JP5258569B2 - 基地局および移動局並びに移行先セル設定方法 - Google Patents

基地局および移動局並びに移行先セル設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、LTE(Long Term Evolution)システムに関し、特に基地局および移動局並びに移行先セル設定方法に関する。
次世代の移動通信システムとして、100Mbpsでのデータ伝送が可能な移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)の研究開発が進められている。
このLTEシステムでは、図1に示すように、最初は少ないキャリア数で運用が開始される。例えば、バンドAでの運用が行われ、数年後周波数が足りなくなった場合に、新たなバンドBのライセンスをとるか、あるいは現在運用されている3Gで使用されているバンドをLTEに変更することで、バンドAおよびBで運用される状況になってくることが予想される。さらに、将来的には、バンドCおよびDでの運用も開始されると予想される。ここで、バンドとは、LTEシステムが運用される周波数帯域を示し、例えば800MHz帯、2GHz帯である。また、キャリアとは、各周波数帯域で運用されるシステムの帯域幅を示し、LTEでは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHzおよび20MHzのいずれかに対応できることが要求されている。
このような状況では、バンドAでの送受信能力を有する移動局(UE: Uesr Equipment)(以下、Band A capable UEとよぶ)しか存在していなかったのが、数年後には、バンドAおよびBでの送受信能力を有する移動局(以下、Band A+B capable UEとよぶ)が存在するようになる。Band A capable UEは、バンドBが導入されても、バンドBでの送受信はできない。
将来的には、バンドA、B、CおよびDでの送受信能力を有する移動局(以下、Band A+B+C+D capable UEとよぶ)が存在するようになる。すなわち、同じオペレータのネットワークであるが、複数のバンド、複数のキャリアで運用され、かつ異なる送受信能力を有する移動局が共存する状況となってくる。
このような状況となった場合に、異なる移動局の送受信能力に対応した負荷分散、すなわちロードバランシングが必要である。例えば、複数のバンドや、キャリアが存在した場合に、あるバンド、またあるキャリアに移動局が偏ってしまうと、他のバンド、キャリアに空きがあるのに集中したキャリアで送受信処理が実行され、その結果通信品質の劣化が生じる。
ロードバランシングには、アクティブであるユーザ、すなわち通信中のユーザを均等に分散させるトラヒックロードバランシング(Traffic load balancing)と、アイドルであるユーザ、すなわち待ち受け中のユーザを均等に分散させるキャンプロードバランシング(Camp load balancing)がある。
ロードバランシングに関して、UMTSのセル設計に関して、UMTS−GSM間のバランシングについて述べたものがある(例えば、非特許文献1参照)。
また、LTE−UMTS間のバランシングについて、特に複数のオペレータがネットワークを共用する場合について述べたものがある(例えば、非特許文献2参照)。
しかし、トラヒックロードバランシング、キャンプロードバランシングを区別した観点で議論したものはない。
J. Laiho, A. Wacker, and T. Novosad, "Radio Network Planning and Optimisation for UMTS", John Wiley & Sons, Chichester, 2002, p.229-231. T−Mobile, R2−060934, "Load sharing using cell reselection,", TSG−RAN WG2 #52, Athens, March 27−31, 2006
LTEでは、移動局の送受信能力、セルの運用帯域幅、セルの負荷状況の全てを勘案しなければ、適切なセル選択ができない問題がある。ロードバランシングにおける移行先セルの選択をネットワークが行う場合にも、移動局の送受信能力をネットワークが把握していなければ、適切なセルを移行先セルに指定できない問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、移動局の能力に応じて、適切なロードバランシングを行うことができる基地局および移動局並びに移行先セル設定方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の基地局は、
所定の帯域幅を有する複数のセルを運用し、
自局のカバーするエリアに在圏する移動局の対応できる帯域幅および周波数帯域のうち少なくとも一方を示す移動局能力情報が、ページングチャネル又は、前記移動局からのコネクションリクエストに対する応答により上位局から通知され、
