JP5274596B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光源からのレーザビームで被走査体上を走査する光走査装置、及びこの光走査装置によって被走査体である像担持体に静電潜像を形成する画像形成装置に関する。
例えば、光走査装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色の像担持体を有する画像形成装置に適応される。この種の光走査装置は、各色用の光源から照射されたレーザビームを反射する回転多面鏡と、回転多面鏡で反射されたレーザビームを分離する各色用のミラーを備え、分離後のレーザビームで各色用の像担持体のそれぞれを走査して、静電潜像を形成する(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の光走査装置は、各色用の光源のそれぞれから所定の距離離れた位置にミラーブロックが配置される。ミラーブロックは、ブロック本体の所定の面に形成された3つの反射面とブロック本体の上方に形成された通過領域を有し、シアン、マゼンタ、イエロー用のレーザビームをそれぞれ対応する反射面で反射して回転多面鏡へ配光し、ブラック用のレーザビームをそのまま通過領域に通過して回転多面鏡へ配光する。回転多面鏡へ配光されたレーザビームは、回転多面鏡で反射して、第1〜第3の結像レンズを通過し、各色用のミラーで分離される。各色用のミラーは、画像形成装置の大きさに制約がある中で、異なる位置に配置されている各色用の像担持体に分離後のレーザビームを導くため、回転多面鏡から異なる距離離れた位置に配置される。
特開2008−26909号公報
光走査装置では、光学部品であるミラーブロックの取り付け位置に誤差が生じることがある。ミラーブロックの取り付け位置に誤差が生じると、各色用の光源から照射されたレーザビームは、ミラーブロックへの入射角及びミラーブロックからの反射角にズレが生じるため、光源から回転多面鏡までの光路にもズレが生じる。光源から回転多面鏡までの光路にズレが生じると、回転多面鏡への入射角及び回転多面鏡からの反射角にズレが生じるため、回転多面鏡から各色用のミラーまでの光路にもズレが生じる。回転多面鏡から各色用のミラーまでの光路にズレが生じると、各色用のミラーへの入射位置にズレが生じるため、レーザビームにケラレが発生する。また、このケラレは、各色用のミラーへの入射位置のズレが大きいほど顕著に発生する。各色用のミラーへの入射位置のズレは、各色用の光源から回転多面鏡までの光路長、及び回転多面鏡から各色用のミラーまでの光路長が長くなるほど、大きくなる。
特許文献1に記載の光走査装置では、各色用の光源から回転多面鏡までの光路長がほぼ等しい。このため、各色用のレーザビームは、回転多面鏡から各色用のミラーまでの光路長が長くなるほど、各色用のミラーへの入射位置に大きなズレが生じ、ケラレが顕著に発生する。
そこで、この発明は、レーザビームのケラレが顕著に発生することを防ぐ光走査装置、及びこの光走査装置を備えた画像形成装置を提供する。
この発明の光走査装置は、複数の光源と、光走査部材と、複数の第1ミラーとを備える。複数の光源は、レーザビームをそれぞれ照射する。光走査部材は、複数の光源からのレーザビームを所定の方向に等速度で走査する。複数の第1ミラーは、光走査部材からそれぞれ異なる距離だけ離れた位置に配置され、光走査部材が走査したレーザビームを被走査体へ向けて反射する。複数の光源は、光走査部材からそれぞれ異なる距離だけ離れた位に配置される。光源から光走査部材までの入射距離が長くなるものほど、光走査部材から第1ミラーまでの出射距離が短くなるように、光源からのレーザビームを導く第1ミラーが配置されている。
この構成では、複数の光源から照射されたレーザビームは、光走査部材によって所定の方向に等速度で走査される。等速度で走査されたレーザビームは、それぞれ複数の第1ミラーで反射され、被走査体上を走査する。レーザビームは、光源から光走査部材までの入射距離が長くなるものほど、光走査部材から第1ミラーまでの出射距離が短くなるように設けられている。
この発明の光走査装置は、複数の光源と、光走査部材と、複数の第1ミラーと、第2ミラーとを備える。第2ミラーは、複数の光源と光走査部材との間に配置され、複数の光源から入射されたレーザビームを光走査部材へ向けて反射する。光源から前記第2ミラーまでの入射距離が長くなるものほど、出射距離が短くなるように、光源からのレーザビームを導く第1ミラーが配置されている。
この構成では、複数の光源と光走査部材との間に第2ミラーを設けている。第2ミラーは、複数の光源から入射されたレーザビームを光走査部材へ向けて反射する。レーザビームは、第2ミラーから光走査部材までの距離が等しいので、光源から第2ミラーまでの入射距離が長くなるものほど、光走査部材から第1ミラーまでの出射距離が短くなるように設けられている。
