JP5258864B2 - バリカン - Google Patents

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Description

本発明は、バリカンに関する。
従来、バリカンとして、両側に刃が形成された櫛突起が複数並設された固定刃と可動刃とを備え、櫛突起突出方向に前進させて固定刃および可動刃の個々の櫛突起の間に毛髪を導入するとともに、固定刃に対して可動刃を櫛突起の並設方向に往復摺動させて当該毛髪を切断するものがある。
そして、この種のバリカンとして、固定刃の先端に設けられた櫛突起後方の下面に毛髪逃げを穿設し、バリカンを前進させる際に刈り込まれた毛髪を毛髪逃げに導入することで、バリカン前進時に固定刃の下面と当該下面に接する頭部との間に生じる摩擦力を軽減し、バリカンの操作性の向上を図ったものが知られている(例えば特許文献1参照)。
実公昭38−14816号公報
しかしながら、上記従来の技術では、固定刃の櫛突起の刃部が固定刃上面に形成されており、毛髪逃げ上部の穿設面の位置が固定刃の櫛突起の刃部よりも低い位置に存在しているため、バリカンを前進させることで毛髪逃げに導入された毛髪が穿設面に当接して前方に押し倒されてしまう。そのため、押し倒された毛髪によって切断前の毛髪が前方に押し倒されて毛髪の刈り高さよりも長い状態で切断されてしまい、毛髪の刈り高さが不均一になってしまうおそれがある。
そこで、本発明は、毛髪の刈り高さをより均一にすることのできるバリカンを得ることを目的とする。
本発明にあっては、両側に刃が形成された櫛突起が複数並設された本体部を有する固定刃と、両側に刃が形成された櫛突起が複数並設された本体部を有し、前記固定刃に摺接する可動刃と、を備え、前記可動刃を前記固定刃に対して櫛突起の並設方向に往復摺動させて毛を切断するバリカンにおいて、前記固定刃および可動刃は、バリカン本体に取り付けられており、前記固定刃の複数の櫛突起は、肌に当接する肌当て面と、前記可動刃の櫛突起が摺接する摺接面と、を有し、前記固定刃の本体部は、前記肌当て面を含む平面に対向する対向面を有し、前記肌当て面を含む平面と前記固定刃の本体部の対向面との最短距離、および、前記バリカン本体の表面のうち前記肌当て面を含む平面と対向する側の面の全面における前記肌当て面を含む平面との距離が、前記肌当て面を含む平面と前記可動刃の櫛突起の先端との距離以上であることを主要な特徴とする。
本発明によれば、可動刃を固定刃に対して櫛突起の並設方向に往復摺動させて毛を切断するバリカンにおいて、肌当て面を含む平面と固定刃の本体部の対向面との最短距離、および、バリカン本体の表面のうち肌当て面を含む平面と対向する側の面の全面における肌当て面を含む平面との距離が、肌当て面を含む平面と可動刃の櫛突起の先端との距離以上となるようにしている。その結果、肌当て面を頭部に当接した状態で、対向面およびバリカン本体の肌当て面を含む平面と対向する側の面を可動刃の櫛突起に設けられた刃によって刈り込まれた毛髪の刈り高さよりも高い位置に存在させることができる。そのため、刈り込まれた毛髪が対向面やバリカン本体の肌当て面を含む平面と対向する側の面に当接するのを抑制することができる。すなわち、刈り込まれた毛髪が前方に押し倒されてしまうことが抑制されるため、切断前の毛髪が前方に押し倒されてしまうのを抑制することができ、毛髪の刈り高さをより均一にすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかるバリカンを示す図であって、(a)は、正面図、(b)は、側面図である。 図2は、本発明の第1実施形態にかかるバリカン本体内部の主要部品を透視した側面図である。 図3は、本発明の第1実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの側面図である。 図6は、図4のA−A断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの断面図である。 図8は、本発明の第3実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの断面図である。 図9は、本発明の第4実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるバリカンを示す図であって、(a)は、正面図、(b)は、側面図、図2は、バリカン本体内部の主要部品を透視した側面図、図3は、バリカンの刃ブロックの斜視図、図4は、バリカンの刃ブロックの平面図、図5は、バリカンの刃ブロックの側面図、図6は、図4のA−A断面図である。
