JP5277930B2 - 脱臭ユニット - Google Patents
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Description
本発明の第一実施形態に係る脱臭ユニット1は、室内の天井裏に設置される給気ユニットの給気側にダクトを介して設置され、給気ユニットから送られる空気の脱臭、浄化を行う。脱臭ユニット1は、主に、本体ケーシング10と、臭気分子、塵、および埃を吸着する光触媒フィルタ2と、ストリーマ放電ユニット3とを備える。
図1は、本発明の脱臭ユニット1の正面側から視た本体ケーシング10の外観斜視図である。本体ケーシング10は、天板11、底板12、正面側パネル13、背面側パネル14、右側面パネル15、および左側面パネル16によって略直方体形状に形成されている。
光触媒フィルタ2は、気流の流れ方向の厚みが約150mmの直方体形状でハニカム形状に形成されており、左側面パネル16の内側に左側面パネルに沿うように配置されている(図2参照)。光触媒フィルタ2は、臭気分子や塵埃などを吸着する。光触媒フィルタ2は、チタンアパタイトを担持させたPPの繊維から形成されている。なお、チタンアパタイトとは、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子がイオン交換などの手法によってチタン原子に置換されたアパタイトである。このチタンアパタイトは、塵埃などに含まれるウィルスやカビ菌、細菌などを特異的に吸着する性質を有する。そして、このチタンアパタイトは、後述するストリーマ放電ユニット3から供給される活性種により光触媒機能が活性化され、ウィルスやカビ菌、細菌などを不活化または死滅させる。
ストリーマ放電ユニット3は、略直方体形状であって、放電ユニット取付枠17の上部と下部とに2つ取り付けられる。放電ユニット取付枠17は、水平方向に延びる直方体形状の枠上部17aおよび枠下部17bと、枠上部17aと枠下部17bとを所定間隔を上下方向に開けて接続する枠側部17c、17dとにより構成されている(図2参照)。背面側パネル14側に配置される枠側部17cには、後述する放電ユニット設置部材19に掛止されるための掛止孔17eが設けられている。
本体ケーシング10の正面側パネル13には、ストリーマ放電ユニット3に電力の供給や制御を行うための電装品が収められた電装品ケーシング18が設けられている(図1参照)。電装品ケーシング18には、正面側に電装品のメンテナンスが可能なメンテナンス開口18aが開けられており、メンテナンス開口18aにはメンテナンスカバー18bが備えられる。電装品ケーシングは正面側パネル13に取り付けられることになるため、本体ケーシング10のメンテナンス開口と同じ側に電装品ケーシングのメンテナンス開口が存在することになる。したがって、メンテナンス作業者などのユーザは、本体ケーシング10に対して正面側から、光触媒フィルタ2およびストリーマ放電ユニット3のメンテナンスや電装品のメンテナンスを行うことができる。このため、メンテナンス作業者の負担を軽減することができる。
放電ユニット取付枠17は、本体ケーシング10内部の放電ユニット設置部材19と放電ユニット設置部材19の上下に配置されるガイド部材21、22に設置されている。図5は、本体ケーシング10内部の放電ユニット設置部材19近傍の詳細斜視図である。
放電ユニット設置部材19は、主に、天板11に設置される上部支持部材19aと、底板12に設置される下部支持部材19bと、背面側パネル14に設置される先端取付部材19cと、正面側パネル13に設置される後端取付部材19dと、放電ユニット取付枠17を係止する係止部材19eとにより構成される。
ガイド部材21、22には、上部支持部材19aに支持される上部ガイド21と、下部支持部材19bに支持される下部ガイド22がある。図6は、図5において面VIで切った部分の概略断面図である。
ストリーマ放電ユニット3をメンテナンスする際には、ストリーマ放電ユニット3が取り付けられた状態の放電ユニット取付枠17を放電ユニット設置部材19から取り外すことにより、本体ケーシング10のメンテナンス開口13aから取り出すことが可能となっている。また、逆に、放電ユニット取付枠17は、本体ケーシング10のメンテナンス開口13aから本体ケーシング10内部に入れることが可能となっている。以下、放電ユニット取付枠17の着脱に関して説明するが、これについては、ストリーマ放電ユニット3が取り付けられた状態の放電ユニット取付枠17について説明しているものとする。図8は、本体ケーシング10の平面図であり、放電ユニット取付枠17および光触媒フィルタ2を着脱する際の動線を表した概略図である。
