JP5248823B2 - 靴底用の緩衝パーツ並びにこのものを具えた靴 - Google Patents
靴底用の緩衝パーツ並びにこのものを具えた靴 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5248823B2 JP5248823B2 JP2007224202A JP2007224202A JP5248823B2 JP 5248823 B2 JP5248823 B2 JP 5248823B2 JP 2007224202 A JP2007224202 A JP 2007224202A JP 2007224202 A JP2007224202 A JP 2007224202A JP 5248823 B2 JP5248823 B2 JP 5248823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottomed
- recess
- base material
- shoe
- buffer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 52
- 239000007853 buffer solution Substances 0.000 claims description 27
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 26
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 25
- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims description 24
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 claims description 13
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 4
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 21
- 230000006870 function Effects 0.000 description 17
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 16
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 12
- 210000002683 foot Anatomy 0.000 description 8
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 8
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 6
- 230000001953 sensory effect Effects 0.000 description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 6
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 6
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 5
- 210000003371 toe Anatomy 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 4
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N Butadiene Chemical compound C=CC=C KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RRHGJUQNOFWUDK-UHFFFAOYSA-N Isoprene Chemical compound CC(=C)C=C RRHGJUQNOFWUDK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 210000003423 ankle Anatomy 0.000 description 2
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- 241000052343 Dares Species 0.000 description 1
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 description 1
