JP5257248B2 - 画像処理装置および方法、ならびに画像表示装置 - Google Patents

画像処理装置および方法、ならびに画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、入力画像信号の画像フォーマットを判定する機能を有する画像処理装置および方法、ならびに画像表示装置に関する。
従来より、光の偏光や液晶シャッタを利用した立体視用の特殊な眼鏡を装着させて観察者の両眼に視差のある別々の画像を見せることで、立体視を実現する眼鏡式の立体表示装置が知られている。また、特殊な眼鏡を装着する必要がなく、裸眼で立体視が可能な立体表示方式の例として、パララックスバリア方式やレンチキュラ方式の立体表示装置が知られている。立体視を実現するためには、左眼と右眼とに異なる視差画像を見せる必要があるため、少なくとも左眼用画像と右眼用画像との2つの視差画像が必要となる。近年では、立体表示が可能な民生用TV(テレビジョン)装置が実際に登場して注目を集めている。
特開2006−332985号公報 特開平10−257525号公報
画像処理装置や画像表示装置に立体画像信号を入力するための立体画像フォーマットは、様々なものが提案されている。立体画像フォーマットとしては、例えばフィールドシーケンシャル方式で左眼用画像と右眼用画像とを交互に時間順次に配置する方式のものがある。民生用TVなどでは、従来の2次元画像フォーマットに加えて、立体画像フォーマットに対応する必要性が出てきている。
特許文献1および特許文献2では、従来の2次元画像フォーマットに加えて、様々な立体画像フォーマットに対応するための自動判定技術が提案されている。これらに提案されている手法では、右眼用画像と左眼用画像は基本的に類似しているが視差に相当する差分が存在していて完全に同じではない、という考え方に基づき、入力された画像が立体画像フォーマットかどうかを判定している。例えば特許文献1におけるフィールドシーケンシャル立体画像フォーマットかどうかの判定では、まず、判定対象の画像を2枚の画像に分割する。そして、2枚の画像が類似していないと判定された場合に立体画像であると判定している。しかしながら、従来の2次元画像でも動きのあるシーンでは当然差分が存在するため、動きの激しい2次元画像が立体画像と誤判定される問題が存在する。また、運よくフィールドシーケンシャル立体画像であることを正しく判定できたとしても、2枚の画像のどちらが右眼用画像でどちらが左眼用画像であるかがわからなければ、表示装置側で正しく立体表示することができないという問題もある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、フィールドシーケンシャル方式で入力された画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかの判定を精度良く行うことができるようにした画像処理装置および方法、ならびに画像表示装置を提供することにある。
本発明による第1および第2の画像処理装置は、フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを求める動きベクトル検出手段と、両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかを判定すると共に、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するフォーマット判定部とを備えたものである。
本発明による第1および第2の画像処理方法は、フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを動きベクトル検出手段によって求めるステップと、両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかをフォーマット判定部によって判定するステップと、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、フォーマット判定部によって、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するステップとを含むものである。
本発明による第1および第2の画像表示装置は、フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを求める動きベクトル検出手段と、両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかを判定すると共に、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するフォーマット判定部と、フォーマット判定部によって判定された画像フォーマットに従って入力画像信号に基づく画像表示を行う表示部とを備えたものである。
本発明による第1および第2の画像処理装置、画像処理方法または画像表示装置では、入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、少なくとも、入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルが検出される。そして、少なくとも両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかがフォーマット判定部によって判定される。また、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、フォーマット判定部によって、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかが判定される。
