JP5262465B2 - アンテナビームパターン制御方法、基地局装置、及び無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナビームパターン制御方法、基地局装置、及び無線通信システムに関する。
無線通信システムにおいて、基地局装置(以下、「基地局」)または端末局装置(以下、「端末局」)は、他の基地局や他の端末局からの電波により干渉を受ける場合がある。
図15(A)〜同図(D)は干渉経路の例を示す図である。例えば、図15(A)に示すように、隣接セルが同じチャネル(又は同じ周波数)を使用するとき、セル端の端末局600‐1は隣接セルの基地局500‐2から下り回線において干渉を受ける場合がある。また、同図(B)に示すように、基地局500‐1は、セル内の端末局600‐1の上り回線において隣接セルの端末局600‐2から干渉を受ける場合もある。同図(C)及び(D)に示すように、さらにTDD(Time Divisional Duplex:時分割複信)方式による無線通信方式を利用した場合の干渉経路もある。
このような干渉を回避して周波数の有効利用を図るため、スマートアンテナ技術がある。スマートアンテナ技術としては、例えば、端末局の移動に合わせてアンテナビームパターンの主軸を端末局の移動に合わせて移動させたり(アンテナビームフォーミング)、複数のアンテナビームパターンの中からアンテナビームパターンを端末局の移動に合わせて切り換えたりする(マルチビームアンテナ)などがある。
この種のアンテナ技術を用いた従来例として以下の特許文献がある。
特開2007‐13611号公報
しかし、高速に移動する列車などの端末局にアンテナビームパターンを向けさせるためには、基地局は端末局にアンテナを追従させるために膨大な処理を高速で行うこととなる。
また、複数のアンテナビームパターンからアンテナビームパターンを切り換えるためには、基地局はビームパターンの切り換えを高速に行って、高速に移動する端末局にビームパターンを合わせることとなる。
上述の特許文献1はアンテナビームパターンを作成するために受信S/N比や自局位置など種々の判断基準を用いており、その分だけ処理が遅くなる。
そこで、目的の一つは、アンテナビームパターンを高速で切り換えることのできるアンテナビームパターン制御方法、基地局装置、及び無線通信システムを提供することにある。
また、他の目的の一つは、干渉を防止したアンテナビームパターン制御方法等を提供することにある。
一態様によれば、端末局装置と無線通信を行う基地局装置におけるアンテナビームパターン制御方法において、前記端末局装置から送信された送信信号に基づいて前記端末局装置の位置を検出するステップと、前記位置情報または前記端末局装置の該基地局装置の無線通信エリアの通過時刻情報に基づいて出力信号を出力するステップと、前記出力信号に基づいて、第1のアンテナビームパターン群又は第2のアンテナビームパターン群に含まれるいずれか一つのアンテナビームパターンを生成するステップとを備え、前記第2のアンテナビームパターン群は、第1のアンテナビームパターン群に含まれるアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含む。
また、他の態様によれば、端末局装置と無線通信を行う基地局装置において、前記端末局装置から送信された送信信号に基づいて前記端末局装置の位置を検出する検出部と前記位置情報または前記端末局装置の該基地局装置の無線通信エリアの通過時刻情報に基づいて出力信号を出力する時刻監視部と、前記出力信号に基づいて、第1のアンテナビームパターン群又は第2のアンテナビームパターン群に含まれるいずれか一つのアンテナビームパターンを生成するアンテナビームパターン生成部とを備え、前記第1及び第2のアンテナビームパターン群に夫々含まれる前記アンテナビームパターンは隣接するアンテナビームパターンと各々重複範囲を有し、前記第2のアンテナビームパターン群は第1のアンテナビームパターン群に含まれる各アンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含む。
さらに、他の態様によれば、端末局装置と基地局装置とで無線通信を行う無線通信システムにおいて、前記端末局装置は第1又は第2の方向を移動し、前記基地局装置は前記端末局装置の移動経路上に配置され、さらに、前記基地局装置は、前記端末局装置から送信された送信信号に基づいて前記端末局装置の位置を検出する検出部と、前記位置情報または前記端末局装置の該基地局装置の無線通信エリアの通過時刻情報に基づいて出力信号を出力する時刻監視部と、前記出力信号に基づいて、第1のアンテナビームパターン群又は第2のアンテナビームパターン群に含まれるいずれか一つのアンテナビームパターンを生成するアンテナビームパターン生成部とを備え、前記第1及び第2のアンテナビームパターン群に夫々含まれる前記アンテナビームパターンは隣接するアンテナビームパターンと各々重複範囲を有し、前記第2のアンテナビームパターン群は第1のアンテナビームパターン群に含まれる各アンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含む。
アンテナビームパターンを高速で切り換えることのできるアンテナビームパターン制御方法、基地局装置、及び無線通信システムを提供することができる。また、干渉を防止したアンテナビームパターン制御方法等を提供することができる。
以下、図面を参照して実施するための最良の形態を説明する。
図1は無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、基地局100‐1,100‐2と、端末局200‐1,200‐2、及びセンター局300とを備える。無線通信システム10において、例えば基地局100‐1と端末局200‐1間は無線区間である。センター局300は、基地局100‐1,100‐2と端末局200‐1,200‐2の不具合等を監視し、種々の制御を行う。
本実施例において、端末局200は高速で移動する列車などであり、その移動経路は既知で短期的なタイムスケールでは変更がなく、移動方向も2方向(上り方向と下り方向)でランダムな変動もなく、さらに移動スケジュールが運行表などによって決められている。
また、本実施例において、基地局100は例えば線路沿いに設置された基地局である。