- PXGOKWXKJXAPGV-UHFFFAOYSA-N Fluorine Chemical compound FF PXGOKWXKJXAPGV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000002174 Styrene-butadiene Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N butadiene-styrene rubber Chemical compound C=CC=C.C=CC1=CC=CC=C1 MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 1
- 125000000484 butyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])([H])C([H])([H])C([H])([H])[H] 0.000 description 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 210000003141 lower extremity Anatomy 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 239000011115 styrene butadiene Substances 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
このような種々の要請に応えるべく、靴全体の設計の工夫、素材についての改良等が続けられているが、その一環として緩衝機能を担う緩衝パーツについても常にその開発が続けられている。
このため例えば緩衝素材をいわば肉抜き処理して全体としてハニカム構造とし、且つハニカム内に空気を閉じ込めるようにして、その弾性を積極的に狙ったものも提案されている(例えば特許文献1参照)。
このものは特に荷重がハニカムセルを押し潰す方向にかかる場合に限れば、ほぼ目的とした性能が得られるものと予想される。
具体的には、例えばスポーツにおいて、あらゆる方向からの荷重が生じるものの、とりわけスポーツやウォーキングにおいて、荷重の移動をする重要な要素としては、足の母指球の動き制御にあり、運動中、極端に横移動を行う場合や傾斜面の上り下りを行う場合などにおいて、特に常に方向を変化させる母指球への荷重のかかり方がバランスをとるうえで重要となってくる。また踵の着地時においても荷重のかかり方がバランスをとるうえで同様に重要になってくる。
そこで前述のような荷重に対しては、このような動きをサポートする緩衝パーツに求められる機能の一つとして、例えば斜め上からの荷重のかかり方のサポートが求められる。
更に好ましくは、緩衝パーツは、斜め上からの過剰な変形外力においてしっかり受け止める反面、蹴り上げにおいては押し上げるように固持しなければならないため、いわゆるふんばるように機能させたいのである。ここでふんばるように機能させるとは、具体的には着地時の斜め上から斜め下に向けての荷重からはじまり、蹴り出しの前斜め上方向への押し出し時において、しっかりと受け止めるように機能させることを意味するものである。
しかしながら現状では、このようなふんばり感と十分な耐久性との双方を満足することのできる緩衝パーツは実現されていない。
この発明によれば、有底凹部の形状を厳密にマッチングさせることにより、緩衝パーツに使用に伴うあらゆる剪断応力が負荷した際に、使用において想定されるあらゆる剪断応力と圧縮応力に対して、応力分散と適度な反発弾性を発揮することができる。
また、側凹部と有底凹部とが共動して緩衝パーツ全体に応力の分散と反発弾性を発揮させて、反発によるスムーズな重心移動の補助作用を得ることができるだけでなく、使用中のふんばり感や充分な耐久性を付与することができる。
更にまた、緩衝パーツへの剪断応力と圧縮応力に対して、有底凹部の応力分散と適度な反発弾性を十分に発揮することができ、よりスムーズな重心移動の補助作用と使用中のふんばり感の向上を実現することができる。
この発明によれば、側凹部と有底凹部とが共動して緩衝パーツ全体に応力の分散と反発弾性を発揮させて、反発によるスムーズな重心移動の補助作用を得ることができるだけでなく、使用中のふんばり感や充分な耐久性を付与することができる。
この発明によれば、緩衝パーツによってもたらされる、使用中のふんばり感や耐久性を、各種競技や機能特性に応じた良好なものとすることができる。
この発明によれば、有底凹部の形状を厳密にマッチングさせることにより、緩衝パーツに使用に伴うあらゆる剪断応力が負荷した際に、使用において想定されるあらゆる剪断応力と圧縮応力に対して、応力分散と適度な反発弾性を発揮することができる。
この発明によれば、有底凹部の形状を厳密にマッチングさせることにより、緩衝パーツに使用に伴うあらゆる剪断応力が負荷した際に、使用において想定されるあらゆる剪断応力と圧縮応力に対して、応力分散と適度な反発弾性を発揮することができる。
