JP5256182B2 - 表示装置、表示方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

表示装置、表示方法、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、番組データと広告データとからなるデジタル放送信号を受信して表示する表示装置、表示方法、プログラム、および、記録媒体に関する。
近年、衛星などを使用して画像信号、オーディオ信号等マルチメディア・データを配信するデジタル放送が普及している。
デジタル放送システムは、単にテレビジョン放送を視聴するということにとどまらず、多くのチャンネル数による大容量のデジタルデータの伝送システムとして利用することが可能である。すなわち、デジタル放送の受信機は、映像・音声データ以外にその番組や視聴者に関連した契約情報等や、パーソナルコンピュータ用のデータ等を多重化して送出するデジタルデータの受け口としての機能を有している。
このようなデジタル放送システムにおいては、番組に関連する情報を多重放送することによって更に番組の付加価値を高めることができるようになされているが、番組中に挿入される所謂CMと称される広告・宣伝情報の映像・音声については、あくまでも番組の一部として配信されるのみであった。その結果、広告・宣伝情報の対象となる商品、サービスと無関係に視聴者に広告・宣伝情報が配信されたり、受け手である個々の視聴者の意志にかかわらず一方的に商品が広告・宣伝されたりしてしまう問題点があった。
そこで、数多いCMのなかから特定のCMのみを視聴することができるようにした技術が開発されている。
特許文献1は、このような技術を開示している。具体的には、特許文献1では、広告される商品またはサービスが対象とする視聴者層を識別するターゲットIDが付加された広告データを放送信号に対して多重化し、視聴者に配信する送信側装置と、ターゲットIDを含む広告データが多重化された放送信号を受信し、予め登録されている視聴者属性とターゲットIDとを照合し、両者が一致する広告データを選択する受信装置とからなる広告データ放送システムを提供している。また、特許文献1では、別の広告データ放送システムとして、広告データと広告に関連する詳細情報とのリンク方法を示すリンク情報が付加された広告データと、詳細情報とを、放送信号に対して多重化し、視聴者に配信する送信側装置と、放送信号を受信し、視聴者が詳細情報を要求する時に、リンク情報を使用して放送信号から要求した詳細情報を取得する受信装置とからなるシステムについても開示している。
また、特許文献2にも、上述した技術の1つとして、広告等に広告を識別するためのCM識別IDを付加し、このCM識別IDを携帯端末等で取得した後、CM識別IDをデジタル放送受信機に登録することによって、該当するCMをフィルタリングする構成が開示されている。このCM識別IDには、ジャンルID、企業ID、キーワード等の情報が含まれる。これによって、同ジャンル、同企業、キーワードによるフィルタリングをおこなう。
特開平11−17633号公報(公開日1999年1月22日) 特開2003−153180号公報(公開日2003年5月23日)
しかしながら、特許文献1および2に開示されている構成の場合、数多くあるCMの中から、ターゲットID(特許文献1)もしくはCM識別ID(特許文献2)に一致するCMのみが取捨選択されて視聴される。そのため、当該IDとは一致しないCMであるものの、視聴者が本来は見たい内容、もしくは、視聴者にとって見る価値がある内容を含むCMが、視聴者に視聴されないというデメリットがある。すなわち、特許文献1および2の構成では、CMを見ることでその商品やサービスについて視聴者が初めて知ることができたり、当該商品やサービスに興味をもつことができたりする機会を制限してしまっているといえる。
また、特許文献1の構成では、視聴者に提供される商品やサービスをより詳しく説明する内容の映像および/または音声情報である広告詳細情報を、視聴者の要求に応じて、広告データに付随して提供するように構成されている。しかしながら、この構成では、視聴者は、常に、当該広告詳細情報を要求するか否かの選択に迫られ、例えばリモコンのような選択操作用の機器を常に手元に置いて視聴しなければならず、快適な視聴環境を提供しているとはいえない。
また、上述した各構成において、広告データに付随する詳細な情報は、その広告する商品やサービスをより詳しく説明するものにとどまり、例えば、既にその商品を保有している視聴者(商品ユーザー)にとって充分に有用な情報が提供されているとはいえない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、視聴者が視聴できるCMを必要以上に制限することなく、然も、特定のCMについてはその広告商品もしくはサービスについての有用な詳細情報が自動的に表示されるように構成された表示装置、表示方法、プログラム、および、記録媒体を提供することにある。
すなわち、本発明に係る表示装置は、上記の課題を解決するために、
広告データを含むデジタル放送を受信して表示する表示装置であって、
被広告物の情報を識別する広告データIDが付加された上記広告データであって、当該被広告物に関する追加情報が多重化された上記広告データを受信する受信手段と、
上記表示装置に登録された表示装置IDを記憶する記憶手段と、
上記表示装置IDと、上記受信手段が受信した広告データに付加された上記広告データIDとが一致しているか否かを判別する判別手段と、
上記受信手段が受信した上記広告データを表示する表示手段とを備えており、
上記表示手段は、
上記判別手段によって同一であると判別された上記広告データIDが付加された広告データとともに、当該広告データに含まれる上記追加情報を表示し、
