JP5262082B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路に係り、特に複数の動作周波数で動作する構成の半導体集積回路に関する。
半導体集積回路は、様々な電子機器に搭載されている。ノートパソコンや携帯電話等に代表されるバッテリーで駆動される電子機器に搭載された半導体集積回路の場合、バッテリーによる駆動時間を少しでも伸ばすために低消費電力になるような回路設計が求められている。駆動時間を延ばすための対策として、半導体集積回路の用途に応じて別々の動作周波数で動作させるような回路設計手法が用いられている。ここで言う、別々の動作周波数で動作させるような回路設計手法とは、1つのクロックネットが複数の周波数で動作するように回路を設計する手法のことである。
例えば、電子機器において高速動作が要求されるアプリケーションを動作させる場合は、半導体集積回路を100MHzの周波数で動作させるが、通常のアプリケーションを動作させる場合は、半分の50MHzの周波数で動作させる。動作している回路部分が同じであれば、100MHzで動作させるより半分の50MHzで動作させた方が消費電力は小さくなる。このように、半導体集積回路の用途に応じて動作周波数を変えることで、バッテリーによる駆動時間を少しでも長くする工夫がされている。
1つのクロックネットが複数の動作周波数を有する半導体集積回路は、動作周波数毎にタイミング制約を満たす必要がある。通常、高い動作周波数の方がタイミング制約が厳しいため、高い動作周波数の条件で使用するセルの選択を行う。このため、低い動作周波数で見た場合、選択されたセルは過剰な駆動能力、即ち、性能を有するように見えることがある。
図1は複数の動作周波数を有するクロックネット1を示す図であり、図2は単一の動作周波数で動作するクロックネット2を示す図である。例えば、図1のクロックネット1は、100MHz又は50MHzの動作周波数で動作可能である。図1及び図2において、説明の便宜上、各セル11,12内に示された数字は、駆動能力の高さを任意単位で示し、数字が大きい程駆動能力が高い、即ち、消費電力が大きいものとする。
図1及び図2に示すクロックネット1,2の構成自体は同じであるが、図1のクロックネット1で使用されているセル11と図2のクロックネット2で使用されているセル12とでは駆動能力が異なる。このため、動作周波数を同じ50MHzに設定しても、図1のクロックネット1の方がセル11の駆動能力が高い分、図2のクロックネット2より消費電力が大きい。この問題を回避するために、駆動能力(又は、性能)を変更できる機能を備えたセルを使用する様々な半導体集積回路が提案されている。
駆動能力を変更できる機能を備えたセルは、大きく2つの型に分かれる。1つは同じ機能で駆動能力の異なるトランジスタ回路を複数用意し、制御端子に印加される制御信号により1つのトランジスタ回路を選択する排他型である。もう1つは同じ機能のトランジスタ回路(駆動能力は問わない)を複数用意し、1つのトランジスタ回路は常に動作させ、残りのトランジスタ回路は制御端子に印加される制御信号により必要な数だけトランジスタ回路を並列に接続して動作させる並列型である。
図3は排他型のセル構造15を概念的に示す図であり、図4は並列型のセル構造16を概念的に示す図である。図3において、21は制御端子、22,23は駆動能力の異なるトランジスタ回路から1つを選択する回路、24は同じ機能で駆動能力の異なるトランジスタ回路である。又、図4において、31は制御端子、32,33は希望の駆動能力を得るために必要な分だけトランジスタ回路を接続する回路、34は同じ機能で駆動能力は問わないトランジスタ回路である。ここでは、説明の便宜上、トランジスタ回路34の駆動能力が「1」であるものとする。
排他型のセル構造は、例えば特許文献1、特許文献2等にて提案されている。又、並列型のセル構造は、例えば特許文献3、特許文献4等にて提案されている。
特開2005−318363号公報 特開平9−91056号公報 特開2003−318723号公報 特開昭63−80622号公報
排他型のセル構造は、機能が同じで駆動能力の異なる複数のトランジスタ回路を備えているため、回路規模が並列型のセル構造と比べて大きくなってしまう。
又、排他型のセル構造及び並列型のセル構造では、いずれも専用の制御端子が必要であった。
