JP5262339B2 - 画像情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報処理システムにおけるユーザ・インタフェースの技術に関する。
画像情報を処理する装置には、記憶性の表示媒体に画像を表示させるものがある。ここで記憶性の表示媒体とは、電力供給が遮断されても表示内容を維持する媒体である。このような表示媒体のうち、特に薄いものは、電子ペーパーと呼ばれることがある。記憶性の表示媒体としては、液晶方式や電子粉流体方式、マイクロカプセル方式などがあるが、一般的に書き換え速度が遅いため、書き換え速度を向上させる技術が種々開発されている。例えば、特許文献1には、現在表示されている画像と変更後の画像とに基づいて、ディスプレイの少なくとも一部の画像が更新される更新領域を決定し、この決定された領域についてのみディスプレイを書き換えることで、書き換え速度を向上させる技術が記載されている。
特開2007−10970号公報
本発明の課題は、画像情報処理システムにおいて、操作に用いる操作画像を高速に表示させることである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る画像情報処理システムは、表示装置と、前記表示装置に着脱自在な制御装置とを具備し、前記表示装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線とが交差する位置にそれぞれ対応して設けられた複数の画素と、ユーザの操作を受け付けて該操作に応じた操作信号を出力する操作手段と、前記複数の走査線を構成する複数の走査線群の各々に対応して設けられ、対応する各走査線群に含まれる複数の走査線のそれぞれを駆動する複数の走査線駆動手段と、前記複数のデータ線を構成する複数のデータ線群の各々に対応して設けられ、対応する各データ線群に含まれる複数のデータ線のそれぞれを駆動する複数のデータ線駆動手段とを備え、前記制御装置は、前記操作手段が出力する操作信号を受け取って、該操作信号によって指示される操作画像データを特定する操作画像データ特定手段と、前記操作画像データ毎に、該操作画像データが前記操作画像データ特定手段により特定された回数を記憶する回数記憶手段と、コンテンツの内容を表すコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、操作に用いる画像を表す操作画像データと、各々の前記走査線駆動手段に割り当てられた識別子および各々の前記データ線駆動手段に割り当てられた識別子の組とを対応付けて記憶する操作画像データ記憶手段と、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶された前記コンテンツデータと、前記操作画像データ記憶手段に記憶された前記操作画像データ及び当該操作画像データに対応する前記識別子の組とを、前記表示装置に供給する供給手段とを備え、前記供給手段から供給されるコンテンツデータによって表される内容のコンテンツを表示する場合には、各々の前記走査線駆動手段が各走査線を駆動するのに合わせて、各々の前記データ線駆動手段が前記コンテンツデータに従って各データ線を駆動し、前記供給手段から供給される操作画像データによって表される画像を表示する場合には、当該操作画像データに対応する前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が前記操作画像データに従って前記データ線を駆動し、前記制御装置の前記操作画像データ記憶手段は、前記回数記憶手段に記憶されている回数に応じて、前記操作画像データと前記識別子の組との対応関係を書き換えることを特徴とする。
好ましくは、前記供給手段から供給される操作画像データによって表される画像を表示する場合には、当該操作画像データに対応する前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線群駆動手段は、自手段に対応する走査線群のうち一部の走査線のみを駆動し、前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線群駆動手段は、自手段に対応するデータ線群のうち一部のデータ線のみを前記操作画像データに従って駆動するとよい。
また、好ましくは、前記供給手段は、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶された前記コンテンツデータに対しては所定の処理を施して前記表示装置に供給し、前記操作画像データ記憶手段に記憶された前記操作画像データに対しては前記所定の処理を施すことなく前記表示装置に供給するとよい。
また、好ましくは、前記表示装置は、該表示装置に割り当てられた識別情報および該表示装置に表示された画像に割り当てられた識別情報のうち少なくともいずれか一方を記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報記憶手段が記憶する識別情報を前記制御装置へ送信する識別情報送信手段とを備え、前記制御装置の前記操作画像データ記憶手段は、前記識別情報に対応付けて、前記操作画像データ及び前記識別子の組を記憶し、前記制御装置の前記供給手段は、前記識別情報送信手段によって送信された識別情報に対応する前記操作画像データ及び前記識別子の組を前記操作画像データ記憶手段から読み出して前記表示装置に供給するとよい。
また、好ましくは、前記表示装置は、前記供給手段から供給される操作画像データと識別子の組とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、前記制御装置は、閾値を記憶する閾値記憶手段と、所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記所定の条件を満たすと判断した時点から経過した時間を計測する計測手段とを備え、前記制御装置の前記供給手段は、前記計測手段により計測された時間と前記閾値記憶手段に記憶された閾値とを比較した比較結果に応じて予め定められた前記識別子の組を前記表示装置に供給し、前記供給手段から供給される識別子の組に対応する操作画像データによって表される画像を表示する場合には、前記供給手段から供給される組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記各走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が、当該組に対応する操作画像データを前記記憶手段から読み出し、読み出した該操作画像データに従って前記データ線を駆動するとよい。
また、好ましくは、前記制御装置は、閾値を記憶する閾値記憶手段と、所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記所定の条件を満たすと判断した時点から経過した時間を計測する計測手段とを備え、前記制御装置の前記供給手段は、前記計測手段により計測された時間と前記閾値記憶手段に記憶された閾値とを比較した比較結果に応じて予め定められた前記識別子の組を前記表示装置に供給し、前記供給手段から供給される識別子の組に対応する操作画像データによって表される画像を消去する場合には、前記供給手段から供給される組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記各走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が、前記データ線を駆動するとよい。
