JP5257515B2 - 基地局、中継局、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

基地局、中継局、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Description

この発明は、無線通信を行う基地局、中継局、通信システムおよび通信方法に関する。
高いスループットを広いエリアで実現するための技術として、無線中継(リレー)に関する検討が盛んに行われている。たとえば、IEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers:電気電子学会)では、Multi−hop Relayに関する検討が進められている。
また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE−Advancedに向けた標準化作業において、Relaying Functionalityに関する検討が進められている。また、1つの中継局が複数の基地局の信号を中継する際に、スロットの衝突が生じないようにスケジューリングを行う技術が開示されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2008−60868号公報
しかしながら、上述した従来技術では、セルの境界付近に異なるセルの各中継局が存在する場合に、各中継局が行う無線通信が互いに干渉し、スループットが低下するという問題がある。たとえば、ダウンリンクにおいて、移動局は、隣接セルの基地局からの干渉および隣接セルの中継局からの干渉を受けることがある。
また、アップリンクにおいては、中継局または基地局は、隣接セルの移動局からの干渉および隣接セルの中継局からの干渉を受けることがある。このため、セルの境界付近に設けられた中継局の中継において、高い伝送速度の無線通信を提供することが困難である。また、上記特許文献1には、異なる中継局がそれぞれ異なる基地局の信号を中継する通信システムにおけるセルの境界付近の干渉を制御する方法については開示されていない。
開示の基地局、中継局、通信システムおよび通信方法は、上述した問題点を解消するものであり、セルの境界付近のスループットを向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この基地局は、自セルに設置された中継局の中継により前記自セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局であって、隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる無線リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる割当手段と、を備える。
上記構成によれば、隣接セル中継局による無線通信の干渉を受ける可能性が低い無線リソースを、セルの境界付近の中継局の無線経路に割り当てることができる。
開示の基地局、中継局、通信システムおよび通信方法によれば、セルの境界付近のスループットを向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる通信システムの構成を示す図である。 図2は、図1に示した通信システムにおける無線リソースの一例を示す図である。 図3は、図1に示した基地局の構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示した中継局の構成を示すブロック図である。 図5は、図1に示した移動局の構成を示すブロック図である。 図6は、図1に示した通信システムのダウンリンクの動作例を示すシーケンス図である。 図7は、図1に示した通信システムのアップリンクの動作例を示すシーケンス図である。 図8は、中継局と各移動局との間の無線経路におけるSIRの具体例を示す図である。 図9は、中継局が送信する要求情報の具体例を示す図である。 図10は、中継局が送信する要求情報の他の例を示す図である。 図11は、基地局による無線リソースの割り当ての具体例を示す図である。 図12は、図6に示したダウンリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。 図13は、図7に示したアップリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。 図14は、実施の形態2にかかる通信システムの構成を示す図である。 図15は、図14に示した基地局の構成を示すブロック図である。 図16は、図14に示した中継局の構成を示すブロック図である。 図17は、図14に示した通信システムのダウンリンクの動作例を示すシーケンス図である。 図18は、図14に示した通信システムのアップリンクの動作例を示すシーケンス図である。 図19は、中継局による要求無線リソースの決定の具体例を示す図である。 図20は、図17に示したダウンリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。 図21は、図18に示したアップリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、この基地局、中継局、通信システムおよび通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる通信システム100は、基地局111(BS1:Base Station)と、基地局112(BS2)と、中継局121(RN1:Relay Node)と、中継局122(RN2)と、移動局131〜133(MS1〜MS3:Mobile Station)と、を含んでいる。
基地局111は、コアネットワーク101と接続されており、セル111a(所定セル)内の通信装置とコアネットワーク101との間の通信を管理する。たとえば、基地局111は、セル111a(自セル)におけるセル112a(隣接セル)との境界付近(セル境界地域、セル端ともいう)に設置された中継局121の中継により、セル111a内の中継局121の周囲に位置する各移動局との間で無線通信を行う。また、図示しないが、セル111aには中継局121の他にも中継局が設けられていてもよい。基地局111は、セル111a内の各中継局の中継により、各中継局の周囲に位置する各移動局との間で無線通信を行う。
基地局112は、コアネットワーク102と接続されており、セル111aと隣接するセル112a内の通信装置とコアネットワーク102との間の通信を管理する。ここで、コアネットワーク101とコアネットワーク102は同じであってもよい。具体的には、セル112a(自セル)におけるセル111a(隣接セル)との境界付近に設置された中継局122の中継により、セル112a内の各移動局との間で無線通信を行う。また、図示しないが、セル112aには中継局122の他にも中継局が設けられていてもよい。基地局112は、セル112a内の各中継局の中継により、各中継局の周囲に位置する各移動局との間で無線通信を行う。
中継局121は、基地局111と、移動局131,132と、の間の通信を中継する。中継局121は、中継局121と移動局131との間の無線経路L1と、中継局121と移動局132との間の無線経路L2と、の各無線経路に対する無線リソースを要求する要求情報(符号141)を基地局111へ送信する。
また、中継局121は、基地局111へ送信した要求情報(符号141)を、基地局112に対しても送信する(符号151)。また、中継局121は、基地局111へ送信した要求情報に対して基地局111から送信された割当情報(符号161)が示す無線リソースによって、移動局131,132との間でそれぞれ無線通信を行う。
中継局122は、基地局112と、移動局133と、の間の通信を中継する。中継局122は、中継局122と移動局133との間の無線経路L3に対する無線リソースを要求する要求情報(符号142)を基地局112へ送信する。また、中継局122は、基地局112へ送信した要求情報を基地局111に対しても送信する(符号152)。また、中継局122は、基地局112へ送信した要求情報に対して基地局112から送信された割当情報(符号162)が示す無線リソースにより移動局133との間で無線通信を行う。
移動局131および移動局132のそれぞれは、中継局121の周囲に位置しており、中継局121の中継によって基地局111との間で無線通信を行う。移動局133は、中継局122の周囲に位置しており、中継局122の中継によって基地局112との間で無線通信を行う。このため、中継局121と中継局122とで使用する無線リソースが重なると、中継局121と移動局131,132との無線通信と、中継局122と移動局133との無線通信は、お互いの干渉による影響を受ける。
基地局111は、中継局122(隣接セル中継局)から送信された要求情報(符号152)を受信する。要求情報(符号152)は、中継局122に割り当てられる無線リソースの候補を示している。基地局111は、要求情報(符号152)が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に無線経路L1および無線経路L2に割り当て、割り当てた無線リソースを示す割当情報(符号161)を中継局121へ送信する。
たとえば、基地局111は、要求情報(符号141)が示す無線リソースのうちの、要求情報(符号152)が示す無線リソースとは異なる無線リソースを無線経路L1および無線経路L2に割り当てる。これにより、中継局121によって要求された無線リソースから、中継局122に割り当てられる無線リソースとは異なる無線リソースを選択して中継局121に割り当てることができる。
または、基地局111は、各無線リソースについての他の条件が同じ場合に、要求情報(符号152)が示す無線リソースとは異なる無線リソースを無線経路L1および無線経路L2に割り当ててもよい。この場合の他の条件としては、たとえば、SIR(Signal to Interference Ratio)などの通信品質が挙げられる。
または、基地局111は、要求情報(符号152)が示す無線リソースとは異なる無線リソースのうちの他の条件を満たす無線リソースを無線経路L1および無線経路L2に割り当てるようにしてもよい。この場合の他の条件としては、たとえば、セル111a内の他の中継局に対して割り当てていない(または割り当てる予定がない)無線リソースであることや、通信品質が閾値以上の無線リソースであることが挙げられる。
基地局112は、中継局121(隣接セル中継局)から送信された要求情報(符号151)を受信する。要求情報(符号151)は、中継局121に割り当てられる無線リソースの候補を示している。基地局112は、要求情報(符号151)が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に無線経路L3に割り当て、割り当てた無線リソースを示す割当情報(符号162)を中継局122へ送信する。
(無線リソースの例)
図2は、図1に示した通信システムにおける無線リソースの一例を示す図である。図2に示す横軸は周波数を示している。無線リソース210は、通信システム100(図1参照)において使用される周波数帯域を示している。ここでは、無線リソース210を無線リソース#1〜#10に分割する場合について説明する。無線リソース#1〜#10は、通信システム100の各無線区間に対して割り当てられる。図2では、無線リソースを周波数領域の例で説明したが、無線リソースは時間領域の単位であってもよいし、周波数領域と時間領域の組合せであってもよい。
基地局111および基地局112は、それぞれの自セル内の各無線経路の間で干渉しないように無線リソース#1〜#10を割り当てる。これにより、各無線経路に必要最小限の無線リソースを割り当てることができるため、周波数の利用効率を高くすることができる。ただし、基地局111および基地局112は、セル111aとセル112aとの境界付近に位置する中継局121および中継局122に対しては、セル111aとセル112aとの間で互いに干渉しないように調整を行いながら無線リソースを割り当てる。
(実施の形態1にかかる基地局の構成)
図3は、図1に示した基地局の構成を示すブロック図である。図3に示すように、基地局111(図1参照)は、受信アンテナ301と、受信器302と、分離部303と、自セル制御CH復号部304と、DLスケジューラ305と、制御CH生成部306と、IP受信部307と、DLバッファ308と、データCH生成部309と、パイロット生成部310と、多重部311と、送信器312と、送信アンテナ313と、他セル制御CH復号部319と、を備えている。
また、基地局111は、SIR測定部314と、ULスケジューラ315と、データCH復号部316と、ULバッファ317と、IP送信部318と、を備えている。受信アンテナ301および受信器302は、セル112a(隣接セル)におけるセル111a(自セル)との境界付近の中継局122(隣接セル中継局)から、中継局122に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を受信する受信手段である。
