JP5267257B2 - 音声ミキシング装置、方法及びプログラム、並びに、音声会議システム - Google Patents
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Description
せることを特徴とする。
以下、本発明による音声ミキシング装置、方法及びプログラム、並びに、音声会議システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図2は、第1の実施形態に係る音声会議システム100の構成を示すブロック図である。
次に、第1の実施形態における音声ミキシング装置104の動作(音声ミキシング方法)を説明する。
第1の実施形態によれば、電話帯域端末と広帯域端末とが混在する電話会議システムにおいて、発話者が電話帯域端末に対する者であっても、その発話者の音声信号を広帯域に拡張した上で高域部分の符号化データを得、広帯域端末宛の階層化されている広帯域符号化データに含めるようにしたので、少ない処理量で、広帯域端末利用者は発話者の端末の種類を問わずに広帯域音声を聴取することができるようになる。
次に、本発明による音声ミキシング装置、方法及びプログラム、並びに、音声会議システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
第2の実施形態は、音声ミキシング装置の内部の機能的構成が第1の実施形態と異なっている。言い換えると、音声会議システムとしての全体構成は、第2の実施形態も、第1の実施形態に係る図2で表すことができる。
次に、第2の実施形態における音声ミキシング装置104Aの動作(音声ミキシング方法)を説明する。
第2の実施形態によれば、電話帯域端末と広帯域端末とが混在する電話会議システムにおいて、復号された全ての電話帯域音声データを帯域拡張して広帯域音声データにした後に混合処理し、再度、符号化して配信するようにしたので、広帯域端末利用者であれば広帯域音声での聴取が可能となる。
次に、本発明による音声ミキシング装置、方法及びプログラム、並びに、音声会議システムの第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
上記各実施形態では、音声ミキシング装置を電話会議システムに適用したものを示したが、音声ミキシング装置の用途はこれに限定されない。例えば、ミキシングに供する符号化音声データの送信元端末と、ミキシングされた符号化音声データが配信される端末とが異なっていても良い。
Claims (7)
- N(Nは1以上の整数)個の狭帯域端末が送出した符号化狭帯域音声データと、M(Mは1以上の整数)個の広帯域端末が送出した、狭帯域部分に対する符号化音声データと狭帯域外部分に対する符号化音声データとの階層構造の符号化広帯域音声データとが与えられ、ミキシングを行う音声ミキシング装置において、
入力された各符号化狭帯域音声データをそれぞれ復号する第1の狭帯域復号手段と、
入力された各符号化広帯域音声データをそれぞれ、狭帯域部分に対する符号化音声データと狭帯域外部分に対する符号化音声データとに分離すると共に、狭帯域部分に対する符号化音声データを復号する第1の広帯域復号手段と、
上記第1の狭帯域復号手段の復号で得られたN個の狭帯域音声信号と、上記第1の広帯域復号手段の復号で得られたM個の狭帯域音声信号との計N+M個の狭帯域音声信号の中で最大レベルのものを検出する最大狭帯域音声信号検出手段と、
最大レベルの狭帯域音声信号が第1の狭帯域復号手段によって得られたものである場合に、その狭帯域音声信号を広帯域音声信号に拡張した後、拡張によって得られた、最大レベルの狭帯域音声信号に係る狭帯域外部分だけを符号化して出力し、一方、最大レベルの狭帯域音声信号が第1の広帯域復号手段によって得られたものである場合に、その狭帯域音声信号が復号される前の狭帯域部分に対する符号化音声データと階層構造をなしていた狭帯域外部分に対する符号化音声データを出力する狭帯域外部分符号化音声データ選択手段と、
上記第1の狭帯域復号手段の復号で得られた狭帯域音声信号と、上記第1の広帯域復号手段の復号で得られた狭帯域音声信号とを混合する第1の混合手段と、
送信先端末が符号化狭帯域音声データの対応端末である場合に、上記第1の混合手段から出力された混合後の狭帯域音声信号を符号化する第1の狭帯域符号化手段と、
