実施形態において、ある基地局装置を最上位レイヤのマスタに決 めた場合の通信エリアの一例を表した図 本発明の実施形態において、ある基地局装置を最上位レイヤのマスタに決 めた場合のツリー構成の一例を表した図 本発明の実施形態において、他の基地局装置を最上位レイヤのマスタに決 めた場合の通信エリアの一例を表した図 本発明の実施形態において、他の基地局装置を最上位レイヤのマスタに決 めた場合のツリー構成の一例を表した図 本発明の実施形態における基地局装置をビル内に階を跨いで設置した場合 の通信エリアの一例を表した図 本発明の実施形態における基地局装置をホテル等の広い施設に設置した場 合の通信経路の例を表した図
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施形態における通信システム1000の構成例を示す図である。通信システム1000は、基地局装置(CS:Cell Station)100、通信端末(PS:Personal Station)200、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ300、電話機400、及びルータ500を備える。
CS100は、通信システム1000内に階層的に複数存在する。図1では複数のCS100をCS100M、CS100M1、CS100M2と記す。図1において、CS100Mは最上位のレイヤに配置され、例えば同期の基準となる装置(Timing マスタCS)である。CS100M1およびCS100M2は、CS100Mの下位のレイヤに配置され、CS100Mの同期基準により動作する装置(Slave CS)である。CS100M1とCS100M2も階層的に配置してよい。例えば、CS100M1は、CS100M2の上位のレイヤに配置される。
PS200は、子機として動作し、移動可能な通信端末である。PS200は、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、携帯可能なセンサ装置、である。PS200は、例えばPS200が有するGPS機能を利用して位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、CS100との間においてハンドオーバーする。
SIPサーバ300は、SIPプロトコルを利用して、例えば、電話番号とIPアドレスとを対応付けし、通信相手を呼び出して接続する呼制御処理を実行する。
電話機400は、例えば内線電話機であり、例えばSIPサーバ300を介して、他の電話装置(例えばPS200)との間において通信する。
ルータ500は、通信システム1000と外部ネットワーク600とを接続し、通信システム1000におけるデータ及び外部ネットワーク600におけるデータを中継する。
パーソナルコンピュータ(PC)700は、設定作業用ソフトを備え、作業者によるCSの設置作業を支援し、後述のマスタ基地局(マスタCS)を決めるためのサーベイ動作を起動するために機能する。設定作業用ソフトはプログラムの1つであり、例えばPC700の図示しないメモリに格納される。PC700の図示しないCPU等が、設定作業ソフトのプログラムを実行することで、各種機能を実現する。
また、ルータ500と、CS100、PS200、SIPサーバ300、電話機400及びPC700とは、有線ネットワークN1(例えばIPネットワーク)を介して接続される。
次に、CS100の構成例について説明する。図2はCS100の構成例を示すブロック図である。CS100は、無線通信部101、アンテナ部102、有線通信部103、無線通信判定部104、クロック生成部105、通信タイミング決定部106、通信タイミング補正部107、同期状態判定部108、記憶部109、学習処理部110、及び制御部111を備える。
無線通信部101は、他の通信装置との間において、アンテナ部102及び無線ネットワークを介して通信する。無線ネットワークは、例えばDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)方式による無線通信網である。
有線通信部103は、他の通信装置との間で、有線ネットワークを介して通信する。有線ネットワークは、例えば、有線LAN、有線WAN、又は電力線である。
無線通信判定部104は、無線通信部101がマスタCSからの同期信号を正常に受信したかどうかを判定する。無線通信判定部104は、CSの無線通信部101がマスタCSからの同期信号を所定の受信タイミングにおいて同期信号を受信したかどうかを判定する。同期信号を見失う場合としては、例えば、CSに対して同期信号を送信する他のCSの電源がオフである場合、同期信号の受信タイミングにおいて電波干渉が発生した場合がある。なお、マスタCSは、各CSの同期の基準となるCSであり、CS100M以外のCSの場合もある。