更に、従来の排他型のセル構造及び並列型のセル構造の場合、いずれも使用していないトランジスタ回路にも常に電源配線から電圧は印加されているため、トランジスタ回路がたとえオフ状態であっても、電源配線から印加されている電圧のためにソース・ドレイン間に電位差が生じてリーク電流が流れてしまう。1つのセルにおけるリーク電流は非常に小さいが、半導体集積回路の回路規模によっては総リーク電流が無視できない大きさになってしまう。リーク電流による電力消費は、特に携帯機器の場合、バッテリー駆動時間を短くする原因となってしまう。
そこで、本発明は、比較的小さな回路規模で、且つ、専用の制御端子を設けることなく低消費電力を実現可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
上記の課題は、入力端子及び出力端子を有し、複数の動作周波数で動作する半導体集積回路であって、該入力端子と該出力端子との間に並列接続された第1の論理回路及び第2の論理回路と、該第2の論理回路と該出力端子との間に接続された第1の導通制御回路とを備え、該第1の論理回路は常に第1の電源系統からの動作電圧を印加され、該第2の論理回路は該動作周波数に応じて第2の電源系統からの動作電圧又は接地電圧を印加され、該第1の導通制御回路は該第2の電源系統からの電圧に応じて導通し、該第2の電源系統からの電圧により、該第2の論理回路内の一部のトランジスタの動作状態及びリーク電流の制御を行うことを特徴とする半導体集積回路に関する。
本発明によれば、比較的小さな回路規模で、且つ、専用の制御端子を設けることなく低消費電力を実現可能な半導体集積回路を実現することができる。
本発明では、半導体集積回路内のトランジスタ回路を、動作周波数に応じて必要な分だけ並列に動作させる並列型のセル構造又はマクロ構造にする。セル構造又はマクロ構造内の電源を複数の電源系統に分け、1つの電源系統には常に動作電圧を印加し、残りの電源系統には動作周波数に応じて動作電圧又は接地電圧を印加する。ただし、電圧が接地電圧になることによりトランジスタ回路の一部が非動作状態になってもセル構造又はマクロ構造の機能自体は変化がないようにする。
更に、常に動作電圧が印加されているトランジスタ回路部と、動作周波数に応じて動作電圧又は接地電圧が印加されるトランジスタ回路部との間で不要なリーク電流が流れないように、これらのトランジスタ回路部の間に、動作周波数に応じて動作電圧又は接地電圧が印加される電源ネットを制御信号とする、導通制御回路を設ける。この導通制御回路は、セル構造又はマクロ構造内の入力部と出力部、或いは、出力部のみに設ける。
導通制御回路をセル構造又はマクロ構造内の出力部のみに設けた場合、回路規模を小さくすることができるが、入力部が導通しているため、トランジスタのゲート酸化膜をトンネル効果で突き抜けて電流が流れることにより生じるゲートリーク電流が僅かながら発生する可能性がある。このゲートリーク電流は、特に微細テクノロジでは顕著となる。
一方、導通制御回路をセル構造又はマクロ構造内の入力部と出力部の両方に設けた場合、回路規模は前者の場合よりは大きくなるが、ゲートリーク電流の発生は抑制可能となる。
図5は、本発明の第1実施例の要部を示す回路図である。図5は、インバータ機能を有し、2つの電源系統を有する半導体集積回路のセル構造(又は、マクロ構造)35−1を示す。本実施例及び後述する各実施例では、説明の便宜上、半導体集積回路は、1つのクロックネットが複数の動作周波数で動作する構成の半導体集積回路であるものとする。このセル構造35−1は、入力端子37、インバータ回路部41,42、導通制御回路43及び出力端子38を有する。図5のセル構造35−1では、インバータ回路部41は図示の如く接続された3個のPチャネルトランジスタと3個のNチャネルトランジスタを有し、インバータ回路42は図示の如く接続された4個のPチャネルトランジスタと4個のNチャネルトランジスタを有するが、各インバータ回路部41,42を構成するトランジスタの数、種類及び接続はこれに限定されるものではない。インバータ回路部41は電源系統VDD1に接続されており、インバータ回路部42は電源系統VDD2に接続されている。電源系統VDD1は、セル構造35−1に常に動作電圧VDDをVDD1として印加する。一方、電源系統VDD2は、半導体集積回路の動作周波数に応じてセル構造35−1に動作電圧VDD又は接地電圧GNDをVDD2として印加する。