また、本発明に係る画像情報処理システムは、表示装置と、前記表示装置に着脱自在な制御装置とを具備し、前記表示装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線とが交差する位置にそれぞれ対応して設けられた複数の画素と、前記複数の走査線を構成する複数の走査線群の各々に対応して設けられ、対応する各走査線群に含まれる複数の走査線のそれぞれを駆動する複数の走査線駆動手段と、前記複数のデータ線を構成する複数のデータ線群の各々に対応して設けられ、対応する各データ線群に含まれる複数のデータ線のそれぞれを駆動する複数のデータ線駆動手段とを備え、前記制御装置は、画像を表示する画像表示手段と、コンテンツの内容を表すコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、操作に用いる画像を表す操作画像データと、各々の前記走査線駆動手段に割り当てられた識別子および各々の前記データ線駆動手段に割り当てられた識別子の組または前記画像表示手段を指定する指定情報とを対応付けて記憶する操作画像データ記憶手段と、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶された前記コンテンツデータと、前記操作画像データ記憶手段に記憶された前記操作画像データ及び当該操作画像データに対応する前記識別子の組とを、前記表示装置に供給する供給手段とを備え、前記供給手段から供給されるコンテンツデータによって表される内容のコンテンツを表示する場合には、各々の前記走査線駆動手段が各走査線を駆動するのに合わせて、各々の前記データ線駆動手段が前記コンテンツデータに従って各データ線を駆動し、前記供給手段から供給される操作画像データによって表される画像を表示する場合には、当該操作画像データに対応する前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が前記操作画像データに従って前記データ線を駆動し、前記表示装置および前記制御装置の少なくともいずれか一方は、ユーザの操作を受け付け、該操作に応じた操作信号を出力する操作手段を備え、前記制御装置は、前記操作手段が出力する操作信号によって指示される操作画像データを特定する操作画像データ特定手段と、前記操作画像データ毎に、該操作画像データが特定された回数を記憶する回数記憶手段とを備え、前記制御装置の前記操作画像データ記憶手段は、前記回数記憶手段に記憶されている回数に応じて、前記操作画像データと前記識別子の組との対応関係を書き換え、前記制御装置の前記画像表示手段は、前記指定情報に対応する操作画像データを前記操作画像データ記憶手段から読み出して、当該操作画像データによって表される画像を表示することを特徴とする。
また、好ましくは、前記制御装置は、重ねられた複数の前記表示装置に着脱自在であり、前記複数の表示装置のうち少なくとも一部の表示装置を他の表示装置と識別する識別手段を備え、前記供給手段は、前記識別手段が識別した表示装置と他の表示装置とにそれぞれ異なるデータを供給するとよい。
本発明の請求項1に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、操作に用いる操作画像を高速に表示させることができる。
本発明の請求項2に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、操作に用いる操作画像を高速に表示させることができる。
本発明の請求項3に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、操作に用いる操作画像を高速に表示させることができる。
本発明の請求項4に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、操作に用いる操作画像を高速に表示させることができる。
本発明の請求項5に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、ユーザの操作性を高めることができる。
本発明の請求項6に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、ユーザの操作性を高めることができる。
本発明の請求項7に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、ユーザの操作性を高めることができる。
本発明の請求項8に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、ユーザの操作性を高めることができる。
本発明の請求項9に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、画像情報処理システムにおいて、ユーザの操作性を高めることができる。
本発明の請求項10に係る発明によれば、画像情報処理システムにおいて、複数の表示装置に対して異なる画像を表示させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A:構成)
図1は画像情報処理システム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、画像情報処理システム1は、薄手の平面状に構成された表示装置である表示媒体10と、表示媒体10に着脱自在な制御手段の一例として、表示媒体10に接続して、表示媒体10を制御するコントローラ20とを備えている。表示媒体10の所定の位置(図1においては、表示媒体10の裏側であって右側の中程の位置)には、後述する電力受給端子141とデータ端子142が視認可能に配置されており、ユーザが、これらの端子が配置された表示媒体10の部分をコントローラ20で挟み込むことにより、表示媒体10とコントローラ20は接続され、表示媒体10は、コントローラ20の制御下に置かれる。
図2は画像情報処理システム1の各部の関係を示したブロック図である。図2に示すように、表示媒体10は、走査線駆動回路11、データ線駆動回路12、表示領域13およびインタフェース部14を備える。また、コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)21、パネルコントローラ22、GPU(Graphics Processing Unit)23、記憶部24および電源部29を備える。
まず、表示媒体10を構成する各部について説明する。
表示媒体10の表示領域13には、図1に示す横方向に1280本の走査線SL1,SL2,…,SL1280(以下、これらを区別しないときには単に走査線SLという)と、図1に示す縦方向に1024本のデータ線DL1,DL2,…,DL1024(以下、これらを区別しないときには単にデータ線DLという)が並べられている。これらの走査線SLとデータ線DLは略直角に交差しており、これら複数の走査線SLと複数のデータ線DLとが交差する位置にそれぞれ対応して複数の画素が設けられている。この画素は、例えば薄膜トランジスタとコレステリック液晶などの表示素子を備え、この画素にデータ線DLが出力した信号が書き込まれることにより、表示領域13に画像が表示される。
走査線駆動回路11には、走査線駆動回路11a,11b,11c,11d,11eの5つがあり、それぞれに「11a」、「11b」、「11c」、「11d」、「11e」の識別子が割り当てられ、図1の縦方向に配列されている。走査線SLは、256本ずつの群(走査線群)に分けられており、各走査線駆動回路11には、それぞれこの走査線群が接続されている。各走査線駆動回路11は、自身に接続されているこの走査線群に所定のタイミングで駆動電圧をかけるように構成されている。すなわち、本実施形態の走査線駆動回路11は、複数の走査線を構成する複数の走査線群の各々に対応して設けられ、対応する各走査線群に含まれる複数の走査線のそれぞれを駆動する複数の走査線駆動手段の一例である。
