JP5254533B2 - プラズマ処理装置と方法 - Google Patents

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Description

本発明は,処理容器内にプラズマを生成して基板を処理するプラズマ処理装置とプラズマ処理方法に関する。
例えば半導体装置や液晶表示装置等の製造プロセスでは,半導体ウェハに対するエッチングや成膜などの処理について,プラズマ処理装置によるプラズマ処理が広く用いられている。かかるプラズマ処理装置は,処理容器内に上下に対向する電極が設けられ,例えば基板を載置した下部電極に高周波電力を供給し,下部電極と上部電極との間にプラズマを生成して基板の処理を行っている。
このプラズマ処理装置において,製品の歩留りを向上させるためには,処理容器内に発生するプラズマの密度分布を制御して,処理のウェハの面内の均一性を高める必要がある。そのための一つの対策として,本出願人は,処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側の,高周波電源からの基本波やその高調波に対するインピーダンスを変化させる方法を開示している(特許文献1参照)。
特開2004−96066号公報
プラズマ処理装置の処理容器内には,プラズマ処理中,電極に供給された高周波電力の基本波や,それに対する種々の高次の高調波が発生する。上記特許文献1で開示した方法によれば,処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側の,高周波電源からの基本波やその高調波に対するインピーダンスを変化させることにより,それら基本波や,それに対する高調波を選択的に共振させて,半導体ウェハに対するプラズマ処理の面内均一性を高く維持し,また,処理容器内のプラズマ状態を安定的に維持することが可能となる。
しかしながら,このように基本波や高調波を選択的に共振させる場合,共振のQ値(共振の鋭さ)が大きくなりすぎると,プラズマから見たインピーダンスを僅かに変えただけでも,半導体ウェハに対するエッチング速度などが大きく変化することになる。このような共振のQ値は,低圧(例えば50mT以下)で高パワー(例えば500W以上)のプロセスでは,特に大きくなってしまう。
また,同じ仕様のプラズマ処理装置であっても,各プラズマ処理装置毎に,処理容器内のコンディションが僅かに異なるが,上述のように共振のQ値が大きくなりすぎると,個々のプラズマ装置ごとにインピーダンス制御が大きく異なるといったいわゆる機差の問題が発生する。この結果,複数のプラズマ処理装置で基板を並行して処理すると,基板の処理状態が装置間でばらつくことがあった。
したがって本発明の目的は,以上のような基本波や高調波の共振を利用してプラズマ処理を行うプラズマ処理装置において,共振のQ値が過剰に大きくなることを防止することにある。
上記課題を解決するために,本発明者によれば,処理容器内において上下に対向させて配置した一対の電極の少なくとも一方に高周波電源より高周波電力を供給して,前記処理容器内にプラズマを生成させ,基板を処理するプラズマ処理装置であって,前記一対の電極の少なくとも一方側に,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側のインピーダンスを変化させる2つ以上の可変インピーダンス部と,抵抗値が0.5Ω〜5Ωの抵抗体とをそれぞれ直列に接続した可変インピーダンス回路を設け,前記可変インピーダンス回路は,共振の対象とする周波数の異なる高周波を選択するための2種以上のフィルタを有し,前記2つ以上の可変インピーダンス部は,互いに周波数の異なる高周波をそれぞれ共振させることを特徴とする,プラズマ処理装置が提供される。このプラズマ処理装置によれば,可変インピーダンス回路に抵抗体を設けたことにより,共振のQ値が過剰に大きくなることを防止できる。
このプラズマ処理装置において,前記一対の電極の両方に高周波電源より高周波電力を供給し,前記一対の電極の少なくとも一方に,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側のインピーダンスを変化させる可変インピーダンス部と抵抗体を直列に接続し,前記可変インピーダンス回路は,対向する電極に供給される高周波電源の基本波,その基本波に対する高調波,および,自己の電極に供給される高周波電源の基本波に対する高調波の少なくともいずれか一つの高周波を共振させるように,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させるようにしても良い。
