JP5268118B2 - タッチパネル、タッチパネルの駆動方法、接触情報取得プログラム及び記録媒体 - Google Patents

タッチパネル、タッチパネルの駆動方法、接触情報取得プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネルに関し、特に、交流駆動するディスプレイと、入力面への接触情報を周期的に読み取るタッチセンサとを有するタッチパネルに関する。
従来から、静電容量結合方式のタッチパネルにおいて、タッチセンサ専用のセンサ用ガラスを設けず、液晶表示装置のカラーフィルタガラスの下面にタッチセンサ用の透明電極を形成し、液晶表示装置の中にタッチセンサを組み込んだ、いわゆるインセル式タッチパネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるインセル式タッチパネルは、独立のタッチセンサを液晶表示装置に搭載したタッチパネルよりも、1枚ガラス基板が減少するため、薄型に構成でき、透過率を向上させることができ、コスト低減を図ることができるという利点がある。
特開2008−32756号公報
しかしながら、上述のインセル式タッチパネルは、TFT(Thin Film Transistor、薄膜トランジスタ)が形成された液晶表示装置のアレイガラスに接近した構成となるため、トランジスタの動作の影響を受け易く、カップリングノイズが発生し易くなり、相対的にタッチパネルへの接触入力の検出感度が低下するおそれがあるという問題があった。
そこで、本発明は、表示装置側の駆動によるタッチセンサへの影響によるノイズを低減でき、高S/Nで接触入力を検出できるタッチパネル、タッチパネルの駆動方法、接触情報取得プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るタッチパネルは、交流駆動するディスプレイと、入力面への接触情報を周期的に読み取るタッチセンサとを有するタッチパネルであって、
前記タッチセンサの読み取り動作の開始周期を、前記ディスプレイのフレーム周期に同期させて、フレーム毎の前記接触情報を検出する接触情報検出手段と、
連続する偶数個の前記フレームについて、前記接触情報の平均を計算することにより、所定フレームにおける算出接触情報を取得する接触情報算出手段と、を有し、
前記読み取り動作は、1フレーム間に前記入力面の前記接触情報を複数回循環して読み取る動作であり、
前記接触情報検出手段は、各フレームで複数個の前記接触情報を検出し、
前記接触情報算出手段は、各フレームで検出した前記複数個の前記接触情報について、同じ順序で検出した前記接触情報同士の平均を計算することを特徴とする。
これにより、ディスプレイの駆動により発生するノイズを、正極性駆動と負極性駆動で相殺させ、ノイズの少ない接触情報を取得することができる。また、タッチセンサのスキャン周期がディスプレイの1フレームの時間の長さの1/2以下の場合には、複数回読み取りを行うことができ、多数のデータを用いて高精度で接触情報の取得を行うことができるとともに、同じ条件のデータ同士で相殺を行い、多くのデータを用いて高精度に接触情報の取得を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明に係るタッチパネルにおいて、
前記平均は移動平均であって、
前記所定フレームは、前記連続する偶数個の前記接触情報が既に存在する各フレームであることを特徴とする。
これにより、各フレーム毎に、ノイズの少ない接触情報を得ることができ、高精度な接触情報を取得することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係るタッチパネルにおいて、
前記読み取り動作は、前記接触情報を検出するマトリクス状に配置された電極を、ライン毎に順次スキャンする動作であることを特徴とする。
これにより、ラインスキャンにより接触情報を読み取る方式のタッチパネルを採用している場合にも、ノイズの影響の少ない接触情報を取得することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明に係るタッチパネルにおいて、
前記タッチセンサは、静電容量式タッチセンサであることを特徴とする。
これにより、ディスプレイの駆動によるカップリングノイズの影響が発生し易い場合であっても、ノイズの影響の少ない正確な接触情報を取得することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明に係るタッチパネルにおいて、
前記タッチセンサを前記ディスプレイに組み込んだインセル式タッチパネルであることを特徴とする。
これにより、ディスプレイのTFTアレイガラスと、タッチセンサの距離が接近し、TFTの動作の影響を受け易い構成であっても、ノイズの少ない接触情報を取得することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれかの発明に係るタッチパネルにおいて、
前記タッチセンサを前記ディスプレイ上に設置したオンセル式タッチパネルであることを特徴とする。
これにより、タッチセンサが直接ディスプレイ上に設置された場合にも、タッチセンサへのディスプレイからの影響を低減することができる。
第7の発明は、第1〜5のいずれかの発明に係るタッチパネルにおいて、
前記タッチセンサは、センサガラス上に形成されたディスクリート品として構成され、該ディスクリート品が前記ディスプレイ上に設置されたことを特徴とする。
これにより、ディスクリート品として構成されたタッチセンサを用いる場合にも、ディスプレイからの影響を確実に排除することができる。
の発明は、第1〜9のいずれかの発明に係るタッチパネルにおいて、
前記連続する偶数個のフレームは、2個の前後するフレームであることを特徴とする。
これにより、前後の正極性と負極性のフレーム同士を組み合わせて、簡素な演算処理でS/Nの高い接触情報を取得することができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係るタッチパネルにおいて、
前記ディスプレイは、液晶ディスプレイであることを特徴とする。
これにより、タッチパネルに多く用いられる液晶ディスプレイを利用した場合にも、ディスプレイの駆動の影響を受けることなく高精度に接触情報を取得することができる。
10の発明に係るタッチパネルの駆動方法は、交流駆動するディスプレイと、入力面への接触情報を周期的に読み取るタッチセンサとを有するタッチパネルの駆動方法であって、
前記タッチセンサの読み取り動作の開始周期を、前記ディスプレイのフレーム周期に同期させて、フレーム毎の前記接触情報を検出する接触情報検出ステップと、
連続する偶数個のフレームについて、前記接触情報の平均を計算することにより、所定フレームにおける算出接触情報を取得する接触情報算出ステップと、を有し、
前記読み取り動作は、1フレーム間に前記入力面の前記接触情報を複数回循環して読み取る動作であり、
前記接触情報検出ステップにおいて、各フレームで複数個の前記接触情報を検出し、
前記接触情報算出ステップにおいて、各フレームで検出した前記複数個の前記接触情報について、同じ順序で検出した前記接触情報同士の平均を計算することを特徴とする。
11の発明は、第10の発明に係るタッチパネルの駆動方法において、
前記平均は移動平均であって、
前記所定フレームは、前記連続する偶数個の前記接触情報が既に存在する各フレームであることを特徴とする。
12の発明は、第10又は11の発明に係るタッチパネルの駆動方法において、
前記読み取り動作は、前記接触情報を検出するマトリクス状に配置された電極を、ライン毎に順次スキャンする動作であることを特徴とする。
13の発明は、第1012のいずれかの発明に係るタッチパネルの駆動方法において、
前記タッチセンサは、静電容量式タッチセンサであることを特徴とする。
14の発明は、第1013のいずれかの発明に係るタッチパネルの駆動方法において、
前記連続する偶数個のフレームは、2個の前後するフレームであることを特徴とする。
15の発明に係る記録媒体は、第1014のいずれかの発明に係るタッチパネルの駆動方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
16の発明に係るプログラムは、第1014のいずれかの発明に係るタッチパネルの駆動方法を実行させるためのプログラム。
本発明によれば、ノイズの少ない接触情報を取得することができる。
実施形態1に係るタッチパネルの一例を示した断面構成図である。 実施形態1に係るタッチパネルのタッチセンサの電極構成の一例を示した平面図である。 実施形態1に係るタッチパネルの一例を示したブロック構成図である。 フレーム反転方式による駆動を説明するための図である。 接触情報算出手段で行う演算処理の説明図である。図5(A)は、ノイズの影響を受けた状態で検出したタッチセンサの読み取りデータの一例を示した図である。図5(B)は、接触情報算出手段による演算処理後の接触情報データの一例を示した図である。 実施形態1に係るタッチセンサ及びタッチセンサの駆動方法の説明図である。 実施形態1に係るタッチパネル及びその駆動方法のフレーム毎の処理フローの一例を示した図である。 実施形態1に係るタッチセンサ及びその駆動方法の実施例を示した図である。 実施形態2に係るタッチセンサ及びその駆動方法の説明図である。 実施形態3に係るタッチパネル及びその駆動方法の説明図である。 実施形態4に係るタッチセンサ及びその駆動方法の説明図である。 実施形態5に係るタッチセンサの電極構成の一例を示した図である。図12(A)は、実施形態5に係るタッチセンサのY検出電極層の一例を示した平面図構成である。図12(B)は、実施形態5に係るタッチセンサのX検出電極層の一例を示した平面図構成である。 実施形態5に係るタッチセンサ19の構成を示した図である。図13(A)は、実施形態5に係るタッチセンサの電極層の平面構成図である。図13(B)は、実施形態5に係るタッチセンサの全体構成斜視図である。 実施形態6に係るタッチパネルの一例を示した断面構成図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係るタッチパネルの一例を示した断面構成図である。図1において、実施形態1に係るタッチパネルは、タッチセンサ10と、タッチセンサコントローラ20と、カラーフィルタガラス40と、アレイガラス50と、液晶駆動回路60とを備える。
タッチセンサ10及びタッチセンサコントローラ20でタッチセンサモジュールを構成し、カラーフィルタガラス40、アレイガラス50及び液晶駆動回路60で液晶ディスプレイ70を構成している。タッチセンサ10は、液晶ディスプレイ70のカラーフィルタガラス40の下面に、アレイガラス50との間に挟まれるように形成され、液晶ディスプレイ70の中にタッチセンサ10が組み込まれたインセル式タッチパネルとして構成されている。なお、タッチセンサ10は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide、酸化インジウムスズ)等の透明電極層で構成され、カラーフィルタガラス40の下面に透明電極層が形成されて構成される。かかるインセル式タッチセンサは、タッチセンサ10専用のガラス基板を設けないため、薄型に構成でき、透過率が高く、低コストで構成できるという種々の利点を有する。
カラーフィルタガラス40とアレイガラス50の間には、液晶が満たされて、液晶パネルを構成する。アレイガラス50には、TFTが形成され、液晶駆動回路60により駆動されて画像を表示する。ここで、タッチセンサ10は、TFTが形成されたアレイガラス50と非常に接近した位置に配置されているため、TFTの駆動により発生するノイズの影響を受けやすい構成となっている。特に、タッチセンサ10が静電容量式タッチセンサとして構成されている場合には、カップリングノイズが発生し、S/Nが低下し易い構成となる。
タッチセンサコントローラ20は、タッチセンサを駆動・制御する手段である。本実施形態に係るタッチパネルにおいては、タッチセンサコントローラ20に後述する種々の機能を搭載することにより、図1に示した構成のインセル式タッチパネルであっても、高いS/Nを実現する。
図2は、本発明の実施形態1に係るタッチパネルのタッチセンサ10の電極構成の一例を示した平面図である。タッチセンサ10は、縦(垂直)方向に平行に延在する複数のX検出電極11と、横(水平)方向に平行に延在する複数のY検出電極12とを備える。X検出電極11とY検出電極12とは、互いに直交してマトリクス状に配置される。図2においては、X検出電極11がM本、Y検出電極12がN本設けられ、M×N(M行N列)のマトリクスを構成している。
また、マトリクス状に配置されたX検出電極11とY検出電極12とは、センサ座標系が設定されている。図2においては、タッチセンサ10の左下角が(1,1)、右上角が(M,N)に設定されている。また、図2においては平面的に描かれているが、X検出電極11とY検出電極12とは、上下に間隔を有して対向した配置となっている。タッチセンサ10の入力面に、指やペン等の導体が接触したときに、静電容量式のタッチセンサであれば、X検出電極11とY検出電極12の間の静電容量が変化し、抵抗膜式であれば、導通が検出されることにより、接触位置を検出する。
