JP5273816B2 - 高レベル・シンタックスを用いてマルチ・ビュー符号化ビデオにおいてビデオ・エラー隠蔽を行う方法および装置 - Google Patents

高レベル・シンタックスを用いてマルチ・ビュー符号化ビデオにおいてビデオ・エラー隠蔽を行う方法および装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2007年1月4日出願の米国仮特許出願第60/883454号の特典を請求するものであり、その全体を参照により組み込む。
本発明は、一般に、ビデオの符号化および復号に関し、より詳細には、高レベル・シンタックスを用いてマルチ・ビュー符号化ビデオにおいてビデオ・エラー隠蔽を行う方法および装置に関する。
破損したビットストリームにおいてピクチャが失われたとき、いくつかのピクチャ単位のエラー隠蔽方法を使用して、失われたピクチャを隠蔽することができる。隠蔽を実行するためには、ピクチャが失われたと判定し、当該ピクチャの位置を決定しなければならない。
シングル・ビューの場合には、ピクチャの損失を検出する方法はいくつかある。ISO/IEC MPEG−4 Part 10 Advanced Video Coding(AVC)標準/ITU−T H.264勧告(以下「MPEG−4 AVC標準」と呼ぶ)では、frame_numの概念が参照ピクチャの損失を検出する目的に適う。さらに、リカバリ・ポイントSEIメッセージ、サブシーケンスSEIメッセージ、リカバリ・ポイントSEIメッセージ、参照ピクチャ・マーキング反復SEIメッセージなどの付加拡張情報(Supplemental Enhancement Information)(SEI)メッセージ、ピクチャ・オーダ・カウント(POC)設計、およびマルチ・リファレンス・ピクチャ・バッファリング(multiple reference picture buffering)も、ピクチャ損失検出のために使用することができる。
ただし、これらの方法は、マルチ・ビューの場合には拡張されていない。
本発明は、従来技術の上記その他の欠点および不利に対処するものであり、高レベル・シンタックスを用いてマルチ・ビュー符号化ビデオにおいてビデオ・エラー隠蔽を行う方法および装置に関するものである。
本発明の1つの特徴によれば、装置が提供される。この装置は、ビットストリームのマルチ・ビュー・ビデオ・コンテンツに対応する少なくとも1つのビューのピクチャを復号するデコーダを備える。これらのピクチャは、ビデオ・シーケンスの少なくとも一部分を表す。これらのピクチャの少なくともいくつかは、ビデオ・シーケンス内の異なる時刻に対応する。デコーダは、前記異なる時刻の特定の1つに対応するピクチャの何れかが失われているかどうかを既存のシンタックス要素を用いて判定する。既存のシンタックス要素は、前記少なくとも1つのビューを含む前記ビットストリーム内の符号化ビューの数を示す。
本発明の別の特徴によれば、方法が提供される。この方法は、ビットストリームのマルチ・ビュー・ビデオ・コンテンツに対応する少なくとも1つのビューのピクチャを復号するステップを含む。これらのピクチャは、ビデオ・シーケンスの少なくとも一部分を表す。これらのピクチャの少なくともいくつかは、ビデオ・シーケンス内の異なる時刻に対応する。復号ステップは、前記異なる時刻の特定の1つに対応するピクチャの何れかが失われているかどうかを既存のシンタックス要素を用いて判定するステップを含む。既存のシンタックス要素は、前記少なくとも1つのビューを含む前記ビットストリーム内の符号化ビューの数を示す。
本発明の上記その他の特徴、特色および利点は、以下の例示的な実施例の詳細な説明を添付の図面と関連付けて読めば明らかになる。
本発明は、以下の例示的な図面によってより深く理解することができる。
本発明の一実施例による、本発明を適用することができる例示的なマルチ・ビュー・ビデオ符号化(MVC)デコーダを示すブロック図である。 本発明の一実施例による、本発明を適用することができるビューの数が8個であるマルチ・ビュー・ビデオ符号化システムのタイム・ファースト(time−first)符号化構造を示す図である。 本発明の一実施例による、失われたピクチャに対するエラー隠蔽を用いてビデオ・シーケンスに対応するビデオ・データを復号する例示的な方法を示す流れ図である。 本発明の一実施例による、失われたピクチャに対するエラー隠蔽を用いてビデオ・シーケンスに対応するビデオ・データを復号する別の例示的な方法を示す流れ図である。
本発明は、高レベル・シンタックスを用いてマルチ・ビュー符号化ビデオにおいてビデオ・エラー隠蔽を行う方法および装置に関する。
本明細書では、本発明について説明する。従って、本明細書に明示的に記述または図示してはいないが本発明を実施し、本発明の趣旨および範囲内に含まれる様々な構成を、当業者なら考案することができることを理解されたい。
本明細書に記載する全ての例および条件に関する表現は、本発明と発明者が与える当技術分野をさらに進歩させるための概念とを読者が理解するのを助けるという教育的な目的を有するものであり、これらの具体的に列挙した例および条件に限定されないものと解釈されたい。
さらに、本発明の原理、特徴および実施例ならびに本発明の具体的な例について本明細書で述べる全ての記述は、その構造的均等物および機能的均等物の両方を含むものとする。さらに、これらの均等物には、現在既知の均等物と将来開発されるであろう均等物の両方が含まれる、すなわち、その構造にかかわらず同じ機能を実行する、将来開発される任意の要素が含まれるものとする。