この発明によれば、有底凹部の形状を厳密にマッチングさせることにより、緩衝パーツに使用に伴うあらゆる剪断応力が負荷した際に、使用において想定されるあらゆる剪断応力と圧縮応力に対して、応力分散と適度な反発弾性を発揮することができる。
この発明によれば、緩衝パーツによってもたらされる、使用中のふんばり感や耐久性を、各種競技や機能特性に応じた良好なものとすることができ、極めてスムーズな重心移動の補助作用と使用中のふんばり感を向上させることができる。
この発明によれば、靴のソールに対し、使用中のふんばり感や充分な耐久性を付与することができる。
この発明によれば、荷重移動の著しい母指球への着地時の衝撃を緩和し、一方、蹴り出し時の荷重移動とふんばり感を効果的に付与することができる。
この発明によれば、荷重移動の著しい母指球への着地時の衝撃を緩和し、一方、蹴り出し時のふんばり感をより効果的に付与することができ、また、歩行や走行時に伴う母指球と子指球の間に発生する指の曲げによる剪断応力と圧縮応力に対して、逆ドーム型の有底凹部の応力分散と適度な反発弾性を長手方向により十分に発揮することができる。
更に、逆ドーム型の有底凹部は深さ方向から底部中央に向けて円弧を描くように形成されていることから、型抜きし易く生産性が向上するとともに、耐久性が向上する。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
なお、以下の実施例に対して本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。
まず前記靴2について図示の実施例に基づいて具体的に説明すると、このものは一例として図1に示すように、装着者の足を包むように覆うアッパー20と、靴底21とを具えて成り、これらが適宜、接着や縫製によって一体化されて成るものである。
一方、前記靴底21は、例えばインナーソール210、ミッドソール211、アウターソール212等を一体化して構成されるものである。
また緩衝パーツ1の組み付け位置は競技に応じた適切な部位が選択されるものであるが、図3(a)に示すように体重移動に伴う応力のかかる部位として母指球と子指球と踵の3点を結ぶ範囲下に設けることが好ましい。
このような緩衝パーツ1には、その一方の面を開放状態とした複数の有底凹部11が厚さ方向に向かって設けられるものであり、図2に示す実施例では、前記有底凹部11は、緩衝基材10の長手方向に沿って、左右それぞれ一列ずつの外側列111と、更にその間に挟まれる中央列112とを形成するように配列されている。
もちろん前記有底凹部11がこのように緩衝基材10の長手方向に沿って整列されていることに着眼して、外側列111、中央列112と称したものであるが、このような整列状態を必ずしも厳密に維持する必要があるものではない。ちなみに、長手方向に4列以上整列する場合は、中央列112を2列以上として設定する。
また中央列112にあっては、特に狭小端側の有底凹部11は、菱形状に形成されるようにした。
なおこのような有底凹部11側の異形状への変形は、それらの間に形成される隔壁13の厚さ寸法をいずれの位置でも略等しく確保できるような状態を結果的にもたらせており、詳しくは後述するが、これによって中央列112の見かけ硬さが硬くなるように設定している。
このように応力の分散/累加発現部12を逆ドーム状とすることにより、あらゆる剪断方向からの応力に対して応力分散と適度な反発弾性を発揮するので、ふんばり感とともに、反発によるスムーズな重心移動の補助作用を得ることが可能となる。
なお、このような逆ドーム型の有底凹部11と、後述の側凹部14aとが共動することが、緩衝パーツ1全体に応力を分散させ、反発弾性性能を発揮させるにあたって重要となるものであり、特に有底凹部11の深さ方向に向けて円弧を描くように形成された部位について、応力の分散/累加発現部12として呼称するようにした。
このため図4(a)〜(d)及び図5(a)〜(d)に示すように緩衝基材10がパーツポケット23に組み付けられた状態であっても、長手方向の周側縁14とパーツポケット23との接触面において、周側縁14の応力変形が拘束されにくく、周側縁14及び有底凹部11が均一に変形しやすくなる。
なお図4(a)〜(d)及び図5(a)〜(d)には、緩衝基材10の長手方向の周側縁14に側凹部14aを形成した実施例を示したが、仕様によっては幅方向の周側縁14に側凹部14aを形成したり、長手方向及び幅方向双方の周側縁14に側凹部14aを形成してもよい。
これによって、重心移動をよりスムーズに補助して、運動する際のふんばり感をより一層向上させることができる。
このように、周側縁14の変形と、有底凹部11の変形とが共動して、緩衝パーツ1全面に応力を分散させることが可能となるのである。