上記判別手段によって同一でないと判別された上記広告データIDが付加された広告データを、当該広告データに含まれる上記追加情報を除いて表示するように構成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、広告データを表示するに際して、上記追加情報を選択的に表示する。具体的には、広告データを表示するに際して、当該広告データの広告データIDが表示装置IDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合には、広告データに加えて当該追加情報を自動的に表示することができる。一方、当該広告データの広告データIDが表示装置IDと一致していない場合は、追加情報を除いた広告データを表示する。
これにより、IDが一致しないからといって、その広告データが一切表示されず、視聴者が視聴できる広告データ(CMデータ)が必要以上に制限されるという虞がない。
また、上述のように、広告データIDが表示装置IDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合には追加情報を自動的に表示することから、追加情報の表示にあたって、視聴者による要求操作を必要としない。これにより、視聴者には、有用な追加情報を自動的に視聴する快適な環境を提供することができる。
一方、上記表示装置IDが上記広告データIDと一致していない場合には、視聴者は、自身とは何ら関係ない追加情報を視聴せずに広告データのみを単に視聴すればよい。これにより、視聴者にとって無関係であるにも関わらず、画面に多数の情報(追加情報)が表示されて視覚的に不快感を覚えるような事態を回避することができる。
また、本発明に係る表示装置は、上記の構成に加えて、上記表示装置IDには、上記表示装置を製造した製造メーカーを識別するIDが含まれていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記広告データIDを、広告されている上記商品および/またはサービスを提供するメーカーを識別するIDとすることによって、上記表示装置の製造メーカーと同じメーカーによって提供される広告データが表示される際に、そのメーカーの追加情報を表示させることができる。
これにより、視聴者(表示装置のユーザー)にとって、自身が購入・保有した製品(表示装置)に関する有用な情報を知ることができる。
また、本発明に係る表示装置は、上記の構成に加えて、上記表示装置IDが、上記表示装置の機種を含むIDであってもよい。
これにより、上記と同様に、視聴者(表示装置のユーザー)にとって、自身が購入・保有した製品(表示装置)に関する有用な情報を知ることができる。
また、本発明に係る表示装置は、上記の構成に加えて、上記追加情報には、当該追加情報を付加している上記広告データにおいて広告されている被広告物を提供するメーカーのサービスセンターへの連絡先を示す情報が含まれることが好ましい。
上記の構成によれば、視聴者は、上記表示装置IDが上記広告データIDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合に、その表示装置に関するカスタマーサポートを受けるために必要な最も手軽で最も初歩的な情報であるサービスセンターへの連絡先を知ることができる。
一方、上記表示装置IDが上記広告データIDと一致していない場合には、視聴者は、自身とは何ら関係ないサービスセンターの連絡先を視聴せずに広告データのみを単に視聴すればよい。これにより、無関係にも関わらず、画面に多数の情報(追加情報)が表示されて視覚的に不快感を覚えるような事態を回避することができる。
また、本発明に係る表示装置は、上記の構成に加えて、上記追加情報には、上記表示装置の不具合情報、および当該不具合への対処方法を説明する情報が含まれることが好ましい。
上記の構成によれば、視聴者は、上記表示装置IDが上記広告データIDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合に、その表示装置に関する不具合情報、および当該不具合への対処方法を説明する情報を知ることができる。
一方、上記表示装置IDが上記広告データIDと一致していない場合には、視聴者は、自身とは何ら関係ない不具合情報、および当該不具合への対処方法を説明する情報を視聴せずに広告データのみを単に視聴すればよい。これにより、無関係にも関わらず、画面に多数の情報(追加情報)が表示されて視覚的に不快感を覚えるような事態を回避することができる。
また、本発明に係る表示装置は、上記の構成に加えて、上記追加情報には、上記表示装置の周辺機器または上記表示装置の付属品を紹介する情報が含まれることが好ましい。
上記の構成によれば、視聴者は、上記表示装置IDが上記広告データIDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合に、その表示装置の周辺機器または付属品を紹介する情報を知ることができる。これにより、視聴者にとって更に快適な視聴環境を実現するためのサポートを提供することができる。
また、本発明は、広告データを含むデジタル放送を受信して表示する表示装置の表示方法であって、上記の課題を解決するために、
被広告物の情報を識別する広告データIDが付加された上記広告データであって、当該被広告物に関する追加情報が多重化された上記広告データを受信する受信工程と、
上記表示装置に登録された表示装置IDを記憶する記憶工程と、
上記表示装置IDと、上記受信工程で受信した広告データに付加された上記広告データIDとが一致しているか否かを判別する判別工程と、
上記受信工程で受信した上記広告データを表示する表示工程とを含み、