従って、例えば、当業者なら、本明細書に示すブロック図が本発明を実施する例示的な回路の概念図を表していることを理解するであろう。同様に、任意のフローチャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなどが、コンピュータ可読媒体中に実質的に表現され、明示される場合もされない場合もあるコンピュータまたはプロセッサによって実行される様々なプロセスを表すことも理解されたい。
図面に示す様々な要素の機能は、専用のハードウェア、および適当なソフトウェアと連動してソフトウェアを実行することができるハードウェアを使用して実現することができる。プロセッサによって実現するときには、これらの機能は単一の専用プロセッサで実現することも、単一の共用プロセッサで実現することも、あるいはその一部を共用することもできる複数の個別プロセッサで実施することもできる。さらに、「プロセッサ」または「制御装置」という用語を明示的に用いていても、ソフトウェアを実行することができるハードウェアのみを指していると解釈すべきではなく、ディジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ソフトウェアを記憶するための読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)および不揮発性記憶装置(ただしこれらに限定されない)を暗に含むことがある。
従来の、且つ/または特注のその他ハードウェアも含まれることがある。同様に、図面に示す任意のスイッチも、概念的なものに過ぎない。スイッチの機能は、プログラム論理の動作によっても、専用論理によっても、プログラム制御と専用論理の相互作用によっても、あるいは手作業でも実施することができ、開発者が前後関係から具体的に判断して特定の技術を選択することができる。
本明細書の特許請求の範囲において、特定の機能を実行する手段として表現されている任意の要素は、例えば、(a)当該機能を実行する回路素子の組合せや、(b)ファームウェアやマイクロコードなども含めた任意の形態のソフトウェアを、当該ソフトウェアを実行して当該機能を実行する適当な回路と組み合わせたものなども含む、当該機能を実行する任意の態様を含むものとする。特許請求の範囲によって定義される本発明は、列挙する様々な手段が実施する機能を、特許請求の範囲が要求するかたちで組み合わせることにある。従って、これらの機能を実施することができる任意の手段を、本明細書に示す手段の均等物とみなすものとする。
本明細書において、本発明の「一実施例」または「実施例」と述べていれば、それは、当該実施例と関連づけて述べられる特定の特色、構造、特性などが、本発明の少なくとも1つの実施例には含まれているということを意味する。従って、本明細書では様々な箇所で「一実施例では」または「実施例では」という表現が出てくるが、それら全てが必ずしも同じ実施例のことを言っているとは限らない。
本明細書で用いる「高レベル・シンタックス」という用語は、階層的にマクロブロック・レイヤの上位に位置するビットストリームに存在するシンタックスを指す。例えば、本明細書で用いる「高レベル・シンタックス」という用語は、スライス・ヘッダ・レベル、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)レベル、ピクチャ・パラメータ・セット(PPS)レベル、ビュー・パラメータ・セット(VPS)レベル、ネットワーク・アブストラクション・レイヤ(NAL)ユニット・ヘッダ・レベルのシンタックス、および付加拡張情報(SEI)メッセージのシンタックスを指すことができる。ただし、これらに限定されるわけではない。
説明のため、また簡潔にするために、本明細書では、以下の実施例を、シーケンス・パラメータ・セットを使用する場合に関連して説明する。ただし、本発明は、本明細書に開示する改良した信号方式に関するシーケンス・パラメータ・セットの使用のみに限定されるわけではなく、従って、この改良した信号方式は、本発明の趣旨を維持しながら、スライス・ヘッダ・レベル、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)レベル、ピクチャ・パラメータ・セット(PPS)レベル、ビュー・パラメータ・セット(VPS)レベル、ネットワーク・アブストラクション・レイヤ(NAL)ユニット・ヘッダ・レベルのシンタックス、および付加拡張情報(SEI)メッセージのシンタックスなど(ただしこれらに限定されない)、少なくとも上述したタイプの高レベル・シンタックスに関して実施することができることを理解されたい。
さらに、本明細書では本発明の1つまたは複数の実施例をMPEG−4 AVC標準に関連して説明しているが、本発明はこの標準のみに限定されるわけではなく、従って、本発明の趣旨を維持しながら、MPEG―4 AVC標準の拡張など、その他のビデオ符号化標準、勧告およびそれらの拡張に関連して利用することもできることも理解されたい。
さらに、「および/または」という表現、例えば「Aおよび/またはB」という表現を使用するのは、記載した第1の選択肢(A)を選択する場合、記載した第2の選択肢(B)を選択する場合、または両選択肢(AおよびB)を選択する場合を含むものとすることを理解されたい。別の例として、「A、Bおよび/またはC」の場合には、この表現は、記載した第1の選択肢(A)を選択する場合、記載した第2の選択肢(B)を選択する場合、記載した第3の選択肢(C)を選択する場合、記載した第1および第2の選択肢(AおよびB)を選択する場合、記載した第1および第3の選択肢(AおよびC)を選択する場合、記載した第2および第3の選択肢(BおよびC)を選択する場合、または3つ全ての選択肢(AおよびBおよびC)を選択する場合を含むものとする。これは、当技術分野および関連技術分野の当業者には明らかなように、列挙した項目の数だけ拡張することができる。
