JP5251120B2 - Nbr組成物、nbr組成物部品および自動車用蒸発燃料処理装置 - Google Patents

Nbr組成物、nbr組成物部品および自動車用蒸発燃料処理装置 Download PDF

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本願発明は、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置における蒸発燃料経路等でのNBR組成物と接触したポリエステル系樹脂組成物の劣化を防ぐためのNBR組成物に関するものである。さらに、本願発明は、そのようなNBR組成物を含むNBR組成物部品、およびそのNBR組成物部品を用いた自動車用蒸発燃料処理装置に関するものである。
ポリエステル系樹脂組成物は、本来、アルコールとのエステル交換反応により分解が進みやすいものである。自動車用燃料として、ガソリンにアルコールを混合したアルコール含有燃料、例えば、(イソオクタン60%+トルエン40%)のガソリンにメタノール15%と水0.5%を添加した、ガソホール燃料の使用が拡大してくると、蒸発した燃料を処理する自動車用蒸発燃料処理装置に使用される部品においてポリエステル系樹脂組成物が使用されていると、アルコールとのエステル交換反応による分解によって、ポリエステル系樹脂組成物が劣化する問題が大きくなってくる。
このエステル交換反応に対して、亜鉛等は触媒作用が強いため、亜鉛の存在下ではエステル交換反応が促進されて、ポリエステル系樹脂組成物の劣化が激しく進行し易い。通常、亜鉛等はNBRの加硫促進助剤として用いられるため、自動車用蒸発燃料処理装置における蒸発燃料の雰囲気下で、亜鉛等を含有するNBR組成物と接触したポリエステル系樹脂組成物は、NBR組成物中の亜鉛等によるエステル交換反応の促進により劣化が進行し易く、自動車用蒸発燃料処理装置の実使用の範囲においてその劣化度は無視できないレベルとなり易く、その結果、ポリエステル系樹脂組成物を含む部品の表面荒れや割れが発生し、シール不良に至る。
例えば、特許文献1には、ハードディスク用カバーガスケットの成形材料などとして好適に用いられるNBR組成物として、ニトリル含量が16〜45%のNBR100重量部、液状NBR2〜40重量部、酸化亜鉛または酸化チタン5〜30重量部、粒径が30μm以下でアスペクト比が2以上のけい酸マグネシウムまたはけい酸カルシウム5〜50重量部および有機過酸化物0.5〜10重量部を含有してなるNBR組成物が開示されている。しかしながら、自動車用蒸発燃料処理装置におけるNBR組成物の部品に使用することについては何らの記載も無く、また、NBR100重量部に対して、5〜30重量部の酸化亜鉛もしくは酸化チタンを含むとあり、いずれもポリエステル系樹脂組成物とアルコールとのエステル交換反応に対する触媒作用が強く、自動車用蒸発燃料処理装置におけるNBR組成物の部品としては欠点がある。
特許文献2には、ゴム物性に実質的に影響を及ぼすことなく酸化亜鉛の配合量を減らしたゴム組成物として、(i)少なくとも一種のジエン系ゴム、(ii)カーボンブラック及び/又はシリカ、(iii)イオウ並びに(iv)加硫促進助剤として平均粒子径80nm未満の酸化亜鉛を含んでなるゴム組成物が開示されている。更に、そのジエン系ゴム100重量部に対して、カーボンブラック及び/又はシリカ20〜150重量部、イオウ1〜5重量部並びに平均粒子径80nm未満の酸化亜鉛0.01〜5重量部を配合してなること、酸化亜鉛の比表面積が10m2/g以上であること、酸化亜鉛が気相法で製造されたものであること、ジエン系ゴムがスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)及びエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム(EPDM)から選ばれる少なくとも一種であること、およびそのゴム組成物が空気入りタイヤ用であることも開示されている。しかしながら、自動車用蒸発燃料処理装置におけるNBR組成物の部品に使用することについては何らの記載も無い。
特許文献3には、食品衛生法に適合するビア樽用のバルブやパッキン等の成形材料として有効に用いられるNBR組成物として、NBR50〜90重量%およびポリ塩化ビニルまたは塩素化ポリエチレン50〜10重量%よりなるブレンドポリマーに、(1)シリカ、(2)炭酸カルシウム、酸化カルシウムおよび水酸化カルシウムの少なくとも一種および(3)有機過酸化物を配合してなるNBR組成物が開示されている。また、これらのブレンドポリマーには、それの100重量部当り、シリカが約5〜50重量部、好ましくは約10〜40重量部、前記カルシウム化合物が約1〜20重量部、好ましくは約3〜15重量部、また有機過酸化物が約1〜5重量部、好ましくは約1.5〜4.5重量部の割合でそれぞれ用いられることが記載されている。しかしながら、自動車用蒸発燃料処理装置におけるNBR組成物の部品に使用することについては何らの記載も無い。
