JP5272997B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばインク等の液滴を吐出する液滴吐出装置に関し、特に、ノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与する手段に、可撓性を有する第1の配線基板及び第2の配線基板を連設してなる液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置の代表例であるインク吐出装置は、インクを吐出する複数のノズルと、これらノズルからインクを吐出するための圧力を付与する圧力付与手段とを有したインクジェットヘッドを備えている。インク吐出装置を搭載したインクジェットプリンタには、圧力付与手段の動作を制御するための制御基板が設けられており、圧力付与手段は、可撓性を有する複数の配線基板を連設してなる配線材を介し、この制御基板と機械的及び電気的に接続される。
一般にインク吐出装置の配線材は、圧力付与手段に接続されるCOF基板と、制御基板に接続されるFPC基板とからなる。COF基板は圧力付与手段と接続される接続部と、接続部から引き出された延在部とを有し、延在部の先端部にFPC基板の先端部がハンダ等を用いて接続される。COF基板の延在部には、圧力付与手段を駆動するための駆動信号を供給する信号供給手段が実装されるとともに、信号供給手段から接続部に向けて延びる駆動信号供給用の配線が形成されている。この配線は、各ノズルが互いに独立してインクを吐出可能にするため、ノズル数に対応して複数設けられている。
近年、印字速度及び解像度の向上のため、ノズル数の増加が望まれている。これに対応するため、特許文献1には、配線材からCOF基板を廃し、2枚のFPC基板の各々に1個ずつ信号供給手段を実装し、これらFPC基板をそれぞれ圧力付与手段に接続してなる液滴吐出装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、各信号供給手段から延びる駆動信号供給用の配線の配置スペースが2枚のFPC基板に分配されるため、配線レイアウトの自由度が向上する。
特開2003−53940号公報
しかしながら、この構成によると、2枚のFPC配線基板を接続するため、制御基板に2個のコネクタを実装する必要があり、それにより制御基板の大型化を招き、インクジェットプリンタ内の限られた配置スペースが圧迫されることとなる。
かかる問題を解消するための構成として、圧力付与手段に1枚のCOF基板を接続し、このCOF基板には接続部から互いに反対側に延在する一対の延在部を設け、各延在部に1個ずつ信号供給手段を実装し、これら一対の延在部を曲げて先端部同士を互いに向き合わせ、1枚のFPC基板をこれら先端部に重ねて接合する、という構成が考えられる。この構成によると、FPC基板及びコネクタの各個数が減るため、低コストとなり、制御基板がコンパクトになりうる。
しかし、この構成を実際に製造するに際しては、COF基板を断面C状に曲げた状態で維持し、その上側からFPC基板を重ね合わせ、その後に基板間の接続作業を行う、という煩雑かつ困難な工程を踏まなくてはならない。よって、かかる工程を容易かつ安定的に行えるようにすることが要望される。
そこで本発明は、液滴吐出装置の製造コストを抑えるとともに、その製造を容易かつ安定的に行えるようにすることを目的としている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る液滴吐出装置は、液滴を吐出する複数のノズ及びこれら複数のノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与する圧力付与手段を有する液滴吐出ヘッドと前記圧力付与手段に接続され可撓性を有する第1配線基板と前記第1配線基板に接続される第2配線基板と、前記第1配線基板の前記圧力付与手段との接続部を前記圧力付与手段とは反対側の面から前記圧力付与手段側に押え付ける押え部材と、を備える液滴吐出装置であって、前記第1配線基板は前記圧力付与手段から互いに反対側に延在する一対の延在部を有し、前記一対の延在部はそれぞれの先端部同士を前記押え部材から見て前記圧力付与手段とは反対側で互いに向き合わせるようにして曲げられ、前記第2配線基板はそれぞれの先端部を跨ぐようにして前記一対の延在部に接続される接続部を有しており、前記一対の延在部の先端部の各々を互いに向き合う状態で位置決めしつ前記第2配線基板を前記一対の延在部に対して位置決めする位置決め手段として、前記第1配線基板及び前記第2配線基板のそれぞれに形成された位置決め孔と、前記押え部材のうちの前記圧力付与手段とは反対側の面に配設された位置決めピンとを備え、前記位置決め孔に前記位置決めピンが挿入された状態において前記位置決めピンの先端部は前記第1配線基板及び前記第2配線基板より突出し、前記押え部材は、前記一対の延在部が置かれる側の面に設けられた一対の嵩上げ部を有し、前記一対の嵩上げ部は所定方向に離れて配置され、前記位置決めピンは、前記一対の嵩上げ部それぞれから突出しており、前記第1配線基板の前記位置決め孔は、前記一対の延在部それぞれに設けられ、前記一対の嵩上げ部に分かれた前記位置決めピンが前記一対の延在部に分かれた前記位置決め孔それぞれに挿入され、前記第2配線基板の前記接続部と前記一対の延在部それぞれとの一対の接合領域が、前記所定方向において前記一対の嵩上げ部の間に位置することを特徴としている。
このような構成とすることにより、液滴吐出装置が1枚の第1配線基板に1枚の第2配線基板を接続してなるため、1枚の第1配線基板に2枚の第2配線基板を接続してなる場合と比べ、製造コストを抑えることができるとともに製造工程を簡素化することができる。また、第1配線基板の一対の延在部をそれぞれの先端部が互いに向き合うようにして曲げたときに、位置決め手段によってこれら先端部の各々を互いに向き合う状態で位置決めすることができ、容易かつ安定的に延在部を曲げた状態で維持することができる。そして、この位置決め手段により、曲がった状態で位置決めされている各延在部に対し、更に第2配線基板を位置決めすることができる。このため、第1配線基板と第2配線基板との接続を容易かつ安定的に行うことができる。
上記の本発明によれば、液滴吐出装置の製造コストを抑えるとともに、その製造を容易かつ安定的に行えるようにすることができる。
本発明の実施形態に係るインク吐出装置の分解斜視図であって、インクジェットプリンタのキャリッジに搭載する事前の状態にあるインク吐出装置の斜視図である。 図1に示すインク吐出装置の分解斜視図である。 図1に示すインク吐出装置の製造過程の説明図であって、(a)がCOF基板を折り曲げ、COF基板の一対の延在部の先端部の各々を位置決めした状態を示す斜視図、(b)がFPC基板をCOF基板に接続する事前の状態を示す斜視図、(c)がFPC基板をCOF基板の一対の延在部の先端部に対して位置決めしてCOF基板に接続した状態を示す斜視図である。 図3(c)のIV−IV線に沿って切断して示す断面図であって、図3(c)の状態にあるインク吐出装置の断面図である。 図1に示すインク吐出装置の製造過程の説明図であって、(a)がヒートシンクを配線材及び押え部材に対して組み付ける事前の状態を示す斜視図、(b)が組立完了の状態を示す斜視図である。 図5(b)のVI−VI線に沿って切断して示すインク吐出装置の断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ここでは、本発明に係る液滴吐出装置の実施形態として、インクジェットプリンタに搭載されるインク吐出装置を例示しており、インク吐出装置よりインクが吐出する方向を下方としている。
図1に示すように、インク吐出装置1は、インクジェットプリンタのキャリッジ100に搭載される。キャリッジ100に搭載したインク吐出装置1は、記録媒体の記録面の上方を移動可能となり、当該記録面に向けてインクを吐出する。吐出したインクが記録面に着弾することにより、記録媒体に所要の画像や文字が記録される。
インク吐出装置1は、インク吐出用の多数のノズル(図示せず)を有したインクジェットヘッド2、インクジェットヘッド2と機械的及び電気的に接続される配線材3、配線材3をインクジェットヘッド2に押え付けるための押え部材4、及び配線材3に実装されたドライバIC14から発生する熱を放熱するためのヒートシンク5を備えている。
インク吐出装置1をキャリッジ100に搭載するには、インクジェットヘッド2、配線材3及び押え部材4を組み立ててなる組立体6をキャリッジ100に下側から取り付ける。このとき、インクジェットヘッド2の下面はキャリッジ100の外底部に配置され、配線材3及び押え部材4はキャリッジ100の下面に形成された開口を通じてキャリッジ100内に収容される。ヒートシンク5は、キャリッジ100内に上側から収容され、キャリッジ100内の配線材3及び押え部材4に組み付けられる。