上記表示工程では、
上記判別工程によって同一であると判別された上記広告データIDが付加された広告データとともに、当該広告データに含まれる上記追加情報を表示し、
上記判別工程によって同一でないと判別された上記広告データIDが付加された広告データを、当該広告データに含まれる上記追加情報を除いて表示するように構成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、広告データを表示するに際して、上記追加情報を選択的に表示する。具体的には、広告データを表示するに際して、当該広告データの広告データIDが表示装置IDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合には、広告データに加えて当該追加情報を自動的に表示することができる。一方、当該広告データの広告データIDが表示装置IDと一致していない場合は、追加情報を除いた広告データを表示する。
これにより、IDが一致しないからといって、その広告データが一切表示されず、視聴者が視聴できる広告データ(CMデータ)が必要以上に制限されるという虞がない。
また、上述のように、広告データIDが表示装置IDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合には追加情報を自動的に表示することから、追加情報の表示にあたって、視聴者による要求操作を必要としない。これにより、視聴者には、有用な追加情報を自動的に視聴する快適な環境を提供することができる。
一方、上記表示装置IDが上記広告データIDと一致していない場合には、視聴者は、自身とは何ら関係ない追加情報を視聴せずに広告データのみを単に視聴すればよい。これにより、視聴者にとって無関係であるにも関わらず、画面に多数の情報(追加情報)が表示されて視覚的に不快感を覚えるような事態を回避することができる。
なお、上記表示装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記表示装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る表示装置は、以上のように、
番組データと広告データとからなるデジタル放送を受信して表示する表示装置であって、
被広告物の情報を識別する広告データIDが付加された上記広告データであって、当該被広告物に関する追加情報が多重化された上記広告データを受信する受信手段と、
上記表示装置に登録された表示装置IDを記憶する記憶手段と、
上記表示装置IDと、上記受信手段が受信した広告データに付加された上記広告データIDとが一致しているか否かを判別する判別手段と、
上記受信手段が受信した上記広告データを表示する表示手段とを備えており、
上記表示手段は、
上記判別手段によって同一であると判別された上記広告データIDが付加された広告データとともに、当該広告データに含まれる上記追加情報を表示し、
上記判別手段によって同一でないと判別された上記広告データIDが付加された広告データを、当該広告データに含まれる上記追加情報を除いて表示するように構成されていることを特徴としている。
これにより、視聴者が視聴できるCMを必要以上に制限することなく、然も、特定のCMについてはその広告商品もしくはサービスについての有用な詳細情報が自動的に表示されるように構成された表示装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るテレビ受像機(表示装置)の構成を示したブロック図である。 図1に示したテレビ受像機(表示装置)の主要部の構成を示したブロック図である。 図1に示したテレビ受像機(表示装置)の主要部で行われる処理のフローチャートを示した図である。 図1に示したテレビ受像機(表示装置)の表示例を示した図である。 図1に示したテレビ受像機(表示装置)の表示例を示した図である。 図1に示したテレビ受像機(表示装置)の主要部の別例の構成を示したブロック図である。 図6に示した、テレビ受像機(表示装置)の主要部で行われる処理のフローチャートを示した図である。 図1に示したテレビ受像機(表示装置)の主要部の別例の構成を示したブロック図である。 図8に示した、テレビ受像機(表示装置)の主要部で行われる処理のフローチャートを示した図である。
本発明に係る一実施形態について、図1から図4を参照して以下に説明する。本発明に係る表示装置は、テレビ受像機として使用することができる。また本発明は、特に、表示装置における、広告データ(所謂CM)を表示する広告データ表示機構に特徴を有する。
そこで、まずは全体構成として画像表示装置の一例であるテレビ受像機を説明し、続いて、広告データ表示機構の詳細について説明する。
[テレビ受像機の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るテレビ受像機(表示装置)の構成を示したブロック図である。本実施形態におけるテレビ受像機は、追加情報が付加された広告データと、テレビ受像機との間で、所定の条件を満たす場合にのみ、広告データとともに、当該広告データに付加された追加情報を表示し、当該条件を満たさない場合には、追加情報を除いたかたちで広告データを表示することを可能にしている。
図1において、10は、例えば、画面サイズ16:9(1920×1080ドット)の液晶表示装置22を有するテレビ受像機の全体を示している。このテレビ受像機10は、バス51に接続されたCPU50、メモリ7を有しており、このテレビ受像機10の動作は、CPU50及びメモリ7に記憶された各種の制御プログラムにより制御される。すなわち、この図1に示されたテレビ受像機では、CPU50を含むコンピュータ・システムによって制御されており、テレビ受像機をコンピュータ・システムによって動作させるためのプログラムはメモリ7に記憶されている。
