JP5268262B2 - エレクトロルミネッセンス表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁誘導によって生じる電流を検知して、位置指示器の接触位置を検出する機能を備えたエレクトロルミネッセンス(EL)表示装置に関する。
従来より、タッチパネル機能を備えた液晶表示装置は知られており、有機ELの技術分野においても、感圧式タッチパネルを備えた有機EL表示装置が存在する(特許文献1参照)。
これに関連する技術として、位置指示器とループコイルとの間で電磁波をやり取りすることにより、表示面上における位置指示器の位置を検出する機能を備えた位置検出装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平10−91342号公報 特開昭63−70326号公報
しかし、特許文献1の有機EL表示装置は感圧式タッチパネルを備えているので、位置指示器(ペン)の接触圧(ペン圧)に対する分解能が不十分な場合がある。また、表示装置の表面近くに感圧式タッチパネルを配置しなければならず、その分だけ表示パネルの総厚が増大する。その結果、位置指示器(ペン)の指示位置と表示位置との間にずれが生じ、いわゆる視差が発生し易い。
また、特許文献2では、位置指示器の位置を検出するループコイルが実装された基板を含む位置検出装置上に表示装置を重ね合わせた構造を有するため、表示パネルの総厚が増大する。その結果、位置指示器とループコイルとの間の距離が大きくなり、位置検出の精度および感度が低下する虞れがある。
本発明は、上記の課題に鑑みて、電磁誘導式タッチパネル機能を備えた薄型の表示装置を形成することができ、位置検出の精度および感度を向上させるとともに、視差を少なくすることができるEL表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明に係るEL表示装置は、第1基板と、前記第1基板上に配置されている複数の有機エレクトロルミネッセンス素子と、前記複数の有機エレクトロルミネッセンス素子上に離間して配置されている第2基板と、座標検出のために用いられる電極と、を有するEL表示装置において、
前記複数の有機エレクトロルミネッセンス素子は、前記第1基板と前記第2基板とにより封止された空間内に配置されており、
前記電極の少なくとも一つは、前記第1基板と前記第2基板との間に設けられており、
前記第2基板は、ガラスまたは有機ポリマーであることを特徴とする。
本発明によれば、第1基板の第2基板側にEL素子を備えており、第2基板の第1基板側にループコイルを備えているので、EL素子とループコイルとがEL表示装置として一体形成される。したがって、電磁誘導式タッチパネル機能を備えた薄型のEL表示装置を形成することができ、その結果、位置検出の精度および感度を向上させることができ、視差を少なくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態に係るEL表示装置の断面構成例を示す模式図である。図2は本実施形態のEL表示装置に具備するループコイルの一例を示す平面図である。図1、図2および図3において、1は第1基板、2は第2基板、3は第1電極、4は第2電極、5は有機化合物層、6は第1ループコイル、7は第2ループコイル、8は絶縁層、14は電流検出部、15は座標検出部である。
本実施形態のEL表示装置は、第1基板1と第2基板2とが相対向するように配置され、これら基板1,2間にEL素子を備えている。EL素子は、一対の対向する第1電極3と第2電極4との間に、少なくとも発光層を有する有機化合物層5を備えた素子である。本発明に係るEL表示装置は、基板上面側より発光表示を行うトップエミッション型素子と、基板下面より発光表示を行うボトムエミッション型素子との双方に対応している。また、第2基板2の第1基板側には、ループコイルが配されている。
上述したように、本発明に係るEL表示装置は、トップエミッション型素子とボトムエミッション型素子との双方に対応しているので、第1基板1および第2基板2は、発光層から放出される発光に対して少なくとも一方が実質的に透明であればよい。図1に例示したEL表示装置は、第1基板1の対向面上にトップエミッション型素子を備えているので、本実施形態では第2基板2のみが実質的に透明基板によって構成されている。第1基板1および第2基板2の材料は特に限定されないが、ガラスや有機物ポリマーが好適に用いられる。