次に、図2を参照しながら、製造工程の概要に沿ってインク吐出装置1の構成について説明する。図2に示すように、インクジェットヘッド2は、流路ユニット7と、圧力付与装置8とを備えてなる。流路ユニット7の下面はインクジェットヘッド2の下面をなし、ここにインクを吐出する複数のノズル(図示せず)が開口している。圧力付与装置8は、流路ユニット7内を流れるインクに、各ノズルからインクを吐出するための圧力を選択的に付与する。この圧力付与装置8の形式は特に限定されないが、本実施形態では、圧電式アクチュエータを適用した場合を例示する。
この場合、圧力付与装置8は薄板の圧電セラミクスを積層してなる。詳細な図示を省略するが、圧力付与装置8内には圧電セラミクスを挟むように第1および第2内部電極(図示せず)が設けられ、第1内部電極には所定の定電位(例えば0V)が印加され、第2内部電極には当該定電位と等電位の待機電位と、当該定電位とは異なる駆動電位(例えば30V)が選択的に印加される。第2内部電極に駆動電位が印加されると、第1及び第2内部電極で挟まれた部分が電位差による逆圧電効果を発揮して歪み変形し、この変形に応じて流路ユニット2内のインクに圧力が付与され、インクがノズルから下方に吐出する。第2内部電極は各ノズルに個別に対応して設けられており、各ノズルが互いに独立してインクを吐出可能になっている。圧力付与装置8の上面には、これら内部電極と導通する多数の表面電極9が設けられており、外部から表面電極9を通じて所要の内部電極に所要の電位を印加可能となっている。
配線材3は、この圧力付与装置8の上面に接続されるCOF基板10と、COF基板10に接続されるFPC基板11とを1枚ずつ有している。両基板10,11は、樹脂シートに金属材からなる多数の配線を印刷形成し、これら配線をレジスト層で被覆することにより製造される。両基板10,11は可撓性及び弾性を有している。
COF基板10は略矩形状に形成されており、その長手方向中央部が、圧力付与装置8の上面に接続される接続部12となる。接続部12の一方の面には、多数の接続端子(図示せず)が露出している。以下、便宜的に、このCOF基板10の一方の面を「第1面」、その裏面を「第2面」とする。
COF基板10を圧力付与装置8に組み付けるには、COF基板10の第1面を下側に向け、接続部12を圧力付与装置8の上面に上側から重ねる。そして、例えばハンダ付けや所謂カバーコート工法等の基板接続手法を用い、接続端子(図示せず)を表面電極9と電気的に導通させるようにしてCOF基板10を圧力付与装置8に機械的に接合する。
COF基板10を圧力付与装置8に接続した後には、上側に向く接続部12の第2面に押え部材4が置かれる。これにより、接続部12が圧力付与装置8から剥がれにくくなり、インク吐出装置1の電気的不具合を防ぐことができる。
COF基板10の長手方向両端部は、接続部12から互いに反対側に延在する一対の延在部13となる。各延在部13にはドライバIC14が1個ずつ実装されている。各ドライバIC14は、圧力付与装置8の第2内部電極(図示せず)に印加される駆動電位を駆動信号として供給する。各ドライバIC14からは複数の配線(図示せず)が接続部12に向けて延びており、これら配線はそれぞれ、第2内部電極に対応する表面電極9と電気的に導通される接続端子(図示せず)に繋がっている。
ドライバIC14は構造的には短冊状のチップである。各ドライバIC14は、COF基板10の第1面に実装されて延在部13の先端部の付近に配置され、その長手方向がCOF基板10の幅方向に向けられている。また、一対の延在部13の先端部にはそれぞれ、幅方向に沿って第1配線端子15が対をなして設けられている。一対の第1配線端子15はそれぞれ、微視的には、微細且つ多数の端子が幅方向に沿って配列したものとなっている。
なお、図2は、インク吐出装置1の組立完了の状態(図5(b)参照)における各部品の姿勢を示している。後に図3〜図6を参照して詳述するが、この状態においては、COF基板10の一対の延在部13が、押え部材4の外面に沿うようにして、また、接続部12から見て圧力吐出装置8とは反対側となる上側でそれぞれの先端部同士を互いに向き合わせるようにして曲げられる。つまり、このインク吐出装置1のCOF基板10は、組立完了の状態において断面C状の姿勢を呈する。
かかるCOF基板10の第1面は外周面を構成し、第2面は内周面を構成することとなる。ドライバIC14及び一対の第1配線端子15は、第1面に設けられ且つ接続部12の上方に位置し、上側に向けられる。また、一対の第1配線端子15は、互いに間隔をおいて平行に配置される。