クロック生成部105は、CSの中で各部を動作させ、また無線通信部101の通信タイミングを決めるための基準クロックを生成する。
通信タイミング決定部106は、クロック生成部105の基準クロックに基づいて、無線通信部101による通信信号の通信タイミングを決定する。通信信号は、他のCSと同期するための同期信号を含む。
通信タイミング補正部107は、マスタCSからの同期信号を見失った場合に、例えば有線ネットワークを介して他のCSから取得した同期信号に基づいて、無線通信部101が通信するための通信タイミングを補正する。通信タイミングは、無線通信部101による送信タイミング及び受信タイミングの少なくとも一方を含む。
制御部111は、他のCSと連携して後述のサーベイ動作を行うようにCS内の各部を制御する。
PC700は、設定作業用ソフトを実行することで、複数のCSの中の一つのCSを仮のマスタCSに定め、そのCSに対して起動指示を送る。起動指示を受け取ったCSの制御部111は、サーベイ動作を実行する。
13に示すツリー構成の例では、あるCS(例えばCS(2))の無線同期は、上位のレイヤに配置されたマスタCS(例えばCS(1))からの同期信号に従って同期している。CS(2)の下位のCS(7)は、マスタであるCS(2)からの同期信号に従って同期している。その他のCSは、上位のマスタCSからの同期信号に従って同期している。
なお、ここではCS(1)のように括弧書きにてCSの識別符号を記しているが、図面ではCSの識別符号を○(丸)により囲んでいる。また、図面では、「CS」の文字を省略し、識別符号を○により囲むのみで各CSを表すこともある。
各CSの通信タイミング補正部107は、上位のレイヤに配置されたCSからの同期信号に応じて、通信タイミングを補正する。なお、通信タイミングを補正する場合には、図示しないクロック補正部により、CS100の基準クロックが補正されてもよい。
図2に示す記憶部109は、例えばROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)により構成され、各種情報を記憶する。例えば記憶部109は、同期すべきマスタCSに関する情報、同期を見失った場合に同期状態の判定要求先となり得るCSの候補等の情報を記憶する。
また、記憶部109は、ネットワーク内の他のCSの同期信号の伝送チャネル及びスロットの少なくとも一方の情報、又は受信予定タイミングの情報を記憶する。同期信号の伝送チャネル及び伝送スロットの情報は、同期信号が伝送される時間位置の情報の一例である。また、記憶部109は、例えば、学習処理により得られる時間的ずれの情報又は補正パラメータの情報を記憶する。
学習処理部110は、非同期状態において、自CSと他のCSとの時間的ずれを逐次学習しながら、その学習結果に応じて、通信タイミングを補正するための補正パラメータを決定する。従って、学習処理部110は、補正パラメータ決定部としての機能を有する。この補正パラメータは、見失い状態において利用される。
なお、無線通信判定部104、通信タイミング決定部106、通信タイミング補正部107、同期状態判定部108、及び学習処理部110は、記憶部109に格納されたプログラムを実行することによって各機能を実現する。
次に、無線通信における通信フレームの構成例について説明する。通信システム1000における無線通信では、例えば図3に示すように10msecを1フレームとし、1フレームを24スロットに区切って通信をする時分割方式を用いている。時分割方式の通信は、例えばTDMA/TDD(Time Dimension Multiple Access/Time Division Duplex)通信を含む。図3に示す例では、1フレーム(10msec)を24等分した時間長を一つのスロットとしている。各通信装置には、通信を開始する度に何れかのスロットが割り当てられる。各通信装置は、割り当てられたスロットを用いて、他の通信装置と通信する。
同期信号はビーコン信号とも呼ばれ、同期データ(例えばSyncword)を含む。Syncwordは、タイミング同期用の決まった数字列であり、前述の電話装置(PS200)および他のスレーブのCSが同期するための同期情報となる、予め決定された既知のパターンのデータである。DECT方式ではネットワーク毎に固有のSyncwordが割り当てられ、一つのネットワークに属する各端末が送信する信号には、そのSyncwordが共通して含まれている。
次に、CS100の通常状態における同期処理について説明する。図4はCS100の通常状態における同期信号の送受信タイミングの一例を示す図である。図5はCS100の通常状態における通信タイミングの補正例を示す図である。