特に、本発明による第1の画像処理装置、画像処理方法または画像表示装置では、動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、第1の動きベクトル検出部において、第1の画像と第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、第2の動きベクトル検出部において、第1ないし第3の画像における時間的に隣接する2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを両眼視差に相当する動きベクトルとする。フォーマット判定部は、第1の動きベクトルと第2の動きベクトルとの相関があるか否かを判定し、相関があった場合には2次元画像フォーマットであると判定し、相関がない場合には、さらに、両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて求められる両眼視差量の値が、立体視が成立する所定の閾値内であるか否かを判定し、所定の閾値内であった場合に立体画像フォーマットであると判定し、所定の閾値内でなかった場合に2次元画像フォーマットであると判定する。
また、本発明による第2の画像処理装置、画像処理方法または画像表示装置では、動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、第1の動きベクトル検出部において、第1の画像と第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、第1の動きベクトルに基づいて、時間的に第1の画像と第3の画像との間に位置する画像を、判定用の画像として画像補間処理により求め、第2の動きベクトル検出部において、第1の画像と判定用の画像との2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを両眼視差に相当する動きベクトルとする。
本発明の第1および第2の画像処理装置、画像処理方法または画像表示装置によれば、少なくとも両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて画像フォーマットの判定を行うようにしたので、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかの判定を精度良く行うことができる。特に、立体画像フォーマットである場合には、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定することができる。これにより、画像表示装置側では、正しい画像フォーマットで適切な画像表示を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像表示装置における画像処理部の構成を示すブロック図である。 (A)はフィールドシーケンシャル方式の2次元画像フォーマットの例を示す説明図であり、(B)はフィールドシーケンシャル方式の立体元画像フォーマットの例を示す説明図である。 画像の表示位置と立体視との関係を示す説明図である。 両眼視差に対応する動きベクトルについての説明図である。 図2に示した画像処理部のフォーマット判定部における画像フォーマット判定の処理を説明する流れ図である。 第2の実施の形態に係る画像表示装置における画像処理部の構成を示すブロック図である。 (A)はフィールドシーケンシャル方式の2次元画像フォーマットの例を示す説明図であり、(B)はフィールドシーケンシャル方式の立体元画像フォーマットの例を示す説明図である。 図7に示した画像処理部のフォーマット判定部における画像フォーマット判定の処理を説明する流れ図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[画像表示装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置10の全体構成例を示している。この画像表示装置10は、信号入力部1と、画像処理部2と、信号出力部3と、表示パネル4とを備えている。表示パネル4は、本発明における「表示部」の一具体例に対応する。画像処理部2は、本発明における「画像処理装置」の一具体例に対応する。
この画像表示装置10は、例えばTV装置であり、信号入力部1には、例えば放送信号が入力される。信号入力部1は、放送信号を受信すると、放送信号を例えば輝度信号(Y信号)と色差信号(U信号、V信号)とに分離する処理を行って、それらを入力画像信号として画像処理部2に出力する。画像処理部2は、入力画像信号に対して各種の画像処理を行うものであり、入力画像信号に対して画像フォーマットの判定処理を行う機能を有している。
表示パネル4は、複数の画素が2次元的に配列されて2次元的に画像表示を行うものであり、例えば有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイや液晶ディスプレイで構成されている。信号出力部3は、入力画像信号に基づいて、画像処理部2で判定された画像フォーマットに応じた適切な駆動信号を生成して表示パネルに画像表示を行わせるものである。なお、立体画像を表示する方式としては、従来よりある種々のものを用いることができる。この画像表示装置10の特徴部分は、画像処理部2での画像フォーマットの判定処理にあるので、表示部分の具体例の説明は省略する。
[画像処理部(画像処理装置)2の構成]
図2は、画像処理部2の構成例を示している。画像処理部2は、フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、画像間の動きベクトルを検出し、画像フォーマットの判定を行う機能を有している。図2は、その画像フォーマットの判定を行う機能に関わる回路部分の構成例を示している。入力画像信号は、信号入力部1から出力された輝度信号が入力されるものとする。
図2に示した回路は、図3(A),(B)に示したような画像フォーマットの信号を判定対象とする回路となっている。図3(A)はフィールドシーケンシャル方式の2次元画像フォーマットの例であり、FNは時刻Nの2次元画像(フィールド画像またはフレーム画像)を示している。図3(B)はフィールドシーケンシャル方式の立体画像フォーマットの例であり、LNは時刻Nの左眼用画像(フィールド画像またはフレーム画像)、RNは時刻Nの右眼用画像(フィールド画像またはフレーム画像)を示している。なお、図3(B)の場合、信号の入力状態としては時間的に、左眼用画像LN、右眼用画像RNの順に入力されている。同一時刻Nとして表されている左眼用画像LNと右眼用画像RNは、表示パネル4に表示するときに立体視が可能となるように実質的に同一時刻に合成されて表示されるものであることを示している。
