JP5264457B2 - 物体検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像から検出対象物を検出する物体検出装置に関する。
画像内に検出対象物に対応した画像領域が含まれるか否かを検出する物体検出装置が知られている。
特許文献1には、識別対象のテンプレートを画像上の走査領域に対して順次ずらしながらマッチングするテンプレートマッチングの技術が開示されている。走査間隔を大きくとりつつ検出窓領域を走査してマッチング処理を行い、識別対象のテンプレートとの類似度が高いと現在よりも演算対象画素が多いレベルでマッチングを8つの近傍領域に対して行うことで、マッチング処理の高速化と精度向上を図っている。
特許文献2には、矩形領域を検出窓領域として、入力画像を順次走査して物体を検出する物体検出装置が開示されている。検出窓領域にて物体との類似性を算出し、類似度が十分に高ければ検出窓領域の走査間隔を広くし、類似度が十分に高くなければ走査間隔を短くする。
また、対象物体の存否を事前学習させた識別器に画像を入力し、画像中の対象物体を検出する物体検出装置が提案されている。例えば、特許文献3には、パーティクルフィルタを用いて人物を追跡する人物追跡装置であって、カスケード型識別器を用いて、カスケードの通過段数を人らしさの指標とする技術が開示されている。
特開平2−159682号公報 特許第3517518号公報 特開2008−26974号公報
ところで、画像から検出対象物が存在する位置をより高い精度で求めるためには検出窓領域を細かい走査間隔でずらしながらマッチングを行う必要がある。しかしながら、走査間隔を細かくすると処理負担が大きくなり、検出対象物を検出するまで時間が掛かる。一方、検出窓領域を大きな走査間隔でずらしながらマッチングを行うと、検出対象が存在するにも関わらず検出できない、いわゆる検出漏れが発生する原因となる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、処理負担の軽減と検出漏れをなくす物体検出装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの態様は、画像から検出対象物を検出する物体検出装置であって、前記画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部から入力された前記画像から検出窓が設定されている検出窓領域画像を取り込み、前記検出窓領域画像に前記検出対象物が存在しているか否かの判定と、その判定における前記検出対象物の存在の確からしさの度合いを示す信頼度と、を出力する識別器と、前記信頼度が高くなるほどその後の検出窓の走査間隔を短く設定する検出窓制御手段と、前記識別器からの出力に基づき前記検出対象物が存在するか否かを判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
ここで、前記検出窓制御手段は、前記走査間隔を前記検出窓の大きさを超えない範囲に設定することが好適である。
また、前記識別器は、前記検出窓領域画像と前記検出対象物とが類似している度合いを示す類似度を出力し、前記判定手段は、前記信頼度が所定値以上であり互いに重なり合っている前記検出窓領域画像、の中から前記類似度が高い前記検出窓領域画像を前記検出対象物の画像を含む検出対象画像と判定することが好適である。
また、前記識別器は、複数の強識別器が直列に接続されたカスケード型識別器を含み、当該直列に接続された複数の強識別器のそれぞれは、前記検出窓領域画像に前記検出対象物が存在するか否かの識別結果を出力し、前記カスケード型識別器において前記検出対象物が存在するとの識別結果を出力した強識別器のうち最後の段の強識別器の初段からの段数を前記信頼度とすることが好適である。なお、検出対象物が存在しないとの識別結果の出力を利用する場合は、識別結果を出力した強識別器の前段の段数としても同じである。
本発明によれば、物体検出装置において処理負担を軽減し、検出漏れをなくすことができる。
<第1の実施の形態>
本発明の実施の形態における物体検出装置1は、図1に示すように、画像取得部2、信号処理部3、記憶部4及び出力部5を含んで構成される。物体検出装置1は、監視空間を撮像した監視画像を取得し、画像内に撮像された人や物等の検出対象物を検出する。画像取得部2、信号処理部3、記憶部4及び出力部5は互いに情報伝達可能に接続される。
