JP5265798B1 - 判子、判子セット、判子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のアルファベットの小文字を、文字の上下方向の相対位置を保った状態で押印できる判子を提供する。
【解決手段】 アルファベットの小文字が印文とされた判子は、印文が刻まれた印面と、印面と反対側の上面とを有する。上面には、印文と同じ文字が表される。印面に刻まれた印文に対する、アルファベットのディセンダライン、ベースライン、ミーンラインおよびアセンダラインの4つの基準線うちの1つの基準線の位置と、判子の輪郭、または、判子に形成されたマークの位置とが整合している。
【選択図】図3

Description

本発明は、アルファベットの小文字が印文として刻まれた判子に関する。
初等教育においては、判子を用いた文字学習が行われることがある。例えば、五十音を構成する各文字に対応する複数の判子を用意しておき、子供に、押印すべき単語を指定する。子供は、指定された単語を構成する各文字の判子を探し出し、その単語を構成する文字をその順序で押印する。かかる作業によって、子供は、五十音を楽しみながら学ぶことができる。近年は、英語の早期教育の風潮が高揚しており、判子を用いたアルファベットの学習が行われることもある。
こうした判子を用いた文字学習において、平仮名や片仮名は、基本的には、文字の上下幅は、各文字に依らず一定である。このため、判子を押印する用紙に、1つの基準線を引けば、子供は、指定された単語を構成する各文字が、基準線に沿ってまっすぐに横に並ぶように押印できる。
実開平6−63336号公報
しかしながら、アルファベットの小文字は、文字によって、上下幅が異なる。より具体的には、文字によって、文字の上端や下端の相対位置が異なるように定められている。例えば、「g」の文字は、「a」の文字と比べると、上端位置は同じであるが、下端位置は、相対的に下方に位置する。このため、平仮名や片仮名と違って、複数の文字が、文字の上下方向の本来の相対位置(以下、単に相対位置とも呼ぶ)を保って横に並ぶように押印することができない。このような状況では、子供は、アルファベットの小文字に特有の相対位置を習得することができない。
このようなことから、複数のアルファベットの小文字を、上下の相対位置を保った状態で押印できる判子が求められる。また、かかる判子による押印作業は、できるだけ容易に行えることが望ましい。さらに、当該判子は、容易に製造できることが望ましい。
従来から、文字(印影)が傾かないようにするための位置決めマークが付された判子が種々知られている(例えば、上記の特許文献1)。しかし、これらは、文字の上部側を容易に把握するための方法や、円柱状の判子の周方向のずれを是正するための方法であり、上述の要求を満たすことはできない。上述した問題は、教育に使用する判子に限らず、アルファベットの小文字を押印する判子に共通の問題である。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、アルファベットの小文字が印文として刻まれた判子として提供される。この判子は、印文が刻まれた印面と、印面と反対側の上面とを有する。上面には、印文と同じ文字が表される。印面に刻まれた印文に対する、アルファベットのディセンダライン、ベースライン、ミーンラインおよびアセンダラインの4つの基準線うちの1つの基準線の位置と、判子の輪郭の位置、または、判子に付されたマークの位置とが整合している。
かかる形態によれば、文字が並ぶ方向に沿って用紙側基準線が表された押印用紙(押印するための用紙)に、用紙側基準線の位置と、判子に形成されたマークの位置とが整合するように位置合わせして押印することで、用紙側基準線の位置と、判子の1つの基準線の位置とも整合する。その結果、複数のアルファベットの小文字を、文字の上下方向の相対位置を保った状態で押印できる。
本発明の第2の形態として、第1の形態において、判子には、マークが付されていてもよい。判子の輪郭の位置、および、判子に付されたマークの位置のうちの、マークの位置が、1つの基準線の位置と整合していてもよい。かかる形態によれば、1つの基準線をベースライン、または、ミーンラインとしやすい。
本発明の第3の形態として、第2の形態において、1つの基準線は、ベースラインであってもよい。かかる形態によれば、文字が見やすく(読みやすく)並んだ押印物(押印された押印用紙)を得ることができる。また、かかる形態の判子を教育に使用すれば、押印物から、ベースラインを基準とした各文字の相対位置を好適に学ぶことができる。ベースラインは、アルファベットの小文字を書く上で基準となる重要な線であるので、有効な教育方法となる。
本発明の第4の形態として、第2または第3の形態において、マークは、上面に表された文字に付された1つの基準線を含んでもよい。かかる形態によれば、押印する者は、判子を把持しつつ、押印用紙の真上から押印用紙を見ながら、1つの基準線と用紙側基準線とを容易に整合させることができる。