また、DLスケジューラ305およびULスケジューラ315は、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを、中継局121と移動局131,132との間の無線経路(図1の無線経路L1,L2)に優先的に割り当てる割当手段である。DLスケジューラ305およびULスケジューラ315は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)などの演算手段によって実現される。
(実施の形態1にかかる基地局のダウンリンクに関する処理)
まず、基地局111における、コアネットワーク101からの各データを移動局131および移動局132へ転送するダウンリンク(DL)に関する処理について説明する。ただし、基地局112における、コアネットワーク102からのデータを移動局133へ転送するダウンリンクに関する処理についても同様である。
受信器302は、CQI(BS1−RN1)(Channel Quality Indicator:品質情報)および要求情報(RN1−MS)を、受信アンテナ301を介して受信する。CQI(BS1−RN1)は、基地局111と中継局121との間のSIRを示している。要求情報(RN1−MS)は、中継局121と移動局131,132との間の無線経路について基地局111に要求する無線リソースを示している。
受信器302は、受信したCQI(BS1−RN1)および要求情報(RN1−MS)を分離部303へ出力する。また、受信器302は、セル112aの中継局122から送信された隣接セルリソース情報を、受信アンテナ301を介して受信する。隣接セルリソース情報は、セル112aにおいて中継局122に割り当てられる無線リソースを示している。
受信器302は、受信した隣接セルリソース情報を分離部303へ出力する。分離部303は、受信器302から出力されたCQI(BS1−RN1)および要求情報(RN1−MS)を自セル制御CH復号部304へ出力する。また、分離部303は、受信器302から出力された隣接セルリソース情報を他セル制御CH復号部319へ出力する。
自セル制御CH復号部304は、分離部303から出力されたCQI(BS1−RN1)および要求情報(RN1−MS)を復号し、復号したCQI(BS1−RN1)および要求情報(RN1−MS)をDLスケジューラ305へ出力する。他セル制御CH復号部319は、分離部303から出力された隣接セルリソース情報を復号し、復号した隣接セルリソース情報をDLスケジューラ305へ出力する。
DLスケジューラ305は、自セル制御CH復号部304から出力されたCQI(BS1−RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路に無線リソースを割り当てる。また、DLスケジューラ305は、自セル制御CH復号部304から出力された要求情報(RN1−MS)と、他セル制御CH復号部319から出力された隣接セルリソース情報と、に基づいて中継局121と移動局131,132との間の無線経路に無線リソースを割り当てる。
具体的には、DLスケジューラ305は、要求情報(RN1−MS)が示す無線リソースのうちの、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に、中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てる。また、DLスケジューラ305は、CQIの他に、中継局121と移動局131,132のID情報や、移動局131,132の各トラヒック情報や各QoS(Quality of Service)情報などに基づいて無線リソースの割り当てを行ってもよい。
DLスケジューラ305は、基地局111と中継局121との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(BS1−RN1)を制御CH生成部306およびデータCH生成部309へ出力する。また、DLスケジューラ305は、中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS)を制御CH生成部306へ出力する。
制御CH生成部306は、DLスケジューラ305から出力された各割当情報を制御CH(チャネル)に配置し、制御CHに配置した各割当情報を多重部311へ出力する。制御CH生成部306から出力された割当情報(BS1−RN1)および割当情報(RN1−MS)は、送信器312によって中継局121へ送信される。
IP受信部307は、移動局131を宛先とするDLデータ(MS1)と、移動局132を宛先とするDLデータ(MS2)と、をコアネットワーク101から受信する。IP受信部307は、受信した各DLデータをDLバッファ308へ出力する。DLバッファ308は、IP受信部307から出力された各DLデータを記憶する。
データCH生成部309は、DLスケジューラ305から出力された割当情報(BS1−RN1)が示す無線リソースに、DLバッファ308に記憶された各DLデータを配置する。データCH生成部309は、無線リソースに配置した各DLデータを多重部311へ出力する。これにより、DLデータ(MS1)およびDLデータ(MS2)は、割当情報(BS1−RN1)が示す無線リソースを用いて中継局121へ送信される。
パイロット生成部310は、パイロット信号(BS1)を生成して多重部311へ出力する。多重部311は、制御CH生成部306から出力された各割当情報と、データCH生成部309から出力されたDLデータ(MS1)およびDLデータ(MS2)と、パイロット信号生成部から出力されたパイロット信号(BS1)と、を多重化する。多重部311は、多重化した多重信号を送信器312へ出力する。
送信器312は、多重部311から出力された多重信号を、送信アンテナ313を介して送信する。送信器312によって送信された多重信号に含まれる割当情報(BS1−RN1)、割当情報(RN1−MS)、DLデータ(MS1)、DLデータ(MS2)およびパイロット信号(BS1)は、中継局121によって受信される。
(実施の形態1にかかる基地局のアップリンクに関する処理)
つぎに、基地局111における、移動局131,132からのデータをコアネットワーク101へ転送するアップリンク(UL)に関する処理について説明する。ただし、基地局112における、移動局133からのデータをコアネットワーク102へ転送するアップリンクに関する処理についても同様である。
受信器302は、中継局121から送信されたパイロット信号(RN1)および要求情報(RN1−MS)を、受信アンテナ301を介して受信する。また、受信器302は、中継局121から送信されたULデータ(MS1)およびULデータ(MS2)を、受信アンテナ301を介して受信する。ULデータ(MS1)は、コアネットワーク101を宛先として移動局131から送信されたデータである。ULデータ(MS2)は、コアネットワーク101を宛先として移動局132から送信されたデータである。
受信器302は、受信したパイロット信号(RN1)、要求情報(RN1−MS)、ULデータ(MS1)およびULデータ(MS2)を分離部303へ出力する。また、受信器302は、中継局122から送信された隣接セルリソース情報を、受信アンテナ301を介して受信する。受信器302は、受信した隣接セルリソース情報を分離部303へ出力する。
分離部303は、受信器302から出力されたパイロット信号(RN1)をSIR測定部314へ出力する。また、分離部303は、受信器302から出力された要求情報(RN1−MS)を自セル制御CH復号部304へ出力する。また、分離部303は、受信器302から出力された隣接セルリソース情報を他セル制御CH復号部319へ出力する。また、分離部303は、受信器302から出力されたULデータ(MS1)およびULデータ(MS2)をデータCH復号部316へ出力する。
SIR測定部314は、分離部303から出力されたパイロット信号(RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間のSIR(BS1−RN1)を測定する。SIR測定部314は、測定したSIR(BS1−RN1)を示すCQI(BS1−RN1)をULスケジューラ315へ出力する。
自セル制御CH復号部304は、分離部303から出力された要求情報(RN1−MS)を復号し、復号した要求情報(RN1−MS)をULスケジューラ315へ出力する。他セル制御CH復号部319は、分離部303から出力された隣接セルリソース情報を復号し、復号した隣接セルリソース情報をULスケジューラ315へ出力する。
ULスケジューラ315は、SIR測定部314から出力されたCQI(BS1−RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路に無線リソースを割り当てる。また、ULスケジューラ315は、自セル制御CH復号部304から出力された要求情報(RN1−MS)と、他セル制御CH復号部319から出力された隣接セルリソース情報と、に基づいて中継局121と移動局131,132との間の無線経路に無線リソースを割り当てる。
具体的には、ULスケジューラ315は、中継局121と移動局131,132との間の無線経路に、要求情報(RN1−MS)が示す無線リソースのうちの、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に割り当てる。また、ULスケジューラ315は、CQIの他に、中継局121と移動局131,132のID情報や、移動局131,132の各トラヒック情報や各QoS情報などに基づいて無線リソースの割り当てを行ってもよい。
ULスケジューラ315は、基地局111と中継局121との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(BS1−RN1)を制御CH生成部306およびデータCH生成部309へ出力する。また、ULスケジューラ315は、中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS)を制御CH生成部306へ出力する。
制御CH生成部306は、ULスケジューラ315から出力された各割当情報を制御CHに配置する。制御CH生成部306は、制御CHに配置した各割当情報を多重部311へ出力する。制御CH生成部306から出力された割当情報(BS1−RN1)および割当情報(RN1−MS)は、送信器312によって中継局121へ送信される。
データCH復号部316は、分離部303から出力されたULデータ(MS1)およびULデータ(MS2)を復号し、復号した各ULデータをULバッファ317へ出力する。ULバッファ317は、データCH復号部316から出力された各ULデータを記憶する。IP送信部318は、ULバッファ317に記憶された各ULデータを読み出し、読み出した各ULデータをコアネットワーク101へ送信する。
(実施の形態1にかかる中継局の構成)
図4は、図1に示した中継局の構成を示すブロック図である。図4に示すように、中継局121(図1参照)は、受信アンテナ401と、受信器402と、分離部403と、自セル制御CH復号部404と、DLスケジューラ405と、制御CH生成部406と、受信アンテナ407と、受信器408と、分離部409と、SIR測定部410と、CQI生成部411と、自セル制御CH生成部412と、多重部413と、送信器414と、送信アンテナ415と、制御CH復号部416と、を備えている。
また、中継局121は、データCH復号部417と、データCH生成部418と、パイロット生成部419と、多重部420と、送信器421と、送信アンテナ422と、SIR測定部423と、ULスケジューラ424と、データCH復号部425と、データCH生成部426と、パイロット生成部427と、他セル制御CH生成部428と、を備えている。ここでは中継局121について説明するが、中継局122についても同様である。
(実施の形態1にかかる中継局のダウンリンクに関する処理)
まず、中継局121における、基地局111からの各DLデータを移動局131および移動局132へ転送するダウンリンクに関する処理について説明する。ただし、中継局122における、基地局112からのDLデータを移動局133へ転送するダウンリンクに関する処理についても同様である。
受信器402は、移動局131から送信された中継局121と移動局131との間のCQI(RN1−MS1)を、受信アンテナ401を介して受信する。また、受信器402は、移動局132から送信された中継局121と移動局132との間のCQI(RN1−MS2)を、受信アンテナ401を介して受信する。
受信器402は、受信した各CQIを分離部403へ出力する。分離部403は、受信器402から出力された各CQIを自セル制御CH復号部404へ出力する。自セル制御CH復号部404は、分離部403から出力された各CQIを復号し、復号した各CQIをDLスケジューラ405へ出力する。
DLスケジューラ405は、自セル制御CH復号部404から出力されたCQI(RN1−MS1)およびCQI(RN1−MS2)に基づいて、中継局121と移動局131,132との間の無線経路について要求する要求無線リソースを決定する。たとえば、DLスケジューラ405は、無線リソース#1〜#10(図2参照)のうちの、各CQIが示す品質が比較的高い複数の無線リソースを要求無線リソースとして決定する。