画像処理部2は、画像フォーマット判定用の回路として、第1の画像メモリ21と、第2の画像メモリ22と、第1の動きベクトル検出部23と、第2の動きベクトル検出部24、フォーマット判定部25とを有している。
本実施の形態において、第1の動きベクトル検出部23と第2の動きベクトル検出部24とが、本発明における「動きベクトル検出手段」の一具体例に対応する。
第1の画像メモリ21と第2の画像メモリ22はそれぞれ、入力画像(フィールド画像またはフレーム画像)を、1フィールドまたは1フレームずつ遅延させるためのものである。第1の動きベクトル検出部23には、時間的に連続する第1、第2および第3の画像F0,F1,F2(立体画像の場合は画像L0,R0,L2)のうち、第1の画像F0(立体画像の場合は左眼用画像L0)が入力される。第1の動きベクトル検出部23にはまた、第1の画像メモリ21と第2の画像メモリ22を介して、入力画像が2フィールドまたは2フレーム分、遅延された第3の画像F2(立体画像の場合は左眼用画像L2)が入力される。第2の動きベクトル検出部24には、第1の画像F0(立体画像の場合は左眼用画像L0)が入力される。第2の動きベクトル検出部24にはまた、第1の画像メモリ21を介して、入力画像が1フィールドまたは1フレーム分、遅延された第2の画像F1(立体画像の場合は右眼用画像R0)が入力される。すなわち、第2の動きベクトル検出部24には、時間的に連続する2枚の画像F0,F1(立体画像の場合は画像L0,R0)が入力される。
第1の動きベクトル検出部23と第2の動きベクトル検出部24はそれぞれ、入力された2つの画像間の水平方向および垂直方向の動き量(単位は画素)を動きベクトルとして算出して出力するものである。動きベクトルの検出にはブロックマッチングなど様々な方法が存在するが、本実施の形態では、このブロックの検出結果を用いることができれば良いので、具体的な手法は特定の手法に限定されない。
具体的には、第1の動きベクトル検出部23は、第1の画像F0(または左眼用画像L0)と第3の画像F2(または左眼用画像L2)との2枚の画像間の第1の動きベクトルB0を検出して出力する。第2の動きベクトル検出部24は、時間的に連続する2枚の画像F0,F1(立体画像の場合は画像L0,R0)の画像間の第2の動きベクトルB1を検出して出力する。
フォーマット判定部25は、入力された2つの動きベクトルB0,B1に基づいて、フォーマット判定信号を出力するものである。ここで、フォーマット判定信号で表される情報は、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかを示す情報である。また、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定した結果の情報も含まれる。
[画像処理部2の動作(画像フォーマットの判定処理)]
本実施の形態における画像表示装置の最大の特徴部分は、画像処理部2における画像フォーマットの判定処理にある。従って、以下では、画像表示装置10の動作として、画像フォーマットの判定処理に関わる処理動作、特に、フォーマット判定部25による判定処理の動作について具体的に説明する。
図2の回路において、第1の動きベクトル検出部23からは、第1の画像F0(または左眼用画像L0)と第3の画像F2(または左眼用画像L2)との2枚の画像間の第1の動きベクトルB0が出力される。第2の動きベクトル検出部24からは、時間的に連続する2枚の画像F0,F1(立体画像の場合は画像L0,R0)の画像間の第2の動きベクトルB1が出力される。ここで、入力画像信号が、図3(B)に示したような立体画像フォーマットであった場合、第1の動きベクトルB0から、立体画像としてのフレーム間の動き量が得られる。また、第2の動きベクトルB1は両眼視差に相当する動きベクトルとなり、第2の動きベクトルB1から、両眼視差量が得られる。入力画像信号が図3(A)に示したような2次元画像フォーマットであった場合、これらの動きベクトルB0,B1の動きや絶対値が、立体画像フォーマットであった場合とは異なる挙動を示す。フォーマット判定部25は、これらの動きベクトルB0,B1の性質を用いて、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか否かを判定する。また、立体画像フォーマットであった場合には、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定する。
図6は、フォーマット判定部25における判定処理の流れを示している。フォーマット判定部25は、第1および第2の動きベクトルB0,B1が入力される(ステップS1)と、第1の判定として、それら2つのベクトル間に相関があるか否かを判定する(ステップS2)。相関があった場合(ステップS2:Y)には、2次元画像フォーマットであると判定する。これは、「フレーム間の動き量は時間方向に高い相関を持っているのに対して、フレーム間の動き量(B0)と両眼視差量(B1)との相関は少ない」という判断に基づいている。
相関がない場合(ステップS2:N)には、フォーマット判定部25はさらに、第2の判定として、第2の動きベクトルB1が、両眼視差量の制約を満たすか否かを判定する(ステップS3)。これは、後述するように、第2の動きベクトルB1に基づいて求められる両眼視差量の値が、立体視が成立する所定の閾値TH0’,TH1’内にあるか否かを判定することにより行う。両眼視差量の制約を満たさない、すなわち、両眼視差量が所定の閾値TH0’,TH1’内でなかった場合(ステップS3:N)には、フォーマット判定部25は入力画像信号が2次元画像フォーマットであると判定する。