また,前記一対の電極の一方に高周波電源より高周波電力を供給し,前記高周波電力が供給される電極と対向する電極に,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側のインピーダンスを変化させる可変インピーダンス部と抵抗体を直列に接続した可変インピーダンス回路を設け,前記可変インピーダンス回路は,対向する電極に供給される高周波電源の基本波,および,その基本波に対する高調波の少なくともいずれか一つの高周波を共振させるように,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させるようにしても良い。
また,前記一対の電極の一方に高周波電源より高周波電力を供給し,前記高周波電力が供給される電極に,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側のインピーダンスを変化させる可変インピーダンス部と抵抗体を直列に接続した可変インピーダンス回路を設け,前記可変インピーダンス回路は,自己の電極に供給される高周波電源の基本波に対する高調波を共振させるように,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させるようにしても良い。
また,前記フィルタとして,例えば,ハイパスフィルタ,ローパスフィルタ,バンドパスフィルタが例示される。
また,本発明によれば,処理容器内において上下に対向させて配置した一対の電極の少なくとも一方に高周波電源より高周波電力を供給して前記処理容器内にプラズマを生成させて基板を処理するプラズマ処理方法であって,前記一対の電極の少なくとも一方に接続した2つ以上の可変インピーダンス部を用いて,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させるに際し,可変インピーダンス回路に設けられた周波数の異なる高周波を選択するための2種以上のフィルタにより,共振の対象とする高周波を選択し,前記2つ以上の可変インピーダンス部により,互いに周波数の異なる高周波をそれぞれ共振させ,抵抗値が0.5Ω〜5Ωの抵抗体を前記2つ以上の可変インピーダンス部とそれぞれ直列に接続することにより,共振のQ値を下げることを特徴とする,プラズマ処理方法が提供される。
本発明によれば,処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側のインピーダンスを変化させる可変インピーダンス回路に抵抗体を設けたことにより,共振のQ値が過剰に大きくなることを防止できる。このため,基板に対するエッチング速度などを制御しやすくなり,また,各プラズマ装置ごとにインピーダンス制御が異なるといったいわゆる機差の問題も抑制できる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本発明の実施の形態にかかるプラズマ処理装置として,プラズマエッチング装置1の概略的な構成を示す縦断面図である。図2は,下部電極12に接続される高周波ライン37の回路構成図である。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1に示すようにプラズマエッチング装置1は,例えば略円筒状の処理容器2を備えている。処理容器2の内壁面には,例えばアルミナなどの保護膜が被覆されている。また処理容器2は,電気的に接地されている。
例えば処理容器2内の中央部の底部には,絶縁板10を介在して円柱状の電極支持台11が設けられている。電極支持台11上には,基板Wを載置する載置台を兼ねた高周波電極としての下部電極12が設けられている。下部電極12の上面は,例えば中央が円柱状に突出しており,この突出部12aに基板(半導体ウェハ)Wが保持される。下部電極12の突出部12aの周囲には,石英製で環状のフォーカスリング13が設けられている。
下部電極12と対向する処理容器2の天井部には,例えば略円盤形状の上部電極20が下部電極12と対をなすように取り付けられている。上部電極20と処理容器2の天井壁部との接触部には,環状の絶縁体21が介在され,上部電極20と処理容器2の天井壁部とが電気的に絶縁されている。
この上部電極20には,マッチング回路25を介して第1の高周波電源26からプラズマ生成用の高周波電力を供給するための第1の高周波ライン27が電気的に接続されている。この第1の高周波電源26は,例えば60MHzの高周波電力を発生させ,プラズマ生成用として上部電極20に高周波電力を供給する。
上部電極20の下面には,例えば多数のガス吐出孔30が形成されている。ガス吐出孔30は,上部電極20の上面に接続されたガス供給管31を介して,ガス供給源32に連通している。ガス供給源32には,エッチング処理のための処理ガスが貯留されている。このガス供給源32からガス供給管31を通じて上部電極20内に導入された処理ガスが,複数のガス吐出孔30から処理容器2内に供給される。
一方,下部電極12には,マッチング回路35を介して第2の高周波電源36からバイアス用の高周波電力を供給するための第2の高周波ライン37が電気的に接続されている。この第2の高周波電源36は,上記第1の高周波電源26よりも周波数が低い,例えば13.56MHzの高周波電力を発生させ,バイアス用として下部電極12に高周波電力を供給する。なお,この第2の高周波電源28によっても処理容器2内にプラズマPが生成されることもある。
