JP5275454B2 - 画像復号装置 - Google Patents

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Description

本開示は、符号化されたビットストリームを復号する画像復号装置に関する。
近年、デジタル画像伝送技術や撮像技術の進歩に伴い、高精細テレビジョン(HDTV)放送、高精細(HD)画像記録の普及が本格化してきている。また、更なる高画質化・高精細化のために、画像サイズ3840×2160画素の動画像や、カラーフォーマット4:2:2又は4:4:4の動画像の需要が高まりつつある。このような高画質化・高精細化された動画像の圧縮データを復号する際には、単純に画素数比を考えると、これまでのHD画像(1920×1080画素)に比べ4〜8倍の量のデータを処理する必要があり、膨大な演算能力を備えた画像復号装置が必要となる。このため、単一の画像復号装置で処理することはコスト的にも、消費電力の面でも実用的ではなくなってきている。
これを解決するための方法として、画像復号装置を複数個用いてピクチャ内の複数のスライスの復号処理を並列に行うことにより処理を高速化する装置が、特許文献1に開示されている。MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)では、1つの画像(ピクチャ)は1つ以上のスライスで構成され、1つのスライスは1マクロブロックライン以下で構成される。例えばHD画像(1920×1080画素)では、ピクチャ内には必ず68個以上のスライスが存在しており、特許文献1の装置を用いれば、複数のスライスを並列処理することによって処理を高速化することができる。
特開2001−218201号公報
しかしながら、現在、主流となりつつあるITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication Sector) H.264やVC−1といった高効率画像符号化規格では、MPEG2とは異なり、1ピクチャを1スライスで構成することも許容されている。スライスの大きさについてもMPEG2に比べて柔軟に規定されており、スライスは1以上の任意の数のマクロブロックを含むことができる。複数のスライスが存在する場合には、各スライスの大きさは一定でなくてもよい。
特許文献1の装置は、スライスを単位として分割されたビットストリームに対して並列に復号処理を行うが、例えばピクチャが1つのスライスで構成されている場合には、この装置では並列処理をすることができない。また、ピクチャが複数のスライスで構成されていたとしても、スライスの大きさが均一ではない場合、例えば、ピクチャを構成するマクロブロックの80%が1つの特定のスライスに含まれており、残りのスライスにはわずかな数のマクロブロックしか存在していない場合には、この特定スライスの復号処理時間が支配的になる。このため、並列動作のために複数の復号部を有していても、その個数に見合う処理の高速化ができるとは限らない。
本発明は、ピクチャを構成するスライスのサイズに関係なく、復号処理を並列に行う画像復号装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る画像復号装置は、画面内予測を行って動画像を符号化することによって得られた符号化データを有する入力ビットストリームを処理する画像復号装置であって、前記入力ビットストリームを複数の分割ストリームに分割するストリーム分割器と、前記複数の分割ストリームをそれぞれ復号する複数の画像復号部とを有する。前記ストリーム分割器は、前記動画像のマクロブロックに含まれる前記画面内予測における複数の予測単位のうちの1つ以上の予測単位に対応する符号化データが前記複数の分割ストリームのそれぞれに含まれるように、前記入力ビットストリームを分割する。
これによると、マクロブロックを、そのマクロブロックに含まれる1つ以上の予測単位(例えばブロック)を単位として分割するので、ピクチャを構成するスライスの大きさに関係なく、マクロブロックを分割することができる。このため、ピクチャを構成するスライスの大きさにかかわらず、効率的な並列復号処理を行うことができる。
本発明によれば、ピクチャを構成するスライスのサイズに関係なく、マクロブロックを分割することができる。このため、効率的な並列復号処理を実現することができる。特に、スライスのサイズに制約がない場合や、画像サイズが大きい動画像のビットストリームを復号処理する場合に有利である。
発明の実施形態に係る画像復号装置の構成を示すブロック図である。 ラーフォーマット4:2:0の場合のマクロブロックに含まれるブロックを示す説明図である。 1の画像復号装置が復号する際に参照するブロックの例を示す説明図である。 .264に従って復号する際に参照される画素の例を示す説明図である。 1のストリーム分割器におけるビットストリームの分割についての説明図である。 1の画像復号装置の動作の例を示すタイミングチャートである。 ロックY2、Y3を復号する図1の画像復号部によって参照される画素の例を示す説明図である。 1の画像復号部の構成例を示すブロック図である。 1の画像復号部の基本的な動作の例を示すタイミングチャートである。 度信号を処理する図1の画像復号部の内部の動作の例を具体的に示すタイミングチャートである。 1の画像復号装置の第1の変形例の構成を示すブロック図である。 ラーフォーマット4:2:2の場合のマクロブロックに含まれるブロックを示す説明図である。 11のストリーム分割器におけるビットストリームの分割についての説明図である。 11の画像復号装置の動作の例を示すタイミングチャートである。 1の画像復号装置の第2の変形例の構成を示すブロック図である。 ラーフォーマット4:4:4の場合のマクロブロックに含まれるブロックを示す説明図である。 1の画像復号装置の第3の変形例の構成を示すブロック図である。 17の画像復号装置の動作の例を示すタイミングチャートである。 きベクトル予測の際に参照されるブロックの例を示す説明図である。 C/AC予測の際に参照されるブロックの例を示す説明図である。 図21(a)は、DC係数の予測についての説明図である。図21(b)は、AC係数の予測についての説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図面において下2桁が同じ参照番号で示された構成要素は、互いに対応しており、同一の又は類似の構成要素である。
本明細書における各機能ブロックは、典型的にはハードウェアで実現され得る。例えば各機能ブロックは、IC(集積回路)の一部として半導体基板上に形成され得る。ここでICは、LSI(Large-Scale Integrated circuit)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含む。代替としては各機能ブロックの一部又は全ては、ソフトウェアで実現され得る。例えばそのような機能ブロックは、プロセッサ上で実行されるプログラムによって実現され得る。換言すれば、本明細書で説明される各機能ブロックは、ハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアで実現されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの任意の組合せで実現され得る。
図1は、本発明の実施形態に係る画像復号装置の構成を示すブロック図である。図1の画像復号装置は、画面内予測を行って動画像を符号化することによって得られた符号化データを有する入力ビットストリームISTを復号する画像復号装置であって、ストリーム分割器110と、ストリームバッファ120、121、122、123と、パラメータ復号器132と、復号タイミング制御器134と、参照情報格納部136と、画像復号部141、142、143と、フレームメモリ152とを有している。ここでは、入力ビットストリームISTは、カラーフォーマット4:2:0(Y:Cb(Pb):Cr(Pr)=4:2:0)の動画像がITU−T H.264(以下ではH.264と称する)に従って符号化されて得られたビットストリームであるとする。