本発明の第5の形態として、第2ないし第4のいずれかの形態の判子は、印面と上面とを両端面とし、印面と上面との間に側面が形成された、柱状形状を有していてもよい。マークは、側面のうちの印面側に付されてもよい。かかる形態によれば、押印する際の押印用紙に近い位置に1つの基準線が付されているので、押印する者は、側面を見ながら、1つの基準線と用紙側基準線とを容易に整合させることができる。
本発明の第6の形態として、第2ないし第4のいずれかの形態の判子は、印面と上面とを有する板状の底部と、底部のうちの上面に表された文字を避けた位置から、印面から上面に向かう方向に延びて形成された、把持するための把持部と、を有していてもよい。マークは、上面に表された文字に付された1つの基準線を含んでいてもよい。かかる形態によれば、押印する際には、押印用紙とマークが付された上面とは、極めて近接した状態となる。したがって、押印する者は、押印する際に、1つの基準線と用紙側基準線とを極めて容易に整合させることができる。
本発明の第7の形態として、第6の形態において、底部は、透明部材によって形成されてもよい。かかる形態によれば、1つの基準線と用紙側基準線とをいっそう容易に整合させることができる。しかも、刻まれた印文を上面側から確認できるので、押印される文字の押印用紙上での位置および大きさをイメージしやすい。
本発明の第8の形態として、第1ないし第7のいずれかの形態において、上面に表された印文と同じ文字は、印文と同じ大きさで表されていてもよい。押印される文字の押印用紙上での位置および大きさをイメージしやすい。
本発明の第9の形態は、第1ないし第8のいずれかの形態の判子を備えた判子セットとして提供される。この判子セットは、アルファベットの小文字を構成する26文字の各々が、1つの判子につき1文字の対応関係で印文として刻まれた、26個の判子を備える。かかる判子セットによれば、アルファベットで表される任意の単語を含む押印物を作成することができる。また、第1ないし第8のいずれかの形態と同様の効果を奏する。
本発明の第10の形態は、アルファベットの小文字が印文として刻まれた判子の製造方法として提供される。この製造方法は、印文が刻まれた印面が形成されたゴム部材と、印文と同じ文字が表されるための上面を有する基材とを用意する第1の工程と、基材の上面と反対側の面に、ゴム部材を接着する第2の工程と、ゴム部材が接着された基材のうちの、印面に刻まれた印文に対する、アルファベットのディセンダライン、ベースライン、ミーンラインおよびアセンダラインの4つの基準線うちの1つの基準線の位置と整合した位置に、マークを付す第3の工程とを備える。かかる製造方法によれば、第2の工程の後に、第3の工程によって、接着されたゴム部材に刻まれた印文に対する1つの基準線に整合する位置に、マークを付せばよいので、ゴム部材を接着する際の位置決め精度が問われない。したがって、判子を容易に製造できる。
本発明の実施例としての判子20に刻まれる、アルファベットの小文字の上下方向の相対位置を示す説明図である。 判子20を上面30a側から見た斜視図である。 判子20を印面41側から見た斜視図である。 第2実施例としての判子120を正面側から見た斜視図である。 判子120を側方側から見た斜視図である。
A.実施例:
図1は、本発明の実施例としての判子20に刻まれる、アルファベットの小文字(以下、単に、小文字とも呼ぶ)の上下方向の相対位置を示す。図示するように、小文字「a」〜「z」は、文字によって、上下方向の幅が異なり、また、文字ごとの相対位置も異なっている。これは、ディセンダラインDL、ベースラインBL、ミーンラインMLおよびアセンダラインALによって、文字ごとの形状が規定されているためである。なお、本願において、アルファベットとは、英語のアルファベットに限らず、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語など、種々の言語のアルファベットを含む。
小文字「a」〜「z」のうちの、a,c,e,i,m,n,o,r,s,u,v,w,x,zは、文字の下端がベースラインBLに位置し、上端がミーンラインMLに位置する(ただし、iの上部の点は除く)。このベースラインBLとミーンラインMLとの幅は、エックスハイトとも称される。一方、b,d,f,h,k,l,は、文字の上端が、アセンダラインALに位置する。g,j,p,q,yは、文字の下段が、ディセンダラインDLに位置する。tは、文字の上端がミーンラインMLとアセンダラインALとの中間に位置する。
判子20は、これらの小文字26文字を、1つの判子20につき1文字の対応関係で刻まれた26個の判子20を一組とする判子セットとして提供される。以下、判子20の構成について説明する。