特許文献4には、ラジエータ液へ浸漬させた状態における使用に対して優れた物性を示すゴム組成物、特に、自動車関連部品であるところのパッキン、Oリング、ホースなどに適するゴム組成物として、亜鉛化合物を含有せず、水酸化マグネシウムを含有してなることを特徴とするゴム組成物が開示されている。また、そのゴム組成物としては、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、水素化アクリロニトリルブタジエンゴム(HNBR)などが記載され、NBR100重量部に対して15重量部の水酸化マグネシウム等を含有したゴム組成物が記載されている。しかしながら、自動車用蒸発燃料処理装置におけるNBR組成物の部品に使用することについては何らの記載も無い。
特開2002‐265681号公報 特開2007‐231104号公報 特開2000‐95899号公報 特開2004‐143312号公報
本願発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、特に、ポリエステル系樹脂組成物を含むポリエステル系樹脂組成物部品を有した、アルコール含有燃料を使用する自動車用蒸発燃料処理装置に特有の問題である、加硫促進助剤として亜鉛等を含有するNBR組成物と接触したポリエステル系樹脂組成物が、その亜鉛等によるエステル交換反応の促進により劣化が進行し易く、ポリエステル系樹脂組成物を含む部品の表面荒れや割れが発生し、シール不良に至ることを解決しようとするものである。即ち、本願発明は、アルコール含有燃料を使用する自動車用蒸発燃料処理装置におけるポリエステル系樹脂組成物部品の劣化を防止するための最適なNBR組成物を提供しようとするものである。
本願の請求項1に記載の発明(以下「本願の第一発明」という)は、ポリエステル系樹脂組成物を含むポリエステル系樹脂組成物部品を有する、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置でポリエステル系樹脂組成物部品のポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されて蒸発燃料の雰囲気に曝され得るNBR組成物であって、亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、酸化マグネシウムからなる群IIIの少なくとも1つの群を含有し、NBR100重量部に対して、群Iの重量部をx、群II重量部をy、並びに、群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることを特徴とする、NBR組成物を提供するものである。なお、群IIの参考例として酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムが挙げられ、群IIIの参考例として水酸化マグネシウムが挙げられ、それらを用いる参考例では、水酸化カルシウム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムの群から選択される少なくとも一種からなる群IIの各々の重量部の合計がyであり、酸化マグネシウムおよび水酸化マグネシウムの群から選択される少なくとも一種からなる群IIIの各々の重量部の合計がzである。
かかる本願の第一発明では、群I〜III の少なくとも1つの群を含有し、NBR100重量部に対して、群I即ち亜鉛華の重量部をx、酸化カルシウムからなる群IIの重部をy、並びに、酸化マグネシウムからなる群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることによって、そのNBR組成物を含むNBR組成物部品を有する自動車用蒸発燃料処理装置におけるポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制して、ポリエステル系樹脂組成物を含む部品の表面荒れや割れが発生しにくくし、シール不良の発生を防止することが可能になる。x+0.08y+0.31zの値が4を超えて群I〜III の少なくとも1つの群が含有されると、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果が得られにくくなり、好ましくない。
また、本願の第一発明において、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果をより確実に得るためには、x+0.08y+0.31zの値が、好ましくは0.01〜2.3である。
