JP5271155B2 - クリアランス測定装置 - Google Patents

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この発明は、エレベータの釣合い錘と緩衝器との間のクリアランスまたは調速機ロープ張り車とピット床との間のクリアランスを測定するクリアランス測定装置に関するものである。
エレベータの釣合い錘に関するクリアランスを管理する装置として、釣合い錘用ガイドレールに取り付けられるとともに釣合い錘と釣合い錘用緩衝器との間の釣合い錘クリアランスを検出する釣合い錘用センサーおよび釣合い錘に取り付けられるとともに釣合い錘用センサーにより検出される釣合い錘用検出片を備え、釣合い錘用センサーは、昇降路下部に設置され、ファイナルリミットスイッチが動作せず、かつ釣合い錘クリアランスよりも短い距離で、釣合い錘用検出片を検出できるように取り付けた(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−280101号公報
しかし、ロープテンションの調整などで釣合い錘クリアランスに不連続な変化があった場合、釣合い錘用センサーの位置を取り替える必要があり、保守員の負荷低減が不十分であるという問題がある。
この発明の目的は、主ロープまたは調速機ロープを短くしたり、ロープテンションを調整したりしてクリアランスを不連続に変化しても、測定に関わる目標やカメラの位置を変えなくても良いクリアランス測定装置を提供することである。
この発明に係るクリアランス測定装置は、エレベータかごと釣合わされるとともに主ロープの走行により昇降する釣合い錘が最も低い位置にあるときに上記釣合い錘の下に取付けられた釣合い錘ブロックと緩衝器との間の距離を釣合い錘クリアランスとして測定するクリアランス測定装置において、上記エレベータかごに配置されるとともに上記釣合い錘ブロックを撮影するカメラと、撮影した上記釣合い錘ブロックの画像を解析することにより上記釣合い錘クリアランスを測定する測定盤と、を備える。
この発明に係るクリアランス測定装置は、エレベータかごの上に配置されたカメラで、釣合い錘クリアランスが変わる要因の釣合い錘ブロックの下端を画像として取込み、画像解析により釣合い錘ブロックの下端の位置の変化分を計測し、計測した位置の変化分が所定の値を超えるとき釣合い錘クリアランスの調整を釣合い錘ブロックを取り外すか主ロープを短くすることにより行うので、主ロープを短くしたり、ロープテンションを調整したりして釣合い錘クリアランスを変化しても、変化したときに釣合い錘ブロックの下端が画面の中央にくるようにカメラの位置を変化して初期値とすれば良く、測定に係るカメラの位置を変えなくて良いという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るクリアランス測定装置を配置したエレベータ装置の概略図である。 エレベータかごの位置の初期値を求めるために釣合い錘ブロックの下端を画面の上下方向の中央にくるように撮影した様子を示す画像である。 釣合い錘クリアランスの変化分を求めるためにエレベータかごを初期値に位置決めしたときに釣合い錘ブロックの下端を撮影した様子を示す画像である。 釣合い錘ブロックの釣合い錘の近傍にマーキングを施した様子を示す図である。 エレベータかごの位置の初期値を求めるために釣合い錘ブロックの下端を画面の上下方向の中央にくるように撮影した様子を示す画像である。 釣合い錘クリアランスが大きく減少した場合でエレベータかごを初期値に位置決めしたときに釣合い錘ブロックを撮影した様子を示す画像である。 エレベータかごの位置の初期値を求めるためにマーキングの下端を画面の上下方向の中央にくるように撮影した様子を示す画像である。 調速機ロープ張り車クリアランスの変化分を求めるためにエレベータかごを初期値に位置決めしたときにマーキングを撮影した様子を示す画像である。
以下、本発明のクリアランス測定装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るクリアランス測定装置を配置したエレベータ装置の概略図である。