折り曲げられた一対の延在部13の先端部には、上側からFPC基板11が重ねられる。FPC基板11は帯状に形成され、その長手方向一端部が、COF基板10の一対の延在部13の第1面に接続される接続部16となる。接続部16の一方の面には、一対の第2配線端子17が平行に並ぶようにして設けられている。この第2配線端子17も、微視的には、微細且つ多数の端子が幅方向に沿って配列したものとなっている。以下、便宜的に、FPC基板11の一方の面を「第3面」、その裏面を「第4面」という。
FPC基板11をCOF基板10に組み付けるには、FPC基板11の第3面を下側に向け、接続部16を一対の延在部13の第1面に上側から重ねる。接続部16は、一対の延在部13の先端部のそれぞれを跨ぐようにして設けられる。そして、例えばハンダ付け等の基板接続手法を用い、第2配線端子17を構成する多数の端子のそれぞれを第1配線端子15を構成する対応の端子に電気的に導通させるようにして、FPC基板11をCOF基板10の上側に機械的に接合する。
接続部16は、一対の延在部13の先端部のそれぞれを跨いで第1配線端子15と第2配線端子17とを上下方向に接触させるため、十分幅広となっている。その一方、一対の延在部13の先端部付近にはそれぞれ、ドライバIC14が幅方向に延在しているが、これらドライバIC14が被覆されないように接続部16の幅寸法が制限されている。よって、ドライバIC14は、COF基板10の上側にFPC基板11が接続されても、上方に露出したままとなる。
FPC基板11の長手方向他端部18は、制御基板(図示せず)に実装されたレセプタクルコネクタ(図示せず)に接続される。この他端部18には、先端の辺縁に沿って基板接続端子19が配列される。図示例では基板接続端子19を第3面に設けた場合を例示しているが、その裏面の第4面に設けてもよい。FPC基板11の他端部18をコネクタに受容させて接続すると、基板接続端子19がコネクタのコンタクト(図示せず)と導通される。この制御基板は、キャリッジ100(図1参照)にインク吐出装置1と共に搭載され、ドライバIC14に制御信号を供給する。その制御信号は、FPC基板11の配線、第2配線端子17、第1配線端子15及びCOF基板10の配線を介し、ドライバIC14に入力されることとなる。
そして、FPC基板11の接続部16の第4面の上側から、ヒートシンク5が重ねられる。ヒートシンク5は、熱伝導性の高い金属(例えばアルミニウム等)からなる板金を加工することにより形成されている。
前述したとおり、FPC基板11をCOF基板10に接続した後においてドライバIC14は上方に露出し、チップの形態をなすドライバIC14の高さは、FPC基板11の厚さに対して十分に大きい。よって、ヒートシンク5を上側から設置すると、その下面がドライバIC14の上面に当接する。これにより、インク吐出装置1の稼動中にドライバIC14が発熱しても、その熱をヒートシンク5に放熱可能となり、インク吐出装置1の安定動作に資する。
上記構成のインク吐出装置1においては、1枚のCOF基板10の一対の延在部13にそれぞれ1個ずつドライバIC14が実装され、この1枚のCOF基板10には1枚のFPC基板11が接続される。このとき、COF基板10の一対の延在部13を、圧力付与装置8が配置されている側とは反対側において、それぞれの先端部同士を互いに向き合わせるようにして、断面C状に曲げられる。そして、互いに向き合わされた一対の延在部13の先端部のそれぞれを跨ぐようにしてFPC基板11の端部が重ねられる。このようにすることで、FPC基板11を1枚とする構造が実現されている。
これにより、一対の延在部13の先端部に個別に1枚ずつFPC基板11を接続する構造と比較し、インク吐出装置1を構成するFPC基板11の枚数を減らすことができ、インク吐出装置1の製造コストを抑えることができる。また、制御基板(図示せず)に実装するコネクタの個数を減らすことができ、且つFPC基板11とCOF基板10とを接続する作業を減らすことができる。これにより製造コストを更に抑えることができ、製造工程が煩雑になるのを抑えることができる。
そして、本実施形態のインク吐出装置1は、前述した構成を容易に製造可能にするための構成を備えている。以下、図2〜図6を参照し、COF基板10の接続部16の第2面に押え部材4を載せ置いた後の詳細な製造工程に沿って、この構成について説明する。
図2に示すように、押え部材4は、平面視で矩形板状のベース部21を有し、ベース部21の下面が、COF基板10の接続部12の第2面に載置される。ベース部21の外形寸法は、圧力付与装置8の上面とほぼ等しく、これにより接続部12の圧力付与装置8からの剥がれが効果的に防止される。