因みに図4(e)〜(h)は、側凹部(14a)が設けられていない場合の緩衝パーツ1の変形状態を示したものであり、応力がかかった周辺部位に位置する有底凹部11に変形が集中して剪断応力が印加された時のストレッチ性を抑制し、応力が緩衝パーツ1の全面には分散されていない状態が示されているものである。
ここで前述のストレッチ性を発現させるにおいて具体的に説明すると、図5(e)〜(h)は、着地する側の周側縁14に側凹部14aを設け、対向する蹴り出しする側の周側縁14には側凹部(14a)を設けない場合の緩衝パーツ1の変形状態を示したものである。これは例えばスポーツの種類により、着地する際に印加される応力に対しては適度な応力分散と反発弾性を発揮させつつ体重移動も損なわせず、他方、蹴り出しする側はあえて応力の分散/累加機能のストレッチ性の発現を緩衝パーツ1の所望の一部において制限しようとする際において有効である。
また図示は省略するが、前記周側縁14側における隔壁厚さWを長手方向の一方から他方にかけて厚くまたは薄くなるように設ければ、厚さWの薄い側(見かけ硬さが柔らかい側)へと応力を誘導させることができる。例えば靴2のインコース側となる隔壁厚さWを適度に柔らかく(見かけ硬さを)すれば、インコース側へと応力を誘導させつつ応力の分散/累加機能をフォローすることができるのである。
また側凹部14aの形状としては、図7(a)〜(e)に示すような種々の形態が採り得るものであり、上方に向かって垂直ないし傾斜面を有するような状態で形成されている。
まず例えば図2に示す実施例では、緩衝基材10の厚さ寸法tは4mmを有するものであり、これに対し有底凹部11の深さ寸法hは2mmとなっている。
このように有底凹部11の深さ寸法hと緩衝基材10厚さ寸法tとの比は、緩衝基材10が受ける負荷の大きさに応じ、0.4:1〜0.8:1の範囲にあるように設定されている。なお前記有底凹部11の深さ寸法hと緩衝基材10厚さ寸法tとの比が0.4:1より小さい(h/t<0.4)と、緩衝基材に剪断応力が負荷したときに有底凹部11を形成する隔壁13の変形が小さすぎて応力分散性やふんばり感が極めて乏しくなってしまう。また前記比が0.8:1より大きい(h/t>0.8)と、剪断応力に対して容易に変形(座屈)してしまい、ふんばり感が得られない。
因みに深さ寸法hと厚さ寸法tとを異ならせたときのふんばり感は、表1〜3に示したような官能テストによって確認されている。なお表1、2、3はそれぞれ緩衝基材10の高度をアスカーC10、20、40と異ならせたものである。
因みに前記官能テストは、インナーソール(210)に対し図3に示すように母指球と踵との2つの部位のスポンジ部分を裏側から表面布を残してくり抜いてパーツポケット(23)を形成し、その2カ所に緩衝パーツ(1)を有底凹部(11)の開口部が下にくるように設け、ウォーキングシューズに組み付けて実履き試験を行ったものである。
更にこの官能テストは5人の被験者に対して行われたものであり、緩衝パーツ(1)毎に、足への負担やバランスの取れやすさといった全体の歩きやすさや履き心地を意識的に感じるかの有無を確認したものである。そして、その結果として5人が有とした場合を◎、4人が有とした場合を○、3名が有とした場合を△、それより少ない場合(半数未満)を×として採点した。
このように有底凹部11の平均径Dと隔壁厚さWとの比は、1:1〜1:0.3(0.3<W/D<1)の範囲にあるように設定されている。なお平均径Dを1とした場合において、隔壁厚さWが1より大きいと剪断応力が負荷した際に隔壁を介した隣接有底凹部への応力変形伝達が発現し難くなるため、良好な応力分散性が得られない。また、隔壁厚さWが0.3より小さいと剪断応力に対して容易に変形(座屈)してしまい、ふんばり感が得られないばかりか、耐久性を著しく損なってしまう。
なお平均径Dと隔壁厚さWとを異ならせたときのふんばり感も、表1〜3に示したような官能テストによって確認されている。
因みに応力の分散/累加発現部12の開始点を異ならせたときのふんばり感と履き心地は、表4に示したような官能テストによって確認されている。
試料2:試料1と同一外形でかつ有底凹部(11)の内部をドーム状とせず直角としたもの(表4におけるR位置を0%として形成したもの)。
試料3:試料2の底部を除去して貫通させたもの。
(これら試料1、2、3は、有底凹部(11)の形状が異なるのみであり、素材及び外形はまったく同じである。)
試験手法は以下に示すとおりである。
まず繰り返し圧縮試験機を用い、ランニングの着地角度を想定して約10度に傾斜させた透明アクリル板の試料台を用意し、その上に前記試料を入れたインナーソール(210)を、つま先側が下方になるようにして両面粘着テープで試料台に固定して配置する。
そして、母指球と踵部に入れた緩衝パーツ(1)のそれぞれの中央に、重力方向から成人男性の足裏の母指球を想定して曲率φ20mm高さ10mmのドーム型の木材の突起部を設けた加圧子を落下させたときに、この突起部が緩衝パーツ(1)を50%圧縮されるように荷重をかけて、その加圧子を重力方向上下に、1秒に1回の定速往復運動するようにした。