図2は、基地局100‐1〜100‐3と端末局(列車)200とを備える無線通信システム10の構成例を示す図である。各基地局100‐1〜100‐3は、例えば180degのアンテナカバレッジ範囲を有し、端末局200の移動に合わせてマルチ(複数の)ビームアンテナの中で、適用するアンテナのビームパターンを切り換えて無線通信を行う。
図3は基地局100の構成例を示す図である。基地局100は、パス到来方向検出部110と、パス到来方向監視部120と、時刻監視部140と、ウェイト制御部160と、アンテナビームパターン生成部180とを備える。
パス到来方向検出部110は、複数の掛算器111‐1〜111‐n(nは2以上の整数)と、加算器112と、時間平均部113と、DoA推定部114とを備える。
掛算器111‐1〜111‐nは、隣接する受信アンテナ181‐1〜181‐nからの受信信号を掛け合わせ、加算器112に出力する。
加算器112は、各掛算器111‐1〜111‐nからの信号を加算し、時間平均部113に出力する。
時間平均部113は、加算器112からの信号に対してある一定時間の時間平均θmを求め、DoA推定部114に出力する。
DoA推定部114は、時間平均θmに基づいて、端末局200のパス到来方向θを推定する。DoA推定部114はパス到来方向θ(端末局200の位置)に対応する信号をパス到来方向監視部120に出力する。
パス到来方向監視部120は、パス到来方向検出部110からの信号に基づいて、端末局200が時刻ダイヤ通りに移動しているか、移動速度が遅くなっていないか、端末局200は停止していないか等を検出し、その情報を時刻監視部140に出力する。
時刻監視部140は、パス到来方向監視部120からの情報と、列車時刻ダイヤなどから、端末局200が基地局100のマルチビームアンテナの無線通信エリアに到着する到着時刻や、端末局200の位置等を検出し、特定の時刻になるとウェイト制御部160に選択信号を出力する。
ウェイト制御部160は、選択信号に基づいてウェイト信号を生成し、アンテナビームパターン生成部180に出力する。アンテナビームパターン生成部180は、このウェイト信号に基づいて種々のアンテナビームパターンを生成する。
また、ウェイト制御部160は緊急信号が入力されると、端末局200の状態に合わせたアンテナビームパターンが生成されるようなウェイト信号を出力する。さらに、ウェイト制御部160はマニュアル設定信号が入力されると、アンテナビームパターンを手動で選択する(又は切り換える)ことができ、選択に応じたウェイト信号を出力する。
アンテナビームパターン生成部180は、複数の受信アンテナ181‐1〜181‐nと、複数の掛算器182‐1〜182‐nと、加算器183とを備える。
各受信アンテナ181‐1〜181‐nは、端末局200からの送信信号を受信する。
各掛算器182‐1〜182‐nは、各受信アンテナ181‐1〜181‐nからの受信信号とウェイト制御部160からのウェイト信号とを掛け合わせ、ウェイト信号に応じた重み付けの受信信号を出力する。
加算器183は、各掛算器182‐1〜182‐nからの信号を加算し、所望のアンテナビームパターンを生成し出力する。
本実施例の基地局100は、3種類のアンテナビームパターンを切り換えることができるものとする。もちろん、2種類、又は4種類以上のアンテナビームパターン間で切り換えるようにしてもよい。図4(A)〜同図(D)はアンテナビームパターンの例を示す図である。
これらの図に示すように、例えば、最も広い第1の群に含まれるアンテナビームパターン(BP0)と、第2の群に含まれるアンテナビームパターン(BP1〜BP3)と、最も狭い第3の群に含まれるアンテナビームパターン(BP11〜BP33)がある。
第1の群に含まれるアンテナビームパターン(BP0)は、例えば、−10〜190degまでの200deg程度の幅をカバー範囲とする。
第2の群に含まれるアンテナビームパターン(BP1〜BP3)は、第1の群に含まれるアンテナビームパターン(BP0)を3分割した3個のアンテナビームパターンBP1〜BP3からなる。BP1は、例えば−10〜70deg、BP2は60〜130deg、BP3は120〜190degまでの範囲をそれぞれカバーする。図5はアンテナビームパターンBP2の一例を示す図である。
ここで、第2の群に含まれるアンテナビームパターン(BP1〜BP3)はそれぞれ5〜10deg程度のオーバーラップ部分(重複範囲)を有する。これは、例えばアンテナビームパターンをBP1からBP2に切り換えるとき、処理を行っている間に高速で移動する端末局200にアンテナビームパターンの切り替えを追従できるようにするためである。したがって、アンテナビームパターンを分割することには、各アンテナビームパターンが重複範囲を有さないようにする(ストリクトな分割)ことの他に、各アンテナビームパターンが一部重複範囲を有することも許容する(ノンストリクトな分割)こともできる。さらに、分割により得られるアンテナビームパターンを合成すると、元のアンテナビームパターンのカバーする角度範囲相当となる場合だけでなく、元のアンテナビームパターンに対してカバーする角度範囲が減少又は増加する場合を含めることができる。
第3の群に含まれるアンテナビームパターン(BP11〜BP33)は、第2の群に含まれるアンテナビームパターン(BP1〜BP3)の各々をさらに3分割し、30deg幅のアンテナビームパターンとなっている。この第3の群のアンテナビームパターン(BP11〜BP33)も各々オーバーラップ部分を有する。
このように本実施例において、アンテナビームパターンは3種類の全部で15個のアンテナビームパターンを有し、基地局100はアンテナビームパターン群間で切り替えを行う。基地局100はアンテナカバレッジ範囲をこれらのアンテナビームパターンによってカバーする。なお、アンテナビームパターンの個数は一例であり、第2及び第3のアンテナビームパターンは4分割や5分割等したアンテナビームパターンから構成されてもよい。
図6は、パス到来方向監視部120と時刻監視部140とウェイト制御部160の構成例を示す図である。
パス到来方向監視部120は、速度検出部121と、速度比較部122と、遅延検出部123と、NOR回路124を備える。
速度検出部121は、パス到来方向検出部110からのθ信号(パス到来方向信号)をサンプリング周期で微分することで端末局200の速度を検出する。
