JP5256704B2 - 慣性モーメント推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は慣性モーメント推定装置に関し、特に、電動機などの駆動装置にて駆動されるロボットなどの負荷慣性モーメントを推定する方法に適用して好適なものである。
工作機械の送り軸やロボットなどに使用されるサーボモータによる制御系では、負荷慣性モーメントを推定することでトルク制御を行う方法がある(特許文献1、2)。
図7は、従来の慣性モーメント推定装置が適用される速度制御系の概略構成を示すブロック図である。
図7において、電動機121は連結体123を介して負荷124に接続され、電動機121には、電動機121の速度検出値ωを出力する速度検出器122が設けられている。そして、電動機121の速度を制御する速度制御系には、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を算出する減算器125、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を演算増幅してトルク指令値τを出力する速度制御器126、トルク指令値τに基づいて電動機121のトルク制御を行うトルク制御器127、速度検出値ωに基づいて電動機121の帰還加速度aを出力する加速度演算器128、帰還加速度aとトルク指令値τに基づいて負荷慣性モーメントの推定値Jを出力する負荷慣性モーメント推定器129、負荷慣性モーメントの推定値Jに基づいて速度制御器126のゲインを調整するゲイン調整器130が設けられている。
そして、電動機121の速度が速度検出器122にて検出されると、その速度検出値ωが減算器125に出力され、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差が減算器125にて算出される。そして、減算器125にて算出された速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差は速度制御器126に出力され、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を演算増幅することでトルク指令値τが算出される。そして、速度制御器126にて算出されたトルク指令値τはトルク制御器127に出力され、トルク指令値τに基づいて電動機121のトルク制御が行われる。
また、速度検出器122にて検出された速度検出値ωは加速度演算器128に出力され、速度検出値ωに基づいて電動機121の加速度が算出される。そして、加速度演算器128にて算出された帰還加速度aは負荷慣性モーメント推定器129に出力されるとともに、速度制御器126にて算出されたトルク指令値τは負荷慣性モーメント推定器129に出力され、帰還加速度aとトルク指令値τに基づいて負荷慣性モーメントの推定値Jが算出される。そして、負荷慣性モーメント推定器129にて算出された負荷慣性モーメントの推定値Jはゲイン調整器130に出力され、負荷慣性モーメントの推定値Jに基づいて速度制御器126のゲインが調整される。
図8は、図7の負荷慣性モーメント推定器の概略構成の一例を示すブロック図である。
図8において、図7の負荷慣性モーメント推定器129には、負荷慣性モーメントの推定値Jを1サンプル期間だけ遅延させる遅延器101、定常外乱や高周波外乱などをトルク指令値τから除去する外乱除去フィルタ102a、定常外乱や高周波外乱などを帰還加速度aから除去する外乱除去フィルタ102b、外乱除去フィルタ102bを通過した帰還加速度aと遅延器101にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jを乗算する乗算器103、外乱除去フィルタ102aを通過したトルク指令値τと乗算器103の出力τとの偏差Δτを算出する減算器104、負荷慣性モーメントの推定値Jの収束速度を決める推定時定数Gを減算器104から出力された偏差Δτに乗算する時定数乗算器105、帰還加速度aの振動を検出し、推定時定数Gに係数αを乗算する係数決定部106、遅延器101にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jを時定数乗算器105の出力に加算する加算器107が設けられている。
そして、図7の速度制御器126にて算出されたトルク指令値τは外乱除去フィルタ102aに出力され、トルク指令値τから外乱が除去された後、減算器104に出力される。また、図7の加速度演算器128にて算出された帰還加速度aは外乱除去フィルタ102bに出力され、帰還加速度aから外乱が除去された後、乗算器103および時定数乗算器105に出力される。
また、加算器107から出力された負荷慣性モーメントの推定値Jは遅延器101に出力され、1サンプル期間だけ遅延された後、加算器107に戻されるとともに、乗算器103に出力される。