本実施形態においては、静電容量式タッチセンサを用いた場合を例に挙げて説明する。静電容量式タッチセンサにおいては、(1,1)→(2,1)→・・・→(M,1)→(2,1)→・・・(M−1,N)→(M,N)のように、ラインに沿って、1座標点ずつスキャンを行って座標毎の接触情報を読み取り、検出する。1ラインが終わったら次のラインというように、各ラインについて順次スキャンが行われ、最終的に全ラインの全座標の接触情報を検出し、タッチセンサ10の入力面(接触面)の1面総てについて、接触情報を検出する。接触情報には、接触の有無を含む接触の強さのデータ、検出した座標から接触位置が特定されるので、接触位置のデータが含まれる。なお、2値データの場合には、接触の強さまでは検出されず、接触の有無のみが検出されることになる。
図3は、本発明の実施形態1に係るタッチパネルの一例を示したブロック構成図である。なお、図3においては、機能実現のために必要な構成要素のみを抽出して示してある。
図3において、実施形態1に係るタッチパネルは、タッチセンサ10と、タッチセンサコントローラ20と、アレイガラス50と、液晶駆動回路60とを備える。また、タッチセンサ10は、X検出電極11と、Y検出電極12とを備える。タッチセンサコントローラ20は、接触情報検出手段21と、接触情報算出手段25とを備え、更に接触情報検出手段21は、読み取り手段22と、タイミング制御手段23と、記憶手段24とを備える。
タッチセンサ10、アレイガラス50については、図1において説明済みであるので、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
液晶駆動回路60は、液晶ディスプレイ70を駆動させるための手段であり、ドライバIC等で構成される。本実施形態に係るタッチセンサの液晶ディスプレイ70は、フレーム反転方式により駆動される。
図4は、フレーム反転方式による駆動を説明するための図である。図4において、信号周期2T分のデータ信号源電圧波形の例が示されている。図4に示すように、液晶ディスプレイ70に印加されるデータ信号電圧は、1周期毎に、正極性と負極性が交互に反転する交流電圧波形である。これは、図4に示すように、印加される電圧が信号の大きさ(輝度)によりV1、V2、V3と異なっていても、同じ周期Tで反転する。また、周期Tは、液晶ディスプレイ70に1枚の画像を表示させる1フレームと同じ周期である。一般的に、液晶ディスプレイ70は60Hzで駆動されるので、フレーム周期は1/60=0.0166・・・=16.6msecとなる。つまり、16.6msec毎に、極性が反転するとともに、新しい画像が表示されて液晶ディスプレイ70に動画が表示される構成となっている。
なお、本実施形態においては、理解の容易のため、フレーム毎に画面全体でサブピクセルを同一極性で反転させるフレーム反転駆動方式を例に挙げて説明するが、フレーム毎に1つ置きのサブピクセルを互い違いに正極性と負極性を反転させるドット反転駆動方式、フレーム毎にライン単位で互い違いに正極性と負極性を反転させるライン反転駆動方式も含むものとする。いずれの反転駆動方式も、画素単位では、フレーム毎に極性が反転しており、正極性のデータ信号電圧と負極性のデータ信号電圧が交互に印加される交流駆動であるという点で共通である。なお、ライン反転駆動方式には、行ライン毎に正負を互い違いに反転させる行ライン反転駆動方式、列ライン毎に正負を互い違いに反転させる列ライン反転駆動方式の他、Hライン反転駆動方式、Vライン反転駆動方式等、種々のライン反転駆動方式を含むものとする。また、ドット反転駆動方式についても、1つ置きのサブピクセルの反転に限らず、2ドット反転駆動方式等、種々のドット反転駆動方式を含むものとする。
図3に戻る。液晶駆動回路60は、アレイガラス50に形成されたTFTを駆動し、16.6msecの周期で、1枚の画像を表示させるような駆動を行っている。
接触情報検出手段21は、液晶ディスプレイ70のフレーム周期に同期させてタッチセンサ10の読み取り動作を開始させ、フレーム毎のタッチセンサ10への接触情報を検出する手段である。従来、タッチパネルにおいて、液晶駆動回路60とタッチセンサコントローラ20は独立に動作を行っていたが、本実施形態に係るタッチセンサにおいては、液晶ディスプレイ70のフレーム周期に同期させてタッチセンサ10の接触情報の読み取りを行う。
読み取り手段22は、タッチセンサ10の入力面に入力された接触情報を読み取る手段である。図2において説明したように、Y検出電極12又はX検出電極11に沿ってスキャンを行い、各座標の接触情報を読み取ってゆく。具体的には、各ラインの静電容量を読み取って接触情報を順次検出し、読み取った接触情報のデータを記憶手段24に記憶する。読み取り手段22も、全電極11、12を読み取ることにより全面のスキャンが終了するので、所定の読み取り周期を有している。
タイミング制御手段23は、読み取り手段22の読み取り動作の開始タイミングを制御する手段である。本実施形態に係るタッチパネルにおいては、読み取り手段22による読み取り動作の開始を、液晶ディスプレイ70のフレーム周期に同期させる。よって、タイミング制御手段23は、液晶駆動回路60から液晶ディスプレイ70のフレーム周期を取得し、これに同期させて読み取り手段22の動作を開始させる。
記憶手段24は、読み取り手段で読み取った接触情報を順次記憶するための手段である。記憶手段24は、最低限、タッチセンサ10の1検出面分のバッファがあれば良いが、1フレームで複数の接触情報を取得する場合には、更に多くの接触情報を記憶できるように構成されてよい。なお、記憶手段24は、コンピュータ等に用いられる一般的なメモリとして構成されてよい。
読み取り手段22、タイミング制御手段23及び記憶手段24で、液晶ディスプレイ70の1フレーム毎に接触情報を検出する接触情報検出手段21を構成する。
接触情報算出手段25は、接触情報検出手段21で検出されたフレーム毎の読み取りデータから、連続する偶数個のフレームについて平均を計算し、ノイズが相殺された算出接触情報を取得するための手段である。なお、平均の計算方法は、例えば、フレーム毎に連続する所定数の平均読み取りデータから平均を算出する移動平均法であってもよいし、フレーム毎に算出接触情報を取得せず、連続する偶数個の接触情報が揃ったフレームで算出接触情報を取得する、区間を定めた総平均法による算出であってもよい。つまり、高精度にフレーム毎の算出接触情報を取得したい場合には、移動平均法により平均計算を行えばよいし、データ数を減らしても演算負担を軽減したい場合には、区間を定めた総平均法による平均計算を行えばよい。演算負担を軽減することにより、演算回路を小規模にすることができ、コストの低減を図ることができる。このように、接触情報算出手段25による接触情報の平均値の計算方法は、用途に応じて、種々の平均法を用いることができる。