なお、本実施の形態では、画像内に写った人を検出対象物する例について説明する。ただし、これに限定されるものではなく、流通化に置かれる商品等の物品、通行する車等を検出する場合等にも適用することができる。
画像取得部2は、CCD素子やC−MOS素子等の撮像素子、光学系部品、アナログ/デジタル変換器等を含んで構成される所謂監視カメラを含む。また、画像取得部2は、インターネットのネットワークを介して画像を取得するものであってもよい。画像取得部2は、撮像した画像を信号処理部3へ送信する。画像を取得する間隔は一定の時間間隔でなくてもよい。また、取得する画像は固定した場所を撮像したものでなくてもよい。
画像は、例えば、幅320ピクセル、高さ240ピクセル、各ピクセルがR(赤)、G(緑)、B(青)をそれぞれ256階調で表現したカラー画像である。
信号処理部3は、CPU、DSP、MCU、IC等の演算回路を含んで構成される。信号処理部3は、画像取得部2、記憶部4及び出力部5と情報伝達可能に接続される。信号処理部3は、検出窓領域選択手段30、検出窓制御手段32、識別器34及び判定手段36等の各手段での処理を記述したプログラムを記憶部4から読み出して実行することによりコンピュータを各手段として機能させる。
信号処理部3は、図2の上図に示すように、画像取得部2より入力画像200から検出対象物を検出する。説明の都合上、画像200の左上を原点X=0,Y=0とし、横方向にX軸、縦方向にY軸とし、X軸は右方向、Y軸は下方向に正に増加するものとする。入力画像200には、領域203,204の位置に検出対象物(人)が写っており、矩形201,202は検出窓領域を示している。
物体検出装置1は、検出窓領域を少しずつずらしながら走査し、検出窓領域に人が写っている否かを判定する。矢印は、検出窓領域をずらす際の左上の座標を示すものであり、検出窓領域は画像200全体を漏れなく探索するように走査する。領域203,204にある矩形は、検出処理の結果、人であると判定された検出窓領域(人候補領域)を示す。人が写っている画像領域付近では、人であると判定される検出窓領域が複数出てくる場合があるが、検出窓領域をまとめる処理を行うことで最終的な検出窓領域(図2中の太線:人領域)を得る。
検出窓領域選択手段30は、検出窓領域の幅と高さを決定する。画像内に様々な大きさで写る人に対応するため検出窓領域の幅と高さを変更しながら、検出窓領域を走査して画像内に人が写っているか否かを判定する。なお、検出窓領域の幅と高さは、検出対象物の画像上での大きさを考慮して、予め記憶部4に1又は複数を記憶している。ただし、予め幅と高さを記憶していなくとも、所定の規則に従って決定してもよい。
検出窓制御手段32は、検出窓領域をずらす間隔(走査間隔)を決定し、決定した走査間隔に基づいて検出窓領域をずらす。
識別器34は、検出窓領域内の画像がどれだけ人に似ているか、類似度を計算する。類似度は、図3に示す処理手順で計算される。まず、検出窓切出手段310にて入力画像から検出窓領域が切り出され、カスケード型識別器320に入力される。カスケード型識別器320は、強識別器321,322,323のような複数の強識別器が直列に並んだ識別器である(ここではN個の識別器が直列に並んでいる例を示す)。個々の識別器は、ヒストグラム・オブ・オリエンティッド・グラディエント(HOG:Histograms of Oriented Gradients)特徴(Navneet Dalal and Bill Triggs, Histograms of Oriented Gradients for Human Detection, In Proceedings of IEEE Conference Computer Vision and Pattern Recognition 2005)を用いてアダブースト(AdaBoost)で予め学習させる。すなわち、検出対象物である人の様々な立位状態の画像と人が写っていない画像を大量に用意し、各画像に対して検出対象物の画像であるか否か正解付けを行っておき、これらのデータを用いて両者が識別できるようにアダブーストに学習させる。類似度を計算するときは、各識別器は、入力された画像からHOG特徴を計算し、アダブーストで選択された特徴量より類似度を計算する。