これにより、光走査装置は、光源から第2ミラーまでの入射距離を容易に目視させることができ、各光源からのレーザビームを像担持体へ向けて反射する第1ミラーの配置を容易にすることができる。
光走査部材は、複数の光源から入射されたレーザビームを等角速度偏向する回転多面鏡と、回転多面鏡が偏向したレーザビームを等速度偏向するレンズと、を少なくとも含む構成であることが好ましい。この場合、複数の第1ミラーは、レンズで偏向されたレーザビームが最初に入射される。
この構成では、光偏光装置は、ポリゴンミラー等の回転多面鏡とfθレンズ等のレンズとからなる。複数の第1のミラーには、光偏光装置のレンズから照射されたレーザビームが入射される。レーザビームは、複数の光源からの照射角にズレが生じている場合に、複数の第1のミラーが最も顕著にズレの影響を受けるため、複数の第1のミラーでケラレが発生しやすい。
これにより、光走査装置は、ケラレが生じるか否かを容易に確認することができる。
異なる色相毎に適応される複数の被走査体を異なる色相に対応するレーザビームで走査する光走査装置であって、入射距離と出射距離との合計距離が最も長くなる光源からのレーザビームを検知する検知手段をさらに備え、検知手段は、黒色に適応される被走査体におけるレーザビームが走査する所定の範囲内の端付近に配設され、黒色に対応するレーザビームを検知する構成であることが好ましい。
この構成では、検知手段は、黒色に適応される被走査体におけるレーザビームが走査する所定の範囲内の端付近に配設され、入射距離と合計距離が最も長くなる光源から照射された黒色に対応するレーザビーム、すなわち最も顕著に光路にズレが生じるレーザビームの通過を検知する。
これにより、光走査装置は、フルカラーの画像形成装置に適応することができ、複数の光源からのレーザビームの光路のズレをより容易に判断することができる。
この発明の画像形成装置は、上述の光走査装置と、被走査体である像担持体と、現像手段と、転写手段と、を備えている。像担持体は、光走査装置により表面に静電潜像が形成される。現像手段は、像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する。転写手段は、像担持体上のトナー像を用紙へ転写する。
この構成では、上述の光走査装置がレーザビームで像担持体を走査し、像担持体の表面に静電潜像を形成する。像担持体の表面の静電潜像は、現像手段によりトナー像に現像される。像担持体の表面のトナー像は、転写手段により用紙へ転写される。
これにより、画像形成装置は、上述の光走査装置を用いて画像を用紙へ形成することができる。このため、画像形成装置は、像担持体を走査するレーザビームにケラレが顕著に発生することを防ぐため、画質の良い画像を形成することができる。
この発明の光走査装置、及びこの光走査装置を備えた画像形成装置は、レーザビームのケラレが顕著に発生することを防ぐ。
この発明の実施形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置の概略図である。 同光走査装置の内部の平面図である。 同光走査装置の内部の正面図である。 同光走査装置の要部の外観図である。 同光走査装置の要部の平面図である。 図5におけるA−A線部の断面図である。 ミラーの取り付け位置に誤差が生じた場合の前半部分の光路を示す図である。 ミラーの取り付け位置に誤差が生じた場合の後半部分の光路を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置を例に説明する。
図1に示すように、この発明の実施形態に係る光走査装置1を備えた画像形成装置100は、画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成する。
装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92と、原稿載置台92上に載置された原稿の画像を読み取る画像読取部90とが設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また自動原稿処理装置120は回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができる。
装置本体110は、それぞれがブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナー像を形成する画像形成部60A〜60Dを備えている。画像形成部60Aは、光走査装置1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。画像形成部60B〜60Dは、それぞれ画像形成部60Aと同様に構成されている。なお、画像形成部60A〜60Dのそれぞれにおいて、この発明の被走査体である感光体ドラムには、便宜上3A〜3Dの符号を付している。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