この発明に係るクリアランス測定装置は、一般的な位置制御が施されるエレベータ装置に適用する。そして、エレベータ装置は、図1に示すように、乗客が乗り降りするエレベータかご1、エレベータかご1に一端が固定された主ロープ3、主ロープ3の他端に固定される釣合い錘4、図示しないモータから回転力が伝達されるとともに主ロープ3が巻き付けられる巻上機2、エレベータかご1と連動して走行する調速機ロープ21、調速機ロープ21にテンションを加える調速機ロープ張り車22、および釣合い錘4の直下のピット9に配置される緩衝器8、エレベータを制御するエレベータ制御装置7を備える。
主ロープ3は、一端にエレベータかご1が固定され、他端に釣合い錘4が固定されている。そして、巻上機2と主ロープ3との間の摩擦力を利用して主ロープ3を走行することによりエレベータかご1を昇降する。そのとき釣合い錘4も昇降する。
釣合い錘4の下端には釣合い錘ブロック6が少なくとも1個固定されている。通常、1個の釣合い錘ブロック6の厚みは10cm位である。
エレベータかご1が最上階に停止しているとき、釣合い錘4は最も低い位置に下降している。そして、釣合い錘4が最も低い位置にあるときに釣合い錘ブロック6と緩衝器8との間の距離を釣合い錘クリアランスと称する。釣合い錘ブロック6は、釣合い錘クリアランスが所定の値以下になったとき外して釣合い錘クリアランスを厚み分増加させる。
この発明の実施の形態1に係るクリアランス測定装置10は、エレベータかご1の上に取付けられたカメラ11と、カメラ11が撮影する釣合い錘ブロック6を含む画像に基づいて釣合い錘クリアランスを測定する測定盤12とを備える。
そして、カメラ11の位置は取り付けられているエレベータかご1の位置と同様であり、エレベータかご1の位置はエレベータ制御装置7により位置決めされ、その値はエレベータ制御装置7から取得することができる。
釣合い錘クリアランスは、上述のように、エレベータかご1が最上階に停止しているときの釣合い錘ブロック6の下端6aと緩衝器8との間の距離であるが、釣合い錘クリアランスの変化分はエレベータかご1を任意の位置に停止したときの釣合い錘ブロック6の下端6aの位置の変化分と同じであるので、次のようにして釣合い錘ブロック6の下端6aの位置の初期値を求めておけば変化分を計測することができる。
新規にエレベータを設置したとき、主ロープ3を取り替えたとき、主ロープ3を短くしたとき、主ロープ3のテンションを変えたときなどは釣合い錘クリアランスが変化する。 そこで、エレベータかご1を最上階に停止し、このときの釣合い錘ブロック6の下端6aと緩衝器8との間の距離を実測する。
次に、エレベータかご1をカメラ11が撮影した画像を表示する画面の上下方向の中央に釣合い錘ブロック6の下端6aが位置するように、エレベータ制御装置7にエレベータかご1の上昇または下降を指令する。
そして、図2に示すように、カメラ11が撮影した釣合い錘ブロック6の画像を用いて釣合い錘ブロック6の下端6aが画面の上下方向の中央に位置合わせされたときのエレベータかご1の位置をエレベータ制御装置7から取得し初期値Aとして記憶する。また、このときの釣合い錘ブロック6の個数を記憶する。また、釣合い錘ブロック6の厚みは予め測って記憶しておき、画面上の釣合い錘ブロック6の厚みに対応する画素数を計測する。この計測した画素数をブロック厚み画素数として記憶する。
所定のクリアランス点検周期が到来する度に、記憶されている初期値Aにエレベータかご1を位置するように、エレベータ制御装置7に指令する。すると、図3に示すように、通常は主ロープ3が伸びるので、カメラ11が撮影した釣合い錘ブロック6の画像で釣合い錘ブロック6の下端6aがその画像が表示される画面の上下方向の中央より下方に位置する。そこで、ブロック厚み画素数を基準として画面の上下方向の中央と釣合い錘ブロック6の下端6aとの距離αを計測する。
そして、距離αが1個の釣合い錘ブロックの厚みδを超えているとき、釣合い錘クリアランスの調整が必要と判断する。また、距離αが厚みδ以下のとき、釣合い錘クリアランスの調整は必要ないとしてクリアランス調整手順を終了する。
釣合い錘クリアランスの調整が必要と判断したとき、釣合い錘ブロック6の数が1個以上か否かを判断し、釣合い錘ブロック6の個数が1個以上の場合、釣合い錘ブロック6を1個取り外すように発報する。また、釣合い錘ブロック6の個数をデクリメントして新たな釣合い錘ブロック6の個数として記憶する。釣合い錘ブロック6の個数が0の場合、主ロープ3を短くするように発報する。