図2は、カラーフォーマット4:2:0の場合のマクロブロックに含まれるブロックを示す説明図である。入力ビットストリームISTの動画像に含まれる各ピクチャは、多数のマクロブロックで構成されている。各マクロブロックは、図2のように、輝度信号ブロックY0、Y1、Y2、Y3と、青色差信号ブロックCbと、赤色差信号ブロックCrとを有しているとする。輝度信号ブロックY0〜Y3は、マクロブロック内において2行2列に配置される。ブロックY0〜Y3、Cb、及びCrは、いずれも、画面内予測における予測単位である。マクロブロックは、例えばH.264に定義されている。
以下では例として、各マクロブロックは16×16画素に対応する符号化データを有するものとして説明する。この場合、ブロックY0〜Y3、Cb、及びCrは、それぞれ8×8画素に対応する符号化データを有する。マクロブロックが対応する画素数は、これには限られず、例えば8×8画素であってもよい。
いずれも動画像符号化技術であるMPEG2とH.264との間の違いについて簡単に説明する。H.264には、画面内の隣接ブロック間の相関関係を利用して圧縮効率を向上させるため、イントラ予測と呼ばれる圧縮符号化技術が導入され、符号化効率の向上が図られている。
図3は、図1の画像復号装置が復号する際に参照するブロックの例を示す説明図である。図1の画像復号装置による復号の際には、画面内予測が行われる。画面内予測としては、例えば、画素値の予測を行うイントラ予測、動きベクトルを予測する動きベクトル予測、並びにDCT係数のDC成分及びAC成分を予測するDC/AC予測のうちの少なくとも1つが行われる。ここでは、H.264に従ったイントラ予測について説明する。例えばフレーム構造の画像の場合には、図3に示すように、復号対象ブロックの画面内で、このブロックの左、左上、上、及び右上に配置される4つのブロックが参照され得る。復号対象ブロック毎に最適な予測方向を選択できるようになっている。MPEG2の場合には、異なるフレームのブロックが参照されるが、同一の画面内のブロックは参照されない。
図4は、H.264に従って復号する際に参照される画素の例を示す説明図である。例えばフレーム構造の画像を対象としてH.264のイントラ8×8予測が行われる場合には、対象ブロックを復号する際に、図4のように対象ブロックに隣接している画素情報が参照情報として用いられる。
図5は、図1のストリーム分割器110におけるビットストリームの分割についての説明図である。以下では、図1の画像復号装置によるマクロブロック層以下の復号処理動作について説明する。
ストリーム分割器110は、入力ビットストリームISTのビットパターン解析を行い、その解析結果に従って、入力ビットストリームISTを分割ストリームSTP、STA、STB、STCに分割する。この際、ストリーム分割器110は、画素データを求める復号処理は行わない。
ストリーム分割器110は、入力ビットストリームISTの各マクロブロック(MB)を、マクロブロックに含まれる1つ以上のブロックの符号化データが分割ストリームSTA、STB、STCのそれぞれに含まれるように、分割する。ここでは、ストリーム分割器110は、図5のように、分割ストリームSTPにはマクロブロックヘッダ、分割ストリームSTAには輝度信号ブロックY0及びY1の符号化データ、分割ストリームSTBには輝度信号ブロックY2及びY3の符号化データ、分割ストリームSTCには色差信号ブロックCb及びCrの符号化データが含まれるように、入力ビットストリームISTを分割する。
ストリーム分割器110は、分割ストリームSTP、STA、STB、STCをストリームバッファ120、121、122、123にそれぞれ出力する。ストリームバッファ120、121、122、123は、分割ストリームSTP、STA、STB、STCをそれぞれ格納する。したがって、ストリームバッファ120には各マクロブロックの符号化情報を示す符号化データ、ストリームバッファ121には各マクロブロックのブロックY0及びY1の符号化データ、ストリームバッファ122には各マクロブロックのブロックY2及びY3の符号化データ、ストリームバッファ123には各マクロブロックのブロックCb及びCrの符号化データが格納される。
パラメータ復号器132は、分割ストリームSTPを格納しているストリームバッファ120からマクロブロックヘッダMBHを読み出し、復号する。パラメータ復号器132は、復号して得られたマクロブロック符号化情報MBIを画像復号部141に出力し、復号が完了したことを示す完了信号EPを復号タイミング制御器134に出力する。
復号タイミング制御器134は、パラメータ復号部132、及び画像復号部141〜143に、起動信号SP、SA、SB、SCをそれぞれ出力することによって、パラメータ復号器132、及び画像復号部141〜143の復号処理の開始タイミングを制御する。この際、復号タイミング制御器134は、画像復号部141〜143のうち、復号処理に必要な隣接ブロックの画像が既に求められている画像復号部に処理を開始させる。
画像復号部141〜143は、処理を開始すべきことを復号タイミング制御器134から起動信号SA、SB、SCによって通知されると、画像復号部141〜143の間でデータの転送を行う。転送されるデータには、マクロブロック符号化情報MBIが含まれる。画像復号部141〜143による復号の際には、イントラ予測が行われる。
画像復号部141は、復号タイミング制御器134からの起動信号SAにより起動され、分割ストリームSTAを格納しているストリームバッファ121から符号化データCYAを読み出し、必要に応じてフレームメモリ152及び参照情報格納部136にアクセスしながら、符号化データCYAを復号する。画像復号部141は、復号して得られた復号画像DYAをフレームメモリ152に格納させ、復号が完了したことを示す完了信号EAを復号タイミング制御器134に出力し、マクロブロック符号化情報MBIを画像復号部142に出力する。
画像復号部142は、復号タイミング制御器134からの起動信号SBにより起動され、分割ストリームSTBを格納しているストリームバッファ122から符号化データCYBを読み出し、必要に応じてフレームメモリ152及び参照情報格納部136にアクセスしながら、符号化データCYBを復号する。画像復号部142は、復号して得られた復号画像DYBをフレームメモリ152に格納させ、復号が完了したことを示す完了信号EBを復号タイミング制御器134に出力し、マクロブロック符号化情報MBIを画像復号部143に出力する。
画像復号部143は、復号タイミング制御器134からの起動信号SCにより起動され、分割ストリームSTCを格納しているストリームバッファ123から符号化データCCを読み出し、必要に応じてフレームメモリ152及び参照情報格納部136にアクセスしながら、符号化データCCを復号する。画像復号部143は、復号して得られた復号画像DCをフレームメモリ152に格納させ、復号が完了したことを示す完了信号ECを復号タイミング制御器134に出力する。
参照情報格納部136は、画像復号部141〜143において符号化データCYA、CYB、CCを復号する過程で必要な参照情報を格納する。格納される参照情報は、例えば、画像復号部141〜143での復号処理結果として得られた、画像(イントラ予測画素)や予測された動きベクトルである。参照情報は、画像復号部141〜143での中間段階の処理結果(例えばデブロッキングフィルタを通す前の画像)であってもよい。フレームメモリ152は、画像復号部141〜143で復号された復号画像DYA、DYB、DCを格納する。