送信先端末が符号化広帯域音声データの対応端末である場合に、上記第1の混合手段から出力された混合後の狭帯域音声信号における狭帯域部分を符号化して狭帯域部分に対する符号化音声データを得、上記狭帯域外部分符号化音声データ選択手段で選択された狭帯域外部分に対する符号化音声データと共に、階層構造の符号化広帯域音声データとを構成させる第1の広帯域符号化手段と
を有することを特徴とする音声ミキシング装置。 - 入力された各符号化狭帯域音声データをそれぞれ復号する第2の狭帯域復号手段と、
入力された各符号化広帯域音声データをそれぞれ復号する第2の広帯域復号手段と、
上記第2の狭帯域復号手段の復号で得られたN個の狭帯域音声信号をそれぞれ、広帯域音声信号に拡張する帯域拡張手段と、
上記第2の広帯域復号手段の復号で得られた広帯域音声信号と、上記帯域拡張手段で得られた広帯域音声信号とを混合する第2の混合手段と、
送信先端末が符号化狭帯域音声データの対応端末である場合に、上記第2の混合手段から出力された混合後の広帯域音声信号を狭帯域音声信号へ変換する帯域制限手段と、
上記帯域制限手段から出力された狭帯域音声信号を符号化する第2の狭帯域符号化手段と、
送信先端末が符号化広帯域音声データの対応端末である場合に、上記第2の混合手段から出力された混合後の広帯域音声信号を符号化して階層構造の符号化広帯域音声データを得る第2の広帯域符号化手段と、
上記第1の狭帯域符号化手段からの符号化狭帯域音声データ又は上記第2の狭帯域符号化手段からの符号化狭帯域音声データを選択すると共に、上記第1の広帯域符号化手段からの符号化広帯域音声データ又は上記第2の広帯域符号化手段からの符号化広帯域音声データを選択する混合出力選択手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の音声ミキシング装置。 - N(Nは1以上の整数)個の狭帯域端末が送出した符号化狭帯域音声データと、M(Mは1以上の整数)個の広帯域端末が送出した、狭帯域部分に対する符号化音声データと狭帯域外部分に対する符号化音声データとの階層構造の符号化広帯域音声データとが与えられ、ミキシングを行う音声ミキシング方法において、
第1の狭帯域復号手段は、入力された各符号化狭帯域音声データをそれぞれ復号し、
第1の広帯域復号手段は、入力された各符号化広帯域音声データをそれぞれ、狭帯域部分に対する符号化音声データと狭帯域外部分に対する符号化音声データとに分離すると共に、狭帯域部分に対する符号化音声データを復号し、
最大狭帯域音声信号検出手段は、上記第1の狭帯域復号手段の復号で得られたN個の狭帯域音声信号と、上記第1の広帯域復号手段の復号で得られたM個の狭帯域音声信号との計N+M個の狭帯域音声信号の中で最大レベルのものを検出し、
狭帯域外部分符号化音声データ選択手段は、最大レベルの狭帯域音声信号が第1の狭帯域復号手段によって得られたものである場合に、その狭帯域音声信号を広帯域音声信号に拡張した後、拡張によって得られた、最大レベルの狭帯域音声信号に係る狭帯域外部分だけを符号化して出力し、一方、最大レベルの狭帯域音声信号が第1の広帯域復号手段によって得られたものである場合に、その狭帯域音声信号が復号される前の狭帯域部分に対する符号化音声データと階層構造をなしていた狭帯域外部分に対する符号化音声データを出力し、
第1の混合手段は、上記第1の狭帯域復号手段の復号で得られた狭帯域音声信号と、上記第1の広帯域復号手段の復号で得られた狭帯域音声信号とを混合し、
第1の狭帯域符号化手段は、送信先端末が符号化狭帯域音声データの対応端末である場合に、上記第1の混合手段から出力された混合後の狭帯域音声信号を符号化し、
第1の広帯域符号化手段は、送信先端末が符号化広帯域音声データの対応端末である場合に、上記第1の混合手段から出力された混合後の狭帯域音声信号における狭帯域部分を符号化して狭帯域部分に対する符号化音声データを得、上記狭帯域外部分符号化音声データ選択手段で選択された狭帯域外部分に対する符号化音声データと共に、階層構造の符号化広帯域音声データとを構成させる
ことを特徴とする音声ミキシング方法。 - 第2の狭帯域復号手段は、入力された各符号化狭帯域音声データをそれぞれ復号し、
第2の広帯域復号手段は、入力された各符号化広帯域音声データをそれぞれ復号し、
帯域拡張手段は、上記第2の狭帯域復号手段の復号で得られたN個の狭帯域音声信号をそれぞれ、広帯域音声信号に拡張し、
第2の混合手段は、上記第2の広帯域復号手段の復号で得られた広帯域音声信号と、上記帯域拡張手段で得られた広帯域音声信号とを混合し、
帯域制限手段は、送信先端末が符号化狭帯域音声データの対応端末である場合に、上記第2の混合手段から出力された混合後の広帯域音声信号を狭帯域音声信号へ変換し、