第1電極3および第2電極4は、少なくとも表示面側に配置される電極が透光性を有する略透明または半透明の電極により構成される。他方の電極は金属などにより形成された反射性を有する電極であることが好ましい。第1電極3および第2電極4は、導電性を有し、有機化合物層5の発光層を発光せしめるのに十分な電流を伝導するものであることを要する。反射電極としては、アルミニウム、銀などが好適に用いられる。透明電極としては、ITO(インジウム錫酸化物)やIZO(インジウム亜鉛酸化物)等が好適に用いられる。また、銀、アルミニウムなどの金属材料を光透過性を有する程度に薄く形成して半透明の電極としてもよい。さらに、半透明の電極と反射電極とを組み合わせ、かつこれらの電極間の光路長(有機化合物層の膜厚)を適切に調整することで、多重干渉効果による発光波長調整や輝度増加が可能である。
電流印加によって発光する発光層を含む有機化合物層5は、第1電極3と第2電極4との間に配置されていればその構成は特に限定されない。有機化合物層5は、複数の材料からなる積層構造、例えば、正孔輸送層、発光層、電子輸送層等からなる多層積層構造を成していてもよいし、複数の材料を混合して有機化合物層5の各層を構成してもよい。発光層の発光色も特に限定されるものではなく、光の三原色である赤(R)、緑(G)、青(青)のいずれであってもよい。特に、R、G、Bを発光する発光層を表示面に周期的に配置する構成が好ましい。周期的に配置されたR、G、Bの各色の発光層に個別に電流を印加するには、TFTなどによるアクティブマトリクス回路を備えることが好ましいが、これに限定されるものではなく、パッシブマトリクス回路であっても構わない。
第1基板1と第2基板2との間には、空気もしくは不活性ガスなどの特定の気体を封入してもよい。第1基板1と第2基板2とを支持するには、図3のように第1基板1と第2基板2との間に支持固体16を配置することが好ましい。この支持部材は水分等の透過を妨げる封止部材であることが好ましい。この場合封止部材は第1基板1および第2基板2の周囲に配置されており、EL素子は、第1基板1、第2基板2、封止部材によって形成される空間に配置されている。第1基板1と第2基板2との間に支持固体を配置し、第2基板2側が表示面である場合には、支持固体は有機化合物層5の発光に対して実質的に透明であることが望ましい。
第2基板2の対向面側には、表示面の画素X方向に沿って複数列に並設された第1ループコイル6と、画素Y方向に沿って複数列に並設された第2ループコイル7との少なくとも一方(図1では両方)が形成されている。第1ループコイル6および第2ループコイル7は、後述する位置指示器(入力ペン)9と電磁波をやり取りする回路であって、この回路のループは閉じられた閉回路であってもよく、一部が開いたループであっても構わない。ループコイル6,7とEL素子とをEL表示装置として一体形成することにより、位置指示器9の位置検出機能を備えた薄型のEL表示装置を構成することができる。図1に例示したEL表示装置のように、第2基板2側が表示面となる場合には、位置指示器9を接触させる表示面とループコイル6,7との間にはEL素子やその駆動回路が存在しない。したがって、消費電力を増大させることなく、EL表示装置の位置検出機能の精度及び感度を向上させることができる。
ループコイル6,7はEL表示装置の表示部の一部領域を囲む形状に配置されることが好ましい。ループコイル6,7が囲む領域に位置指示器9が存する場合に、位置指示器9の位置検出が可能となる。図2に示すように、ループコイル6,7はEL素子の有機化合物層5の発光領域を含まない部位に配置することが好ましい。すなわち、隣接する発光領域間に配置する構成が望ましい。このようにループコイル6,7を有機化合物層5の発光領域を避けて配置することにより、ループコイル6,7による光の吸収を低減することができ、EL表示装置としての輝度低下を最小限としながら位置検出機能を実装することができる。図2に例示したループコイル6,7は有機化合物層5の発光領域を1周して囲むように構成されているが、これに限定されるものではなく、多重に周回して囲んでもよい。ただし、ループコイル6,7が多重周回して有機化合物層5の発光領域を囲む場合には、各周回において略同じ領域を囲むように構成することが好ましい。
各ループコイル6,7は一部が重なり合うように並べて配置されることが好ましい。即ち、複数の第1ループコイル6の一部が重なり合うようにEL表示装置の表示面の画素X方向に並設することが好ましい。同様に、複数の第2ループコイル7の一部が重なり合うようにEL表示装置の表示面の画素Y方向に並設することが好ましい。第1ループコイル6と第2ループコイル7とを並設する場合には、これらループコイル6,7同士の電気的な接触を避けるために、第1ループコイル6と第2ループコイル7との間に絶縁層8を配置することが好ましい(図1及び図2参照)。第2基板2が光透過部材であり発光層で発光した光が第2基板2を介して取り出される場合、即ちトップエミッション型の構成の場合、この絶縁層8は反射防止部材であることが好ましい。絶縁層8を反射防止部材にすることによって、外部から入射してEL素子を構成する反射性の電極や第2ループコイル7で反射した光が再び外部に戻るのを妨げるため、表示装置のコントラストを向上させることができる。反射防止部材としては、例えば偏光部材と位相部材とを積層して得られる円偏光部材が考えられる。