そして、乗算器103において、外乱除去フィルタ102bからの出力aと遅延器101にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jが乗算され、その乗算結果τが減算器104に出力される。そして、減算器104において、外乱除去フィルタ102aを通過したトルク指令値τと乗算器103の出力τとの偏差Δτが算出された後、時定数乗算器105に出力される。そして、時定数乗算器105において、減算器104から出力された偏差Δτに推定時定数Gが乗算され、加算器107に出力される。そして、加算器107において、遅延器101にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jが時定数乗算器105の出力に加算されることで、負荷慣性モーメントの推定値Jが出力される。
ここで、係数決定部106は、加速度演算器128にて算出された帰還加速度aの振動が予め定められたレベル以上の時には、0以上1未満の係数αを推定時定数Gに乗算する。また、加速度演算器128にて算出された帰還加速度aの振動が予め定められたレベルに満たない時には、1という係数αを推定時定数Gに乗算する。これにより、帰還加速度aの振動が大きい時には、推定が遅くなり、振動の影響を受け難くすることが可能となることから、負荷慣性モーメントの推定精度を改善することが可能となる。
図9は、図8の係数決定部の概略構成を示すブロック図である。
図9において、係数決定部106には、外乱除去フィルタ102bを通過した帰還加速度aの絶対値を算出する絶対値算出部111a、絶対値算出部111aの出力の移動平均を算出する移動平均フィルタ112a、外乱除去フィルタ102bを通過した帰還加速度aの移動平均を算出する移動平均フィルタ112b、移動平均フィルタ112bの出力の絶対値を算出する絶対値算出部111b、移動平均フィルタ112aの出力と絶対値算出部111bの出力との偏差を算出する減算器113、減算器113の出力をしきい値115と比較する比較器114が設けられている。
そして、外乱除去フィルタ102bを通過した帰還加速度aは絶対値算出部111aおよび移動平均フィルタ112bに出力される。そして、絶対値算出部111aにて帰還加速度aの絶対値が算出された後、移動平均フィルタ112aに出力され、移動平均フィルタ112aにて移動平均がとられた後、減算器113に出力される。また、外乱除去フィルタ102bを通過した帰還加速度aが移動平均フィルタ112bに出力されると、移動平均フィルタ112bにて帰還加速度aの移動平均がとられた後、絶対値算出部111bに出力され、絶対値算出部111bにて絶対値が算出された後、減算器113に出力される。
そして、減算器113において、移動平均フィルタ112aの出力と絶対値算出部111bの出力との偏差が算出された後、比較器114に出力され、比較器114にて減算器113の出力がしきい値115と比較され、指令による加速度変動よりも十分速い振動成分が検出される。
なお、図7の負荷慣性モーメント推定器129では、逐次最小2乗法に基づいて負荷慣性モーメントが推定され、今回のk時点における負荷慣性モーメントの推定値をJ(k)、前回の(k−1)時点における負荷慣性モーメントの推定値をJ(k−1)とすると、J(k)とJ(k−1)との関係は以下の(1)式で表すことができる。
(k)=J(k−1)+αG(k){τ(k)−J(k−1)a(k)}
・・・(1)
ただし、推定時定数Gは、逐次最小2乗法においては、外乱除去フィルタ102bを通過した帰還加速度aに応じて、以下の(2)式および(3)式で求めることができる。
G(k)=P(k)・a(k) ・・・(2)
P(k)=P(k−1)/(λ+P(k−1)a(k)) ・・・(3)
ただし、λは忘却係数と呼ばれる定数で、駆動機械の慣性モーメントの変化に対応するために、1より少し小さな値が選択される。
図10は、図7の負荷慣性モーメント推定器の概略構成のその他の例を示すブロック図である。
図10において、図8の時定数乗算器105および係数決定部106の代わりに、推定区間判定器108、時定数乗算器109および乗算器110が設けられている。
ここで、推定区間判定器108は、外乱除去フィルタ102bを通過した帰還加速度aが所定のレベル以上の場合は、判定フラグfを1とし、所定のレベル未満の場合は、判定フラグfを0とする。時定数乗算器109は、(2)式および(3)式で求めた推定時定数Gを減算器104から出力された偏差Δτに乗算する。乗算器110は、時定数乗算器109の出力に判定フラグfを乗算し、加算器107に出力する。そして、遅延器101にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jを乗算器110の出力に加算することで、負荷慣性モーメントの推定値Jを出力することができる。