メモリ7(記憶手段)は、通常、RAMによって構成されるが、一部にROMを含んでいても良い。また、書き換え可能なフラッシュメモリ等を含んでいても良い。メモリ7には、CPUを動作させるためのOSや各種の制御ソフト等が記憶され、放送波を介して受信したEPGデータ等の番組情報に関するデータ、電子番組表や操作に関する情報等をオンスクリーン(OSD)表示する際に必要となるOSD用画像データ等が記憶されている。また、メモリ7は、各種制御動作に必要なワークメモリとして働くワーク領域を有している。
テレビ受像機10には、デジタルチューナー部14(受信手段)のほかに、アナログチューナー部12が設けられており、アナログ放送も受信可能とされている。また、外部入力部31には、HDD、SDカード等の固体メモリ、BD(ブルーレイディスク)、DVD、CD等のディスク装置等、種々の外部機器30が接続可能とされており、更に、テレビ受像機10の本体内にもBD/DVD/CDの記録/再生部32が内蔵されている。更に、IP放送チューナー部23が備えられており、IP放送の受信も可能とされている。
テレビ受像機10は、このほか、AVスイッチ部13、デジタル復調部15、分離部(DMUX)16、ビデオデコード/キャプチャ部17、ビデオセレクタ部18、映像処理部19、加算回路20、表示制御部21、液晶表示装置22、EPG/OSD/予約処理部24、オーディオデコード部25、オーディオセレクタ部26、音声出力変換部27、スピーカ28、選局部33、通信制御部34、リモコン受光部35を有している。テレビ受像機10には、更に、周囲の明るさを検出するための光センサ(OPCセンサ)38が設けられている。
アナログチューナー部12は、アナログ放送受信用のアンテナ11を介して受信するアナログテレビ放送信号を選局するもので、選局部33からの選局指示に応じて選局をおこなう。アナログチューナー部12からの受信信号は、AVスイッチ部13において、音声信号と映像信号とに分離され、映像信号はビデオセレクタ部18に入力され、音声信号はオーディオセレクタ部26に入力される。
デジタルチューナー部14は、デジタル放送受信用アンテナ40を介して受信するデジタルテレビ放送信号を選局するもので、選局部33からの選局指示に応じて受信するチャンネルの選局をおこなう。デジタルチューナー部14からの受信信号は、デジタル復調部15にて復調され、分離部(DMUX)16に送られる。
IP放送チューナー部23は、電話回線・LAN等に接続された通信制御部34を介して受信するIP放送を選局するもので、選局部33からの選局指示に応じて受信する特定のIP放送を選局し、出力を分離部(DMUX)16に送る。
分離部(DMUX)16は、デジタル復調部15またはIP放送チューナー部23から入力された、多重化された映像データ、音声データを分離し、映像データをビデオデコード/キャプチャ部17に送り、音声データをオーディオデコード部25に送る。さらに、分離部(DMUX)16は、放送信号に含まれるEPGデータ等のデータを抽出し、EPG/OSD/予約処理部24に送る。なお、分離部(DMUX)16によって抽出された放送波信号は、必要に応じてCPU50による書き込み制御によりメモリ7に記録される。
ビデオデコード/キャプチャ部17は、分離部(DMUX)16によって分離された映像データをデコードしたり、映像データに含まれるビデオ情報を静止画としてキャプチャしたりする。上記ビデオデコード/キャプチャ部17によってデコードされた映像信号は、ビデオセレクタ部18に送られる。
ビデオセレクタ部18には、既に説明したとおり、アナログチューナー部12からの映像信号と、ビデオデコード/キャプチャ部17によってデコードされた映像信号とが入力されており、また、外部入力部31からの映像信号も入力されている。ビデオセレクタ部18は、CPU50からの制御信号により、これらの入力映像信号から1つの映像信号を選び、アナログチューナー部12からの映像信号もしくは外部入力部31からの映像信号を選んだ場合は当該映像信号を映像処理部19に送る。一方、ビデオデコード/キャプチャ部17によってデコードされた映像信号を選んだ場合は当該映像信号を、CM処理部1に送る。本発明の特徴的構成である広告データ表示機構は、主に、このCM処理部1において実現されている。CM処理部1の詳細については後述するが、CM処理部1から出力される映像信号は、映像処理部19に送られる。
映像処理部19では、ビデオセレクタ部18もしくはCM処理部1から入力された映像信号に対して各種の映像処理をおこなう。例えば、ノイズリダクションの処理、シャープネスの調整、コントラストの調整等の映像処理をおこない、液晶表示装置22に対して最適な映像信号となるように映像データを変換する。
表示制御部21は、受信した映像データを液晶表示装置22に表示させるための駆動回路を含む部分であり、加算回路20によって加算された、EPG/OSD/予約処理部24からの電子番組表(EPG;Electronic Program Guide)データ、或いは、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)データを、映像処理部19からの映像データに加えて液晶表示装置22に送る。液晶表示装置22では、送られてきた映像データを画面上に表示する。
オーディオデコード部25は、分離部(DMUX)16によって分離された音声データをデコードするものである。オーディオデコード部25は、デコードした音声信号をオーディオセレクタ部26に送る。