速度比較部122は、速度検出部121で検出した端末局200の速度を閾値(運行表などによる予め分かっている移動速度)と比較し、閾値と同じ(通常と同じ)か、閾値より早い(通常より早い)か、閾値より遅い(通常より遅い)か、を判定してその結果をクロック選択部147に出力する。また、速度比較部122は端末局200の速度に基づいて、端末局200が止まっているか否かを検出し、止まっている場合は例えば「1」、止まっていない場合は例えば「0」をNOR回路124に出力する。
遅延検出部123は、θ信号と、実際に設定されたアンテナビームパターンがカバーするθ’信号とを比較し、θ’信号の中にθ信号が含まれている場合は「0」、含まれていない場合は「1」を出力する。すなわち、遅延検出部123は検出したパス到来方向θ(例えば20deg)が実際に設定したアンテナビームパターンの範囲内(−10〜60deg)にあるか否かを検出することで、端末局200の到着時刻の遅延を検出する。
NOR回路124は、速度比較部122の出力信号と遅延検出部123の出力信号とのNORを出力する。すなわち、NOR回路124は、端末局200が正常に移動し(速度比較部122の出力が「0」)、かつ、端末局200が設定したアンテナビームパターンの範囲内に位置するとき(遅延検出部123の出力が「0」)のとき、「1」(カウント許可信号)を出力する。そうでないとき、NOR回路124は「0」(カウント不許可信号)を出力する。
時刻監視部140は、クロック発生部141と、時刻スタンプ142と、アンテナビームパターン変更タイミング発生部(以下、変更タイミング発生部)143、アンテナビームパターン選択部144と、θ変換部145と、分周器146と、クロック選択部147と、カウント動作制御部148を備える。
クロック発生部141は、時刻スタンプを作成するためのクロック発生源であり、例えば10Hz程度のクロックを発生する。
時刻スタンプ142は、クロック発生部141からのクロックに基づいて時刻スタンプ(××時××分××秒)を作成する。
変更タイミング発生部143は、時刻スタンプと、列車の時刻ダイヤの情報とに基づいて、列車(端末局200)が基地局100の受信範囲に入ったタイミングを示すタイミング信号を生成する。
アンテナビームパターン選択部144は、変更タイミング発生部143からタイミング信号が入力されたとき、初期のアンテナビームパターンをプリセット(例えば、アンテナビームパターンをBP0からBP1にプリセット)するための選択信号をウェイト制御部160に出力する。また、アンテナビームパターン選択部144は、カウント動作制御部148からクロック信号が入力されたとき、当該クロックに対応するアンテナビームパターンを選択するための選択信号を出力する。
θ変換部145は、アンテナビームパターン選択部144からの選択信号を、パス到来方向θ’を示すθ’信号に変換して出力する。
分周器146は、クロック発生部141からのクロックを分周して、例えば1/2分周、1/4分周、1/8分周した各クロック信号を出力する。
クロック選択部147は、速度比較部122からの出力に対応するクロック信号を選択する。クロック選択部147は、例えば、速度比較部122から「通常より早い」こと示す出力信号が入力されたとき、「1/2」分周したクロック信号を選択し、「通常より遅い」ことを示す出力信号が入力されたとき、「1/8」分周したクロック信号を選択する。
カウント動作制御部148は、NOR回路124からカウント許可を示す信号(例えば「1」)が入力されたとき、クロック選択部147からのクロック信号をアンテナビームパターン選択部144に出力し、カウント不許可を示す信号(例えば、「0」)が入力されるとクロック信号を出力しない。
ウェイト制御部160は、第1〜第3のウェイト発生部161〜163と、ウェイト切換部164を備える。
第1のウェイト発生部161は、外部から入力されたウェイトマニュアル設定信号に基づいて所望のアンテナビームパターンがアンテナビームパターン生成部180で生成されるようにウェイト信号を出力する。第1のウェイト発生部161は、例えば、ウェイトマニュアル設定信号に基づいて、アンテナビームパターンBP0,BP1〜BP3,BP11〜BP33の13個のいずれかのアンテナビームパターンが生成されるようにウェイト信号を出力する。
第2のウェイト発生部162は、アンテナビームパターン選択部144からの選択信号に基づいて、当該選択信号に対応するビームパターンがアンテナビームパターン生成部180で生成されるようにウェイト信号を出力する。第2のウェイト発生部162は、例えば、ビームパターンBP1〜BP3が生成されるウェイト信号を出力する。
第3のウェイト発生部163は、パス到来方向検出部110からの到来方向(θ信号)に基づいて、到来方向に対応するビームパターンが生成されるようにウェイト信号を出力する。例えば、第3のウェイト発生部163は、ビームパターンBP11〜BP33が生成されるようなウェイト信号を出力する。
ウェイト切換部164は、緊急/正常信号と、速度比較部122からの出力信号とに基づいて、第1〜第3のウェイト発生部161〜163から出力されたウェイト信号のうちいずれかを選択し出力する。
ウェイト切換部164は、例えば、外部から緊急信号が入力され(緊急/正常信号が緊急を示す「1」)、端末局200が「止まっている」(速度比較部122からの信号が「止まっている」を示す「1」)とき、第1のウェイト発生部161からのウェイト信号を選択して出力する。
また、ウェイト切換部164は、例えば、外部から緊急信号が入力され、端末局200が「正常」(速度比較部122からの信号が「正常」を示す「0」)のとき、第1のウェイト発生部161からのウェイト信号を選択する。
さらに、ウェイト切換部164は、例えば外部から緊急信号が入力されず(緊急/正常信号が正常を示す「0」)、端末局200が「止まっている」とき、第3のウェイト発生部163からのウェイト信号を選択する。
さらに、ウェイト切換部164は、例えば外部から緊急信号が入力されず、端末局200が「正常」のとき、第2のウェイト発生部162からのウェイト信号を選択する。
次に基地局100の動作を説明する。図7〜図11は基地局100の動作例を示すフローチャートである。なお、本実施例において隣接基地局は互いに異なる周波数を使用するものとし、端末局200は列車とする。
図7に示すように、基地局100は本処理を開始すると(S10)、緊急事態か否かを判断する(S11)。基地局100は、例えばウェイト切換部164に緊急信号が入力されたか否かで判断する。緊急信号は例えばセンタ局300から入力されてもよいし、マニュアルで基地局100に入力されてもよい。例えば、基地局100のセル範囲内に位置する端末局200に事故などの緊急事態が発生する場合などである。