DLスケジューラ405は、決定した要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を、自セル制御CH生成部412および他セル制御CH生成部428へ出力する。また、DLスケジューラ405は、要求情報(RN1−MS)を自セル制御CH生成部412へ出力したことにより基地局111から送信された割当情報(RN1−MS)を制御CH復号部416から取得する。DLスケジューラ405は、取得した割当情報(RN1−MS)が示す無線リソースを、中継局121と移動局131との間の無線経路と、中継局121と移動局132との間の無線経路と、に割り当てる。
DLスケジューラ405は、中継局121と移動局131との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS1)を制御CH生成部406およびデータCH生成部418へ出力する。また、DLスケジューラ405は、中継局121と移動局132との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS2)を制御CH生成部406およびデータCH生成部418へ出力する。
制御CH生成部406は、DLスケジューラ405から出力された各割当情報を制御CHに配置し、制御CHに配置した各割当情報を多重部420へ出力する。制御CH生成部406から出力された割当情報(RN1−MS1)は、送信器421によって移動局131へ送信される。制御CH生成部406から出力された割当情報(RN1−MS2)は、送信器421によって移動局132へ送信される。
受信器408は、基地局111から送信されたパイロット信号(BS1)、割当情報(RN1−MS)、DLデータ(MS1)およびDLデータ(MS2)を、受信アンテナ407を介して受信する。受信器408は、受信したパイロット信号(BS1)、割当情報(RN1−MS)および各DLデータを分離部409へ出力する。
分離部409は、受信器408から出力されたパイロット信号(BS1)をSIR測定部410へ出力する。また、分離部409は、受信器408から出力された割当情報(RN1−MS)を制御CH復号部416へ出力する。また、分離部409は、受信器408から出力された各DLデータをデータCH復号部417へ出力する。
SIR測定部410は、分離部409から出力されたパイロット信号(BS1)に基づいて、基地局111と中継局121との間のSIR(BS1−RN1)を測定する。SIR測定部410は、測定したSIR(BS1−RN1)をCQI生成部411へ通知する。CQI生成部411は、SIR測定部410から通知されたSIR(BS1−RN1)を示すCQI(BS1−RN1)を生成する。CQI生成部411は、生成したCQI(BS1−RN1)を自セル制御CH生成部412へ出力する。
自セル制御CH生成部412は、DLスケジューラ405から出力された要求情報(RN1−MS)と、CQI生成部411から出力されたCQI(BS1−RN1)と、を制御CHに配置する。自セル制御CH生成部412は、制御CHに配置した要求情報(RN1−MS)およびCQI(BS1−RN1)を多重部413へ出力する。自セル制御CH生成部412から出力された要求情報(RN1−MS)およびCQI(BS1−RN1)は、送信器414によって基地局111へ送信される。
他セル制御CH生成部428は、DLスケジューラ405から出力された要求情報(RN1−MS)を制御CHに配置し、制御CHに配置した要求情報(RN1−MS)を多重部413へ出力する。他セル制御CH生成部428から出力された要求情報(RN1−MS)は、送信器414によって基地局112へ送信される。
多重部413は、自セル制御CH生成部412から出力された要求情報(RN1−MS)およびCQI(BS1−RN1)を多重化する。多重部413は、多重化した多重信号を送信器414へ出力する。送信器414は、多重部413から出力された多重信号を、送信アンテナ415を介して基地局111へ送信する。
制御CH復号部416は、分離部409から出力された割当情報(RN1−MS)を復号し、復号した割当情報(RN1−MS)をDLスケジューラ405およびデータCH復号部417へ出力する。データCH復号部417は、分離部409から出力されたDLデータ(MS1)およびDLデータ(MS2)を、制御CH復号部416から出力された割当情報(RN1−MS)に基づいて復号する。
データCH復号部417における復号には、データの送信先となる移動局131,132のID情報や、データCHのビット数などの情報を用いてもよい。これらの情報は、たとえばダウンリンクの制御CHによって基地局111から通知される。データCH復号部417は、復号した各DLデータをデータCH生成部418へ出力する。
データCH生成部418は、DLスケジューラ405から出力された割当情報(RN1−MS1)が示す無線リソースに、データCH復号部417から出力されたDLデータ(MS1)を配置する。データCH生成部418は、無線リソースに配置したDLデータ(MS1)を多重部420へ出力する。これにより、DLデータ(MS1)は、割当情報(RN1−MS1)が示す無線リソースによって移動局131へ送信される。
また、データCH生成部418は、DLスケジューラ405から出力された割当情報(RN1−MS2)が示す無線リソースに、データCH復号部417から出力されたDLデータ(MS2)を配置する。データCH生成部418は、無線リソースに配置したDLデータ(MS2)を多重部420へ出力する。これにより、DLデータ(MS2)は、割当情報(RN1−MS2)が示す無線リソースによって移動局132へ送信される。
パイロット生成部419は、パイロット信号(RN1)を生成して多重部420へ出力する。多重部420は、制御CH生成部406から出力された割当情報(RN1−MS1)および割当情報(RN1−MS2)と、データCH生成部418から出力されたDLデータ(MS1)およびDLデータ(MS2)と、パイロット生成部419から出力されたパイロット信号(RN1)と、を多重化して送信器421へ出力する。
送信器421は、多重部413から出力された多重信号を、送信アンテナ422を介して移動局131へ送信する。送信器421によって送信された多重信号に含まれるパイロット信号(RN1)は、移動局131および移動局132によって受信される。また、送信器421によって送信された割当情報(RN1−MS1)およびDLデータ(MS1)は移動局131によって受信される。また、送信器421によって送信された割当情報(RN1−MS2)およびDLデータ(MS2)は移動局132によって受信される。
(実施の形態1にかかる中継局のアップリンクに関する処理)
つぎに、中継局121における、移動局131,132からの各ULデータをコアネットワーク101へ転送するアップリンクに関する処理について説明する。ただし、中継局122における、移動局133からのULデータをコアネットワーク102へ転送するアップリンクに関する処理についても同様である。
受信器402は、移動局131から送信されたパイロット信号(MS1)と、移動局132から送信されたパイロット信号(MS2)とを、受信アンテナ401を介して受信する。また、受信器402は、移動局131から送信されコアネットワーク101を宛先とするULデータ(MS1)と、移動局132から送信されコアネットワーク101を宛先とするULデータ(MS2)とを、受信アンテナ401を介して受信する。
受信器402は、受信した各パイロット信号および各ULデータを分離部403へ出力する。分離部403は、受信器402から出力された各パイロット信号をSIR測定部423へ出力する。また、分離部403は、受信器402から出力された各ULデータをデータCH復号部425へ出力する。
SIR測定部423は、分離部403から出力されたパイロット信号(MS1)に基づいて中継局121と移動局131との間のSIR(RN1−MS1)を測定する。SIR測定部423は、測定したSIR(RN1−MS1)を示すCQI(RN1−MS1)をULスケジューラ424へ出力する。また、SIR測定部423は、分離部403から出力されたパイロット信号(MS2)に基づいて中継局121と移動局132との間のSIR(RN1−MS2)を測定する。SIR測定部423は、測定したSIR(RN1−MS2)を示すCQI(RN1−MS2)をULスケジューラ424へ出力する。
受信器408は、基地局111から送信された割当情報(BS1−RN1)および割当情報(RN1−MS)を、受信アンテナ407を介して受信する。受信器408は、受信した各割当情報を分離部409へ出力する。分離部409は、受信器408から出力された各割当情報を制御CH復号部416へ出力する。制御CH復号部416は、分離部409から出力された各割当情報を復号する。制御CH復号部416は、復号した各割当情報をULスケジューラ424へ出力する。
ULスケジューラ424は、SIR測定部423から出力されたCQI(RN1−MS1)およびCQI(RN1−MS2)に基づいて、中継局121と移動局131,132との間の無線経路について基地局111に要求する要求無線リソースを決定する。たとえば、ULスケジューラ424は、無線リソース#1〜#10(図2参照)のうちの、各CQIが示す品質が比較的高い複数の無線リソースを要求無線リソースとして決定する。
ULスケジューラ424は、決定した要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を、自セル制御CH生成部412および他セル制御CH生成部428へ出力する。また、ULスケジューラ424は、要求情報(RN1−MS)を自セル制御CH生成部412へ出力したことにより基地局111から送信された割当情報(RN1−MS)を制御CH復号部416から取得する。ULスケジューラ424は、取得した割当情報(RN1−MS)が示す無線リソースを、中継局121と移動局131との間の無線経路と、中継局121と移動局132との間の無線経路と、に割り当てる。
ULスケジューラ424は、中継局121と移動局131との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS1)を制御CH生成部406およびデータCH復号部425へ出力する。また、ULスケジューラ424は、中継局121と移動局132との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS2)を制御CH生成部406およびデータCH復号部425へ出力する。また、ULスケジューラ424は、制御CH復号部416から出力された割当情報(BS1−RN1)をデータCH生成部426へ出力する。
自セル制御CH生成部412は、ULスケジューラ424から出力された要求情報(RN1−MS)を制御CHに配置し、制御CHに配置した要求情報(RN1−MS)を多重部413へ出力する。自セル制御CH生成部412から出力された要求情報(RN1−MS)は、送信器414および送信アンテナ415によって基地局111へ送信される。
他セル制御CH生成部428は、ULスケジューラ424から出力された要求情報(RN1−MS)を制御CHに配置し、制御CHに配置した要求情報(RN1−MS)を多重部413へ出力する。他セル制御CH生成部428から出力された要求情報(RN1−MS)は、送信器414によって基地局112へ送信される。
制御CH生成部406は、ULスケジューラ424から出力された各割当情報を制御CHに配置し、配置した各割当情報を多重部420へ出力する。制御CH生成部406から出力された割当情報(RN1−MS1)は、送信器421によって移動局131へ送信される。また、制御CH生成部406から出力された割当情報(RN1−MS2)は、送信器421によって移動局132へ送信される。
データCH復号部425は、ULスケジューラ424から出力された割当情報(RN1−MS1)に基づいて、分離部403から出力されたULデータ(MS1)およびULデータ(MS2)を復号する。データCH復号部425は、復号した各ULデータをデータCH生成部426へ出力する。
データCH生成部426は、データCH復号部425から出力された各ULデータを、ULスケジューラ424から出力された割当情報(BS1−RN1)が示す無線リソースに割り当てる。データCH生成部426は、データCHに配置した各ULデータを多重部413へ出力する。データCH生成部426から出力された各ULデータは、送信器414によって基地局111へ送信される。
(実施の形態1にかかる移動局の構成)
図5は、図1に示した移動局の構成を示すブロック図である。図5に示すように、移動局131(図1参照)は、受信アンテナ501と、受信器502と、分離部503と、SIR測定部504と、CQI生成部505と、制御CH生成部506と、多重部507と、送信器508と、送信アンテナ509と、制御CH復号部510と、データCH復号部511と、DLバッファ512と、データ処理部513と、を備えている。
また、移動局131は、パイロット生成部514と、ULバッファ515と、データCH生成部516と、を備えている。ここでは移動局131の構成について説明するが、移動局132,133の各構成についても同様である。