本願の請求項7に記載の発明(以下「本願の第二発明」という)は、ポリエステル系樹脂組成物を含むポリエステル系樹脂組成物部品を有する、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置においてポリエステル系樹脂組成物部品のポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されて蒸発燃料の雰囲気に曝されるNBR組成物を含むNBR組成物部品であって、NBR組成物が、亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、酸化マグネシウムからなる群III の少なくとも1つの群を含有し、NBR100重量部に対して、群Iの重量部をx、群IIの重部をy、並びに、群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることを特徴とする、NBR組成物部品を提供するものである。なお、群IIの参考例として酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムが挙げられ、群IIIの参考例として水酸化マグネシウムが挙げられ、それらを用いる参考例では、水酸化カルシウム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムの群から選択される少なくとも一種からなる群IIの各々の重量部の合計がyであり、酸化マグネシウムおよび水酸化マグネシウムの群から選択される少なくとも一種からなる群IIIの各々の重量部の合計がzである。
かかる本願の第二発明では、上記の第一の発明と同様に、群I〜III の少なくとも1つの群を含有し、NBR100重量部に対して、群I即ち亜鉛華の重量部をx、酸化カルシウムからなる群IIの重部をy、並びに、酸化マグネシウムからなる群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることによって、そのNBR組成物を含むNBR組成物部品を有する自動車用蒸発燃料処理装置におけるポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制して、ポリエステル系樹脂組成物を含む部品の表面荒れや割れが発生しにくくし、シール不良の発生を防止することが可能になる。x+0.08y+0.31zの値が4を超えてそれらが含有されると、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果が得られにくくなり、好ましくない。
また、本願の第二発明において、上記の第一の発明と同様に、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果をより確実に得るためには、x+0.08y+0.31zの値が、好ましくは0.01〜2.3である。
本願の請求項13に記載の発明(以下「本願の第三発明」という)は、ポリエステル系組成物樹脂を含むポリエステル系樹脂組成物部品を有する、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置であって、ポリエステル系樹脂組成物部品のポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されて蒸発燃料の雰囲気に曝されるNBR組成物を含むNBR組成物部品を有し、そして、NBR組成物が、亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、酸化マグネシウムからなる群III の少なくとも1つの群を含有し、NBR100重量部に対して、群Iの重量部をx、群IIの重部をy、並びに、群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることを特徴とする、自動車用蒸発燃料処理装置を提供するものである。なお、群IIの参考例として酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムが挙げられ、群IIIの参考例として水酸化マグネシウムが挙げられ、それらを用いる参考例では、水酸化カルシウム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムの群から選択される少なくとも一種からなる群IIの各々の重量部の合計がyであり、酸化マグネシウムおよび水酸化マグネシウムの群から選択される少なくとも一種からなる群III の各々の重量部の合計がzである。
かかる本願の第三発明では、上記の第一、二の発明と同様に、群I〜III の少なくとも1つの群を含有し、NBR100重量部に対して、群I即ち亜鉛華の重量部をx、酸化カルシウムからなる群IIの重部をy、並びに、酸化マグネシウムからなる群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることによって、そのNBR組成物を含むNBR組成物部品を有する自動車用蒸発燃料処理装置におけるポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制して、ポリエステル系樹脂組成物を含む部品の表面荒れや割れが発生しにくくし、シール不良の発生を防止することが可能になる。x+0.08y+0.31zの値が4を超えてそれらが含有されると、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果が得られにくくなり、好ましくない。
また、本願の第三発明において、上記の第一、二の発明と同様に、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果をより確実に得るためには、x+0.08y+0.31zの値が、好ましくは0.01〜2.3である。