また,第2の高周波ライン37には,マッチング回路35と下部電極12の間において,処理容器2内に生成されるプラズマから見た下部電極12のインピーダンスを変化させる可変インピーダンス回路40が設けられている。
ここで,この下部電極12に接続される高周波ライン37の回路構成について,具体的に説明する。図2に示すように,マッチング回路35は,第1の固定コイル50と第1の可変コンデンサ51と第2の固定コイル52とを有している。高周波ライン37において,下部電極12側から,第1の固定コイル50,第1の可変コンデンサ51,第2の固定コイル52の順序で,第2の高周波電源36側に向けて直列に接続されている。
また,第2の固定コイル52の両端とアース55との間に,第2の可変コンデンサ56と固定コンデンサ57とがそれぞれ並列的に接続されている。かかるマッチング回路35は,第2の高周波電源36から下部電極12へ供給される高周波電力が下部電極12にて反射を起こさないように,そのインピーダンスを例えば50Ωにするように自動的に調整する機能を有している。
また,可変インピーダンス回路40は,高周波ライン37とアース55との間に,可変インピーダンス部60と,抵抗体61と,フィルタ62を直列に接続した構成になっている。フィルタ62は,第2の高周波電源36から下部電極12に供給される基本波である例えば13.56MHzの高周波電力が可変インピーダンス部60に流れ込まないようにカットし,且つこの基本波よりも大きな周波数の高周波電力を可変インピーダンス部60に通すように選択させるためのものであり,例えばハイパスフィルタが使用される。
後述するように,第1の高周波電源26から上部電極20にプラズマ生成用の高周波電力(例えば60MHzの高周波電力)を供給し,第2の高周波電源36から下部電極12に基本波であるバイアス用の高周波電力(例えば13.56MHzの高周波電力)供給して処理容器2内にプラズマPを発生させると,プラズマPからは,上記基本波に対する2次,3次,4次,5次・・・等の高次の高調波が発生する。これらプラズマ生成用の高周波電力の基本波とその基本波に対する高調波の高周波電力は,前述の可変インピーダンス回路40において,フィルタ62を通過して,可変インピーダンス部60に供給される。その際,可変インピーダンス部60は,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを,それら基本波と複数の高次の高調波の内の少なくとも1つに対して共振させるように変更することが可能である。
また前述のように,第2の高周波電源36から下部電極12に供給されたバイアス用の高周波電力によっても処理容器2内にプラズマPが生成される場合がある。かかる場合,可変インピーダンス部60は,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを,このバイアス用の高周波電力の基本波に対する高次の高調波の内の少なくとも1つに対して共振させるように変更させても良い。
可変インピーダンス部60は,例えばインダクタンスが略200nHの固定コイル65と可変コンデンサ66を備えており,可変コンデンサ66の容量を変化させることにより,処理容器2内に生成されるプラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを適宜変化し得るようになっている。ここでは,上部電極20に供給されるプラズマ生成用の高周波電力の基本波,このプラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する高調波,および,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波に対する高調波,のうちの少なくとも一つを共振させることができるように,可変コンデンサ66の容量を変化させて,プラズマから見た下部電極12側のインピーダンスを調整できるようになっている。
図1に示すように,処理容器2の下部には,排気機構(図示せず)に通じる排気管70が接続されている。排気管70を介して処理容器2内を真空引きすることで,処理容器2内を所定の圧力に減圧できるようになっている。
次に,以上のように構成されたプラズマエッチング装置1の作用について説明する。
このプラズマエッチング装置1においてプラズマエッチング処理を行う際には,図1に示すように先ず基板Wが処理容器2内に搬入され,下部電極12上に載置される。そして,排気管70から排気が行われて処理容器2内が減圧され,更に,ガス吐出孔30からはガス供給源32から供給された所定の処理ガスが処理容器2内に供給される。また,第1の高周波電源26により,上部電極20にプラズマ生成用の例えば60MHzの高周波電力が供給される。また一方で,第2の高周波電源36により,下部電極12にバイアス用の例えば13.56MHzの高周波電力が供給される。