本実施形態にかかるバリカンは、図1に示すように、把持部を兼ねた細長形状の本体部(バリカン本体)1の長手方向一端(図1中の上端)に、固定刃2と可動刃3とを有する刃ブロック4を装着し、本体部1内に配したモータ5を駆動源として刃ブロック4の可動刃3を固定刃2に対して本体部1の短手方向(図1(b)中の左右方向)に往復摺動させることで、固定刃2先端の刃溝23内に導入した毛髪を可動刃3との間で挟み込んで切断するものである。
本体部1は、図2に示すように、片手で把持し得る側面視略S字状の外殻を成す本体ハウジング6内に、充電池7と、充電池7により電力を供給されて回転駆動されるモータ5と、モータ5の回転駆動力を本体部1の長手方向一端側に伝達する動力伝達機構8と、動力伝達機構8により偏心回転駆動される偏心軸9と、外部に露出させた操作スイッチ10の押込み操作に応じてモータ5への電力供給を制御する制御部11と、を備えている。
偏心軸9は、刃ブロック4に備えられた後述の案内板17と連結するように本体ハウジング6から刃ブロック4側(図1,2中上方)に突出させている。また、本体ハウジング6の外面における操作スイッチ10の刃ブロック4側(図1,2中上方)には、刈り高さ調整用のダイヤル13が回動自在に配されており、本体ハウジング6内にはこのダイヤル13の正逆回転と連動して刃ブロック4に備えられた後述の切替レバー19を起倒操作する伝達機構15を備えている。
刃ブロック4は、両側に刃が形成された先細状の櫛突起22が複数並設された本体部21を有する櫛歯状の固定刃2と、両側に刃が形成された先細状の櫛突起32が複数並設された本体部21を有し、固定刃2に摺接する櫛歯状の可動刃3と、を備えている。
そして、櫛突起22の上面(摺接面22b)に摺接した櫛突起32を固定刃2に対して櫛突起22,32が並設する方向(X方向)に往復摺動することにより、櫛突起22および櫛突起32の個々の刃の間に導入される毛髪を切断している。
さらに、本実施形態では、刃ブロック4は、固定刃2の本体部21を係合するフック(図示せず)によって固定刃2の櫛突起22,32の突出方向(Y方向)後方に固定される固定板16と、可動刃3の本体部31を係合するフック17aを有し、当該フック17a及びヒートシールによって可動刃3を固定する案内板17と、可動刃3を固定刃2側に押し付ける付勢力を与えるように弾性変形させた状態で固定板16と案内板17との間に配されるコイル状のばね18と、固定板16に形成された半円溝部16bに枢支される円柱部19aを有し、当該円柱部19aを中心として固定板16上に起倒自在に配されるとともに、ばね18のコイル部分を嵌合配置させることで当該ばね18により倒伏姿勢側に付勢される切替レバー19と、を備えている。
そして、ばね18の付勢力に抗して切替レバー19を起立姿勢側に回動操作することで、当該ばね18及び案内板17を介して、可動刃3が、固定刃2に対する押圧状態を保持しながら櫛突起22,32の突出方向(Y方向)前方に向けてスライドするようになっている。
本実施形態では、伝達機構15に設けられた操作部材を櫛突起22,32の突出方向(Y方向)前方にスライドさせて切替レバー19に設けられた突起部19bを押し込むことで、切替レバー19を起立姿勢側に回動操作している。
具体的には、ダイヤル13の回転位置を所定の正方向に移動させると、伝達機構15を介し操作部材が櫛突起22,32の突出方向(Y方向)前方にスライドし、切替レバー19がばね18の付勢力に抗して起立姿勢に向けて回動され、これにより可動刃3は、その櫛突起32の先端が固定刃2の櫛突起22の先端に接近するように、櫛突起22,32の突出方向(Y方向)前方に向けてスライドする。そして、ダイヤル13の回転位置を逆方向に移動させると、伝達機構15を介し操作部材が櫛突起22,32の突出方向(Y方向)後方にスライドし、切替レバー19がばね18の付勢力により倒伏姿勢に向けて回動し、可動刃3は、その櫛突起32の先端が固定刃2の櫛突起22の先端から離れるように、櫛突起22,32の突出方向(Y方向)後方に向けてスライドする。