本願発明における「自動車用蒸発燃料処理装置」の一例の概念図としては、図1においてその模式的なブロック図が示されるようなものが挙げられる。そこでは、ELCM(エバポリークチェックモジュール)1は、例えばガソリンエンジン等の内燃機関(以下エンジンと呼ぶ)を搭載した自動車等の車両の燃料タンク4内で蒸発気化(揮発)した蒸発燃料(ガソリンベーパ)等の流体(ガソリンベーパを含む空気)を、キャニスタ5、パージVSV(バキューム・スイッチング・バルブ)6を経由して、エンジンの各気筒の燃焼室に連通するエンジン吸気管7に導入(パージ)することで、ガソリンベーパが大気中へ放出されることを防止する蒸発燃料処理装置に組み込まれている。
この蒸発燃料処理装置は、燃料タンク4とキャニスタ5のエバポガスポートとが流体流路管(空気流路管)8を介して連通し、キャニスタ5のパージポートとエンジン吸気管7とが流体流路管(空気流路管)9を介して連通している。空気流路管8内には、燃料タンク4内で揮発したガソリンベーパをキャニスタ5に導くための空気流路(パージ通路、蒸発燃料流路)が形成されている。また、空気流路管9内には、キャニスタ5に吸着されたガソリンベーパを、パージVSV6を経由してエンジン吸気管7に導くための空気流路(パージ通路、蒸発燃料流路)が形成されている。
キャニスタ5内には、ガソリンベーパを吸着する吸着体(例えば活性炭等)が収納されている。エンジン吸気管7内には、エンジンの各気筒の燃焼室内に吸入される吸入空気量を調整するスロットルバルブ7aが回転自在に収容されている。また、キャニスタ5の大気開放孔(空気入口ポート)には、流体流路管(空気流路管)10を介して、ELCM(エバポリークチェックモジュール)1が接続されており、そのELCM(エバポリークチェックモジュール)1には流体流路管(空気流路管)11を介して、大気に解放されている。
図2には、本願発明における、「ポリエステル系樹脂組成物部品のポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されてアルコール含有燃料の雰囲気に曝されるNBR組成物を含むNBR組成物部品」の一例の概念図を示すものである。即ち、上記の図1における流体流路管(空気流路管)10において、キャニスタ5とELCM(エバポリークチェックモジュール)1を連結するための部品であって、キャニスタ5の底面部材21に取り付けられた流路菅部22にELCM(エバポリークチェックモジュール)1側からのポート23が、Oリング24を介して接合されている。ここで、Oリング24が本発明のNBR組成物からなるものであり、ポート23がPBT(ポリブチレンテレフタレート)なるポリエステル系樹脂組成物を含むポリエステル系樹脂組成物部品であって、双方が接触した状態でアルコールを含有する蒸発燃料の雰囲気に曝されるものである。
本願発明における「アルコール含有燃料」は、ガソホールと呼ばれるものも含み、内燃機関に使用されるガソリン等の液体燃料にメタノール等のアルコールが、例えば(イソオクタン60体積%+トルエン40体積%)を84.5体積%にメタノール15体積%と水0.5体積%が添加されたもののように、所望の量で含有されるものである。
本願発明における「ポリエステル系樹脂組成物部品」は、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置におけるポリエステル系樹脂組成物を含む部品であって、例えば、VSV(Vacuum Switching Valve)、ELCM(Evapo Leak Check Module)、キャニスタ等が挙げられる。かかるポリエステル系樹脂組成物は、ポリエステル系樹脂を含有する組成物であって、そのポリエステル系樹脂としては、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が挙げられる。
本願発明における「NBR組成物」は、NBRを含有する組成物であって、そのNBRとしては、例えば、アクリロニトリルブタジエンゴム等のニトリルゴムが挙げられる。尚、そのニトリルゴムには、通常使用される含有量でニトリルが含有され得る。
本願発明における「ポリエステル系樹脂組成物部品のポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されて蒸発燃料の雰囲気に曝されるNBR組成物を含む、NBR組成物部品」とは、NBR組成物部品中のNBR組成物が、ポリエステル系樹脂組成物部品のポリエステル系樹脂組成物と接触しており、且つアルコール含有燃料を使用する自動車の燃料タンクから蒸発した、アルコールを含有する蒸発燃料の蒸気を含む雰囲気に曝されるように自動車用蒸発燃料処理装置内に位置した、NBR組成物を含む部品であって、具体例として、VSV(Vacuum Switching Valve)、ELCM(Evapo Leak Check Module)、キャニスタ等が挙げられる。
例えば、図2に例示されるようなELCM1とキャニスタ5の接続部分が挙げられる。上記の如く、ELCMとキャニスタの接続部分は、蒸発燃料雰囲気に曝されており、蒸発燃料の漏れを防止するために、Oリング24によりシールされている。ここで、より具体的には、例えば、Oリング24が本願発明のNBR組成物からなり、ELCM1のポート23であるPBT組成物からなるPBT−GF30(ガラス繊維30重量%入りPBT樹脂)と接している。
