JP5267316B2 - リニアガイド装置 - Google Patents
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Description
このリニアガイド装置では、転動体が案内レールに沿って延びる保持器に回転可能に保持され、この保持器の案内レールに沿った長さがスライダよりも長く形成されている。そして、転動体が保持器のポケット内で回転しながら、案内レールおよびスライダに対向配置された転動面で形成される転動通路を転動することにより、保持器の案内レールに沿った長さに応じた所定距離の範囲で、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直線運動する。
一般的な転動体を循環させるタイプのリニアガイド装置では、ジャバラやテレスコピックカバーなどの伸縮式カバーをスライダに固定して、スライダから外れた案内レールを覆うことが行われている。ジャバラを用いる場合には、案内レールの形状に合わせた中間板を取り付けて案内レールを案内させることにより、ジャバラの浮き上がりを防止する。しかし、保持器が露出しているタイプのリニアガイド装置では、保持器による中間板の案内が困難なため、ジャバラを用いることは現実的でない。テレスコピックカバーを用いる場合にはテレスコピックカバー用の案内が必要になって設備が大がかりになる。
この発明のリニアガイド装置は第1のカバーおよび第2のカバーと案内レールの取り付け部との間を塞ぐシールを備えているため、保持器に保持されている転動体に対する防塵効果が向上する。
この発明のリニアガイド装置において、案内レールの直動方向両端に第2のカバーを貫通する柱状部材を固定し、この柱状部材と第2のカバーとの間をシールで塞ぐことで、第2のカバーの保持器とは反対側の直動方向端部を塞ぐシールの形状を単純化できる。
図1〜4に示すように、第1実施形態のリニアガイド装置は、案内レール1と、スライダ2と、複数個のボール(転動体)3と、保持器4と、第1のカバー5と、第2のカバー6と、第1のシール7と、第2のシール8と、第3のカバー9と、で構成されている。
図5に示すように、案内レール1およびスライダ2は、互いに対向配置されてボール3の転動通路を形成する転動溝(転動面)11,12,21,22を有する。案内レール1の一方の転動溝11は、スライダ2の脚部2Aと対向する側面に形成されている。案内レール1の他方の転動溝12は上角部に形成されている。
保持器4の案内レール1に沿った長さはスライダ2よりも長い。また、保持器4には、上部材41と側部材42との角部に長手方向に延びる開口部が形成されている。仕切り板44は、この開口部で直角に曲がり、側部材42に沿って下端に至る形状である。
図4に示すように、第1のカバー5は、スライダ2の胴部2Bに沿う上部材51と、その両端に連続する側部材52とからなる。側部材52は、スライダ2の脚部2Aに沿って延びて案内レール1の取り付け台(取り付け部)Dの少し上まで至る。第1のカバー5は、スライダ2の直動方向両端にビス止め又は接着等の方法で固定されている。
図1に示すように、第2のカバー6は、端部材63で塞がれていない側の直動方向端部が保持器4の直動方向端部に重なるように配置されている。図4に示すように、第2のカバー6の上部材61が保持器4の上部材41に、第2のカバー6の側部材62が保持器4の側部材42に重なり、これらの重なる部分がビス止め又は接着等の方法で固定されている。
図3に示すように、第1のシール7は、第1のカバー5のスライダ2側と反対側の端部に固定された端部シール71,72と、第1のカバー5の側部材52の下側および第3のカバー9の下側に沿って固定された下部シール73とからなる。端部シール71,72は、第1のカバー5と第2のカバー6との間を塞ぐ。下部シール73は、第1のカバー5の側部材52の下側および第3のカバー9の下側と、案内レール1の取り付け台Dとの間を塞ぐ。
この実施形態のリニアガイド装置は、図8(a)に示すように、スライダ2が移動可能範囲Sの最も左側にある状態で、左側の第2のカバー6のほとんどが第1のカバー5内に存在する状態となり、右側の第2のカバー6のほとんどが第1のカバー5からはみ出した状態となっている。すなわち、左側のスライダ2からのカバー突出長さが右側の半分程度になる。
すなわち、この実施形態のリニアガイド装置によれば、第1のカバー5および第2のカバー6を設けたことで、保持器4に保持されているボール3にゴミなどの異物が付着することを防止できるだけでなく、スライダ2から延びるカバー全体の長さを短くコンパクトにすることができる。また、第1および第2のシール7,8と第3のカバー9を設けたことで、第1および第2のカバー5,6とスライダ2の下側から内部にゴミなどの異物が入ることが防止されるため、これらを設けない場合と比較して防塵効果がより高くなる。
これに対して、図9〜12に示す第2実施形態のリニアガイド装置では、第1および第2のカバー5A,6Aの側部材52,62を取り付け台Dの直上まで延ばさずに、案内レール1の側面に向けて曲げて、第1および第2のカバー5A,6Aと案内レール1の側面との間を、第1および第2のシール7A,8Aで塞いでいる。そして、案内レール1を保持器4の可動範囲よりも長く形成している。
図9に示すように、第1のカバー5Aは、スライダ2の直動方向両端から案内レール1に沿って延び、保持器4のスライダ2から外れた部分を覆っている。第2のカバー6Aは、保持器4の直動方向両端から案内レール1に沿って延びて案内レール1を覆い、第1のカバー5Aにスライド可能に内挿されている。
図9に示すように、第2のカバー6Aの直動方向一端部が、保持器4の直動方向端部に重なるように配置されている。図11に示すように、第2のカバー6Aの上部材61が保持器4の上部材41に、第2のカバー6Aの側部材62が保持器4の側部材42に重なり、これらの重なる部分がビス止め又は接着等の方法で固定されている。
11,12 案内レールの転動溝(転動面)
2 スライダ
21,22 スライダの転動溝(転動面)
3 ボール(転動体)
4 保持器
5 第1のカバー
6 第2のカバー
7 第1のシール
7A 第1のシール
8 第2のシール
8A 第2のシール
9 第3のカバー
10 柱状部材
D 取り付け台(取り付け部)
Claims (2)
- 案内レールと、スライダと、複数個の転動体と、を備え、
案内レールおよびスライダは、互いに対向配置されて転動体の転動通路を形成する転動面を有し、
転動体は案内レールに沿って延びる保持器に回転可能に保持され、保持器の案内レールに沿った長さはスライダよりも長く、
転動体が保持器のポケット内で回転しながら前記転動通路を転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直線運動するリニアガイド装置であって、
前記スライダの直動方向両端に、前記案内レールに沿って延び、前記保持器のスライダから外れた部分を覆う第1のカバーを設け、前記保持器の直動方向両端に、案内レールを覆い第1のカバーにスライド可能に内挿された第2のカバーを設け、
第1のカバーおよび第2のカバーと案内レールの取り付け部との間を塞ぐシールを備えたことを特徴とするリニアガイド装置。 - 第1のカバーと第2のカバーの間を塞ぐシールを備えた請求項1記載のリニアガイド装置。
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JP2009118823A JP5267316B2 (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | リニアガイド装置 |
Related Child Applications (1)
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2009
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