通常、マスタであるCSから定期的に同期信号を受信することにより、各CSは互いに同期している。図4及び図5では、CS100M、CS100M1、及びCS100M2の間における同期処理を例示する。CS100MはCS100M1の同期マスタ(マスタCS)として動作し、CS100M1はCS100M2の同期マスタとして動作する。
図4に示すように、CS100Mは、一定の間隔(例えば通信信号30のスロット0)において同期信号を送信する(同期信号 TX)。図に示すように、スレーブであるCS100M1はマスタであるCS100Mからの同期信号を受信し(RX)、CS100Mの通信タイミングに同期して動作する。また、CS100M1は、一定の間隔(例えば通信信号30のスロット7)において、自身の同期信号を送信する(同期信号 TX)。
図4に示すCS100M2は、CS100M1からの同期信号を受信し(RX)、CS100M1の通信タイミングに同期して動作する。またCS100M2は、一定の間隔(例えば通信信号30のスロット15)において、自身の同期信号を送信する。
また図5に示すように、CS100M1は、CS100Mとの間において時間的ずれが発生した場合には、同期信号に含まれるSyncwordの時間位置を検出し、その検出結果を用いて通信タイミングを補正する。図5では、CS100M1の通信タイミングが所定のタイミングより遅れている場合を例示している。
また、CS100M2は、CS100M1との間において時間的ずれが発生している場合には、同期信号に含まれる時間的ずれの情報を用いて、通信タイミングを補正する。図5では、CS100M2の通信タイミングが所定のタイミングより進んだ場合を例示している。
次に、基地局装置(CS100)を建物等に設置する場合の、最上位のマスタ基地局(マスタCS)を決めるためのサーベイ動作について説明する。
図6は、基地局装置が他の基地局装置の信号を受信した場合に電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)の値を複数の区分に分け、それぞれ電界強度区分に応じて重み付けしたパラメータを決めた例を示す。以下、RSSIの区分毎に設定されるパラメータをCost(Cost値)と記す。
例えば、あるCS100Mの無線通信部101が、他のCS100M1から信号を受信した場合、−40dBm以上の電界強度であればCost値を“1”、−50dBmから−40dBmの間であればCost値を“2”とする。Cost値は、電界強度が弱くなるほど大きな値となるように重み付けされる。
図7(a),(b)は、複数の基地局装置(CS100)のマスタ/スレーブの関係を決めるための基本的な判定基準を示す。CS(1)がCS(2)からの信号を受信した場合のCost値を“Cost(2)−(1)”、CS(2)がCS(4)からの信号を受信した場合のCost値を“Cost(4)−(2)”、CS(1)がCS(4)からの信号を直接受信した場合のCost値を“Cost(4)−(1)”とした場合、基本的に以下の判定基準(a)と判定基準(b)によって判定する。
判定基準(a)では、Cost(4)−(1)が、Cost(2)−(1)とCost(4)−(2)との和よりも大きい場合に、CS(1)とCS(4)との間に他のCS(図7ではCS(2))を介在させ、CS(4)をCS(2)のスレーブとする。この場合には、C(1)とCS(4)との間は距離的にかなり遠いか、またはC(1)とCS(4)との間に障害物が存在する場合が考えられる。そのため、C(1)とCS(4)との間に他のCSを介在させた方が良い。
また判定基準(b)では、Cost(4)−(1)が、Cost(2)−(1)とCost(4)−(2)との和よりも小さい場合には、CS(1)とCS(4)との間に他のCSを介在させず、CS(4)をCS(1)のスレーブとする。この場合には、CS(1)とCS(4)との間は距離的に比較的近く、安定した通信が可能であることが考えられる。そのため、CS(1)とCS(4)とは直接接続させた方が良い。
なお、Cost(4)−(1)が、Cost(2)−(1)とCost(4)−(2)との和と同じである場合も、判定基準(b)と同様に扱う。つまり、CS(1)とCS(4)との間に他のCSを介在させない。
サーベイ処理では、全CSは順番に他のCSからの信号を受信し、それぞれの受信強度に基づいてCostを算出する。すなわち、各CSは、それぞれ順次連続受信動作をし、受信可能な全てのCSからの信号を受信し、発信元のCSのID情報を抽出し、その信号の受電界強度(RSSI)を測定してCost値に変換し、ID情報とともに記録する。CSのID情報は、CSの識別情報の一例である。