光走査装置1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光して、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像をブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーにより顕像化する。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、駆動ローラ62、従動ローラ63、中間転写ローラ64を備えている。中間転写ローラ64は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)用の各色に対応して4本設けられている。
駆動ローラ62、従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3A〜3Dのトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3A〜3Dに接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3A〜3Dに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する。感光体ドラム3A〜3Dから中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。
中間転写ベルト61上のトナー像は、中間転写ベルト61の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト61との接触位置に配置される転写ローラ10によって用紙上に転写される。また、中間転写ベルト61上に残存したトナーは、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収される。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の光走査装置1の下側に設けられている。また手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを置くことができる。また、装置本体110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。用紙搬送路Sにおける転写ローラ10の下流側には、定着ユニット7が配置されている。定着ユニット7は、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる。
図2、3に示すように、光走査装置1は、レーザダイオード21A〜21D、コリメートレンズ22A〜22D、ミラー23〜27、シリンドリカルレンズ28、ポリゴンミラー29、第1fθレンズ30、第2fθレンズ31、第3fθレンズ32A〜32D、ミラー33A〜33D,34〜38等の光学部品を筐体20の内部に収納している。また光走査装置1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。なお、図2,3は、上述の光学部品の一部を省略している。
レーザダイオード21A〜21Dは、この発明の光源に相当し、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応し、各色の画像データで変調されたレーザビームを照射する。
コリメートレンズ22A〜22Dは、レーザダイオード21A〜21Dから出力されたレーザビームを平行光に変換する。
ミラー23〜26は、レーザダイオード21A〜21Dから照射されたレーザビームをミラー27に向けて偏向する。ミラー27は、ミラー23〜26において偏向されたレーザビームをポリゴンミラー29に向けて反射する。シリンドリカルレンズ28は、レーザダイオード21A〜21Dから出力されたレーザビームについて副走査方向だけ集光させる。ミラー23〜27は、レーザダイオード21A〜21Dとポリゴンミラー29との間に配置されている。
ポリゴンミラー29は、この発明の光走査部材であり、レーザビームを等角速度偏向して、所定の走査面内において主走査方向に走査する。このため、ポリゴンミラー29は、正多角形柱状のものであって、周面に沿って複数の反射面を備え、所定方向に等速回転する。
第1fθレンズ30及び第2fθレンズ31は、ポリゴンミラー29で等角速度偏向されたレーザビームを等速度偏向する。第3fθレンズ32A〜32Dは、各レーザビームの形状を整えて筐体20の外部の各感光体ドラム3A〜3Dに配光する。
ミラー33A〜33Dは、第1及び第2fθレンズ30,31で偏向された各レーザビームを分離し、ミラー34〜38は、分離後のレーザビームを第3fθレンズ32A〜32Dに導く。