釣合い錘ブロック6を1個取り外すように発報されたとき、釣合い錘ブロック6を1個取り外してクリアランス調整手順を終了する。主ロープ3を短くするように発報されたとき、主ロープ3を所定の長さだけ切断して短くする。それから、釣合い錘クリアランスの初期値を計測し、記憶する。また、追加した釣合い錘ブロック6の個数を記憶する。
このようにクリアランス測定装置10では、エレベータかご1の上に配置されたカメラ11で、釣合い錘クリアランスが変わる要因の釣合い錘ブロック6の下端6aを画像として取込み、画像解析により釣合い錘ブロック6の下端6aの位置の変化分を計測し、計測した位置の変化分が所定の値を超えるとき釣合い錘クリアランスの調整を釣合い錘ブロック6を取り外すか主ロープ3を短くすることにより行うので、主ロープ3を短くしたり、ロープテンションを調整したりして釣合い錘クリアランスを変化しても、変化したときに釣合い錘ブロック6の下端6aが画面の中央にくるようにカメラ11の位置を変化して初期値とすれば良く、測定に係るカメラ11の位置を変えなくて良い。
また、現在の釣合い錘ブロック6の個数が記憶されているので、別にこの個数を管理しなくても良い。
なお、上述の実施の形態1に係るカメラはエレベータかご1の上に配置したが、エレベータかご1の下に配置しても良く、同様にしてクリアランスを測定することができる。
また、釣合い錘クリアランスの調整を釣合い錘ブロック6の厚みを単位として行うようにしているが、これに限るものではなく、単位を適宜定めれば良い。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るクリアランス測定装置は、この発明の実施の形態1に係るクリアランス測定装置10と釣合い錘クリアランスの変化分の求め方が異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明を省略する。
この発明の実施の形態2に係るクリアランス測定装置では、所定のクリアランス点検周期が到来する度に、エレベータかご1をカメラ11が撮影した画像を表示する画面の上下方向の中央に釣合い錘ブロック6の下端6aが位置するように、エレベータ制御装置7にエレベータかご1の上昇または下降を指令する。
そして、カメラ11が撮影した釣合い錘ブロック6を含む画像を用いて釣合い錘ブロック6の下端6aが画面の上下方向の中央に位置合わせされたときのエレベータかご1の位置をエレベータ制御装置7から取得し現在値Bとする。そして、記憶されている初期値Aから現在値Bを差し引いて変化分Δを求める。
それから、変化分Δの2倍が1個の釣合い錘ブロックの厚みδを超えているとき、釣合い錘クリアランスの調整が必要と判断する。また、変化分Δの2倍が厚みδ以下のとき、釣合い錘クリアランスの調整は必要ないとしてクリアランス調整手順を終了する。
このようにクリアランス測定装置では、エレベータかご1の上に配置されたカメラ11で、釣合い錘クリアランスが変わる要因の釣合い錘ブロック6の下端6aを画像として取込み、画像解析により釣合い錘ブロック6の下端6aの位置が画面の中央になるようにエレベータかご1の位置を制御し、エレベータかご1の位置の変化から釣合い錘クリアランスの変化を計測し、計測した釣合い錘クリアランスの変化が所定の値を超えるとき釣合い錘クリアランスの調整を釣合い錘ブロック6を取り外したり主ロープ3を短くしたりすることにより行うので、主ロープ3を短くしたり、ロープテンションを調整したりして釣合い錘クリアランスを変化しても、変化したときに釣合い錘ブロック6の下端6aが画面の中央にくるようにカメラ11の位置を変化して初期値と現在値を求めれば良く、測定に係るカメラ11の位置を変えなくて良い。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るクリアランス測定装置は、この発明の実施の形態1に係るクリアランス測定装置10と釣合い錘クリアランスの変化の求め方が異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明を省略する。
この発明の実施の形態3に係るエレベータ装置の釣合い錘ブロック6は、図4に示すように、側面の一部に他の部分の色と異なる色でマーキングが施されている。そして、マーキングが施されている部分6cは、釣合い錘ブロック6の上端6bからこれ以上釣合い錘4が下降すると釣合い錘クリアランスが小さくなる下限までである。