図5は、接触情報算出手段25で行う演算処理を説明するための図である。図5(A)は、ノイズの影響を受けた状態で検出したタッチセンサ10の読み取りデータの一例を示した図であり、図5(B)は、接触情報算出手段25による演算処理後の接触情報データの一例を示した図である。
図5(A)において、液晶ディスプレイ70の正極性の駆動時におけるタッチセンサ10の検出データ101が正極性側に示され、負極性の駆動時におけるタッチセンサ10の検出データ102が負極性側に示されている。正極性側の検出データ101は、液晶ディスプレイ70の駆動による正極性側ノイズ81と、タッチセンサ10の接触情報データ91とで構成され、負極性側の検出データ102は、液晶ディスプレイ70の駆動による負極性側ノイズ82と、タッチセンサ10の接触情報データ92とで構成されている。また、本来的には、正極性と負極性の駆動は、異なる周期に発生するので、正極性と負極性が同じ周期内に発生することは無いが、理解の容易のために、図5(A)においては、同じ周期内に正極性のフレームにおけるタッチセンサ10の検出データ101と、負極性のフレームにおける検出データ102を示している。
正極性と負極性の検出データ101、102において、正極性のフレームでは、接触情報データ91は正極性側ノイズ81の影響を受けている。また、負極性のフレームでは、接触情報データ92は負極性側ノイズ82の影響を受けている。つまり、接触情報データ91、92は、フレーム極性に応じた雑音の影響を受けていることが分かる。
ここで、正極性側ノイズ81と負極性側ノイズ82は、ほぼ同じ波形で極性のみが異なっている。一方、接触情報データ91、92は、両方ともほぼ同じ波形であるとともに、両方とも正極性のデータであることが分かる。従って、正極性の検出データ101と、負極性の検出データ102を加算すると、正極性側ノイズ81と負極性側ノイズ82のみが相殺し、接触情報データ91、92は正極性に加算されてノイズがキャンセルされたクリアな信号が得られる。
図5(B)に、検出データ101と検出データ102を加算した算出データ103を示す。図5(B)に示すように、正極性側ノイズ81と負極性側ノイズ82が相殺し、接触情報データ91、92の和である算出データ103がノイズなく取得されている。
このように、液晶ディスプレイ70の正極性のフレーム駆動時におけるタッチセンサ10の検出データ101と、負極性のフレーム駆動時におけるタッチセンサ10の検出データ102を加算し、更にこの移動平均を算出することにより、ノイズが相殺された高S/Nの接触情報信号を取得することができる。
なお、図5(B)においては、全く雑音の無い状態で算出データ103の波形が示されているが、動画の場合、連続するフレームで書き込まれるデータは異なるので、必ずしもノイズが完全にゼロになる訳ではない。しかしながら、連続するフレームで極端に異なるデータが書き込まれるような映像も少ないので、実質的にノイズの殆どを相殺することができる。
図3に戻る。接触情報算出手段25は、図5で説明したような正極性のフレームに同期させて検出した読み取りデータと、負極性のフレームに同期させて検出した読み取りデータとを加算し、その移動平均を算出する演算処理を行う。これにより、ノイズの少ない接触情報データを取得することができる。
図3において、接触情報検出手段21及び接触情報算出手段25は、上述の種々の演算処理が可能な手段であれば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む電子回路、プログラムを読み込んで動作するCPU(Center Processing Unit、中央処理装置)やコンピュータ等、様々な演算処理手段により実現することができる。また、接触情報検出手段21及び接触情報算出手段25としてコンピュータに機能させるプログラム、そのようなプログラムをコンピュータが読み取り可能に記録した記録媒体として構成してもよい。
図6は、本発明の実施形態1に係るタッチセンサ及びタッチセンサの駆動方法を説明するための図である。図6において、液晶ディスプレイ70のフレーム周期に同期させたタッチセンサ10の種々の動作タイミングが示されている。具体的には、液晶ディスプレイ70のフレームと駆動タイミングに合わせて、タッチセンサスキャンタイミング、ノイズ影響、データ平均値、ノイズ影響が示されている。
まず、液晶ディスプレイ70が表示オフの時には、各座標(1,1)〜(M,N)のスキャン基準データのみが取得される。スキャン基準データは、自然発生しているノイズを相殺し、キャリブレーションをかけるために取得される。スキャン基準データは、後に接触情報データを算出する際に利用される。なお、この段階では、液晶ディスプレイ70は駆動していないので、ノイズ影響は発生していない。
第1フレームでは、液晶ディスプレイ70が正極性のデータ電圧の印加により駆動される。タッチセンサ10では、正極性のフレーム駆動開始のタイミングに同期させて、接触情報検出手段21の読み取り手段22により読み取りが開始される。読み取り動作は、ライン毎に順次スキャンを行うスキャン動作により行われてよい。なお、読み取り手段22の読み取り動作開始のタイミングは、タイミング制御手段23により制御される。
一般的に、タッチセンサ10のデータ読み取り周期は、液晶ディスプレイ70の1フレーム表示期間の16.6msecよりも短く、読み取り速度(周波数)は60Hzよりも速い場合が多いので、液晶ディスプレイ70の第1フレームが終了する前にタッチセンサ10の接触情報の読み取りは終了する。ここで、読み取りが終了しても、次のスキャンを行わずに、液晶ディスプレイ70の第1フレーム終了を待つことになる。また、読み取った検出データRAW[1]は、記憶手段24に記憶される。なお、この読み取りで得られたデータは、液晶ディスプレイ70からは正極性のノイズの影響を受けている。
第2フレームでは、液晶ディスプレイ70が負極性のデータ電圧の印加により駆動される。タッチセンサ10では、負極性のフレーム駆動開始のタイミングに同期させて、読み取り動作が開始される。このとき、接触情報のデータは、液晶ディスプレイ70からは、負極性のノイズ影響を受けることになる。読み取った接触情報の検出データRAW[2]は、記憶手段24に記憶されたRAW[1]との移動平均(RAW[1]+RAW[2])/2が接触情報算手段25により計算され、検出データ平均値AVG[1]として算出される。検出データ平均値AVG[1]は、正極性駆動の第1フレームと負極性駆動の第2フレームでノイズが相殺され、液晶ディスプレイ70からのノイズ影響の無い接触情報データを取得できる。