オーディオセレクタ部26では、AVスイッチ部13からの音声信号、外部入力部31からの音声信号、及び、オーディオデコード部25からの音声信号を受け、CPU50からの制御によってビデオセレクタ部18で選択された映像信号に対応した音声信号を選択し、音声出力変換部27を介して音声信号をスピーカ28に送る。音声出力変換部27は、受信した音声信号をスピーカ28での再生に最適な信号に変換してスピーカ28に供給する。
リモコン受光部35は、リモートコントローラ36(以下リモコン36という)からの赤外線信号を受信して、上記リモコン36からの制御信号を受け付けるためのものである。後から説明するスケーリング表示への移行、スケーリング表示時の各種ボタンの選択と決定等、視聴者からの指示は、このリモコン36を介しておこなわれる。
EPG/OSD/予約処理部24は、定期的に更新保存されたEPGデータに基づき電子番組表を作成し、また、メモリ7に予め保存されているOSDデータを描画する。上記のOSDデータとは、例えば、予めメモリ7に記憶された設定メニュー画面、音量ケージ、現在時刻、選局チャンネル等の各種情報を描画するためのデータである。また、EPG/OSD/予約処理部24は、上記の電子番組表を利用して番組の予約処理等をおこなう。
通信制御部34は、電話回線、LAN、インターネット等のネットワーク網を介して通信を確立させるように制御をおこなう。
以上の説明では、特に、テレビ受像機を例にして述べているが、その他にも、テレビを視聴可能とした携帯機器、例えば、携帯電話、カーナビゲーションシステム、携帯ゲーム端末機等においてテレビを受信する場合にも、以下で詳述する本発明の広告データ表示機構を適用できることは明らかである。
続いて、本発明の特徴的構成であるCM処理部1について説明する。
[CM処理部]
まず、図1に示した本実施形態におけるテレビ受像機10が受信するデジタル放送には、広告される商品および/またはサービス(被広告物)の情報を識別する広告データIDが付加された広告データ(CM)を含むことを前提としており、且つ、この広告データには、更に、当該商品および/またはサービスに関する追加情報が付加されていることを前提としている。
図1に示したCM処理部1の具体的構成を、図2を用いて説明する。図2は、CM処理部1の構成を示すブロック図である。
CM処理部1は、図2に示すように、CM映像データ抽出部2と、ID抽出部3と、ID判別部4と、追加情報表示判定部5と、CM映像データ加工部6とを備えている。
(CM映像データ抽出部)
CM映像データ抽出部2には、図1において示したビデオセレクタ部18から映像信号が送られる。この映像信号は、番組データの映像信号と、広告データの映像信号とから構成されてなる。
ここで、広告データとは、商品および/またはサービスを広告する情報を含んだデータのことである。
CM映像データ抽出部2は、入力した映像信号から広告データ(以下、CMと称する場合がある)の映像信号を抽出する。例えば、入力した映像信号には予め広告データのある場所が定義されており、その定義された場所から広告データの映像信号を取得したり、広告データの映像信号にヘッダ(開始信号)を入れておき、それを検出して、広告データの映像信号を取得したりすればよい。この広告データの映像信号には、上述したように広告データIDが付加されており、且つ、追加情報が多重化されている。
広告データの映像信号は、ID抽出部3に送られる。
(ID抽出部)
ID抽出部3では、広告データの映像信号から広告データIDを抽出する。例えば、広告データに予め広告データIDのある場所が定義されており、その定義された場所から広告データIDを取得したり、広告データIDのヘッダを入れておき、それを検出して、広告データIDを取得したりすればよい。
広告データIDとは、広告される商品および/またはサービスの情報を識別するものであり、且つ、後述するテレビ受像機10に登録されたテレビ受像機IDに対して比較対象となるIDである。具体的な広告データIDとしては、広告される商品および/サービスを提供するメーカーを識別するID、広告される商品および/サービスを識別するID(例えば、製品番号、製品コード、ロット)、広告の長さを識別するID、広告される商品および/サービスを提供するメーカーの連絡先を識別するIDなどがあるが、これに限定されるものではない。
ここで、「テレビ受像機IDに対して比較対象となるID」とは、広告データIDとテレビ受像機IDとを比較した結果を用いて、最終段階として液晶表示装置22(図1)に広告データを表示するに際して、広告データに付加された追加情報を表示するか否かの判定をおこなうことができるようなIDであることを示す。
すなわち、IDとは、「商品説明」や「対処方法」といった過度に抽象的なものは好ましくなく、例えば後述するような、テレビ受像機10を製造する製造メーカーを識別するIDや、テレビ受像機10の機種を識別するIDであることが好ましい。
また、これらのID以外にも、後述するように、テレビ受像機10の視聴者(ユーザー)が入力するタームをIDとして用いる場合もある。当該タームとは、「冷蔵庫」、「テレビ」、「空気清浄機」、「電子レンジ」、「エアコン」、「DVDデッキ」、「HDレコーダ」、「ヒーター」、「洗濯機」、「掃除機」、「オーディオ機器」などが挙げられる。
なお、以上に例示した広告データIDは一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。また、広告データIDは、単一で用いられてもよく、複数種を組み合わせて広告データIDとしてもよい。
抽出された広告データIDは、ID判別部4に送られる。
(ID判別部)
ID判別部4では、ID抽出部3において抽出された広告データIDと、テレビ受像機10(図1)のテレビ受像機IDとを比較し、両者が一致しているか(同一であるか)否かを判定する。