基地局100は緊急事態であると判断したとき(S11でYes)、緊急事態が発生している基地局100の両隣の基地局が閉鎖され、基地局100は両隣の基地局が使用する周波数帯域(例えば全周波数帯域)を使用する(図8のS121)。基地局100は両隣の基地局が使用する周波数を利用できるため、緊急事態である端末局200を配下に有する基地局100は多くのデータを送受信でき、例えば当該端末局200の情報を他の端末局等から得ることができる。例えば、センター局300が制御信号を基地局100や両隣の基地局に送信することで両隣の基地局の閉鎖されたり、全周波数の使用が許可される。
また、基地局100は緊急事態と判断したとき(S11でYes)、特定のアンテナビームパターンを選択し設定する(図8のS122)。基地局100のウェイト切換部164は第1のウェイト発生部161からのウェイト信号を選択して出力することで、アンテナビームパターン生成部180は特定のアンテナビームパターンを生成する。
なお、S121とS122の処理は双方とも行われてもよいし、どちらか一方のみ行われてもよい。
一方、基地局100は緊急事態でないと判断したとき(S11でNo)、列車が通過する時間か否かを判断する(S13)。例えば、時刻監視部140の変更タイミング発生部143は、時刻スタンプ142からの時刻と、内部に保持した列車の時刻ダイヤ情報とを比較することで列車がエリアを通過する時刻か否かを判断する。
列車が通過する時間でないとき、すなわち上り列車も下り列車も通過時間でないとき(S13でNo)、基地局100はウェイト制御部160によりアンテナビームパターンBP0を設定し(S15)、S10の処理に戻る。例えば、アンテナビームパターン選択部144がプリセットされた選択信号を出力しないときに、第2のウェイト発生部162はアンテナビームパターンBP0のウェイト信号を出力するため、ウェイト制御部160はこのウェイト信号を出力することでアンテナビームパターンBP0を設定できる。
一方、列車が通過する時間のとき、すなわち上り列車又は下り列車のどちらか一方でも通過する時間のとき(S13でYes)、基地局100は上り列車と下り列車の両方が通過するか、片方のみ通過するかを判断する(S14)。S13と同様に変更タイミング発生部143により判断できる。
片方のみ列車が通過する時刻のとき(S14で「片方」)、基地局100は自身の使用可能な全周波数(例えば、(f1+f2))を使用し(S16)、上り列車にアンテナビームパターンBP1、下り列車にアンテナビームパターンBP3を設定する(S17)。例えば、変更タイミング発生部143は上り列車(又は下り列車)が基地局100のカバレッジ範囲に入るタイミングでタイミング信号をアンテナビームパターン選択部144に出力する。アンテナビームパターン選択部144は第2のウェイト発生部162でビームパターンBP1(又はBP3)を生成するためのウェイト信号を出力する。このように、基地局100は第1の群に含まれるアンテナビームパターンBP0から第2の群に含まれるアンテナビームパターンBP1等に切り替えを行っている。
なお、S13からS17までの処理は時刻ダイヤ等による時刻情報に基づいてアンテナビームパターンが設定される。よって、到来方向θの受信を待って処理を行う場合と比較して処理を早くでき、高速で移動する端末局200に追従してアンテナビームパターンを切り換えることができる。後述するS30〜S32も同様である。
次いで、基地局100は、列車が自身のカバレッジ範囲に到着する時刻の一定時間前(例えば3分)からアンテナビームパターンをBP1(又はBP3)に設定し(図9のS18)、当該エリアへの到着時刻が予定時間を過ぎたか否かを検出する(S19)。すなわち、基地局100は時刻ダイヤに基づいてアンテナビームパターンをBP1(又はBP3)に設定し、列車が実際に入るまでの間そのままBP1(又はBP3)に設定し、実際に列車がエリアに入る時刻を検出する。
例えば、パス到来方向監視部120の遅延検出部123は、列車が送信する信号を基地局100が受信するとパス到来方向検出部110からパス到来方向θ(θ信号)が入力され、設定されたアンテナビームパターンの範囲θ’にあれば、その時刻が到着時刻となる。なお、列車は通常運行状態でも遅延する場合もあるため、基地局100は所定時間待って(例えば3分)、S19の処理を行う。
列車が予定時間を過ぎてもエリアに到着しないとき(S19でYes)、処理はS10へ移行する。
一方、列車がエリアに到着したとき(S19でNo)、時刻ダイヤを列車の到着時刻に合わせて更新し、新たな時刻ダイヤに合わせてアンテナビームパターンを変化させる(S20)。
例えば、変更タイミング発生部143は位置と時間を含む時刻管理テーブル(又は時刻ダイヤ)を有し、速度比較部122からの出力(「止まっている」信号や「通常より早い」信号等)により時刻管理テーブル等を更新する。また、時刻監視部140は列車の速度に応じたクロックを生成し、そのクロックに応じてアンテナビームパターンを選択し、ウェイト制御部160は当該パターンとなるウェイトを出力する。よって、時刻監視部140が時刻ダイヤを更新し、パス到来方向監視部120と時刻監視部140、及びウェイト制御部160が列車に移動に合わせてアンテナビームパターンを変化させることができる。
次いで、基地局100は列車が時刻通りに運行しているか否かを判断する(S21)。例えば、パス到来方向の遅延検出部123により判断される。
列車が時刻通りに運行していないとき(S21でNo)、基地局100は列車が止まっているか否かを検出する(S24)。例えば、パス到来方向監視部120の速度比較部122により検出される。
列車が止まっているとき(S24でYes)、基地局100はアンテナビームパターンを最も狭い第3の群に含まれるパターン(ビームパターンBP11〜BP33)に変更する(S25)。例えば、ウェイト切換部164は速度比較部122からの信号(「止まっている」)に基づいて第3のウェイト発生部163からのウェイトに切り換えることで、ビームパターンが変更される。このように、基地局100は第2の群に含まれるアンテナビームパターンBP1〜BP3から第3の群に含まれるアンテナビームパターンBP11〜BP33に切り換える。