図6は、図1の画像復号装置の動作の例を示すタイミングチャートである。図6を参照しながら各期間の処理について詳しく説明する。
<マクロブロック処理期間MI0>
ストリームバッファ120〜123に分割ストリームがそれぞれ格納されると、復号タイミング制御器134は、パラメータ復号器132に対して起動信号SPを出力する。パラメータ復号器132は、起動信号SPを受け取ると、ストリームバッファ120からマクロブロックヘッダMBHを読み出して復号し、マクロブロック#0のマクロブロック符号化情報を得る。マクロブロックヘッダMBHの復号が完了すると、パラメータ復号器132は、復号タイミング制御器134に対して完了信号EPを出力することによって完了通知を行う。
<マクロブロック処理期間MI1>
完了信号EPを受けると、復号タイミング制御器134は、マクロブロック処理期間MI0の終了を認識し、次のマクロブロック#1の符号化情報を得るために、起動信号SPを出力してパラメータ復号器132を起動する。更に復号タイミング制御器134は、マクロブロック#0のブロックY0、Y1の復号処理を行うために、画像復号部141に対して起動信号SAを出力する。パラメータ復号器132は、起動信号SPを受け取ると、期間MI0と同様に、ストリームバッファ120からマクロブロックヘッダMBHを読み出して復号し、マクロブロック#1のマクロブロック符号化情報を得る。パラメータ復号器132は、復号タイミング制御器134に対して完了信号EPを出力することによって完了通知を行う。
起動信号SAを受け取ると、画像復号部141は、復号処理に必要なマクロブロック#0のマクロブロック符号化情報MBIをパラメータ復号器132から受け取り、ストリームバッファ121から符号化データCYAを読み出す。画像復号部141は、読み出された符号化データを、マクロブロック#0のマクロブロック符号化情報MBIを用いて復号し、得られたブロックY0、Y1の復号画像DYAをフレームメモリ152に出力する。復号が完了すると、画像復号部141は、復号タイミング制御器134に対して完了信号EAを出力することによって完了通知を行う。画像復号部141は、得られたマクロブロック#0のブロックY0、Y1の復号画像のうち、マクロブロック#0のブロックY2、Y3の復号処理に必要な部分を参照情報として参照情報格納部136に格納させる。
<マクロブロック処理期間MI2>
完了信号EP及びEAを受けると、復号タイミング制御器134は、マクロブロック処理期間MI1の終了を認識し、次のマクロブロック#2の符号化情報を得るために、起動信号SPを出力してパラメータ復号器132を起動する。また、復号タイミング制御器134は、マクロブロック#1のブロックY0、Y1の復号処理を行うために、画像復号部141に対して起動信号SAを出力する。
更に、復号タイミング制御器134は、マクロブロック#0のブロックY2、Y3の復号処理を行うために、画像復号部142に対して起動信号SBを出力する。パラメータ復号器132は、起動信号SPを受け取ると、期間MI0と同様にしてマクロブロック#2のマクロブロック符号化情報を得る。
画像復号部141は、マクロブロック#0に代えてマクロブロック#1に関して処理を行う点の他は、期間MI1と同様の動作を行う。画像復号部141は、得られたマクロブロック#1のブロックY0、Y1の復号画像のうち、マクロブロック#1のブロックY2、Y3の復号処理に必要な部分を参照情報として参照情報格納部136に格納させる。
図7は、ブロックY2、Y3を復号する図1の画像復号部142によって参照される画素の例を示す説明図である。各マクロブロックが図7のように4つのブロックY0、Y1、Y2、及びY3を有しているとする。画像復号部142に必要な情報に着目すると、ブロックY2及びY3が復号される際には、図7のようにブロックY2及びY3に隣接する画素の情報が参照情報として用いられる。これらの画素は、
(1)ブロックY2及びY3と同じマクロブロックに属するブロックY0及びY1、
(2)左隣接マクロブロックのブロックY1、並びに、
(3)左隣接マクロブロックのブロックY3
に含まれている。
これらのうち、(1)及び(2)については、画像復号部141が復号処理結果として参照情報格納部136に格納する。(1)及び(2)は、画像復号部142がブロックY2及びY3を処理する前に格納される。画像復号部142は、(1)及び(2)を参照情報格納部136から読み出して用いる。(3)は、画像復号部142で処理されるブロックであり、ブロックY2及びY3を処理する前に処理されるマクロブロックの復号結果であるので、画像復号部142は、参照情報格納部136を経由することなく(3)を用いることができる。
起動信号SB受け取ると、画像復号部142は、復号処理に必要なマクロブロック#0のマクロブロック符号化情報MBIを画像復号部141から受け取り、ストリームバッファ122から符号化データCYBを読み出し、読み出された符号化データを復号し、ブロックY2、Y3の復号画像を得る。イントラ予測処理で参照が必要なマクロブロック#0のブロックY0、Y1の復号画像データは、期間MI1において画像復号部141によって参照情報として参照情報格納部136に格納されている。画像復号部142は、復号の際には、マクロブロック#0のブロックY0、Y1の復号画像及びその他の参照情報を読み出して処理を行う。
画像復号部142は、得られたブロックY2、Y3の復号画像DYBをフレームメモリ152に出力する。復号が完了すると、画像復号部142は、復号タイミング制御器134に対して完了信号EBを出力することによって完了通知を行う。
<マクロブロック処理期間MI3>
完了信号EP、EA及びEBを受けると、復号タイミング制御器134は、マクロブロック処理期間MI2の終了を認識し、次のマクロブロック#3の符号化情報を得るために、起動信号SPを出力してパラメータ復号器132を起動する。また、復号タイミング制御器134は、マクロブロック#2のブロックY0、Y1の復号処理を行うために、画像復号部141に対して起動信号SAを出力する。
また、復号タイミング制御器134は、マクロブロック#1のブロックY2、Y3の復号処理を行うために、画像復号部142に対して起動信号SBを出力する。更に、復号タイミング制御器134は、マクロブロック#0のブロックCb、Crの復号処理を行うために、画像復号部143に対して起動信号SCを出力する。パラメータ復号器132は、起動信号SPを受け取ると、期間MI0と同様にしてマクロブロック#3のマクロブロック符号化情報を得る。
画像復号部141は、マクロブロック#0に代えてマクロブロック#2に関して処理を行う点の他は、期間MI1と同様の動作を行う。画像復号部141は、得られたマクロブロック#2のブロックY0、Y1の復号画像のうち、マクロブロック#2のブロックY2、Y3の復号処理に必要な部分を参照情報として参照情報格納部136に格納させる。画像復号部142は、マクロブロック#0に代えてマクロブロック#1に関して処理を行う点の他は、期間MI2と同様の動作を行う。
起動信号SC受け取ると、画像復号部143は、復号処理に必要なマクロブロック#0のマクロブロック符号化情報MBIを画像復号部142から受け取り、ストリームバッファ123から符号化データCCを読み出し、読み出された符号化データを復号し、ブロックCb、Crの復号画像を得る。画像復号部143は、得られたブロックCb、Crの復号画像DCをフレームメモリ152に出力する。復号が完了すると、画像復号部143は、復号タイミング制御器134に対して完了信号ECを出力することによって完了通知を行う。
<マクロブロック処理期間MI4>
完了信号EP、EA、EB及びECを受けると、復号タイミング制御器134は、マクロブロック処理期間MI3の終了を認識し、起動信号SP、SA、SB及びSCを出力する。画像復号部141、142、143は、それぞれ、1つ後のマクロブロックを処理する点の他は、期間MI3と同様の処理を行う。