前記移動局能力情報に基づいて、移動局を移行させる移行先情報として、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定する移行先決定手段;
前記移行先情報を、前記移動局に通知する通知手段;
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、移動局の対応できる帯域幅および周波数帯域のうち少なくとも一方を示す移動局能力情報に基づいて、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定することができる。
本発明の移動局は、
基地局により自局のカバーするエリアに在圏する移動局の対応できる帯域幅および周波数帯域のうち少なくとも一方を示す移動局能力情報に基づいて、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方決定され
移動局は、
前記基地局より通知された移行先セルおよびセルレイヤの一方との回線設定を行う制御プレーン処理手段;
を備え
前記移動局能力情報は、ページングチャネル又は、前記移動局からのコネクションリクエストに対する応答により上位局から通知されることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、基地局により通知された移行先セルおよびセルレイヤの一方と回線設定を行うことができる。
本発明の移行先セル設定方法は、
基地局が、所定の帯域幅を有する複数のセルを運用し、自局のカバーするエリアに在圏する移動局の対応できる帯域幅および周波数帯域のうち少なくとも一方を示す移動局能力情報を、ページングチャネル又は、前記移動局からのコネクションリクエストに対する応答により上位局から取得する移動局能力情報取得ステップ;
前記基地局が、前記移動局能力情報に基づいて、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定する移行先セル決定ステップ;
基地局が、前記移行先セルおよびセルレイヤの一方を、前記移動局に通知する通知ステップ;
を有することを特徴の1つとする。

このように構成することにより、移動局能力情報に基づいて、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定することができる。
本発明の実施例によれば、移動局の能力に応じて、適切なロードバランシングを行うことができる基地局および移動局並びに移行先セル設定方法を実現できる。
LTEシステムにおいて想定されるバンドの増加を示す説明図である。 セルのタイプを示す説明図である。 セル、セルセット、セルレイヤを示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる移動通信システムの動作を示すフロー図である。 本発明の一実施例にかかる移動局が送信する移動局の能力の一例を示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる移動通信システムの動作を示すフロー図である。 本発明の一実施例にかかる移行先セルの選択方法を示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる基地局を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例にかかる移動局を示す部分ブロック図である。
符号の説明
100 基地局
102 送受共用部
104 ドミナントセル処理部
106、110、118、202 RF回路
108、112、120 ユーザプレーン処理部
110、114、122 負荷測定部
116、124 サブオーディネートセル処理部
126 移行先セル決定部
128、204 制御プレーン処理部
130 ネットワーク インタフェース
206 移動局能力記憶部
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例にかかる基地局および移動局が適用される移動通信システムについて、図2を参照して説明する。
本実施例にかかる移動通信システムは、基地局(eNB: eNode B)と移動局(UE: User Equipment)とを備える。
基地局では、1または複数のバンドで、複数のキャリア、例えば20MHzのキャリア、10MHzのキャリア、5MHzのキャリアなどがオペレータにより運用される。例えば、LTEにより、ライセンスを受けた周波数帯が運用される。
ここで、上述したように、バンドとは、LTEシステムが運用される周波数帯域を示し、例えば800MHz帯、2GHz帯である。また、キャリアとは、各周波数帯域で運用されるシステムの帯域幅を示し、LTEでは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHzおよび20MHzのいずれかに対応できることが要求されている。すなわち、1キャリアの帯域幅として、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHzおよび20MHzのいずれかが選択される。