図1を参照すると、例示的なマルチ・ビュー・ビデオ符号化(MVC)デコーダの全体を、参照番号100で示してある。デコーダ100は、逆量子化器110の入力に信号通信で接続された出力を有するエントロピ・デコーダ105を備える。逆量子化器の出力は、逆変換器115の入力に信号通信で接続される。逆変換器115の出力は、合成器120の第1の非反転入力に信号通信で接続される。合成器120の出力は、デブロッキング・フィルタ125の入力およびイントラ予測器130の入力に信号通信で接続される。デブロッキング・フィルタ125の出力は、参照ピクチャ記憶装置140(ビューi用)の入力に信号通信で接続される。参照ピクチャ記憶装置140の出力は、動き補償器135の第1の入力に信号通信で接続される。
参照ピクチャ記憶装置145(その他のビュー用)の出力は、視差/照度補償器150の第1の入力に信号通信で接続される。
エントロピ・コーダ105の入力は、デコーダ100への入力として利用して、残余ビットストリームを受信することができる。さらに、モード・モジュール160の入力は、デコーダ100への入力として利用して、どの入力をスイッチ155が選択するかを制御する制御シンタックスを受信することができる。さらに、動き補償器135の第2の入力は、デコーダ100の入力として利用して、動きベクトルを受信することができる。また、視差/照度補償器150の第2の入力は、デコーダ100への入力として利用して、視差ベクトルおよび照度補償シンタックスを受信することができる。
スイッチ155の出力は、合成器120の第2の非反転入力に信号通信で接続される。スイッチ155の第1の入力は、視差/照度補償器150の出力に信号通信で接続される。スイッチ155の第2の入力は、動き補償器135の出力に信号通信で接続される。スイッチ155の第3の入力は、イントラ予測器130の出力に信号通信で接続される。モード・モジュール160の出力は、スイッチ155に信号通信で接続されて、どの入力をスイッチ155が選択するかを制御する。デブロッキング・フィルタ125の出力は、デコーダの出力として利用することができる。
本発明によれば、高レベル・シンタックスを用いてマルチ・ビュー符号化ビデオにおいてビデオ・エラー隠蔽を行う方法および装置が提供される。本発明は、最低でも、マルチ・ビュー符号化ビデオの場合にピクチャ損失を検出する問題に対処するものである。本明細書では、マルチ・ビュー符号化ビデオ・シーケンスの伝送中に1つのビューのどのピクチャが欠落している、失われている、または落ちているかを特定/検出する方法および装置が提供される。
インターネットや無線ネットワークなど、エラーの生じやすい伝送環境では、伝送されるビデオ・ビットストリームは、例えばチャネル障害などによって生じる破損を受ける恐れがある。一部の実用システムが共通して経験する状況は、特定の圧縮ビデオ・ピクチャがビットストリームから落ちることである。これは、特に、リアルタイム転送プロトコル(RTP)パケットなどの伝送単位にまで符号化できるほどピクチャが小さい、ビット・レートの低い応用分野に当てはまる。受信機側では、ロバストなビデオ・デコーダが、このような損失を検出して、隠蔽することができなければならない。
マルチ・ビュー・ビデオ符号化(MVC)では、符号化ビデオ・シーケンス中にいくつかのビューが存在する。MPEG−4 AVC標準のこのMVC拡張の場合には、各ピクチャは、それが属しているビューを識別するためのビュー識別子と関連付けられている。表1は、スケーラブル・ビデオ符号化(SVC)/マルチ・ビュー・ビデオ符号化(MVC)拡張シンタックスのネットワーク・アブストラクション・レイヤ(NAL)ユニット・ヘッダを示す。さらに(MPEG−4 AVC標準のシンタックスに加えて)、様々なビューのピクチャの復号に援用されるいくつかの高レベル・シンタックスがある。これらのシンタックスは、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)拡張に存在する。表2は、MPEG−4 AVC標準のマルチ・ビュー・ビデオ符号化(MVC)拡張のシーケンス・パラメータ・セット(SPS)を示す。
Figure 0005273816
Figure 0005273816
従って、MPEG−4 AVC標準に基づくマルチ・ビュー・ビデオ符号化の今回の提案(以下「MPEG−4 AVCに関する今回のMVC提案」と呼ぶ)は、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)に高レベル・シンタックスを含み、当該シーケンス中の符号化ビューの数を示す。さらに、MPEG−4 AVCに関する今回のMVC提案は、ビューについてビュー間参照情報を含む。MPEG−4 AVCに関する今回のMVC提案ではさらに、参照ビュー識別子を別個に送信することにより、アンカー・ピクチャと非アンカー・ピクチャを区別する。これを表2に示す。表2には、どのビューが特定のビューの参照として使用されているかという情報が示されている。発明者等は、マルチ・ビュー符号化ビデオの場合に、この情報(符号化ビューの数)を使用してピクチャ損失を検出することができることを知り、これを提案する。