放電ユニット取付枠17をメンテナンス開口13aから本体ケーシング10内部から取り外す際には、メンテナンスカバー13bを本体ケーシング10から外す。
メンテナンスカバー13bを本体ケーシング10から外して、メンテナンス開口13aが開口されている状態にする。
(1)
本発明の脱臭ユニット1では、ストリーマ放電ユニット3を保持する放電ユニット取付枠17を、ガイド部材21、22に沿わせるように配置した状態で、先端取付部材19cと後端取付部材19dとにより挟み込むことにより本体ケーシング10内部に固定している。このときに、放電ユニット取付枠17は、その先端である枠側部17cをガイド部材21、22の先端側(すなわち、本体ケーシング10の背面側パネル14側から先端取付部材19cの爪部19ccにより押さえられて掛止されており、爪部19ccを中心に回動しないように放電ユニット取付枠17の枠側部17dを後端取付部材19dに配置される掛止部材19eにより固定されている。このように、放電ユニット取付枠17は、本体ケーシング10の内部に固定されることになる。また、ガイド部材21、22は、本体ケーシング10の天板11および底板12に沿って配置され、互いに略平行に、かつ、本体ケーシング10の右側面パネル15および左側面パネル16に対して傾斜して配置される。すなわち、放電ユニット取付枠17は、右側面パネル15または左側面パネル16に対して傾斜して配置される。そして、放電ユニット取付枠17(図8の点P1〜点P3を参照)をガイド部材21、22に対して沿わせるように挿入することにより、放電ユニット取付枠17をガイド部材21、22に沿わせるように配置することができる。
本実施形態に係る脱臭ユニット1では、略直方体形状の本体ケーシング10の向かい合わせになっている右側面パネル15と左側面パネル16とのそれぞれに、本体ケーシング内に気体を導入できる吸込開口15aと、本体ケーシング内の気体を排出できる吐出開口16aとが形成されている。そして、吸込開口15aの中心と吐出開口16aの中心とを結ぶ直線L1が正面パネル13または背面パネル14に対して傾斜するように、吸込開口15aと吐出開口16aとが配置されている。また、本体ケーシング10の内部には、臭気分子および有害ガス成分を分解または不活化する活性種を生成するストリーマ放電ユニット3が、右側面パネル15または左側面パネル16に対して傾斜して配置されている。
本実施形態に係る脱臭ユニット1では、本体ケーシング10に流れ込んでくる気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを、一旦、光触媒フィルタ2に吸着させている。そして、光触媒フィルタ2に吸着させた臭気分子および有害ガス成分に対して、ストリーマ放電ユニット3から放出される活性種をふれさせている。
本実施形態に係る脱臭ユニット1では、ストリーマ放電ユニット3が光触媒フィルタ2に対して傾斜して配置されており、かつ、メンテナンス開口18aに光触媒フィルタ2の一端とストリーマ放電ユニット3の一端とが隣り合わせになるように配置されている。
本実施形態に係る脱臭ユニット1では、電装品ケーシング18が本体ケーシング10のメンテナンス開口13aと同じ側に配置されているため、天井裏に設置される脱臭ユニット1の電装品ケーシング18に対するメンテナンスと光触媒フィルタ2およびストリーマ放電ユニット3に対するメンテナンスとを同時に行う必要がある場合に、同一の天井点検口からそれぞれのメンテナンスを行うことができる。したがって、メンテナンスにかかる負担を軽減することができる。
本実施形態に係る脱臭ユニット1では、上部ガイド21と下部ガイド22とがともにその断面形状がL字状の部材で構成されているが、これに限らずに、上部ガイド21の断面形状はI字状の部材であっても構わない。これは、放電ユニット取付枠17の上端をスライドさせる機構が特に無くとも、下端および側面のみをスライドできれば、本発明のポイントである本体ケーシングに対して傾斜した状態にストリーマ放電ユニット3を容易に設置できるという効果は、言えるからである。
2 光触媒フィルタ(脱臭/集塵フィルタ)
3 ストリーマ放電ユニット(活性種生成部)
15 右側面パネル(面)
15a 吸込開口(気体導入口)
16 左側面パネル(面)
16a 吐出開口(気体排出口)
17c 枠側部(保持部材の先端)
17d 枠側部(保持部材の後端)
17e 掛止孔(先端掛止部に押さえられた部位)
19c 先端取付部材(先端掛止部)
19eb 係止作用部材(拘束部)
21 上部ガイド(第1ガイド部材)
22 下部ガイド(第1ガイド部材)
23 上部ガイド(第2ガイド部材)
24 下部ガイド(第2ガイド部材)
Claims (8)