図2には、1つのバンド内で、複数のキャリアが運用される例を示している。この例では、1つのバンド内で、20MHz、10MHz、5MHzおよび20MHzのキャリアが運用されている。キャリアはセルとも呼ばれる。
1つのバンドで運用される複数のキャリアのうち、あるキャリア、例えば20MHzのキャリアでのみ報知情報を送信するブロードキャストチャネル(BCH)と、ページングを送信するページングチャネル(PCH)が送信される。残りのキャリアでは、ページングチャネルは送信されず、ブロードキャストチャネルの送信は行われるが、該ブロードキャストで送信される情報は、必要最小限の情報に限られる。必要最小限の情報には、例えばシステムフレームナンバー(system frame number)、ランダムアクセス規制情報(dynamic persistence level for random access control)およびブロードキャストチャネルおよびページングチャネルを送信しているキャリアの位置を示す情報( associated dominant cell carrier frequency code)が含まれる。
上述したように、ブロードキャストチャネルとページングチャネルとを送信するキャリア、およびページングチャネルは送信せずに、ブロードキャストチャネルで必要最小限の情報を送信するキャリアとが存在する。この2種類のキャリア(セル)をそれぞれドミナントセル(dominanto cell)、およびサブオーディネートセル(subordinate cell)と呼ぶ。すなわち、ドミナントセルは、移動局がアイドル中に待ち受けることも、アクティブ中に通信することもできるセルであり、同期チャネル、ブロードキャストチャネル、ページングチャネル、その他のチャネルを送信できる。サブオーディネートセルは、移動局がアイドル中の待ち受けはできないが、アクティブ中に通信することができるセルであり、同期チャネル、ブロードキャストチャネルを送信できる。
また、同じ基地局で運用される同一バンド(周波数帯)に含まれるセルの組をセルセットと呼ぶ。セルセットには、少なくとも1つのドミナントセルを含む。また、セルセットには1以上のサブオーディネートセルが含まれるようにしてもよい。
例えば、図3に示すように、1基の基地局(eNB1)があり、その基地局ではバンド A(Band A)とバンド B(Band B)が運用されている。さらに、バンド Aは3つのキャリア(セル)、すなわち、fA1、fA2およびfA3が運用され、バンド Bは2つのキャリア、すなわち、fB1およびfB2が運用されている。たとえば、fA1、fA2、fA3、fB1およびfB2は10MHzである。また、fA1、fA2、fA3、fB1およびfB2は、5MHzであってもよいし、20MHzであってもよい。
図3において、fA1およびfB1がドミナントセルである。また、fA2、fA3およびfB2がサブオーディネートセルである。また、同一バンド Aに含まれるセル、すなわちfA1、fA2およびfA3の組、および同一バンド Bに含まれるセル、すなわちfB1およびfB2の組がセルセット(Cell set)である。
また、基地局eNB1とは異なる場所に設置された少なくとも1基の基地局、例えばeNB2においても同様の運用が行なわれ、ドミナントセル、サブオーディネートセル、セルセットが定義される場合、同じキャリアの組をセルレイヤ(Cell layer)と呼ぶ。すなわち、セルレイヤとは、中心周波数(center frequency)と帯域幅(bandwidth)とが等しいセル同士をいう。
図3では、eNB1で運用されている、fA1、fA2、fA3、fB1およびfB2と、eNB2で運用されている、fA1、fA2、fA3、fB1およびfB2とをそれぞれ組にしてセルレイヤと呼ぶ。
基地局が複数のセクタを有する場合には、セクタ内でドミナントセル、サブオーディネートセル、セルセットが定義される。例えば基地局が3つのセクタを有し、各セクタがドミナントセルを1つ、サブオーディネートセルを3つ有する場合は、該基地局は全部で12セルを有することとなる。なお、この場合も、セルレイヤは、中心周波数と帯域幅とが等しいセル同士をいう。従って、セルレイヤには、複数セクタ、複数基地局のセルが含まれる場合もある。特にネットワーク全域に渡って中心周波数と帯域幅とが等しいセルが複数基地局、複数セクタで運用された場合、これら全てのセルをまとめてセルレイヤと呼ぶ。
ドミナントセルとサブオーディネートセルとの間では、トラヒックロードバランシングが重要になってくる。本実施例にかかる移動通信システムでは、移動局がアイドル状態からアクティブ状態に遷移する場合にRRCコネクションの確立を行うために制御プレーンでのやり取りが行われるが、その制御プレーンでのやり取りのなかで、該移動局を必要に応じて他のキャリアに移行させる。
次に、本実施例にかかる移動通信システムの動作について、図4を参照して説明する。本実施例においては、基地局100が、1つのドミナントセルおよびサブオーディネートセルを運用する場合について説明するが、複数のドミナントセルおよびサブオーディネートセルが運用される場合においても適用できる。