このとき、固定刃2の櫛突起22は、その肉厚tが突出方向(Y方向)に沿って変化するように側面視尖鋭形状に形成されているため、上述したように、固定刃2に対する可動刃3のスライド位置を変更することで毛髪の刈り高さを調整することができるようになっている。
なお、図5および図6は、毛髪の刈り高さが最大となるように設定した状態における可動刃3のスライド位置を示している。
また、上記刈り高さ調整機構は一例に過ぎず、使用者の操作に応じて可動刃3を固定刃2に対して突出方向Yにスライド自在でさえあれば、他の公知な刈り高さ調整機構のいずれを用いても構わない。
ここで、固定刃2の櫛突起22は、下面側に、肌に当接する肌あて面22aを有するとともに、上面側に、可動刃3の櫛突起32が摺接する摺接面22bを有している。
また、固定刃2の本体部21は、下面側に、肌あて面22aを含む平面Pに対向する対向面21aを有している。
そして、本実施形態では、図6に示すように、櫛突起22の後端部を、対向面21aの突出方向(Y方向)後部まで延在させている。
また、固定板16は、底面16cと、固定板16の櫛突起22,32の突出方向(Y方向)前部に設けられ、底面16cの櫛突起22,32の突出方向(Y方向)前端から前方に向かって上方に傾斜している傾斜面16dと、を有している。そして、この傾斜面16dも、図6に示すように、肌あて面22aを含む平面Pに対向している。
本実施形態では、本体部21の対向面21aおよび固定板16の傾斜面16dは、肌あて面22aに対して略平行となるように形成されており、さらに、対向面21aと傾斜面16dとが面一になっている。
そして、刃ブロック4を肌あて面22aが下方かつ水平となるように配置した状態で、本体部21の対向面21aおよび固定板16の傾斜面16dが、毛髪の刈り高さが最大となるように設定した状態における可動刃3の櫛突起32の位置よりも上方に位置するようにしている。
すなわち、肌あて面22aを含む平面Pと本体部21の対向面21aとの距離(最短距離)および肌あて面22aを含む平面Pと固定板16の傾斜面16dとの距離(最短距離)が、肌あて面22aを含む平面Pと毛髪の刈り高さが最大となるように設定した状態における可動刃3の櫛突起32の先端との距離以上となるようにしている。
なお、対向面21aおよび傾斜面16dを櫛突起32の位置と同一の高さとなるようにしてもよい。
また、本実施形態では、バリカン本体1の表面1aのうち肌当て面22aを含む平面と対向する側の面1bの全面における肌当て面22aを含む平面との距離を、肌当て面22aを含む平面と可動刃3の櫛突起32の先端との距離以上となるようにしている。
さらに、本実施形態では、固定刃2の櫛突起22が並設する方向(X方向)の両側端部に、可動刃3と対向する面を除く略全面において、曲率半径が大きく円滑な凸曲面24が形成されている(図3、図4参照)。
この凸曲面24は、特に耳周りの毛髪を切断する場合のように刃ブロック4を傾けて使用する際に、固定刃2と肌との滑りが良好となるように、並設方向(X方向)の端側に近付く程にその厚みが小さくなるような滑らかな凸状に形成されるとともに、櫛突起22,32の突出方向(Y方向)の根元側から刃先側にかけて連続して形成されている。
以上の本実施形態によれば、刃ブロック4を肌あて面22aが下方かつ水平となるように配置した状態で、本体部21の対向面21aおよび固定板16の傾斜面16dが、毛髪の刈り高さが最大となるように設定した状態における可動刃3の櫛突起32の位置よりも上方に位置しているため、肌あて面22aを肌に当接させながらバリカンを前進させた際に刈り込まれた毛髪が対向面21aおよび傾斜面16dに当接するのを抑制することができる。すなわち、刈り込まれた毛髪が前方に押し倒されてしまうことが抑制されるため、切断前の毛髪が前方に押されてしまうのを抑制することができ、毛髪の刈り高さをより均一にすることができる。
その結果、散髪時に、毛髪を所望の長さとするために何度も同じ軌道を通す必要がなくなるため、散髪時間の短縮を図ることができる。さらに、一回の散髪で毛髪を切断する回数を少なくすることができるため、通常のバリカンよりも刃の寿命を長くすることができる。