次いで、基地局100は、列車が動き出したことを検出した場合、アンテナビームパターンを元に戻し(ここでも第3の群から第2の群に含まれるアンテナビームパターンに切り換えられる)、時刻ダイヤを更新する(S26)。例えば、ウェイト切換部164は速度比較部122からの信号(「正常」)に基づいて第2のウェイト発生部162からのウェイトに切り換える。また、例えば変更タイミング発生部143は時刻管理テーブルを速度比較部122からの出力に基づいて更新することで時刻ダイヤを更新する。
一方、列車が止まっていないとき(S24でNo)、処理は再びS20に移行する。
また、列車が時刻通りに運行しているとき(S21でYes)、基地局100はアンテナビームパターンを列車の移動に合わせて変化させる(S22)。例えば、クロック選択部147は列車の移動に合わせてクロックを選択し、アンテナビームパターン選択部144はそのクロックに基づいてアンテナビームパターンを選択することで、基地局100はアンテナビームパターンを変化させる。基地局100は、上り列車の場合、例えばBP1→BP2→BP3とアンテナビームパターンを変化させ、下り列車の場合、例えばBP3→BP2→BP1と変化させる。
次いで、またはS26の処理の後、基地局100は列車が基地局100のエリアの範囲外に移動したとき、初期のアンテナビームパターン(例えばBP0)を設定する(S23)。例えば、遅延検出部123は列車がアンテナビームパターンの範囲外に移動したことを検出したとき、カウント動作制御部148はカウント不許可信号が入力され、クロック信号を出力しない。アンテナビームパターン選択部144は、このときBP0のアンテナビームパターンを生成するようにウェイト制御部160に信号を出力する。
次いで、処理はS10に移行して上述した処理を繰り返す。
一方、時刻監視部140で上り列車と下り列車の両方を検出したとき(S14で「両方」)、基地局100は自身に割り当てられた周波数(例えば、f1+f2)を2分割し、一方(例えば、f1)を上り列車、他方(例えば、f2)を下り列車に割り当てる(S30)。
次いで、ウェイト制御部160は、上り列車にアンテナビームパターンBP1を設定し、移動に合わせてBP2→BP3と変化させる(S31)。下り列車に対して、ウェイト制御部160はアンテナビームパターンBP3を設定し、移動に合わせてBP2→BP1と変化させる。ウェイト制御部160はS22と同様の処理を行う。
次いで、基地局100は、図9に示すS18〜S26までの処理と同一の処理を行う(S32)。但し、基地局100は2つに分割した周波数を用いて上り列車と下り列車に対して処理を行う。
次いで、基地局100は、上り列車又は下り列車のうちどちらか一方が基地局100のエリアの外に移動したか否かを判断する(図10のS33)。基地局100はS23と同様の処理を行う。
上り列車または下り列車のどちら一方が範囲外に移動したとき(S33でYes)、基地局100はエリア内に残る列車に基地局100に割り当てられた全周波数(例えば、f1+f2)を割り当てる(S34)。
次いで、下り列車も上り列車も双方が基地局100のエリア外に移動したとき、処理はS10に移行する(S35)。
一方、上り列車も下り列車も基地局100のエリア内に位置するとき(S33でNo)、処理はS32に移行する。
図11(A)〜図13(C)はアンテナビームパターンの制御の例を示す図である。本例では、上り列車が0degから180degへと移動し、下り列車が180degから0degへと移動する。また、本例では上り列車と下り列車は基地局100のアンテナ受信可能範囲(エリア)に「10:00」に入り、「10:18」に出て、1分間で10deg移動するものとする。時刻管理テーブルは、例えばこれらの図に示された項目のうち「位置」と「時刻ダイヤ」を含む。
図11(A)は、上り列車が基地局100を通過する前に基地局100のウェイト制御部160がアンテナビームパターンをBP0に設定する例を示す図である(図7のS13でNo、S15)。同図に示すように、基地局100のウェイト制御部160は、時刻「10:00」の前にアンテナビームパターンをBP0に設定する。
図11(B)は、上り列車が基地局100のエリアを移動し、基地局100のウェイト制御部160がアンテナビームパターンをBP1に設定する例を示す図である(図7のS14で「片方」、S16〜S17)。このとき、基地局100は基地局100自身に割り当てられた全周波数(「f1+f2」)を上り列車に割り当てて使用する。
図11(C)は、上り列車と下り列車が両方同時に基地局100のエリアに移動した場合の例を示す図である(図7のS14で「両方」、S30〜S32)。同図(C)に示すように、基地局100は上り列車に「f1」、下り列車に「f2」を割り当てる。
図12(A)は、上り列車又は下り列車のどちらか一方が基地局100のエリア外に移動した場合の例を示す図である(図10のS33〜S35)。同図(A)に示すように、下り列車は時刻「10:00」に「100deg」に位置するが、上り列車は同時刻に「0deg」に位置する。そのため、基地局100は時刻「10:00」までの間、下り列車に全周波数(f1+f2)を割り当てる。同様に、時刻「10:10」を過ぎると、基地局100は上り列車に全周波数(f1+f2)を割り当てる。
図12(B)は、上り列車が予定時刻を過ぎても基地局100のエリア内に移動しなかった場合の例を示す図である(図9のS19でYes)。この場合、基地局100のウェイト制御部160はアンテナビームパターンをBP1からBP0に変更する。
図12(C)は、基地局100が上り列車の到着を検出後、時刻ダイヤを更新する例を示す図である(図9のS19でNo、S20)。同図(C)の例では、上り列車が1分遅延し、基地局100の変更タイミング発生部143は1分だけ遅延した時刻ダイヤに更新する。そして、ウェイト制御部160はこの更新した(オフセットをかけた)時刻ダイヤに基づいてアンテナビームパターンをBP1〜BP3と順次変更する。
図13(A)は、パス到来方向監視部120により上り列車が停止していることを検出した場合にアンテナビームパターンを変更する例を示す図である(図9のS24でYes、S25)。同図(A)の例は、ウェイト制御部160はアンテナビームパターンをBP1から最も狭い範囲のビームパターンBP12に変更する。
図13(B)は、上り列車が停止した後、再び動き出した場合の例を示す図である(図9のS26)。この場合、ウェイト制御部160はアンテナビームパターンをBP12からBP1に変更する。