第3フレームでは、液晶ディスプレイ70が正極性のデータ電圧の印加により駆動される。第1、第2フレームと同様に、タッチセンサ10では、正極性のフレーム駆動開始のタイミングに同期させて、読み取り動作のスキャンを開始し、接触情報のデータを検出する。このとき、接触情報の検出データは、液晶ディスプレイ70から正極性のノイズの影響を受けているが、負極性のノイズの影響を受けている第2フレームの検出データとの移動平均(RAW[2]+RAW[3])/2を計算すれば、正負のノイズ同士がキャンセルされ、ノイズ影響の無い検出データ平均値AVG[2]が取得される。
同様に、負極性のデータ電圧が印加される第4フレームについては、その前の正極性のデータ電圧が印加される第3フレームとの移動平均から、検出データ平均値AVG[3]を算出すればよい。また、正極性駆動の第5フレームは、直前の負極性駆動の第4フレームとの移動平均を算出して、検出データ平均値AVG[4]を取得すればよい。このように、液晶ディスプレイ70の連続する前後のフレームは、必ず駆動極性が正負の組み合わせとなるので、連続する前後のフレームで検出した接触情報データの平均値を算出することにより、液晶ディスプレイ70からのノイズが相殺された接触情報データを取得することができる。
図7は、本発明の実施形態1に係るタッチパネル及びその駆動方法のフレーム毎の処理フローの一例を示した図である。
ステップ100では、液晶ディスプレイ70のフレームに同期させて、タッチセンサ10の接触情報の読み取りを開始する。読み取りは、接触情報検出手段21の読み取り手段22により行い、読み取り開始のタイミングは、タイミング制御手段23が制御する。なお、読み取り開始のタイミングは、液晶ディスプレイ70のフレームの開始と完全に同時でなくてもよく、少し遅れたタイミングで同期させるようにしてもよい。タッチセンサのスキャン周期の方が、液晶ディスプレイ70のフレーム周期よりも短い場合が多く、フレーム周期内に確実に接触情報データを検出できれば問題とはならないからである。
ステップ110では、同期させたフレームにおけるタッチセンサ10の接触情報が検出される。検出した接触情報データは、記憶手段24に記憶される。
ステップ120では、ステップ110で検出したフレームを含めた連続する偶数個のフレームについて、検出データの移動平均が算出される。既に接触情報が検出されたものが対象となるので、当然にステップ100〜110で検出したフレームよりも前のフレームで取得された検出データが対象となる。これにより、液晶ディスプレイ70からの影響によるノイズを相殺でき、高S/Nの接触情報データを取得することができる。なお、移動平均の算出は、接触情報算出手段25により行う。
また、実施形態1においては、連続する2個のフレームについて検出データの移動平均を算出したが、正極性駆動と負極性駆動のフレームを同数含んでいれば、4個連続、6個連続するフレームについて、移動平均を算出して接触情報検出データの平均値を得ることも可能である。平均化するデータ数を増やすことにより、更に高精度な接触情報を取得することが可能となる。なお、平均化する対象のフレーム数を増加させた具体的な実施形態は、後述する。
ステップ100〜120を、順次フレーム毎に実行することにより、ノイズが少ない接触情報を取得することができる。
なお、実施形態1においては、検出データの移動平均を算出し、各フレーム毎に平均算出データを取得したが、連続する2個の正極性駆動と負極性駆動のフレームのペア毎に平均算出データを取得するようにしてもよい。1フレーム置きに平均接触情報データが算出されることになるが、フレーム数の半分のデータ数でも十分である場合には、2フレーム毎の区間で平均接触情報データを取得するようにしてもよい。これにより、演算処理の負担を低減させ、接触情報算出手段25を簡素に構成することができる。また、更に演算処理負担を低減させたい場合には、2フレーム毎の平均算出ではなく、4フレーム毎に1つの平均算出接触情報を取得したり、6フレーム毎に1つの算出接触情報を取得したりすることも可能である。平均値算出の範囲となる区間は、連続する偶数フレームであれば、種々の区間とすることができる。
〔実施例〕
図8は、本発明の実施形態1に係るタッチセンサ及びその駆動方法を実施した実施例を示した図である。図8(A)は基準データ、図8(B)は液晶ディスプレイ70が奇数番目のフレームのときの接触情報検出データ、図8(C)は液晶ディスプレイ70が偶数番目のフレームのときの接触情報検出データ、図8(D)は接触情報検出データを平均化して取得した接触情報データを各々示した図である。なお、今まで説明した構成要素と同様の構成要素については、同一の参照番号を付すものとする。また、各図において、水平面はセンサ座標(X,Y)、縦軸はセンサ信号レベルを表している。
図8(A)において、液晶ディスプレイ70の駆動が開始する前に、基準データが検出される。入力画面を表示する液晶ディスプレイ70が駆動していないので、当然に接触入力も行われていない非接触の状態で、基準データが検出される。これにより、各座標の信号ゼロの状態を把握することができる。
図8(B)において、液晶ディスプレイ70の奇数フレーム駆動時の接触情報検出データRAW[1]が示され、図8(C)において、液晶ディスプレイ70の偶数フレーム駆動時の接触情報検出データRAW[2]が示されている。図8(B)、(C)の両方とも、接触情報として指による接触を示した指画像を検出している。両者を比較すると、指画像の位置は、手前の座標の10の位置で同一であり、センサ信号レベルも負の符号という点で共通している。一方、指画像以外の部分は、図8(B)と図8(C)とで、山の位置がずれていることが分かる。
これらから、ノイズをキャンセルした指画像を取得するため、(1)式のような計算を行う。
基準データ−(RAW[1]+RAW[2])/2=ノイズ相殺済指画像データ・・・(1)
図8(D)は、(1)式の演算を行って算出したノイズ相殺済指画像データを示した図である。図8(D)に示すように、指画像以外のノイズはキャンセルされ、高S/Nの指画像を取得することができた。
このように、実施例1に係るタッチセンサ及びその駆動方法によれば、連続する2つのフレームを平均化し、これを基準データから控除することにより、高S/Nの鮮明な指画像を取得することができる。
〔実施形態2〕