強識別器321〜323はあらかじめ計算する順序が決まっており、最初に計算する強識別器321が1、次に計算する強識別器322が2・・・のように各強識別器には計算する順番と同じ番号を割り当てる。
各識別器321〜323は、検出窓領域として切り出された画像を入力とし、類似度を計算する。最先の識別器321以外の識別器322,323等は、前段で計算された類似度が閾値より大きい場合のみ(図中Tの矢印)、類似度を計算する。閾値以下の場合(図中Fの矢印)、類似度と信頼度を類似度・信頼度管理手段330に出力し、検出窓領域の大きさ(幅、高さ)と中心座標と共に判定情報履歴40として記録する。
閾値は、例えば0に設定し、0より大きければ人に似ており、0以下であれば人に似ていないと判定する。また、信頼度とは、検出窓領域として切り出された画像に検出対象物の存在の確からしさの度合いであって、検出窓領域の走査間隔を設定する際に用いる。例えば、カスケード型識別器320において検出対象物が存在する(図中T)との識別結果を出力した強識別器のうち最後の段となる強識別器の番号(初段からの段数)とする。なお、最終段の強識別器323で判定を行う際には、閾値より大きい場合(図中Tの矢印)及び閾値以下の場合(図中Fの矢印)のいずれにおいても類似度、信頼度、検出窓領域の大きさ(幅、高さ)と中心座標を類似度・信頼度管理手段330に出力し、判定情報履歴40として記録する。
判定手段36は、判定情報履歴40として記憶されている検出窓領域の大きさ(幅、高さ)と中心座標、類似度及び信頼度(強識別器の識別番号)を用いて、最終的に画像内のどこに人が写っているかを決定する。
判定情報履歴40に含まれるデータの中で、信頼度がカスケード型識別器320に含まれる強識別器の最終段の識別番号に一致し、かつ類似度が閾値より大きいデータを抽出し人候補領域とする。人候補領域がない場合は入力画像中に人領域はないということで終了する。
人候補領域があった場合、検出窓領域の大きさと中心座標を用いて、一定以上(例えば、検出窓領域の面積の半分以上)の領域が重なっている人候補領域を纏める。纏めた人候補領域の中で類似度が一番高い検出窓領域を人領域として選択する。纏めた領域毎に選択された検出窓領域を人領域とし、出力部5に選択された検出窓領域の情報を出力する。
記憶部4は、ROMやRAM等のメモリ装置で構成される。記憶部4は、信号処理部3からアクセス可能に接続される。記憶部4は、各種プログラム、各種データを記憶することができ、信号処理部3からの要求に応じてこれらの情報を読み書きする。記憶部4は、類似度・信頼度管理手段330として機能し、判定情報履歴40として検出窓領域の大きさ(幅、高さ)と中心座標、類似度及び信頼度の4つの情報を関連付けて記憶する。判定情報履歴40は、検出窓制御手段32、識別器34、判定手段36において必要に応じて読み書きされる。
出力部5は、報知音を出力する音響出力手段や入力画像を表示する表示手段を含んで構成することができる。判定手段36で人領域が検出された場合、スピーカー、ブザー等の音響出力手段で警報を鳴らしたり、ディスプレイ等の外部表示装置に入力画像を表示したりする。また、出力部5は、コンピュータをネットワークや電話回線に接続するためのインターフェースを含んでもよい。この場合、出力部5は、電話回線やインターネット等の情報伝達手段を介して、センタ装置(図示しない)に入力画像や人領域の情報を送出する。なお、センタ装置は、画像内の検出対象物を監視するセンタ等に設置されるホストコンピュータである。
以下、物体検出装置1における処理について、図1の機能ブロック図並びに図5〜8のフローチャートを参照しつつ説明する。
ステップS10では、画像取得部2において画像を取得し、信号処理部3に画像が送信される。画像の取得タイミングは決まった時間間隔でもよいし、外部から何らかの要求があったタイミングであってもよい。
ステップS20では、検出窓領域の大きさ(幅と高さ)を決定する。検出窓領域の大きさを予め設定した複数の大きさに順次変更しつつ、各大きさの検出窓領域で画像全体を走査する。また、本実施の形態では検出窓領域は矩形としたので大きさとして幅と高さのみを決定すればよいが、検出窓領域は任意の形状であってよく、その場合には形状と大きさを決定する。この処理は検出窓領域選択手段30にて行われる。