このMPEG−4 AVC標準のマルチ・ビュー・ビデオ符号化(MVC)拡張では、全てのビューについて、特定の時刻に属するピクチャが最初に符号化されるものとされている。図2を参照すると、ビューの数が8個であるマルチ・ビュー・ビデオ符号化システムのタイム・ファースト符号化構造の全体を、参照番号200で示してある。図2の例では、異なるビューに含まれる同時刻の全てのピクチャが、連続的に符号化される。従って、時刻T0の全てのピクチャ(S0〜S7)が最初に符号化され、その後に時刻T8のピクチャ(S0〜S7)が符号化され、以下同様に続く。これをタイム・ファースト符号化と呼ぶ。失われたピクチャを適時隠蔽することは、その他のビューの客観的品質のために重要である。
これ(タイム・ファースト符号化)と、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)のシーケンス内の符号化ビューの数とを知ることにより、ピクチャの損失を検出することができる。さらに、図示の実施例では、全てのビューが同じフレーム・レートを有すると仮定している。ただし、本発明は同じフレーム・レートを有するビデオを含む応用分野のみに限定されるわけではなく、従って、本発明の趣旨を維持しながら、フレーム・レートの異なるビデオを含む応用分野にも容易に適用することができることを理解されたい。フレーム・レート情報は、シーケンス・パラメータ・セットに存在するビデオ・ユーザビリティ情報(VUI)パラメータ内に存在する。これらのパラメータは任意選択のものであるので、存在することもあれば存在しないこともある。これらのパラメータが存在する場合には、フレーム・レートの異なるビューについては別のシーケンス・パラメータ・セットを通信する必要がある。デコーダは、異なるフレーム・レートを有するビューの存在を知ったら、エラー検出方法を呼び出してもよいし、単純にそのエラー検出方法の結果を無視してもよい。さらに、デコーダは、そのピクチャを隠蔽することを選択することができるが、そのピクチャを表示のために使用することはできない。
この検出アルゴリズムの実施例は、以下の通りである。シーケンス・パラメータ・セットから、符号化されたビューの数(num_views_minus_1)が分かる。また、特定の時刻の全てのピクチャが最初に符号化される(タイム・ファースト符号化)ことも分かっている。従って、各時刻について、各ビューの全てのピクチャを最初にバッファリングすることができる(例えば時間T0)。その時刻に到着したピクチャの数のカウント(N)およびそれらのピクチャのビュー識別子(view_id)は保持される。シーケンス・パラメータ・セット・シンタックスから、符号化されたビューの数は分かっているので、これらの値を比較して、損失があるかどうか判定する。NがSPSに示される値未満であれば、損失があると分かる。さらに、到着したview_idは常に把握しているので、どのview_idが欠落しているか判定することができる。
また、MPEG−4 AVC標準に適合したビューが最初に符号化されるビューであると仮定した場合には、2つのMPEG−4 AVC標準に適合したNALユニットの間に、num_views_minus_1個のビューがあることが予想されることが分かる。この情報も、ピクチャの損失を検出するために使用することができる。上述の実施例と同様に、次いで、欠落している(1つまたは複数の)view_idを決定することができる。
別の実施例では、ビットストリームの開始時、または符号化順序が変更された後に一度、バッファリングを実行するだけでよい。最初のバッファリング期間の間にview_id順序を参照することによって符号化順序を決定したら、その後の時刻については、到着するピクチャが予想されるview_idを有するかどうかを確認するだけでよい。予想されるview_idを有していないと判定されれば、その予想されるview_idに属するピクチャが失われ、従ってその他のピクチャを復号する前にそれを隠蔽する必要があることが分かる。
図3を参照すると、失われたピクチャに対するエラー隠蔽を用いてビデオ・シーケンスに対応するビデオ・データを復号する例示的な方法の全体を、参照番号300で示してある。
方法300は、機能ブロック310に制御を渡す開始ブロック305を含む。機能ブロック310では、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)、ピクチャ・パラメータ・セット(PPS)、ビュー・パラメータ・セット(VPS)、ネットワーク・アブストラクション・レイヤ(NAL)ユニット・ヘッダ、および/または任意の付加拡張情報(SEI)メッセージを解析し、制御を機能ブロック315に渡す。機能ブロック315では、num_views_minus_1+1に等しい変数NumViewsを設定し、ゼロに等しい変数PrevPOCを設定し、ゼロに等しい変数RecvPicを設定し、制御を判定ブロック320に渡す。判定ブロック320では、ビデオ・シーケンスの末端に到達したかどうかを判定する。到達している場合には、制御は終了ブロック399に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック325に渡される。
機能ブロック325では、次の複数のピクチャのピクチャ・オーダ・カウント(POC)を読み取り、変数RecvPicを増分し、制御を判定ブロック330に渡す。判定ブロック330では、変数CurrPOCが変数PrevPOCに等しいかどうかを判定する。等しい場合には、制御は機能ブロック335に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック340に渡される。