両眼視差量の制約を満たす、すなわち両眼視差量が所定の閾値TH0’,TH1’内であった場合(ステップS3:Y)には、フォーマット判定部25は入力画像信号が立体画像フォーマットであると判定する。そしてさらに、フォーマット判定部25は第3の判定を行って、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定する(ステップS4)。第3の判定としては、第2の動きベクトルB1の方向を判断する。すなわち、ベクトル検出の対象とした画像の面内で、絶対値が最大となる第2の動きベクトルB1の向きが負の方向であるか否かを判断する。第2の動きベクトルB1の向きが負であった場合(ステップS4:Y)には、左眼用画像であると判断する。第2の動きベクトルB1の向きが負でなかった場合(ステップS4:N)には、右眼用画像であると判断する。なお、この第2の動きベクトルB1の向きの判断については、図5(A),(B)を参照して詳述する。
[立体視が成立する条件]
図4(A)〜(D)は、画像の表示位置と立体視との関係を示している。図4(A)では、観察者の左眼5Lと右眼5Rとで、映像面(画像表示面)の同一の画素位置を観察している。この場合、表示画像に視差はなく観察者は実像Pを見ている。図4(B)〜(D)では、視差のある2つの画像を表示した場合を示している。
図4(B)では、画像表示面上で右眼用画像R0が左眼用画像L0に対して側に位置している。図4(B)の場合、観察者は画像表示面に対して手前側の虚像P0を見る状態で立体視している。図4(C)では、図4(B)の場合とは左右の画像の位置が異なっている。すなわち、図4(C)では、画像表示面上で右眼用画像R2が左眼用画像L2に対して側に位置している。図4(C)の場合、観察者は画像表示面に対して奥側の虚像P2を見る状態で立体視している。
図4(D)は、視差のある画像を表示しているが立体視が成立しない場合を示している。図4(C)の場合と同様に、画像表示面上で右眼用画像R4が左眼用画像L4に対して側に位置しているが、2つの画像間が離れすぎているため、立体視が成立しない。観察者の左眼5Lと右眼5Rとの想定両眼視差の値をTH1とすると、2つの画像間の視差量が想定視差TH1を超えると立体視が成立しない。従って、画像表示面に対して奥側に虚像を見せるような立体視を行わせる場合、2つの画像間の視差量が、想定視差TH1に基づいて設定される所定の閾値TH1’以下である必要がある。
なお、図4(B)の場合のように、画像表示面に対して手前側に虚像を見せるような立体視を行わせる場合にも、立体視が成立する条件がある。図4(B)の場合においても、右眼用画像R0と左眼用画像L0とが離れすぎると立体視が成立しない。具体的には、手前側に虚像を見せる場合、2つの画像間の視差量が、想定視聴距離TH0(画像表示面と観察者の視点位置との距離)に基づいて設定される所定の閾値TH0’以下である必要がある。
なお、1つの立体画像内では通常、手前側に虚像ができる画素と奥側に虚像ができる画素とが混在している。立体画像が入力された場合において、手前側に虚像ができる画素であるか奥側に虚像ができる画素であるかは第2の動きベクトルB1の向きで判断できる。図5(A),(B)を参照して、このことを説明する。
図5(A)は、手前側に虚像P0,P1ができている状態を示している。虚像P0は、右眼用画像R0と左眼用画像L0とによって形成されたものである。虚像P1は、右眼用画像R1と左眼用画像L1とによって形成されたものである。いずれにおいても、右眼用画像R0,R1が左眼用画像L0,L1に対して左側に位置している。この場合、第2の動きベクトルB1は、左眼用画像L0,L1に対する右眼用画像R0,R1のベクトルとなる。左方向を負(−)、右方向を(+)とすれば、第2の動きベクトルB1は負となる。なお、図5(A)において、右眼用画像R0,R1と左眼用画像L0,L1との両眼視差量D0,D1の値は、想定視聴距離TH0に基づいて設定される所定の閾値TH0’以下となっている。
図5(B)は、奥側に虚像P2,P3ができている状態を示している。虚像P2は、右眼用画像R2と左眼用画像L2とによって形成されたものである。虚像P3は、右眼用画像R3と左眼用画像L3とによって形成されたものである。いずれにおいても、右眼用画像R2,R3が左眼用画像L2,L3に対して右側に位置している。この場合、第2の動きベクトルB1を、左眼用画像L2,L3に対する右眼用画像R2,R3のベクトルとすると、左方向を負(−)、右方向を(+)とすれば、ベクトルの向きは正となる。なお、図5(B)において、右眼用画像R2,R3と左眼用画像L2,L3との両眼視差量D2,D3の値は、想定視差TH1に基づいて設定される所定の閾値TH1’以下となっている。
ここで、1つの立体画像内では通常、手前側に虚像ができる画素と奥側に虚像ができる画素とが混在しているので、第2の動きベクトルB1は正と負の双方を取り得るが、一般的な立体画像は手前側に虚像を見せるような画像であることが多い。このため、絶対値が最大となる第2の動きベクトルB1の正負を判断することで、左眼用画像である否かを概ね判断できる。すなわち、検出対象とする画像内で、絶対値が最大となる第2の動きベクトルB1の向きが負であれば、その画像が左眼用画像であると判断して良い。
また、図6のステップS3における「両眼視差量の制約を満たすか否か」の判定は、例えば以下の条件(1)または条件(2)が成立しているか否かで判定する。
(両眼視差量の制約を満たす=条件(1)かまたは条件(2)が成立する)
・条件(1)
画面内全ての正数ベクトルの絶対値がTH1’以下で、かつ、画面内全ての負数ベクトルの絶対値がTH0’以下。
・条件(2)
画面内全ての正数ベクトルの絶対値がTH0’以下で、かつ、画面内全ての負数ベクトルの絶対値がTH1’以下。
また、想定視聴距離TH0をもとに設定する閾値TH0’は、画面サイズが1920画素×1080画素であるものとすると、具体的に例えば、TH0’=40画素と設定することができる。