本願の第一発明におけるNBR組成物の好ましい一つの態様としての請求項2に記載の発明は、酸化マグネシウムからなる群IIIの重部zが0である、即ち、酸化マグネシウムの群を含まずに、亜鉛華、並びに水酸化カルシウムの群の少なくとも一方を含む、NBR組成物に関するものである。言い換えると、かかる態様は、NBR100重量部に対して、群Iの重量部をx、群IIの重部を表した場合、x+0.08yの値が4以下であるNBR組成物に関するものである。x+0.08yの値が4を超えてそれらが含有されると、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果が得られにくくなり、好ましくない。また、その態様において、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果をより確実に得るためには、x+0.08yの値が、好ましくは0.01〜2.3である。
本願の第一発明におけるNBR組成物の好ましい一つの態様としての請求項3に記載の発明は、前記yおよび前記zが共に0である、即ち、水酸化カルシウムの群、および酸化マグネシウムの群を含まずに、亜鉛華を含む、NBR組成物に関するものである。言い換えると、かかる態様は、NBR100重量部に対して、亜鉛華からなる群Iの重量部をxで表した場合、xの値が4以下である、即ち、亜鉛華が4重量部以下のNBR組成物に関するものである。4重量部を超えて亜鉛華が含有されると、ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果が得られにくくなり、好ましくない。
本願の第一発明におけるNBR組成物の好ましい一つの態様としての請求項4に記載の発明は、上記の亜鉛華が含有される態様において、NBR100重量部に対して、亜鉛華が0.01〜4重量部である、NBR組成物に関するものである。ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果をより確実に得るためには、更に好ましくは、NBR100重量部に対して、亜鉛華の含有量が、0.01〜2.3重量部である。
本願の第一発明におけるNBR組成物の好ましい一つの態様としての請求項5に記載の発明は、上記の水酸化カルシウムからなる群IIが含有される態様において、NBR100重量部に対して、群IIの重部が、0.01〜50重量部であり、好ましくは0.01〜30重量部である、NBR組成物に関するものである。一般に、水酸化カルシウム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムは、亜鉛華や酸化マグネシウム,水酸化マグネシウムよりも、ポリエステル系樹脂のエステル交換反応に対して触媒作用が小さいと考えられるので、ポリエステル系樹脂組成物を含む部品の表面荒れや割れが発生しにくい利点がある。水酸化カルシウム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムの群の中でも、水酸化カルシウム、がより好ましい。
本願の第一発明におけるNBR組成物の好ましい一つの態様としての請求項6に記載の発明は、上記の酸化マグネシウムからなる群IIIが含有される態様において、NBR100重量部に対して、酸化マグネシウムからなる群IIIの重部が0.01〜12.9重量部である、NBR組成物に関するものである。ポリエステル系樹脂組成物のエステル交換反応を抑制する効果をより確実に得るためには、更に好ましくは、NBR100重量部に対して、その群IIIの重部が、0.01〜7.5重量部重量部である
本願の第二発明におけるNBR組成物部品の好ましい態様としての請求項8〜12に記載の発明は、上記の本願の第一発明に関する好ましい態様と同様の内容を有するNBR組成物を含むNBR組成物部品に関するものである。
本願の第三発明における自動車用蒸発燃料処理装置の好ましい態様としての請求項14〜18に記載の発明は、上記の本願の第一発明に関する好ましい態様と同様の内容を有するNBR組成物を含むNBR組成物部品を有する、自動車用蒸発燃料処理装置に関するものである。
また、本願発明における亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、並びに、酸化マグネシウムからなる群IIIは、NBR組成物中において、その形状が特に限定されるものではないが、粒子状で存在しても良い。
更に、本願発明におけるNBR組成物には、亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、並びに、酸化マグネシウムからなる群IIIの他に、通常用いられるような、カーボンブラック、加硫促進剤、老化防止剤等の添加剤や、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンの三元共重合体)、PVC(ポリ塩化ビニル)等のNBR以外のポリマーが含有されても良い。