図9は、本発明の実施形態2に係るタッチセンサ及びその駆動方法について説明するための図である。図9において、実施形態1の図6と同様のフォーマットのタイミングチャートが示されている。なお、実施形態2において、実施形態1と同様の構成要素については、実施形態1と同様の参照符号を付し、その説明を省略する。
図9において、液晶ディスプレイ70のフレーム及び駆動タイミングは、図6と同様である。また、実施形態2において、タッチセンサ10のスキャン開始タイミングを、液晶ディスプレイ70のフレーム開始のタイミングと同期させる点は、実施形態1と同様である。実施形態2においては、1フレームの表示期間内に、タッチセンサ10の接触情報の読み取りを2回行う点が、実施形態1と異なっている。タッチセンサ10の読み取り周期が、一般的に16.6msecより短く、読み取り速度が60Hzよりも速いことは、実施形態1で説明した。例えば、タッチセンサ10の読み取り速度を120Hz以上に設定すれば、図9に示すように、1フレーム間に2回の全面スキャンを循環して行うことが可能となる。
この場合、各フレームで、2個ずつの接触情報データが検出されることになる。この場合においても、連続する前後のフレームで移動平均を算出し、ノイズがキャンセルされた接触情報データを算出するが、その際、第1フレームの検出データRAW[1]と第2フレームの検出データRAW[2]の移動平均、第1フレームの検出データRAW[2]と第2フレームの検出データRAW[4]というように、各フレーム内で同じ順序で検出された検出データ同士の移動平均を算出する。つまり、(RAW[X]+RAW[X−2])/2の式により、移動平均を算出する。
液晶ディスプレイ70の1フレームは、1枚の画像を書き込むための時間であるから、垂直方向の上側から画像を書き込むとすると、フレームの前半では上半分の画像を書き込み、フレームの後半では下半分の画像を書き込んでいることになる。同じ領域の画像同士でタッチセンサの検出データを加算しないと、フレーム内での同期がとれておらず、異なるデータ同士を加算することになるので、検出データが意味をなさなくなってしまう。よって、第1フレームの1番目に読み取った検出データRAW[1]と第2フレームの1番目に読み取った検出データRAW[3]の移動平均から検出データ平均値AVG[1]を取得し、第1フレームの2番目に読み取った検出データRAW[2]と第2フレームの2番目に読み取った検出データRAW[4]の移動平均から検出データ平均値AVG[2]を取得する。このような演算により、液晶ディスプレイ70からのノイズ影響を消滅させた検出データ平均値AVG[1]、AVG[2]を取得することができる。その後は、AVG[1]、AVG[2]を、2つの第2フレームに対応するデータとしてそのまま用いてもよいし、(AVG[1]+AVG[2])/2により算出した平均値を第2フレームに対応する接触情報データとして用いるようにしてもよい。
また、その後の第3フレーム以下についても、同様の処理を行うことにより、多くの検出データから算出された高精度の接触情報データを取得することができる。このように、実施形態2に係るタッチパネル及びその駆動方法によれば、フレーム毎に2つのデータを用いて高精度の接触情報データを取得することができる。
なお、平均算出において、平均する区間を定めて所定フレーム毎に総平均を算出して算出接触情報を取得してもよい点は、実施形態1と同様である。
〔実施形態3〕
図10は、本発明の実施形態3に係るタッチパネル及びその駆動方法を説明するための図である。図10において、実施形態1の図6及び実施形態2の図9と同様のフォーマットのタイミングチャートが示されている。
実施形態2においては、1フレームの間に、2回の読み取りを行ったが、実施形態3においては、1フレームの間に3回の読み取りを行う点で、実施形態2とは異なっている。この場合、読み取り手段22による読み取り速度は、180Hz以上に設定されることになる。そうすると、図10に示すように、1フレームの間に、3つの検出データを取得することができる。
なお、接触情報算出手段25によるノイズをキャンセルする演算は、前後の連続するフレームで行う点は今までと同様であるが、実施形態2で説明したように、3つの検出データの各々について、フレーム内で同じ検出順序で読み取られた検出データ同士の移動平均を算出するようにする。つまり、第1フレームで1番目にスキャンされた検出データRAW[1]と第2フレームで1番目にスキャンされた検出データRAW[4]同士の移動平均、第1フレームで2番目にスキャンされた検出データRAW[2]と第2フレームで2番目にスキャンされた検出データRAW[5]同士の移動平均、第1フレームで3番目にスキャンされた検出データRAW[3]と第2フレームで3番目にスキャンされた検出データRAW[6]同士の移動平均を各々計算する。これにより、第2フレームの接触情報データとして、ノイズがキャンセルされた検出データ平均値AVG[1]、AVG[2]及びAVG[3]を算出することができる。これらの1フレーム内の3つのデータは、その後の演算にそのまま用いられてもよいし、1フレームで1つのデータとする場合には、3つのデータの平均(AVG[1]+AVG[2]+AVG[3])/3を算出すればよい。
その他の第3フレーム以降についても、同様な検出と演算処理を行うことにより、1フレーム内で3個の接触情報データを取得することができ、多数データを用いてより高精度に接触情報を算出することができる。
なお、実施形態2において、1フレーム内でタッチセンサ10のスキャンを2回行い、実施形態3において、1フレーム内でタッチセンサ10のスキャンを3回行う形態を説明したが、タッチセンサ10の読み取り速度が更に速くなれば、1フレーム内で更に多くの回数のスキャンを行うことが可能なのは、言うまでも無い。
また、平均の算出方法も、移動平均だけではなく、区間を定めた総平均法により行い、所定のフレーム毎に算出接触情報を取得してよいことは、実施形態1及び実施形態2と同様である。
このように、実施形態2、3のタッチセンサ及びその駆動方法によれば、1フレーム内でタッチセンサ10を複数回スキャンすることにより、より高精度な算出接触情報を取得することができる。
〔実施形態4〕
図11は、本発明の実施形態4に係るタッチセンサ及びその駆動方法について説明するための図である。図11において、実施形態1の図6、実施形態2の図9及び実施形態3の図10と同様のフォーマットのタイミングチャートが示されている。
実施形態4において、タッチセンサ10のスキャンのタイミング、接触情報データの検出方法は、実施形態1と同様である。また、第2フレームと第3フレームの検出データ平均値AVG[1]、AVG[2]の算出方法も、実施形態1と同様である。