これによりインナーソール(210)は傾斜にしっかりと固定して定位置に留めるとともに、加圧子の突起部が傾斜方向から押圧させることができるので、緩衝パーツ(1)には常に安定した剪断圧縮させるように荷重をかけることができる。
また、試料2は、試料3ほどには著しくズレは生じないものの、次第にパーツポケット(23)内で傾斜台の下方側へ移動して有底凹部(11)の開口部がやや変形した状態になり始めた。
しかし、試料1だけは、ズレも有底凹部(11)の開口部の変形も生じてこなかった。
このような結果から、本願発明の緩衝パーツ(1)は、斜め方向からの荷重を十分に緩衝していることが確認できた。このことから、剪断や圧縮の荷重に対しても安定した緩衝性能を維持しつつ、ウォーキングなどのスポーツシューズで特に重要とされる履き心地や踏んばり感、バランスに貢献していると考えられるものである。
具体的には、硬度がSRIS 0101におけるアスカーCで20〜40のゲル素材が好ましく用いることができ、一例として東レ・ダウコーニング社製CF5056(硬度:SRIS 0101準拠 アスカーC 30)が採用される。
なお緩衝基材10の素材としては上述したシリコーンゲル素材の他にも、ウレタン、ポリエチレン、アクリル、アクリルウレタン、ブタジエン、イソプレン、ブチル、スチレンブタジエン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、フッ素等のゲル素材が適用し得るものである。また、ゲル素材の諸特性に影響のない範囲であれば公知の顔料を添加して色付けしてもよい。更に軽量化を図るために素材100重量部に対して0.1〜3.0重量部の中空フィラーや、足の裏等に発生する摩擦による熱を放熱させるための放熱フィラーを適宜添加してもよい。
また緩衝パーツ1の組み付けは、図3(b)に示すように有底凹部11の開口部を上にする他、図3(c)に示すように有底凹部11の開口部を下にするようにしてもよい。
また図6(b)に示すように、長手方向に沿って区画された三列のブロックB4、B5、B6の内、中央のブロックB5よりも、その外側(左右)のブロックB4、B6が硬質となるようにすることもできる。これによって、長手方向の中央付近へと沈み込ませ応力を誘導させつつ両端側がホールドされるように安定させることができる。
更に図6(c)に示すように、硬質部分がH字状に分布したものとすることもできる。このように見かけ上の硬さをH字状の分布に設定すれば、一方の長手方向から他方にかけて印加される剪断応力と圧縮応力に対して、逆ドーム型の有底凹部11の応力分散と適度な反発弾性を長手方向により十分に発揮することができる。
更には、一方の長手方向から他方の長手方向への緩衝パーツ1上での荷重移動に対して、両端側がホールドされるように安定させることができ、緩衝パーツ1上で安定しスムーズな荷重移動を促すことができ、荷重移動を適切な方向に誘導することができる。
また見かけ上の硬さを異ならせることは、平面視における側凹部14aと有底凹部11との間隔によっても設定することができ、特に有底凹部11同士の中間位置に側凹部14aが位置するようにすると、前述したような応力の分散/累加機能の発現をより全体に発現させることができる。
そして有底凹部11間の距離(隔壁13の厚さ)を十分に確保することで、その部分を特に見かけ硬さが硬いものとすることができるものであり、平面視において緩衝基材10の中央から外側に向かって有底凹部11の大きさや隣接する間隔(隔壁13の厚さ)を少しづつ変化させることにより、図6(a)(b)(c)に示すような硬度分布を実現することができるものである。
更に、緩衝基材10の長手方向の周側縁14の少なくとも一部に設けた側凹部14aが、その形状や位置によって、見かけ硬さでH字状の分布以外の部位にかけて次第に柔らかくなるように設定することによって、母指球の荷重移動を適切な方向に誘導するよう調整することができるのである。
なお、隔壁厚さについて補足するが、上記のケースでは有底凹部11同士が表面上の間隔を並行かつ均等に隣接するように設けておりその間隔を測定したものであるが、有底凹部11の平均径Dに対する隔壁厚さWの割合としたのは、例えば同一形状や相似形状でも配置角度が互いに異なり間隔が並行せず隔壁厚さWが異なる場合や、有底凹部11の形状も配置も異なる複雑に配置させ隔壁厚さWが異なる場合など、様々なケースを想定のうえ考慮し、その場合にはパーツの表面を全体的にみてその平均的な隔壁の幅として捉えるべきであると理解すべきためである。
更にまた有底凹部11の平面形状や、隣接する有底凹部11の間隔、すなわち隔壁13の厚さを全域に亘って細かく調整して、平面視における見かけ硬さを詳細に調整することによって、応力の分散/累加機能の発現しやすさをより繊細に調整することができる。