また、本実施例においては、移動局200が待ち受けを行うドミナントセルを待ち受けセル、移動局200が移行するセルを移行先セルと呼ぶ。この移行先セルは、ドミナントセルであってもよいしサブオーディネートセルであってもよい。また、基地局100が、待ち受けセルを移行先セルとして選択する場合もあるが、本実施例においては、待ち受けセルと移行先セルとが異なる場合について説明する。また、基地局100が、移動局200が移行するセルレイヤを指定する場合についても同様に適用できる。この場合、移動局200は、指定されたセルレイヤの中から適切なセルを選択する。
着信時の動作について説明する。
コアネットワークから送信されたデータは、アクセスゲートウエイ(aGW: access Gateway)、すなわち上位局にバッファされる(ステップS402)。このアクセスゲートウエイは、論理ノードの場合には、MME/UPEと呼ばれ、MMEが制御プレーン(C−plane)の論理ノード、UPEがユーザプレーン(U−Plane)の論理ノードである。
MMEは、移動局200を呼び出す。MMEは、移動局が位置登録した情報を保持しているため、どの基地局にページングすればよいか分かっているため、その基地局にページングを送信する(ステップS404)。
基地局100では、MME/UPEから送信されたページングに基づいて、待ち受けセルが移動局に対してページングを行う。例えば、待ち受けセルは、ページングインジケータチャネルを送信し(ステップS406)、次に、ページングチャネルを送信する(ステップS408)。ページングチャネルには、国際移動加入者識別ID/(或いは)移動加入者識別ID(IMSI/TMSI: international mobile subscriber identifier/temporary mobile subscriber identifier)と、通信種別を示すcause IDなどが含まれる。
ページングチャネルを受信した移動局200は、自局のグローバルID、すなわちIMSI/TMSIが該ページングチャネルに含まれているか否かを判断し、含まれている場合に、待ち受けセルに、ランダムアクセルチャネル(RACH: Randum Access CHannel)によりアクセスする(ステップS410)。RACHには、例えば署名(signature)、CQI(Channel Quality Indicator)、目的(purpose)の情報が含まれる。
次に、待ち受けセルは、RACHに対する応答(RACH response)を、移動局200に送信する(ステップS412)。RACH responseには、例えば署名、タイミング アドバンス(TA: Timing Advance)、C−RNTI(cell specific−Radio Network Temorary ID)、UL grantの情報が含まれる。
RACHに対する応答に基づいて、コネクションリクエストが上りリンクで送信されるが、LTEでは、上りリンクにおいても共有チャネルを使ってスケジューリングが行われることが想定されている。基地局100は、UL grantとして、タイムフレームと周波数ブロックと情報量を指示する。周波数ブロックはリソースブロックと呼ばれることも、上りではリソースユニットと呼ばれることもある。上りリンクでは、SC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)方式が適用されるため、複数のサブキャリアのうちの所定のサブキャリアにより構成されるリソースユニットが用意され、これらのリソースユニットのうち、使用するリソースユニットが指示される。
C−RNTIは、移動局を識別するためのRANで使用されるIDである。
タイミング アドバンスについて説明する。UL grantにより、上り共有チャネルで送信する、タイムフレームと周波数ブロックとが指示されるが、移動局のセル内における位置により、伝搬遅延が異なってくるため、同じタイミングで送信すると基地局100で受信できるタイミングがずれ、時間軸上で、タイムフレームが前後でかぶってしまう虞がある。そこで、所定のタイムフレーム内に受信タイミングが収まるように、送信タイミングを調整する必要がある。その送信タイミングを調整するための情報をタイミング アドバンスとよぶ。
次に、移動局200は、接続要求(Conn. requset: Connection requset)を、待ち受けセルに送信する(ステップS414)。この接続要求には移動局の能力(UE capability)、例えばバンド Aのみに対応しているのか、バンドAおよびBに対応しているのか、すなわち周波数帯域を示す情報が含まれる。さらに、移動局の能力として、送受信できる帯域幅を示す情報、例えば10MHzであるのか20MHzに対応するのかを示す情報が含まれるようにしてもよい。例えば、図5に示すように、移動局の能力の要素(UE capability information element)として、バンドの数、すなわち周波数帯域の数(Number of bands)、バンド インジケータ、すなわち各周波数帯域を示す情報、移動局の送受信できる帯域幅、例えば10MHzであるのか20MHzであるのかを示す情報が含まれる。