この構成では、時定数乗算器109の出力に判定フラグfを乗算することで、帰還加速度aを小さくすることができ、S/N比が悪化すると、負荷慣性モーメントの推定を停止することが可能となることから、負荷慣性モーメントの推定値の乱れを防止することができる。
特許第3796261号公報 特開2006−217729号公報
しかしながら、図7の慣性モーメント推定器129では、コギングトルクや偏芯などにより機械系に振動がある場合、図7のフィードバック制御系で電動機121を駆動すると、速度検出値ωやトルク指令値τに振動の影響が現れ、負荷慣性モーメントの推定値Jが本来の値と異なるようになるという問題があった。
すなわち、図8の慣性モーメント推定装置では、帰還加速度aの振動を検出し、振動が予め定めたレベル以上にある間は推定時定数Gを小さくすることで、振動の影響が軽減される。
しかし、図9の係数決定部106では、帰還加速度aに現れる振動周波数が移動平均フィルタ112a、112bの遮断周波数よりも低い場合、振動成分のみの検出が困難となり、推定誤差が増加するという問題があった。
また、図10の慣性モーメント推定装置では、帰還加速度aが予め定めたレベル以下の場合に推定を停止することで、S/N比の悪化に起因する推定誤差が低減される。
しかし、図10の慣性モーメント推定装置では、コギングトルクや偏芯などにより機械系に振動がある場合、その振動の影響が帰還加速度aにも現れるため、推定動作が停止せず、推定誤差が増加するという問題があった。
図11は、図10の慣性モーメント推定装置の各部の動作波形を示す図である。なお、図11の動作波形は、コギングトルクの大きなモータを駆動した時の負荷慣性モーメント推定動作をシミュレートして求めた。
図11(a)において、図7のフィードバック制御系には、上位装置から速度指令値ωが入力される。また、図11(b)に示すように、図8の外乱除去フィルタ102aからは定常外乱や高周波外乱などが除去されたトルク指令値τが出力される。また、図11(c)に示すように、図8の外乱除去フィルタ102bからは定常外乱や高周波外乱などが除去された帰還加速度aが出力される。図11(b)および図11(c)からも判るように、一定速駆動時にコギングトルクに基づく振動がトルク指令値τおよび帰還加速度aに現れる。
また、図11(d)に示すように、振動が継続的に発生する一定速区間においては、図10の推定区間判定器108の判定フラグfは0となる。また、図11(e)に示すように、図11(d)の判定フラグfの値に応じて負荷慣性モーメントの推定値Jの更新を停止しながら負荷慣性モーメントの推定値Jを出力することで、図11(f)に示すように、判定フラグfの値を常に1に設定して負荷慣性モーメントの推定値Jを出力した場合に比べて、一定速区間での負荷慣性モーメントの推定値Jの変動を抑制することができる。ただし、加速終了付近では振動の周波数が低く、図10の推定区間判定器108では振動が検出されないため、負荷慣性モーメントの推定値Jが本来の値の2倍程度となっている。
そこで、本発明の目的は、コギングトルクや偏芯などにより機械系に振動がある場合においても、振動周波数に依存することなく負荷慣性モーメントの推定精度を向上させることが可能な慣性モーメント推定装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の慣性モーメント推定装置によれば、電動機の速度検出値に基づいて第1の帰還加速度を演算する帰還加速度演算手段と、前記電動機の動作を指示する指令値に基づいて第2の帰還加速度を推定する帰還加速度推定手段と、前記電動機のトルク指令値および前記第1の帰還加速度に基づいて、負荷慣性モーメントを推定する慣性モーメント推定手段と、前記第2の帰還加速度が予め定められたレベル以上の区間を、前記慣性モーメント推定手段にて負荷慣性モーメントを推定する区間として判別する推定区間判別手段と、前記帰還加速度演算手段にて演算された第1の帰還加速度から外乱を除去する第1の外乱除去手段と、前記帰還加速度推定手段にて推定された第2の帰還加速度から外乱を除去する第2の外乱除去手段と、前記トルク指令値から外乱を除去する第3の外乱除去手段とを備え、前記慣性モーメント推定手段は、前記第1の外乱除去手段にて外乱が除去されたk時点における第1の帰還加速度をaf(k)、前記第3の外乱除去手段にて外乱が除去されたk時点におけるトルク指令値をτf(k)、k時点における前記負荷慣性モーメントをJ(k)としたとき、前記第1の帰還加速度af(k)と前記トルク指令値τf(k)とを変数とし、前記負荷慣性モーメントJ(k)を係数とする関係式を下式のとおり定め、前記関係式に適応同定法を適用することにより、前記負荷慣性モーメントJ(k)を推定することを特徴とする。