(実施の形態1にかかる移動局のダウンリンクに関する処理)
まず、移動局131における、コアネットワーク101からのデータを受信するダウンリンクに関する処理について説明する。ただし、移動局132におけるコアネットワーク101からのデータを受信するダウンリンクに関する処理と、移動局133におけるコアネットワーク102からのデータを受信するダウンリンクに関する処理と、についても同様である。
受信器502は、中継局121から送信された、パイロット信号(RN1)、割当情報(RN1−MS1)およびDLデータ(MS1)を、受信アンテナ501を介して受信する。受信器502は、受信したパイロット信号(RN1)、割当情報(RN1−MS1)およびDLデータ(MS1)を分離部503へ出力する。
分離部503は、受信器502から出力されたパイロット信号(RN1)をSIR測定部504へ出力する。また、分離部503は、受信器502から出力された割当情報(RN1−MS1)を制御CH復号部510へ出力する。また、分離部503は、受信器502から出力されたDLデータ(MS1)をデータCH復号部511へ出力する。
SIR測定部504は、分離部503から出力されたパイロット信号(RN1)に基づいて、中継局121と移動局131との間の無線経路におけるSIR(RN1−MS1)を測定する。SIR測定部504は、測定したSIR(RN1−MS1)をCQI生成部505へ通知する。CQI生成部505は、SIR測定部504から通知されたSIR(RN1−MS1)を示すCQI(RN1−MS1)を制御CH生成部506へ出力する。
制御CH生成部506は、CQI生成部505から出力されたCQI(RN1−MS1)を制御CHに配置し、制御CHに配置したCQI(RN1−MS1)を多重部507へ出力する。制御CH生成部506から出力されたCQI(RN1−MS1)は、送信器508によって中継局121へ送信される。
多重部507は、制御CH生成部506から出力されたCQI(RN1−MS1)と、データCH生成部516から出力されたULデータ(MS1)と、パイロット生成部514から出力されたパイロット信号(MS1)と、を多重化する。多重部507は、多重化した多重信号を送信器508へ出力する。送信器508は、多重部507から出力された多重信号を、送信アンテナ509を介して中継局121へ送信する。
制御CH復号部510は、分離部503から出力された割当情報(RN1−MS1)を復号し、復号した割当情報(RN1−MS1)をデータCH復号部511へ出力する。データCH復号部511は、制御CH復号部510から出力された割当情報(RN1−MS1)に基づいて、分離部503から出力されたDLデータ(MS1)を復号する。データCH復号部511は、復号したDLデータ(MS1)をDLバッファ512へ出力する。
DLバッファ512は、データCH復号部511から出力されたDLデータ(MS1)を記憶する。データ処理部513は、DLバッファ512に記憶されたDLデータ(MS1)を読み出し、読み出したDLデータ(MS1)の各種処理を行う。
(実施の形態1にかかる移動局のアップリンクに関する処理)
つぎに、移動局131における、コアネットワーク101へデータを送信するアップリンクに関する処理について説明する。ただし、移動局132におけるコアネットワーク101へデータを送信するアップリンクに関する処理と、移動局133におけるコアネットワーク102へデータを送信するアップリンクに関する処理と、についても同様である。パイロット生成部514は、パイロット信号(MS1)を生成して多重部507へ出力する。
データ処理部513は、コアネットワーク101を宛先とするULデータ(MS1)を生成し、生成したULデータ(MS1)をULバッファ515へ出力する。ULバッファ515は、データ処理部513から出力されたULデータ(MS1)を記憶する。制御CH復号部510は、割当情報(RN1−MS1)をデータCH生成部516へ出力する。
データCH生成部516は、ULバッファ515に記憶されたULデータ(MS1)を、制御CH復号部510から出力された割当情報(RN1−MS1)が示す無線リソースに配置する。データCH生成部516は、無線リソースに配置したULデータ(MS1)を多重部507へ出力する。データCH生成部516から出力されたULデータ(MS1)は、送信器508によって中継局121へ送信される。
(実施の形態1にかかる通信システムの動作例)
図6は、図1に示した通信システムのダウンリンクの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、通信システム100における基地局111から移動局131,132へのダウンリンクの動作について説明するが、基地局112から移動局133へのダウンリンクの動作についても同様である。
まず、移動局131が、中継局121と移動局131との間の無線経路におけるSIR(RN1−MS1)を測定する(ステップS601)。つぎに、移動局131が、ステップS601によって測定されたSIR(RN1−MS1)を示すCQI(RN1−MS1)を制御CHにより中継局121へ送信する(ステップS602)。
つぎに、移動局132が、中継局121と移動局132との間の無線経路におけるSIR(RN1−MS2)を測定する(ステップS603)。つぎに、移動局132が、ステップS603によって測定されたSIR(RN1−MS2)を示すCQI(RN1−MS2)を制御CHにより中継局121へ送信する(ステップS604)。
つぎに、中継局121が、ステップS602およびステップS604によって送信された各CQIに基づいて要求無線リソースを決定する(ステップS605)。つぎに、中継局121が、ステップS605によって決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を制御CHにより基地局111へ送信する(ステップS606)。
また、中継局121が、ステップS605によって決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を制御CHにより基地局112へ送信する(ステップS607)。ステップS607により送信される要求情報(RN1−MS)は、基地局112からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。
つぎに、中継局121が、基地局111と中継局121との間の無線経路におけるSIR(BS1−RN1)を測定する(ステップS608)。つぎに、中継局121が、ステップS608によって測定されたSIR(BS1−RN1)を示すCQI(BS1−RN1)を制御CHにより基地局111へ送信する(ステップS609)。
つぎに、基地局111が、中継局122から送信された隣接セルリソース情報を制御CHにより受信する(ステップS610)。ステップS610によって受信される隣接セルリソース情報は、中継局122が基地局112に割り当てを要求する要求無線リソースを示す要求情報を、基地局111に対しても送信したものである。
つぎに、基地局111が無線リソースの割り当てを行う(ステップS611)。ステップS611においては、ステップS609によって送信されたCQI(BS1−RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路に無線リソースが割り当てられる。また、ステップS611においては、ステップS606によって送信された要求情報(RN1−MS)が示す無線リソースのうちの、ステップS610によって送信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースが優先的に中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てられる。
つぎに、基地局111が、移動局131を宛先とするDLデータ(MS1)を中継局121へ送信する(ステップS612)。また、基地局111が、移動局132を宛先とするDLデータ(MS2)を中継局121へ送信する(ステップS613)。ステップS612,S613においては、ステップS611によって基地局111と中継局121との間の無線経路に割り当てられた無線リソースを用いて各DLデータが送信される。
また、基地局111が、割当情報(RN1−MS)を制御CHにより中継局121へ送信する(ステップS614)。ステップS614において送信される割当情報(RN1−MS)は、ステップS611によって中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てられた無線リソースを示す割当情報である。
つぎに、中継局121が、ステップS614によって送信された割当情報(RN1−MS)が示す各無線リソースを、中継局121と移動局131との間の無線経路と、中継局121と移動局132との間の無線経路と、に割り当てる(ステップS615)。ステップS615においては、たとえば、ステップS602およびステップS604によって送信された各CQIに基づいて無線リソースの割り当てを行う。
つぎに、中継局121が、ステップS612によって送信されたDLデータ(MS1)を移動局131へ送信する(ステップS616)。ステップS616においては、ステップS615によって中継局121と移動局131との間の無線経路に割り当てられた無線リソースを用いてDLデータ(MS1)が送信される。
また、中継局121が、ステップS613によって送信されたDLデータ(MS2)を移動局132へ送信し(ステップS617)、一連の動作を終了する。ステップS617においては、ステップS615によって中継局121と移動局132との間の無線経路に割り当てられた無線リソースを用いてDLデータ(MS2)が送信される。
図7は、図1に示した通信システムのアップリンクの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、通信システム100における移動局131,132から基地局111へのアップリンクの動作について説明するが、移動局133から基地局112へのアップリンクの動作についても同様である。
まず、移動局131が、パイロット信号(MS1)を中継局121へ送信する(ステップS701)。つぎに、中継局121が、ステップS701によって送信されたパイロット信号(MS1)に基づいて中継局121と移動局131との間の無線経路におけるSIR(RN1−MS1)を測定する(ステップS702)。
つぎに、移動局132が、パイロット信号(MS2)を中継局121へ送信する(ステップS703)。つぎに、中継局121が、ステップS703によって送信されたパイロット信号(MS2)に基づいて中継局121と移動局132との間の無線経路におけるSIR(RN1−MS2)を測定する(ステップS704)。
つぎに、中継局121が、ステップS702およびステップS704によって測定された各SIRに基づいて要求無線リソースを決定する(ステップS705)。つぎに、中継局121が、ステップS705によって決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を制御CHにより基地局111へ送信する(ステップS706)。
また、中継局121が、ステップS705によって決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を制御CHにより基地局112へ送信する(ステップS707)。ステップS707により送信される要求情報(RN1−MS)は、基地局112からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。
つぎに、中継局121が、パイロット信号(RN1)を基地局111へ送信する(ステップS708)。つぎに、基地局111が、ステップS708によって送信されたパイロット信号(RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路におけるSIR(BS1−RN1)を測定する(ステップS709)。
つぎに、基地局111が、中継局122から送信された隣接セルリソース情報を制御CHにより受信する(ステップS710)。ステップS710によって受信される隣接セルリソース情報は、中継局122が基地局112に割り当てを要求する要求無線リソースを示す要求情報を、基地局111に対しても送信したものである。
つぎに、基地局111が無線リソースの割り当てを行う(ステップS711)。ステップS711においては、ステップS709によって測定されたSIR(BS1−RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路に無線リソースが割り当てられる。また、ステップS711においては、ステップS706によって送信された要求情報(RN1−MS)が示す無線リソースのうちの、ステップS710によって送信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースが優先的に中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てられる。