次に、待ち受けセルは、接続要求(Conn. requset: Connection requset)を、MME/UPEに送信する(ステップS416)。
基地局100は、移動局から通知された移動局の能力に基づいて、リダイレクトするセル、すなわち移行させるセルを選択する(ステップS418)。基地局100は、能力を通知してきた移動局を他のセルレイヤに移行させた方がよいか否かを判断する。例えば、基地局100は、自局により運用されている複数のセルのうち、各セルのトラヒックの状態、移動局の能力に基づいて、他のセルに移行させた方がよいか否かを判断する。
基地局100は、他のセルに移行させた方がよいと判断した場合、コネクションセットアップ リダイレクション(connection setup redirection)を、移動局200に送信する(ステップS420)。このコネクションセットアップ リダイレクションには、C−RNTI、IMSI/TMSI、リダイレクションセル(redirection cell)、同期インジケータ(sync indicator)、移行先セルにおけるC−RNTI(new C−RNTI)、移行先セルにおけるUL grantが含まれる。
待ち受けセルと移行先セルとでは、同じ基地局の配下であるので同期をとれる可能性が高い。同期状態であれば、移動局200は、移行先セルに対して上りの送信を行うことができる。一方、周波数によって伝搬路が変化する環境では、同じタイミングで上りの送信を行うと移行先セルにおいて受信できない、すなわち同期がとれない場合がある。例えば、周波数によって使用するアンテナの配置が異なる基地局(例えば張出し構成を行う基地局など)が該当する。同期インジケータには、待ち受けセルと移行先セルとで同期がとれるか否かの情報が含まれる。
一方、基地局100が、他のセルに移行させない方がよいと判断した場合、コネクションセットアップ リダイレクション(connection setup redirection)を、移動局200に送信するが(ステップS420)。このコネクションセットアップ リダイレクションには、C−RNTI、IMSI/TMSIが含まれ、リダイレクションセル(redirection cell)、同期インジケータ(sync indicator)、移行先セルにおけるC−RNTI(new C−RNTI)、移行先セルにおけるUL grantが含まれない。
以下、図4を参照して、待ち受けセルと移行先セルとで同期がとれる場合について説明する。
移動局200は、ステップS420において、コネクションセットアップ リダイレクションを受信するが、このコネクションセットアップ リダイレクションには、C−RNTI、IMSI/TMSIが含まれ、リダイレクションセル、同期インジケータ、移行先セルにおけるC−RNTI(new C−RNTI)、移行先セルにおけるUL grantが含まれる。また、同期インジケータには同期を示す情報が含まれる(ステップS420)。
移行することを通知された移動局200は、今まで使用していた周波数を切替えて、移行先セルに、接続が完了したことを示すコネクションセットアップコンプリート(Connection setup complete)を送信する(ステップS422)。
次に、NAS(non−Access Stratum)手順が実行される(ステップS424)。NAS手順は、上位ノードと移動局間で交わされる制御シーケンスで、例えば暗号化のパラメータなどが設定される。
次に、待ち受けセルと移行先セルとで同期がとれない場合について、図6を参照して説明する。
図6において、ステップS602からステップS618は、図4を参照して説明したステップS402からステップS418と同様であるためその説明を省略する。
移動局200は、ステップS520において、コネクションセットアップ リダイレクションを受信するが、このコネクションセットアップ リダイレクションには、C−RNTI、IMSI/TMSIが含まれ、リダイレクションセル、同期インジケータ、移行先セルにおけるC−RNTI(new C−RNTI)、移行先セルにおけるUL grantが含まれる。また、同期インジケータには非同期を示す情報が含まれる(ステップS620)。
移行することを通知された移動局200は、今まで使用していた周波数を切替えて、移行先セルに、RACHによりアクセスする(ステップS622)。RACHには、署名(signature)、CQI(Channel Quality Indicator)、目的(purpose)の情報が含まれる。
次に、移行先セルは、RACHに対する応答(RACH response)を、移動局200に送信する(ステップS624)。RACH responseには、署名、タイム アドバンス、UL grantの情報が含まれる。
次に、移動局200は、移行先セルにコネクションセットアップコンプリートを送信する(ステップS626)。
次に、NAS(non−Access Stratum)手順が実行される(ステップS628)。