これにより,下部電極12と上部電極20との間に高周波電力が印加され,処理容器2内において下部電極12と上部電極20との間にプラズマPが生成される。このプラズマPにより処理ガスから活性種やイオンなどが生成され,下部電極12上に載置された半導体ウェハWの表面膜がエッチングされる。所定時間エッチングが行われた後,上部電極20および下部電極12に対する高周波電力の供給と,処理容器2内への処理ガスの供給が停止され,ウェハWが処理容器2内から搬出されて,一連のプラズマエッチング処理が終了する。
ここで,以上のプラズマエッチング処理中,処理容器2内のプラズマPからは,プラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する2次,3次,4次,5次・・・等の高次の高調波が発生する。また,場合によっては,バイアス用の高周波電力の基本波に対する2次,3次,4次,5次・・・等の高次の高調波も発生する。これらのプラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する高調波,バイアス用の高周波電力の基本波に対する高調波,および,プラズマ生成用の高周波電力の基本波は,下部電極12に接続された前述の可変インピーダンス回路40において,フィルタ62を通過し,可変インピーダンス部60に供給されることになる。その際,可変インピーダンス部60に設けた可変コンデンサ66の容量を調整することにより,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを,それら3つの内の少なくとも1つに対して共振させるように変更する。
こうしてプラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを変更することにより,上記3つに対して共振させ,エッチング速度を高めることができ,ウエハWに対するプラズマ処理の面内均一性も高く維持できるようになる。一方,このように上記3つを選択的に共振させた場合,エッチング速度が早くなる反面,共振のQ値が過剰に大きくなり過ぎると,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを僅かに変えただけでも,半導体ウェハWに対するエッチング速度が大きく変化してしまう。
しかしながら,そのようなQ値の過剰な上昇は,可変インピーダンス回路40に設けた抵抗体61によって防止することができる。ここで,図3は,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスXに対する,半導体ウェハWに対するエッチング速度E.R.の変化を示したグラフである。共振の近傍では処理容器2内のプラズマPから下部電極12側に,高周波電力が急激に供給されることとなるので,この図3に示したように,共振の近傍では半導体ウェハWに対するエッチング速度E.R.を大きく上昇させることができる。
この場合,共振のQ値が過剰に大きくなり過ぎると,エッチング速度E.R.の制御が困難となるが,可変インピーダンス回路40に抵抗体61を設けたことにより,共振の近傍においても,処理容器2内のプラズマPから下部電極12側に供給される高周波電力が抑制されることになる。これにより,図3中の点線で示したように,エッチング速度E.R.の急激な増減が抑制され,共振のQ値が過剰に大きくなることを防止できる。このため,エッチング速度E.R.などを制御する際に,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスXを調整しやすくなる。
また,可変インピーダンス回路40に抵抗体61を設けたことにより,各プラズマ装置ごとにインピーダンス制御が異なるといったいわゆる機差の問題も抑制できるようになる。例えば,図3中において,インピーダンスXのあわせこみ精度をΔXとする。即ち,複数台の装置で同じインピーダンスXに設定したつもりでもΔXのばらつきがあるとする。もちろん,ΔXはできるだけ小さくするように工夫されているが,測定器の測定精度などもあり,実際には0にすることはできず,通常0.5Ω程度の大きさになる。一方で,共振の近傍ではエッチング速度E.R.の変化が激しく,このΔXのばらつきが,エッチング速度E.R.のばらつき,すなわち機差になってしまう。本発明によれば,可変インピーダンス回路40に抵抗体61を挿入したことで,共振での変化を小さくし,エッチング速度E.R.のばらつきΔE.R.を小さくすることができるようになる。このばらつきΔE.R.があらゆるレシピに対して機差の基準値(例えば5%)以下になるように抵抗体61の抵抗値を選ぶことによって,この現象に起因する機差を無くすことができる。また,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスXを調整する場合,上記3つに対して完全な共振状態に調整する他,不完全な共振状態,例えば50%程度の共振状態に調整する等,プラズマの状態を任意にコントロールできるようになり,共振状態の程度も0〜100%まで容易に変化できるようになる。