つぎに、基地局111が、割当情報(BS1−RN1)および割当情報(RN1−MS)を制御CHにより中継局121へ送信する(ステップS712)。割当情報(BS1−RN1)は、ステップS711によって基地局111と中継局121との間の無線経路に割り当てられた無線リソースを示す割当情報である。割当情報(RN1−MS)は、ステップS711によって中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てられた無線リソースを示す割当情報である。
つぎに、中継局121が、ステップS712によって送信された割当情報(RN1−MS)が示す各無線リソースを、中継局121と移動局131との間の無線経路と、中継局121と移動局132との間の無線経路と、に割り当てる(ステップS713)。ステップS713においては、たとえば、ステップS702およびステップS704によって測定された各SIRに基づいて無線リソースの割り当てを行う。
つぎに、中継局121が、ステップS713によって中継局121と移動局131との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS1)を移動局131へ送信する(ステップS714)。また、中継局121が、ステップS713によって中継局121と移動局132との間の無線経路に割り当てた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS2)を移動局132へ送信する(ステップS715)。
つぎに、移動局131が、ステップS714によって送信された割当情報(RN1−MS1)が示す無線リソースでULデータ(MS1)を中継局121へ送信する(ステップS716)。つぎに、中継局121が、ステップS716によって送信されたULデータ(MS1)を、ステップS712によって送信された割当情報(BS1−RN1)が示す無線リソースで基地局111へ送信する(ステップS717)。
つぎに、移動局132が、ステップS715によって送信された割当情報(RN1−MS2)が示す無線リソースでULデータ(MS2)を中継局121へ送信する(ステップS718)。つぎに、中継局121が、ステップS718によって送信されたULデータ(MS2)を、ステップS712によって送信された割当情報(BS1−RN1)が示す無線リソースで基地局111へ送信し(ステップS719)、一連の動作を終了する。
図6および図7に示したように、基地局111は、中継局122(隣接セル中継局)がセル112aの基地局112に割り当てを要求する要求無線リソースを示す要求情報を隣接セルリソース情報として受信する。そして、基地局111は、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てる。これにより、中継局122による無線通信の干渉を受ける可能性が低い無線リソースを、セルの境界付近の中継局121に割り当てることができる。
(SIRの具体例)
図8は、中継局と各移動局との間の無線経路におけるSIRの具体例を示す図である。図8に示すSIR810は、中継局121と移動局131との間の無線経路におけるSIR(RN1−MS1)である。SIR820は、中継局121と移動局132との間の無線経路におけるSIR(RN1−MS2)である。
ダウンリンク(たとえば図6参照)においては、中継局121は、移動局131からCQI(RN1−MS1)を受信することによってSIR810を取得し、移動局132からCQI(RN1−MS2)を受信することによってSIR820を取得する。アップリンク(たとえば図7参照)においては、中継局121は、移動局131から送信されるパイロット信号(MS1)に基づいてSIR810を測定し、移動局132から送信されるパイロット信号(MS2)に基づいてSIR820を測定する。
SIR810およびSIR820に示す各値は、無線リソース#1〜#10における各SIRを示している。このように、中継局121は、複数の無線リソースについてそれぞれSIRを取得する。ここでは、各SIRの値を「1」〜「7」のように単純化して示しており、値が大きいほど通信品質が良いことを示している。
(要求情報の具体例)
図9は、中継局が送信する要求情報の具体例を示す図である。図9において、図8に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。要求情報910は、中継局121が決定した要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)である。要求情報910において、「1」は基地局111に対する要求無線リソースであることを示し、「0」は基地局111に対する要求無線リソースでないことを示している。
中継局121は、たとえば、無線リソース#1〜#10のうちの、SIR810およびSIR820が高いものを優先的に要求無線リソースとして決定する。たとえば、中継局121は、SIR810およびSIR820の合計が10以上の無線リソースを要求無線リソースとして決定する。この場合は、要求情報910に示すように、要求無線リソースは無線リソース#2〜#6となる。要求情報910は基地局111へ送信される。
図10は、中継局が送信する要求情報の他の例を示す図である。図10において、図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。中継局121が基地局111へ送信する要求情報(RN1−MS)は、図10に示す要求情報1010のようにしてもよい。
要求情報1010の各値は、基地局111に対して要求する無線リソースの優先度を示しており、値が大きいほど優先的に要求することを示している。中継局121は、たとえば、無線リソース#1〜#10のそれぞれに対して、SIR810とSIR820を比較して、大きい方のSIRを要求情報1010として決定する。要求情報1010は基地局111へ送信される。
(無線リソースの割り当ての具体例)
図11は、基地局による無線リソースの割り当ての具体例を示す図である。図11において、図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、中継局121が基地局111へ送信する要求情報(RN1−MS)が、図9に示した要求情報910である場合について説明する。
隣接セルリソース情報1110は、中継局122から基地局111へ送信される隣接セルリソース情報である。隣接セルリソース情報1110において、「1」は中継局122が基地局111に要求する無線リソースであることを示し、「0」は中継局122が基地局111に要求する無線リソースでないことを示している。
ここでは、隣接セルリソース情報1110は、無線リソース#1,#2,#6〜#8が、中継局122が基地局111に要求する無線リソースであることを示している。基地局111は、中継局121と各移動局との間の無線経路に、要求情報910が示す無線リソース#2〜#6のうちの、隣接セルリソース情報1110が示す無線リソース#1,#2,#6〜#8とは異なる無線リソースを優先的に割り当てる。ここでは、基地局111は、中継局121と各移動局との間の無線経路に、無線リソース#3〜#5を割り当てる。
割当情報1120は、基地局111が中継局121へ送信する割当情報(RN1−MS)である。割当情報1120において、「1」は中継局121と各移動局との間の無線経路に割り当てられた無線リソースであることを、「0」は中継局121と各移動局との間の無線経路に割り当てられた無線リソースでないことを示している。
割当情報1120は中継局121へ送信される。中継局121は、割当情報1120が示す無線リソース#3〜#5を、中継局121と移動局131との間の無線経路と、中継局121と移動局132との間の無線経路と、に割り当てる。たとえば、中継局121は、無線リソース#3,#4を中継局121と移動局131との間の無線経路に割り当て、無線リソース#5を中継局121と移動局132との間の無線経路に割り当てる。
中継局121が基地局111へ送信する要求情報(RN1−MS)が図9に示した要求情報910である場合について説明したが、中継局121が基地局111へ送信する要求情報(RN1−MS)を図10に示した要求情報1010としてもよい。この場合は、基地局111は、中継局121と各移動局との間の無線経路に、隣接セルリソース情報1110が示す無線リソース#1,#2,#6〜#8とは異なる無線リソースのうちの、要求情報1010が示す優先度が高い無線リソースを割り当ててもよい。
たとえば、基地局111は、中継局121と各移動局との間の無線経路に、隣接セルリソース情報1110が示す無線リソース#1,#2,#6〜#8とは異なる無線リソースのうちの、要求情報1010が示す優先度が6以上の無線リソースを割り当てる。この場合は、中継局121と各移動局との間の無線経路に割り当てられた無線リソースを示す割当情報(RN1−MS)は割当情報1120のようになる。
(実施の形態1にかかる通信システムの他の動作例)
図12は、図6に示したダウンリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。図12に示すステップS1201〜S1213は、図6に示したステップS601〜S606,ステップS608〜S614と同様であるため説明を省略する。ただし、ステップS1209によって受信される隣接セルリソース情報は、基地局112が中継局122へ送信した割当情報を、中継局122が基地局111へ送信したものである。
ステップS1213の後に、中継局121が、ステップS1213によって送信された割当情報(RN1−MS)を、制御CHにより基地局112へ送信する(ステップS1214)。ステップS1214により送信される割当情報(RN1−MS)は、基地局112からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。図12に示すステップS1215〜S1217は、図6に示したステップS615〜S617と同様であるため説明を省略する。
ステップS1214において、図4に示したDLスケジューラ405は、制御CH復号部416から出力された割当情報(RN1−MS)を他セル制御CH生成部428へ出力する。他セル制御CH生成部428は、DLスケジューラ405から出力された割当情報(RN1−MS)を制御CHに配置し、制御CHに配置した割当情報(RN1−MS)を多重部413へ出力する。他セル制御CH生成部428から出力された割当情報(RN1−MS)は、送信器414によって基地局112へ送信される。
図13は、図7に示したアップリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。図13に示すステップS1301〜S1311は、図7に示したステップS701〜S706,ステップS708〜S712と同様であるため説明を省略する。ただし、ステップS1309によって受信される隣接セルリソース情報は、基地局112が中継局122へ送信した割当情報を、中継局122が基地局111へ送信したものである。
ステップS1311の後に、中継局121が、ステップS1311によって送信された割当情報(RN1−MS)を、制御CHにより基地局112へ送信する(ステップS1312)。ステップS1312により送信される要求情報(RN1−MS)は、基地局112からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。図13に示すステップS1313〜S1319は、図7に示したステップS713〜S719と同様であるため説明を省略する。
ステップS1312において、図4に示したULスケジューラ424は、制御CH復号部416から出力された割当情報(RN1−MS)を他セル制御CH生成部428へ出力する。他セル制御CH生成部428は、ULスケジューラ424から出力された割当情報(RN1−MS)を制御CHに配置し、制御CHに配置した割当情報(RN1−MS)を多重部413へ出力する。他セル制御CH生成部428から出力された割当情報(RN1−MS)は、送信器414によって基地局112へ送信される。
図12および図13に示したように、基地局111は、セル112a(隣接セル)の基地局112が中継局122に割り当てた無線リソースを示す割当情報を隣接セルリソース情報として受信する。そして、基地局111は、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てる。これにより、中継局122による無線通信の干渉を受ける可能性が低い無線リソースを、セル122aとの境界付近の中継局121に割り当てることができる。
このように、実施の形態1にかかる基地局111によれば、中継局122(隣接セル中継局)による無線通信の干渉を受ける可能性が低い無線リソースを、セル111aとセル112aの境界付近の中継局121の無線経路に割り当てることができる。これにより、セル111aとセル112aの境界付近のスループットを向上させることができる。このため、たとえば、セル111aの全体のスループットを均一化することができる。
また、セル112aにおけるセル111aとの境界付近の中継局122から基地局111へ要求情報(または割当情報)を隣接セルリソース情報として送信することで上記の効果を得ることができる。通常、セル112a内の中継局全体に対するセル111aとの境界付近の中継局(たとえば中継局122)の数は少ないため、隣接セルリソース情報を送信するために新たに設定する制御CHは少なく済む。このため、通信システムを大きく変更しなくても上記の効果を得ることができる。