マクロブロック処理期間MI5以降においても、処理対象のマクロブロックを期間毎に1つずつ後のマクロブロックとする点の他は、期間MI3と同様の処理を繰り返して行う。以上のように、パラメータ復号器132、画像復号部141〜143は、マクロブロックに関する処理をパイプライン式に行う。
なお、H.264規格においては、スキップマクロブロックや符号量が0のブロックも存在する。これらのマクロブロックやブロックが存在することは、パラメータCoded_Block_Pattern、Mb_Skip_Flag、又はMb_Skip_runから判断することができる。このため、画像復号部141〜143は、パラメータの1つとしてCoded_Block_Pattern又はスキップ情報を受け取ることによって、各ブロックの符号化データが分割ストリームに含まれているかどうかを判断し、Coded_Block_Patternの該当ブロックを示すビットが0の場合には少なくとも可変長復号処理は行わない。
参照情報格納部136が少なくとも2つの領域を有し、画像復号部141〜143は、新たなマクロブロックの処理を行う毎に、参照情報格納部136の2つの領域に交互に書き込みを行うようにしてもよい。例えば、画像復号部141〜143は、マクロブロック#0、#2、#4、…の処理結果を参照情報格納部136の第1の領域に書き込み、マクロブロック#1、#3、#5、…の処理結果を参照情報格納部136の第2の領域に書き込む。
ストリーム分割器110が、分割ストリームSTA、STB、STCのそれぞれに、あるマクロブロックのブロックが2つずつ含まれるように入力ビットストリームISTを分割する場合について説明したが、複数の分割ストリームのそれぞれに、あるマクロブロックのブロックが1つずつ又は3つ以上ずつ含まれるように入力ビットストリームISTを分割してもよい。この場合には、分割ストリームのそれぞれに対応する、ストリームバッファ及び画像復号部を用いるようにする。
以上のように、図1の画像復号装置によると、マクロブロックを、そのマクロブロックに含まれる1つ以上のブロックを単位として分割するので、ピクチャを構成するスライスの大きさに関係なく、マクロブロックを分割することができる。このため、ピクチャがいかなるスライスで構成されている場合であっても、効率的な並列復号処理を実現できる。例えばピクチャが1つのスライスで構成されている場合や、ピクチャが複数のスライスで構成されているが各スライスの大きさに極端な偏りがある場合であっても、問題なく並列処理を行うことができる。
また、画像復号部は、画面内予測に用いる参照情報として他の画像復号部の復号結果を参照し、かつ、複数の画像復号部がマクロブロック単位で同期して処理するので、分割ストリームの並列復号処理が可能となる。各マクロブロックの符号化データを均等に3分割するので、3つの画像復号部141〜143における処理の負荷をほぼ均等にすることができる。
したがって、ピクチャを構成するスライスに対する制約がないH.264等の画像符号化規格に準拠したビットストリームに対して、低消費電力かつ低コストで、並列復号処理を行うことができる。
図1の画像復号装置では画像復号部141〜143をパイプライン動作させている。しかし、ブロックCb及びCrを処理する画像復号部143は画像復号部141及び142の復号結果を用いる必要がないので、画像復号部143が画像復号部141又は142と同時に、同じマクロブロックの処理を行うようにしてもよい。
輝度信号ブロックを復号する画像復号部141、142と色差信号ブロックを復号する画像復号部143とは、同様に構成されていてもよいし、画像復号部141、142は輝度信号の復号処理に、画像復号部143は色差信号の復号処理に特化した構成を有していてもよい。
図8は、図1の画像復号部141の構成例を示すブロック図である。画像復号部141は、可変長復号部161と、逆量子化部162と、逆変換部163と、動き補償部164と、イントラ予測部165と、デブロッキングフィルタ166とを有している。図1の画像復号部142及び143も、画像復号部141と同様に構成されている。画像復号部141〜143は、次のように動作することができる。
図9は、図1の画像復号部141の動作の例を示すタイミングチャートである。可変長復号部161は、期間NI0、NI1、NI2、NI3、NI4、…において、マクロブロック#0、#1、#2、#3、#4、…に処理をそれぞれ行い、その結果を逆量子化部162に出力する。各マクロブロックに対する処理には、図2の6ブロックY0〜Y3、Cb及びCrに対する処理を含む。
逆量子化部162は、期間NI1、NI2、NI3、NI4、…において、可変長復号部161が期間NI0、NI1、NI2、NI3、…に行った処理結果に対してそれぞれ処理を行い、その結果を逆変換部163に出力する。逆変換部163は、期間NI2、NI3、NI4、…において、逆量子化部162が期間NI1、NI2、NI3、…に行った処理結果に対してそれぞれ処理を行い、その結果を動き補償部164及びイントラ予測部165に出力する。
動き補償部164及びイントラ予測部165は、期間NI3、NI4、…において、逆変換部163が期間NI2、NI3、…に行った処理結果に対してそれぞれ処理を行い、その結果をデブロッキングフィルタ166に出力する。デブロッキングフィルタ166は、期間NI4、NI5、…において、動き補償部164及びイントラ予測部165が期間NI3、NI4、…に行った処理結果に対してそれぞれ処理を行い、その結果を出力する。
このように、画像復号部141は、パイプライン処理を行う。画像復号部142及び143も、図9と同様に動作を行う。
図10は、輝度信号を処理する図1の画像復号部141及び142の内部の動作の例を具体的に示すタイミングチャートである。期間NJ0において、画像復号部141の可変長復号部161は、ストリームバッファ121から符号化データCYAを読み出して可変長復号し、得られたマクロブロック#0のブロックY0、Y1の復号結果を逆量子化部162に出力する。
期間NJ1において、可変長復号部161は、ストリームバッファ121から符号化データCYAを読み出して可変長復号し、得られたマクロブロック#1のブロックY0、Y1の復号結果を逆量子化部162に出力する。逆量子化部162は、可変長復号部161で求められたマクロブロック#0の復号結果に逆量子化を行い、その結果を逆変換部163に出力する。
期間NJ2において、可変長復号部161は、ストリームバッファ121から符号化データCYAを読み出して可変長復号し、得られたマクロブロック#2のブロックY0、Y1の復号結果を逆量子化部162に出力する。逆量子化部162は、可変長復号部161で求められたマクロブロック#1の復号結果に逆量子化を行い、その結果を逆変換部163に出力する。逆変換部163は、逆量子化部162で求められたマクロブロック#0の処理結果に逆直交変換を行い、その結果を動き補償部164及びイントラ予測部165に出力する。
期間NJ3において、可変長復号部161は、ストリームバッファ121から符号化データCYAを読み出して可変長復号し、得られたマクロブロック#3のブロックY0、Y1の復号結果を逆量子化部162に出力する。逆量子化部162は、可変長復号部161で求められたマクロブロック#2の復号結果に逆量子化を行い、その結果を逆変換部163に出力する。逆変換部163は、逆量子化部162で求められたマクロブロック#1の処理結果に逆直交変換を行い、その結果を動き補償部164及びイントラ予測部165に出力する。動き補償部164及びイントラ予測部165は、逆変換部163で求められたマクロブロック#0の処理結果に動き補償及びイントラ予測を行い、その結果をデブロッキングフィルタ166に出力する。