なお,このように共振のQ値が過剰に大きくなることを抑制してインピーダンス制御を容易にさせるために,抵抗体61の抵抗値は,例えば0.5〜5Ω程度にすると良い。また,通常の巻き線型の抵抗体では,エッチングプロセスなどで使用される高周波周波数帯域(例えば0.4〜100MHz)に対して有効に抵抗として動作しないので,高周波特性の良い抵抗体を用いることが肝要である。また,共振を起こさせる周波数の高周波に対してのみ抵抗がはたらくように,インピーダンス回路40の回路定数の選び方にも注意する必要がある。即ち,共振を起こさない周波数の高周波に対しては,インピーダンスの虚数成分を大きくすることによってインピーダンスを大きくし,電流が抵抗体61に流れないようにする。この場合,インピーダンスが例えば500Ω以上になるようにする(抵抗体61の実数成分は上記のとおり例えば5Ω以下だが,虚数成分が500Ω以上(あるいは−500Ω以下)になるようにする)。
なお,可変インピーダンス回路40には,フィルタ62が設けられているので,第2の高周波電源36から下部電極12に供給される基本波である例えば13.56MHzの高周波電力は,フィルタ62で遮られ,可変インピーダンス部60には流れ込まない。この基本波の高周波電力は,上部電極20,処理容器2の側壁等を介してアース側に抜けることとなる。
以上,本発明の好ましい実施の形態の一例を説明したが,本発明はここに例示した形態に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば,図2では,可変インピーダンス部60として可変コンデンサ66と固定コイル65との直列回路を用いた場合を説明したが,これに限定されず,可変インピーダンス部60は,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを変えることができるならばどのような回路でもよい。
また,図2で説明した可変インピーダンス回路40は,1つの可変コンデンサ66と1つの固定コイル65とよりなる可変インピーダンス部60で,上部電極20に供給されるプラズマ生成用の高周波電力の基本波,このプラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する高調波,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波の基本波に対する高調波,のうちの少なくとも一つを選択的に共振させるようにしたが,これに替えて,各高調波に対して独立してインピーダンス制御ができるように複数の可変インピーダンス部を設けるようにしてもよい。図4〜6は,そのような複数の可変インピーダンス部を有する可変インピーダンス回路40の変形例を示す回路図である。なお,図4〜6では,何れも3つの可変インピーダンス部60a,60b,60cを設けた可変インピーダンス回路40を例示している。
図4に示す可変インピーダンス回路40では,高周波ライン37に対して,第1〜3の可変インピーダンス部60a,60b,60cと,第1〜3の抵抗体61a,61b,61cと,第1〜3のフィルタ62a,62b,62cをそれぞれ並列に接続した構成である。各第1〜3のバンドパスフィルタ62a,62b,62cは,それぞれ異なる高調波を通すものであり,この例では,第1のバンドパスフィルタ62aは,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波の基本波に対する2次高調波を中心とする周波数帯域の高周波電圧を通し,第2のバンドパスフィルタ62bは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する3次高調波を中心とする周波数帯域の高周波電圧を通し,第3のバンドパスフィルタ62cは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する4次高調波を中心とする周波数帯域の高周波電圧を通すように設定されている。なお,これら第1〜3のバンドパスフィルタ62a,62b,62cは,バイアス用の高周波電力の基本波(13.56MHz)は通さないのは勿論である。そして,各第1〜3のバンドパスフィルタ62a,62b,62cに,第1〜3の抵抗体61a,61b,61cおよび第1〜3の可変インピーダンス部60a,60b,60cをそれぞれ個別に直列接続している。なお,第1〜3の可変インピーダンス部60a,60b,60cは,第1〜3の固定コイル65a,65b,65cおよび第1〜3の可変コンデンサ66a,66b,66cをそれぞれ有しており,第1〜3の可変インピーダンス部60a,60b,60cの容量を変化させることにより,処理容器2内に生成されるプラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを,第1〜3の可変インピーダンス部60a,60b,60cにおいてそれぞれ変化し得るようになっている。