また、本実施形態では、バリカン本体1の表面1aのうち肌当て面22aを含む平面と対向する側の面1bの全面における肌当て面22aを含む平面との距離を、肌当て面22aを含む平面と可動刃3の櫛突起32の先端との距離以上となるようにしている。その結果、刈り込まれた毛髪がバリカン本体1によって前方に押し倒されてしまうのが抑制されるため、切断前の毛髪が前方に押されてしまうのをより確実に抑制することができ、毛髪の刈り高さをより確実に均一にすることができるようになる。
さらに、本実施形態のように、本体部21の対向面21aおよび固定板16の傾斜面16dを、毛髪の刈り高さが最大となるように設定した状態における可動刃3の櫛突起32の位置よりも上方に位置させることで、調節可能な全ての範囲の刈り高さにおいて、毛髪の刈り高さをより均一にすることができるようになる。
また、本実施形態によれば、固定刃2の本体部21の対向面21aを、肌当て面22aを含む平面Pに対して略平行な平面に形成しているため、本体部21の構造を簡単な構造とすることができ、本体部21を容易に加工することができる。その結果、固定刃2の加工量を削減することができ、コストの削減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、櫛突起22の後端部を、対向面21aの突出方向(Y方向)後部まで延在させているため、櫛突起22の後部も櫛としての機能を有することとなり、刈られた後の毛髪の向きを整えることができるようになる。
(第2実施形態)図7は、本実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの断面図である。なお、本実施形態にかかるバリカンは、上記第1実施形態にかかるバリカンと同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかるバリカンは、固定板16Aの傾斜面16dに固定刃2の個々の櫛突起22と位置的に対応するとともに、櫛突起22の延在方向に沿ったリブ16eが設けられている点で上記第1実施形態と異なっており、その他の構造は基本的に同一である。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、固定板16Aの傾斜面16dに、個々の櫛突起22と位置的に対応するとともに、櫛突起22の延在方向に沿ったリブ16eを設けているため、刈られた後の毛髪の向きがリブ16eによっても整えられる。すなわち、刈られた後の毛髪の向きをより一層整えることができるようになる。
(第3実施形態)図8は、本実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの断面図である。なお、本実施形態にかかるバリカンは、上記第1実施形態にかかるバリカンと同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかるバリカンは、固定刃2の本体部21Bの下面側に形成された対向面21aBおよび固定板16Bの底面16cBの突出方向(Y方向)前方に形成された傾斜面16dBが、肌当て面22aを含む平面Pに対して櫛突起22,32の突出方向(Y方向)後方に向かって上方に傾斜しており、対向面21aBと傾斜面16dBとが面一になっている点で上記第1実施形態と異なっており、その他の構造は基本的に同一である。
そして、肌あて面22aを含む平面Pと本体部21Bの対向面21aBとの最短距離である対向面21aBの突出方向(Y方向)前端と肌あて面22aを含む平面Pとの距離が、肌あて面22aを含む平面Pと毛髪の刈り高さが最大となるように設定した状態における可動刃3の櫛突起32との距離以上となるようにしている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)図9は、本実施形態にかかるバリカンの刃ブロックの断面図である。なお、本実施形態にかかるバリカンは、上記第1実施形態にかかるバリカンと同様の構成要素を備える。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかるバリカンは、固定板16Cの底面16cCの突出方向(Y方向)前方に形成された傾斜面16dCが、刃ブロック4を肌あて面22aが下方かつ水平となるように配置した状態で、本体部21の対向面21aの位置よりも上方に位置している点で上記第1実施形態と異なっており、その他の構造は基本的に同一である。