実施の形態1においては、セル111aとセル112aの間で隣接セルリソース情報を相互に交換し、基地局111および基地局112のそれぞれにおいて隣接セルリソース情報を考慮した無線リソースの割り当てを行う構成とした。このため、セル112a側においても、セル111a側について説明した上記の効果と同様の効果を得ることができる。
ただし、セル111aからセル112aへ隣接セルリソース情報を送信する構成およびセル112aからセル111aへ隣接セルリソース情報を送信する構成のいずれかを省いた構成にすることも可能である。たとえば、中継局121から基地局112へ隣接セルリソース情報を送信する構成を省いた構成にしてもよい。この構成においては、基地局112においては、隣接セルリソース情報を考慮した無線リソースの割り当てを行わない。この構成においても、セル111a側については上記の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図14は、実施の形態2にかかる通信システムの構成を示す図である。図14において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態2においては、中継局121は、基地局111へ送信した要求情報(符号141)を、中継局122に対しても送信する(符号1411)。この場合は、中継局121は、基地局112に対しては要求情報を送信しなくてもよい。
中継局121は、セル112a(隣接セル)におけるセル111a(自セル)との境界付近の中継局122(隣接セル中継局)から、中継局122に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を受信する(符号1412)。中継局121は、受信した隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて、移動局131,132のそれぞれと無線通信を行う。
具体的には、中継局121は、受信した隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に要求無線リソースとして決定し、決定した要求無線リソースを示す要求情報(符号141)を基地局111へ送信する。そして、中継局121は、基地局111へ送信した要求情報に対して基地局111から送信された割当情報(符号161)が示す無線リソースによって、移動局131,132のそれぞれと無線通信を行う。
基地局111は、中継局121から送信された要求情報(符号141)を受信する。基地局111は、要求情報(符号141)が示す無線リソースの中から無線経路L1および無線経路L2に割り当てる無線リソースを決定する。そして、基地局111は、決定した無線リソースを示す割当情報(符号161)を中継局121へ送信する。
つぎに、基地局112および中継局122について説明する。中継局122は、基地局112へ送信した要求情報(符号142)を、中継局121に対しても送信する(符号1412)。この場合は、中継局122は、基地局111に対しては要求情報を送信しなくてもよい。
また、中継局122は、セル111a(隣接セル)におけるセル112a(自セル)との境界付近の中継局121(隣接セル中継局)から、中継局121に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を受信する(符号1411)。中継局122は、受信した隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて、移動局133と無線通信を行う。
具体的には、中継局122は、受信した隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に要求無線リソースとして決定し、決定した要求無線リソースを示す要求情報(符号142)を基地局112へ送信する。そして、中継局122は、基地局112へ送信した要求情報に対して基地局112から送信された割当情報(符号162)が示す無線リソースによって、移動局133との間で無線通信を行う。
たとえば、中継局122は、各無線リソースについての他の条件が同じ場合に、受信した隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを要求無線リソースとして決定する。この場合の他の条件としては、たとえば、SIRなどの通信品質が挙げられる。または、中継局122は、受信した隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースのうちの他の条件を満たす無線リソースを要求無線リソースとして決定してもよい。たとえば、SIRなどの通信品質が閾値以上であることや、通信品質の順位が所定順位より高いことなどが挙げられる。
このように、中継局122は、中継局122と移動局133との間の無線経路における通信品質を取得し、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースの中から、取得した通信品質に基づいて要求無線リソースを決定してもよい。
基地局112は、中継局122から送信された要求情報(符号142)を受信する。基地局112は、要求情報(符号142)が示す無線リソースの中から無線経路L3に割り当てる無線リソースを決定する。そして、基地局112は、決定した無線リソースを示す割当情報(符号162)を中継局122へ送信する。図14に示した通信システムにおける無線リソースについては図2に示した無線リソースと同様であるため説明を省略する。
(実施の形態2にかかる基地局の構成)
図15は、図14に示した基地局の構成を示すブロック図である。図15において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図15に示すように、実施の形態2にかかる基地局111(図14参照)は、図3に示した構成において他セル制御CH復号部319を省いた構成にしてもよい。
(実施の形態2にかかる基地局のダウンリンクに関する処理)
まず、基地局111における、コアネットワーク101からの各DLデータを移動局131および移動局132へ転送するダウンリンクに関する処理について説明する。ただし、基地局112における、コアネットワーク102からのDLデータを移動局133へ転送するダウンリンクに関する処理についても同様である。受信器302は、セル112aの中継局122から送信された隣接セルリソース情報(図3参照)を受信しなくてもよい。この場合は、DLスケジューラ305へ隣接セルリソース情報が入力されない。
DLスケジューラ305は、自セル制御CH復号部304から出力された要求情報(RN1−MS)に基づいて中継局121と移動局131,132との間の無線経路に無線リソースを割り当てる。
(実施の形態2にかかる基地局のアップリンクに関する処理)
つぎに、基地局111における、移動局131,132からの各ULデータをコアネットワーク101へ転送するアップリンクに関する処理について説明する。ただし、基地局112における、移動局133からのULデータをコアネットワーク102へ転送するアップリンクに関する処理についても同様である。受信器302は、セル112aの中継局122から送信された隣接セルリソース情報(図3参照)を受信しなくてもよい。この場合は、ULスケジューラ315へ隣接セルリソース情報が入力されない。
ULスケジューラ315は、自セル制御CH復号部304から出力された要求情報(RN1−MS)に基づいて中継局121と移動局131,132との間の無線経路に無線リソースを割り当てる。
(実施の形態2にかかる中継局の構成)
図16は、図14に示した中継局の構成を示すブロック図である。図16において、図4に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図16に示すように、実施の形態2にかかる中継局121(図14参照)は、図4に示した構成に加えて他セル制御CH復号部1611を備えている。ここでは中継局121の構成について説明するが、中継局122の構成についても同様である。
受信アンテナ401および受信器402は、セル112a(隣接セル)におけるセル111a(自セル)との境界付近の中継局122(隣接セル中継局)から、中継局122に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を受信する受信手段である。受信アンテナ401、受信器402、送信器421および送信アンテナ422は、受信手段によって受信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて移動局131,132と無線通信を行う通信手段である。
DLスケジューラ405およびULスケジューラ424は、中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てを要求する要求無線リソースとして、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に決定する決定手段である。DLスケジューラ405およびULスケジューラ424は、たとえばCPUなどの演算手段によって実現される。
送信器414および送信アンテナ415は、決定手段によって決定された要求無線リソースを示す要求情報を基地局111へ送信する送信手段である。受信アンテナ407および受信器408は、送信手段によって送信された要求情報に応じて基地局111によって割り当てられた無線リソースを示す割当情報を受信する第二受信手段である。
(実施の形態2にかかる中継局のダウンリンクに関する処理)
まず、中継局121における、コアネットワーク101からの各DLデータを移動局131および移動局132へ転送するダウンリンクに関する処理について説明する。ただし、中継局122における、コアネットワーク102からのDLデータを移動局133へ転送するダウンリンクに関する処理についても同様である。
受信器402は、中継局122から送信された隣接セルリソース情報を、受信アンテナ401を介して受信する。受信器402は、受信した隣接セルリソース情報を分離部403へ出力する。分離部403は、受信器402から出力された隣接セルリソース情報を他セル制御CH復号部1611へ出力する。他セル制御CH復号部1611は、分離部403から出力された隣接セルリソース情報を復号する。他セル制御CH復号部1611は、復号した隣接セルリソース情報をDLスケジューラ405へ出力する。
DLスケジューラ405は、他セル制御CH復号部1611から出力された隣接セルリソース情報に基づいて、中継局121と移動局131,132との間の無線経路について基地局111に要求する要求無線リソースを決定する。具体的には、DLスケジューラ405は、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを要求無線リソースとして優先的に決定する。たとえば、DLスケジューラ405は、無線リソース#1〜#10(図2参照)のうちの、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なり、かつ、各CQIが示す品質が比較的高い複数の無線リソースを要求無線リソースとして決定する。
(実施の形態2にかかる中継局のアップリンクに関する処理)
つぎに、中継局121における、移動局131,132からのデータをコアネットワーク101へ転送するアップリンクに関する処理について説明する。ただし、中継局122における、移動局133からのデータをコアネットワーク102へ転送するアップリンクに関する処理についても同様である。他セル制御CH復号部1611は、復号した隣接セルリソース情報をULスケジューラ424へ出力する。
ULスケジューラ424は、他セル制御CH復号部1611から出力された隣接セルリソース情報に基づいて、中継局121と移動局131,132との間の無線経路について基地局111に要求する要求無線リソースを決定する。具体的には、ULスケジューラ424は、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを要求無線リソースとして優先的に決定する。たとえば、ULスケジューラ424は、無線リソース#1〜#10(図2参照)のうちの、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なり、かつ、各CQIが示す品質が比較的高い複数の無線リソースを要求無線リソースとして決定する。
(実施の形態2にかかる通信システムの動作例)
図17は、図14に示した通信システムのダウンリンクの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、通信システム100における基地局111から移動局131,132へのダウンリンクの動作について説明するが、基地局112から移動局133へのダウンリンクについても同様である。図17に示すステップS1701〜S1704は、図6に示したステップS601〜S604と同様であるため説明を省略する。