ベース部21の上部には一対の凸部22が設けられている。押え部材4をCOF基板10の第2面に置いた状態では、凸部22が、ベース部21の矩形辺縁のうちCOF基板11の幅方向と平行に延びる2つの辺縁に沿って設けられている。逆に、このような一対の凸部22を設けたことにより、ベース部21の上側には、一対の凸部22で挟まれた部分が、凸部22の上面に対して下方に窪んだ凹部23が形成される。
各凸部22からは、2つの位置決めピン24が上方に向けて突出している。この位置決めピン24は、凸部22の延在方向(すなわちCOF基板10の幅方向)に関して所定距離をおいて互いに離れて配置されている。結果として押え部材4には、合計4個の位置決めピン24が設けられることとなる。
より詳しくは、凸部22の上面には、位置決めピン24の設置位置周辺を嵩上げする嵩上げ部25が設けられており、位置決めピン24はこの嵩上げ部25の上面から上方に突出している。一方の位置決めピン24に対応した嵩上げ部25には、凸部22の延在方向(COF基板10の幅方向)に沿って延在するリブ26が連設している。嵩上げ部25の高さはリブ26の高さと等しく、嵩上げ部25の上面はリブ26の上面と面一となっている。
また、ベース部21の外縁からは4個の垂壁27が立設している。これら垂壁27の内側面には、楔片28が一体的に設けられている。楔片28は断面三角形状に形成されており、上側にテーパ面、下側に水平な底面をそれぞれ有している。
COF基板11の一対の延在部13の先端部には、幅方向に離れた2つの位置決め穴231が貫通している。さらに、FPC基板11の接続部16からは、4個の張り出し部32が連続しており、これら張り出し部32にはそれぞれ1個ずつ位置決め穴33が貫通している。結果として、COF基板10及びFPC基板11にはそれぞれ、合計4個の位置決め穴31,33が形成されている。
平面視において同一の凸部22に設けられている位置決めピン24同士の距離は、同一の延在部13に設けられている位置決め穴31同士の距離と等しい。また、平面視において隣り合う位置決めピン24の中心間を仮想的に結線すると、矩形を描くことができる。FPC基板11の位置決め穴33についても同様に仮想的な矩形を描くことができ、位置決め穴33に係る仮想的な矩形は、位置決めピン24に係る仮想的な矩形と合同である。
ヒートシンク5は板金をヘアピン状に折り曲げてなる。これにより、曲率が大きいU状の折曲部34から、上板部35と下板部36とが僅かなクリアランスをおいて平行に並ぶようにして延在している。このようにして成形されたヒートシンク5は、平面視で矩形状を呈している。上板部35には、外縁から内側に切り欠いてなる凹溝37が形成されている。これにより、平面視において下板部36の上面のうち、凹溝37が形成されている位置に対応する部分が上方に露出することとなる。上板部37には4個の凹溝37が形成されているため、下板部36には4箇所の露出部38が形成されることとなる。各露出部38には1つずつ貫通穴39が形成されている。この貫通穴39についても前述同様にして仮想的な矩形を描くことができ、当該仮想的な矩形は位置決めピン24に係る仮想矩形と合同となる。
図3(a)には、インクジェットヘッド2とCOF基板10の接続部12とを接続した後に、押え部材4が置かれた状態が示されている。なお、図3〜図6の各図面では、便宜的に、インクジェットヘッド2の部品として圧力付与装置8のみを示しており、流路ユニット7の図示を省略している。
図3(a)に示すように、COF基板10の第2面に押え部材4を置いた後に一対の延在部13を折り曲げるに際しては、一方の延在部13をベース部21及び凸部22の外面に沿ってU状に折り返す。そして、延在部13の先端部付近に形成された2つの位置決め穴31を、当該凸部22の上面から突出する位置決めピン24に上側から嵌め込む。他方の延在部13についても同様に位置決め穴31を位置決めピン24に嵌め込む。この状態とすると、可撓性を有するCOF基板10は自身の弾発力により元の形状に戻ろうとする。この弾発力は、位置決め穴31の周縁が位置決めピン24の外周面に当接することで位置決めピン24により支持される。
このようにして4つの位置決めピン24がCOF基板10の位置決め穴31に挿入された状態になると、COF基板10の一対の延在部13をそれぞれU状に折り曲げた姿勢が維持される。このとき、COF基板10の一対の延在部13の先端部同士が、一対の凸部22にそれぞれ設けられている位置決めピン24の間の距離に基づいて、互いに近づいた状態であって互いに離隔した状態で対向する。このように、位置決めピン24と位置決め穴とが協働して、一方の延在部13の先端部を他方の延在部の先端部に対して位置決めすることができる。