また、想定視差TH1をもとに設定する閾値TH1’は、画面サイズが1920画素×1080画素であるものとすると、具体的に例えば、TH1’=8画素と設定することができる。
[第1の実施の形態による効果]
本実施の形態によれば、少なくとも両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて画像フォーマットの判定を行うようにしたので、入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかの判定を精度良く行うことができる。特に、立体画像フォーマットである場合には、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定することができる。これにより、画像表示装置10側では、正しい画像フォーマットで適切な画像表示を行うことができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る画像表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係る画像処理部2の構成を示している。図7の回路は、図2に示した回路に対し、画像補間部31をさらに備えている。また、第2の動きベクトル検出部24に代えて第2の動きベクトル検出部32を備えている。また、フォーマット判定部25に代えてフォーマット判定部33を備えている。
本実施の形態において、第1の動きベクトル検出部23と第2の動きベクトル検出部32とが、本発明における「動きベクトル検出手段」の一具体例に対応する。
図7に示した回路は、図8(A),(B)に示したような画像フォーマットの信号を判定対象とする回路となっている。図8(A)はフィールドシーケンシャル方式の2次元画像フォーマットの例であり、FNは時刻Nの2次元画像(フィールド画像またはフレーム画像)を示している。図8(B)はフィールドシーケンシャル方式の立体画像フォーマットの例であり、LNは時刻Nの左眼用画像(フィールド画像またはフレーム画像)、RNは時刻Nの右眼用画像(フィールド画像またはフレーム画像)を示している。
図8(B)の立体画像フォーマットは、図3(B)の場合と比べて、立体画像が、同一時刻の左眼用画像LNと右眼用画像RNとで構成されていない。このため、図2の回路では、視差量に動き量が混ざったものになってしまい、誤判定が起こってしまう。図7の回路では、画像補間部31において、第1の動きベクトルB0に基づいて、時間的に第1の画像F0(L0)と第3の画像F2(L2)との間に位置する画像F1’(L1)を、判定用の画像として、動き補償による画像補間処理により求める。
第2の動きベクトル検出部32では、第1の画像F0(L0)と判定用の画像F1’(L1)との2枚の画像間の第2の動きベクトルB1を検出し、その第2の動きベクトルB1を両眼視差に相当する動きベクトルとする。フォーマット判定部33は、第2の動きベクトルB1のみに基づいて判定処理を行う。ここで、入力画像が2次元画像である場合、第1の画像F0と判定用の画像F1’とが、ほぼ等価になるため、図9に示したような処理により、画像フォーマットの判定を行うことができる。
図9は、フォーマット判定部33における判定処理の流れを示している。フォーマット判定部33は、第2の動きベクトルB1が入力される(ステップS11)と、第1の判定として、第2の動きベクトルB1が画面全体でほぼゼロ(静止)か否かを判定する(ステップS12)。ここでは、画面内で絶対値が最大となる第2の動きベクトルB1の値が、所定の閾値TH1’以下のとき静止と判断する。静止していると判断した場合(ステップS12:Y)には、2次元画像フォーマットであると判定する。
静止していないと判断した場合(ステップS12:N)には、ステップS13,S14の処理を行う。ステップS13,S14の処理は、実質的に図6のステップS3,S4の処理と同じである。ただし、ステップS14の処理の後、ステップS15,S16の処理を行う。
ステップS15では、過去の判定が数フレーム間、立体画像であるとの判定で前の画像が左目用画像と判定されたか否かを判定する。判定条件を満たさない場合(ステップS15:N)には、右眼用画像と判断できるが2次元画像とみなす判断を行う。判定条件を満たす場合(ステップS15:Y)には、右眼用画像であると判断する。
ステップS16では、過去の判定が数フレーム間、立体画像であるとの判定で前フレームが右目用画像と判定されたか否かを判定する。判定条件を満たさない場合(ステップS16:N)には、左眼用画像と判断できるが2次元画像とみなす判断を行う。判定条件を満たす場合(ステップS16:Y)には、左眼用画像であると判断する。
<その他の実施の形態>
本発明は、上記各実施の形態に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば上記各実施の形態では、フィールドシーケンシャルな立体画像フォーマットに対応したものについて説明したが、他の立体画像フォーマットに対応させることができる。例えば、図2、図7の回路における信号遅延用のブロック(第1の画像メモリ21、第2の画像メモリ22)を、画面の左右分割処理回路等に置き換えることで、本発明の画像処理を他の立体画像フォーマットに対応させることができる。
B0…第1の動きベクトル、B1…第2の動きベクトル(両眼視差に相当する動きベクトル)、P0,P1,P2,P3…虚像、TH0…想定視聴距離、TH1…想定視差、1…信号入力部、2…画像処理部、3…信号出力部、4…表示パネル、5L…左眼、5R…右眼、10…画像表示装置、21…第1の画像メモリ、22…第2の画像メモリ、23…第1の動きベクトル検出部、24…第2の動きベクトル検出部、25…フォーマット判定部、31…フレーム補間部、32…第2の動きベクトル検出部、33…フォーマット判定部。

Claims (8)