図4〜図6に示すように、ミラー23〜27は、筐体20の内部に保持される。このため、筐体20の内側面20Aには、保持部41〜45が内側面20Aの法線方向に沿って立設した状態にして一体的に形成されている。保持部41〜44は、それぞれミラー23〜26を保持する。保持部45は、ミラー27を保持する。内側面20Aには、保持部41〜45の他にも、ポリゴンミラー29、第1〜第3fθレンズ30,31,32A〜32D、ミラー33A〜33D,34〜38等を保持するための多数の保持部が一体的に形成されている。
保持部41〜44のそれぞれは、内側面20Aからの延出量が徐々に大きくなるように形成されており、内側面20Aの法線方向で互いに異なる位置にミラー23〜26を保持する。すなわち、図5に示すように、ミラー23〜26は、内側面20Aにおけるミラー27に対向する方向に沿う複数の位置のそれぞれで、ミラー27との間の距離が長いほど、内側面20Aから離間して階段状に配置される。ミラー23〜26のそれぞれで反射したレーザビームは、ミラー27における内側面20Aの法線方向で互いに異なる位置に平行に入射する。ミラー23〜26のそれぞれで反射したレーザビームを、ミラー27でポリゴンミラー29に向けて反射させている。
保持部41〜44のそれぞれは、ミラー23〜26で反射したレーザビームがミラー27に入射するようにミラー23〜25を保持する必要がある。一方、保持部45は、ミラー27で反射したレーザビームがポリゴンミラー29の反射面に入射するようにミラー27を保持する必要がある。このため、保持部41〜44は、保持部45に対して所定の角度で対向するようにして、保持部45と間に所定の間隔を設けて配置されている。
以上のように、レーザダイオード21A〜21Dからポリゴンミラー29までの光路を含む入射光学系において、各色相に対応するレーザビームの光路長がそれぞれ異なる。具体的には、ブラックに対応するレーザビームの光路長が最も短く、シアンに対応するレーザビームの光路長が2番目に短く、マゼンタに対応するレーザビームの光路長が3番目に短く、イエローに対応するレーザビームの光路長が最も長くなる。
また、ポリゴンミラー29で反射されたレーザビームは、ミラー33A〜33Dによって分離され、中間転写ベルト61の周囲に並列に配置された感光体ドラム3A〜3Dに導かれる。ミラー33A〜33Dは、画像形成装置100の上下方向への大型化を防ぐため、それぞれ、感光体ドラム3A〜3Dの下方で、ポリゴンミラー29からそれぞれ異なる距離離れた位置に配置されている。
以上のように、ポリゴンミラー29からミラー33A〜33Dまでの光路を含む出射光学系において、各色相に対応するレーザビームの光路長がそれぞれ異なる。具体的には、ブラックに対応するレーザビームの光路長が最も長く、シアンに対応するレーザビームの光路長が2番目に長く、マゼンタに対応するレーザビームの光路長が3番目に長く、イエローに対応するレーザビームの光路長が最も短くなる。
すなわち、図3に示すように、各色に対応するレーザビームの入射光学系及び出射光学系の光路長の関係は、次のようになる。
レーザダイオード21A〜21Dからポリゴンミラー29までの入射光学系の光路長をそれぞれ、ブラック:X(A)、シアン:X(B)、マゼンダ:X(C)、イエロー:X(D)で表し、ポリゴンミラー29からミラー33A〜33Dまでの出射光学系の光路長をそれぞれ、ブラック:Y(A)、シアン:Y(B)、マゼンダ:Y(C)、イエロー:Y(D)で表す。各色の光路長の関係は、X(A)<X(B)<X(C)<X(D)で、且つ、Y(A)>Y(B)>Y(C)>Y(D)を満たす。
また、各色に対応するレーザビームは、ミラー27からポリゴンミラー29までの光路長が等しくなる。レーザダイオード21A〜21Dからミラー27までの光路長をそれぞれ、ブラック:XX(A)、シアン:XX(B)、マゼンダ:XX(C)、イエロー:XX(D)で表す。各色の光路長の関係は、XX(A)<XX(B)<XX(C)<XX(D)で、且つ、Y(A)>Y(B)>Y(C)>Y(D)を満たす。
さらに、各色に対応するレーザビームは、ポリゴンミラー29から第2fθレンズ31までの光路長が等しくなる。第2fθレンズ31からミラー33A〜33Dまでの光路長をそれぞれ、ブラック:YY(A)、シアン:YY(B)、マゼンダ:YY(C)、イエロー:YY(D)で表す。各色の光路長の関係は、X(A)<X(B)<X(C)<X(D)で、且つ、YY(A)>YY(B)>YY(C)>YY(D)を満たす。さらに、各色の光路長の関係は、XX(A)<XX(B)<XX(C)<XX(D)で、且つ、YY(A)>YY(B)>YY(C)>YY(D)を満たす。