また、延在部13の第2面の一部は、押え部材4の嵩上げ部25及びリブ26の上面に置かれる。リブ26はCOF基板10の幅方向に沿って延在するが、位置決めピン24が位置決め穴31に挿入された状態では、延在部13の第2面のうち、第1配線端子15を設けた部分の裏側となる部分がリブ26の上面に置かれる。
図3(b)に示すように、例えばFPC基板11をCOF基板10にハンダ付けで組み付ける場合、FPC基板11をCOF基板10に組み付ける事前に、第1配線端子15の上面にハンダ等の導電材40を設置する。第1配線端子15はリブ25で支持されるため、導電材40を安定的に設置可能となる。
そして、FPC基板11を上側からCOF基板10に重ねるに際し、FPC基板11の位置決め穴28を位置決めピン23に上側から嵌め込む。
図3(c)に示すように、4つの位置決めピン23がFPC基板11の位置決め穴33に挿入された状態になると、FPC基板11の接続部16が4つの位置決めピン24を介し、COF基板10の一対の延在部13に対して位置決めされる。このように位置決めされると、前述したように、接続部16が一対の延在部13の先端部を跨いだ状態となり、一対の第2配線端子17が第1配線端子15の上側に重ねられる。
次いで、FPC基板11の接続部16の第4面の上側からヒータ41を押し当てる。ヒータからの熱で導電材40(図3(b)参照)を溶融させ、その後導電材40を凝固させる。これにより、第1配線端子15と第2配線端子17とが凝固した導電材40を介して互いに電気的に導通されるとともに機械的に接合される。このようにして、キャリッジ100(図1参照)に対して下側から組み付けられる組立体6が製造される。
このように本実施形態では、断面C状に折り曲げられるCOF基板10の内周面側に配置される押え部材4に位置決めピン24を設け、各基板10,11に設けた位置決め穴31,33をこの位置決めピン24に嵌め込むことにより、COF基板10の一対の延在部13の先端部同士が位置決めされ、且つFPC基板11の接続部16をこれら先端部のそれぞれに対して位置決めすることができるようになっている。このため、FPC基板11をCOF基板10に対して位置ズレすることなく接続することができる。よって、FPC基板11に設けられた第2配線端子17とCOF基板10に設けられた第1配線端子15とを確実に電気的に導通させることができ、制御基板(図示せず)とインクジェットヘッド2とを電気的に接続する配線材3としての信頼性を確保することができる。
そして、FPC基板11をCOF基板10に組み付ける作業を行う間、断面C状に折り曲げられたCOF基板10は、弾発力を発揮するにも関わらず、位置決めピン24によりこの弾発力が支持されて姿勢を維持する。このため、姿勢を維持するために専用のジグを準備する必要がなく、FPC基板11をCOF基板10に重ねる作業、及び両基板10,11を互いに接続する作業を容易に行うことができるようになる。
なお、FPC基板11の位置決め穴28が嵌め込まれた状態では、4つの位置決めピン23の先端がFPC基板11よりも上方に突出する。このため、COF基板10及びFPC基板11が位置決めピン24により保持され、押え部材4から離脱しにくくなる。よって、ハンダ付け作業を安定的に行いやすくなる。
また、FPC基板11の接続部16には、平行に並ぶ一対の第2配線端子17が設けられており、第1配線端子15との溶着領域もこれに沿って平行に並ぶようにして形成されることとなる。FPC基板11の位置決め穴33は、この溶着領域の延在方向の両端部からそれぞれ外側に張り出した張り出し部32に形成されている。つまり、このFPC基板11の接続部16は、溶着領域の外側四隅において、前述した位置決めピンと位置決め穴33との協働による保持がなされることとなる。よって、本実施形態の位置決めピンによって、FPC基板11をCOF基板10に溶着した後の引き剥がしを良好に防ぎ、FPC基板11をこの引き剥がしに対して補強することができる。
図4に示すように、このように配線材3を構成したことにより、配線材3の圧力付与装置8の上方部分は、COF基板10とFPC基板11の接続部16とが一体となって断面無端ループ状に形成される。FPC基板11の接続部16に関しては、COF基板10のうち第1配線端子15上に重ねられてCOF基板10と溶着される一対の溶着部42と、これら一対の溶着部42の間を連続するとともに、互いに離隔した一対の延在部13の先端部の間を跨ぐブリッジ部43と、一対の溶着部42から反対側に延在し、COF基板10のうち第1配線端子15が設けられている部分とドライバIC14が設けられている部分の間の領域を少なくとも部分的に被覆する被覆部44とを有する。