図13(C)は、上り列車が時刻通りに運行している場合に、上り列車の移動に合わせてアンテナビームパターンを変更させる例を示す図である(S21でYes、S22〜S23)。基地局100のウェイト制御部160は、アンテナビームパターンを列車の移動に合わせてBP2からBP3に変更し、エリア外に上り列車が移動すると、最も広い範囲のBP0に変更する。
本実施例の基地局100は、端末局200が高速で移動する場合でも最適なアンテナビームパターンを形成しているため他の端末局や基地局からの干渉を回避できる。基地局100は、列車の移動に合わせて検出範囲が異なる複数種類のうちいずれかのアンテナビームパターンを選択するため、他の端末局等からの干渉を回避できる。
他の例について説明する。図14は基地局100の他の構成例を示す図である。さらにデータ再生部190とGPS情報抽出部191とを備える。基地局100は、端末局200で測定したGPS情報を受信する。データ再生部190は受信信号からデータを再生し、GPS情報抽出部191はGPS情報を抽出しパス到来方向監視部120に出力する。パス到来方向監視部120はパス到来方向θに代わり、端末局200の位置情報であるGPS情報により端末局200の移動等を検出する。
上述したいずれの例においても、アンテナビームパターンは第1〜第3の群に含まれるアンテナビームパターンの例で説明した。4種類、5種類等さらに多くの種類のアンテナビームパターンを用いてもよい。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
端末局装置と無線通信を行う基地局装置におけるアンテナビームパターン制御方法において、
前記端末局装置から送信された送信信号に基づいて前記端末局装置の位置を検出するステップと、
前記位置情報または前記端末局装置の通過時刻情報に基づいて出力信号を出力するステップと、
前記出力信号に基づいて、第1のアンテナビームパターン群又は第2のアンテナビームパターン群に含まれるいずれか一つのアンテナビームパターンを生成するステップと
を備え、
前記第2のアンテナビームパターン群は、第1のアンテナビームパターン群に含まれるアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含むことを特徴とするアンテナビームパターン制御方法。
(付記2)
前記第1及び第2のアンテナビームパターン群に夫々含まれるアンテナビームパターンは隣接するアンテナビームパターンと各々重複範囲を有することを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記3)
前記出力信号出力ステップは、前記通過時刻情報に基づいて前記端末局装置が通過する時刻でないとき、通過時刻でないことを示す出力信号を出力し、
前記アンテナビームパターン生成ステップは、当該出力信号に基づいて、最大の受信幅を有するアンテナビームパターンを生成することを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記4)
前記出力信号出力ステップは、前記通過時刻情報に基づいて、前記端末局装置が第1の方向から前記基地局装置のアンテナの受信可能範囲内に入るとき、当該受信可能範囲に入ることを示す出力信号を出力し、
前記アンテナビームパターン生成ステップは、当該出力信号に基づいて、前記第1のアンテナビームパターン群のうち前記第1の方向を受信可能範囲とするアンテナビームパターンを生成し、
さらに、前記基地局装置に割り当てられた全帯域の周波数を前記端末局装置に割り当てる、
ことを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記5)
前記出力信号出力ステップは、前記通過時刻情報に基づいて、前記端末局装置が第1方向及び第2の方向から前記基地局装置のアンテナの受信可能範囲内に入るとき、当該受信可能範囲内に入ることを示す出力信号を出力し、
前記アンテナビームパターン生成ステップは、当該出力信号に基づいて、前記第1のアンテナビームパターン群のうち、前記第1及び第2の方向をそれぞれ受信可能範囲とするアンテナビームパターンを生成し、
さらに、前記基地局装置に割り当てられた全帯域の周波数のうち2分割した周波数を、前記第1及び第2の方向からの各前記端末局装置にそれぞれ割り当てる、
ことを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記6)
さらに、前記第1又は第2の方向のいずれかの前記端末局装置が前記基地局装置のアンテナの受信可能範囲外に移動したとき、前記全帯域の周波数を、前記受信可能範囲内にある前記第1又は第2の方向からのいずれかの前記端末局装置に割り当てる、
ことを特徴とする付記5記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記7)
前記アンテナビームパターン生成ステップは、前記検出ステップで前記端末局装置が前記通過時刻を過ぎても前記基地局装置のアンテナ受信可能範囲内に位置しないことが検出されたとき、最大幅の受信可能範囲を有するアンテナビームパターンを生成することを特徴とする付記3記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記8)
前記出力信号ステップは、前記位置検出ステップで前記端末局装置が前記通過時刻を過ぎて前記基地局装置のアンテナ受信可能範囲内に位置することが検出されたとき、前記通過時刻情報を遅延した時刻分オフセットすることを特徴とする付記4記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記9)
前記アンテナビームパターン生成ステップは、前記位置検出ステップで前記端末局装置が前記基地局装置のアンテナ受信可能範囲内で停止したことが検出されたとき、前記第2のアンテナビームパターン群からいずれか一つのアンテナビームパターンを生成することを特徴とする付記8記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記10)
前記アンテナビームパターン生成ステップは、前記位置検出ステップで前記端末局装置の移動が検出されたとき、前記第1のアンテナビームパターン群のいずれか一つのアンテナビームパターンを生成することを特徴とする付記9記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記11)