一般的に、光走査装置1は、光学部品の取り付け位置に誤差が生じた場合に、光路長が長くなるほど、影響を受けやすく、レーザビームの光路、光学部品へのレーザビームの入射角、及び光学部品からのレーザビームの反射角のズレが大きくなる。光走査装置1は、入射光学系における光路長が長くなるほど、出射光学系における光路長が短くなるように、各色相に対応するレーザビーム毎の光路を設けている。これにより、光走査装置1は、光学部品の取り付け位置に誤差が生じた場合であっても、レーザビームの光路に顕著なズレが生じることを防ぐ。
次に、図7、8に示すように、入射光学系において、ミラー27の取り付け位置に誤差が生じた場合について説明する。図7、8では、ミラー27の取り付け位置に誤差が生じていない場合の光路を2点鎖線で示し、ミラー27の取り付け位置に誤差が生じている場合の光路を実線で示している。
図7に示すように、入射光学系において、レーザダイオード21A〜21Dから照射された各レーザビームは、光軸がポリゴンミラー29の中心を通過するには、シリンドリカルレンズ28に平行光として入射されなければならない。
ミラー27の取り付け位置に誤差が生じた状態では、ミラー27の反射面が傾くため、ミラー27への入射角を変えて、レーザダイオード21A〜21Dからレーザビームを照射する必要がある。レーザダイオード21A〜21Dは、それぞれ、ミラー27までの光路長が長くなるほど、ミラー27への入射角にズレが大きく生じるため、照射角を大きく変えてレーザビームを照射しなければならない。
また、レーザダイオード21A〜21Dから照射角を変えて照射された各レーザビームは、光軸がポリゴンミラー29の中心を通過するように、ポリゴンミラー29へ導かれる。各レーザビームは、ポリゴンミラー29への入射角及びポリゴンミラー29からの反射角にズレが生じる。このズレも、レーザダイオード21A〜21Dからの照射角が大きく変わるほど、大きくなる。すなわち、各レーザビームは、レーザダイオード21A〜21Dからミラー27までの光路長が長くなるほど、ポリゴンミラー29への入射角及びポリゴンミラー29からの反射角にズレが大きく生じる。より正確には、各レーザビームは、ミラー27からポリゴンミラー29までの光路長が等しく、レーザダイオード21A〜21Dからミラー27までの光路長が異なるため、レーザダイオード21A〜21Dからミラー27までの光路長が長いほど、ポリゴンミラー29への入射角及びポリゴンミラー29からの反射角にズレが大きく生じる。
また、図8に示すように、出射光学系において、ポリゴンミラー29から反射された各レーザビームは、ポリゴンミラー29からの反射角にズレが大きく生じるほど、各ミラー33A〜33Dへの入射位置にズレが大きく生じる。
さらに、各レーザビームは、ポリゴンミラー29からの反射角にズレが生じていると、ポリゴンミラー29から各ミラー33A〜33Dまでの光路長が長いほど、各ミラー33A〜33Dへの入射位置にズレが大きく生じる。より正確には、各レーザビームは、ポリゴンミラー29から第2fθレンズ31までの光路長が等しく、第2fθレンズ31からミラー33A〜33Dまでの光路長が異なるため、第2fθレンズ31から各ミラー33A〜33Dまでの光路長が長いほど、各ミラー33A〜33Dへの入射位置にズレが大きく生じる。
各ミラー33A〜33Dへの入射位置にズレが生じると、各レーザビームは、各ミラー33A〜33Dで全反射されないため、ケラレが発生する。
また、ミラー34〜38は、ミラー33A〜33Dで反射されたレーザビームが入射される。このため、ケラレは、ミラー34〜38でも発生するが、ミラー33A〜33Dで顕著に発生する。
以上のように、各レーザビームは、入射光学系の光路長が長いものほど、出射光学系の光路長が短くなるように光路が設けられているため、入射光学系において各ミラー33A〜33Dへの入射位置にズレが大きく生じるものほど、出射光学系において各ミラー33A〜33Dへの入射位置にズレが大きく生じないようになっている。これにより、光走査装置1は、各ミラー33A〜33Dへのレーザビームの入射位置にズレが際立って大きく生じることを防ぐことができ、レーザビームのケラレが顕著に発生することを防ぐことができる。
また、光走査装置1は、各色に対応するレーザビームの入射光学系の光路長と出射光学系の光路長の合計距離の中で、ブラックに対応するレーザビームの入射光学系の光路長と出射光学系の光路長の合計距離が最も長く設定されている。光走査装置1は、ブラックに対応するレーザビームを検知するBDセンサ40を備える。BDセンサ40は、レーザビームが走査する感光体ドラム3A上の所定の範囲内の両端付近に配置され、レーザビームが通過したことを検知する。
これにより、光走査装置1は、BDセンサ40の検知結果に基づいて、各色相のレーザビームの光路にズレが生じているか否かを判断することができる。ブラックに対応するレーザビームの光路にズレが生じていると、他の色相に対応するレーザビームの光路にもズレが生じている可能性が高いからである。また、ブラックに対応するレーザビームは、入射光学系の光路長と出射光学系の光路長の合計距離が最も長いため、他の色相に対応するレーザビームより、光路のズレが顕著に生じるからである。このため、光走査装置1は、光路のズレをより容易に判断することができる。さらに、ブラックに対応するレーザビームは、他の色相に対応するレーザビームより、使用頻度が高い。このため、光走査装置1は、光路のズレの有無を頻繁に検知することができる。