データ線駆動回路12には、データ線駆動回路12a,12b,12c,12dの4つがあり、それぞれに「12a」、「12b」、「12c」、「12d」の識別子が割り当てられ、図1の横方向に配列されている。各データ線DLは、256本ずつの群(データ線群)に分けられており、各データ線駆動回路12には、それぞれこのデータ線群が接続されている。各データ線駆動回路12には、それぞれラインメモリ121a,121b,121c,121d(以下、これらを区別しないときには単にラインメモリ121という)とアイコンメモリ122a,122b,122c,122d(以下、これらを区別しないときには単にアイコンメモリ122という)とを備えている。このラインメモリ121は、コントローラ20から供給されるコンテンツデータ(後述する)を記憶する。各々の走査線駆動回路11が各走査線を駆動するのに合わせて、各々のデータ線駆動回路12が、このコンテンツデータに従って各データ線DLを駆動することで、上述の複数の画素が書き換わり、表示領域13にコンテンツデータによって表される内容のコンテンツが表示される。また、このアイコンメモリ122は、コントローラから供給されるアイコンデータ(後述する)と、各走査線駆動回路11の識別子および各データ線駆動回路12の識別子の組とを対応付けて記憶する。コントローラから供給される組に含まれる識別子が割り当てられた走査線駆動回路11が、各走査線を駆動するのに合わせて、この組に含まれる識別子が割り当てられたデータ線駆動回路12が、当該組に対応するアイコンデータをアイコンメモリ122から読み出し、読み出したこの操作画像データに従ってデータ線DLを駆動することで、コントローラから供給される識別子の組に対応するアイコンデータによって表される画像を表示する。すなわち、本実施形態のデータ線駆動回路12は、複数のデータ線を構成する複数のデータ線群の各々に対応して設けられ、対応する各データ線群に含まれる複数のデータ線のそれぞれを駆動する複数のデータ線駆動手段の一例である。なお、このラインメモリ121とアイコンメモリ122は、いずれも揮発性の記憶媒体であり、電源遮断とともにその記憶内容が消失する。
インタフェース部14は、電力受給端子141とデータ端子142を備えている。電力受給端子141は、コントローラ20から電力の供給を受ける端子である。データ端子142は、表示媒体10がコントローラ20とデータをやり取りするための端子である。
位置検知部15は、表示領域13のうち、ユーザが指示する位置を検出し、検出した位置の情報を、インタフェース部14のデータ端子142を介してコントローラ20へ出力する位置検知手段である。本実施形態においては、位置検知手段の一例として、表示領域13に重ねて設けられた抵抗膜方式の透明タッチパネルを用いる。ユーザはペン先などで位置検知部15である、この透明タッチパネルを押下することで、表示領域13の任意の位置を指示する。なお、この位置検知部15は、ユーザの指示操作を受け取り、この操作に応じた操作信号を出力する操作手段の一例でもある。
次に、コントローラ20を構成する各部について説明する。
電源部29は、リチウムイオンポリマー二次電池などであり、図示しない電力線を介してコントローラ20の各部に電力を供給するほか、電力供給端子291と電力受給端子141とが接触することにより、表示媒体10の各部に電力を供給する。
記憶部24はフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶手段であり、CPU21に読み込まれるプログラムを記憶するほか、アイコンデータベース(図中において、アイコンDBと表記する)241、アイコン対応表242、コンテンツデータベース(図中において、コンテンツDBと表記する)243を記憶する。操作アイコンとは、操作に用いる画像であり、例えば「ページ送り」や「画像のコピー」等を表現する画像である。アイコンデータベース241は、操作アイコンの識別子ごとにその操作アイコンのラスタイメージデータ(以下、アイコンデータという)が書き込まれたデータベースである。アイコン対応表242は、各操作アイコンの識別子とその各操作アイコンを表示させる走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12の各識別子の組と、その操作アイコンが指示された場合に行う処理のサブルーチン名とが対応づけて書き込まれた表である。コンテンツデータベース243は、ファイル名とページ番号ごとにコンテンツデータが書き込まれたデータベースである。ここで、コンテンツデータとは、表示媒体10の表示領域13に画像として表示されるコンテンツの内容を記述したものであり、文書、ベクタイメージ、圧縮されたラスタイメージデータなどである。したがって、本実施形態の記憶部24は、コンテンツの内容を表すコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段の一例であるとともに、操作に用いる画像を表す操作画像データと、各々の走査線駆動手段に割り当てられた識別子および各々のデータ線駆動手段に割り当てられた識別子の組とを対応付けて記憶する操作画像データ記憶手段の一例である。
図3は、アイコンデータベース241とアイコン対応表242を説明する図である。図3(a)に示すように、アイコンデータベース241は、操作アイコンの識別子であるアイコンIDと、そのアイコンデータとを対応付けている。アイコンデータは64行64列のラスタイメージデータであり、ユーザが表示媒体10に対して行う操作を表現した図形や絵柄などが描かれている。例えば、図3(a)には、アイコンID「I2」に対応付けられたアイコンデータとして「ファイルフォルダを開く操作を表現した絵柄」が記憶されていることが示されている。
また、図3(b)に示すように、アイコン対応表242は、アイコンデータのアイコンIDと、そのアイコンデータを表示する際に駆動する走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12の各識別子とを対応付けており、さらに、アイコンIDと、その操作アイコンが指示された場合にコントローラ20のCPU21が行う処理のサブルーチン名とを対応付けている。例えば、アイコンID「I2」は、これに対応付けられたアイコンデータを表示する際に駆動する回路として、走査線駆動回路11bおよびデータ線駆動回路12aに対応付けられており、これが指示された場合にCPU21が行う処理のサブルーチン名として「OpenDocument」が対応付けられている。
図4は、コンテンツデータベース243を説明する図である。図に示すように、コンテンツデータベース243には、ファイルを識別する各ファイル名と、ページ番号毎に記述されたコンテンツデータとが対応付けられて書き込まれている。このコンテンツデータは、上述したように文書、ベクタイメージなどであり、後述するGPU23の処理によって画像情報に変換される。図4には、ファイル名「FILE2」のページ番号「2」の画像が示されている。
図2に戻り、コントローラ20の構成の説明を続ける。CPU21は、記憶部24に記憶されているコンピュータプログラムを、CPU21に備えられたRAM(Random Access Memory)に読み出して実行することによりコントローラ20の各部を制御する。また、CPU21は、水晶振動子を有する発振回路によって周期的な信号(以下、クロックという)を発生し、時間の計測や装置の同期などを行うタイマを備えている。
GPU23は、CPU21によって記憶部24から読み出されたコンテンツデータに基づき、表示媒体10の表示領域13に表示させる画像情報をVRAM231に展開する。ここで、この画像情報は、表示媒体10の表示領域13が同時に表示できる1280行1024列のラスタイメージデータである。
パネルコントローラ22は、CPU21のタイマが出力したクロックに基づいて、走査線駆動回路11とデータ線駆動回路12とを同期させるための同期信号を発生する。そしてパネルコントローラ22は、この同期信号とともに、GPU23がVRAM231に展開した画像情報や、CPU21が記憶部24から読み出したアイコンデータを、データ端子221を介して表示媒体10へ供給する。そして、供給された同期信号に応じて表示媒体10の走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12が同期し、供給された画像情報やアイコンデータに応じて走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12が駆動して、表示領域13に配列された画素に画像が表示される。すなわち、本実施形態のパネルコントローラ22は、コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータと、操作画像データ記憶手段に記憶された操作画像データ及びこの操作画像データに対応する識別子の組とを、表示媒体10に供給する供給手段の一例である。