前記アンテナビームパターン生成ステップは、前記位置検出ステップで前記端末局装置が前記基地局装置のアンテナ受信可能範囲外に移動したことが検出されたとき、最大幅の受信可能範囲を有するアンテナビームパターンを生成することを特徴とする付記4記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記12)
前記送信信号は前記端末局装置で検出されたGPS情報を含むことを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記13)
さらに、緊急信号が入力されたとき、前記基地局装置と隣接する他の基地局装置に割り当てられた周波数と、前記基地局装置に割り当てられた周波数とを前記端末局装置に割り当てる、
ことを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記14)
前記アンテナビームパターン生成ステップは、緊急信号が入力されたとき、前記第1又は第2のアンテナビームパターン群に含まれるいずれか一つの前記アンテナビームパターンを手動で選択されて、当該アンテナビームパターンを生成することを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記15)
前記端末局装置は第1又は第2の方向を移動し、
前記基地局装置は前記端末局装置の移動経路上に配置されることを特徴とする付記1記載のアンテナビームパターン制御方法。
(付記16)
端末局装置と無線通信を行う基地局装置において、
前記端末局装置から送信された送信信号に基づいて前記端末局装置の位置を検出する検出部と
前記位置情報または前記端末局装置の該基地局装置の無線通信エリアの通過時刻情報に基づいて出力信号を出力する時刻監視部と、
前記出力信号に基づいて、第1のアンテナビームパターン群又は第2のアンテナビームパターン群に含まれるいずれか一つのアンテナビームパターンを生成するアンテナビームパターン生成部と
を備え、
前記第2のアンテナビームパターン群は第1のアンテナビームパターン群に含まれる各アンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含むことを特徴とする基地局装置。
(付記17)
前記端末局装置は第1又は第2の方向を移動し、前記基地局装置は前記端末局装置の移動経路上に配置されることを特徴とする付記16記載の基地局装置。
(付記18)
前記第1及び第2のアンテナビームパターン群に夫々含まれるアンテナビームパターンは隣接するアンテナビームパターンと各々重複範囲を有することを特徴とする付記16記載の基地局装置。
(付記19)
端末局装置と基地局装置とで無線通信を行う無線通信システムにおいて、
前記端末局装置は第1又は第2の方向を移動し、
前記基地局装置は前記端末局装置の移動経路上に配置され、
さらに、前記基地局装置は、前記端末局装置から送信された送信信号に基づいて前記端末局装置の位置を検出する検出部と、前記位置情報または前記端末局装置の該基地局装置の無線通信エリアの通過時刻情報に基づいて出力信号を出力する時刻監視部と、前記出力信号に基づいて、第1のアンテナビームパターン群又は第2のアンテナビームパターン群に含まれるいずれか一つのアンテナビームパターンを生成するアンテナビームパターン生成部とを備え、前記第2のアンテナビームパターン群は第1のアンテナビームパターン群に含まれる各アンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含むことを特徴とする無線通信システム。
(付記20)
前記第1及び第2のアンテナビームパターン群に夫々含まれるアンテナビームパターンは隣接するアンテナビームパターンと各々重複範囲を有することを特徴とする付記19記載の無線通信システム。
図1は無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は無線通信システムの他の構成例を示す図である。 図3は基地局の構成例を示す図である。 図4(A)〜同図(D)はアンテナビームパターンの例を示す図である。 図5はBP2のアンテナビームパターンの例を示す図である。 図6はパス到来方向監視部、時刻監視部、ウェイト制御部の各構成例を示す図である。 図7は基地局の動作例を示すフローチャートである。 図8は基地局の動作例を示すフローチャートである。 図9は基地局の動作例を示すフローチャートである。 図10は基地局の動作例を示すフローチャートである。 図11(A)〜同図(C)はアンテナビームパターンの制御例を示す図である。 図12(A)〜同図(C)はアンテナビームパターンの制御例を示す図である。 図13(A)〜同図(C)はアンテナビームパターンの制御例を示す図である。 図14は基地局の他の構成例を示す図である。 図15(A)〜同図(D)は干渉経路の例を示す図である。
符号の説明
10 無線通信システム、 100(100‐1〜100‐3) 無線基地局装置(基地局)、 110 パス到来方向検出部、 120 パス到来方向監視部、 121 速度検出部、 122 速度比較部、 123 遅延検出部、 124 NOR回路、 140 時刻監視部、 143 アンテナビームパターン変更タイミング発生部、 144 アンテナビームパターン選択部、 147 クロック選択部、 148 カウント動作制御部、 160 ウェイト制御部、 161〜163 第1〜第3のウェイト発生部、 164 ウェイト切換部、 180 アンテナビームパターン生成部、 181‐1〜181‐n 受信アンテナ、 182‐1〜182‐n 掛算器、 183 加算器、 190 データ再生部、 191 GPS情報抽出部、 200(200‐1〜200‐2) 端末局装置(端末局)

Claims (10)

  1. 端末局装置と無線通信を行う基地局装置におけるアンテナビームパターン制御方法において、
    前記基地局装置において、前記端末局装置から送信された送信信号を検出する前は、前記端末局装置が前記基地局装置の無線通信エリアを通過する通過時刻情報に基づいて、アンテナビームパターンを第1のアンテナビームパターン群に含まれる第1のアンテナビームパターンに設定し、