図8は複数のCSにより受信電界強度を測定するイメージを示す。
例えば、CS(1)とCS(2)との間ではCost値は“2”、CS(2)とCS(7)との間ではCost値は“1”となる。それぞれのCSにて受信できた全ての信号の発信元CSのID情報および当該信号に関するCost値は、有線ネットワークを介して1ヶ所に収集される。
次に、サーベイ処理について詳細に説明する。
は、最上位レイヤのマスタ(Master)CSを決めるためのサーベイ処理を示すフローチャートであり、各CSの制御部111において実行される。複数のCSの中の一つのCSが、PC700による設定作業用ソフトの実行によって仮のマスタCSに定められる。仮のマスタCSに対してPC700から起動指示を送ることにより、起動指示を受け取ったCSがサーベイ処理を実行する。
CSの設置作業において、まず複数のCS(CS(1)、CS(2)、・・・)を設置し、それぞれを有線ネットワークにより接続する。また、同じ有線ネットワークに、設定作業用ソフトを実行するPC700を接続する。
PC700が、図示しない操作部により作業者によるサーベイ処理を開始させる操作を受け付けると、仮のマスタCSを決め、有線ネットワークを使って起動指示を送る。図に示すように、仮のマスタCSが決まると、仮のマスタCSの制御部111は、有線通信部103を制御し、有線ネットワークを介して他のCSへ仮のマスタCSの情報を通知する(ステップS1)。これにより、他のCSは仮のマスタCSに無線同期して動作を開始し、仮の無線ツリーが形成される。
仮の無線ツリーを形成した上で、仮のマスタCSの制御部111は、有線通信部103を制御して他のCSに対し、CS毎のCost値を収集して仮のマスタCSへ報告するよう有線ネットワークを介して指示する(ステップS2)。他のCSの制御部111は、有線ネットワークを介して受けた指示に従ってCost値を収集する動作を行う。これにより、仮のマスタCSを含めた全CSは、Cost値算出処理(ステップS3)を開始する。
図1はサーベイ処理における複数の基地局装置間のCost値算出処理を示す。
Cost値算出処理において、各CSの制御部111は無線通信部101を制御し、仮のマスタCSから有線ネットワークを介して送られる指示に従って順次、受信動作を開始する(ステップS21)。
例えば、仮のマスタCSの制御部111は、あるスレーブCS(例えばCS(2))を選択し、そのスレーブCSには連続受信動作をさせ、他のCS(CS(3)、CS(4)、・・・)には送信動作をさせる(ステップS22)。選択されたスレーブCSでは、連続受信動作において、無線通信部101が他のCSから送信される信号を受信するとともに、それぞれの信号の受電界強度(RSSI)を検出する。
選択されたスレーブCSの制御部111は、連続受信動作において信号を受信可能な全ての他のCSのID情報と、当該CSから送信される信号のRSSIに基づいて決定されたCost値を関連付けて記録する(ステップS23)。受信可能な全ての他のCSとは、無線通信部101にて信号が受信可能で、その送信元のID情報が判別可能な全てのCSを意味する。
ステップ24において、制御部111は全CSの検出動作が完了したか否かを判定する。未完了CSがある場合には(ステップS24:No)、スレーブCSが更新され(ステップS25)、RSSIの検出が繰り返される。
全CSの検出動作が完了した場合(ステップS24:Yes)、各CSは、有線通信部103が、有線ネットワークを介して仮のマスタCSへCost値を通知する。すなわち、各CSは、それぞれが受信可能な全ての他のCSのID情報と、当該CSからの信号に関するCost値と、を関連付けて、仮のマスタCSへCost値を通知する(ステップS26)。
おいて、ステップS3のCost値算出処理が完了すると、仮のマスタCSの制御部111は、各CSがそれぞれ受信可能な全ての他のCSのID情報とCost値を収集する。そして、仮のマスタCSの制御部111は、CS間のCost値を載せたマップを作成する(ステップS4)。
そして、仮のマスタCSの制御部111は、各CSが他の1つ又は複数のCSとの間で、1つ又は複数のCSを介在させたルートで間接的に接続することを想定して、図7に示した判定基準によって、各ルート中(一つまたは複数)で基地局装置間のパラメータを足した値と、基地局装置間で直接接続する場合のパラメータの値と、を比較することにより、マスタ/スレーブの関係を仮決めする。
次に、仮のマスタCSの制御部111は、前記仮決めに基づいて、各CS毎に他のCSに対して間接的に接続する各ルート上での最大の段数、すなわち間に介在する他のCSの数(介在Node数)の最大数を検出する(ステップS5)。