図5は、コントローラ20の外観を示す図である。図5(a)に示すように、コントローラ20は、2枚の平板状の上側筐体251aと下側筐体251bが重ねられ、これらの一方の辺を蝶番252a,252b(以下、これらを区別しないときには単に蝶番252という)によって接続したクリップ状をしている。この蝶番252によって、上側筐体251aと下側筐体251bとは0度から90度まで開閉することが可能となっている。図5(a)には、上側筐体251aと下側筐体251bとを閉じた状態のコントローラが示されており、図5(b)には、上側筐体251aと下側筐体251bとを90度まで開いた状態のコントローラ20が示されている。図5(b)に示すように、下側筐体251bには電力供給端子291とデータ端子221とが設けられている。この下側筐体251bに設けられた電力供給端子291とデータ端子221とが、インタフェース部14の電力受給端子141とデータ端子142とそれぞれ重なるように、表示媒体10を載せ、上側筐体251aを閉じることによって、コントローラ20と表示媒体10は接続され、コントローラ20から表示媒体10に電力とデータが供給される。なお、CPU21は、電力供給端子291の電位の変化等に基づいて、これらの端子同士が接続されたか否かを検知可能な構成となっている。
(B:動作)
次に、画像情報処理システム1の動作について説明する。以下、画像情報処理システム1の動作を、接続の動作、指示内容特定の動作、操作アイコン表示の動作、コンテンツ表示の動作の4つに分けて説明する
(B−1:接続の動作)
図6は、表示媒体10とコントローラ20とを接続したときの動作を説明するシーケンス図である。ユーザが表示媒体10にコントローラ20を挟むと、コントローラ20のCPU21は、端子同士が接続されたことを検知し(ステップSA001)、表示媒体10に電力を供給する(ステップSA002)。そして、CPU21は、記憶部24のアイコンデータベース241とアイコン対応表242から各アイコンデータと、これらに割り当てられた走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12のそれぞれの識別子を読み出し(ステップSA003)、これらの情報を表示媒体10へ送信する(ステップSA004)。これらの情報をコントローラ20から受け取った表示媒体10は、各アイコンデータを、これに割り当てられたデータ線駆動回路12のアイコンメモリ122に、それぞれ走査線駆動回路11の識別子毎に記憶する(ステップSA005)。ここで、アイコンメモリ122の記憶内容は、上述した接続時に一度書き込まれ、コントローラ20から電源が供給されている間は、保持され続ける。
(B−2:指示内容特定の動作)
図7は、ユーザが指示した位置に基づいて指示内容を特定する動作を説明するシーケンス図である。ユーザが、所定のペン先などで表示媒体10の位置検知部15である透明タッチパネルを押下すると、この位置検知部15は、押下された位置を検知し(ステップSA101)、表示領域13において指示された位置を示す位置情報をコントローラ20へ送信する(ステップSA102)。コントローラ20のCPU21は、この位置情報(操作信号)を受け取ると、この位置情報に基づき、指示内容を特定し(ステップSA103)、特定した指示内容に応じた処理を実行する(ステップSA104)。例えば、位置情報が示す位置に、後述する操作アイコン表示によって操作アイコンが表示されている場合には、まず、位置情報が示す位置によって指示される操作アイコンのアイコンデータを特定し、アイコン対応表242を参照して、その表示されている操作アイコンに対応するサブルーチン名を特定し、このサブルーチン名を有するサブルーチンを実行する。また、ファイルを開く処理の過程にあって、位置情報が示す位置に、コントローラ20の記憶部24が記憶しているファイルのファイル名やページ番号が記述されている場合には、CPU21は、このファイル名を特定し、記憶部24のコンテンツデータベース243を参照して、このファイル名に対応するコンテンツデータを読出し、GPU23によって、読み出したコンテンツデータに基づいてラスタイメージデータである画像情報を生成させる。なお、CPU21が位置情報に基づいて指示内容を特定するには、直前に行った操作アイコン表示やコンテンツ表示の内容をCPU21のRAMやGPU23のVRAM231に記憶しておき、これらを参照すればよい。
(B−3:コンテンツ表示の動作)
図8は、表示媒体10がコンテンツを表示する際の動作を説明するシーケンス図である。コントローラ20のCPU21は、上述した指示内容特定の結果として、表示媒体10に表示すべき画像を特定する(ステップSA201)。例えば、指示内容特定の結果、特定した指示内容が、あるファイル名のあるページ番号に対応付けられたコンテンツデータを表示させるというものであれば、CPU21は、このファイル名・ページ番号のコンテンツデータを記憶部24のコンテンツデータベース243から読み出し、GPU23により、このコンテンツデータに基づく画像情報を生成させる(ステップSA202)。そして、コントローラ20のパネルコントローラ22は、GPU23に生成させた画像情報を表示媒体10に送信する(ステップSA203)。表示媒体10は、コントローラ20から画像情報を受け取ると、この画像情報を対応するデータ線駆動回路12毎に分割し、それぞれをデータ線駆動回路12のラインメモリ121に記憶させ(ステップSA204)、コントローラ20に記憶が完了した旨を通知する(ステップSA205)。コントローラ20は、この通知を受け取ると、CPU21が出力するクロックを基に、パネルコントローラ22によって同期信号を発生させ(ステップSA206)、これを送信する(ステップSA207)。表示媒体10は、この同期信号を受け取ると、走査線駆動回路11とデータ線駆動回路12とを同期させる(ステップSA208)。そして、各データ線駆動回路12は、走査線駆動回路11による各走査線の走査に同期して、ラインメモリ121から分割された画像情報を読み出し(ステップSA209)、この画像情報をデータ線に供給する。これによりコンテンツが表示領域13に表示される(ステップSA210)。
(B−4:操作アイコン表示の動作)
図9は、表示媒体10が操作アイコンを表示する際の動作を説明するシーケンス図である。この動作の概要は、所定の条件が満たされたとき、コントローラ20のCPU21は、表示媒体10に対し操作アイコンを表示する命令をするということである。この所定の条件としては、様々なものが考えられるが、表示媒体10とコントローラ20とが接続した直後であることをこの所定の条件としてもよいし、表示媒体10の位置検知部15がユーザの指示位置を検知して当該指示位置を示す指示位置情報をコントローラ20に送り、CPU21が受け取ったこの指示位置情報と予め記憶部24に記憶されている範囲情報とを比較し、指示位置情報が示す指示位置が、この範囲情報が示す所定の範囲内に入っていることを所定の条件としてもよい。また、所定の条件は、これらの両方であってもよい。
まず、コントローラ20は、CPU21が出力するクロックを基に、パネルコントローラ22によって同期信号を発生させ(ステップSA301)、これに所定のパルス信号を付加して(ステップSA302)、送信する(ステップSA303)。表示媒体10は、この同期信号と付加されたパルス信号(以下、付加パルスという)を受け取ると、走査線駆動回路11とデータ線駆動回路12とを同期させる(ステップSA304)。付加パルスは、4つのデータ線駆動回路12のそれぞれに供給され、各データ線駆動回路12は、この付加パルスに応じてそのアイコンメモリ122からアイコンデータを読み出し(ステップSA305)、走査線駆動回路11による各走査線の走査に同期して、このアイコンデータをデータ線に供給する。これにより付加パルスに応じた操作アイコンが表示領域13に表示される(ステップSA306)。
図10は、付加パルスによって、全ての操作アイコンが表示される場合を説明する図である。図10(a)の縦軸は信号値を示しており、横軸は時刻tを示している。信号値は、ハイレベル(図中ではHと表記する)およびローレベル(図中ではLと表記する)のいずれかである。同期信号は、所定の時間に亘って信号値がハイレベルになっていることをもって表示媒体10に認識され、同期信号の後、信号値がローレベルになった瞬間に走査線駆動回路11とデータ線駆動回路12とが同期する。この同期したタイミングを原点Oとし、原点Oから所定時間に亘って付加パルスを受け取るON期間が定められている。このON期間は時間の経過にしたがって順に第1ON期間、第2ON期間、第3ON期間、第4ON期間に区分けされている。第1ON期間はデータ線駆動回路12aに対応し、第2ON期間はデータ線駆動回路12bに対応し、第3ON期間はデータ線駆動回路12cに対応し、第4ON期間はデータ線駆動回路12dに対応している。各データ線駆動回路12は、自身に対応するON期間において、自身の識別子と対応付けて記憶されているアイコンデータをアイコンメモリ122から読み出し、読み出したアイコンデータに応じてデータ線の駆動を行う。例えば、図10の例では、データ線駆動回路12a〜12dに対応する全てのON期間が存在するので、全てのデータ線駆動回路12のアイコンメモリ122から操作アイコンが読み出され、表示領域13に表示される。