インバータ回路部41とインバータ回路部42の間には、電源系統VDD2からの電圧を制御信号とする導通制御回路43が、セル構造35−1内の入力部と出力部に設けられている。この導通制御回路43は、電源系統VDD2からの電圧VDD2と、電圧VDD2の反転電圧であるVDD2*(VDD2バー)により制御される。電圧VDD2*は、電源系統VDD1のインバータセル44に電圧VDD2を入力することで得られる。電圧VDD2*を生成するインバータセル44は、セル構造35−1の一部を構成する必要はない。これは、導通制御回路43に対する制御信号は、実際には複数のセル構造に対して同時に入力されるため、電圧VDD2*を生成するインバータセル44は半導体集積回路内で最低1つ設けられていれば良いからである。つまり、インバータセル44は、セル構造35−1内に設けられていても、セル構造35−1外に設けられていても良い。
電源系統VDD2は、半導体集積回路を高い動作周波数で動作させる時には動作電圧VDDを印加し、低い動作周波数で動作させる時には接地電圧GNDを印加する。高い動作周波数及び低い動作周波数は、特定の周波数に限定されるものではなく、高い動作周波数が低い動作周波数と比較して高い周波数関係にあれば良い。半導体集積回路を高い動作周波数で動作させる時には電源系統VDD2が動作電圧VDDを印加するため、インバータ回路部42が動作状態になる。又、動作電圧VDDを印加することで、導通制御回路43が導通状態になる。これにより、セル構造35−1内のトランジスタが全て動作状態となり、7個のPチャネルトランジスタ及び7個のNチャネルトランジスタが並列に接続されたインバータセルが構成される。半導体集積回路を低い動作周波数で動作させる時は、電源系統VDD2が接地電圧GNDを印加するため、インバータ回路部42が非動作状態になる。
インバータ回路部42に接地電圧GNDを印加することで、トランジスタのゲートがどのような状態であっても、トランジスタのソース・ドレイン間に電位差がないため、ソース−ドレイン間にリーク電流は発生しない。又、電源系統VDD2から接地電圧GNDをセル構造35−1に印加することで、導通制御回路は43非導通状態になる。これによりセル内のトランジスタ回路部41のみが動作状態となり、3個のPチャネルトランジスタ及び3個のNチャネルトランジスタが並列に接続されたインバータセルが構成される。
図6は、本発明の第2実施例の要部を示す回路図である。図6は、インバータ機能を有し、3つの電源系統を有する半導体集積回路のセル構造35−2を示す。図6中、図5と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。このセル構造35−2は、入力端子37、インバータ回路部41,42,51、導通制御回路43,53及び出力端子38を有する。
インバータ回路部51は電源系統VDD3に接続されている。電源系統VDD3は、半導体集積回路の動作周波数に応じてセル構造35−2に動作電圧VDD又は接地電圧GNDをVDD3として印加する。図6のセル構造35−2では、インバータ回路部51は図示の如く接続された4個のPチャネルトランジスタと4個のNチャネルトランジスタを有するが、各インバータ回路部41,42,51を構成するトランジスタの数、種類及び接続は、図6に示すものに限定されるものではない。
インバータ回路部41とインバータ回路部51の間には、電源系統VDD3からの電圧を制御信号とする導通制御回路53が、セル構造35−2内の入力部と出力部に設けられている。この導通制御回路53は、電源系統VDD3からの電圧VDD3と、電圧VDD3の反転電圧であるVDD3*(VDD3バー)により制御される。電圧VDD3*は、例えば電源系統VDD1のインバータセル(図示せず)に電圧VDD3を入力することで得られる。電圧VDD3*を生成するインバータセルは、図5に示すインバータセル44の場合と同様に、セル構造35−2の一部を構成する必要はなく、又、電圧VDD3*を生成するインバータセルは半導体集積回路内で最低1つ設けられていれば良い。
このように、電源系統が3つの場合でも、セル構造の基本的な構成は図5の電源系統が2つの場合と同様であり、本発明は電源系統が4つ以上の場合にも同様にして適用可能であることは言うまでもない。