図2および図3は、判子20の外観を示す。図示するように、判子20は、基材30とゴム部材40とを備えている。基材30は、1つの方向に延びる略角柱状に形成されており、当該1つの方向の両端部には、上面30aと、底面30bとが形成されている。上面30aと底面30bとの間には、4つの側面30c〜30fが形成されている。基材30は、押印の際に変形しない強度を有する任意の材料、例えば、木材、樹脂などで形成できる。
底面30bには、板状のゴム部材40が接着剤によって接着されている。図3に示すように、ゴム部材40のうちの、基材30と反対側の面には、印面41が形成されている。この例では、印文として「g」の文字が刻まれている。
印文「g」の上部側の側面30dには、溝状の切込32が、側面30cに直交する方向に沿って形成されている。この切込32は、側面30dが印文の上部側であることを容易に把握可能にするために形成される。
また、印文の横方向に対応する2つの側面30c,30eには、マーク33が形成されている。このマーク33は、印文「g」のベースラインBLに整合する位置に、印面41から上面30aに向かう方向に沿って付されている。このマーク33は、印面41および上面30aのうちの印面41側に偏って付されている。本実施例では、マーク33は、インクによって描画されている。
上面30aには、印文と同じ文字「g」が、同じ向きで表されている。本実施例では、文字「g」が印刷されたシール31が上面30aに張り付けてある。ただし、上面30aに直接、印刷されていてもよい。本実施例では、シール31に表された文字「g」は、印面41に刻まれた印文「g」と同じ大きさである。このシール31には、ディセンダラインDL、ベースラインBL、ミーンラインMLおよびアセンダラインALが、文字「g」に対して適切な位置に表されている。本実施例では、シール31に表されたベースラインBLは、印面41に刻まれた印文「g」のベースラインに整合している。すなわち、印文「g」の文字高さ方向において、シール31に表されたベースラインBLの位置と、マーク33の位置とは、一致している。こうすることによって、判子20を把持し、上面30aを上方から見ながら押印する際に、印影が形成される用紙上の位置をイメージしやすい。
かかる判子20によれば、判子を押印する用紙(以下、単に用紙とも呼ぶ)に表された基準線(以下、用紙側基準線とも呼ぶ)と、マーク33とが整合するように位置合わせしてから押印することによって、用紙側基準線をベースラインBLとする、適切な相対位置(図1参照)の小文字「a」〜「z」の印影を得ることができる。ベースラインBLが明示され、それに合わせて配置された小文字は、非常に読みやすく、また、文字ごとの相対位置の違いを一見して容易に把握できる。したがって、初等教育における小文字の教育に非常に適している。用紙側基準線は、白紙の用紙に、筆記具やプリンタなどで表してもよいし、ノートに印刷された罫線などを利用してもよい。
また、マーク33は、印面41側に付されているので、マーク33と用紙側基準線との距離が近く、両者を容易に位置合わせできる。しかも、マーク33は、2つの側面30c,30eに付されているので、いずれの側から見ても、位置合わせを行うことができる。
また、シール31に表される文字は、印文と同じ大きさであるので、押印される文字の用紙上での位置および大きさをイメージしやすい。また、シール31には、文字と併せて、ベースラインBL等が表示されているので、判子20を教育に使用する場合、所定の文字用の判子20を探し出す作業や、探し出した判子20を押印する作業などを通じて、文字とベースラインBL等との位置関係を自然に学習できる。シール31に、文字の各順を併せて表示することも有効である。
上述した判子20は、以下のようにして製造することができる。まず、印文が刻まれた印面41が形成されたゴム部材40と、当該印文と同じ文字が表されるための上面30aを有する基材30とを用意する。
次に、基材30の底面30bにゴム部材40を接着する。そして、ゴム部材40が接着された基材30のうちの、印面41に刻まれた印文に対するベースラインBLの位置と整合した位置に、マーク33を付す。最後に、上面30aのうちの、シール31に表されたベースラインBLとマーク33とが整合する位置に、シール31を貼りつける。こうして、判子20は完成する。
かかる製造方法によれば、接着されたゴム部材40に刻まれた印文に対するベースラインBLに整合する位置に、マーク33を付せばよいので、ゴム部材40を接着する際の位置決め精度が問われない。したがって、判子20を容易に製造できる。なお、印文に対するベースラインBLの位置と、シール31に表されるベースラインBLの位置とを整合させない場合には、シール31は、ゴム部材40を接着する前に予め上面30aに張り付けておいてもよい。
B.第2実施例:
図4および図5は、第2実施例としての判子120の外観を示す。以下では、主に、第1実施例と異なる点についてのみ説明する。図示するように、判子120は、基材130と、ゴム部材140とを備えている。基材130は、底部134と、把持部135とを備える。底部134は、板状形状を有しており、その底面130bには、ゴム部材140が接着されている。ゴム部材140のうちの、接着される側と反対の面には、印面141が形成されている。本実施例では、印文として「a」の文字が刻まれている(図示省略)。底部134の底面130bと反対側には、上面130aが形成されている。
上面130aには、実施例と同様に、印文「a」と同じ文字「a」が表されている。文字「a」には、ベースラインBL、ミーンラインMLおよびアセンダラインALが適切な位置に付されている。なお、図示は省略するが、印文が「g」の場合には、上面130aには、文字「g」が表され、ディセンダラインDL、ベースラインBLおよびミーンラインMLが付される。つまり、上面130aの大きさは、文字によって異なっていてもよく、また、文字が形成されない領域は、省略可能である。
上面130aに表された「a」に付された、ベースラインBL、ミーンラインMLおよびアセンダラインALのうち、ベースラインBLは、ミーンラインMLおよびアセンダラインALとは異なる色で表示される。このベースラインBLは、第1実施例のマーク33に相当するマーク133としての機能を果たす。
把持部135は、底部134のうちの、上面130aに表された文字「a」を避けた位置から、印面141から上面130aに向かう方向に延びて形成される。本実施例では、把持部135は、長板状に形成されている。また、把持部135は、上面130aのうちの文字「a」の上方側の端部から延びて形成される。把持部135は、押印者が基材130を把持する部位である。かかる位置に把持部135が形成されていることによって、押印者は、押印時に、手前側に130aを見ながら、つまり、把持部135が上面130aの視認性を阻害することなく、マーク133の位置合わせを行うことができ、便利である。
かかる把持部135は、湾曲部136と、平板部137とを備えている。湾曲部136の基端は、底部134と一体的に形成されており、湾曲部136の先端は、137と一体的に形成されている。湾曲部136は、背面側(底部134と反対の方向)に反った湾曲形状を有している。平板部137は、鉛直方向に平行な平板状である。本実施例では、把持部135(湾曲部136および平板部137)は、弾性を有する樹脂によって形成されている。押印者が平板部137を把持して、下方に押圧して捺印する際に、湾曲部136は、前方(背面と反対方向)に撓む。これにより、ゴム部材140の全面に押圧力が均一に作用しやすくなり、安定的に押印することができる。
かかる判子120によれば、用紙と、マーク133(ベースラインBL)が付された上面130aとは、押印する際には、僅かに、底部134およびゴム部材140の厚みに相当する距離だけ離れた状態となる。したがって、マーク133と用紙側基準線との位置合わせが極めて容易である。
C.変形例:
C−1.変形例1:
第1実施例において、ゴム部材40は、必ずしも必要なく、底面30bに印文が直接刻まれていてもよい。第2実施例についても同様である。
C−2.変形例2:
第2実施例において、底部134およびゴム部材140は、透明の部材で形成されていてもよい。こうすれば、マーク133と用紙側基準線とをいっそう位置合わせしやすくなる。さらに、上面130aには、文字が表されてなくてもよい。こうすれば、印面141の印文を上面側から確認できるので、押印される文字の用紙上での位置および大きさをイメージしやすい。なお、印面141にインクが付着した状態では、印文は、上面130a側からも容易に視認可能である。
かかる形態は、第1実施例においても適用可能である。ただし、第2実施例の方が、マーク133と用紙側基準線との距離が大幅に小さいので、上述した効果が著しく大きいことは勿論である。なお、印文が底面130bに刻まれる場合には、底部134が透明部材で形成されていればよい。
C−3.変形例3:
マーク33(133)は、インクに限らず、種々の方法で付すことができる。例えば、ライン状のシールや、ライン状のマークが印刷されたシールを張り付けてもよい。あるいは、側面30c,30eに溝を形成したり、突出部を形成したりしてもよい。
C−4.変形例4:
上述の実施形態では、印文のベースラインBLと、マーク33(133)との位置を整合させたが、ベースラインBLに代えて、ディセンダラインDL、ミーンラインMLおよびアセンダラインALのいずれかと、マーク33(133)との位置が整合されていてもよい。勿論、ディセンダラインDL、ベースラインBL、ミーンラインMLおよびアセンダラインALのうちの2以上のラインにそれぞれ対応する、2以上のマークが判子20(120)に付されていてもよい。