ステップS1704の後に、中継局121が、ステップS1702およびステップS1704によって送信された各CQIに基づいて要求無線リソースを仮決定する(ステップS1705)。つぎに、中継局121が、ステップS1705によって仮決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を制御CHにより中継局122へ送信する(ステップS1706)。ステップS1706により送信される要求情報(RN1−MS)は、中継局122からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。
つぎに、中継局121が、中継局122から送信された隣接セルリソース情報を制御CHにより受信する(ステップS1707)。ステップS1707によって受信される隣接セルリソース情報は、中継局122が基地局112に割り当てを要求する要求無線リソースを示す要求情報を、中継局122に対しても送信したものである。
または、ステップS1707によって受信される隣接セルリソース情報は、中継局122が仮決定した要求無線リソースを示す要求情報を、中継局122に対して送信したものでもよい。つぎに、中継局121が、ステップS1705によって仮決定された要求無線リソースと、ステップS1707によって受信された隣接セルリソース情報と、に基づいて要求無線リソースを決定する(ステップS1708)。
つぎに、中継局121が、ステップS1708によって決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を制御CHにより基地局111へ送信する(ステップS1709)。つぎに、中継局121が、基地局111と中継局121との間の無線経路におけるSIR(BS1−RN1)を測定する(ステップS1710)。つぎに、中継局121が、ステップS1710によって測定されたSIR(BS1−RN1)を示すCQI(BS1−RN1)を制御CHにより基地局111へ送信する(ステップS1711)。
つぎに、基地局111が無線リソースの割り当てを行う(ステップS1712)。ステップS1712においては、ステップS1711によって送信されたCQI(BS1−RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路に無線リソースが割り当てられる。また、ステップS1709によって送信された要求情報(RN1−MS)が示す無線リソースに含まれる無線リソースが、中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てられる。図17に示すステップS1713〜S1718は、図6に示したステップS612〜S617と同様であるため説明を省略する。
図18は、図14に示した通信システムのアップリンクの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、通信システム100における移動局131,132から基地局111へのアップリンクの動作について説明するが、移動局133から基地局112へのアップリンクについても同様である。図18に示すステップS1801〜S1804は、図7に示したステップS701〜S704と同様であるため説明を省略する。
ステップS1804の後に、中継局121が、ステップS1802およびステップS1804によって測定された各SIRに基づいて要求無線リソースを仮決定する(ステップS1805)。つぎに、中継局121が、ステップS1805によって仮決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を制御CHにより中継局122へ送信する(ステップS1806)。ステップS1806により送信される要求情報(RN1−MS)は、中継局122からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。
つぎに、中継局121が、中継局122から送信された隣接セルリソース情報を制御CHにより受信する(ステップS1807)。ステップS1807によって受信される隣接セルリソース情報は、中継局122が基地局112に割り当てを要求する要求無線リソースを示す要求情報を、中継局121に対しても送信したものである。
または、ステップS1807によって受信される隣接セルリソース情報は、中継局122が仮決定した要求無線リソースを示す要求情報を、基地局111に対して送信したものでもよい。つぎに、中継局121が、ステップS1805によって仮決定された要求無線リソースと、ステップS1807によって受信された隣接セルリソース情報と、に基づいて要求無線リソースを決定する(ステップS1808)。
つぎに、中継局121が、ステップS1808によって決定された要求無線リソースを示す要求情報(RN1−MS)を基地局111へ送信する(ステップS1809)。つぎに、中継局121が、パイロット信号(RN1)を制御CHにより基地局111へ送信する(ステップS1810)。つぎに、基地局111が、ステップS1808によって送信されたパイロット信号(RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路におけるSIR(BS1−RN1)を測定する(ステップS1811)。
つぎに、基地局111が無線リソースの割り当てを行う(ステップS1812)。ステップS1812においては、ステップS1811によって測定されたSIR(BS1−RN1)に基づいて、基地局111と中継局121との間の無線経路に無線リソースが割り当てられる。また、ステップS1809によって送信された要求情報(RN1−MS)が示す無線リソースに含まれる無線リソースが中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てられる。図18に示すステップS1813〜S1820は、図7に示したステップS712〜S719と同様であるため説明を省略する。
(要求無線リソースの決定の具体例)
図19は、中継局による要求無線リソースの決定の具体例を示す図である。図19において、図11に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、中継局121と移動局131,132との間の無線経路におけるSIRは、図8に示したSIR810およびSIR820の通りであるとする。図19に示す仮決定情報1910は、中継局121が仮決定した要求無線リソースを示している。
仮決定情報1910において、「1」は基地局111に対する要求無線リソースであることを示し、「0」は基地局111に対する要求無線リソースでないことを示している。中継局121は、たとえば、無線リソース#1〜#10のうちの、SIR810およびSIR820が比較的高いものを要求無線リソースとして決定する。ここでは、中継局121は、無線リソース#2〜#6を要求無線リソースとして仮決定したとする。
中継局121は、仮決定情報1910が示す無線リソース#2〜#6のうちの、隣接セルリソース情報1110が示す無線リソース#1,#2,#6〜#8とは異なる無線リソースを優先的に要求無線リソースとして決定する。ここでは、中継局121は、要求情報910に示すように、無線リソース#3〜#5を要求無線リソースとして決定する。
要求情報910は基地局111へ送信される。基地局111は、受信した要求情報910が示す無線リソース#3〜#5に含まれる無線リソースを中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てる。たとえば、基地局111は、無線リソース#3〜#5のいずれもセル111aにおける中継局121以外の他の中継局に割り当てていない場合は、無線リソース#3〜#5を中継局121と移動局131,132との間の無線経路に割り当てる。
(実施の形態2にかかる通信システムの他の動作例)
図20は、図17に示したダウンリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。図20に示すステップS2001〜S2014は、図17に示したステップS1701〜S1705,S1707〜S1715と同様であるため説明を省略する。ただし、ステップS2006によって受信される隣接セルリソース情報は、基地局112が中継局122へ送信した割当情報を中継局122が中継局121へ送信したものである。
ステップS2014の後に、中継局121が、ステップS2014によって送信された割当情報(RN1−MS)を、制御CHにより中継局122へ送信する(ステップS2015)。ステップS2015により送信される割当情報(RN1−MS)は、中継局122からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。図20に示すステップS2016〜S2018は、図17に示したステップS1716〜S1718と同様であるため説明を省略する。
ステップS2015において、図16に示したDLスケジューラ405は、制御CH復号部416から出力された割当情報(RN1−MS)を他セル制御CH生成部428へ出力する。他セル制御CH生成部428は、DLスケジューラ405から出力された割当情報(RN1−MS)を制御CHに配置し、制御CHに配置した割当情報(RN1−MS)を多重部413へ出力する。他セル制御CH生成部428から出力された割当情報(RN1−MS)は、送信器414によって中継局122へ送信される。
図21は、図18に示したアップリンクの動作の他の例を示すシーケンス図である。図21に示すステップS2101〜S2112は、図18に示したステップS1801〜S1805,S1807〜S1813と同様であるため説明を省略する。ただし、ステップS2106によって受信される隣接セルリソース情報は、基地局112が中継局122へ送信した割当情報を中継局122が中継局121へ送信したものである。
ステップS2112の後に、中継局121が、ステップS2112によって送信された割当情報(RN1−MS)を、制御CHにより中継局122へ送信する(ステップS2113)。ステップS2113により送信される要求情報(RN1−MS)は、中継局122からみると、隣接セルの中継局である中継局121から送信された隣接セルリソース情報である。図21に示すステップS2114〜S2120は、図18に示したステップS1814〜S1820と同様であるため説明を省略する。
ステップS2113において、図16に示したULスケジューラ424は、制御CH復号部416から出力された割当情報(RN1−MS)を他セル制御CH生成部428へ出力する。他セル制御CH生成部428は、ULスケジューラ424から出力された割当情報(RN1−MS)を制御CHに配置し、制御CHに配置した割当情報(RN1−MS)を多重部413へ出力する。他セル制御CH生成部428から出力された割当情報(RN1−MS)は、送信器414によって中継局122へ送信される。
図20および図21に示したように、中継局121は、セル112a(隣接セル)の基地局112が中継局122に割り当てた無線リソースを示す割当情報を隣接セルリソース情報として受信する。そして、中継局121は、隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に要求無線リソースとして決定する。これにより、基地局111に対して、中継局122による無線通信の干渉を受ける可能性が低い無線リソースを、セル112aとの境界付近の中継局121に割り当てさせることができる。
このように、実施の形態2にかかる中継局121によれば、基地局111に対して、中継局122(隣接セル中継局)による無線通信の干渉を受ける可能性が低い無線リソースを自局に割り当てさせることができる。これにより、セル111aとセル112aの境界付近のスループットを向上させることができる。このため、たとえば、セル111aの全体のスループットを均一化することができる。
また、セル112aにおけるセル111aとの境界付近の中継局122から中継局121へ要求情報(または割当情報)を隣接セルリソース情報として送信することで上記の効果を得ることができる。通常、セル112a内の中継局全体に対するセル111aとの境界付近の中継局(たとえば中継局122)の数は少ないため、隣接セルリソース情報を送信するために新たに設定する制御CHは少なく済む。このため、通信システムを大きく変更しなくても上記の効果を得ることができる。
実施の形態2においては、中継局121と中継局122の間で隣接セルリソース情報を相互に交換し、中継局121および中継局122のそれぞれにおいて隣接セルリソース情報を考慮した要求無線リソースの決定を行う構成とした。このため、セル112a側においても、セル111a側について説明した上記の効果と同様の効果を得ることができる。
ただし、中継局121から中継局122へ隣接セルリソース情報を送信する構成および中継局122から中継局121へ隣接セルリソース情報を送信する構成のいずれかを省いた構成にすることも可能である。たとえば、中継局121から中継局122へ隣接セルリソース情報を送信する構成を省いた構成にしてもよい。この構成においては、中継局122においては、隣接セルリソース情報を考慮した要求無線リソースの決定を行わない。この構成においても、セル111a側については上記の効果を得ることができる。