機能ブロック335では、現在のピクチャをバッファリングし、制御を機能ブロック325に戻す。
機能ブロック340では、現在のピクチャをバッファリングし、変数CurrPOCに等しい変数PrevPOCを設定し、制御を判定ブロック345に渡す。判定ブロック345では、変数RecvPicが変数NumViewsに等しいかどうかを判定する。等しい場合には、制御は判定ブロック355に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック350に渡される。
判定ブロック355では、変数RecvPicがゼロに等しいかどうかを判定する。等しい場合には、制御は機能ブロック360に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック370に渡される。
機能ブロック360では、次のピクチャを解析し、制御を機能ブロック365に渡す。機能ブロック365では、現在のピクチャを復号し、制御を判定ブロック355に渡す。
機能ブロック350では、欠落しているview_idを確認して記憶し、制御を判定ブロック355に渡す。
機能ブロック370では、欠落しているview_idに対応するピクチャを隠蔽し、制御を判定ブロック320に戻す。
図4を参照すると、失われたピクチャに対するエラー隠蔽を用いてビデオ・シーケンスに対応するビデオ・データを復号する別の例示的な方法の全体を、参照番号400で示してある。
方法400は、機能ブロック410に制御を渡す開始ブロック405を含む。機能ブロック410では、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)、ピクチャ・パラメータ・セット(PPS)、ビュー・パラメータ・セット(VPS)、ネットワーク・アブストラクション・レイヤ(NAL)ユニット・ヘッダ、および/または任意の付加拡張情報(SEI)メッセージを解析し、制御を機能ブロック415に渡す。機能ブロック415では、num_views_minus_1+1に等しい変数NumViewsを設定し、ゼロに等しい変数PrevPOCを設定し、ゼロに等しい変数RecvPicを設定し、ゼロに等しい変数ViewCodingOrderを設定し、制御を判定ブロック420に渡す。判定ブロック420では、ビデオ・シーケンスの末端に到達したかどうかを判定する。到達している場合には、制御は終了ブロック499に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック425に渡される。
機能ブロック425では、次の複数のピクチャのピクチャ・オーダ・カウント(POC)を読み取り、変数RecvPicを増分し、制御を判定ブロック430に渡す。判定ブロック430では、変数CurrPOCが変数PrevPOCに等しいかどうかを判定する。等しい場合には、制御は判定ブロック435に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック450に渡される。
判定ブロック435では、変数ViewCodingOrderが1に等しいかどうかを判定する。等しい場合には、制御は判定ブロック440に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック485に渡される。
判定ブロック440では、隠蔽が必要かどうかを判定する。必要である場合には、制御は機能ブロック445に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック490に渡される。
機能ブロック445では、欠落しているview_idのピクチャを隠蔽し、制御を判定ブロック420に戻す。
機能ブロック450では、現在のピクチャをバッファリングし、変数CurrPOCに等しい変数PrevPOCを設定し、制御を判定ブロック455に渡す。判定ブロック455では、変数RecvPicが変数NumViewsに等しいかどうかを判定する。等しい場合には、制御は機能ブロック460に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック480に渡される。
機能ブロック460では、ビュー符号化順序を記憶し、1に等しいViewCodingOrderを設定し、制御を判定ブロック465に渡す。判定ブロック465では、RecvPicがゼロに等しいかどうかを判定する。等しい場合には、制御は機能ブロック470に渡される。そうでない場合には、制御は機能ブロック445に渡される。
機能ブロック470では、次のピクチャを解析し、制御を機能ブロック475に渡す。機能ブロック475では、現在のピクチャを復号し、制御を判定ブロック465に戻す。
機能ブロック485では、現在のピクチャをバッファリングし、制御を機能ブロック425に戻す。
機能ブロック480では、欠落しているview_idを確認して記憶し、制御を判定ブロック465に渡す。
機能ブロック490では、現在のピクチャを復号し、制御を判定ブロック420に戻す。
次に、その一部については上記で既に説明した、本発明の多くの付随的な利点/特色の一部について説明する。例えば、1つの利点/特色は、ビットストリームのマルチ・ビュー・ビデオ・コンテンツに対応する少なくとも1つのビューのピクチャを復号するデコーダを備える装置である。これらのピクチャは、ビデオ・シーケンスの少なくとも一部分を表す。これらのピクチャの少なくともいくつかは、ビデオ・シーケンス内の異なる時刻に対応する。デコーダは、前記異なる時刻の特定の1つに対応するピクチャの何れかが失われているかどうかを、既存のシンタックス要素を用いて判定する。前記既存のシンタックス要素は、前記少なくとも1つのビューを含む前記ビットストリーム内の符号化ビューの数を示す。