期間NJ4において、可変長復号部161は、ストリームバッファ121から符号化データCYAを読み出して可変長復号し、得られたマクロブロック#4のブロックY0、Y1の復号結果を逆量子化部162に出力する。逆量子化部162は、可変長復号部161で求められたマクロブロック#3の復号結果に逆量子化を行い、その結果を逆変換部163に出力する。逆変換部163は、逆量子化部162で求められたマクロブロック#2の処理結果に逆直交変換を行い、その結果を動き補償部164及びイントラ予測部165に出力する。動き補償部164及びイントラ予測部165は、逆変換部163で求められたマクロブロック#1の処理結果に動き補償及びイントラ予測を行い、その結果をデブロッキングフィルタ166に出力する。デブロッキングフィルタ166は、動き補償部164及びイントラ予測部165で求められたマクロブロック#0の処理結果にデブロッキング処理を行い、その結果を復号結果DYAとして出力する。
画像復号部142の可変長復号部、逆量子化部、逆変換部、動き補償部、イントラ予測部、及びデブロッキングフィルタも、各マクロブロックのブロックY2、Y3に対して、画像復号部141と同様に処理を行う。但し、画像復号部142の処理は、期間NJ1から開始される。
このように、画像復号部の内部においてもパイプライン処理を行うようにすると、図6のように処理を行う場合に比べて、各ステージの長さが短くなるので、より高速に処理を行うことができる。
図11は、図1の画像復号装置の第1の変形例の構成を示すブロック図である。図11の画像復号装置は、ストリームバッファ123に代えてストリームバッファ223、224を、画像復号部143に代えて画像復号部243、244を有している点が、図1の画像復号装置とは異なっている。ここでは、入力ビットストリームISTは、カラーフォーマット4:2:2(Y:Cb(Pb):Cr(Pr)=4:2:2)の動画像がH.264に従って符号化されて得られたビットストリームであるとする。
図12は、カラーフォーマット4:2:2の場合のマクロブロックに含まれるブロックを示す説明図である。入力ビットストリームISTの動画像に含まれる各ピクチャは、多数のマクロブロックで構成されている。各マクロブロックは、図12のように、輝度信号ブロックY0、Y1、Y2、Y3と、青色差信号ブロックCb0、Cb1と、赤色差信号ブロックCr0、Cr1とを有しているとする。輝度信号ブロックY0〜Y3は、マクロブロック内において2行2列に配置される。青色差信号ブロックCb0、Cb1は、マクロブロック内において2行1列に配置される。赤色差信号ブロックCr0、Cr1は、マクロブロック内において2行1列に配置される。ブロックY0〜Y3、Cb0、Cb1、Cr0及びCr1は、いずれも、画面内予測における予測単位である。
各マクロブロックが16×16画素に対応する符号化データを有する場合、ブロックY0〜Y3、Cb0、Cb1、Cr0及びCr1は、それぞれ8×8画素に対応する符号化データを有する。マクロブロックが対応する画素数は、これには限られず、例えば8×8画素であってもよい。
図13は、図11のストリーム分割器210におけるビットストリームの分割についての説明図である。以下では、図11の画像復号装置によるマクロブロック層以下の復号処理動作について説明する。
ストリーム分割器210は、入力ビットストリームISTのビットパターン解析を行い、その解析結果に従って、入力ビットストリームISTを分割ストリームSTP、STA、STB、STC、STDに分割する。この際、ストリーム分割器210は、画素データを求める復号処理は行わない。
ストリーム分割器210は、入力ビットストリームISTの各マクロブロックを、マクロブロックに含まれる1つ以上のブロックに対応する符号化データが分割ストリームSTA、STB、STC、STDのそれぞれに含まれるように、分割する。ここでは、ストリーム分割器210は、図13のように、分割ストリームSTPにはマクロブロックヘッダ、分割ストリームSTAには輝度信号ブロックY0及びY1の符号化データ、分割ストリームSTBには輝度信号ブロックY2及びY3の符号化データ、分割ストリームSTCには色差信号ブロックCb0及びCr0の符号化データ、分割ストリームSTDには色差信号ブロックCb1及びCr1の符号化データが含まれるように、入力ビットストリームISTを分割する。
ストリーム分割器210は、分割ストリームSTP、STA、STB、STC、STDをストリームバッファ120、121、122、223、224にそれぞれ出力する。ストリームバッファ120、121、122、223、224は、分割ストリームSTP、STA、STB、STC、STDをそれぞれ格納する。したがって、ストリームバッファ120には各マクロブロックの符号化情報を示す符号化データ、ストリームバッファ121には各マクロブロックのブロックY0及びY1の符号化データ、ストリームバッファ122には各マクロブロックのブロックY2及びY3の符号化データ、ストリームバッファ223には各マクロブロックのブロックCb0及びCr0の符号化データ、ストリームバッファ224には各マクロブロックのブロックCb1及びCr1の符号化データが格納される。
図14は、図11の画像復号装置の動作の例を示すタイミングチャートである。図11を参照しながら各期間の処理について詳しく説明する。マクロブロック処理期間MI0〜MI2については、図6を参照して行った説明と同様であるので、説明を省略する。
<マクロブロック処理期間MI3>
完了信号EP、EA及びEBを受けると、復号タイミング制御器234は、マクロブロック処理期間MI2の終了を認識し、次のマクロブロック#3の符号化情報を得るために、起動信号SPを出力してパラメータ復号器132を起動する。また、復号タイミング制御器234は、マクロブロック#2のブロックY0、Y1の復号処理を行うために、画像復号部141に対して起動信号SAを出力する。
また、復号タイミング制御器234は、マクロブロック#1のブロックY2、Y3の復号処理を行うために、画像復号部142に対して起動信号SBを出力する。更に、復号タイミング制御器234は、マクロブロック#0のブロックCb0、Cr0の復号処理を行うために、画像復号部243に対して起動信号SCを出力する。パラメータ復号器132は、起動信号SPを受け取ると、期間MI0と同様にしてマクロブロック#3のマクロブロック符号化情報を得る。画像復号部141及び142に関しては、図6と同様であるので、説明を省略する。
起動信号SC受け取ると、画像復号部243は、復号処理に必要なマクロブロック#0のマクロブロック符号化情報MBIを画像復号部142から受け取り、ストリームバッファ223から符号化データCC0を読み出して復号し、マクロブロック#0のブロックCb0、Cr0の復号画像を得る。画像復号部243は、得られたブロックCb0、Cr0の復号画像DC0をフレームメモリ252に出力する。復号が完了すると、画像復号部243は、復号タイミング制御器234に対して完了信号ECを出力することによって完了通知を行う。画像復号部243は、得られたマクロブロック#0のブロックCb0、Cr0の復号画像のうち、マクロブロック#0のブロックCb1、Cr1の復号処理に必要な部分を参照情報として参照情報格納部236に格納させる。
<マクロブロック処理期間MI4>
完了信号EP、EA、EB及びECを受けると、復号タイミング制御器234は、マクロブロック処理期間MI3の終了を認識し、起動信号SP、SA、SB及びSCを出力する。画像復号部141、142、243は、それぞれ、1つ後のマクロブロックを処理する点の他は、期間MI3と同様の処理を行う。
復号タイミング制御器234は、マクロブロック#0のブロックCb1、Cr1の復号処理を行うために、画像復号部243に対して起動信号SDを出力する。パラメータ復号器132は、起動信号SPを受け取ると、期間MI0と同様にしてマクロブロック#4のマクロブロック符号化情報を得る。