この図4に示した可変インピーダンス回路40によれば,バイアス用の高周波電力の基本波に対する2〜4次の高調波の内,選択的に1つの高調波を共振させることができるのみならず,2〜4次の高調波の任意の2つ或いは3つの高調波を同時に共振させることができる。従って,各高調波が持つプラズマ処理に対する特性を複合的に組み合わせることができる。
また,第1〜3の可変インピーダンス部60a,60b,60cにおいて,処理容器2内に生成されるプラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスを変化させる場合,第1〜3の抵抗体61a,61b,61cがそれぞれ設けられていることにより,共振のQ値が過剰に大きくなることを防止できる。このため,2〜4次の高調波の何れに対しても,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスXを調整してエッチング速度E.R.などを制御しやすくなる。
図5に示す可変インピーダンス回路40は,高周波ライン37に対して,第1〜3のフィルタ62a,62b,62cを直列に接続した構成である。第1のフィルタ62aは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する2次高調波以上の周波数を通過するハイパスフィルタであり,第2のフィルタ62bは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する3次高調波以上の周波数を通過するハイパスフィルタであり,第3のフィルタ62cは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する4次高調波以上の周波数を通過するハイパスフィルタである。そして,第1のフィルタ62aと第2のフィルタ62bとの間に,第1の可変インピーダンス部60aと第1の抵抗体61aを接続し,第2のフィルタ62bと第3のフィルタ62cとの間に,第2の可変インピーダンス部60bと第2の抵抗体61bを接続し,第3のフィルタ62cの下流側に,第3の可変インピーダンス部60cと第3の抵抗体61cを接続している。
この図5に示した可変インピーダンス回路40によっても,先に図4で説明した場合と同様に,バイアス用の高周波電力の基本波に対する2〜4次の高調波の内,選択的に1つの高調波を共振させる他,2〜4次の高調波の任意の2つ或いは3つを同時に共振させることができる。また,2〜4次の高調波の何れに対しても,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスXを調整してエッチング速度E.R.などを制御しやすくなる。
図6に示す可変インピーダンス回路40は,高周波ライン37において,第1〜3のフィルタ62a,62b,62cを直列に配置した構成である。第1のフィルタ62aは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する4次高調波以下の周波数を通過するローパスフィルタであり,第2のフィルタ62bは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する3次高調波以下の周波数を通過するローパスフィルタであり,第3のフィルタ62cは,バイアス用の高周波電力の基本波に対する2次高調波以下の周波数を通過するローパスフィルタである。そして,そして,第1のフィルタ62aと第2のフィルタ62bとの間に,第1の可変インピーダンス部60aと第1の抵抗体61aを接続し,第2のフィルタ62bと第3のフィルタ62cとの間に,第2の可変インピーダンス部60bと第2の抵抗体61bを接続し,第3のフィルタ62cの下流側に,第3の可変インピーダンス部60cと第3の抵抗体61cを接続している。
この図6に示した可変インピーダンス回路40によっても,先に図4,5で説明した場合と同様に,バイアス用の高周波電力の基本波に対する2〜4次の高調波の内,選択的に1つの高調波を共振させる他,2〜4次の高調波の任意の2つ或いは3つを同時に共振させることができる。また,2〜4次の高調波の何れに対しても,プラズマPから見た下部電極12側のインピーダンスXを調整してエッチング速度E.R.などを制御しやすくなる。