このように、FPC基板11の被覆部44により、COF基板10のうち第1配線端子15から見て接続部12側の部分が被覆されるようになっているため、導電材40(図3(b)参照)が溶融時に第1配線端子15から接続部12側にハミ出すようなことがあっても、このハミ出した導電材を被覆部44で覆うことができる。このように、導電材の上方への露出を防ぐことができるため、ハミ出した導電材に起因する電気的不具合が生じるのを防ぐことができる。例えば、二点鎖線で示すように、FPC基板11の接続部16には上側からヒートシンク5が重ねられるが、導電材がこのヒートシンク5と短絡するのを避けることができる。
また、ブリッジ部43は押え部材4の凹部23の上方に位置しており、ブリッジ部43の下面側には比較的大きなスペース46が確保されている。したがって、本実施形態の配線材3においては、このスペース46を利用してFPC基板11の接続部16の第3面には、コンデンサや抵抗器などの電子部品45を実装することができる。このようにFPC基板の表面において電子部品45を実装可能な箇所が増えるため、FPC基板11の配線レイアウトの自由度や、制御基板と圧力付与装置との間に設定される電気回路の設計自由度が高くなる。
ところで、ドライバIC14は、FPC基板11が接続される延在部13の先端部付近に設けられている。このドライバIC14が発生する電位を安定させるためには、このドライバIC14のなるべく近くにバイパスコンデンサ等の電子部品を配置し、当該電子部品とドライバまでの配線長をなるべく短くすることが好ましい。本実施形態では、FPC基板11の接続部12にこのような電子部品を容易に配置することができるようになることから、ドライバIC14の安定動作に資する配線材3を提供することが可能となる。
次に、図5及び図6を参照し、キャリッジ100の図示を省略してヒートシンク5と組立体6との組み付けについて説明する。図5(a)に示すように、ヒートシンク5の貫通穴39を位置決めピン24と平面視で位置合わせして、ヒートシンク5が上側から配線材3に重ねられる。このようにすると、ヒートシンク5の下板部37の下面が楔片28のテーパ面に当接する。ヒートシンク5を下方に押圧すると垂壁27が外側に弾性変形する。
図5(b)に示すように、下板部37が楔片28を乗り越えて下方に移動すると、垂壁27は鉛直に延びる姿勢に復帰する。これにより、ヒートシンク5が組立体6に対して組み付けられ、インクジェットヘッド1の組立が完了する。このとき、楔片28の底面は露出部38の上面の直上に配置される。このため、インク吐出装置1の組立完了後に、ヒートシンク5に上向きの外力が不意に作用しても、ヒートシンク5が上方へ移動したときに楔片28と露出部38とが当接する。これにより、ヒートシンク5の上方移動を規制することができ、ヒートシンク5が組立体6から脱落するのを防止することができる。
図6に示すように、このインク吐出装置1の組立完了の状態では、ヒートシンク5の下板部の下面が、ドライバIC14の上面に当接する。他方、前述したように位置決めピン24の先端は、ヒートシンク5の組み付け前においてはFPC基板11に対して上方に突出している。本実施形態のヒートシンク5には貫通穴39が設けられており、各貫通孔39が位置決めピン24に嵌め込まれる。このようにして位置決めピン24を逃げる構造をヒートシンク5に設けたため、ヒートシンク5の下板部の下面をドライバIC14の上面に確実に接触させることができるようになる。さらに、このようにヒートシンク5が位置決めピン24によって取り付け位置が水平面内で保持される。よって、実用に供している間にヒートシンク5が組立体6から脱落するのを防止することができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、上記の構成は一例に過ぎず本発明の範囲内で適宜変更可能である。本発明は、インクを吐出するインク吐出装置に限らず、インク以外の液体、例えば着色液を吐出して液晶表示装置のカラーフィルタを製造する装置、導電液を吐出して電気配線を形成する装置などに使用する液滴吐出装置にも適用することができる。
本発明は、断面C状に曲げた配線基板に別の1枚の配線基板を接続することにより液滴吐出装置の製造コストを抑えることができ、しかもその製造を容易かつ安定的に行うことができるという作用効果を奏し、例えばインクジェットプリンタに搭載されるインク吐出装置に利用すると有益となる。
1 インク吐出装置(液滴吐出装置)
2 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
3 配線材