ここで、上記「一致している」とは、例えば、広告データIDとして複数のIDが含まれる場合に、その複数のIDのうちの少なくとも一つのIDが一致していれば良いことをいう。
テレビ受像機ID(表示装置ID)は、図1に示したテレビ受像機10のメモリ7に記録されている。テレビ受像機IDは、上述したようにテレビ受像機10(図1)を製造した製造メーカーを識別するIDや、テレビ受像機10の製造番号を含むIDなどが挙げられる。
テレビ受像機IDおよび広告データIDとして、テレビ受像機10の製造メーカーや機種を用いるメリットは、テレビ受像機10のユーザーの視聴環境や使用環境を整え、改善することができる点にある。具体的には、テレビ受像機10のユーザーは、例えば、テレビ受像機10の操作に関して未だ把握できていないようなものがあるならば、より良い視聴環境を実現するためにその操作を知りたいと思うだろうし、また、操作不能などの不測の事態が起こればユーザーはその解決に努力するだろう。そのような場合に、ユーザーは、自身で取扱説明書を読むことによって情報を得ることができる場合もあるが、本実施形態のテレビ受像機10において製造メーカーや機種を上記IDとして用いれば、そういった情報を、広告データに付加した追加情報に含めて、広告データがテレビ受像機IDに表示される際にこの追加情報を自動的に表示することにより、迅速且つ簡易にユーザーに提供することを可能にしている。
広告データに付加される追加情報には、テレビ受像機10の不具合情報や当該不具合への対処方法を説明する情報を含んだり、テレビ受像機10の操作方法を説明する情報や、テレビ受像機10の周辺機器を紹介する情報や、テレビ受像機10の付属品を紹介する情報などを含んだりすることができる。
テレビ受像機10の不具合情報や当該不具合への対処方法を説明する情報を上記追加情報として含むことにより、ユーザーは、不測の事態をいち早く解決することができる。ここで、不具合への対処方法の一つとしては、メーカーのサービスセンターの連絡先を表示することが考えられる。
また、これ以外にも、テレビ受像機10の操作方法を説明する情報であったり、周辺機器および/または付属品を紹介する情報であったりを上記追加情報として含むことにより、ユーザーに対して、より良い視聴環境の実現を手助けすることができる。
しかしながら、上記IDは、製造メーカーや機種に限定されているものではなく、上述のような、テレビ受像機10の視聴者、すなわちテレビ受像機IDのユーザー、が入力するタームをテレビ受像機IDとして用いてもよい。入力には、図1に示すリモートコントローラ36を用いることができる。
また、1つの広告データに対して付加する上記追加情報の数は1つ限定されるものではない。更に、1つの広告データに対して複数の追加情報を付加しておき、複数の広告データIDを付加して広告データIDごとに異なる追加情報が表示されるようにしてもよい。すなわち、広告データIDとして‘AAA’と‘BBB’を設け、‘AAA’には‘aaa’を追加情報として対応させ、‘BBB’には‘bbb’を追加情報として対応させておく。そして、表示情報IDが‘AAA’ならば、広告データをテレビ受像機が受信し表示する際には当該広告データとともに追加情報‘aaa’を表示し、表示情報IDが‘BBB’ならば、広告データをテレビ受像機が受信し表示する際には当該広告データとともに追加情報‘bbb’を表示することができるように構成してもよい。
ID判別部4の判別結果は、追加情報表示判定部5に送られる。
(追加情報表示判定部)
追加情報表示判定部5では、ID判別部4の判別結果を受け、当該結果に基づいて、CMの映像データを表示するにあたり、広告データとともに上記追加情報を表示するか否かを判定し、上記追加情報を表示すると判定した場合は、広告データから追加情報を取得する。
すなわち、‘ID一致’との信号を追加情報表示判定部5がID判別部4から入力すると、追加情報用のIDに基づいて、広告データから追加情報を取得する。追加情報用のIDとは、追加情報の有無を識別するID、追加情報の表示位置を識別するID、追加情報量を識別するIDが挙げられる。
判定結果は、CM映像データ加工部6に送られる。
(CM映像データ加工部)
CM映像データ加工部6は、追加情報表示判定部5の判定結果に基づいて、広告データの映像データに上記追加情報の映像データを重畳させるように加工して、1つの映像データを作成する。
作成された映像データは、図1に示した映像処理部19に送られる。
[広告データ表示機構]
以下に、以上の構成を具備したCM処理部1において行なわれる広告データ表示機構の一連のフローを、図3を用いて説明する。
図3は、CM処理部1のフローチャートである。なお、図3のフローは、テレビ受像機10(図1)の製造メーカーをテレビ受像機IDとして使用した場合の態様に基づいている。
図3に示すように、まず、CMを受信する(S1)と、ID抽出部3(図2)がCM映像データから広告データIDを抽出する(S2)。抽出された広告データIDは、ID判別部4(図2)において、テレビ受像機IDと比較され(S3)、一致しているか否かを判別される(S4)。
判別の結果、広告データIDとテレビ受像機IDとが一致していた場合は、追加情報表示判定部5(図2)が、CMデータから追加情報を取得し(S5)、CM映像データ加工部6(図2)が、追加情報が表示されるように、映像データを加工する(S6)。
S6において加工された映像データは、図1に示した映像処理部19、加算回路20、表示制御部21を経て、液晶表示装置22に表示される。
一方、S4において広告データIDとID判別部4(図2)とが一致しないと判別された場合には、上記追加情報を除いたかたちで広告データが、液晶表示装置22に表示される。