本実施形態のEL表示装置には、位置指示器9と電磁波やり取りすることによりループコイル6,7の電流変化を検出する電流検出部14と、検出された電流変化に基づき位置指示器9が存する位置の座標を検出する座標検出手段15とが備えられている。電流検出部14は、表示面の画素X方向に並設された第1ループコイル6と、表示面の画素Y方向に並設された第2ループコイル7とにそれぞれ備えられており、双方の電流検出部14は共通の座標検出手段15と接続されている。電流検出部14および座標検出手段15については、以下の位置指示器9の説明において更に詳しく説明する。
次に、本実施形態の有機表示装置に用いる位置指示器について説明する。図4は本実施形態のEL表示装置に用いる位置指示器の一構成例を示す模式図である。図5は本実施形態のEL表示装置に用いる位置指示器の他の構成例を示す模式図である。図4および図5において、10は電源、11は発信回路、12はコイル、13は同調回路である。
位置指示器9は、ループコイル6,7と電磁波をやり取りする構成を有していればその形状はとくに限定されないが、例えば、ペン入力式コンピュータの入力ペンのように棒状で一方の先端が尖った形状であることが好ましい。
ループコイル6,7と電磁波をやり取りする一手段として、位置指示器9が、第1ループコイル6および/または第2ループコイル7に誘導電流を発生せしめる電磁波を発生する電磁波発生回路を有することが挙げられる(図4参照)。即ち、位置指示器9が電磁波を発生する機能を有し、ループコイル6,7の位置と位置指示器9の位置とに応じた誘導起電力がループコイル6,7に発生する構成である。位置指示器9の先端に加わる力に応じて位置指示器9が発生する電磁波の周波数または/および振幅が変化するように構成することがより好ましい。これにより位置指示器に加えた力に応じて異なる処理が可能となる。
位置指示器9が電磁波の発生機能を有し、ループコイル6,7の位置と位置指示器9の位置とに応じた誘導起電力をループコイル6,7に発生させる場合には、各ループコイル6,7に流れる電流の検出機能を有する上記電流検出部14を備えることになる。ループコイル6,7の電流を検出する方法として、全てのループコイル6,7の電流を同時に検出しうるように構成することが好ましい。あるいは、複数のループコイル6,7のうち、一つのループコイル6,7を選択し、選択したループコイル6,7に流れる電流を検出し、順次他のループコイル6,7を選択するように構成してもよい。また、位置指示器9が発生可能な周波数の電流のみを電流検出部14が選択して検出するように構成してもよい。電流検出部14が検出した各ループコイル6,7に流れる電流値から、座標検出部15が位置指示器9の位置と位置指示器9の先端に加わる力とを求めるように構成することがより望ましい。
また、ループコイル6,7と電磁波をやり取りする他の手段としては、位置指示器9が第1ループコイル6および/または第2ループコイル7に印加された交流電流によって発生する電磁波に同調する同調回路13を有する構成が挙げられる(図5参照)。位置指示器9の先端に加わる力に応じて位置指示器9が同調する周波数が変化するように構成することがより好ましい。これにより位置指示器9に加えた力に応じて異なる処理が可能となる。
位置指示器9がループコイル6,7が発生する電磁波に同調する同調回路13を備える場合には、ループコイル6,7に印加された交流電圧に対して、電流変化を検出する電流検出部14を備えることが好ましい。ループコイル6,7に交流電圧が印加されて電磁波が発生する際、位置指示器9に備えられた同調回路13によりループコイル6,7に流れる電流が変化する。この電流変化を電流検出部14で検出することにより、位置指示器9の位置検出が可能となる。ループコイル6,7に印加される交流電圧が電流検出部14によって発生されるように構成してもよい。
図5の位置指示器9の場合にも、ループコイル6,7に同時に電圧を印加して電流変化を検出してもよい。また、複数のループコイル6,7のうち、一つのループコイル6,7を選択し、選択したループコイル6,7に交流電圧を印加して電流変化を検出し、順次ループコイル6,7を選択するように構成してもよい。さらに、ループコイル6,7に複数の周波数の電圧を印加するように構成してもよい。ループコイル6,7に複数の周波数の電圧を同時に印加してもよいが、それぞれの周波数の電圧を印加する期間を限定して、それぞれの電圧を周期的に印加しても構わない。いずれにしても、電流検出部14で検出した電流変化に基づき、座標検出部15により位置指示器9の位置と位置指示器9の先端に加わる力を検出すればよい。ここでは、ループコイル6,7に交流電圧を印加し、電流を検出する電流検出部14の例を示したが、ループコイル6,7に交流電流を印加し、電圧を検出する構成も考えられる。