起動信号SD受け取ると、画像復号部244は、復号処理に必要なマクロブロック#0のマクロブロック符号化情報MBIを画像復号部243から受け取り、ストリームバッファ224から符号化データCC1を読み出して復号し、マクロブロック#0のブロックCb1、Cr1の復号画像を得る。イントラ予測処理で参照が必要なマクロブロック#0のブロックCb0、Cr0の復号画像データは、期間MI3において参照情報として参照情報格納部236に格納されている。画像復号部244は、復号の際には、マクロブロック#0のブロックCb0、Cr0の復号画像及びその他の参照情報を読み出して処理を行う。
画像復号部244は、得られたブロックCb1、Cr1の復号画像DC1をフレームメモリ252に出力する。復号が完了すると、画像復号部244は、復号タイミング制御器234に対して完了信号EDを出力することによって完了通知を行う。
<マクロブロック処理期間MI5>
完了信号EP、EA、EB、EC及びEDを受けると、復号タイミング制御器234は、マクロブロック処理期間MI4の終了を認識し、起動信号SP、SA、SB、SC及びSDを出力する。画像復号部141、142、243、244は、それぞれ、1つ後のマクロブロックを処理する点の他は、期間MI4と同様の処理を行う。
その後のマクロブロック処理期間においても、処理対象のマクロブロックを期間毎に1つずつ後のマクロブロックとする点の他は、期間MI4と同様の処理を繰り返して行う。以上のように、パラメータ復号器132、画像復号部141、142、243、244は、マクロブロックに関する処理をパイプライン式に行う。
以上のように、図11の画像復号装置によると、画像復号部は、画面内予測に用いる参照情報として他の画像復号部の復号結果を参照し、かつ、複数の画像復号部がマクロブロック単位で同期して処理するので、分割ストリームの並列復号処理が可能となる。各マクロブロックの符号化データを均等に4分割するので、4つの画像復号部141、142、243、244における処理の負荷をほぼ均等にすることができる。
なお、画像復号部243、244は画像復号部141及び142の復号結果を用いる必要がないので、画像復号部243が画像復号部141と同時に同じマクロブロックの処理を行い、画像復号部244が画像復号部142と同時に同じマクロブロックの処理を行うようにしてもよい。
図15は、図1の画像復号装置の第2の変形例の構成を示すブロック図である。図15の画像復号装置は、ストリームバッファ123に代えてストリームバッファ323、324、325、326を、画像復号部143に代えて画像復号部343、344、345、346を有している点が、図1の画像復号装置とは異なっている。ここでは、入力ビットストリームISTは、カラーフォーマット4:4:4(Y:Cb(Pb):Cr(Pr)=4:4:4)の動画像がH.264に従って符号化されて得られたビットストリームであるとする。
図16は、カラーフォーマット4:4:4の場合のマクロブロックに含まれるブロックを示す説明図である。入力ビットストリームISTの動画像に含まれる各ピクチャは、多数のマクロブロックで構成されている。各マクロブロックは、図16のように、輝度信号ブロックY0、Y1、Y2、Y3と、青色差信号ブロックCb0、Cb1、Cb2、Cb3と、赤色差信号ブロックCr0、Cr1、Cr2、Cr3とを有しているとする。輝度信号ブロックY0〜Y3は、マクロブロック内において2行2列に配置される。青色差信号ブロックCb0〜Cb3は、マクロブロック内において2行2列に配置される。赤色差信号ブロックCr0〜Cr3は、マクロブロック内において2行2列に配置される。ブロックY0〜Y3、Cb0〜Cb3、及びCr0〜Cr3は、いずれも、画面内予測における予測単位である。
各マクロブロックが16×16画素に対応する符号化データを有する場合、ブロックY0〜Y3、Cb0〜Cb3、及びCr0〜Cr3は、それぞれ8×8画素に対応する符号化データを有する。マクロブロックが対応する画素数は、これには限られず、例えば8×8画素であってもよい。
以下では、図15の画像復号装置によるマクロブロック層以下の復号処理動作について説明する。ストリーム分割器310は、入力ビットストリームISTのビットパターン解析を行い、その解析結果に従って、入力ビットストリームISTを分割ストリームSTP、STA、STB、STC、STD、STE、STFに分割する。この際、ストリーム分割器310は、画素データを求める復号処理は行わない。
ストリーム分割器310は、入力ビットストリームISTの各マクロブロックを、マクロブロックに含まれる1つ以上のブロックに対応する符号化データが分割ストリームSTA、STB、STC、STD、STE、STFのそれぞれに含まれるように、分割する。ここでは、ストリーム分割器310は、分割ストリームSTPにはマクロブロックヘッダ、分割ストリームSTAには輝度信号ブロックY0及びY1の符号化データ、分割ストリームSTBには輝度信号ブロックY2及びY3の符号化データ、分割ストリームSTCには色差信号ブロックCb0及びCb1の符号化データ、分割ストリームSTDには色差信号ブロックCb2及びCr3の符号化データ、分割ストリームSTEには色差信号ブロックCr0及びCr1の符号化データ、分割ストリームSTFには色差信号ブロックCr2及びCr3の符号化データが含まれるように、入力ビットストリームISTを分割する。
ストリーム分割器310は、分割ストリームSTP、STA、STB、STC、STD、STE、STFをストリームバッファ120、121、122、323、324、325、326にそれぞれ出力する。ストリームバッファ120〜122、323〜326は、分割ストリームSTP、STA、STB、STC、STD、STE、STFをそれぞれ格納する。
復号タイミング制御器334は、画像復号部343〜346に、起動信号SC、SD、SE、SFをそれぞれ出力することによって、画像復号部343〜346の復号処理の開始タイミングを制御する点の他は、図1の復号タイミング制御器134とほぼ同様に構成されている。画像復号部141、142については、図1の場合と同様であるので説明を省略する。
画像復号部343は、復号タイミング制御器334からの起動信号SCにより起動され、分割ストリームSTCを格納しているストリームバッファ323から符号化データCCAを読み出し、必要に応じてフレームメモリ352及び参照情報格納部336にアクセスしながら、符号化データCCAを復号する。画像復号部343は、復号して得られた復号画像DCAをフレームメモリ352に格納させ、復号が完了したことを示す完了信号ECを復号タイミング制御器334に出力し、マクロブロック符号化情報MBIを画像復号部344に出力する。
画像復号部344は、復号タイミング制御器334からの起動信号SDにより起動され、分割ストリームSTDを格納しているストリームバッファ324から符号化データCCBを読み出し、必要に応じてフレームメモリ352及び参照情報格納部336にアクセスしながら、符号化データCCBを復号する。画像復号部344は、復号して得られた復号画像DCBをフレームメモリ352に格納させ、復号が完了したことを示す完了信号EDを復号タイミング制御器334に出力し、マクロブロック符号化情報MBIを画像復号部345に出力する。
画像復号部345は、復号タイミング制御器334からの起動信号SEにより起動され、分割ストリームSTEを格納しているストリームバッファ325から符号化データCCCを読み出し、必要に応じてフレームメモリ352及び参照情報格納部336にアクセスしながら、符号化データCCCを復号する。画像復号部345は、復号して得られた復号画像DCCをフレームメモリ352に格納させ、復号が完了したことを示す完了信号EEを復号タイミング制御器334に出力し、マクロブロック符号化情報MBIを画像復号部346に出力する。