なお,これら図4〜6では,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波に対する2〜4次高調波の周波数帯域の高周波電圧を通す可変インピーダンス回路40について説明したが,可変インピーダンス回路40に通す高周波電圧の周波数帯域は,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波に対する高調波に限らず,その他,プラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する高調波でも良い。また,それらの高調波を適宜組み合わせて可変インピーダンス回路40に通すようにしても良い。
なお,図1では,可変インピーダンス回路40を第2の高周波電源36の高周波ライン37に設けた場合について説明したが,これに限定されず,高周波電流が流れる部分ならば何処に設けてもよい。図7は,高周波ライン37に代えて,第1の高周波電源26から上部電極20にプラズマ生成用の高周波電力を供給する第1の高周波ライン27に可変インピーダンス回路40を設けた例を示している。この図7に示す例の場合,可変インピーダンス回路40は,上部電極20に供給されるプラズマ生成用の高周波電力の基本波を除く他の3種(上部電極20に供給されるプラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する高調波,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波,バイアス用の高周波電力の基本波に対する高調波)のうちの少なくとも一つを選択的に共振させるように構成すればよい。
また,図8は,高周波ライン37に加えて,第1の高周波電源26から上部電極20にプラズマ生成用の高周波電力を供給する第1の高周波ライン27にも可変インピーダンス回路40を設けた例を示している。このように,可変インピーダンス回路40は,各電極12,20に高周波電力を供給する何れの高周波ライン27,37に設けることもできる。この図7に示す例の場合,第1の高周波ライン27に設けた可変インピーダンス回路40は,上部電極20に供給されるプラズマ生成用の高周波電力の基本波を除く他の3種(上部電極20に供給されるプラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する高調波,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波,バイアス用の高周波電力の基本波に対する高調波)のうちの少なくとも一つを選択的に共振させるように構成すればよい。また,第2の高周波ライン37に設けた可変インピーダンス回路40は,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波を除く他の3種(上部電極20に供給されるプラズマ生成用の高周波電力の基本波,プラズマ生成用の高周波電力の基本波に対する高調波,下部電極12に供給されるバイアス用の高周波電力の基本波に対する高調波)のうちの少なくとも一つを選択的に共振させるように構成すればよい。
なお,以上説明した実施の形態では,上部電極20と下部電極12の双方にそれぞれ高周波電源26,36を接続した形態を例にとって説明したが,これに限定されず,いずれか一方の電極のみに高周波電源を接続した場合も本発明を適用できるのは勿論である。そのように一方の電極のみに高周波電源を接続した場合は,高周波電力が供給される電極と対向する電極に,処理容器2内に生成されるプラズマPから見た電極側のインピーダンスを変化させる可変インピーダンス回路40を設ける。そして,可変インピーダンス回路40において,対向する電極に供給される高周波電源の基本波およびその基本波に対する高調波の少なくともいずれか一つを共振させるように,電極側のインピーダンスを変化させるように構成する。また,一方の電極のみに高周波電源を接続した場合,高周波電力が供給される電極に,処理容器2内に生成されるプラズマPから見た電極側のインピーダンスを変化させる可変インピーダンス回路40を設けても良い。その場合は,可変インピーダンス回路40において,自己の電極に供給される高周波電源の基本波に対する高調波を共振させるように,電極側のインピーダンスを変化させるように構成する。また,以上の実施の形態では,本発明をプラズマエッチング装置1に適用していたが,本発明は,エッチング処理以外の基板処理,例えば成膜処理を行うプラズマ処理装置にも適用できる。また,本発明のプラズマ処理装置で処理される基板は,半導体ウェハ,有機EL基板,FPD(フラットパネルディスプレイ)用の基板等のいずれのものであってもよい。
本発明は,処理容器内にプラズマを生成して基板を処理するプラズマ処理に適用できる。
本発明の実施の形態にかかるプラズマエッチング装置の概略的な構成を示す縦断面図である。 下部電極に接続される高周波ラインの回路構成図である。 プラズマから見た下部電極側のインピーダンスXに対するエッチング速度E.R.の変化を示したグラフである。 可変インピーダンス回路の変形例を示す回路図である。 可変インピーダンス回路の別の変形例を示す回路図である。 可変インピーダンス回路の更に別の変形例を示す回路図である。 第1の高周波ラインに可変インピーダンス回路を設けた実施の形態にかかるプラズマエッチング装置の概略的な構成を示す縦断面図である。 第1の高周波ラインと第2の高周波ラインに可変インピーダンス回路を設けた実施の形態にかかるプラズマエッチング装置の概略的な構成を示す縦断面図である。