以上説明したように、本実施形態のEL表示装置によれば、第1基板1の対向面側に複数のEL素子を備えている。そして、第2基板2の対向面側に、表示面の画素X方向に沿って複数列に並設された第1ループコイル6と、画素Y方向に沿って複数列に並設された第2ループコイル7とが形成されている。したがって、EL素子とループコイル6,7とがEL表示装置として一体形成され、電磁誘導式タッチパネル機能を備えた薄型のEL表示装置を形成することができる。その結果、消費電力を増大させることなく、EL表示装置の位置検出の精度および感度を向上させることができ、視差を少なくすることができる。
なお、上述する実施の形態の説明では、発光層等の電極間に配置される層が有機化合物である構成、即ち有機EL素子を有する構成について説明したが、本発明は、有機EL素子に限られず、無機EL素子を有する構成であってもよい。ただし、有機EL素子の場合には、無機EL素子よりも発光層を薄く成膜することが容易であるため、より薄型の表示装置を形成することができる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図1を用いて、実施例1の有機EL表示装置について説明する。本実施例では、図2の構成のループコイル6,7を備え、図4に示す位置指示器9を用いている。
第1基板1として厚さ1mmのガラスを用いる。この第1基板1上にTFT回路をマトリクス状に配設し、X軸,Y軸の駆動回路に駆動信号を印加し、所望の画素に対して所望の電流を印加可能に構成する。この上にアルミニウムを蒸着し画素形状にエッチングし、第1電極3を形成する。第1電極3の厚さは100nmとする。この第1電極3上に発光層を含む有機化合物層5を蒸着する。有機化合物層5の発光色はR、G、Bに発光する画素とし、それらを周期的に配列する。有機化合物層5の厚さは100nmから300nmとする。この上に第2電極4として、ITOを蒸着する。第2電極4の厚さは100nmとする。
第2基板2として厚さ1mmの透明なガラス基板を用いる。第2基板4の対向面側に、図2に示す構成のループコイル6,7を形成する。ループコイル6,7は一部を重ね合わせて並べて配置されるので、電極材料を蒸着してループコイル6,7の形状に形成した後、絶縁層8を配置し、それを数回繰り返して所望の構成とする。その後、電流検出部14と座標検出部15を第2基板2の周辺に設置し、ループコイル6,7と電気的に接続する。
次いで、位置合わせを行いながら第1基板1と第2基板2を張り合わせる。
この有機EL表示装置に図4に示す位置指示器9を第2基板2の方向から有機EL表示装置の表示面に接触させ位置検出を行う。図4に示す位置指示器9は内部に電源10と発信回路11を備える。発信回路11は位置指示器9の先端に印加される力に応じて発信周波数が変化する機能を有する。そのため、位置指示器9が有機EL表示装置に接触する際、第1ループコイル6のいずれか、および第2ループコイル7のいずれかに誘導起電力が生じる。この誘導起電力を電流検出部14にて検出する。誘導起電力が最も大きい第1ループコイル6および第2ループコイル7の交点が位置指示器9と有機EL表示装置が接触する点である。この点を座標検出部15にて検出する。この構成により、感度良く位置指示器9の位置の検出が可能であった。
<実施例2>
図1を用いて、実施例2の有機EL表示装置について説明する。本実施例では、図2の構成のループコイル6,7を備え、図5に示す位置指示器9を用いている。
第1基板1として厚さ1mmの透明なガラスを用いる。この第1基板1上にTFT回路をマトリクス状に配設し、X軸,Y軸の駆動回路に駆動信号を印加し、所望の画素に対して所望の電流を印加可能に構成する。この上にITOをスパッタし、画素形状にエッチングし、第1電極3とする。第1電極3の厚さは200nmとする。その上に発光層を含む有機化合物層5を蒸着する。有機化合物層の発光色はR、G、Bに発光する画素とし、それらを周期的に配列する。有機化合物層5の厚さは100nmから300nmとする。この上に第2電極4として、アルミニウムを蒸着する。第2電極4の厚さは100nmとする。
第2基板2として厚さ1mmのガラス基板を用いる。第2基板2の対向面側に図2に示す構成のループコイル6,7を形成する。ループコイル6,7は一部を重ね合わせて並べて配置されるので、電極材料を蒸着してループコイル6,7の形状に形成した後、これらの間に絶縁層8を配置し、それを数回繰り返して所望の構成とする。その後、電流検出部14と座標検出部15を第2基板2の周辺に設置し、ループコイル6,7と電気的に接続する。