Je(k)=Je(k−1)+feG(k){τf(k)−Je(k−1)af(k)}
ここで、Je(k−1)は、(k−1)時点における前記負荷慣性モーメント、G(k)は、推定時定数、feは、係数である。
た、請求項記載の慣性モーメント推定装置によれば、前記適応同定法は、逐次最小2乗法または固定トレース法による適応同定法であることを特徴とする。
また、請求項記載の慣性モーメント推定装置によれば、前記慣性モーメント推定手段は、前記第2の外乱除去手段にて外乱が除去された第2の帰還加速度に基づいて、前記負荷慣性モーメントの推定値の更新速度を調整する推定時定数調整手段を備えることを特徴とする。
また、請求項記載の慣性モーメント推定装置によれば、前記慣性モーメント推定手段は、前記第2の外乱除去手段にて外乱が除去された第2の帰還加速度が予め定められたレベル未満の場合、前記負荷慣性モーメントの推定値の更新を停止する推定停止手段を備えることを特徴とする。
また、請求項記載の慣性モーメント推定装置によれば、前記外乱除去手段は、バンドパスフィルタまたはローパスフィルタと差分演算器にて構成されていることを特徴とする。
また、請求項記載の慣性モーメント推定装置によれば、前記指令値は、速度指令値または位置指令値であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、負荷慣性モーメントの推定区間を判別する帰還加速度を、電動機の動作を指示する指令値に基づいて求めることができ、負荷振動の影響を受けることなく、負荷慣性モーメントの推定区間を判別することができる。このため、コギングトルクや偏芯などにより機械系に振動がある場合においても、速度検出値やトルク指令値に現れる振動の影響が負荷慣性モーメントの推定値に及ぶのを防止することができ、負荷慣性モーメントの推定精度を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る慣性モーメント推定装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る慣性モーメント推定装置が適用される速度制御系の概略構成を示すブロック図である。
図1において、電動機1は連結体3を介して負荷4に接続され、電動機1には、電動機1の速度検出値ωを出力する速度検出器2が設けられている。そして、電動機1の速度を制御する速度制御系には、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を算出する減算器5、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を演算増幅してトルク指令値τを出力する速度制御器6、トルク指令値τに基づいて電動機1のトルク制御を行うトルク制御器7、トルク指令値τ、速度指令値ωおよび速度検出値ωに基づいて負荷慣性モーメントの推定値Jを出力する負荷慣性モーメント推定器8、負荷慣性モーメントの推定値Jに基づいて速度制御器6のゲインを調整するゲイン調整器9が設けられている。
ここで、負荷慣性モーメント推定器8は、速度指令値ωに基づいて帰還加速度を推定し、その推定された帰還加速度に基づいて負荷慣性モーメントの推定区間を判別しながら、速度検出値ωから求めた帰還加速度およびトルク指令値τに基づいて負荷慣性モーメントを推定することができる。
そして、電動機1の速度が速度検出器2にて検出されると、その速度検出値ωが減算器5に出力され、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差が減算器5にて算出される。そして、減算器5にて算出された速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差は速度制御器6に出力され、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を演算増幅することでトルク指令値τが算出される。そして、速度制御器6にて算出されたトルク指令値τはトルク制御器7に出力され、トルク指令値τに基づいて電動機1のトルク制御が行われる。
また、速度検出器2にて検出された速度検出値ωおよび上位装置から与えられる速度指令値ωは負荷慣性モーメント推定器8に出力される。そして、負荷慣性モーメント推定器8において、速度指令値ωに基づいて帰還加速度が推定され、その推定された帰還加速度に基づいて負荷慣性モーメントの推定区間が判別されながら、速度検出値ωから求めた帰還加速度およびトルク指令値τに基づいて負荷慣性モーメントの推定値Jが算出される。そして、負荷慣性モーメント推定器8にて算出された負荷慣性モーメントの推定値Jはゲイン調整器9に出力され、負荷慣性モーメントの推定値Jに基づいて速度制御器6のゲインが調整される。