- 空気清浄エレメント(3)を保持する保持部材(17)の着脱が可能な脱臭ユニット(1)であって、
前記保持部材の上部および下部をスライドさせることができる少なくとも一方の断面形状がL字状の2つの第1ガイド部材(21、22)と、
前記第1ガイド部材の先端まで達した前記保持部材の先端部(17c)を、前記第1ガイド部材の先端側から押さえる先端掛止部(19cc)と、
前記先端掛止部に押さえられた部位(17e)を中心として回動して前記第1ガイド部材に沿う状態となった前記保持部材の後端部(17d)を拘束可能な拘束部(19eb)と、
を備えた脱臭ユニット(1)。 - 前記2つの第1ガイド部材の一方は、前記保持部材の上部をスライドさせることができる上部ガイドであり、
前記2つの第1ガイド部材の他方は、前記保持部材の下部をスライドさせることができる下部ガイドであり、
前記上部ガイドは、断面形状がL字状であり、前記保持部材の上部の側面および上面をスライドさせることができ、
前記下部ガイドは、断面形状がL字状であり、前記保持部材の下部の側面および下面をスライドさせることができる、
請求項1に記載の脱臭ユニット(1)。 - 前記2つの第1ガイド部材の一方は、前記保持部材の上部をスライドさせることができる上部ガイドであり、
前記2つの第1ガイド部材の他方は、前記保持部材の下部をスライドさせることができる下部ガイドであり、
前記上部ガイドは、断面形状がI字状であり、前記保持部材の上部の側面をスライドさせることができ、
前記下部ガイドは、断面形状がL字状であり、前記保持部材の下部の側面および下面をスライドさせることができる、
請求項1に記載の脱臭ユニット(1)。 - 前記第1ガイド部材と前記先端掛止部と前記拘束部とを内部に有する略直方体形状の本体ケーシング(10)をさらに備え、
2つの前記第1ガイド部材は、前記本体ケーシングの上面(11)および下面(12)に沿って配置され、互いに略平行に、かつ、前記本体ケーシングの所定の2つの対向する側面(15、16)に対して傾斜して配置される、
請求項1から3のいずれかに記載の脱臭ユニット(1)。 - 前記本体ケーシングの内部に配置され、臭気分子、塵、および埃の少なくとも1つを吸着可能な脱臭/集塵フィルタ(2)をさらに備える、
請求項4のいずれかに記載の脱臭ユニット(1)。 - 前記脱臭/集塵フィルタの上端および下端をスライドさせることができる断面形状が略コの字状の2つの第2ガイド部材(23、24)をさらに備え、
2つの前記第2ガイド部材は、前記本体ケーシングの上面および下面に沿って配置され、互いに略平行に、かつ、前記所定の2つの対向する側面に対して略平行に配置される、
請求項5に記載の脱臭ユニット(1)。 - 前記本体ケーシングは、前記所定の2つの対向する側面のうちで一方の側面(15)に開口され内部に空気を導入できる気体導入口(15a)と、前記所定の2つの対向する側面のうちで他方の側面(16)に開口され内部の空気を排出できる気体排出口(16a)とを有し、
前記脱臭/集塵フィルタは、前記空気清浄エレメントの前記気体導入口から前記気体排出口への気流の流れ方向下流側に、配置される、
請求項5または6に記載の脱臭ユニット(1)。 - 前記空気清浄エレメントは、臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化する活性種を生成する活性種生成部(3)である、
請求項1から7のいずれかに記載の脱臭ユニット(1)。
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JP2008318992A JP5277930B2 (ja) | 2008-12-15 | 2008-12-15 | 脱臭ユニット |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2008318992A Active JP5277930B2 (ja) | 2008-12-15 | 2008-12-15 | 脱臭ユニット |
Country Status (1)
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CN113350943B (zh) * | 2021-06-07 | 2022-05-31 | 湖北理工学院 | 除尘组件及除尘装置 |
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2008
- 2008-12-15 JP JP2008318992A patent/JP5277930B2/ja active Active
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