第2の狭帯域符号化手段は、上記帯域制限手段から出力された狭帯域音声信号を符号化し、
第2の広帯域符号化手段は、送信先端末が符号化広帯域音声データの対応端末である場合に、上記第2の混合手段から出力された混合後の広帯域音声信号を符号化して階層構造の符号化広帯域音声データを得、
混合出力選択手段は、上記第1の狭帯域符号化手段からの符号化狭帯域音声データ又は上記第2の狭帯域符号化手段からの符号化狭帯域音声データを選択すると共に、上記第1の広帯域符号化手段からの符号化広帯域音声データ又は上記第2の広帯域符号化手段からの符号化広帯域音声データを選択する
ことを特徴とする請求項3に記載の音声ミキシング方法。 - N(Nは1以上の整数)個の狭帯域端末が送出した符号化狭帯域音声データと、M(Mは1以上の整数)個の広帯域端末が送出した、狭帯域部分に対する符号化音声データと狭帯域外部分に対する符号化音声データとの階層構造の符号化広帯域音声データとが与えられ、ミキシングを行う音声ミキシングプログラムであって、
コンピュータを、
入力された各符号化狭帯域音声データをそれぞれ復号する第1の狭帯域復号手段と、
入力された各符号化広帯域音声データをそれぞれ、狭帯域部分に対する符号化音声データと狭帯域外部分に対する符号化音声データとに分離すると共に、狭帯域部分に対する符号化音声データを復号する第1の広帯域復号手段と、
上記第1の狭帯域復号手段の復号で得られたN個の狭帯域音声信号と、上記第1の広帯域復号手段の復号で得られたM個の狭帯域音声信号との計N+M個の狭帯域音声信号の中で最大レベルのものを検出する最大狭帯域音声信号検出手段と、
最大レベルの狭帯域音声信号が第1の狭帯域復号手段によって得られたものである場合に、その狭帯域音声信号を広帯域音声信号に拡張した後、拡張によって得られた、最大レベルの狭帯域音声信号に係る狭帯域外部分だけを符号化して出力し、一方、最大レベルの狭帯域音声信号が第1の広帯域復号手段によって得られたものである場合に、その狭帯域音声信号が復号される前の狭帯域部分に対する符号化音声データと階層構造をなしていた狭帯域外部分に対する符号化音声データを出力する狭帯域外部分符号化音声データ選択手段と、
上記第1の狭帯域復号手段の復号で得られた狭帯域音声信号と、上記第1の広帯域復号手段の復号で得られた狭帯域音声信号とを混合する第1の混合手段と、
送信先端末が符号化狭帯域音声データの対応端末である場合に、上記第1の混合手段から出力された混合後の狭帯域音声信号を符号化する第1の狭帯域符号化手段と、
送信先端末が符号化広帯域音声データの対応端末である場合に、上記第1の混合手段から出力された混合後の狭帯域音声信号における狭帯域部分を符号化して狭帯域部分に対する符号化音声データを得、上記狭帯域外部分符号化音声データ選択手段で選択された狭帯域外部分に対する符号化音声データと共に、階層構造の符号化広帯域音声データとを構成させる第1の広帯域符号化手段と
して機能させることを特徴とする音声ミキシングプログラム。 - コンピュータをさらに、
入力された各符号化狭帯域音声データをそれぞれ復号する第2の狭帯域復号手段と、
入力された各符号化広帯域音声データをそれぞれ復号する第2の広帯域復号手段と、
上記第2の狭帯域復号手段の復号で得られたN個の狭帯域音声信号をそれぞれ、広帯域音声信号に拡張する帯域拡張手段と、
上記第2の広帯域復号手段の復号で得られた広帯域音声信号と、上記帯域拡張手段で得られた広帯域音声信号とを混合する第2の混合手段と、
送信先端末が符号化狭帯域音声データの対応端末である場合に、上記第2の混合手段から出力された混合後の広帯域音声信号を狭帯域音声信号へ変換する帯域制限手段と、
上記帯域制限手段から出力された狭帯域音声信号を符号化する第2の狭帯域符号化手段と、
送信先端末が符号化広帯域音声データの対応端末である場合に、上記第2の混合手段から出力された混合後の広帯域音声信号を符号化して階層構造の符号化広帯域音声データを得る第2の広帯域符号化手段と、
上記第1の狭帯域符号化手段からの符号化狭帯域音声データ又は上記第2の狭帯域符号化手段からの符号化狭帯域音声データを選択すると共に、上記第1の広帯域符号化手段からの符号化広帯域音声データ又は上記第2の広帯域符号化手段からの符号化広帯域音声データを選択する混合出力選択手段と
して機能させることを特徴とする請求項5に記載の音声ミキシングプログラム。 - 請求項1又は2に記載の音声ミキシング装置を有することを特徴とする音声会議システム。
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