    前記基地局装置において、前記端末局装置から送信された送信信号を検出したときは、前記送信信号によって検出された前記端末局装置の速度に応じて、アンテナビームパターンを前記第1のアンテナビームパターンから、前記第1のアンテナビームパターン群に含まれる第2のアンテナビームパターン、又は第2のアンテナビームパターン群に含まれる第3のアンテナビームパターンに変更し、
    前記第1のアンテナビームパターン群は、第4のアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含み、前記第2のアンテナビームパターン群は、前記第1のアンテナビームパターン群に含まれるアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含むことを特徴とするアンテナビームパターン制御方法。
  2. 前記第1及び第2のアンテナビームパターン群に夫々含まれるアンテナビームパターンは隣接するアンテナビームパターンと各々重複範囲を有することを特徴とする請求項1記載のアンテナビームパターン制御方法。
  3. 前記第4のアンテナビームパターンは、最大の受信幅を有するアンテナビームパターンであることを特徴とする請求項1記載のアンビームパターン制御方法。
  4. 前記基地局装置において、前記通過時刻情報に基づいて、前記端末局装置が第1の方向から前記基地局装置の無線通信エリアの受信可能範囲内に入るとき、前記第1のアンテナビームパターン群に含まれる、前記第1の方向を受信可能範囲とする前記第1のアンテナビームパターンに設定し、
    さらに、前記基地局装置に割り当てられた全帯域の周波数を前記端末局装置に割り当てる、
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナビームパターン制御方法。
  5. 前記基地局装置において、前記通過時刻情報に基づいて、前記端末局装置が第1方向及び第2の方向から前記基地局装置の無線通信エリアの受信可能範囲内に入るとき、前記第1のアンテナビームパターン群に含まれる、前記第1及び第2の方向をそれぞれ受信可能範囲とする前記第1及び第5のアンテナビームパターンに設定し
    さらに、前記基地局装置に割り当てられた全帯域の周波数のうち2分割した周波数を、前記第1及び第2の方向からの各前記端末局装置にそれぞれ割り当てる、
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナビームパターン制御方法。
  6. さらに、前記第1又は第2の方向のいずれかの前記端末局装置が前記基地局装置のアンテナの受信可能範囲外に移動したとき、前記全帯域の周波数を、前記受信可能範囲内にある前記第1又は第2の方向からのいずれかの前記端末局装置に割り当てる、
    ことを特徴とする請求項5記載のアンテナビームパターン制御方法。
  7. 前記基地局装置において、前記通過時刻情報に基づいて、前記端末局装置が前記通過時刻を過ぎても前記基地局装置のアンテナ受信可能範囲内に位置しないことを検出したとき、最大幅の受信可能範囲を有する前記第4のアンテナビームパターンを生成することを特徴とする請求項4記載のアンテナビームパターン制御方法。
  8. 前記基地局装置において、前記通過時刻情報に基づいて、前記端末局装置が前記通過時刻を過ぎて前記基地局装置のアンテナ受信可能範囲内に位置することを検出したとき、前記通過時刻情報を遅延した時刻分オフセットし、オフセットした前記通過時刻情報に基づいて、アンテナビームパターンを前記第1のアンテナビームパターンに設定することを特徴とする請求項4記載のアンテナビームパターン制御方法。
  9. 端末局装置と無線通信を行う基地局装置において、
    前記端末局装置から送信された送信信号を検出する検出部と
    前記基地局装置の無線通信エリアを通過する通過時刻情報を記憶するメモリと、
    前記検出部において前記送信信号を検出する前は、前記通過時刻情報に基づいて、アンテナビームパターンを第1のアンテナビームパターン群に含まれる第1のアンテナビームパターンに設定し、前記検出部において前記送信信号を検出したときは、前記送信信号によって検出された前記端末局装置の速度に応じて、アンテナビームパターンを前記第1のアンテナビームパターンから、前記第1のアンテナビームパターン群に含まれる第2のアンテナビームパターン、又は第2のアンテナビームパターン群に含まれる第3のアンテナビームパターンに変更するアンテナビームパターン生成部とを備え、
    前記第1のアンテナビームパターン群は第4のアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含み、前記第2のアンテナビームパターン群は前記第1のアンテナビームパターン群に含まれるアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含むことを特徴とする基地局装置。
  10. 端末局装置と基地局装置とで無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    前記端末局装置から送信された送信信号を検出する検出部と、
    前記基地局装置の無線通信エリアを通過する通過時刻情報を記憶するメモリと、
    前記検出部において前記送信信号を検出する前は、前記通過時刻情報に基づいて、アンテナビームパターンを第1のアンテナビームパターン群に含まれる第1のアンテナビームパターンに設定し、前記検出部において前記送信信号を検出したときは、前記送信信号によって検出された前記端末局装置の速度に応じて、アンテナビームパターンを前記第1のアンテナビームパターンから、前記第1のアンテナビームパターン群に含まれる第2のアンテナビームパターン、又は第2のアンテナビームパターン群に含まれる第3のアンテナビームパターンに変更するアンテナビームパターン生成部とを備え、前記第1のアンテナビームパターン群は第4のアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含み、前記第2のアンテナビームパターン群は前記第1のアンテナビームパターン群に含まれるアンテナビームパターンを分割したアンテナビームパターンを含み、前記基地局装置は前記第1、第2、または第3のアンテナビームパターンを用いて前記端末局装置と無線通信を行うことを特徴とする無線通信システム。
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