別の利点/特色は、デコーダを備えた上述の装置であって、前記既存のシンタックス要素がマルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素である装置である。
さらに別の利点/特色は、前記既存のシンタックス要素がマルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素であるデコーダを備えた上述の装置であって、マルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素が、国際標準化機構/国際電気標準会議MPEG−4 Part10 AVC標準/国際電気通信連合電気通信標準化部門H.264勧告の拡張に対応する装置である。
さらに別の利点/特色は、デコーダを備えた上述の装置であって、前記既存のシンタックス要素が高レベルに存在する装置である。
さらに、別の利点/特色は、デコーダを備えた上述の装置であって、前記高レベルが、スライス・ヘッダ・レベル、シーケンス・パラメータ・セット・レベル、ピクチャ・パラメータ・セット・レベル、ビュー・パラメータ・セット・レベル、ネットワーク・アブストラクション・レイヤ・ユニット・ヘッダ・レベル、および付加拡張情報メッセージに対応するレベルの少なくとも1つに対応する装置である。
さらに、別の利点/特色は、デコーダを備えた上述の装置であって、前記異なる時刻の前記特定の1つに対応するピクチャの何れかがバッファリングされ、デコーダが、前記異なる時刻の前記特定の1つの時刻に到着したピクチャのカウントを保持する装置である。
また、別の利点/特色は、前記異なる時刻の前記特定の1つに対応するピクチャの何れかがバッファリングされ、前記デコーダが前記異なる時刻の前記特定の1つの時刻に到着したピクチャのカウントを保持する、デコーダを備えた上述の装置であって、前記デコーダが前記カウントの値と前記既存のシンタックス要素の値とを比較する装置である。
さらに、別の利点/特色は、前記カウントの値と前記既存のシンタックス要素の値とを比較するデコーダを備えた上述の装置であって、前記特定のピクチャのカウントの値が前記既存のシンタックス要素の値と等しくないときに、前記ピクチャの特定の1つが失われたものとして指定される装置である。
さらに、別の利点/特色は、前記特定のピクチャのカウントの値が前記既存のシンタックス要素の値と等しくないときに前記ピクチャの特定の1つが失われたものとして指定される、デコーダを備えた上述の装置であって、前記デコーダが、前記ビットストリームに対応する到着した1組のビュー識別子の中から欠落しているビュー識別子を探索することにより、失われたものとして指定されたピクチャの前記特定の1つのビュー識別子を決定する装置である。
さらに、別の利点/特色は、デコーダを備えた上述の装置であって、前記ビットストリームのピクチャを復号するために前記デコーダが前記ピクチャを一度だけバッファリングする装置である。
また、別の利点/特色は、前記ビットストリームのピクチャを復号するために前記ピクチャを一度だけバッファリングするデコーダを備えた上述の装置であって、前記デコーダが前記ビットストリームの開始時に一度だけ前記ピクチャをバッファリングする装置である。
さらに、別の利点/特色は、前記ビットストリームのピクチャを復号するために前記ピクチャを一度だけバッファリングするデコーダを備えた上述の装置であって、前記デコーダが符号化順序の変更の後に一度だけ前記ピクチャをバッファリングする装置である。
さらに、別の利点/特色は、前記ビットストリームのピクチャを復号するために前記ピクチャを一度だけバッファリングするデコーダを備えた上述の装置であって、前記デコーダが前記バッファリングの後で前記ピクチャのビュー識別子の順序を保持する装置である。
さらに、別の利点/特色は、前記バッファリングの後で前記ピクチャのビュー識別子の順序を保持するデコーダを備えた上述の装置であって、前記デコーダが、前記異なる時刻のうちの後続の時刻についての保持された順序を使用して前記異なる時刻のうちの後続の時刻に対応するピクチャの何れかが失われたかどうかを判定し、前記異なる時刻のうちの前記後続の時刻が、前記異なる時刻の前記特定の1つより後の時刻である装置である。
また、別の利点/特色は、デコーダを備えた上述の装置であって、前記少なくとも1つのビューが少なくとも2つのビューを含み、前記少なくとも1つのビューのうちの第1の符号化ビューおよび前記2つのビューが国際標準化機構/国際電気標準会議MPEG−4 Part10 AVC標準/国際電気通信連合電気通信標準化部門H.264勧告に関して適合するビューであるときに、前記デコーダが、前記2つのビューの間でいくつかのビューを使用して前記ピクチャの何れかが失われたかどうかを判定し、前記第1の符号化ビューが、前記2つのビューのうちの一方のビューまたは別のビューである装置である。
本発明の上記その他の特色および利点は、当業者なら本明細書の教示に基づいて容易に確認することができる。本発明の教示は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊目的プロセッサまたはそれらの組合せといった様々な形態で実施することができることを理解されたい。