上述した手順のうち、ステップS420からステップS424およびステップS620からステップS628は一例であり、ステップS414およびステップS614において、移動局200がコネクションリクエストに移動局の能力を示す情報を含めて送信する点、待ち受けセルにおいて、送信された移動局の能力を示す情報に基づいて、移行先セルを決定する点を除いて、適宜変更可能である。
次に、発信の場合について説明する。
この場合、上述したステップS410以降の処理が行われる。
また、図4のステップS414、図6のステップS614において、移動局200から移動局の能力を、待ち受けセルに通知する代わりに、MME/UPEに移動局の能力を記憶するようにし、下りのページングがある場合に、そのページングチャネルに移動局の能力含めて基地局100に通知するようにしてもよい。移動局200は、電源ONにされるとアタッチと呼ばれるプロシージャが起動される。このアタッチプロシージャにおいて、MME/UPEに移動局の能力を記憶するようにする。
また、ステップS416およびステップS616において、コネクションリクエストがMME/UPEに送信されるが、このコネクションリクエストに対する応答として、MME/UPEから移動局200の能力を、待ち受けセルに通知するようにしてもよい。
このようにすることにより、移動局200が送信するコネクションリクエストのビット数を低減することができる。
次に、基地局100における移行先セルの決定方法について、図7を参照して説明する。
例えば、あるバンドで、A、BおよびCのキャリア(セル)が運用され、セルAの帯域幅が20MHz、セルBの帯域幅が10MHz、セルCの帯域幅が5MHzである場合について説明する。残りの無線リソースの比は、セルA:セルB:セルC=4:2.5:3であり、負荷状況はA>B>Cである。
この状況で、基地局100が決定する移行先セルの選択方法について説明する。
LTEでは、移動局の最低の送受信能力が10MHzに設定される。LTEでは、上述したようにセルの帯域幅として、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHzおよび20MHzのバンド幅に適用できるシステムにすることが要求される。例えば、オペレータが20MHzのライセンスを取れれば、20MHzのバンド幅で運用する。
この場合、10MHz以下の周波数帯、すなわち1.25MHz、2.5MHzおよび5MHz、10MHzの帯域幅で運用されているセルであれば、10MHzの送受信能力を有する移動局は問題なく通信できる。しかし、20MHzの帯域幅で運用されているセルでは、該20MHzの帯域の一部分を使用して通信を行うことになる。
したがって、20MHzの送受信能力を有する移動局は、キャリアAを選択するのが一番よい。キャリアAは一番混んでいる、すなわち負荷状況が最も大きいが、残りの無線リソース量4を使用できる。したがって、キャリアAを使用することにより、スループットが一番出る。次に、残りの無線リソースが2番目に大きいのはキャリアCであるのでキャリアCを選択するのがよい。最後に、キャリアBが選択されるのがよい。
一方、10MHzの送受信能力しかない移動局は、キャリアAを選択すると、残りの無線リソース量は4であるが、20MHzの帯域幅で運用されているため、半分しか使用できず、実際2しか使用できない場合もある。したがって、この場合、キャリアAの残り無線リソースは2とみなす必要がある。したがって、この場合、残りの無線リソースが3であるキャリアCを選択するのが一番よい。次に、残りの無線リソースが2番目に大きいのはキャリアBであるのでキャリアBを選択するのがよい。最後に、キャリアAが選択されるのがよい。
また、10MHzの送受信能力しかない移動局に対しては、キャリアAの残りの無線リソース、キャリアBの残りの無線リソースおよびキャリアCの残りの無線リソースが2、2.5および3で判断され、キャリアCの残りの無線リソース>キャリアBの残りの無線リソース>キャリアAの残りの無線リソースとなるため、キャリアCが選択される。しかし、キャリアCの帯域幅は5MHzであるので、帯域幅が10MHzであるキャリアCは、たまたま混んでいるだけで、少ししたら負荷が減ってくる可能性がある。したがって、残りの無線リソースの差がある所定値以下である場合には、広い帯域幅のキャリアを割り当てるようにしてもよい。この場合、残りの無線リソースが2.5と3程度の差であるので、キャリアBを選択するようにしてもよい。
上述したように、移動局の送受信能力が10MHzであるのか20MHzであるのかで、同じ負荷状況でも、選択するセルが変わってくる。
次に、本実施例にかかる基地局100の具体的構成について、図8を参照して説明する。
本実施例では、一例として、基地局は、バンド Aで、セルfA1、fA2およびfA3を運用する場合について説明するが、基地局が複数のバンドを運用する場合、各バンドにおいて複数のセル(キャリア)を運用する場合に適用できる。ここでは、セルfA1をドミナントセル、セルfA2およびfA3をサブオーディネートセルと呼ぶ。