新規にエレベータを設置したとき、主ロープ3を取り替えたとき、主ロープ3を短くしたとき、主ロープ3のテンションを変えたときなどは釣合い錘クリアランスが変化する。 そこで、エレベータかご1を最上階に停止し、このときの釣合い錘ブロック6の下端6aと緩衝器8との間の距離を実測する。
次に、エレベータかご1をカメラ11が撮影した画像を表示する画面の上下方向の中央に釣合い錘ブロック6の下端6aが来るように、エレベータ制御装置7にエレベータかご1の上昇または下降を指令する。
そして、カメラ11が撮影した釣合い錘ブロック6の画像を用いて釣合い錘ブロック6の下端6aが画面の上下方向の中央に位置合わせされたときのエレベータかご1の位置をエレベータ制御装置7から取得し初期値Aとして記憶する。
所定のクリアランス点検期間が経過したとき、記憶されている初期値Aにエレベータかご1が位置するように、エレベータ制御装置7に指令する。すると、通常は主ロープ3が伸びるので、カメラ11が撮影した釣合い錘ブロック6の画像で釣合い錘ブロック6の下端6aがその画像が表示される画面の上下方向の中央より下方に位置する。
もし、主ロープ3が伸びても伸びが小さいときには図5に示すように画面の上下方向の中央には釣合い錘ブロック6のマーキング部6cが入っていない。一方、主ロープ3の伸びが大きいときには図6に示すように画面の上下方向の中央に釣合い錘ブロック6のマーキング部6cがある。
そして、画面の上下方向の中央に釣合い錘ブロック6のマーキング部6cがあるとき、釣合い錘クリアランスの調整が必要と判断する。また、釣合い錘ブロック6のマーキング部6cが画面の上下方向の中央に掛っているとき、釣合い錘クリアランスの調整は必要ないとしてクリアランス調整手順を終了する。
このように釣合い錘ブロック6の釣合い錘4の近傍にマーキングを施し、画面の上下方向の中央にマーキング部6cが掛ったとき釣合い錘クリアランスの調整が必要と判断するので、画像解析で距離を求めなくても良く、測定盤の構成が簡単にできる。
実施の形態4.
上述の実施の形態1乃至3に係るクリアランス測定装置は、釣合い錘クリアランスに関して説明したが、調速機ロープ張り車クリアランスを測定するクリアランス測定装置を実施の形態4で説明する。
通常、調速機ロープ張り車22と昇降路ピット床23との間の距離を調速機ロープ張り車クリアランスと称す。
この発明の実施の形態4に係るクリアランス測定装置10Bは、エレベータかご1の上に取付けられたカメラ11と、調速機ロープ21に設けられたマーキング24と、カメラ11が撮影するマーキング24を含む画像に基づいて調速機ロープ張り車クリアランスを測定する測定盤25とを備える。
そして、カメラ11の位置は取り付けられているエレベータかご1の位置と同様であり、エレベータかご1の位置はエレベータ制御装置7により位置決めされ、その値はエレベータ制御装置7から取得することができる。
調速機ロープ張り車クリアランスは、エレベータかご1がどこに位置していても良いので、調速機ロープ張り車クリアランスの変化分はエレベータかご1を任意の位置に停止したときの調速機ロープ張り車22と昇降路ピット床23との間の距離の変化分であり、調速機ロープ21に設けられたマーキング24の位置の変化分と同じとなる。
そこで、次のようにしてマーキング24の位置の初期値を求めておけば変化分を計測することができる。
新規にエレベータを設置したとき、調速機ロープ21を取り替えたとき、調速機ロープ21を短くしたとき、調速機ロープ21のテンションを変えたときなどは調速機ロープ張り車クリアランスが変化する。
そこで、エレベータかご1を任意の位置に停止し、このときの調速機ロープ張り車22と昇降路ピット床23との間の距離を実測する。
次に、エレベータかご1をカメラ11が撮影した画像を表示する画面の上下方向の中央にマーキング24の下端24aが位置するように、エレベータ制御装置7にエレベータかご1の上昇または下降を指令する。
そして、カメラ11が撮影したマーキング24の画像を用いてマーキング24の下端24aが画面の上下方向の中央に位置合わせされたときのエレベータかご1の位置をエレベータ制御装置7から取得し初期値Cとして記憶する。また、マーキング24の長さを予め測って記憶しておき、画面上のマーキング24の長さに対応する画素数を計測する。この計測した画素数をマーキング長さ画素数として記憶する。