もとより、マーク33(マーク133)は、必須ではなく、上面30a(130a)の輪郭と、ディセンダラインDLまたはアセンダラインALとを整合させてもよい。第2実施例のように、文字によって、上面130aに表す文字領域が異なる場合には、文字によっては、上面130aの輪郭と、ベースラインBLやミーンラインMLとを整合させることも可能である。
D.他の形態:
上述した変形例2は、アルファベットの小文字が印文として刻まれた判子に限らず、任意の文字、記号、または、図形(絵、模様を含む)が刻まれた判子(スタンプ)として実現することも可能である。こうすれば、刻まれた文字等を上面側から確認できるので、押印される文字等の用紙上での位置および大きさをイメージしやすくする、という本分野の一般的な課題を解決できる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の組み合わせ、または、省略が可能である。
例えば、上述の第1実施例において、上面30aには、必ずしも印文と同じ文字が表されてなくてもよい。この場合、例えば、複数の判子20を識別するために、当該文字が側面30c〜30fの少なくとも1つに表されていてもよい。
20,120…判子
30,130…基材
30a,130a…上面
30b,130b…底面
30c,30d,30e,30f…側面
31…シール
32…切込
33,133…マーク
40,140…ゴム部材
41,141…印面
134…底部
135…把持部
136…湾曲部
137…平板部
DL…ディセンダライン
BL…ベースライン
ML…ミーンライン
AL…アセンダライン

Claims (10)

  1. アルファベットの小文字が印文として刻まれた判子であって、
    前記印文が刻まれた印面と、前記印面と反対側の上面とを有し、
    前記上面には、前記印文と同じ文字が表され、
    前記印面に刻まれた前記印文に対する、前記アルファベットのディセンダライン、ベースライン、ミーンラインおよびアセンダラインの4つの基準線うちの1つの基準線の位置と、前記判子の輪郭の位置、または、前記判子に付されたマークの位置とが整合した
    判子。
  2. 請求項1に記載の判子であって、
    前記判子には、前記マークが付され、
    前記判子の輪郭の位置、および、前記判子に付された前記マークの位置のうちの、該マークの位置が、前記1つの基準線の位置と整合した
    判子。
  3. 前記1つの基準線は、前記ベースラインである請求項2に記載の判子。
  4. 前記マークは、前記上面に表された前記文字に付された前記1つの基準線を含む請求項2または請求項3に記載の判子。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の判子であって、
    前記判子は、前記印面と前記上面とを両端面とし、前記印面と前記上面との間に側面が形成された、柱状形状を有し、
    前記マークは、前記側面のうちの前記印面側に付された
    判子。
  6. 請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の判子であって、
    前記判子は、
    前記印面と前記上面とを有する板状の底部と、
    前記底部のうちの前記上面に表された前記文字を避けた位置から、前記印面から前記上面に向かう方向に延びて形成された、把持するための把持部と
    を有し、
    前記マークは、前記上面に表された前記文字に付された前記1つの基準線を含む
    判子。
  7. 前記底部は、透明部材によって形成された請求項6に記載の判子。
  8. 前記上面に表された前記印文と同じ前記文字は、該印文と同じ大きさで表された請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の判子。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の判子を備えた判子セットであって、
    前記アルファベットの前記小文字を構成する26文字の各々が、1つの前記判子につき1文字の対応関係で、前記印文として刻まれた、26個の前記判子を備えた
    判子セット。
  10. アルファベットの小文字が印文として刻まれた判子の製造方法であって、
    前記印文が刻まれた前記印面が形成されたゴム部材と、前記印文と同じ文字が表されるための上面を有する基材とを用意する第1の工程と、
    前記基材の前記上面と反対側の面に、前記ゴム部材を接着する第2の工程と、
    前記ゴム部材が接着された前記基材のうちの、前記印面に刻まれた印文に対する、前記アルファベットのディセンダライン、ベースライン、ミーンラインおよびアセンダラインの4つの基準線うちの1つの基準線の位置と整合した位置に、マークを付す第3の工程と
    を備えた判子の製造方法。
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