基地局100は、アンテナを備える送受共用部102と、ドミナントセル処理部104と、サブオーディネート処理部116および124と、移行先セル決定部126と、制御プレーン処理部128と、ネットワーク インターフェース130とを備える。ドミナントセル処理部104、サブオーディネート処理部116および124では、それぞれ、中心周波数がfA1、fA2およびfA3のキャリアが運用される。
ドミナントセル処理部104は、RF回路106と、ユーザプレーン処理部108と、負荷測定部110とを備える。
サブオーディネートセル処理部116および124は、それぞれ、RF回路110および118と、ユーザプレーン処理部112および120と、負荷測定部114および122とを備える。
ドミナントセル処理部104は、移動局200が待ち受けを行なう待ち受けセルに関する処理を行なう。また、ドミナントセル処理部104は、移動局の能力に基づいて決定される移行先セルに関する処理を行なう。
サブオーディネートセル処理部116および124は、移動局の能力に基づいて決定される移行先セル(Redirected cell)に関する処理を行なう。
ユーザプレーン処理部108、112および120は、所定の周期でそれぞれ負荷測定部110、114および122に対し、負荷測定を行うように指示する。
負荷測定部110、114および122は、ユーザプレーン処理部108、112および120の指示に応じて、負荷測定を行い、その結果(負荷状況)を移行先セル決定部126に入力する。
一方、移動局200から送信された移動局の能力を示す情報が含まれるコネクションリクエストは送受共用部102を介して、RF回路106に受信され、制御プレーン処理部128に入力される。制御プレーン処理部128は、入力されたコネクションリクエストに含まれる移動局の能力を示す情報を抽出し、移行先セル決定部126に入力する。
移行先セル決定部126は、負荷測定部110、114および122により入力された負荷状況および移動局200により通知された移動局の能力を示す情報に基づいて、上述した方法により移動局200を移行させるか否かを判定し、移行させる場合には移行先セルを決定し、その結果を制御プレーン処理部128に入力する。移行先セル決定部126は、移動局200を移行させないと判断した場合には何もしない。
また、移行先セル決定部126は、サービスに基づいて事前選択セルを選択するようにしてもよい。例えば、MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)を受信している場合、MBMSが送信されているセル、或いは該セルが含まれるバンドに属する他のセルを、移行先セルとして選択する。例えば、待ち受けセルはfA1で,MBMSはfB2でサービスが行われている場合、移行先セル決定部126は、MBMSを受信し、かつユニキャストサービスを並行して受けたい場合には、fA2、fA3を選択した場合、MBMSをfB2で受けることは困難である。したがって、fB1を選択するか、fB2でMBMSのキャリアの中でユニキャストのサービスを受けるようにする。
また、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)のユーザを同じバンド/キャリアに固めてしまうようにしてもよい。VoIPは、低遅延が要求され、伝送レートが低い特徴を有する。このようなユーザに対して同じバンド/キャリアを選択するようにすることにより、無線効率を上げることができる。
また、例えば、融通の利くサービス、すなわち多少遅延が生じてもサービスを維持できるサービス、例えばウエブブラウジング、ファイルダウンロードと、融通の利かないサービス、例えばVoIP,ストリーミングとを全キャリアでバランスさせるように割り当てるようにしてもよい。
また、プレミアムユーザに対してカバレッジのよいセルを選択させるようにしてもよい。例えば、2GHz帯で運用されているセルと、800MHz帯で運用されているセルとでは、800MHz帯で運用されているセルの方が一般的に伝搬状態がよくなる。したがって、プレミアムユーザに対し、事前選択セルとして800MHz帯で運用されているセルを選択させるようにする。
また、移行先セル決定部126は、トラヒックロードに基づいて移行先セルを選択するようにしてもよい。例えば、上述したように残りのリソース量、送信電力に基づいて移行先セルを選択する。また、例えば、上述したサービスのタイプ別のトラヒックロードに基づいて移行先セルを選択する。
また、移行先セル決定部126は、移動局200の移動速度に基づいて移行先セルを選択するようにしてもよい。例えば、高速移動している移動局であればセル数が少なく、セル半径の大きくカバレッジが大きいセルを移行先セルとする。一方、低速移動している移動局であれば、セル半径の小さく、セル数の多いレイヤを移行先セルとする。
制御プレーン制御部128は、移行先セル決定部126により通知された移行先のセルを示す情報に基づいて、コネクションセットアップ リダイレクションを作成し送信する。このコネクションセットアップ リダイレクションには、C−RNTI、IMSI/TMSI、リダイレクションセル(redirection cell)、同期インジケータ(sync indicator)、移行先セルにおけるC−RNTI(new C−RNTI)、移行先セルにおけるUL grantが含まれる。