本発明の教示は、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして実施されることが最も好ましい。さらに、ソフトウェアは、プログラム記憶装置に物理的に実装されたアプリケーション・プログラムとして実施することができる。アプリケーション・プログラムは、任意の適当なアーキテクチャを備えるマシンにアップロードし、このマシンによって実行することができる。このマシンは、1つまたは複数の中央処理装置(「CPU」)、ランダム・アクセス・メモリ(「RAM」)および入出力(「I/O」)インタフェースなどのハードウェアを有するコンピュータ・プラットフォームに実装されることが好ましい。コンピュータ・プラットフォームは、オペレーティング・システムおよびマイクロ命令コードを含むこともできる。本明細書に記載の様々なプロセスおよび機能は、CPUによって実行することができる、マイクロ命令コードの一部またはアプリケーション・プログラムの一部あるいはそれらの任意の組合せとすることもできる。さらに、追加のデータ記憶装置や印刷装置など、その他の様々な周辺機器をコンピュータ・プラットフォームに接続することもできる。
さらに、添付の図面に示すシステム構成要素および方法の一部はソフトウェアで実施することが好ましいので、システム構成要素間またはプロセス機能ブロック間の実際の接続形態は、本発明を実施する態様によって変わることがあることを理解されたい。本明細書の教示があれば、当業者なら、上記の、またそれに類する本発明の実施態様または構成を思いつくことができるであろう。
本明細書では添付の図面を参照しながら例示的な実施例について説明したが、本発明はこれらの具体的な実施例に限定されるものではなく、当業者なら、本発明の趣旨または範囲を逸脱することなく様々な変更および修正を加えることができることを理解されたい。これらの変更および修正は全て、添付の特許請求の範囲に記載する本発明の範囲に含まれるものとする。

Claims (30)

  1. ビットストリームのマルチ・ビュー・ビデオ・コンテンツに対応する少なくとも1つのビューのピクチャを復号するデコーダを備え、前記ピクチャがビデオ・シーケンスの少なくとも一部分を表し、前記ピクチャの少なくともいくつかがビデオ・シーケンス内の異なる時刻に対応し、特定の時刻に対応するピクチャを有する、タイム・ファースト符号化構造の符号化されたビデオ・シーケンスは、全てのビューについて最初に符号化されている、装置であって、
    前記デコーダが、前記異なる時刻の特定の1つに対応するピクチャの何れかが失われているかどうかを、各々の時刻について、各々のビューのすべてのピクチャをバッファリングし、各々対応するビューの次に受け取ったピクチャと関連するマルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素を比較し、各々のビューの受信したピクチャの連続を確認することにより、判定する、前記装置。
  2. 前記シンタックス要素が、マルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記マルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素が、国際標準化機構/国際電気標準会議MPEG−4 Part10 AVC標準/国際電気通信連合電気通信標準化部門H.264勧告の拡張に対応する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記シンタックス要素が、高レベルである、請求項1に記載の装置。
  5. 前記高レベルが、スライス・ヘッダ・レベル、シーケンス・パラメータ・セット・レベル、ピクチャ・パラメータ・セット・レベル、ビュー・パラメータ・セット・レベル、ネットワーク・アブストラクション・レイヤ・ユニット・ヘッダ・レベル、および付加拡張情報メッセージに対応するレベルの少なくとも1つに対応する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記異なる時刻の前記特定の1つに対応するピクチャの何れかがバッファリングされ、前記デコーダが、前記異なる時刻の前記特定の1つの時刻に到着したピクチャのカウントを保持する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記デコーダが、前記カウントの値と、前記シンタックス要素の値とを比較する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記特定のピクチャのカウントの値が前記シンタックス要素の値と等しくないときに、前記ピクチャの特定の1つが失われたものとして指定される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記デコーダが、前記ビットストリームに対応する到着した1組のビュー識別子の中から欠落しているビュー識別子を探索することにより、失われたものとして指定されたピクチャの前記特定の1つのビュー識別子を決定する、請求項8に記載の装置。
  10. 前記ビットストリームのピクチャを復号するために、前記デコーダが前記ピクチャを一度だけバッファリングする、請求項1に記載の装置。
  11. 前記デコーダが、前記ビットストリームの開始時に、一度だけ前記ピクチャをバッファリングする、請求項10に記載の装置。
  12. 前記デコーダが、符号化順序の変更の後に、一度だけ前記ピクチャをバッファリングする、請求項10に記載の装置。
  13. 前記デコーダが、前記バッファリングの後で、前記ピクチャのビュー識別子の順序を保持する、請求項10に記載の装置。