更にこのとき、周側縁14とパーツポケット23との接触面においては、側凹部14aにより、周側縁14の応力変形が拘束されにくくなっており、更に周側縁14及び有底凹部11が均一に変形しやすくなっているため、周側縁14の変形と、有底凹部11の変形とが共動して、緩衝パーツ1全面に応力を分散させることとなる。
10 緩衝基材
11 有底凹部
11a 底部
111 外側列
112 中央列
12 (応力の)分散/累加発現部
13 隔壁
14 周側縁
14a 側凹部
2 靴
20 アッパー
200 アッパー本体
201 ベロ
202 アンクルパッド
203 ヒールガード
204 トウガード
205 ライン模様
206 靴紐
21 靴底
210 インナーソール
211 ミッドソール
212 アウターソール
23 パーツポケット
B1 ブロック
B2 ブロック
B3 ブロック
B4 ブロック
B5 ブロック
B6 ブロック
D 平均径
h 深さ寸法
t 厚さ寸法
V ベクトル
W 隔壁厚さ
Claims (10)
- 弾性変形可能なゲル素材の緩衝基材から成り、この緩衝基材は、その厚さ方向に向かって設けられた有底凹部を、長手方向に沿って整列させて複数具え、且つこの有底凹部は逆ドーム型であり、有底凹部の深さ方向20%〜100%の範囲から底部中央に向けて円弧を描くように形成され、更に前記有底凹部の平均径に対する隔壁厚さの割合が1:1〜1:0.3の範囲に設定され、更に前記有底凹部の深さ寸法と緩衝基材厚さ寸法との比が0.4:1〜0.8:1の範囲に設定され、前記緩衝基材における周側縁の少なくとも一部には、厚さ方向に切除された状態となっている側凹部が形成され、前記側凹部は、周側縁における隣接した2つの有底凹部のほぼ中間に位置する部位に形成されていることを特徴とする靴底用の緩衝パーツ。
- 弾性変形可能なゲル素材の緩衝基材から成り、この緩衝基材は、その厚さ方向に向かって設けられた有底凹部を、長手方向に沿って整列させて複数具え、且つこの有底凹部は逆ドーム型であり、更に前記緩衝基材における周側縁の少なくとも一部には、厚さ方向に切除された状態となっている側凹部が形成され、前記側凹部は、周側縁における隣接した2つの有底凹部のほぼ中間に位置する部位に形成されたものであることを特徴とする靴底用の緩衝パーツ。
- 前記緩衝基材は硬度がSRIS 0101におけるアスカーCで20〜40のゲル素材から成るものであることを特徴とする請求項2記載の靴底用の緩衝パーツ。
- 前記有底凹部の逆ドーム型形状は、有底凹部の深さ方向20%〜100%の範囲から底部中央に向けて円弧を描くように形成されたものであることを特徴とする請求項2または3記載の靴底用の緩衝パーツ。
- 前記有底凹部の平均径に対する隔壁厚さの割合が1:1〜1:0.3の範囲に設定されていることを特徴とする請求項2、3または4記載の靴底用の緩衝パーツ。
- 前記有底凹部の深さ寸法と緩衝基材厚さ寸法との比が0.4:1〜0.8:1の範囲に設定されていることを特徴とする請求項2、3または4記載の靴底用の緩衝パーツ。
- 前記緩衝基材は、平面視においてブロック毎に見かけ上の硬さを部分的に異ならせたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の靴底用の緩衝パーツ。
- 前記請求項1、2、3、4、5、6または7記載の靴底用の緩衝パーツがソールに組み込まれていることを特徴とする靴。
- 前記靴底用の緩衝パーツのソールへの組み込み個所は、母指球の下方に位置する部分であることを特徴とする請求項8記載の靴。
- 前記靴底用の緩衝パーツは、長尺且つ平板状の形状を採る平面視で台形状の外形を有するものであり、幅方向の長辺側が内側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項8または9記載の靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007224202A JP5248823B2 (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 靴底用の緩衝パーツ並びにこのものを具えた靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007224202A JP5248823B2 (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 靴底用の緩衝パーツ並びにこのものを具えた靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009056007A JP2009056007A (ja) | 2009-03-19 |
JP5248823B2 true JP5248823B2 (ja) | 2013-07-31 |
Family