実施形態4では、第4フレームにおいて、検出データ平均値AVG[3]を算出する際、第1〜第4フレームの4つのフレームで各々検出された4つの検出データRAW[1]、RAW[2]、RAW[3]、RAW[4]の移動平均を算出している点で、実施形態1とは異なっている。第1フレームは正極性駆動、第2フレームは負極性駆動、第3フレームは正極性駆動、第4フレームは負極性駆動であり、正負駆動が同数となる。反転フレーム駆動方式の液晶ディスプレイ70においては、正極性と負極性の駆動が必ず交互となるので、連続する偶数個のフレームでは、必ず正負駆動が同数となる。よって、4個以上の連続する偶数個のフレームについて検出データの平均値を算出した場合も、液晶ディスプレイ70に起因するノイズは正負でキャンセルし、ノイズのキャンセルされた接触データを取得することができる。
なお、図11において、第5フレーム以降も、同じように連続する4つのフレームで検出された検出データRAW[2]〜RAW[5]、RAW[3]〜RAW[6]を用いて、検出データ平均値AVG[4]、AVG[5]を算出する。また、移動平均の一般式は、(2)式のようになる。
(RAW[X]+RAW[X−1]+RAW[X−2]+RAW[X−3])/4・・・(2)
このように、データ数を多くして平均値を算出することにより、平均の精度が向上し、液晶ディスプレイ70から影響を受けるカップリングノイズの他、熱ノイズ等も是正することが可能となる。
なお、実施形態4において、第2フレームと第3フレームについては、データ数を減少させないように、実施形態1と同様に、連続する2つのフレームから検出データAVG[1]、AVG[2]を算出しているが、総て(2)式の演算式を適用し、第4フレームから検出データ平均値の算出を開始するようにしてもよい。そのような演算処理の詳細は、用途に応じて種々定めることができる。
実施形態4に係るタッチパネル及びその駆動方法によれば、4個以上の連続する偶数個の検出データを用いることにより、平均値を算出するサンプリングデータ数を増加させることができ、ノイズが少ない高精度な接触情報データを取得することができる。
なお、実施形態4においても、4個以上の所定の連続する偶数個の検出データが揃う毎に、平均値を算出するようにしてもよい。全体のデータ数は減少するものの、算出された接触情報平均値の精度は非常に高くなるとともに、演算処理の負担を大幅に低減させることができる。
〔実施形態5〕
図12は、本発明の実施形態5に係るタッチセンサの電極構成の一例を示した図である。図12(A)は、実施形態5に係るタッチセンサのY検出電極層の一例を示した平面図構成であり、図12(B)は、実施形態5に係るタッチセンサのX検出電極層の一例を示した平面図構成である。
実施形態1の図2、3において、ストライプ状のX検出電極11、Y検出電極12を用いてタッチセンサ10を構成する形態を説明したが、図12(A)、(B)に示すように、小さな正方形片を串刺しして接続した構成としてもよい。図12(A)においては、横方向に串刺しされて接続されたY検出電極16を有するY検出電極層14が示されており、図12(B)においては、縦方向において串刺しにされて接続されたX検出電極15を有するX検出電極層13が示されている。両方とも、電極形状は図2、3のX検出電極11、Y検出電極12と異なるが、図12(A)においては、複数の横方向に延在するY検出電極16が平行に配置された構成となっており、図12(B)においては、複数の縦方向に延在するX検出電極15が平行に配置された構成となっており、配置構成の点では、Y検出電極12、X検出電極11と各々共通している。
図13は、本発明の実施形態5に係るタッチセンサ19の構成を示した図である。図13(A)は、実施形態5に係るタッチセンサ19の内部の電極層17の平面構成を示した図であり、図13(B)は、実施形態5に係るタッチセンサ19の全体構成を示した斜視図である。
図13(A)において、電極層17の平面構成が示されている。X検出電極15と、Y検出電極16は、重ならないように配置され、表面積を大きくとるように構成されている。
また、図13(B)において、タッチパネル19の全体構成が示されている。Y検出電極14とX電極検出層13が積層され、その表面をガラスカバー18が覆っている。このような構成のタッチセンサ19を用いて、本実施形態に係るタッチパネルを構成してもよい。
その他、タッチセンサ10、19の構成は、内部の電極構成、外部構成とも、用途に応じて種々の構成とすることができ、種々のタッチセンサ10、19を用いて、ノイズの少ないタッチパネルを構成することができる。
〔実施形態6〕
図14は、本発明の実施形態6に係るタッチパネルの一例を示した断面構成図である。図14において、実施形態6に係るタッチパネルは、タッチセンサ10と、タッチセンサコントローラ20と、センサガラス30と、カラーフィルタガラス40と、アレイガラス50と、液晶駆動回路60とを備える。タッチセンサ10、タッチセンサコントローラ20及びセンサガラス30とでタッチセンサモジュールを構成し、カラーフィルタガラス40、アレイガラス50及び液晶駆動回路60とで液晶ディスプレイ71を構成する。
実施形態6に係るタッチパネルにおいては、液晶ディスプレイ71の内部にタッチセンサ10が設けられておらず、カラーフィルタガラス40の上面にセンサガラス30が配置され、その上にITO等の透明電極層からなるタッチセンサ10が形成されて設置された構成となっている。つまり、実施形態6に係るタッチパネルは、実施形態1の図1に示したインセル式タッチパネルとは異なり、独立したディスクリート品のタッチセンサモジュールが、液晶ディスプレイ71の上面に設けられた構成となっている。
このように、本実施形態に係るタッチパネルは、タッチセンサモジュールと液晶ディスプレイ71が独立した構成であってもよい。一般的に、このような別個独立型のタッチパネルでは、タッチセンサ10とカラーフィルタガラス40との間にセンサガラス30が設けられており、遮蔽効果が高くなっている場合が多いが、液晶ディスプレイ71からのノイズの影響が大きい場合には、本発明に係るタッチパネル及びその駆動方法を適用することにより、ノイズの少ない接触情報を取得することができる。
また、実施形態6の変形例として、図14において、センサガラス30を除去し、カラーフィルタガラス40の上面にタッチセンサ10を形成して設置したオンセル式タッチパネルとして構成してもよい。オンセル式タッチパネルは、タッチセンサ10とアレイガラス50との間にカラーフィルタガラス40が存在するものの、アレイガラス50のトランジスタの影響を受けるおそれは十分にある。よって、オンセル式タッチパネルにおいても、本実施形態は好適に適用することができ、これにより、高S/Nの算出接触情報を取得することができる。