図4は、広告データIDとテレビ受像機IDとが一致し、広告データとともに上記追加情報が表示された状態の画面の様子を示した図である。図5は、広告データIDとテレビ受像機IDとが一致せず、上記追加情報を除いたかたちで広告データが表示されている状態の画面の様子を示した図である。
以上のように、図1に示した本実施形態のテレビ受像機10は、広告データを表示するに際して、当該広告データの広告データIDがテレビ受像機IDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合には、広告データに加えて当該追加情報を自動的に表示することができる。一方、当該広告データの広告データIDがテレビ受像機IDと一致していない場合は、追加情報を除いた広告データを表示する。
これにより、IDが一致しないからといって、その広告データが一切表示されず、視聴者が視聴できる広告データ(CM情報)が必要以上に制限されるという虞がない。
また、上述のように、広告データIDがテレビ受像機IDと一致しているもしくは少なくとも一部分が一致している場合には追加情報を自動的に表示することから、追加情報の表示にあたって、視聴者による要求操作を必要としない。これにより、視聴者には、有用な追加情報を自動的に視聴する快適な環境を提供することができる。
一方、テレビ受像機IDが広告データIDと一致していない場合には、視聴者は、自身とは何ら関係ない追加情報を視聴せずに広告データのみを単に視聴すればよい。これにより、視聴者にとって無関係であるにも関わらず、画面に多数の情報(追加情報)が表示されて視覚的に不快感を覚えるような事態を回避することができる。
なお、本実施形態では、追加情報として、テレビ受像機10の不具合情報や当該不具合への対処方法を説明する情報、テレビ受像機10の操作方法を説明する情報や、テレビ受像機10の周辺機器および/または付属品を紹介する情報を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、テレビ受像機10であったり、その周辺機器および/または付属品であったりの新製品に関する情報でもよく、または、プレゼント情報や特売情報などであってもよい。
[テレビ受像機の別例(1)]
ここで、CM処理部1の別例を図6および図7を用いて説明する。
図6は、本例のCM処理部1のブロック図であり、図7は、本例のCM処理部1のフローチャートである。
上述した実施形態との相違点は、本例では、図6に示すように、製品型番/メーカー名登録部52と、ID変換部53とを備えている点にある。
製品型番/メーカー名登録部52では、テレビ受像機の製品型番および/またはメーカー名が登録される。登録方法は、テレビ受像機に予め登録されていてもよいし、ユーザーが直接入力することによって登録してもよい。
ID変換部53は、製品型番/メーカー名登録部52で登録された製品型番および/またはメーカー名を、IDに変換する。
ID変換部53によって変換されたIDは、メモリ7に記憶される。
このような、本例のCM処理部1では、図7に示すように、製品型番/メーカー名が登録される(S11)と、登録された情報のID変換がID変換部53(図6)において行なわれ、変換されたIDがメモリ7(図6)に記憶される(S12)。CMが受信される(S13)と、ID抽出部3(図6)がCM映像データから広告データIDとして製品IDおよび/またはメーカーIDを取得し(S14)、ID変換部53によって変換されたIDをメモリ7から取得して、製品IDおよび/またはメーカーIDと比較され(S15)、一致しているか否かを判別される(S16)。判別の結果、IDが一致していた場合は、追加情報表示判定部5(図6)が、CMデータからテレビ受像機の製品の情報を追加情報として取得し(S17)、CM映像データ加工部6(図6)が、追加情報が表示されるように、映像データを加工する(S18)。
S16において加工された映像データは、図1に示した映像処理部19、加算回路20、表示制御部21を経て、液晶表示装置22に表示される。
[テレビ受像機の別例(2)]
ここで、CM処理部1のもう1つの別例を図8および図9を用いて説明する。
図8は、本例のCM処理部1のブロック図であり、図9は、本例のCM処理部1のフローチャートである。
上述した実施形態との相違点は、本例では、ネットワークから上記追加情報となるデータを取得する点にある。
図8に示すように、本例ではCM追加データ取得部54と、映像データ変換部55とを備えている点が、上述した実施形態と異なっている。
CM追加データ取得部54は、図1に示したCPU50からの制御信号を受け、通信制御部34を介して、上記追加情報となるデータをネットワークから取得する(図9のS21)。
映像データ変換部55は、CM追加データ取得部54が取得したデータを変換して、広告データとともに表示される上記追加情報を生成する(図9のS22)。
一方、CMが受信される(S23)と、ID抽出部3(図8)がCM映像データから広告データIDを取得し(S24)、広告データIDとテレビ受像機IDとが比較され(S25)、一致しているか否かを判別される(S26)。
判別の結果、広告データIDとテレビ受像機IDとが一致していた場合は、追加情報表示判定部5(図8)が、映像データ変換部55が生成した追加情報を取得し(S27)、CM映像データ加工部6(図8)が、追加情報が表示されるように、映像データを加工する(S28)。