これにより、負荷慣性モーメントの推定区間を判別する帰還加速度を、負荷振動の影響のない速度指令値ωに基づいて求めることができる。このため、コギングトルクや偏芯などにより機械系に振動がある場合においても、速度検出値ωやトルク指令値τに現れる振動の影響が負荷慣性モーメントの推定値Jに及ぶのを防止することができ、負荷慣性モーメントの推定精度を向上させることが可能となる。
図2は、本発明の第1実施形態に係る慣性モーメント推定装置の概略構成を示すブロック図である。
図2において、図1の負荷慣性モーメント推定器8には、負荷慣性モーメントの推定値Jeを1サンプル期間だけ遅延させる遅延器21、速度検出値ωmに基づいて電動機1の帰還加速度amを演算する加速度演算器23、速度指令値ωrに基づいて電動機1の帰還加速度ameを推定する帰還加速度推定器27、定常外乱や高周波外乱などをトルク指令値τrから除去する外乱除去フィルタ22a、定常外乱や高周波外乱などを帰還加速度amから除去する外乱除去フィルタ22b、定常外乱や高周波外乱などを帰還加速度ameから除去する外乱除去フィルタ22c、外乱除去フィルタ22bを通過した帰還加速度afと遅延器21にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jeを乗算する乗算器24、外乱除去フィルタ22aを通過したトルク指令値τfと乗算器24の出力τeとの偏差Δτを算出する減算器25、負荷慣性モーメントの推定値Jeの収束速度を決める推定時定数Gを減算器25から出力された偏差Δτに乗算する時定数乗算器26、外乱除去フィルタ22cを通過した帰還加速度afeから負荷慣性モーメントの推定区間を判別し、判定フラグfeを出力する推定区間判定器28、時定数乗算器26の出力に判定フラグfeを乗算する乗算器29、遅延器21にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jeを乗算器29の出力に加算する加算器30が設けられている。
なお、外乱除去フィルタ22a〜22cは、バンドパスフィルタまたはローパスフィルタと差分演算器にて構成することができる。そして、高域の遮断周波数に制御帯域の上限値を設定することで、制御帯域以上の高周波外乱を除去することができる。また、低域の遮断周波数を数Hzに設定することで、定常外乱を除去することができる。
そして、図1の速度制御器6にて算出されたトルク指令値τは外乱除去フィルタ22aに出力され、トルク指令値τから外乱が除去された後、減算器25に出力される。また、図1の速度検出器2にて検出された速度検出値ωは加速度演算器23に出力され、加速度演算器23にて帰還加速度aが演算された後、外乱除去フィルタ22bに出力され、帰還加速度aから外乱が除去された後、乗算器24に出力される。さらに、上位装置から与えられた速度指令値ωは帰還加速度推定器27に出力され、帰還加速度推定器27にて帰還加速度ameが演算された後、外乱除去フィルタ22cに出力され、帰還加速度ameから外乱が除去された後、時定数乗算器26および推定区間判定器28に出力される。
また、加算器30から出力された負荷慣性モーメントの推定値Jは遅延器21に出力され、1サンプル期間だけ遅延された後、加算器30に戻されるとともに、乗算器24に出力される。
そして、乗算器24において、外乱除去フィルタ22bからの出力aと遅延器21にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jが乗算され、その乗算結果τが減算器25に出力される。そして、減算器25において、外乱除去フィルタ22aを通過したトルク指令値τと乗算器24の出力τとの偏差Δτが算出された後、時定数乗算器26に出力される。
そして、時定数乗算器26において、減算器25から出力された偏差Δτに推定時定数Gが乗算され、乗算器29に出力される。ここで、時定数乗算器26は、外乱除去フィルタ22cを通過した帰還加速度afeに基づいて、負荷慣性モーメントの推定値Jの更新速度を調整することができる。例えば、外乱除去フィルタ22cを通過した帰還加速度afeの振動が予め定められたレベル以上の時には、0以上1未満の係数αを推定時定数Gに乗算することができる。また、外乱除去フィルタ22cを通過した帰還加速度afeの振動が予め定められたレベルに満たない時には、1という係数αを推定時定数Gに乗算する。これにより、帰還加速度afeの振動が大きい時には、推定が遅くなり、振動の影響を受け難くすることが可能となることから、負荷慣性モーメントの推定精度を改善することが可能となる。