すなわち、本実施形態では、図9に示すように、対向面21aと傾斜面16dCとが段差状に形成されている。
そして、対向面21aおよび傾斜面16dCは、それぞれ、肌あて面22aを含む平面Pに対して略平行となるように形成されている。また、肌あて面22aを含む平面Pと本体部21の対向面21aとの距離(最短距離)が、肌あて面22aを含む平面Pと毛髪の刈り高さが最大となるように設定した状態における可動刃3の櫛突起32との距離以上となるようにしている。
なお、本実施形態では、対向面21aおよび傾斜面16dCは、肌あて面22aを含む平面Pと略平行となるようにしているが、上記第3実施形態のように、対向面21aおよび傾斜面16dCを、肌当て面22aを含む平面Pに対して櫛突起22,32の突出方向(Y方向)後方に向かって上方に傾斜させてもよい。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明にかかるバリカンの好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
例えば、上記第1〜第4実施形態においては、可動刃をスライドさせて固定刃に対する可動刃の位置を変更することで毛髪の刈り高さ調節可能なバリカンを例示したが、固定刃に対する可動刃の位置が変わらない、すなわち、刈り高さ調節機能を有していないバリカンを用いても本発明を実施することができる。
また、上記第3、第4実施形態において、固定板の傾斜面にリブを設けることも可能である。
また、上記第1〜第4実施形態においては、固定刃とは別部材である固定板を用い、当該固定板を固定刃に取り付けるようにしているため、例えば、金属製の固定刃に樹脂製の固定板を取り付けるようにすることで刃ブロックの軽量化を図ることも可能である。さらに、刃ブロック全体に占める金属使用部分の割合を減少させることができるため、金属の使用量ならびに金属部分の加工量を減少させることができ、コスト削減を図ることができるようになる。
1 本体部(バリカン本体)
1a 表面
1b 肌当て面を含む平面と対向する側の面
2 固定刃
21 本体部
21a 対向面
22 櫛突起
22a 肌あて面
22b 摺接面
3 可動刃
31 本体部
32 櫛突起
16 固定板
16d 傾斜面
t 肉厚
P 肌あて面を含む平面
X 並設方向
Y 突出方向

Claims (4)

  1. 両側に刃が形成された櫛突起が複数並設された本体部を有する固定刃と、両側に刃が形成された櫛突起が複数並設された本体部を有し、前記固定刃に摺接する可動刃と、を備え、前記可動刃を前記固定刃に対して櫛突起の並設方向に往復摺動させて毛を切断するバリカンにおいて、
    前記固定刃および可動刃は、バリカン本体に取り付けられており、
    前記固定刃の複数の櫛突起は、肌に当接する肌当て面と、前記可動刃の櫛突起が摺接する摺接面と、を有し、
    前記固定刃の本体部は、前記肌当て面を含む平面に対向する対向面を有し、
    前記肌当て面を含む平面と前記固定刃の本体部の対向面との最短距離、および、前記バリカン本体の表面のうち前記肌当て面を含む平面と対向する側の面の全面における前記肌当て面を含む平面との距離が、前記肌当て面を含む平面と前記可動刃の櫛突起の先端との距離以上であることを特徴とするバリカン。
  2. 前記固定刃の本体部の対向面が、前記肌当て面を含む平面に対して略平行であることを特徴とする請求項1に記載のバリカン。
  3. 前記固定刃の本体部の対向面が、前記肌あて面を下方かつ水平に配置した状態で、前記肌当て面を含む平面に対して櫛突起の突出方向後方に向かって上方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のバリカン。
  4. 前記固定刃の本体部の櫛突起突出方向後方に、当該固定刃の本体部が取り付けられる固定板を備え、
    前記固定板は、当該固定板の櫛突起突出方向前部に前記肌当て面を含む平面に対向する傾斜面を有し、
    前記肌当て面を含む平面と前記傾斜面との最短距離が、前記肌当て面を含む平面と前記可動刃の櫛突起の先端との距離以上であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のバリカン。
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