  1. フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、前記入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを求める動きベクトル検出手段と、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、前記入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかを判定すると共に、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するフォーマット判定部と
    を備え
    前記動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、
    前記第1の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、
    前記第2の動きベクトル検出部において、前記第1ないし第3の画像における時間的に隣接する2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを前記両眼視差に相当する動きベクトルとし、
    前記フォーマット判定部は、
    前記第1の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの相関があるか否かを判定し、相関があった場合には2次元画像フォーマットであると判定し、
    相関がない場合には、さらに、前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて求められる両眼視差量の値が、立体視が成立する所定の閾値内であるか否かを判定し、前記所定の閾値内であった場合に立体画像フォーマットであると判定し、所定の閾値内でなかった場合に2次元画像フォーマットであると判定する
    画像処理装置。
  2. フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、前記入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを求める動きベクトル検出手段と、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、前記入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかを判定すると共に、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するフォーマット判定部と、
    画像補間部
    を備え、
    前記動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、
    前記第1の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、
    前記画像補間部において、前記第1の動きベクトルに基づいて、時間的に前記第1の画像と前記第3の画像との間に位置する画像を、判定用の画像として画像補間処理により求め、
    前記第2の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記判定用の画像との2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを前記両眼視差に相当する動きベクトルとする
    像処理装置。
  3. 前記フォーマット判定部は、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて求められる両眼視差量の値が、立体視が成立する所定の閾値内であるか否かを判定し、前記所定の閾値内であった場合に立体画像フォーマットであると判定し、所定の閾値内でなかった場合に2次元画像フォーマットであると判定する
    求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記フォーマット判定部は、
    立体画像フォーマットであると判定された場合に、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルの方向に基づいて、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定する
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、前記入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを動きベクトル検出手段によって求めるステップと、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、前記入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかをフォーマット判定部によって判定するステップと、
    立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、前記フォーマット判定部によって、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するステップと
    を含み、
    前記動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、
    前記第1の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、
    前記第2の動きベクトル検出部において、前記第1ないし第3の画像における時間的に隣接する2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを前記両眼視差に相当する動きベクトルとし、
    前記フォーマット判定部は、
    前記第1の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの相関があるか否かを判定し、相関があった場合には2次元画像フォーマットであると判定し、