一方、外乱除去フィルタ22cを通過した帰還加速度afeが推定区間判定器28に入力されると、推定区間判定器28は、帰還加速度afeが所定のレベル以上の場合は、判定フラグfを1とし、所定のレベル未満の場合は、判定フラグfを0とし、乗算器29に出力する。そして、乗算器29において、時定数乗算器26の出力に判定フラグfが乗算され、加算器30に出力される。そして、加算器30において、遅延器21にて1サンプル期間だけ遅延された負荷慣性モーメントの推定値Jが乗算器29の出力に加算されることで、負荷慣性モーメントの推定値Jが出力される。
ここで、時定数乗算器26の出力に判定フラグfを乗算することで、帰還加速度afeを小さくすることができ、S/N比が悪化すると、負荷慣性モーメントの推定を停止することが可能となることから、負荷慣性モーメントの推定値Jの乱れを防止することができる。
図3は、図2の推定区間判定器の概略構成を示すブロック図である。
図3において、推定区間判定器28には、帰還加速度afeの絶対値を算出する絶対値演算器41および帰還加速度afeとしきい値athとを比較する比較器42が設けられている。
そして、外乱除去フィルタ22cを通過した帰還加速度afeは絶対値演算器41に入力され、帰還加速度afeの絶対値がとられた後、比較器42に出力される。そして、比較器42において、帰還加速度afeの絶対値がしきい値athと比較され、帰還加速度afeがしきい値ath以上の場合は、判定フラグfとして1が出力され、しきい値ath未満の場合は、判定フラグfとして0が出力される。
ここで、判定フラグfが0になると、(3)式のfがかかる項は全て0となるため、乗算器29の出力は0となり、負荷慣性モーメントの推定値Jは前回の値がそのまま保持され、負荷慣性モーメントの推定値Jの更新が停止される。
なお、帰還加速度推定器27では、速度制御系の応答を模擬するローパスフィルタでフィルタリングした速度指令値ωを微分することで、帰還加速度ameを演算することができる。このローパスフィルタの伝達関数F(s)は、以下の(4)式で与えることができる。
F(s)=1/(1+J/Ks) ・・・(4)
ただし、Kは速度ループゲイン(rad/s)、sはラプラス演算子である。
また、図1の負荷慣性モーメント推定器8では、逐次最小2乗法に基づいて負荷慣性モーメントを推定することができ、今回のk時点における負荷慣性モーメントの推定値をJ(k)、前回の(k−1)時点における負荷慣性モーメントの推定値をJ(k−1)とすると、J(k)とJ(k−1)との関係は以下の(5)式で表すことができる。
(k)=J(k−1)+fG(k){τ(k)−J(k−1)a(k)}
・・・(5)
なお、推定時定数Gは、逐次最小2乗法においては、(2)式および(3)式で求めることができる。また、適応同定法として逐次最小2乗法の代わりに固定トレース法を用いるようにしてもよい。
図4は、本発明の第1実施形態に係る慣性モーメント推定装置の各部の動作波形を示す図である。なお、図4の動作波形は、コギングトルクの大きなモータを駆動した時の負荷慣性モーメント推定動作をシミュレートして求めた。
図4(a)において、図1のフィードバック制御系には、上位装置から速度指令値ωが入力される。また、図4(b)に示すように、図8の外乱除去フィルタ102aからは定常外乱や高周波外乱などが除去されたトルク指令値τが出力される。また、図4(c)に示すように、図2の外乱除去フィルタ102bからは定常外乱や高周波外乱などが除去された帰還加速度aが出力される。図4(b)および図4(c)からも判るように、一定速駆動時にコギングトルクに基づく振動がトルク指令値τおよび帰還加速度aに現れる。また、図4(d)に示すように、図2の外乱除去フィルタ102cからは定常外乱や高周波外乱などが除去された帰還加速度afeが出力される。図4(d)からも判るように、帰還加速度afeには、一定速駆動時にコギングトルクに基づく振動の影響が現れない。
また、図4(e)に示すように、振動が現れる一定速区間においては、図2の推定区間判定器28の判定フラグfは常に0となる。また、図4(f)に示すように、図4(e)の判定フラグfの値に応じて負荷慣性モーメントの推定値Jの更新を停止しながら負荷慣性モーメントの推定値Jを出力することで、図4(g)に示すように、判定フラグfの値を常に1に設定して負荷慣性モーメントの推定値Jを出力した場合に比べて、一定速区間での負荷慣性モーメントの推定値Jの変動を抑制することができる。また、図2の推定区間判定器28を用いた場合には、負荷慣性モーメントの推定値Jに振動の影響が現れるのを防止することができるが、図10の推定区間判定器108を用いた場合には、一定速駆動中に現れる振動の影響により、負荷慣性モーメントの推定値Jが増大することが判る。
図5は、本発明の第2実施形態に係る慣性モーメント推定装置が適用される速度制御系の概略構成を示すブロック図である。