4 押え部材
5 ヒートシンク(放熱部材)
7 流路ユニット
8 圧力付与装置(圧力付与手段)
10 COF基板(第1配線基板)
11 FPC基板(第2配線基板)
12 接続部
13 延在部
14 ドライバIC(信号供給手段)
15 第1配線端子
16 接続部
17 第2配線端子
21 ベース部
22 凸部
23 凹部
24 位置決めピン
25 嵩上げ部
26 リブ
31 位置決め穴
32 張り出し部
33 位置決め穴
42 溶着部
43 ブリッジ部
44 被覆部
100 キャリッジ

Claims (5)

  1. 液滴を吐出する複数のノズ及びこれら複数のノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与する圧力付与手段を有する液滴吐出ヘッドと前記圧力付与手段に接続され可撓性を有する第1配線基板と前記第1配線基板に接続される第2配線基板と、前記第1配線基板の前記圧力付与手段との接続部を前記圧力付与手段とは反対側の面から前記圧力付与手段側に押え付ける押え部材と、を備える液滴吐出装置であって、
    前記第1配線基板は前記圧力付与手段から互いに反対側に延在する一対の延在部を有し、前記一対の延在部はそれぞれの先端部同士を前記押え部材から見て前記圧力付与手段とは反対側で互いに向き合わせるようにして曲げられ、前記第2配線基板はそれぞれの先端部を跨ぐようにして前記一対の延在部に接続される接続部を有しており、
    前記一対の延在部の先端部の各々を互いに向き合う状態で位置決めしつ前記第2配線基板を前記一対の延在部に対して位置決めする位置決め手段として、前記第1配線基板及び前記第2配線基板のそれぞれに形成された位置決め孔と、前記押え部材のうちの前記圧力付与手段とは反対側の面に配設された位置決めピンとを備え、前記位置決め孔に前記位置決めピンが挿入された状態において前記位置決めピンの先端部は前記第1配線基板及び前記第2配線基板より突出しており、
    前記押え部材は、前記一対の延在部が置かれる側の面に設けられた一対の嵩上げ部を有し、前記一対の嵩上げ部は所定方向に離れて配置され、
    前記位置決めピンは、前記一対の嵩上げ部それぞれから突出し、
    前記第1配線基板の前記位置決め孔は、前記一対の延在部それぞれに設けられ、前記一対の嵩上げ部に分かれた前記位置決めピンが前記一対の延在部に分かれた前記位置決め孔それぞれに挿入され、
    前記第2配線基板の前記接続部と前記一対の延在部それぞれとの一対の接合領域が、前記所定方向において前記一対の嵩上げ部の間に位置することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記一対の延在部には、前記圧力付与手段を駆動するための駆動信号を供給する一対の信号供給手段が設けられ、前記一対の信号供給手段から発生する熱を放熱するための放熱部材、を更に備え、
    前記放熱部材は、前記位置決めピンとの干渉を避けるための切り欠き部又は孔部を有し、前記位置決めピンとの干渉を避けた状態で前記一対の信号供給手段と接触していることを特徴とする請求項に記載の液滴吐出装置。
  3. 記一対の延在部の各端部には、前記第2配線基板に設けられた配線と導通される端子部が設けられ、
    前記放熱部材は前記第2配線基板の前記接続部に前記圧力付与手段とは反対側から重ねられ、前記第2配線基板の前記接続部は、前記端子部と導通される配線が設けられており前記端子部に重ねられる導通部と、前記導通部に対して互いに離れる方向に延在しており前記一対の延在部のうち前記端子部と前記信号供給手段との間の領域を少なくとも部分的に前記圧力付与手段とは反対側から覆う一対の被覆部と、を有していることを特徴とする請求項に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記放熱部材は、U字状の折曲げ部と、前記折曲げ部から延在する第1板部及び第2板部とを有し、前記第2板部が前記一対の信号供給手段と接触し、前記第1板部と前記一対の信号供給手段が前記第2板部を挟んで配置され、前記第2板部に、前記切欠き部又は前記孔部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記第2配線基板の前記接続部には、前記圧力付与手段が配置される側の面に電子部品が実装されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
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