  14. 前記デコーダが、前記異なる時刻のうちの後続の時刻についての保持された順序を使用して、前記異なる時刻のうちの後続の時刻に対応するピクチャの何れかが失われたかどうかを判定し、前記異なる時刻のうちの前記後続の時刻が、前記異なる時刻の前記特定の1つより後の時刻である、請求項13に記載の装置。
  15. 前記少なくとも1つのビューが少なくとも2つのビューを含み、前記少なくとも1つのビューのうちの第1の符号化ビューおよび前記2つのビューが国際標準化機構/国際電気標準会議MPEG−4 Part10 AVC標準/国際電気通信連合電気通信標準化部門H.264勧告に関して適合するビューであるときに、前記デコーダが、前記2つのビューの間でいくつかのビューを使用して前記ピクチャの何れかが失われたかどうかを判定し、前記第1の符号化ビューが、前記2つのビューのうちの一方のビューまたは別のビューである、請求項1に記載の装置。
  16. ビットストリームのマルチ・ビュー・ビデオ・コンテンツに対応する少なくとも1つのビューのピクチャを復号するステップを含み、前記ピクチャがビデオ・シーケンスの少なくとも一部分を表し、前記ピクチャの少なくともいくつかがビデオ・シーケンス内の異なる時刻に対応し、特定の時刻に対応するピクチャを有する、タイム・ファースト符号化構造の符号化されたビデオ・シーケンスは、全てのビューについて最初に符号化されている方法であって、
    前記復号ステップが、前記異なる時刻の特定の1つに対応するピクチャの何れかが失われているかどうかを、各々の時刻について、各々のビューのすべてのピクチャをバッファリングし、各々対応するビューの次に受け取ったピクチャと関連するマルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素を比較し、各々のビューの受信したピクチャの連続を確認することにより、判定する、前記方法。
  17. 前記シンタックス要素が、マルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記マルチ・ビュー・ビデオ符号化シンタックス要素が、国際標準化機構/国際電気標準会議MPEG−4 Part10 AVC標準/国際電気通信連合電気通信標準化部門H.264勧告の拡張に対応する、請求項17に記載の方法。
  19. 前記シンタックス要素が、高レベルである、請求項16に記載の方法。
  20. 前記高レベルが、スライス・ヘッダ・レベル、シーケンス・パラメータ・セット・レベル、ピクチャ・パラメータ・セット・レベル、ビュー・パラメータ・セット・レベル、ネットワーク・アブストラクション・レイヤ・ユニット・ヘッダ・レベル、および付加拡張情報メッセージに対応するレベルの少なくとも1つに対応する、請求項16に記載の方法。
  21. 前記異なる時刻の前記特定の1つに対応するピクチャの何れかがバッファリングされ、前記復号ステップが、前記異なる時刻の前記特定の1つの時刻に到着したピクチャのカウントを保持するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  22. 前記復号ステップが、前記カウントの値と、前記シンタックス要素の値とを比較するステップを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記特定のピクチャのカウントの値が前記シンタックス要素の値と等しくないときに、前記ピクチャの特定の1つが失われたものとして指定される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記復号ステップが、前記ビットストリームに対応する到着した1組のビュー識別子の中から欠落しているビュー識別子を探索することにより、失われたものとして指定されたピクチャの前記特定の1つのビュー識別子を決定するステップを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記ビットストリームのピクチャを復号するために、前記復号ステップが前記ピクチャを一度だけバッファリングするステップを含む、請求項16に記載の方法。
  26. 前記デコーダが、前記ビットストリームの開始時に、一度だけ前記ピクチャをバッファリングする、請求項25に記載の方法。
  27. 前記デコーダが、符号化順序の変更の後に、一度だけ前記ピクチャをバッファリングする、請求項25に記載の方法。
  28. 前記復号ステップが、前記バッファリングの後で、前記ピクチャのビュー識別子の順序を保持するステップを含む、請求項25に記載の方法。
  29. 前記復号ステップが、前記異なる時刻のうちの後続の時刻についての保持された順序を使用して、前記異なる時刻のうちの後続の時刻に対応するピクチャの何れかが失われたかどうかを判定するステップを含み、前記異なる時刻のうちの前記後続の時刻が、前記異なる時刻の前記特定の1つより後の時刻である、請求項28に記載の方法。
  30. 前記少なくとも1つのビューが少なくとも2つのビューを含み、前記少なくとも1つのビューのうちの第1の符号化ビューおよび前記2つのビューが国際標準化機構/国際電気標準会議MPEG−4 Part10 AVC標準/国際電気通信連合電気通信標準化部門H.264勧告に関して適合するビューであるときに、前記復号ステップで、前記2つのビューの間でいくつかのビューを使用して前記ピクチャの何れかが失われたかどうかを判定し、前記第1の符号化ビューが、前記2つのビューのうちの一方のビューまたは別のビューである、請求項16に記載の方法。
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