一方、図11は、付加パルスによって、一部の操作アイコンが表示される場合を説明する図である。図11(a)に示す付加パルスは、第1ON期間と第4ON期間のみに信号値がハイレベルとなっている。したがって、データ線駆動回路12a,12dのみが駆動し、その結果、データ線駆動回路12a,12dに対応する操作アイコンI1〜I6のみが読み出され、表示領域13に表示される。
ここで、操作アイコンがコンテンツの画像情報に重畳して描かれる際の部分書き換えについて説明する。図12は、この部分書き換えを説明するための概略図である。図12の右側には、操作アイコンI1のうち、左上の2行2列分の画素が示されている。図12の左側には、これらの画素が、表示媒体10の表示領域13に表示される先を示している。このように、表示領域13において、操作アイコンの画素は縦横ともに4つ置きに割り当てられる。したがって、操作アイコンを表示させるときには、走査線駆動回路11の走査線は、4本置きに走査を行う(図示の例では、走査線SL1、SL5・・・)。すなわち、ある走査線から次の走査線に走査を進める際に、連続する3本の走査線を飛ばして走査を行うのである。そして、データ線駆動回路12も、4本置きのデータ線のみを駆動させ(図示の例では、データ線DL1、DL5・・・)、画素に画像情報を出力する。つまり、走査線駆動回路11は、自手段に対応する走査線群のうち一部の走査線SLのみを駆動し、データ線駆動回路12は、自手段に対応するデータ線群のうち一部のデータ線DLのみをアイコンデータに従って駆動する。これにより、駆動されなかった走査線およびデータ線の少なくとも一方の上に設けられた画素は、従前の状態を維持するので、表示媒体10は、部分書き換えを行うことができる。なお、ここでは、4本置きに走査線およびデータ線が駆動されたが、この本数は4本に限られず、2以上の整数であればこのような部分書き換えを行うことができる。また、駆動しない線の本数は、走査線とデータ線とで同じである必要はなく、例えば、走査線を2本置きに、データ線を3本置きに駆動させてもよい。
図13は、操作アイコンがコンテンツの画像情報に重畳して描かれている様子を説明する図である。上述のように、操作アイコンを描画する際に、表示媒体10は、走査線とデータ線をそれぞれ所定本数置きに駆動させることにより、部分書き換えを行うため、図に示すように、コンテンツの画像情報に、操作アイコンの各画素が分散して描画されるため、操作アイコンがコンテンツの画像に重畳して描かれることとなる。
以上のような構成により、コンテンツと操作アイコンとは、別々の手順に従って表示媒体10の表示領域13に描画される。これにより、第一に、操作アイコンを描画させるためのアイコンデータは、コントローラ20との接続時に一度だけ表示媒体10に送られ、この接続期間中はアイコンメモリ122に記憶される。したがって、表示媒体10は、操作アイコンを描画させる度に、コントローラ20からアイコンデータを受け取る必要がないので、高速に操作アイコンの描画を行うことができる。第二に、アイコンデータはラスタイメージデータであるため、コントローラ20においてGPU23による所定の処理を施すことなく、直接、表示媒体10に供給することができる。したがって、GPU23における処理時間や、GPU23との情報のやり取りに費やす時間を短縮することができるため、高速に操作アイコンの描画を行うことができる。第三に、各アイコンデータはそれぞれ固有の走査線駆動回路11とデータ線駆動回路12との組に予め対応付けられているため、操作アイコンを描画させる位置について計算をする必要が無い。したがって、高速に操作アイコンの描画を行うことができる。第四に、操作アイコンを描画する際に、表示媒体10は、走査線とデータ線をそれぞれ所定本数置きに駆動させるので、同じ範囲に操作アイコンを描画する場合において、その範囲を通過する全ての走査線とデータ線を駆動させる場合に比べ、高速に操作アイコンの描画を行うことができ、また、描画範囲にもともと描かれていた画像が部分的に残るため、ユーザは、操作アイコンが描かれた位置のコンテンツを推認することができる。
また、この画像情報処理システム1の表示媒体10とコントローラ20は着脱自在に構成されている。したがって、ユーザは、コントローラ20を取り外すことで、その重量が表示媒体10にかからない様にすることができる。コントローラ20を取り外しても、表示媒体10の表示内容は維持されるので、例えば、単に表示内容を読むだけであれば、ユーザは表示媒体10のみを取り扱うだけでよい。したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
(C:変形例)
上述の実施形態を以下のように変形してもよい。
(1)上述の実施形態においては、表示媒体10の所有者や、表示媒体10そのものの固有の条件、または表示媒体10に表示された内容に関わらず、同じ操作アイコンが表示され、操作アイコンによって処理が行われていたが、表示媒体10に対応付けられた識別情報や表示媒体10に表示された画像の識別情報に応じて、表示される操作アイコンが変わったり、操作アイコンによって実行可能な処理が変わったりしてもよい。この場合、表示媒体10は、その表示媒体10の所有者の識別子や表示媒体10の製造番号など、表示媒体10に対応付けられた識別情報と、表示媒体10に最後に表示された画像の識別情報(ファイル名とページ番号の組など)とを記憶する記憶部(識別情報記憶手段)を備えており、表示媒体10とコントローラ20(識別情報送信手段)が接続され表示媒体10に電力が供給された直後、すなわち、上述したステップSA002の後に、これらを、コントローラ20に送信するようにしてもよい。そして、コントローラ20の記憶部24には、アイコン対応表242が記憶されているが、このアイコン対応表242に、さらに、表示媒体10の所有者の識別子、表示媒体10の製造番号、およびファイル名とページ番号の組などを記述するフィールドを設けておき、CPU21は、表示媒体10から受け取った所有者識別子や製造番号等と、このフィールドに記述されている所有者識別子や製造番号等とを比較し、一致しない場合には、例えばパネルコントローラ22が送信する付加パルスを変更することにより、その操作アイコンを表示媒体10に表示させないようにするなどなんらかの制限をするようにしてもよい。これにより、例えば、予め許可された所有者でなければ、表示内容の複製ができないようにするなど、個々のユーザやコンテンツの内容に応じて処理に制限を加えることができるため、セキュリティを向上させることができる。なお、表示媒体10が、上述の識別情報をコントローラ20に送信するタイミングは、上述したステップSA002の後に限られず、様々なタイミングでこれを行ってもよい。例えば、表示媒体10の位置検知部15が、検知した位置の位置情報をコントローラ20に送信するタイミングで、これを送信してもよい。また、表示媒体10が記憶し、送信する識別情報は、所有者の識別子、表示媒体10の製造番号、およびファイル名とページ番号の組に限られず、他の様々な識別情報を記憶し、送信してもよく、また、これらの一部のみを記憶し、送信するようにしてもよい。
(2)上述の実施形態においては、コントローラ20には、ユーザの操作を受け付けてその操作に応じた操作信号を出力する操作手段がなく、CPU21は、端子同士が接続されたことを検知することによって、操作アイコンを表示媒体10へ送信していたが、コントローラ20にユーザの操作を受け付けて操作内容に応じた信号を出力する操作手段を設け、この操作手段が出力する信号に基づいて、種々の処理を行ってもよい。