図5において、電動機1の速度を制御する速度制御系には、速度検出値ωに基づいて位置検出値Xを算出する位置検出器10、位置指令値Xと位置検出値Xとの偏差を算出する減算器11、位置指令値Xと位置検出値Xとの偏差を演算増幅して速度指令値ωを出力する位置制御器12、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を算出する減算器5、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を演算増幅してトルク指令値τを出力する速度制御器6、トルク指令値τに基づいて電動機1のトルク制御を行うトルク制御器7、トルク指令値τ、位置指令値Xおよび速度検出値ωに基づいて負荷慣性モーメントの推定値Jを出力する負荷慣性モーメント推定器13、負荷慣性モーメントの推定値Jに基づいて速度制御器6および位置制御器12のゲインを調整するゲイン調整器14が設けられている。
ここで、負荷慣性モーメント推定器13は、位置指令値Xに基づいて帰還加速度を推定し、その推定された帰還加速度に基づいて負荷慣性モーメントの推定区間を判別しながら、速度検出値ωから求めた帰還加速度およびトルク指令値τに基づいて負荷慣性モーメントを推定することができる。
そして、電動機1の速度が速度検出器2にて検出されると、その速度検出値ωが位置検出器10および減算器5に出力される。そして、位置検出器10において、速度検出値ωに基づいて位置検出値Xが算出された後、減算器11に出力され、位置指令値Xと位置検出値Xとの偏差が減算器11にて算出される。そして、減算器11にて算出された位置指令値Xと位置検出値Xとの偏差は位置制御器12に出力され、位置指令値Xと位置検出値Xとの偏差を演算増幅することで速度指令値ωが算出される。
そして、位置制御器12にて算出された速度指令値ωは減算器5に出力され、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差が減算器5にて算出される。そして、減算器5にて算出された速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差は速度制御器6に出力され、速度指令値ωと速度検出値ωとの偏差を演算増幅することでトルク指令値τが算出される。そして、速度制御器6にて算出されたトルク指令値τはトルク制御器7に出力され、トルク指令値τに基づいて電動機1のトルク制御が行われる。
また、速度検出器2にて検出された速度検出値ωおよび上位装置から与えられる位置指令値Xは負荷慣性モーメント推定器13に出力される。そして、負荷慣性モーメント推定器13において、位置指令値Xに基づいて帰還加速度が推定され、その推定された帰還加速度に基づいて負荷慣性モーメントの推定区間が判別されながら、速度検出値ωから求めた帰還加速度およびトルク指令値τに基づいて負荷慣性モーメントの推定値Jが算出される。そして、負荷慣性モーメント推定器13にて算出された負荷慣性モーメントの推定値Jはゲイン調整器14に出力され、負荷慣性モーメントの推定値Jに基づいて速度制御器6および位置制御器12のゲインが調整される。
これにより、負荷慣性モーメントの推定区間を判別する帰還加速度を、負荷振動の影響のない位置検出値Xに基づいて求めることができる。このため、制御系が位置制御系の場合において、コギングトルクや偏芯などによる機械系の振動の影響が速度指令値ωに及ぶ場合においても、速度検出値ωやトルク指令値τや速度指令値ωに現れる振動の影響が負荷慣性モーメントの推定値Jに及ぶのを防止することができ、負荷慣性モーメントの推定精度を向上させることが可能となる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る慣性モーメント推定装置の概略構成を示すブロック図である。
図6において、図5の負荷慣性モーメント推定器13には、図2の帰還加速度推定器27の代わりに帰還加速度推定器31が設けられている。ここで、図2の帰還加速度推定器27は、速度指令値ωに基づいて帰還加速度ameを推定し、外乱除去フィルタ22cに出力するのに対し、図6の帰還加速度推定器31は、位置指令値Xに基づいて帰還加速度ameを推定し、外乱除去フィルタ22cに出力する。
ここで、帰還加速度推定器31では、位置制御系の応答を模擬するローパスフィルタでフィルタリングした位置指令値Xを2回微分することで、帰還加速度ameを演算することができる。このローパスフィルタの伝達関数F(s)は、以下の(6)式で与えることができる。
F(s)=1/(1+1/Ks+J/(KK)s) ・・・(6)
ただし、Kは位置ループゲイン、Kは速度ループゲイン、sはラプラス演算子である。