次いで、位置合わせを行いながら第1基板1と第2基板2とを張り合わせる。
この有機EL表示装置に図5に示す位置指示器9を第2基板2の方向から有機EL表示装置に接触させ位置検出を行う。図5に示す位置指示器9は内部に同調回路13を備える。同調回路13の同調周波数は位置指示器9の先端に印加される力に応じて変化する機能を有する。そのため、位置指示器9が有機EL表示装置に接触する際、第1ループコイル6のいずれか、および第2ループコイル7のいずれかのインピーダンスが変化する。つまり、交流電圧を第1ループコイル6および第2ループコイル7に印加した際の電流が変化する。この電流変化が最も大きい第1ループコイル6と第2ループコイル7の交点が位置指示器9と有機EL表示装置の交点である。この電流変化を電流検出部14で検出し、その電流検出部14の出力を座標検出部15により座標を検出する。この構成により、感度良く位置指示器9の位置の検出が可能であった。
本発明に係るEL表示装置は、ペン入力機能付のコンピュータや携帯情報端末の表示装置に適用することができる。
本発明の一実施形態に係るEL表示装置の断面構成例を示す模式図である。 本実施形態のEL表示装置に具備するループコイルの一例を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係るEL表示装置の断面構成例を示す模式図である。 本実施形態のEL表示装置に用いる位置指示器の一構成例を示す模式図である。 本実施形態のEL表示装置に用いる位置指示器の他の構成例を示す模式図である。
符号の説明
1 第1基板
2 第2基板
3 第1電極
4 第2電極
5 有機化合物層
6 第1ループ回路
7 第2ループ回路
8 絶縁層
9 位置指示器
10 電源
11 発信回路
12 コイル
13 同調回路
14 電流検出部
15 座標検出部

Claims (7)

  1. 第1基板と、前記第1基板上に配置されている複数の有機エレクトロルミネッセンス素子と、前記複数の有機エレクトロルミネッセンス素子上に離間して配置されている第2基板と、座標検出のために用いられる電極と、を有するEL表示装置において、
    前記複数の有機エレクトロルミネッセンス素子は、前記第1基板と前記第2基板とにより封止された空間内に配置されており、
    前記電極の少なくとも一つは、前記第1基板と前記第2基板との間に設けられており、
    前記第2基板は、ガラスまたは有機ポリマーであることを特徴とするEL表示装置。
  2. 前記第1基板および前記第2基板の周囲に封止部材が配置されており、
    前記複数の有機エレクトロルミネッセンス素子と前記電極は、前記第1基板と、前記第2基板と、前記封止部材とで封止された空間内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のEL表示装置。
  3. 前記電極は、前記第2基板に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のEL表示装置。
  4. 前記電極は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子と離間して配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のEL表示装置。
  5. 前記電極は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の発光領域を含まない位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のEL表示装置。
  6. 前記電極を複数有し、該複数の電極が、前記第1基板と前記第2基板との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のEL表示装置。
  7. 前記電極は、X方向に複数列に並設された第1ループコイルとY方向に複数列に並設された第2ループコイルであり、
    前記第1ループコイルと前記第2ループコイルとの間には絶縁層が配置されており、
    前記第2基板は光透過部材であり、前記有機エレクトロルミネッセンス素子で発光した光は、前記第2基板を介して取り出され、
    前記絶縁層は、反射防止部材であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のEL表示装置。
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