また、上述したように、MME/UPEにおいて移動局の能力が記憶される場合には、移動局の能力は、ネットワークインターフェース130を介して、移行先セル決定部126に入力される。
次に、本実施例にかかる移動局200の具体的構成について、図9を参照して説明する。
移動局200は、RF回路202と、制御プレーン処理部204と、移動局能力記憶部206とを備える。
制御プレーン処理部204は、コネクションリクエストに、移動局能力206に記憶された自局の能力を示す情報を含めて送信する。
また、制御プレーン処理部204は、コネクションセットアップリダイレクションに含まれる情報に基づいて、自局が他のセルに移行されることが要求されているのか否かを判定し、要求されている場合、新たなC−RNTIおよびUL grantに基づいて、移行先セルにコネクションセットアップ完了通知を送信する。
本実施例によれば、移動局は、自局の能力に基づいて基地局において決定された移行先セルに接続することができるため、ロードバランシングにおける移動局が待ち受け中に行なう周辺セルの測定の負荷を軽減することができる。
説明の便宜上、本発明を幾つかの実施例に分けて説明したが、各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明したが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
本国際出願は、2006年8月22日に出願した日本国特許出願2006−225928号に基づく優先権を主張するものであり、2006−225928号の全内容を本国際出願に援用する。
本発明にかかる基地局および移動局並びに移行先セル設定方法は、無線通信システムに適用できる。

Claims (6)

  1. 所定の帯域幅を有する複数のセルを運用し、
    自局のカバーするエリアに在圏する移動局の対応できる帯域幅および周波数帯域のうち少なくとも一方を示す移動局能力情報が、ページングチャネル又は、前記移動局からのコネクションリクエストに対する応答により上位局から通知され、
    前記移動局能力情報に基づいて、移動局を移行させる移行先情報として、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定する移行先決定手段;
    前記移行先情報を、移動局に通知する通知手段;
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 請求項1に記載の基地局において:
    各セルにおけるトラヒック状況を測定する負荷測定手段;
    を備え、
    前記移行先決定手段は、測定されたトラヒック状況に基づいて、移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定することを特徴とする基地局。
  3. 請求項1に記載の基地局において:
    前記移行先決定手段は、各セルの運用帯域幅に基づいて、移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定することを特徴とする基地局。
  4. 請求項1に記載の基地局において:
    前記移行先決定手段は、各セルにおける残りの無線リソースに基づいて、移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定することを特徴とする基地局。
  5. 基地局により自局のカバーするエリアに在圏する移動局の対応できる帯域幅および周波数帯域のうち少なくとも一方を示す移動局能力情報に基づいて、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方が決定され、
    移動局は、
    前記基地局より通知された移行先セルおよびセルレイヤの一方との回線設定を行う制御プレーン処理手段;
    を備え、
    前記移動局能力情報は、ページングチャネル又は、前記移動局からのコネクションリクエストに対する応答により上位局から前記基地局に通知されることを特徴とする移動局。
  6. 基地局が、所定の帯域幅を有する複数のセルを運用し、自局のカバーするエリアに在圏する移動局の対応できる帯域幅および周波数帯域のうち少なくとも一方を示す移動局能力情報を、ページングチャネル又は、前記移動局からのコネクションリクエストに対する応答により上位局から取得する移動局能力情報取得ステップ;
    前記基地局が、前記移動局能力情報に基づいて、該移動局能力情報に対応する移動局を移行させる移行先セルおよびセルレイヤの一方を決定する移行先セル決定ステップ;
    前記基地局が、前記移行先セルおよびセルレイヤの一方を、移動局に通知する通知ステップ;
    を有することを特徴とする移行先セル設定方法。
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