また、上述の実施形態においては、コントローラ20には、画像を表示する画像表示手段を設けていなかったが、コントローラ20に表示媒体10とは別個の画像表示手段を設けてもよい。
図14は、コントローラ20に操作手段と表示装置を設けた態様を説明する図である。このように、コントローラ20には、ユーザの操作を受け取る操作手段としての操作部26と、画像を表示する表示装置としての表示部27が備えられている。操作部26には、透明タッチパネル261とボタン262があり、それぞれ所定の機能が割り当てられている。表示部27は、液晶ディスプレイであり、ここにはアイコン271、272、273が描画される。この液晶ディスプレイに重ねて透明タッチパネル261が設けられており、この透明タッチパネル261は、ユーザによってペン先などにより押下されると、その位置に対応する座標情報をCPU21に出力する。CPU21は、この座標情報と、表示部27の表示内容とを比較し、指示内容を特定する。なお、表示部27の表示内容は、CPU21のRAMに記憶されていてもよいし、GPU23のVRAM231に記憶されていてもよい。また、ユーザによりボタン262が押下されると、ボタン262は信号を出力し、この信号がCPU21に受け取られると、これを契機として、上述したステップSA003〜SA005の処理、すなわち、アイコンデータベース241に記憶されたアイコンデータを、表示媒体10の複数のアイコンメモリ122に記憶させる処理が行われる。なお、上記のボタン押下に伴って、アイコンデータをアイコンメモリ122に記憶させる処理に替えて、操作アイコン表示の処理を行うようにしてもよい。
(3)上述の実施形態においては、表示媒体10にはCPUなどの制御装置が設けられておらず、付加パルスは、4つのデータ線駆動回路12のそれぞれに供給されることによって、表示される操作アイコンが特定された。しかし、表示媒体10にCPUなどの制御装置を設け、付加パルスを解析させてもよい。
また、上述の実施形態においては、付加パルスで表される各ON期間は各データ線駆動回路12のそれぞれにのみ対応していたが、各走査線駆動回路11のそれぞれに対応させてもよい。また、各走査線駆動回路11および各データ線駆動回路12の組に対応させてもよい。すなわち、コントローラ20のパネルコントローラ22は、付加パルスによって、各走査線駆動回路11および各データ線駆動回路12の識別子の組を表示媒体10に供給してもよい。
(4)上述の実施形態においては、コントローラ20によって挟まれる表示媒体10は一枚のみであったが、二枚以上であってもよい。この場合、例えば、表示媒体10に設けた電力受給端子141とデータ端子142は、いずれも裏面から表面へ導通するように構成しておけばよい。また、二枚以上の表示媒体10のそれぞれに識別子が記憶されており、位置検知部15が指示された位置に加えて、この表示媒体10の識別子を送信することで、最も表側にある表示媒体10を特定してもよい。このようにすると、最も表側にある表示媒体10とそれ以外とで、処理内容を変えることができるので、例えば、この最も表側にある表示媒体10に表示されている内容を、それ以外の表示媒体10にコピーすることなどが容易にできる。
(5)上述の実施形態においては、位置検知手段の一例として、表示領域13に重ねて設けられた抵抗膜方式の透明タッチパネルを用いたが、他の方式(マトリックススイッチ方式など)の透明タッチパネルであってもよい。また、位置検知手段は、タッチパネルに限られない。例えば、ユーザが表示領域13のどこかを指示するペン先にカメラを内蔵させ、このカメラによって撮像された画像に基づいて、ユーザの指示した位置を検知する位置検出手段としてもよい。例えば、撮像された画像をコントローラ20に送信し、コントローラ20のCPU21が、予め記憶部24に記憶されたアイコンデータとこの送信された画像とを比較し、この2つの画像の一致度が所定の閾値を超える時は、その操作アイコンが指示されたとして処理を行ってもよい。この一致度は、パターン認識など周知のアルゴリズムにより算出すればよい。
また、表示媒体10の表示領域13の内側には、予め、その位置を示す特殊パターンが印刷されており、ユーザが使用するペン先に内蔵されたカメラが、指示された位置を撮像し、撮像画像をコントローラ20に送信すると、コントローラ20のCPU21は、この撮像画像から上記の特殊パターンを抽出し、これを解析することによって、ペン先が指示した位置の表示領域13における座標を算出するようにしてもよい。この特殊パターンは、表示媒体10の表示内容に影響を与えないよう、小さなドットなどで描かれていたり、可視光を反射しない特殊な顔料によって描かれていたりしてもよい。なお、可視光を反射しない特殊な顔料としては、例えば、赤外線のみを反射する顔料などが挙げられるが、この場合には、例えば、ペン先にカメラの他に赤外線の照射装置を内蔵させ、ペン先が指示した位置に赤外線を照射し、この反射光を赤外線に感応するカメラによって撮像すればよい。
また、位置検出手段として、電磁誘導を利用した装置を用いてもよい。例えば、表示媒体10の表示領域13に、格子状に並べた配線と、その各交点に電磁コイルを内蔵させ、位置を指示するペン先に内蔵させた電界発生装置を検出させてもよい。この場合、上記電磁コイルの近傍に電界発生装置が置かれた場合に、電磁コイルに電流が流れるので、電磁コイルに接続された配線の電流値や電圧値を測定することで、位置を検出することができる。
(6)上述の態様においては、操作アイコンの描画のみについて言及し、操作アイコンの消去については特に述べなかったが、所定の条件を満たした場合に、表示媒体10は、操作アイコンを消去して、操作アイコンの指示による処理を禁止するようにしてもよい。例えば、CPU21が、表示媒体10に操作アイコンを表示してから、所定時間が経過したことを内蔵するタイマを用いて検知したときに、走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12を同期させて操作アイコンを消去するようにしてもよい。この場合、操作アイコンを消去した後、最後に表示媒体10へ送信した画像情報をGPU23によってVRAM231から読み出し、これを表示媒体10へ再送信して、表示領域13の表示を更新させてもよい。
また、所定時間の経過を起算する基準点は、操作アイコンが表示された時点に限られない。例えば、最後にユーザによる指示が位置検知部15によって検知された時点を基準点としてもよい。操作がしばらく無いときは、ユーザは操作を望んでいない場合であることが多いから、上述のようにすることによって、画像情報処理システム1は、ユーザが操作を望んでいない期間を自動的に推認して、操作アイコンを消去することができる。
また、任意の基準点から所定時間経過したときに、操作アイコンを描画させるようにしてもよい。例えば、表示媒体10がコンテンツを表示した時点を基準点とし、所定時間を経過したときに、操作アイコンを描画させるようにしてもよい。コンテンツ表示の直後は、ユーザは表示させたコンテンツを見ることを望んでいて、コンテンツに重畳して表示される操作アイコンによってこれを妨げられることを望んでいない場合が多い。したがって、上述のようにすることによって、画像情報処理システム1は、ユーザが操作アイコンの描画を望んでいない期間を自動的に推認して、適切なタイミングで操作アイコンの描画を行うようにすることができる。
なお、所定時間を経過したことを検知する構成としては、例えば、記憶部24に閾値を記憶させ、CPU21が、上述した所定の条件を満たすか否かを判断した時点から経過した経過時間を、CPU21に内蔵したタイマ(計測手段)が計測し、この経過時間と記憶部24から読み出した閾値とを比較して比較結果に応じて予め定められた付加パルスを表示媒体10へ供給すればよい。また、上述の経過時間が閾値を超えている場合に操作アイコンを描画してもよいし、消去してもよい。すなわち、比較結果に応じて付加パルス(走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12の各識別子の組)を供給すればよい。