このように、本発明に係るタッチパネル及びその駆動方法は、液晶ディスプレイ70、71からの影響をタッチセンサ10、19が受けるおそれがある種々の構成のタッチパネルに適用することができ、これにより、ノイズが少なく高S/Nの接触情報が得られるタッチパネルとすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態においては、画像表示手段が液晶ディスプレイである例を挙げて説明したが、交流駆動され、各画素に印加される駆動交流電圧がフレーム毎に極性が反転しているディスプレイであれば、種々のディスプレイを利用することができる。
本発明は、入力面にディスプレイで画像を表示し、指等の接触により入力操作を行うタッチパネル全般に利用することができる。
10、19 タッチセンサ
11、15 X検出電極
12、16 Y検出電極
13 X電極層
14 Y電極層
17 電極層
18 ガラスカバー
20 タッチセンサコントローラ
21 接触情報検出手段
22 読み取り手段
23 タイミング制御手段
24 記憶手段
25 接触情報算出手段
30 センサガラス
40 カラーフィルタガラス
50 アレイガラス
60 液晶駆動回路
70、71 液晶ディスプレイ
81 正極性ノイズ
82 負極性ノイズ
91、92 接触情報データ
101、102 検出データ
103 算出データ

Claims (16)

  1. 交流駆動するディスプレイと、入力面への接触情報を周期的に読み取るタッチセンサとを有するタッチパネルであって、
    前記タッチセンサの読み取り動作の開始周期を、前記ディスプレイのフレーム周期に同期させて、フレーム毎の前記接触情報を検出する接触情報検出手段と、
    連続する偶数個の前記フレームについて、前記接触情報の平均を計算することにより、所定フレームにおける算出接触情報を取得する接触情報算出手段と、を有し、
    前記読み取り動作は、1フレーム間に前記入力面の前記接触情報を複数回循環して読み取る動作であり、
    前記接触情報検出手段は、各フレームで複数個の前記接触情報を検出し、
    前記接触情報算出手段は、各フレームで検出した前記複数個の前記接触情報について、同じ順序で検出した前記接触情報同士の平均を計算することを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記平均は移動平均であって、
    前記所定フレームは、前記連続する偶数個の前記接触情報が既に存在する各フレームであることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記読み取り動作は、前記接触情報を検出するマトリクス状に配置された電極を、ライン毎に順次スキャンする動作であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル。
  4. 前記タッチセンサは、静電容量式タッチセンサであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  5. 前記タッチセンサを前記ディスプレイに組み込んだインセル式タッチパネルであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  6. 前記タッチセンサを前記ディスプレイ上に設置したオンセル式タッチパネルであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  7. 前記タッチセンサは、センサガラス上に形成されたディスクリート品として構成され、該ディスクリート品が前記ディスプレイ上に設置されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  8. 前記連続する偶数個のフレームは、2個の前後するフレームであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  9. 前記ディスプレイは、液晶ディスプレイであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  10. 交流駆動するディスプレイと、入力面への接触情報を周期的に読み取るタッチセンサとを有するタッチパネルの駆動方法であって、
    前記タッチセンサの読み取り動作の開始周期を、前記ディスプレイのフレーム周期に同期させて、フレーム毎の前記接触情報を検出する接触情報検出ステップと、
    連続する偶数個のフレームについて、前記接触情報の平均を計算することにより、所定フレームにおける算出接触情報を取得する接触情報算出ステップと、を有し、
    前記読み取り動作は、1フレーム間に前記入力面の前記接触情報を複数回循環して読み取る動作であり、
    前記接触情報検出ステップにおいて、各フレームで複数個の前記接触情報を検出し、
    前記接触情報算出ステップにおいて、各フレームで検出した前記複数個の前記接触情報について、同じ順序で検出した前記接触情報同士の平均を計算することを特徴とするタッチパネルの駆動方法。
  11. 前記平均は移動平均であって、
    前記所定フレームは、前記連続する偶数個の前記接触情報が既に存在する各フレームであることを特徴とする請求項10に記載のタッチパネルの駆動方法。
  12. 前記読み取り動作は、前記接触情報を検出するマトリクス状に配置された電極を、ライン毎に順次スキャンする動作であることを特徴とする請求項10又は11に記載のタッチパネルの駆動方法。
  13. 前記タッチセンサは、静電容量式タッチセンサであることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載のタッチパネルの駆動方法。
  14. 前記連続する偶数個のフレームは、2個の前後するフレームであることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載のタッチパネルの駆動方法。
  15. 請求項10乃至14のいずれか一項に記載のタッチパネルの駆動方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 請求項10乃至14のいずれか一項に記載のタッチパネルの駆動方法を実行させるためのプログラム。
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