画像復号部346は、復号タイミング制御器334からの起動信号SFにより起動され、分割ストリームSTFを格納しているストリームバッファ326から符号化データCCDを読み出し、必要に応じてフレームメモリ352及び参照情報格納部336にアクセスしながら、符号化データCCDを復号する。画像復号部346は、復号して得られた復号画像DCDをフレームメモリ352に格納させ、復号が完了したことを示す完了信号EFを復号タイミング制御器334に出力する。
画像復号部343〜346は画像復号部141及び142の復号結果を用いる必要がないので、画像復号部343、345が画像復号部141と同時に同じマクロブロックの処理を行い、画像復号部344、346が画像復号部142と同時に同じマクロブロックの処理を行うことができる。
図15の画像復号装置によると、画像復号部は、画面内予測に用いる参照情報として他の画像復号部の復号結果を参照し、かつ、複数の画像復号部がマクロブロック単位で同期して処理するので、分割ストリームの並列復号処理が可能となる。各マクロブロックの符号化データを均等に6分割するので、6つの画像復号部141、142、343〜346における処理の負荷をほぼ均等にすることができる。
図17は、図1の画像復号装置の第3の変形例の構成を示すブロック図である。図17の画像復号装置は、画像出力部454を更に有する点が、図1の画像復号装置とは異なっている。画像出力部454は、画像復号部141〜143で復号された画像を格納し、1つのマクロブロックに含まれる全てのブロック(ここではブロックY0〜Y3、Cb、及びCr)についての復号された画像が格納されると、そのマクロブロックについての復号された画像を出力する。
図18は、図17の画像復号装置の動作の例を示すタイミングチャートである。図17を参照しながら各期間の処理について詳しく説明する。
<マクロブロック処理期間MI0>
図6の場合と同様である。
<マクロブロック処理期間MI1>
画像復号部141は、復号して得られたブロックY0、Y1の復号画像DYAを、フレームメモリ452にではなく、画像出力部454に出力する。画像出力部454は、復号画像DYAを格納する。以下の期間においても同様である。その他の点は、図6の場合と同様である。
<マクロブロック処理期間MI2>
画像復号部142は、復号して得られたブロックY2、Y3の復号画像DYBを、フレームメモリ452にではなく、画像出力部454に出力する。以下の期間においても同様である。その他の点は、図6の場合と同様である。
<マクロブロック処理期間MI3>
画像復号部143は、復号して得られたブロックCb、Crの復号画像DCを、フレームメモリ452にではなく、画像出力部454に出力する。以下の期間においても同様である。その他の点は、図6の場合と同様である。
<マクロブロック処理期間MI4>
マクロブロック#0に含まれる全てのブロックについての復号された画像が画像出力部454に格納されると、復号タイミング制御器434は、完了信号EP、EA、EB及びECを受ける。すると、復号タイミング制御器434は、マクロブロック処理期間MI3の終了を認識し、起動信号SP、SA、SB、SC及びSOを出力する。
画像出力部454は、起動信号SOを受け取ると、復号処理に必要なマクロブロック#0のマクロブロック符号化情報MBIを画像復号部143から受け取り、マクロブロック#0に含まれる全ブロックの復号画像DMBを1マクロブロック単位でフレームメモリ452に出力する。フレームメモリ452は、復号画像DMBを格納する。出力が完了すると、画像出力部454は、復号タイミング制御器434に対して完了信号EOを出力することによって完了通知を行う。その後、画像出力部454は、画像復号部141〜143で復号された復号画像DYA、DYB、DCを格納する。
マクロブロック処理期間MI5以降においても、処理対象のマクロブロックを期間毎に1つずつ後のマクロブロックとする点の他は、期間MI4と同様の処理を繰り返して行う。
図17の画像復号装置によると、並列に復号処理を行う各画像復号部141〜143の復号画像を一括して出力する画像出力部454を有するので、1マクロブロックのデータをまとめて転送できるようになる。転送されるデータの量が比較的少ない複数回の転送が1回の転送にまとめられるので、転送の際のオーバーヘッドを削減し、必要となるバンド幅の増加を抑えることができる。
次に、動きベクトル予測について説明する。図19は、動きベクトル予測の際に参照されるブロックの例を示す説明図である。例えばフレーム構造の画像の場合には、図19のように、復号対象ブロックの画面内で、このブロックの左、上、及び右上に配置される3つのブロックが参照され得る。右上に配置されるブロックが存在しない場合は左上に配置されるブロックが参照される(図3参照)。
画像復号部141〜143等は、参照情報格納部136に格納された参照情報、例えば、ブロックNAの動きベクトルMVA、ブロックNBの動きベクトルMVB、及びブロックNCの動きベクトルMVCに基づいて復号対象ブロックの動きベクトルMVTを求め、求められた動きベクトルMVTを参照情報格納部136、フレームメモリ152等に出力する。参照情報格納部136は、他のブロックの動きベクトル予測のための参照情報として動きベクトルMVTを格納する。
次に、DC/AC予測について説明する。図20は、DC/AC予測の際に参照されるブロックの例を示す説明図である。例えばフレーム構造の画像の場合には、図20のように、復号対象ブロックの画面内で、このブロックの左、上、及び左上に配置される3つのブロックが参照され得る(図20参照)。
図21(a)は、DC予測についての説明図である。ブロックNAのDCT係数DCA、及びブロックNBのDCT係数DCBは、DC成分である。画像復号部141〜143等は、DCT係数DCA、又はDCBを、復号対象ブロックの対応するDCT係数(DC成分)として用いる。図21(b)は、AC予測についての説明図である。ブロックNAの左端の列のDCT係数ACA及びブロックNBの上端の行のDCT係数ACBは、AC成分である。画像復号部141〜143等は、DCT係数ACAを復号対象ブロックの対応する列のDCT係数として、又は、DCT係数ACBを復号対象ブロックの対応する行のDCT係数として用いる。参照情報格納部136は、他のブロックのDC/AC予測のための参照情報として復号対象ブロックのDCT係数を格納する。
なお、以上の実施形態ではマクロブロックが輝度信号ブロックY0〜Y3、及び色差信号ブロック(Cb及びCr等)を含む場合を例として説明したが、マクロブロックがR(red)G(green)B(blue)を表す信号のブロックを有していてもよいし、H(hue)S(saturation)V(value)を表す信号のブロックを有していてもよい。
また、以上の実施形態では、2ブロック(例えばブロックY0及びY1、ブロックY2及びY3、又はブロックCb及びCr)を分割単位として、各マクロブロックを分割する例について説明したが、分割単位は1ブロックであってもよいし、ブロックに含まれる1以上のサブブロックであってもよい。1つのマクロブロックが4ブロックより多くのブロックで構成されている場合には、3ブロック以上を分割単位として、各マクロブロックを分割してもよい。例えばマクロブロックが16ブロック(又は16サブブロック)で構成されている場合には、4ブロック(又は4サブブロック)毎に各マクロブロックを分割してもよい。
ブロックY0〜Y3、Cb0〜Cb3、及びCr0〜Cr3がいずれも8×8画素に対応する符号化データを有する場合について説明したが、各ブロックが、例えば縦16×横8画素、縦8×横16画素、縦8×横4画素、縦4×横8画素、又は4×4画素に対応する符号化データを有していてもよい。
本発明の多くの特徴及び優位性は、記載された説明から明らかであり、よって添付の特許請求の範囲によって、本発明のそのような特徴及び優位性の全てをカバーすることが意図される。更に、多くの変更及び改変が当業者には容易に可能であるので、本発明は、図示され記載されたものと全く同じ構成及び動作に限定されるべきではない。したがって、全ての適切な改変物及び等価物は本発明の範囲に入るものとされる。