以下に本願発明についての実施例を挙げて更に具体的に本願発明を説明するが、それらの実施例によって本願発明が何ら限定されるものではない。
実施例1
ポリエステル系樹脂である、数平均分子量37,000のPBT(ポリブチレンテレフタレート)のPBT試料板40a(長さ7cm、幅1cmおよび厚さ0.4cm)を、NBR(ニトリルを17重量%含有したアクリロニトリルブタジエンゴム)100重量部に対して1重量部の亜鉛華を混入してNBR試料板に成形した。得られたNBR試料板40b,40c(長さ2cm、幅1.5cmおよび厚さ0.3cm)で、図3に示されるように挟み込んでPBT試料板とNBR試料板が接触するようにしてクリップで固定し、(イソオクタン60%+トルエン40%)のガソリンにメタノール15%と水0.5%を添加したガソホールの蒸気の雰囲気下に60℃でそのまま放置した。
432時間経過後に、クリップを取り外して、NBR試料板を取り除き、PBT試料板の表面を光学顕微鏡および電子顕微鏡で観察した。その結果を、光学顕微鏡写真41aと電子顕微鏡写真41b,41cとして図4に示す。写真41a中のNBR試料板との接触部42の写真41cと非接触部の写真41bは同様であって、特にNBR試料板との接触による変化は見られなかった。また、NBR試料板との接触部42の表面でのPBTの分子量を日本分光工業製の高速液体クロマトグラフ(GULLIVER 980)により測定したところ、数平均分子量Mnが20,000であった。前もって準備しておいた、所望の引張強度を得るために通常必要とされているPBTの20,000の数平均分子量Mnと同等であり、特に異常が見られなかった。尚、上記のNBR試料板との非接触部におけるPBTの分子量を測定したところ、その数平均分子量Mnが、28,000であった。
比較例1
NBR100重量部に対する亜鉛華の混入量を5重量部とした以外は、実施例1と同様にして、PBT試料板とNBR試料板が接触するようにして固定したものをガソホールの蒸気の雰囲気下に60℃で放置した。432時間経過後に、クリップを取り外して、NBR試料板を取り除き、PBT試料板の表面を光学顕微鏡および電子顕微鏡で観察した。その結果を、光学顕微鏡写真43aと電子顕微鏡写真43b,43cとして図5に示す。写真43a中のNBR試料板との接触部44の写真43cには、異常のない非接触部の写真43bに比較して表面の劣化が見られた。また、NBR試料板との接触部42の表面でのPBTの分子量Mnを測定したところ、数平均分子量Mnが9,400であった。所望の引張強度を得るために通常必要とされているPBTの20,000の数平均分子量Mnを下回っており、実際の使用には耐えないものであった。
実施例2〜4
432時間の放置時間の経過前の状況を確認するために、実施例1と同様にしてPBT試料板とNBR試料板が接触するようにして固定したもの3個をガソホールの蒸気の雰囲気下に60℃で放置して、それぞれ96時間、192時間および288時間経過後に、クリップを取り外して、NBR試料板を取り除き、PBT試料板の表面を電子顕微鏡で観察した。その結果、3個のPBT試料板とも、NBR試料板との接触部の電子顕微鏡写真と非接触部の電子顕微鏡写真は同様であって、特にNBR試料板との接触による変化は見られなかった。また、NBR試料板との接触部の表面でのPBTの分子量を測定したところ、各々の数平均分子量Mnが、29,000、29,000および24,000であった。 尚、上記のNBR試料板との非接触部におけるPBTの分子量を測定したところ、各々の数平均分子量Mnが、30,000、30,000および29,000であった。
比較例2〜4
比較例1と同様にしてPBT試料板とNBR試料板が接触するようにして固定したもの3個をガソホールの蒸気の雰囲気下に60℃で放置して、それぞれ96時間、192時間および288時間経過後に、クリップを取り外して、NBR試料板を取り除き、PBT試料板の表面を電子顕微鏡で観察した。その結果、288時間では表面の劣化が見られた。また、NBR試料板との接触部の表面でのPBTの分子量を測定したところ、各々の数平均分子量Mnが、23,000、22,000および16,000であった。
実施例5
亜鉛華の代わりに、水酸化カルシウムと酸化マグネシウムを用いて、実施例1と同様のNBR100重量部に対して水酸化カルシウムを10重量部、酸化マグネシウムを5重量部混入する以外は、実施例1と同様にして、PBT試料板とNBR試料板が接触するようにして固定したものをガソホールの蒸気の雰囲気下に60℃で放置した。432時間経過後に、クリップを取り外して、NBR試料板を取り除き、PBT試料板の表面を電子顕微鏡で観察した。その結果、NBR試料板との接触部の電子顕微鏡写真と非接触部の電子顕微鏡写真は同様であって、特にNBR試料板との接触による変化は見られなかった。また、NBR試料板との接触部の表面でのPBTの分子量を測定したところ、数平均分子量Mnが27,000であった。