例えば、CS(3)について、CS(3)からCS(5)までのルート上においてCS(4)がひとつだけ介在するのであれば、介在Node数は“1”となる。また、CS(3)からCS(8)までのルート上においてCS(2)とCS(6)が2つ介在するのであれば、介在Node数は“2”となる。CS(3)の場合、CS(3)からCS(8)までのルートにおける介在Node数“2”が他のルートにおける介在Node数より大きければ、CS(3)に関しては“2”が最大の段数となる。
同様に、CS(2)からCS(10)までのルート上においてCS(7)とCS(9)が2つ介在するならば、介在Node数は“2”となる。同様に、CS(2)からCS(8)までのルート上において4台のCSが介在するのであれば、介在Node数は“4”となる。
このように、仮のマスタCSの制御部111は、CS毎に、他のCSに対して間接的に接続する各ルート上での最大の段数(介在Node数が最大となる数)を調べる。
ステップS6において、仮のマスタCSの制御部111は、全CSに関して最大段数の判定が完了したか否かを判定する。未完了である場合には(ステップS6:No)、検出の対象として他のCSに更新され(ステップS7)、ステップ5の最大段数の検出が繰り返される。
全CSに関して最大段数判定の動作が完了した場合(ステップS6:Yes)、次のステップにおいて、制御部111が、各段数の中で最小の段数を決める(ステップS8)。
ステップS9では、仮のマスタCSの制御部111は、最小段数が同じCSが複数あるか否かを判定する(ステップS9)。最小段数を持つCSが1つのみであれば(ステップS9:No)、ステップS10において、仮のマスタCSの制御部111は、その最小段数を持つ一つのCSを最上位レイヤの正式なマスタCSとして決定する。
最小段数を持つCSが複数有る場合は(ステップS9:Yes)、仮のマスタCSの制御部111は、それぞれのCSについて、階層が1段下(直下)に位置するスレーブCSの数をカウントし、最大のCSの数を求める(ステップS11)。
次のステップ12では、1段下のCSの最大数が同じであるCSが複数あるか否かを判定する(ステップS12)。同じであるCSが複数でない、すなわち1段下のCSの最大数を持つCSが1つのみであれば(ステップS12:No)、仮のマスタCSの制御部111は、そのCSを最上位レイヤの正式なマスタCSとして決定する(ステップS13)。
1段下のCSの最大数を持つCSが複数有る場合は(ステップS12:Yes)、ボトルネック算出処理に移行する(ステップS14)。以下、1段下のCSの最大数を持つCSが複数有る場合の各CSを、マスタCS候補をする。
図1はサーベイ処理におけるボトルネックとなる基地局装置を判別するためのボトルネック算出処理を示す。図1の動作は、マスタCS候補による動作である。
先ずステップ31において、仮のマスタCSの制御部111は、マスタCS候補の直下にいる各CSに関して、その配下のCSの全台数(N台)をカウントする。
次に、仮のマスタCSの制御部111は、一つのマスタCS候補の直下にいる各CSの中の一つに着目し(ステップS32)、着目CS(X番目のCS)の配下にいるCSの数が他のCSの配下にいるCSの数より大きいか否かを判定する(ステップS34)。なお、変数Xは着目CSの連番であり、変数BはCSの配下にあるCSの数を格納する変数であり、初期値をB=0とする(ステップS33)。
着目CS(X番目のCS)の配下にいるCSの数が他のCSの配下にいるCSの数より大きい場合には(ステップS34:Yes)、仮のマスタCSの制御部111は、着目CS(X番目)の配下にあるCSの数を変数Bに保存し、変数Bを更新する(ステップS35)。
次に、仮のマスタCSの制御部111は、変数Xを更新し(ステップS36)、次のCSに着目する。なお、着目CS(X番目のCS)の配下にいるCSの数が他のCSの配下にいるCSの数より小さいか、又は等しい場合には(ステップ34:No)、変数Bを更新せず、変数Xを更新する。
ステップ37において、仮のマスタCSの制御部111は、一つのマスタCS候補の直下にいるCS全ての比較の動作が完了したか否かを判定する(X>N?)(ステップS37)。未完了である場合には(ステップ37:No)、マスタCS候補の直下にいるCS全てについて比較が完了するまで処理を繰り返すため、ステップS34に進む。
一つのマスタCS候補の直下にいるCS全てについて比較が完了した場合(ステップ37:Yes)、ステップS38に進む。仮のマスタCSの制御部111は、当該マスタCS候補の直下にいる各CSの中で、変数Bの値が最大となるCSの変数Bの値を、当該マスタCS候補のボトルネックを表すパラメータとして保存する(ステップ38)。