ステップS30からステップS50の処理は、ステップS20で設定した検出窓領域の大きさで画像全体を走査し終わるまで繰り返す。
ステップS30では、前回の検出窓領域で判別の際に求めた信頼度を用いて検出窓領域の走査間隔を求める。信頼度とは、上記のとおり、カスケード型識別器320において検出対象物が存在する(図中T)との識別結果を出力した強識別器のうち最後の強識別器に割り当てられた番号(初段からの段数)である。この処理は検出窓制御手段32で行う。
具体的には、判定情報履歴40に格納されている前回の検出窓領域で判定した信頼度を読み出し、対応する走査間隔を予め用意した対応表により選択する。図4に対応表400の例を示す。
図2の下図は、入力画像200のY=y1において、検出窓領域を1ピクセルずつX方向にずらした時に判定した信頼度がどのように変化するかをグラフ210として示す。人が写り込んでいる領域に近づくにつれ、カスケード型識別器320において検出対象物が存在するとの識別結果を出力する識別番号(信頼度)が大きくなり、人が写り込んでいる領域から離れるにつれ識別番号(信頼度)が小さくなる。このことより、信頼度が小さい場合にはその検出窓領域の画像は人に似ておらず、信頼度が大きい場合には人に似ているといえ、対応表400は信頼度が小さいほど走査間隔は大きく、信頼度が大きいほど走査間隔は小さくなるように設定する。また、走査間隔は0(ピクセル)より大きく、検出窓領域の幅又は高さよりも小さくする。
例えば、入力画像が幅320ピクセル、高さ240ピクセル、検出窓領域が幅64ピクセル、高さ128ピクセル、カスケード型識別器320の強識別器の段数が13である場合、V1=8,V2=8,V3=7,V4=7,V5=6,V6=6,V7=6,V8=5,V9=5,V10=5,V11=4,V12=4,V13=4とする。
なお、ステップS20で検出窓領域の大きさを変更した直後、すなわち画像に対する新たな検出窓領域での走査開始時には走査間隔は予め設定した初期値とする。
ステップS40では、検出窓領域の位置を決定する。この処理は検出窓制御手段32でなされる。検出窓領域の位置決定方法について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、検出窓領域の左上の座標を開始点と呼び、決定すべき検出窓領域の開始点を(SX,SY)、前回の検出窓領域の開始点を(BX,BY)とする。
ステップS401では、検出窓領域の大きさが変更されたか否かの判定を行う。検出窓領域の大きさが変更された直後の場合は、ステップS405において検出窓領域の開始点(SX,SY)を(0,0)に設定してステップS50に移行する。検出窓領域の大きさ変更後、初めての処理でない場合にはステップS402へ移行する。
ステップS402では、前回の検出窓領域の開始点(BX,BY)を読み出す。ステップS403では、ステップS402で読み出した前回の検出窓領域の開始点(BX,BY)から画像の右端まで走査したか否かを判定する。前記の検出窓領域で画像の右端まで走査が終了した場合、すなわち検出窓領域の右端BX+W(但し、Wは検出窓領域の幅)が画像の右端に一致した場合にはステップS406において検出窓領域の開始点を(SX,SY)=(0,BY+q)と設定し、ステップS50へ移行する。ただし、qは予め定めた定数とする。例えば、入力画像が幅320ピクセル、高さ240ピクセルの場合にはq=4ピクセルに設定する。右端まで走査していない場合にはステップS404に移行する。
ステップS404では、ステップS30で決定した走査間隔だけX方向に検出窓領域をずらし、Y方向にはずらさないように検出窓領域の開始点を(SX,SY)を決定する。すなわち、検出窓領域の開始点(SX,SY)=(BX+ステップS30で決定した走査間隔,BY)とする。その後、ステップS50に移行する。
ステップS50では、ステップS40にて設定された検出窓領域内の画像がどれだけ人に似ているかを示す類似度を求める。これは、図3に示したカスケード型識別器320の識別処理であり、識別器34にてなされる。識別処理について図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS501では、現在の検出窓領域からHOG特徴量を計算する。ただし、この処理はステップS10とステップS20との間で、入力画像の各ピクセルのエッジの強度と角度を計算し、エッジの角度毎のインテグラル画像を作成しておくことでより高速に計算することが可能になる。