S28において加工された映像データは、図1に示した映像処理部19、加算回路20、表示制御部21を経て、液晶表示装置22に表示される。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、テレビ受像機10に含まれる各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわちテレビ受像機10は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビ受像機10のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。TVユニット10およびPCユニット20に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしてのテレビ受像機10(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをテレビ受像機10に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、テレビ受像機10を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してテレビ受像機10に供給する。この通信ネットワークはテレビ受像機10にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、テレビ受像機などの画像表示装置として使用でき、産業上の利用可能性は高い。
1 CM処理部
2 CM映像データ抽出部
3 ID抽出部
4 ID判別部(判別手段)
5 追加情報表示判定部
6 CM映像データ加工部
7 メモリ(記憶手段)
10 テレビ受像機(表示装置)
11 アンテナ
12 アナログチューナー部
13 AVスイッチ部
14 デジタルチューナー部(受信手段)
15 デジタル復調部
16 分離部
17 ビデオデコード/キャプチャ部
18 ビデオセレクタ部
19 映像処理部
20 加算回路
21 表示制御部
22 液晶表示装置(表示手段)
23 IP放送チューナー部
24 EPG/OSD/予約処理部
25 オーディオデコード部
26 オーディオセレクタ部
27 音声出力変換部
28 スピーカ
30 外部機器
31 外部入力部
32 記録/再生部
33 選局部
34 通信制御部
35 リモコン受光部
36 リモートコントローラ
36 リモコン
38 光センサ
40 デジタル放送受信用アンテナ
50 CPU
51 バス

Claims (9)

  1. 広告データを含むデジタル放送を受信して表示する表示装置であって、
    被広告物の情報を識別する広告データIDが付加された上記広告データであって、当該被広告物に関する追加情報が多重化された上記広告データを受信する受信手段と、
    上記表示装置に登録された表示装置IDを記憶する記憶手段と、
    上記表示装置IDと、上記受信手段が受信した広告データに付加された上記広告データIDとが一致しているか否かを判別する判別手段と、
    上記受信手段が受信した上記広告データを表示する表示手段とを備えており、
    上記表示手段は、
    上記判別手段によって同一であると判別された上記広告データIDが付加された広告データとともに、当該広告データに含まれる上記追加情報を表示し、
    上記判別手段によって同一でないと判別された上記広告データIDが付加された広告データを、当該広告データに含まれる上記追加情報を除いて表示するように構成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 上記表示装置IDには、上記表示装置を製造した製造メーカーを識別するIDが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記表示装置IDは、上記表示装置の機種を識別するIDであることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 上記追加情報には、当該追加情報を付加している上記広告データにおいて広告されている被広告物を提供するメーカーのサービスセンターへの連絡先を示す情報が含まれることを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置。
  5. 上記追加情報には、上記表示装置の不具合情報、および当該不具合への対処方法を説明する情報が含まれることを特徴とする請求項2から4までの何れか1項に記載の表示装置。
  6. 上記追加情報には、上記表示装置の周辺機器または付属品を紹介する情報が含まれることを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置。
  7. 広告データを含むデジタル放送を受信して表示する表示装置の表示方法であって、
    被広告物の情報を識別する広告データIDが付加された上記広告データであって、当該被広告物に関する追加情報が多重化された上記広告データを受信する受信工程と、
    上記表示装置に登録された表示装置IDを記憶する記憶工程と、
    上記表示装置IDと、上記受信工程で受信した広告データに付加された上記広告データIDとが一致しているか否かを判別する判別工程と、
    上記受信工程で受信した上記広告データを表示する表示工程とを含み、
    上記表示工程では、
    上記判別工程によって同一であると判別された上記広告データIDが付加された広告データとともに、当該広告データに含まれる上記追加情報を表示し、
    上記判別工程によって同一でないと判別された上記広告データIDが付加された広告データを、当該広告データに含まれる上記追加情報を除いて表示するように構成されていることを特徴とする表示方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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