以上説明したように、本発明の実施形態によると、ピクチャを構成するスライスの大きさに関係なく、マクロブロックを分割することができるので、本発明は、画像復号装置等について有用である。本発明は、更には光ディスク再生装置及び記録装置、デジタルテレビジョン受信装置、ムービー装置、並びに携帯電話等としても有用である。
110、210、310 ストリーム分割器
132 パラメータ復号器
134、234、334、434 復号タイミング制御器
136、236、336 参照情報格納部
141〜143、243、244、343〜346 画像復号部
454 画像出力部

Claims (14)

  1. 画面内予測を行って動画像を符号化することによって得られた符号化データを有する入力ビットストリームを処理する画像復号装置であって、
    前記入力ビットストリームを複数の分割ストリームに分割するストリーム分割器と、
    前記複数の分割ストリームをそれぞれ復号する複数の画像復号部とを備え、
    前記ストリーム分割器は、前記動画像のマクロブロックに含まれる前記画面内予測における複数の予測単位のうち、1つ以上の予測単位の符号化データが前記複数の分割ストリームのそれぞれに含まれるように、前記入力ビットストリームを分割する
    画像復号装置。
  2. 請求項1に記載の画像復号装置において、
    前記複数の画像復号部のうちの少なくとも1つは、前記複数の画像復号部のうちの他の画像復号部の処理結果を参照して復号を行う
    画像復号装置。
  3. 請求項2に記載の画像復号装置において、
    前記複数の画像復号部の復号処理のタイミングを制御する復号タイミング制御器を更に備える
    画像復号装置。
  4. 請求項3に記載の画像復号装置において、
    前記複数の画像復号部は、前記復号タイミング制御器から処理を開始すべきことを通知されると、前記複数の画像復号部の間でデータの転送を行う
    画像復号装置。
  5. 請求項4に記載の画像復号装置において、
    前記複数の画像復号部の間で転送されるデータには、マクロブロック符号化情報が含まれる
    画像復号装置。
  6. 請求項2に記載の画像復号装置において、
    前記複数の画像復号部の処理結果を格納する参照情報格納部を更に備え、
    前記複数の画像復号部のうちの少なくとも1つは、前記他の画像復号部の処理結果を、前記参照情報格納部から読み出して用いる
    画像復号装置。
  7. 請求項2に記載の画像復号装置において、
    前記参照情報格納部は、少なくとも2つの領域を有しており、
    前記複数の画像復号部は、マクロブロックの処理毎に、前記参照情報格納部の2つの領域に交互に書き込みを行う
    画像復号装置。
  8. 請求項1に記載の画像復号装置において、
    前記複数の画像復号部で復号された画像を格納し、前記マクロブロックに含まれる全ての予測単位についての復号された画像が格納されると、当該マクロブロックについての復号された画像を出力する画像出力部を更に備える
    画像復号装置。
  9. 請求項1に記載の画像復号装置において、
    前記ストリーム分割器は、前記入力ビットストリームの解析を行い、前記解析の結果に従って前記入力ビットストリームを、復号することなく分割する
    画像復号装置。
  10. 請求項1に記載の画像復号装置において、
    前記ストリーム分割器は、前記複数の分割ストリームのそれぞれに前記マクロブロックの予測単位が1つのみ含まれるように、前記入力ビットストリームを分割する
    画像復号装置。
  11. 請求項1に記載の画像復号装置において、
    前記ストリーム分割器は、前記複数の分割ストリームのそれぞれに前記マクロブロックの予測単位が2つ以上含まれるように、前記入力ビットストリームを分割する
    画像復号装置。
  12. 請求項11に記載の画像復号装置において、
    前記ストリーム分割器は、前記動画像のカラーフォーマットが4:2:0であって、前記マクロブロックのそれぞれが前記複数の予測単位として2行2列の4つの輝度信号ブロック、1つの青色差信号ブロック、及び1つの赤色差信号ブロックを有する場合には、
    前記輝度信号ブロックのうちの第1行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第1の分割ストリームとして、前記輝度信号ブロックのうちの第2行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第2の分割ストリームとして、前記青色差信号ブロック及び前記赤色差信号ブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第3の分割ストリームとして出力する
    画像復号装置。
  13. 請求項11に記載の画像復号装置において、
    前記ストリーム分割器は、前記動画像のカラーフォーマットが4:2:2であって、前記マクロブロックのそれぞれが前記複数の予測単位として2行2列の4つの輝度信号ブロック、2行1列の2つの青色差信号ブロック、及び2行1列の2つの赤色差信号ブロックを有する場合には、
    前記輝度信号ブロックのうちの第1行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第1の分割ストリームとして、前記輝度信号ブロックのうちの第2行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第2の分割ストリームとして、前記青色差信号ブロックのうちの第1行のブロック及び前記赤色差信号ブロックのうちの第1行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第3の分割ストリームとして、前記青色差信号ブロックのうちの第2行のブロック及び前記赤色差信号ブロックのうちの第2行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第4の分割ストリームとして出力する
    画像復号装置。
  14. 請求項11に記載の画像復号装置において、
    前記ストリーム分割器は、前記動画像のカラーフォーマットが4:4:4であって、前記マクロブロックのそれぞれが前記複数の予測単位として2行2列の4つの輝度信号ブロック、2行2列の4つの青色差信号ブロック、及び2行2列の4つの赤色差信号ブロックを有する場合には、
    前記輝度信号ブロックのうちの第1行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第1の分割ストリームとして、前記輝度信号ブロックのうちの第2行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第2の分割ストリームとして、前記青色差信号ブロックのうちの第1行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第3の分割ストリームとして、前記青色差信号ブロックのうちの第2行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第4の分割ストリームとして、前記赤色差信号ブロックのうちの第1行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第5の分割ストリームとして、前記赤色差信号ブロックのうちの第2行のブロックを前記複数の分割ストリームのうちの第6の分割ストリームとして出力する
    画像復号装置。
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