ステップS502では、すべての強識別器を調査し終わったか否かの判定を行う。すべての強識別器で調査し終わった場合はステップS505に移行し、終わっていない場合にはステップS503に移行し、次の強識別器での調査を行う。ステップS503では、検出窓領域内の画像が人に似ているか否かを判定するための類似度を計算する。
ステップS504では、ステップS503において計算した類似度が予め設定した閾値より大きいか否かを判定する。閾値より大きい場合にはステップS502に移行し、閾値以下の場合にはステップS505に移行する。ステップS505では、検出窓領域の大きさ(幅と高さ)と中心座標、類似度及び信頼度を関連付けて判定情報履歴40として記録し、ステップS60に移行する。
ステップS60では、すべての大きさの検出窓領域について検出処理が終了したか否かを判定する。すべての大きさの検出窓領域について調査が終わった場合はステップS70に処理を移行させ、そうでない場合はステップS20に処理を戻す。
ステップS70では、ステップS50で求めた判定情報履歴40に記憶されている各検出窓領域の大きさ(幅と高さ)、中心座標、類似度及び信頼度から最終的に人が写っている位置を決定する。この処理は判定手段36でなされる。
ステップS701〜S702の処理はステップS50で求めた判定情報履歴40として記憶されているすべての検出窓領域について行う。ステップS701では、信頼度がカスケード型識別器320に含まれる強識別器の最終段の識別番号に一致し、かつ類似度が閾値より大きいか否かを判定し、条件を満たす場合にはステップS702に移行し、そうでない場合には次の検出窓領域について判定を行う。ステップS702では、ステップS701で条件を満たした検出窓領域を人候補領域に追加する。
判定情報履歴40に記憶された情報に対してステップS701〜S702を繰り返すことで求められた人候補領域は、図2に示すように、人が写っている領域の近くに領域203,204のように複数抽出される場合がある。ステップS703〜S705では、複数の人候補領域から人領域を最終的に選択する。
ステップS703では、人候補領域として抽出された検出窓領域の大きさと中心座標を用いて、一定以上(例えば、検出窓領域の面積の半分以上)の領域が重なっている人候補領域をグループとして纏める。ステップS704では、ステップS703で作成されたグループ毎に人候補領域の中で類似度が一番高い検出窓領域を人領域として選択する。ステップS705では、ステップS704で選択された検出窓領域を人領域とし、ステップS80に移行する。
ステップS80では、ステップS70において判定された人領域を基に、人領域が1つでもあれば、判定された人領域の検知窓情報を画像と共に異常信号として出力する。この処理は出力部5にてなされる。
なお、本実施の形態では、カスケード型識別器320の各識別器における判定によって定められる信頼度に応じてX方向への走査間隔を変更するものとしたが、同様にY方向への走査間隔を変更するものとしてもよい。例えば、1走査ライン前の各検出窓領域におけるカスケード型識別器320からの信頼度の出力を平均化し、その値に応じて次の走査ラインの開始点(SX,SY)を決定する際のqの値を変更すればよい。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、第1の実施の形態における識別器34の構成のみが異なる。本実施の形態における識別器34は、図9に示すように、並列に接続した強識別器の数によって人領域の判定を行う。すなわち、第1の実施の形態ではカスケード型識別器320においていずれかの強識別器が人でないと判定した時点で処理を終了するものとしたが、本実施の形態ではすべての強識別器にて識別処理を行い、検索窓領域が人を含むと判定した強識別器の数がそうでないと判定した強識別器の数よりも多い場合に人を含むと判定した識別器の数を信頼度として判定手段36に出力する。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、第1の実施の形態における識別器34の構成のみが異なる。本実施の形態における識別器34は、予め画像上の人が有する形状、輝度、エッジ情報等のパラメータを含む特徴情報をテンプレートとして記憶部4に記憶しておき、検出窓領域の画像と特徴情報との類似度を算出し、類似度をその検出窓領域の人らしさの信頼度として判定手段36に出力する。