ステップ39において、仮のマスタCSの制御部111は、マスタCS候補全てについてボトルネックの算出が完了したか否かを判定する(ステップS39)。未完了である場
合には(ステップ39:No)、マスタCS候補全てについて完了するまで処理を繰り返すため、ステップS31に進む。マスタCS候補全てについてボトルネックの算出が完了した場合(ステップ39:Yes)には、図1の処理を終了し、図の処理へ戻る。
マスタCS候補全てについてボトルネック算出処理が完了すると、図において、仮のマスタCSの制御部111は、ボトルネックを表すパラメータBが最も小さいCSを正式なマスタに決定する(ステップS15)。パラメータ(変数)Bは、そのCS配下のボトルネックの大きさを意味する。
例えば、マスタCS候補がCS(2),CS(3),CS(7)であって、CS(2)に関してB1=“2”、CS(3)に関してB2=“3”、CS(7)に関してB3=“1”とする。この場合には、ボトルネックを表すパラメータB(B1,B2,B3)が最も小さいCS(3)を、最上位レイヤの正式なマスタCSとして決定する。
このような判定により、最上位レイヤの直下に置く各CSのボトルネックが平準化されるようにマスタCSを決定できる。ボトルネックの平準化とは、優劣の差を最小にした状態のことである。
このように、各マスタCS候補をマスタCSと仮定して、仮定したマスタCS毎に直下に位置する各CSの中で変数Bの値が最大である変数Bの値を、マスタCS候補毎に抽出する。この場合、各マスタCS候補の中で変数Bの値が最も小さいCSを正式なマスタCSにすると、ボトルネックを最も平準化できる。
以上のようにして正式なマスタCSが決定されると、仮のマスタCSは、有線通信部103が、他のCSに対し、有線ネットワークを介して正式決定されマスタCSに関するID等の情報を通知する。これにより、決定されたマスタCSを中心に新たに無線ツリーが形成される。以後、各CSは、新たな無線ツリーに従って動作する。
図1は、ある一つのCSを最上位レイヤのマスタに決めた場合の通信エリアの一例を示す。また、図1は、図1と同じCSを最上位レイヤのマスタに決めた場合のツリー構成の一例を示す。
図1の例では、CS(1)が最上位レイヤのマスタであり、CS(1)の配下にスレーブとして動作するCSが複数配置されている。例えば、CS(1)に対してスレーブとして動作するCS(2)と、同じCS(1)に対してスレーブとして動作するCS(3)との計2つが、CS(1)の通信エリアの中に位置する。また、CS(4)の通信エリアの中には、CS(4)に対してスレーブとして動作するCS(5)と、同じCS(4)に対してスレーブとして動作するCS(6)の二つが位置する。また、CS(7)の通信エリアの中には、CS(7)に対してスレーブとして動作するCS(9)と、同じCS(7)に対してスレーブとして動作するCS(11)の二つが位置する。なお、図1では、例として、配下にスレーブCSを複数有するCS(1)、CS(4)、CS(7)についてのみ通信エリアを図示する。
各CSは、各CSより上位レイヤに在るマスタCSに従って無線同期する。例えばCS(10)は、上位のマスタCS(9)に従って同期する。CS(9)は、上位のマスタCS(7)に従って同期する。CS(7)は、上位のマスタCS(2)に従って同期する。CS(2)は、最上位のマスタCS(1)に従って同期する。
図1は、他のCSを最上位レイヤのマスタに決めた場合の通信エリアの一例を示す。また、図1は、図1と同じCSを最上位レイヤのマスタに決めた場合のツリー構成の
一例を示す。図1および図1の例は、ボトルネックを重視して設定されたツリー構成の例である。
図1および図1の例では、CS(7)が最上位レイヤのマスタであり、CS(7)の配下にスレーブとして動作するCSが多数在る。例えば、CS(7)の通信エリアに存在するCS(3),CS(4),CS(6),CS(9)およびCS(11)が、CS(7
)のスレーブとして動作する。また、CS(4)の通信エリアに存在するCS(2)およびCS(5)が、CS(4)のスレーブとして動作する。
CS(4)の配下には、スレーブとして動作する2つのCS(CS(2),CS(5))がある。一方、その他、すなわちCS(3),CS(6),CS(9),CS(11)の配下には、それぞれスレーブとして動作するCSは1つのみである。最もボトルネックが大きいCS(4)であっても、その配下にあるCSの数は2つのみであり、たとえCS(4)が動作不能になっても、影響を受けるCSの数の割合は全CS数に比べて少ない。このように、最上位レイヤのマスタ(CS(7))の直下に置くCSは、ボトルネックを平準化させることにより、マスタCSが動作不能になった場合の影響を軽減できる。