    相関がない場合には、さらに、前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて求められる両眼視差量の値が、立体視が成立する所定の閾値内であるか否かを判定し、前記所定の閾値内であった場合に立体画像フォーマットであると判定し、所定の閾値内でなかった場合に2次元画像フォーマットであると判定する
    画像処理方法。
  6. フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、前記入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを動きベクトル検出手段によって求めるステップと、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、前記入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかをフォーマット判定部によって判定するステップと、
    立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、前記フォーマット判定部によって、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するステップと
    を含み、
    前記動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、
    前記第1の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、
    前記第1の動きベクトルに基づいて、時間的に前記第1の画像と前記第3の画像との間に位置する画像を、判定用の画像として画像補間処理により求め、
    前記第2の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記判定用の画像との2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを前記両眼視差に相当する動きベクトルとする
    画像処理方法。
  7. フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、前記入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを求める動きベクトル検出手段と、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、前記入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかを判定すると共に、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するフォーマット判定部と、
    前記フォーマット判定部によって判定された画像フォーマットに従って前記入力画像信号に基づく画像表示を行う表示部と
    を備え
    前記動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、
    前記第1の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、
    前記第2の動きベクトル検出部において、前記第1ないし第3の画像における時間的に隣接する2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを前記両眼視差に相当する動きベクトルとし、
    前記フォーマット判定部は、
    前記第1の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの相関があるか否かを判定し、相関があった場合には2次元画像フォーマットであると判定し、
    相関がない場合には、さらに、前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて求められる両眼視差量の値が、立体視が成立する所定の閾値内であるか否かを判定し、前記所定の閾値内であった場合に立体画像フォーマットであると判定し、所定の閾値内でなかった場合に2次元画像フォーマットであると判定する
    画像表示装置。
  8. フィールドシーケンシャル方式で入力された入力画像信号における時間的に連続する第1、第2および第3の画像に基づいて、前記入力画像信号を立体画像フォーマットとみなした場合における両眼視差に相当する動きベクトルを求める動きベクトル検出手段と、
    前記両眼視差に相当する動きベクトルに基づいて、前記入力画像信号が立体画像フォーマットであるか2次元画像フォーマットであるかを判定すると共に、立体画像フォーマットであると判定された場合にはさらに、現在入力されている画像が右眼用画像であるか左眼用画像であるかを判定するフォーマット判定部と、
    画像補間部と、
    前記フォーマット判定部によって判定された画像フォーマットに従って前記入力画像信号に基づく画像表示を行う表示部と
    を備え、
    前記動きベクトル検出手段として、第1の動きベクトル検出部と、第2の動きベクトル検出部とを有し、
    前記第1の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記第3の画像との2枚の画像間の第1の動きベクトルを検出し、
    前記画像補間部において、前記第1の動きベクトルに基づいて、時間的に前記第1の画像と前記第3の画像との間に位置する画像を、判定用の画像として画像補間処理により求め、
    前記第2の動きベクトル検出部において、前記第1の画像と前記判定用の画像との2枚の画像間の第2の動きベクトルを検出し、その第2の動きベクトルを前記両眼視差に相当する動きベクトルとする
    画像表示装置。
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