(7)上述の態様においては、コントローラ20は電源部29の他に、CPU21、パネルコントローラ22、GPU23および記憶部24を備えていたが、コントローラ20は、これらの全てを備える必要はなく、これらの一部のみを備える構成であってもよい。例えば、コントローラ20には、電源部29と通信部を設け、通信部が、CPU、パネルコントローラ、GPUおよび記憶部を備える外部装置と通信するようにしてもよい。この場合、コントローラ20と上記の外部装置が協働し、表示装置を制御する制御手段として機能する。
(8)上述の態様においては、各走査線駆動回路11に接続されている走査線SLの本数と各データ線駆動回路12に接続されているデータ線DLの本数は、ともに256本ずつであったが、これらの本数は256本に限られない。また、走査線駆動回路11に接続されている走査線SLの数とデータ線駆動回路12に接続されているデータ線DLは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、上述の態様においては、どの走査線駆動回路11にも、同じ本数の走査線SLが接続されていたが、異なる本数が接続されていてもよい。同様に、上述の態様においては、どのデータ線駆動回路12にも、同じ本数のデータ線DLが接続されていたが、異なる本数が接続されていてもよい。このようにすると、走査線駆動回路11とデータ線駆動回路12の組が描画する範囲がそれぞれ異なるため、例えば、よく使う操作アイコンには大きなアイコンデータを用意し、あまり使わない操作アイコンには小さいアイコンデータを用意するなど、操作画面のデザインに自由度を与えることができる。
(9)上述の態様においては、コントローラ20の記憶部24のアイコン対応表242は、各操作アイコンの識別子とその各操作アイコンを表示させる走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12の各識別子の組を固定的に対応付けて記憶していたが、処理の進行に応じてこの対応関係を書き換えてもよい。例えば、操作アイコンがユーザによって指示された回数に応じて、この対応関係を書き換えてもよい。この場合、アイコン対応表242には、各操作アイコンの識別子毎に、その操作アイコンが特定された回数を記憶するフィールドが設けられている。表示媒体10の位置検知部15がユーザによって指示された位置を示す位置情報をコントローラ20へ出力すると、コントローラ20のCPU21は、この位置情報によって指示されるアイコンデータを特定する。そして、CPU21は、アイコン対応表242から特定したアイコンデータの識別子に対応する回数を読出し、これに1を加えてアイコン対応表242に上書きする。記憶部24には、予め操作アイコンが指示された回数の範囲と、走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12の各識別子の組との対応関係が記憶されており、CPU21は、アイコン対応表242に上書きした回数が、この対応関係においてどの範囲に属するかを特定し、その範囲に対応する識別子の組をアイコン対応表242に上書きする。これにより、操作アイコンが指示される頻度に応じて、その操作アイコンを描画する位置を変更することができるので、表示領域13の所定の領域に、よく使う操作アイコンを集めて表示させる領域を設けることもできる。また、上述の変形例のように、コントローラ20に画像表示手段を設けた場合に、この画像表示手段に、よく使う操作アイコンを表示させることもできる。なお、コントローラ20に表示させる操作アイコンは、使用頻度の低いものとしてもよい。
(10)上述の態様においては、走査線駆動回路11およびデータ線駆動回路12は、操作画像データを描画するときに、自手段に対応する走査線群またはデータ線群のうちの一部のみを駆動させて部分書き換えを行っていたが、部分書き換えは行わなくてもよい。すなわち、操作画像データを描画するときであっても、走査線駆動回路11やデータ線駆動回路12は、自手段に接続されている走査線SLやデータ線DLを複数本置きに飛ばすことなく全て駆動させてもよい。
画像情報処理システムの全体構成を示す図である。 画像情報処理システムの各部の関係を示したブロック図である。 アイコンデータベースとアイコン対応表を説明する図である。 コンテンツデータベースを説明する図である。 コントローラの外観を示す図である。 表示媒体とコントローラを接続したときの動作を説明するシーケンス図である。 指示位置に基づいて指示内容を特定する動作を説明するシーケンス図である。 表示媒体がコンテンツを表示する際の動作を説明するシーケンス図である。 表示媒体が操作アイコンを表示する際の動作を説明するシーケンス図である。 付加パルスにより全ての操作アイコンが表示される場合を説明する図である。 付加パルスにより一部の操作アイコンが表示される場合を説明する図である。 部分書き換えを説明するための概略図である。 操作アイコンがコンテンツに重畳して描かれる様子を説明する図である。 コントローラに操作手段と表示装置を設けた態様を説明する図である。
符号の説明
1…画像情報処理システム、10…表示媒体、11…走査線駆動回路、12…データ線駆動回路、121…ラインメモリ、122…アイコンメモリ、13…表示領域、14…インタフェース部、141…電力受給端子、142…データ端子、15…位置検知部、20…コントローラ、21…CPU、22…パネルコントローラ、221…データ端子、23…GPU、231…VRAM、24…記憶部、241…アイコンデータベース、242…アイコン対応表、243…コンテンツデータベース、251a…上側筐体、251b…下側筐体、252…蝶番、26…操作部、261…透明タッチパネル、262…ボタン、27…表示部、271,272,273…アイコン、29…電源部、291…電力供給端子、DL…データ線、SL…走査線。

Claims (8)

  1. 表示装置と、
    前記表示装置に着脱自在な制御装置とを具備し、
    前記表示装置は、
    複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線とが交差する位置にそれぞれ対応して設けられた複数の画素と、
    ユーザの操作を受け付けて該操作に応じた操作信号を出力する操作手段と、
    前記複数の走査線を構成する複数の走査線群の各々に対応して設けられ、対応する各走査線群に含まれる複数の走査線のそれぞれを駆動する複数の走査線駆動手段と、
    前記複数のデータ線を構成する複数のデータ線群の各々に対応して設けられ、対応する各データ線群に含まれる複数のデータ線のそれぞれを駆動する複数のデータ線駆動手段とを備え、
    前記制御装置は、
    前記操作手段が出力する操作信号を受け取って、該操作信号によって指示される操作画像データを特定する操作画像データ特定手段と、
    前記操作画像データ毎に、該操作画像データが前記操作画像データ特定手段により特定された回数を記憶する回数記憶手段と、
    コンテンツの内容を表すコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
    操作に用いる画像を表す操作画像データと、各々の前記走査線駆動手段に割り当てられた識別子および各々の前記データ線駆動手段に割り当てられた識別子の組とを対応付けて記憶する操作画像データ記憶手段と、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶された前記コンテンツデータと、前記操作画像データ記憶手段に記憶された前記操作画像データ及び当該操作画像データに対応する前記識別子の組とを、前記表示装置に供給する供給手段とを備え、
    前記供給手段から供給されるコンテンツデータによって表される内容のコンテンツを表示する場合には、各々の前記走査線駆動手段が各走査線を駆動するのに合わせて、各々の前記データ線駆動手段が前記コンテンツデータに従って各データ線を駆動し、
    前記供給手段から供給される操作画像データによって表される画像を表示する場合には、当該操作画像データに対応する前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が前記操作画像データに従って前記データ線を駆動し、
    前記制御装置の前記操作画像データ記憶手段は、前記回数記憶手段に記憶されている回数に応じて、前記操作画像データと前記識別子の組との対応関係を書き換える
    ことを特徴とする画像情報処理システム。