以上のように、上記各実施の形態によれば、画像からの物体検出において処理負担を軽減し、検出漏れをなくすことができる。
また、本実施の形態では、物体検出装置1の各部の機能を1つのコンピュータで実現する態様を説明したがこれに限定されるものではない。物体検出装置1の各部の機能は一般的なコンピュータをプログラムにより制御することによって実現できるものであり、これらの装置の各機能を適宜組み合わせて1つのコンピュータで処理させてもよいし、各機能をネットワーク等で接続された複数のコンピュータで分散処理させてもよい。
本発明の実施の形態における物体検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 物体の検出処理を説明する図である。 本発明の実施の形態における識別器の構成を示す図である。 本発明の実施の形態における対応表の例を示す図である。 本発明の実施の形態における物体検出装置での処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における物体検出装置での検出窓領域の位置設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における物体検出装置での識別処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における物体検出装置での判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における識別器の構成を示す図である。
符号の説明
1 物体検出装置、2 画像取得部、3 信号処理部、4 記憶部、5 出力部、30 検出窓領域選択手段、32 検出窓制御手段、34 識別器、36 判定手段、40 判定情報履歴、200 入力画像、201,202 検出窓領域、203,204 領域、310 検出窓切出手段、320 カスケード型識別器、321,322,323 強識別器、330 類似度・信頼度管理手段、400 対応表。

Claims (3)

  1. 画像から検出対象物を検出する物体検出装置であって、
    前記画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部から入力された前記画像から検出窓が設定されている検出窓領域画像を取り込み、前記検出窓領域画像に前記検出対象物が存在しているか否かの判定と、その判定における前記検出対象物の存在の確からしさの度合いを示す信頼度と、を出力する識別器と、
    前記信頼度が高くなるほどその後の検出窓の走査間隔を短く設定する検出窓制御手段と、
    前記識別器からの出力に基づき前記検出対象物が存在するか否かを判定する判定手段と、
    を有し、
    前記識別器は、複数の強識別器が直列に接続されたカスケード型識別器を含み、当該直列に接続された複数の強識別器のそれぞれは、前記検出窓領域画像に前記検出対象物が存在するか否かの識別結果を出力し、
    前記カスケード型識別器において前記検出対象物が存在するとの識別結果を出力した強識別器のうち最後の段の強識別器の初段からの段数を前記信頼度とすることを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記検出窓制御手段は、前記走査間隔を前記検出窓の大きさを超えない範囲に設定することを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記識別器は、前記検出窓領域画像と前記検出対象物とが類似している度合いを示す類似度を出力し、
    前記判定手段は、前記信頼度が所定値以上であり互いに重なり合っている前記検出窓領域画像の中から前記類似度が高い前記検出窓領域画像を前記検出対象物の画像を含む検出対象画像と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の物体検出装置。
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