図1は基地局装置(例えばCS)をビル内に階を跨いで設置した場合の通信エリアの一例を示す。1階に設置されたCS(10)は、従来の手動での設定作業であれば同じ1階に設置されたCS(3)のスレーブとして設定される。仮にCS(10)とCS(3)との間の通信条件が悪い場合、設置作業者が通信条件の悪さに気付かずに作業をすると、CS(10)は通信が不安定なまま使用されることがある。
先に説明したサーベイ処理を実施することにより、仮のマスタCSの制御部111は、例えば2階に設置されたCS(8)と1階に設置されたCS(10)とが比較的安定して通信可能であることを検知する。また、CS(10)を2階に設置されたCS(8)のスレーブとして設定するので、作業者の負担を軽減でき、より安定したツリー構成を形成できる。
図1は、基地局装置(例えばCS)をホテル等の広い施設に設置した場合の通信経路の例であり、CS(1)が最上位レイヤのマスタである。図1の矢印線が太いほど、受信電界強度が強いことを表している。CS(4)もしくはCS(6)が配下に多くのCSを有するボトルネックになっている。CS(4)とCS(2)との距離が比較的近いので、従来の手動による設定作業であれば、CS(4)をCS(2)のスレーブとして設定する。
図7の判定基準(b)により、CS(4)とCS(1)が直接送受信した場合には、Cost(4)−(1)が、Cost(2)−(1)とCost(4)−(2)との和よりも小さいか、または等しい場合には、CS(4)はCS(1)のスレーブとされる。またCS(4)の下位のボトルネックを考慮しても、CS(4)を最上位レイヤのマスタCS(1)の直下に設定することが有利である。
次に、最上位レイヤのマスタCSが正式に決定された後の動作を説明する。図1に示すツリー構成の例では、CS(2)は、上位のレイヤに配置されたマスタCS(例えばCS(1))からの同期信号に従って同期しており、CS(2)の下位のCS(7)は、マスタであるCS(2)からの同期信号に従って同期する。その他のCSは、上位のマスタCS(2)からの同期信号に従って同期する。
図2に示す各CSの無線通信判定部104は、無線通信部101がマスタCSからの同期信号を正常に受信したかどうかを判定する。無線通信判定部104は、CSの無線通信部101がマスタCSからの同期信号を所定の受信タイミングにおいて同期信号を受信したかどうかを判定する。
各CSの通信タイミング補正部107は、上位のレイヤに配置されたCSからの同期信号に応じて、通信タイミングを補正する。すなわち各CSは、通常の動作時、同期信号とともに取得した時間的ずれの情報に応じて補正パラメータを決定し、記憶部109に保持する。これにより、各CSは、たとえ一時的に同期信号を見失っても、この補正パラメータにより通信タイミングを所定のタイミングに維持でき、同期維持できる。
次に、ボトルネック算出処理の他の例について説明する。先ず前述の例と同様に、各マスタCS候補の直下のスレーブCS(1つまたは複数)は、直下のスレーブCSの下位に抱えるスレーブCSの総和を算出する。次に、全CS数に対する、前述のスレーブCSの総和の割合を算出する。
例えば、マスタCS候補のCS(1)について、CS(1)の直下にあるスレーブCS(8)の配下のCSが6個で全体の50%、また、CS(1)の直下にあるスレーブCS(10)の配下のCSが1個で全体の7%であるとする。すると、CS(1)を正式なマスタとした場合、直下のCS(8)が動作不良を起こせば、全体の50%のCSが使用不能となる。
また、マスタCS候補のCS(2)について、CS(2)の直下にあるスレーブCS(6)の配下のCSが2個で全体の17%、また、CS(2)の直下にあるスレーブCS(7)の配下のCSが3個で全体の20%であるとする。すると、CS(2)を正式なマスタとした場合、直下のCS(7)が動作不良を起こせば全体の20%のCSが使用不能となる。
上記の例では、最も狭いボトルネックがCS(8)であり、このスレーブCS(8)を直下のスレーブCSとして抱えるマスタCS候補(1)は、マスタには向かないと判断される。この場合、CS(2)を正式なマスタCSとして決定する。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
前述の例では、仮のマスタCSに定められたCSの制御部111がPC700からの起動指示に従ってサーベイ動作を実行したが、これに限らず、PC700においてサーベイ動作を実行しても良い。すなわちPC700が、設定作業用ソフトを実行することにより、各CSに指示を出してCost値を収集する動作をさせ、またボトルネック算出処理を行うようにしても良い。
本発明は、より安定したツリー構成を形成し、設置作業者の負担を軽減できる通信システム及び基地局装置等に有用である。
1000 通信システム
100 基地局装置(CS)