所定のクリアランス点検周期が到来する度に、記憶されている初期値Cにエレベータかご1を位置するように、エレベータ制御装置7に指令する。すると、通常は調速機ロープ21が伸びるので、カメラ11が撮影したマーキング24の画像でマーキング24の下端24aがその画像が表示される画面の上下方向の中央より下方に位置する。そこで、マーキング長さ画素数を基準として画面の上下方向の中央とマーキング24の下端24aとの距離βを計測する。
そして、距離βが所定の値を超えているとき、調速機ロープ張り車クリアランスの調整が必要と判断する。また、距離βが所定の値以下のとき、調速機ロープ張り車クリアランスの調整は必要ないとしてクリアランス調整手順を終了する。
調速機ロープ張り車クリアランスの調整が必要と判断したとき、調速機ロープ21を短くするように発報する。
調速機ロープ21を短くするように発報されたとき、調速機ロープ21を所定の長さだけ切断して短くする。それから、初期値Cを計測し、記憶する。
このようにクリアランス測定装置10Bでは、エレベータかご1の上に配置されたカメラ11で、調速機ロープ張り車クリアランスが変わる要因である調速機ロープ張り車22の位置に関係する調速機ロープ21に設けられたマーキング24を画像として取込み、画像解析によりマーキング24の下端24aの位置の変化分を計測し、計測した位置の変化分が所定の値を超えるとき調速機ロープ21を短くすることにより行うので、調速機ロープ21を短くしたり、ロープテンションを調整したりして調速機ロープ張り車クリアランスを変化しても、変化したときにマーキング24の下端24aが画面の中央にくるようにカメラ11の位置を変化して初期値とすれば良く、測定に係るカメラ11の位置を変えなくて良い。
なお、調速機ロープ21が新規、更新または長さが短縮されたとき撮影されるマーキング24の下端24aが画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされたエレベータかご1の位置を初期値として求め、所定の周期が到来する度に撮影されるマーキング24の下端24aが画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされたエレベータかご1の位置を現在値として求めるとともに初期値と現在値との差分の2倍を調速機ロープ張り車クリアランスの変化分として求めても良い。
1 エレベータかご、2 巻上機、3 主ロープ、4 釣合い錘、6 釣合い錘ブロック、6a (釣合い錘ブロックの)下端、6b (釣合い錘ブロックの)上端、6c マーキング部、7 エレベータ制御装置、8 緩衝器、9 ピット、10、10B クリアランス測定装置、11 カメラ、12 測定盤、21 調速機ロープ、22 調速機ロープ張り車、23 昇降路ピット床、24 マーキング、24a (マーキングの)下端、25 測定盤。

Claims (5)

  1. エレベータかごと釣合わされるとともに主ロープの走行により昇降する釣合い錘が最も低い位置にあるときに上記釣合い錘の下に取付けられた釣合い錘ブロックと緩衝器との間の距離を釣合い錘クリアランスとして測定するクリアランス測定装置において、
    上記エレベータかごに配置されるとともに上記釣合い錘ブロックを撮影するカメラと、
    撮影した上記釣合い錘ブロックの画像を解析することにより上記釣合い錘クリアランスを測定する測定盤と、
    を備え、
    上記測定盤は、
    上記主ロープが新規、更新または長さが短縮されたとき撮影される上記釣合い錘ブロックの下端が画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされた上記エレベータかごの位置を初期値として求め、
    所定の周期が到来する度に上記エレベータかごを上記初期値に位置決めするとともに上記釣合い錘ブロックの下端の位置の変化分を上記釣合い錘クリアランスの変化分として求めるクリアランス測定装置。
  2. エレベータかごと釣合わされるとともに主ロープの走行により昇降する釣合い錘が最も低い位置にあるときに上記釣合い錘の下に取付けられた釣合い錘ブロックと緩衝器との間の距離を釣合い錘クリアランスとして測定するクリアランス測定装置において、
    上記エレベータかごに配置されるとともに上記釣合い錘ブロックを撮影するカメラと、
    撮影した上記釣合い錘ブロックの画像を解析することにより上記釣合い錘クリアランスを測定する測定盤と、