図7は、本発明の第3実施例の要部を示す回路図である。図7は、2入力NAND機能を有し、2つの電源系統を有するセル構造35−3を示す。このセル構造35−3は、入力端子71,72、NAND回路部61,62、導通制御回路63及び出力端子73を有する。図7のセル構造35−3では、NAND回路部61は図示の如く接続された2個のPチャネルトランジスタと2個のNチャネルトランジスタを有し、NAND回路部62は図示の如く接続された6個のPチャネルトランジスタと6個のNチャネルトランジスタを有するが、各NAND回路部61,62を構成するトランジスタの数、種類及び接続は、図7に示すものに限定されるものではない。
NAND回路部61は電源系統VDD1に接続されており、NAND回路部62は電源系統VDD2に接続されている。電源系統VDD1は、セル構造35−3に常に動作電圧VDDをVDD1として印加する。一方、電源系統VDD2は、半導体集積回路の動作周波数に応じてセル構造35−3に動作電圧VDD又は接地電圧GNDをVDD2として印加する。
NAND回路部61とNAND回路部62の間には、電源系統VDD2からの電圧を制御信号とする導通制御回路63が、セル構造35−3内の入力部と出力部に設けられている。この導通制御回路63は、電源系統VDD2からの電圧VDD2と、電圧VDD2の反転電圧であるVDD2*(VDD2バー)により制御される。電圧VDD2*は、電源系統VDD1のインバータセル(図示せず)に電圧VDD2を入力することで得られる。電圧VDD2*を生成するインバータセルは、図5に示すインバータセル44の場合と同様に、セル構造35−3の一部を構成する必要はなく、半導体集積回路内で最低1つ設けられていれば良い。
このように、図7に示す如き2入力NAND回路の場合でも、セル構造の基本的な構成は図5のインバータ回路で構成されたセル構造の場合と同様であり、本発明は2入力NAND回路以外のAND回路、OR回路、NOR回路等の組み合わせ回路、フリップフロップ回路等の順序回路等にも同様に適用可能であることは言うまでもない。
図8は、本発明の第4実施例の要部を示す回路図である。図8は、2入力NAND機能を有し、2つの電源系統を有するセル構造35−4を示す。このセル構造35−4は、入力端子91,92、2入力NAND回路及びインバータ(2入力AND)回路部80、インバータ回路部81,82、導通制御回路83及び出力端子93を有する。図8のセル構造35−4では、2入力NAND回路及びインバータ回路部80は図示の如く接続された3個のPチャネルトランジスタと3個のNチャネルトランジスタを有し、インバータ回路部81は図示の如く接続された1個のPチャネルトランジスタと1個のNチャネルトランジスタを有し、インバータ回路部82は図示の如く接続された3個のPチャネルトランジスタと3個のNチャネルトランジスタを有するが、各回路部80,81,82を構成するトランジスタの数、種類及び接続は、図8に示すものに限定されるものではない。
2入力NAND及びインバータ回路部80と、インバータ回路部81とは電源系統VDD1に接続されており、インバータ回路部82は電源系統VDD2に接続されている。電源系統VDD1は、セル構造35−4に常に動作電圧VDDをVDD1として印加する。一方、電源系統VDD2は、半導体集積回路の動作周波数に応じてセル構造35−4に動作電圧VDD又は接地電圧GNDをVDD2として印加する。
インバータ回路部81とインバータ回路部82の間には、電源系統VDD2からの電圧を制御信号とする導通制御回路83が、セル構造35−4内でインバータ回路81,82により構成されるバッファ回路の入力部と出力部に設けられている。この導通制御回路83は、電源系統VDD2からの電圧VDD2と、電圧VDD2の反転電圧であるVDD2*(VDD2バー)により制御される。電圧VDD2*は、例えば電源系統VDD1のインバータセル(図示せず)に電圧VDD2を入力することで得られる。電圧VDD2*を生成するインバータセルは、図5に示すインバータセル44の場合と同様に、セル構造35−4の一部を構成する必要はなく、又、電圧VDD2*を生成するインバータセルは半導体集積回路内で最低1つ設けられていれば良い。