  2. 前記供給手段から供給される操作画像データによって表される画像を表示する場合には、当該操作画像データに対応する前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線群駆動手段は、自手段に対応する走査線群のうち一部の走査線のみを駆動し、前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線群駆動手段は、自手段に対応するデータ線群のうち一部のデータ線のみを前記操作画像データに従って駆動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理システム。
  3. 前記供給手段は、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶された前記コンテンツデータに対しては所定の処理を施して前記表示装置に供給し、前記操作画像データ記憶手段に記憶された前記操作画像データに対しては前記所定の処理を施すことなく前記表示装置に供給する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像情報処理システム。
  4. 前記表示装置は、
    該表示装置に割り当てられた識別情報および該表示装置に表示された画像に割り当てられた識別情報のうち少なくともいずれか一方を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報記憶手段が記憶する識別情報を前記制御装置へ送信する識別情報送信手段とを備え、
    前記制御装置の前記操作画像データ記憶手段は、前記識別情報に対応付けて、前記操作画像データ及び前記識別子の組を記憶し、
    前記制御装置の前記供給手段は、前記識別情報送信手段によって送信された識別情報に対応する前記操作画像データ及び前記識別子の組を前記操作画像データ記憶手段から読み出して前記表示装置に供給する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像情報処理システム。
  5. 記表示装置は、
    前記供給手段から供給される操作画像データと識別子の組とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、
    前記制御装置は、
    閾値を記憶する閾値記憶手段と、
    所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記所定の条件を満たすと判断した時点から経過した時間を計測する計測手段とを備え、
    前記制御装置の前記供給手段は、前記計測手段により計測された時間と前記閾値記憶手段に記憶された閾値とを比較した比較結果に応じて予め定められた前記識別子の組を前記表示装置に供給し、
    前記供給手段から供給される識別子の組に対応する操作画像データによって表される画像を表示する場合には、前記供給手段から供給される組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記各走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が、当該組に対応する操作画像データを前記記憶手段から読み出し、読み出した該操作画像データに従って前記データ線を駆動する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像情報処理システム。
  6. 記制御装置は、
    閾値を記憶する閾値記憶手段と、
    所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記所定の条件を満たすと判断した時点から経過した時間を計測する計測手段とを備え、
    前記制御装置の前記供給手段は、前記計測手段により計測された時間と前記閾値記憶手段に記憶された閾値とを比較した比較結果に応じて予め定められた前記識別子の組を前記表示装置に供給し、
    前記供給手段から供給される識別子の組に対応する操作画像データによって表される画像を消去する場合には、前記供給手段から供給される組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記各走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が、前記データ線を駆動する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像情報処理システム。
  7. 示装置と、
    前記表示装置に着脱自在な制御装置とを具備し、
    前記表示装置は、
    複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線とが交差する位置にそれぞれ対応して設けられた複数の画素と、
    前記複数の走査線を構成する複数の走査線群の各々に対応して設けられ、対応する各走査線群に含まれる複数の走査線のそれぞれを駆動する複数の走査線駆動手段と、
    前記複数のデータ線を構成する複数のデータ線群の各々に対応して設けられ、対応する各データ線群に含まれる複数のデータ線のそれぞれを駆動する複数のデータ線駆動手段とを備え、
    前記制御装置は、
    画像を表示する画像表示手段と、
    コンテンツの内容を表すコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
    操作に用いる画像を表す操作画像データと、各々の前記走査線駆動手段に割り当てられた識別子および各々の前記データ線駆動手段に割り当てられた識別子の組または前記画像表示手段を指定する指定情報とを対応付けて記憶する操作画像データ記憶手段と、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶された前記コンテンツデータと、前記操作画像データ記憶手段に記憶された前記操作画像データ及び当該操作画像データに対応する前記識別子の組とを、前記表示装置に供給する供給手段とを備え、
    前記供給手段から供給されるコンテンツデータによって表される内容のコンテンツを表示する場合には、各々の前記走査線駆動手段が各走査線を駆動するのに合わせて、各々の前記データ線駆動手段が前記コンテンツデータに従って各データ線を駆動し、
    前記供給手段から供給される操作画像データによって表される画像を表示する場合には、当該操作画像データに対応する前記組に含まれる識別子が割り当てられた前記走査線駆動手段が、前記走査線を駆動するのに合わせて、当該組に含まれる識別子が割り当てられた前記データ線駆動手段が前記操作画像データに従って前記データ線を駆動し、
    前記表示装置および前記制御装置の少なくともいずれか一方は、ユーザの操作を受け付け、該操作に応じた操作信号を出力する操作手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記操作手段が出力する操作信号によって指示される操作画像データを特定する操作画像データ特定手段と、
    前記操作画像データ毎に、該操作画像データが特定された回数を記憶する回数記憶手段とを備え、
    前記制御装置の前記操作画像データ記憶手段は、前記回数記憶手段に記憶されている回数に応じて、前記操作画像データと前記識別子の組との対応関係を書き換え、
    前記制御装置の前記画像表示手段は、前記指定情報に対応する操作画像データを前記操作画像データ記憶手段から読み出して、当該操作画像データによって表される画像を表示する
    ことを特徴とする画像情報処理システム。
  8. 記制御装置は、重ねられた複数の前記表示装置に着脱自在であり、
    前記複数の表示装置のうち少なくとも一部の表示装置を他の表示装置と識別する識別手段を備え、
    前記供給手段は、前記識別手段が識別した表示装置と他の表示装置とにそれぞれ異なるデータを供給する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像情報処理システム。
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