符号の説明
P プラズマ
1 プラズマエッチング装置
2 処理容器
10 絶縁板
11 支持台
12 下部電極
13 フォーカスリング
20 上部電極
21 絶縁体
25 マッチング回路
26 第1の高周波電源
27 第1の高周波ライン
30 ガス吐出孔
31 ガス供給管
32 ガス供給源
35 マッチング回路
36 第2の高周波電源
37 第2の高周波ライン
40 可変インピーダンス回路
50 第1の固定コイル
51 第1の可変コンデンサ
52 第2の固定コイル
55 アース
56 第2の可変コンデンサ
57 固定コンデンサ
69 可変インピーダンス部
61 抵抗体
62 フィルタ
65 固定コイル
66 可変コンデンサ
70 排気管

Claims (6)

  1. 処理容器内において上下に対向させて配置した一対の電極の少なくとも一方に高周波電源より高周波電力を供給して,前記処理容器内にプラズマを生成させ,基板を処理するプラズマ処理装置であって,
    前記一対の電極の少なくとも一方側に,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た電極側のインピーダンスを変化させる2つ以上の可変インピーダンス部と,抵抗値が0.5Ω〜5Ωの抵抗体とをそれぞれ直列に接続した可変インピーダンス回路を設け
    前記可変インピーダンス回路は,共振の対象とする周波数の異なる高周波を選択するための2種以上のフィルタを有し,
    前記2つ以上の可変インピーダンス部は,互いに周波数の異なる高周波をそれぞれ共振させることを特徴とする,プラズマ処理装置。
  2. 前記一対の電極の両方に高周波電源より高周波電力を供給し,
    前記一対の電極の少なくとも一方側に,前記可変インピーダンス回路を設け,
    前記可変インピーダンス回路は,対向する電極に供給される高周波電源の基本波,その基本波に対する高調波,及び,自己の電極に供給される高周波電源の基本波に対する高調波の少なくともいずれか一つに対して,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させることを特徴とする,請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記一対の電極の一方に高周波電源より高周波電力を供給し,
    前記高周波電力が供給される電極と対向する電極の側に,前記可変インピーダンス回路を設け,
    前記可変インピーダンス回路は,対向する電極に供給される高周波電源の基本波,および,その基本波に対する高調波の少なくともいずれか一つに対して,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させることを特徴とする,請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記一対の電極の一方に高周波電源より高周波電力を供給し,
    前記高周波電力が供給される電極の側に,前記可変インピーダンス回路を設け,
    前記可変インピーダンス回路は,自己の電極に供給される高周波電源の基本波に対する高調波に対して,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させることを特徴とする,請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記フィルタは,ハイパスフィルタ,ローパスフィルタ,バンドパスフィルタのいずれかであることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 処理容器内において上下に対向させて配置した一対の電極の少なくとも一方に高周波電源より高周波電力を供給して前記処理容器内にプラズマを生成させて基板を処理するプラズマ処理方法であって,
    前記一対の電極の少なくとも一方に接続した2つ以上の可変インピーダンス部を用いて,前記処理容器内に生成されるプラズマから見た前記電極側のインピーダンスを変化させるに際し,可変インピーダンス回路に設けられた周波数の異なる高周波を選択するための2種以上のフィルタにより,共振の対象とする高周波を選択し,前記2つ以上の可変インピーダンス部により,互いに周波数の異なる高周波をそれぞれ共振させ,抵抗値が0.5Ω〜5Ωの抵抗体を前記2つ以上の可変インピーダンス部とそれぞれ直列に接続することにより,共振のQ値を下げることを特徴とする,プラズマ処理方法。
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