本発明の第1実施形態に係る慣性モーメント推定装置が適用される速度制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る慣性モーメント推定装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の推定区間判定器の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る慣性モーメント推定装置の各部の動作波形を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る慣性モーメント推定装置が適用される速度制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る慣性モーメント推定装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の慣性モーメント推定装置が適用される速度制御系の概略構成を示すブロック図である。 従来の慣性モーメント推定装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 図8の係数決定部の概略構成を示すブロック図である。 従来の慣性モーメント推定装置の概略構成のその他の例を示すブロック図である。 図10の慣性モーメント推定装置の各部の動作波形を示す図である。
符号の説明
1 電動機
2 速度検出器
3 連結体
4 負荷
5、11 減算器
6 速度制御器
7 トルク制御器
8、13 負荷慣性モーメント推定器
9、14 ゲイン調整器
10 位置検出器
12 位置制御器
21 遅延器
22a〜22c 外乱除去フィルタ
23 加速度演算器
24、29 乗算器
25 減算器
26 推定時定数乗算器
27、31 帰還加速度推定器
28 推定区間判定器
30 加算器
41 絶対値演算器
42 比較器

Claims (6)

  1. 電動機の速度検出値に基づいて第1の帰還加速度を演算する帰還加速度演算手段と、
    前記電動機の動作を指示する指令値に基づいて第2の帰還加速度を推定する帰還加速度推定手段と、
    前記電動機のトルク指令値および前記第1の帰還加速度に基づいて、負荷慣性モーメントを推定する慣性モーメント推定手段と、
    前記第2の帰還加速度が予め定められたレベル以上の区間を、前記慣性モーメント推定手段にて負荷慣性モーメントを推定する区間として判別する推定区間判別手段と、
    前記帰還加速度演算手段にて演算された第1の帰還加速度から外乱を除去する第1の外乱除去手段と、
    前記帰還加速度推定手段にて推定された第2の帰還加速度から外乱を除去する第2の外乱除去手段と、
    前記トルク指令値から外乱を除去する第3の外乱除去手段とを備え、
    前記慣性モーメント推定手段は、前記第1の外乱除去手段にて外乱が除去されたk時点における第1の帰還加速度をaf(k)、前記第3の外乱除去手段にて外乱が除去されたk時点におけるトルク指令値をτf(k)、k時点における前記負荷慣性モーメントをJ(k)としたとき、前記第1の帰還加速度af(k)と前記トルク指令値τf(k)とを変数とし、前記負荷慣性モーメントJ(k)を係数とする関係式を下式のとおり定め、前記関係式に適応同定法を適用することにより、前記負荷慣性モーメントJ(k)を推定することを特徴とする慣性モーメント推定装置。
    Je(k)=Je(k−1)+feG(k){τf(k)−Je(k−1)af(k)}
    ここで、
    Je(k−1)は、(k−1)時点における前記負荷慣性モーメント、
    G(k)は、推定時定数、
    feは、係数である。
  2. 前記適応同定法は、逐次最小2乗法または固定トレース法による適応同定法であることを特徴とする請求項1記載の慣性モーメント推定装置。
  3. 前記慣性モーメント推定手段は、前記第2の外乱除去手段にて外乱が除去された第2の帰還加速度に基づいて、前記負荷慣性モーメントの推定値の更新速度を調整する推定時定数調整手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の慣性モーメント推定装置。
  4. 前記慣性モーメント推定手段は、前記第2の外乱除去手段にて外乱が除去された第2の帰還加速度が予め定められたレベル未満の場合、前記負荷慣性モーメントの推定値の更新を停止する推定停止手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の慣性モーメント推定装置。
  5. 前記外乱除去手段は、バンドパスフィルタまたはローパスフィルタと差分演算器にて構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の慣性モーメント推定装置。
  6. 前記指令値は、速度指令値または位置指令値であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の慣性モーメント推定装置。
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