一般的に、機能が同じで駆動能力が異なるセル構造は、図9に示す例のように、基本回路部分は同じで最終段のバッファのみ駆動能力を変えている場合が多い。図9は、同じ機能で駆動能力の異なるセル構造の一例を説明する図である。図9において、説明の便宜上、各セル内に示された数字は、駆動能力の高さを任意単位で示し、数字が大きい程駆動能力が高い、即ち、消費電力が大きいものとする。図9において、上側のセル構造も下側のセル構造もNAND回路である。上側のセル構造の場合、NAND回路は同じ構成を有するが、出力段のバッファの駆動能力は異なる。又、下側のセル構造の場合、AND回路は同じ構成を有するが、出力段のインバータの駆動能力は異なる。このようにセル構造の機能が損なわれない範囲で、セル構造内の回路の一部だけに本発明のセル構造を適用することも可能である。
上記各実施例によれば、電源から半導体集積回路に印加される電圧自体を導通制御回路の制御信号として用いているため、専用の制御端子を設ける必要がない。又、低い動作周波数で半導体集積回路を動作させる時、使用していないトランジスタ回路の電源系統から接地電圧を印加するため、ソース・ドレイン間のリーク電流の発生を抑制可能となる。これにより、低い動作周波数で半導体集積回路を動作させる時は、駆動能力を変更できる機能を備えた従来のセル構造よりも低消費電力を実現可能となる。
上記各実施例において、導通制御回路をセル構造(又は、マクロ構造)内の出力部のみに設けるようにしても良い。この場合、回路規模を小さくすることができるが、入力部が導通しているため、トランジスタのゲート酸化膜をトンネル効果で突き抜けて電流が流れることにより生じるゲートリーク電流が僅かながら発生する可能性がある。このゲートリーク電流は、特に微細テクノロジでは顕著となる。一方、導通制御回路をセル構造(又は、マクロ構造)内の入力部と出力部の両方に設けた場合、回路規模は前者の場合よりは大きくなるが、ゲートリーク電流の発生は抑制可能となる。従って、導通制御回路をセル構造の出力部のみに設けるか否かは、半導体集積回路の用途に応じて選定すれば良い。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1)
入力端子及び出力端子を有し、複数の動作周波数で動作する半導体集積回路であって、
該入力端子と該出力端子との間に並列接続された第1の論理回路及び第2の論理回路と、
該第2の論理回路と該出力端子との間に接続された第1の導通制御回路とを備え、
該第1の論理回路は常に第1の電源系統からの動作電圧を印加され、
該第2の論理回路は該動作周波数に応じて第2の電源系統からの動作電圧又は接地電圧を印加され、
該第1の導通制御回路は該第2の電源系統からの電圧に応じて導通し、
該第2の電源系統からの電圧により、該第2の論理回路内の一部のトランジスタの動作状態及びリーク電流の制御を行うことを特徴とする、半導体集積回路。
(付記2)
該入力端子と該第2の論理回路との間に接続され、該第2の電源系統からの電圧に応じて導通する第2の導通制御回路を更に備え、
該第2の電源系統からの電圧により、該第2の論理回路内の他の一部のトランジスタの動作状態及びリーク電流の制御を行うことを特徴とする、付記1記載の半導体集積回路。
(付記3)
該入力端子は1つであり、該第1及び第2の論理回路はインバータ回路であり、該出力端子は1つであることを特徴とする、付記1又は2記載の半導体集積回路。
(付記4)
該入力端子は複数あり、該第1及び第2の論理回路はNAND回路であり、該出力端子は1つであることを特徴とする、付記1又は2記載の半導体集積回路。
(付記5)
該入力端子と該出力端子との間に、該第1及び第2の論理回路と並列接続された第3の論理回路と、
該第3の論理回路と該出力端子との間に接続された第2の導通制御回路とを備え、
該第3の論理回路は該動作周波数に応じて第3の電源系統からの動作電圧又は接地電圧を印加され、
該第2の導通制御回路は該第3の電源系統からの電圧に応じて導通し、
該第3の電源系統からの電圧により、該第3の論理回路内の一部のトランジスタの動作状態及びリーク電流の制御を行うことを特徴とする、付記1記載の半導体集積回路。
(付記6)
該入力端子と該第2の論理回路との間に接続され、該第2の電源系統からの電圧に応じて導通する第3の導通制御回路と、
該入力端子と該第3の論理回路との間に接続され、該第3の電源系統からの電圧に応じて導通する第4の導通制御回路とを更に備え、
該第2の電源系統からの電圧により、該第2の論理回路内の他の一部のトランジスタの動作状態及びリーク電流の制御を行い、