以上説明したように、開示の基地局、中継局、通信システムおよび通信方法によれば、セルの境界付近のスループットを向上させることができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)自セルに設置された中継局の中継により前記自セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局であって、
隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる無線リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる割当手段と、
を備えることを特徴とする基地局。
(付記2)前記割当手段は、前記中継局と前記移動局との間の無線経路に対して前記中継局から要求された無線リソースのうちの、前記隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に割り当てることを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記3)前記受信手段は、前記隣接セル中継局が前記隣接セルの基地局に無線リソースの割り当てを要求するための要求情報を前記隣接セルリソース情報として受信することを特徴とする付記1または2に記載の基地局。
(付記4)前記受信手段は、前記隣接セルの基地局が前記隣接セル中継局に割り当てた無線リソースを示す割当情報を前記隣接セルリソース情報として受信することを特徴とする付記1または2に記載の基地局。
(付記5)自セルに設置され、前記自セル内の基地局と移動局との間の無線通信を中継する中継局であって、
隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる無線リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて前記移動局と無線通信を行う通信手段と、
を備えることを特徴とする中継局。
(付記6)自局と前記移動局との間の無線経路に無線リソースの割り当てを要求する要求情報として、前記隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された要求情報を前記基地局へ送信する送信手段と、
前記送信手段によって送信された要求情報に応じて前記基地局によって割り当てられた無線リソースを示す割当情報を受信する第二受信手段と、
を備え、
前記通信手段は、前記第二受信手段によって受信された割当情報が示す無線リソースによって前記移動局と無線通信を行うことを特徴とする付記5に記載の中継局。
(付記7)前記自局と前記移動局との間の無線経路における通信品質を取得する取得手段を備え、
前記決定手段は、前記隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースの中から、前記取得手段によって取得された通信品質に基づいて前記要求情報を決定することを特徴とする付記6に記載の中継局。
(付記8)前記受信手段は、前記隣接セル中継局が前記隣接セルの基地局に無線リソースの割り当てを要求するための要求情報を前記隣接セルリソース情報として受信することを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載の中継局。
(付記9)前記受信手段は、前記隣接セルの基地局が前記隣接セル中継局に割り当てた無線リソースを示す割当情報を前記隣接セルリソース情報として受信することを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載の中継局。
(付記10)所定セルに設置された中継局の中継により前記所定セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局と、前記所定セルの隣接セルに設置された隣接セル中継局と、を含む通信システムであって、
自局に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を前記基地局へ送信する隣接セル中継局と、
前記隣接セル中継局によって送信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる基地局と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記11)所定セルに設置され、前記所定セル内の基地局と移動局との間の無線通信を中継する中継局と、前記所定セルの隣接セルに設置された隣接セル中継局と、を含む通信システムであって、
自局に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を前記中継局へ送信する隣接セル中継局と、
前記隣接セル中継局によって送信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて前記移動局と無線通信を行う中継局と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記12)自セルに設置された中継局の中継により前記自セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局の通信方法であって、
隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる無線リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信工程と、
前記受信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる割当工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記13)自セルに設置され、前記自セル内の基地局と移動局との間の無線通信を中継する中継局の通信方法であって、
隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる無線リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて前記移動局と無線通信を行う通信工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記14)所定セルに設置された中継局の中継により前記所定セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局と、前記所定セルの隣接セルに設置された隣接セル中継局と、を含む通信システムの通信方法であって、
前記隣接セル中継局が、自局に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を前記基地局へ送信する送信工程と、
前記基地局が、前記送信工程によって送信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる割当工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記15)所定セルに設置され、前記所定セル内の基地局と移動局との間の無線通信を中継する中継局と、前記所定セルの隣接セルに設置された隣接セル中継局と、を含む通信システムの通信方法であって、
前記隣接セル中継局が、自局に割り当てられる無線リソースを示す隣接セルリソース情報を前記中継局へ送信する送信工程と、
前記中継局が、前記送信工程によって送信された隣接セルリソース情報が示す無線リソースとは異なる無線リソースを優先的に用いて前記移動局と無線通信を行う通信工程と、
を含むことを特徴とする通信システム。
L1〜L3 無線経路
100 通信システム
111a,112a セル
210 無線リソース
301,401,407,501 受信アンテナ
313,415,422,509 送信アンテナ

Claims (10)

  1. 自セルに設置された中継局の中継により前記自セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局であって、
    隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる周波数リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された隣接セルリソース情報が示す周波数リソースとは異なる周波数リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる割当手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記割当手段は、前記中継局と前記移動局との間の無線経路に対して前記中継局から要求された周波数リソースのうちの、前記隣接セルリソース情報が示す周波数リソースとは異なる周波数リソースを優先的に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記受信手段は、前記隣接セル中継局が前記隣接セルの基地局に周波数リソースの割り当てを要求するための要求情報を前記隣接セルリソース情報として受信することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  4. 前記受信手段は、前記隣接セルの基地局が前記隣接セル中継局に割り当てた周波数リソースを示す割当情報を前記隣接セルリソース情報として受信することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  5. 自セルに設置され、前記自セル内の基地局と移動局との間の無線通信を中継する中継局であって、
    隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる周波数リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された隣接セルリソース情報が示す周波数リソースとは異なる周波数リソースを優先的に用いて前記移動局と無線通信を行う通信手段と、
    を備えることを特徴とする中継局。
  6. 自局と前記移動局との間の無線経路に周波数リソースの割り当てを要求する要求情報として、前記隣接セルリソース情報が示す周波数リソースとは異なる周波数リソースを優先的に用いて決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された要求情報を前記基地局へ送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信された要求情報に応じて前記基地局によって割り当てられた周波数リソースを示す割当情報を受信する第二受信手段と、
    を備え、
    前記通信手段は、前記第二受信手段によって受信された割当情報が示す周波数リソースによって前記移動局と無線通信を行うことを特徴とする請求項5に記載の中継局。
  7. 前記自局と前記移動局との間の無線経路における通信品質を取得する取得手段を備え、
    前記決定手段は、前記隣接セルリソース情報が示す周波数リソースとは異なる周波数リソースの中から、前記取得手段によって取得された通信品質に基づいて前記要求情報を決定することを特徴とする請求項6に記載の中継局。
  8. 前記受信手段は、前記隣接セル中継局が前記隣接セルの基地局に周波数リソースの割り当てを要求するための要求情報を前記隣接セルリソース情報として受信することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の中継局。
  9. 所定セルに設置された中継局の中継により前記所定セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局と、前記所定セルの隣接セルに設置された隣接セル中継局と、を含む通信システムであって、
    自局に割り当てられる周波数リソースを示す隣接セルリソース情報を前記基地局へ送信する隣接セル中継局と、
    前記隣接セル中継局によって送信された隣接セルリソース情報が示す周波数リソースとは異なる周波数リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる基地局と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  10. 自セルに設置された中継局の中継により前記自セル内の移動局との間で無線通信を行う基地局の通信方法であって、
    隣接セルに設置された隣接セル中継局から、前記隣接セル中継局に割り当てられる周波数リソースに関する隣接セルリソース情報を受信する受信工程と、
    前記受信された隣接セルリソース情報が示す周波数リソースとは異なる周波数リソースを優先的に前記中継局と前記移動局との間の無線経路に割り当てる割当工程と、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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