    を備え、
    上記測定盤は、
    上記主ロープが新規、更新または長さが短縮されたとき撮影される上記釣合い錘ブロックの下端が画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされた上記エレベータかごの位置を初期値として求め、
    所定の周期が到来する度に撮影される上記釣合い錘ブロックの下端が画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされた上記エレベータかごの位置を現在値として求めるとともに上記初期値と上記現在値との差分の2倍を上記釣合い錘クリアランスの変化分として求めるクリアランス測定装置。
  3. エレベータかごと釣合わされるとともに主ロープの走行により昇降する釣合い錘が最も低い位置にあるときに上記釣合い錘の下に取付けられた釣合い錘ブロックと緩衝器との間の距離を釣合い錘クリアランスとして測定するクリアランス測定装置において、
    上記エレベータかごに配置されるとともに上記釣合い錘ブロックを撮影するカメラと、
    撮影した上記釣合い錘ブロックの画像を解析することにより上記釣合い錘クリアランスを測定する測定盤と、
    を備え、
    上記釣合い錘ブロックは上記釣合い錘の近傍にマーキングが施され、
    上記測定盤は、
    上記主ロープが新規、更新または長さが短縮されたとき撮影される上記釣合い錘ブロックの下端が画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされた上記エレベータかごの位置を初期値として求め、
    所定の周期が到来する度に上記エレベータかごを上記初期値に位置決めするとともに上記釣合い錘ブロックのマーキングが施された部分が画面の上下方向の中央に位置するとき上記釣合い錘ブロックの下端が下限を切ったと判断するクリアランス測定装置。
  4. エレベータかごと連動して走行する調速機ロープにテンションを加える調速機ロープ張り車とピット床との間の距離を調速機ロープ張り車クリアランスとして測定するクリアランス測定装置において、
    上記調速機ロープは、マーキングが施され、
    上記エレベータかごに配置されるとともに上記施されたマーキングを撮影するカメラと、
    撮影した上記マーキングの画像を解析することにより上記調速機ロープ張り車クリアランスを測定する測定盤と、
    を備え、
    上記測定盤は、
    上記調速機ロープが新規、更新または長さが短縮されたとき撮影される上記マーキングの下端または上端が画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされた上記エレベータかごの位置を初期値として求め、
    所定の周期が到来する度に上記エレベータかごを上記初期値に位置決めするとともに上記マーキングの下端または上端の位置の変化分を上記調速機ロープ張り車クリアランスの変化分として求めるクリアランス測定装置。
  5. エレベータかごと連動して走行する調速機ロープにテンションを加える調速機ロープ張り車とピット床との間の距離を調速機ロープ張り車クリアランスとして測定するクリアランス測定装置において、
    上記調速機ロープは、マーキングが施され、
    上記エレベータかごに配置されるとともに上記施されたマーキングを撮影するカメラと、
    撮影した上記マーキングの画像を解析することにより上記調速機ロープ張り車クリアランスを測定する測定盤と、
    を備え、
    上記測定盤は、
    上記調速機ロープが新規、更新または長さが短縮されたとき撮影される上記マーキングの下端または上端が画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされた上記エレベータかごの位置を初期値として求め、
    所定の周期が到来する度に撮影される上記マーキングの下端または上端が画面の上下方向の中央に位置するように位置決めされた上記エレベータかごの位置を現在値として求めるとともに上記初期値と上記現在値との差分の2倍を上記調速機ロープ張り車クリアランスの変化分として求めるクリアランス測定装置。
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