該第3の電源系統からの電圧により、該第3の論理回路内の他の一部のトランジスタの動作状態及びリーク電流の制御を行うことを特徴とする、付記5記載の半導体集積回路。
(付記7)
該入力端子と該第1の論理回路との間に設けられた第3の論理回路を更に備え、
該第3の論理回路は常に該第1の電源系統からの動作電圧を印加されることを特徴とする、付記1記載の半導体集積回路。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
複数の動作周波数を有するクロックネットを示す図である。 単一の動作周波数で動作するクロックネットを示す図である。 排他型のセル構造を概念的に示す図である。 並列型のセル構造を概念的に示す図である。 本発明の第1実施例の要部を示す回路図である。 本発明の第2実施例の要部を示す回路図である。 本発明の第3実施例の要部を示す回路図である。 本発明の第4実施例の要部を示す回路図である。 同じ機能で駆動能力の異なるセル構造の一例を説明する図である。
符号の説明
35−1〜35−4 セル構造
37,71,72,91,92 入力端子
38,73,93 出力端子
41,42,51,81,82 インバータ回路
43,53,63,83 導通制御回路
80 NAND及びインバータ回路

Claims (5)

  1. 入力端子及び出力端子を有する半導体集積回路であって、
    前記入力端子と前記出力端子との間に並列接続された第1の論理回路及び第2の論理回路と、
    前記第2の論理回路と前記出力端子との間に接続された第1の導通制御回路と
    前記第1の論理回路の電源端子に動作電圧を印加する第1の電源系統と、
    前記第2の論理回路の電源端子に動作電圧又は接地電圧を印加する第2の電源系統とを備え、
    前記第1の導通制御回路は、前記第2の電源系統からの動作電圧に応じて導通し、前記第2の電源系統からの接地電圧に応じて非導通となり、
    前記第2の電源系統は、前記第2の論理回路の電源端子に、前記半導体集積回路が第1の動作周波数で動作する場合には前記動作電圧を印加し、前記半導体集積回路が前記第1の動作周波数よりも低い第2の動作周波数で動作する場合には前記接地電圧を印加することを特徴とする、半導体集積回路。
  2. 前記入力端子と前記第2の論理回路との間に接続され、前記第2の電源系統からの動作電圧に応じて導通し、前記第2の電源系統からの接地電圧に応じて非導通となる第2の導通制御回路を更に備えことを特徴とする、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記入力端子と前記出力端子との間に、前記第1及び第2の論理回路と並列接続された第3の論理回路と、
    前記第3の論理回路と前記出力端子との間に接続された第2の導通制御回路と
    前記第3の論理回路の電源端子に動作電圧又は接地電圧を印加する第3の電源系統とを備え、
    前記第2の導通制御回路は、前記第3の電源系統からの動作電圧に応じて導通し、前記第3の電源系統からの接地電圧に応じて非導通となり、
    前記第3の電源系統は、前記第3の論理回路の電源端子に、前記半導体集積回路が前記第1の動作周波数で動作する場合には前記動作電圧を印加し、前記半導体集積回路が前記第1の動作周波数よりも低い前記第2の動作周波数で動作する場合には前記接地電圧を印加することを特徴とする、請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記入力端子と前記第2の論理回路との間に接続され、前記第2の電源系統からの動作電圧に応じて導通し、前記第2の電源系統からの接地電圧に応じて非導通となる第3の導通制御回路と、
    前記入力端子と前記第3の論理回路との間に接続され、前記第3の電源系統からの動作電圧に応じて導通し、前記第3の電源系統からの接地電圧に応じて非導通となる第4の導通制御回路とを更に備えことを特徴とする、請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 前記入力端子と前記第1の論理回路との間に設けられた第3の論理回路を更に備え、
    前記第3の論理回路は前記第1の電源系統からの動作電圧を印加されることを特徴とする、請求項1記載の半導体集積回路。
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