光走査装置1は、BDセンサ40の検知結果に基づいて、レーザビームの光路のズレを示すエラーメッセージの表示や、レーザビームの走査速度の変更等を行うことができる。例えば、光走査装置1は、BDセンサ40がレーザビームを検知しなくなると、画像形成装置100の表示部(不図示)に光走査装置1のエラーを表示する。このため、画像形成装置100は、画像不良の原因が、画像形成部60A〜60の不具合に起因するものか光走査装置1の不具合に起因するものかを容易に判断することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…光走査装置
3A〜3D…感光体ドラム
21A〜21D…レーザダイオード
27…ミラー
29…ポリゴンミラー
30,31…レンズ
33A〜33D…ミラー

Claims (3)

  1. 黒色を含む異なる色相毎に適応される複数の被走査体をレーザビームで走査する光走査装置であって、
    前記異なる色相に対応するレーザビームをそれぞれ照射する複数の光源と、
    前記複数の光源からのレーザビームを所定の方向に等速度で走査する光走査部材であって、前記複数の光源から入射されたレーザビームを等角速度偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡が偏向したレーザビームを等速度偏向するレンズと、を少なくとも含む光走査部材と、
    前記光走査部材からそれぞれ異なる距離だけ離れた位置に配置され、前記光走査部材が走査したレーザビームを前記レーザビームに対応する色相に適応される被走査体へ向けて反射する複数の第1ミラーであって、前記レンズで偏向されたレーザビームが最初に入射される複数の第1ミラーと、
    光源から前記光走査部材までの入射距離と前記光走査部材から第1ミラーまでの出射距離との合計距離が最も長くなる光源からのレーザビームを検知する検知手段であって、前記黒色に適応される被走査体における前記レーザビームが走査する所定の範囲内の端付近に配設され、前記黒色に対応するレーザビームを検知する検知手段と、を備え、
    前記複数の光源は、前記光走査部材からそれぞれ異なる距離だけ離れた位置に配置され、
    前記入射距離が長くなるものほど前記出射距離が短くなるように、前記光源からのレーザビームを導く第1ミラーが配置されている光走査装置。
  2. 黒色を含む異なる色相毎に適応される複数の被走査体をレーザビームで走査する光走査装置であって、
    前記異なる色相に対応するレーザビームをそれぞれ照射する複数の光源と、
    前記複数の光源からのレーザビームを所定の方向に等速度で走査する光走査部材であって、前記複数の光源から入射されたレーザビームを等角速度偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡が偏向したレーザビームを等速度偏向するレンズと、を少なくとも含む光走査部材と、
    前記光走査部材からそれぞれ異なる距離だけ離れた位置に配置され、前記光走査部材が走査したレーザビームを前記レーザビームに対応する色相に適応される被走査体へ向けて反射する複数の第1ミラーであって、前記レンズで偏向されたレーザビームが最初に入射される複数の第1ミラーと、
    前記複数の光源と前記光走査部材との間に配置される第2ミラーであって、前記複数の光源から入射されたレーザビームを前記光走査部材へ向けて反射する第2ミラーと、
    光源から前記第2ミラーまでの入射距離と前記光走査部材から第1ミラーまでの出射距離との合計距離が最も長くなる光源からのレーザビームを検知する検知手段であって、前記黒色に適応される被走査体における前記レーザビームが走査する所定の範囲内の端付近に配設され、前記黒色に対応するレーザビームを検知する検知手段と、を備え、
    前記複数の光源は、前記光走査部材からそれぞれ異なる距離だけ離れた位置に配置され、
    前記入射距離が長くなるものほど前記出射距離が短くなるように、前記光源からのレーザビームを導く第1ミラーが配置されている光走査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光走査装置と、
    前記被走査体である像担持体であって、前記光走査装置により表面に静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
    前記像担持体上のトナー像を用紙へ転写する転写手段と、を備えた画像形成装置。
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