上記の実施例1〜5と比較例1〜4で得られた各数平均分子量Mnと、ガソホールベーパ雰囲気下での放置時間との関係を示すと、図6のようになる。この図からわかるように、本願発明において、NBR100重量部に対する酸化亜鉛(亜鉛華)の添加量が4重量部以下で、臨界的に優れたポリエステル系樹脂組成物の劣化防止効果が得られる。また、水酸化カルシウムおよび酸化マグネシウムでも同様の効果が見られる。更に、実施例5より、x+0.08y+0.31zの値が2.3以下の場合がより好ましいことがわかる。
本願発明における自動車用蒸発燃料処理装置の概念図を例示したものである。 本願発明におけるNBR組成物部品としてのOリングを含むエバポリークチェックモジュールとキャニスタの接合部の断面図を例示したものである。 本願の実施例等で使用したPBT試料板とNBR試料板を接触させたものの説明図である。 本願の実施例1におけるPBT試料板の表面の顕微鏡写真を示した説明図である。 本願の比較例1におけるPBT試料板の表面の顕微鏡写真を示した説明図である。 平均分子量Mnと、ガソホールベーパ雰囲気下での放置時間との関係を示した説明図である。

Claims (18)

  1. ポリエステル系樹脂組成物を含むポリエステル系樹脂組成物部品を有する、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置で該ポリエステル系樹脂組成物部品の該ポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されて該蒸発燃料の雰囲気に曝され得るNBR組成物であって、亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、酸化マグネシウムからなる群IIIの少なくとも1つの群を含有し、該NBR100重量部に対して、該群Iの重量部をx、該群IIの重部をy、並びに、該群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることを特徴とする、NBR組成物。
  2. 前記zが0である、請求項1に記載のNBR組成物。
  3. 前記yおよび前記zが共に0である、請求項1に記載のNBR組成物。
  4. 前記xが、0.01〜4である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のNBR組成物。
  5. 前記yが、0.01〜50である、請求項1または2に記載のNBR組成物。
  6. 前記zが、0.01〜12.9である、請求項1に記載のNBR組成物。
  7. ポリエステル系樹脂組成物を含むポリエステル系樹脂組成物部品を有する、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置において該ポリエステル系樹脂組成物部品の該ポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されて該蒸発燃料の雰囲気に曝されるNBR組成物を含むNBR組成物部品であって、該NBR組成物が、亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、酸化マグネシウムからなる群IIIの少なくとも1つの群を含有し、該NBR100重量部に対して、該群Iの重量部をx、該群IIの重部をy、並びに、該群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることを特徴とする、NBR組成物部品。
  8. 前記zが0である、請求項7に記載のNBR組成物部品。
  9. 前記yおよび前記zが共に0である、請求項7に記載のNBR組成物部品。
  10. 前記xが、0.01〜4である、請求項7〜9のいずれか一項に記載のNBR組成物部品。
  11. 前記yが、0.01〜50である、請求項7または8に記載のNBR組成物部品。
  12. 前記zが、0.01〜12.9である、請求項7に記載のNBR組成物部品。
  13. ポリエステル系組成物樹脂を含むポリエステル系樹脂組成物部品を有する、アルコール含有燃料を使用する自動車用の蒸発燃料処理装置であって、該ポリエステル系樹脂組成物部品の該ポリエステル系樹脂組成物と接触して使用されて該蒸発燃料の雰囲気に曝されるNBR組成物を含むNBR組成物部品を有し、そして、該NBR組成物が、亜鉛華からなる群I、水酸化カルシウムからなる群II、酸化マグネシウムからなる群IIIの少なくとも1つの群を含有し、該NBR100重量部に対して、該群Iの重量部をx、該群IIの重部をy、並びに、該群IIIの重部をzで表した場合、x+0.08y+0.31zの値が4以下であることを特徴とする、自動車用蒸発燃料処理装置。
  14. 前記zが0である、請求項13に記載の自動車用蒸発燃料処理装置。
  15. 前記yおよび前記zが共に0である、請求項13に記載の自動車用蒸発燃料処理装置。
  16. 前記xが、0.01〜4である、請求項13〜15のいずれか一項に記載の自動車用蒸発燃料処理装置。
  17. 前記yが、0.01〜50である、請求項13または14に記載の自動車用蒸発燃料処理装置。
  18. 前記zが、0.01〜12.9である、請求項13に記載の自動車用蒸発燃料処理装置。
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