101 無線通信部
102 アンテナ部
103 有線通信部
104 無線通信判定部
105 クロック生成部
106 通信タイミング決定部
107 通信タイミング補正部
108 同期状態判定部
109 記憶部
110 学習処理部
111 制御部
200 通信端末(PS)
300 SIPサーバ
400 電話機
500 ルータ
600 外部ネットワーク
700 PC
N1 有線ネットワーク

Claims (6)

  1. 複数の基地局装置を接続しマスタ基地局装置を基準に同期する時分割通信方式の通信システムにおいて、前記マスタ基地局装置が決定するまでの仮のマスタ基地局装置である基地局装置であって、
    前記複数の基地局装置のうちの通信可能な任意の2つの基地局装置間通信の受信電界強度を比較し、前記複数の基地局装置のうち任意の基地局装置を第1の1次基地局装置として前記第1の1次基地局装置から前記第1の1次基地局装置以外の全ての基地局装置それぞれへの間において直接または他の仲介基地局装置を介して受信電界強度に関して最適なルートをそれぞれ設定し、前記各ルート間の前記仲介基地局装置の数をそれぞれ検出してその最大値である仲介最大数を検出し、
    前記複数の基地局装置のうち前記第1の1次基地局装置ではない全ての他の基地局装置それぞれが、他の1次基地局装置である場合の前記仲介最大数をそれぞれ検出し、
    最も小さい前記仲介最大数を有する前記1次基地局装置を新たな前記マスタ基地局装置として設定することを特徴とする、
    基地局装置。
  2. 前記複数の基地局装置は有線ネットワークにより接続され、
    前記基地局装置は、有線ネットワークを介して前記パラメータを収集することを特徴とする、
    請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記仲介最大数が最も小さい1次基地局装置が複数存在する場合は、前記仲介最大数が最も小さい基地局装置それぞれから直接接続される2次基地局装置の数を検出し、前記2次基地局装置の数が最も多い前記1次基地局装置を新たな前記マスタ基地局装置として設定することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の基地局装置。
  4. 前記仲介最大数が最も小さい1次基地局装置が複数存在する場合は、前記仲介最大数が最も小さい基地局装置それぞれから直接接続される2次基地局装置を仲介して接続される高次基地局装置の数を前記2次基地局装置ごとに検出し、前記1次基地局装置ごとに前記2次局装置が有する前記高次基地局装置最大数を検出し、
    最も小さな前記高次基地局装置最大数を有する前記1次基地局装置を新たな前記マスタ基地局装置として設定することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の基地局装置。
  5. 前記2次基地局装置の数が最も多い前記1次基地局装置が複数存在する場合は、
    前記仲介最大数が最も小さい基地局装置それぞれから直接接続される2次基地局装置を仲介して接続される高次基地局装置の数を前記2次基地局装置ごとに検出し、前記1次基地局装置ごとに前記2次基地局装置が有する前記高次基地局装置最大値を検出し、
    最も小さな前記高次基地局装置最大値を有する前記1次基地局装置を新たな前記マスタ基地局装置として設定することを特徴とする、
    請求項3に記載の基地局装置。
  6. 複数の基地局装置を接続しマスタ基地局装置を基準に同期する時分割通信方式の通信システムの基地局装置のマスタ基地局装置の設定方法であって、
    前記マスタ基地局装置が決定するまでの仮のマスタ基地局装置である基地局装置は、前記複数の基地局装置のうちの通信可能な任意の2つの基地局装置間通信の受信電界強度を比較し、前記複数の基地局装置のうち任意の基地局装置を第1の1次基地局装置として前記第1の1次基地局装置から前記第1の1次基地局装置以外の全ての基地局装置それぞれへの間において直接または他の仲介基地局装置を介して受信電界強度に関して最適なルートをそれぞれ設定し、前記各ルート間の前記仲介基地局装置の数をそれぞれ検出してその最大値である仲介最大数を検出し、
    前記複数の基地局装置のうち前記第1の1次基地局装置ではない全ての他の基地局装置それぞれが、他の1次基地局装置である場合の前記仲介最大数をそれぞれ検出し、
    最も小さい前記仲介最大数を有する前記1次基地局装置を新たな前記マスタ基地局装置として設定することを特徴とする、
    基地局装置のマスタ基地局装置の設定方法。
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