ID=40552323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007224202A Expired - Fee Related JP5248823B2 (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 靴底用の緩衝パーツ並びにこのものを具えた靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5248823B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10383391B2 (en) | 2014-03-06 | 2019-08-20 | Asics Corporation | Shock absorbing structure and shoe to which the shock absorbing structure is applied |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120052329A (ko) * | 2009-08-03 | 2012-05-23 | 에이치비엔 슈 엘엘씨 | 신발 밑창 |
JP5685343B2 (ja) * | 2012-05-31 | 2015-03-18 | 株式会社アシックス | 発泡成形品、発泡ソール、及びシューズ |
WO2015059743A1 (ja) | 2013-10-21 | 2015-04-30 | 株式会社アシックス | 緩衝構造体 並びにこれを適用したシューズ |
JP5764648B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-08-19 | 李伯曜 | 運動靴 |
CN108348036B (zh) | 2015-09-24 | 2024-07-05 | 耐克创新有限合伙公司 | 具有部分限制的颗粒泡沫 |
JP5966110B1 (ja) * | 2015-09-25 | 2016-08-10 | 株式会社タイカ | 履物用緩衝組成物及び履物用緩衝部材 |
CN117356793A (zh) | 2017-03-16 | 2024-01-09 | 耐克创新有限合伙公司 | 用于鞋类物品的缓冲构件 |
CN110430775B (zh) * | 2017-03-16 | 2022-05-03 | 耐克创新有限合伙公司 | 用于鞋类物品的缓冲构件及制造方法 |
WO2020105089A1 (ja) | 2018-11-19 | 2020-05-28 | 株式会社アシックス | 靴底用部材、靴、及び、靴底用部材の製造方法 |
WO2021016189A1 (en) | 2019-07-25 | 2021-01-28 | Nike Innovate C.V. | Article of footwear |
US11744321B2 (en) | 2019-07-25 | 2023-09-05 | Nike, Inc. | Cushioning member for article of footwear and method of making |
US11607009B2 (en) | 2019-07-25 | 2023-03-21 | Nike, Inc. | Article of footwear |
JP7470841B1 (ja) | 2023-03-31 | 2024-04-18 | 株式会社アシックス | ソールおよびこれを備えた靴 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6343925Y2 (ja) * | 1986-04-11 | 1988-11-16 | ||
DE8901236U1 (de) * | 1989-02-03 | 1990-06-07 | Puma Ag Rudolf Dassler Sport, 91074 Herzogenaurach | Schuh, insbesondere Sportschuh oder Rehabilitationsschuh |
JPH0330703A (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-08 | Asahi Corp | 靴底用衝撃吸収材 |
JP3425630B2 (ja) * | 1994-07-28 | 2003-07-14 | 株式会社ジェルテック | 緩衝エレメント並びにこれを具えた靴 |
JP3462092B2 (ja) * | 1998-09-24 | 2003-11-05 | バレリアンシューズ株式会社 | 靴のインソール構造 |
JP2003038203A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-12 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 履 物 |
JP2004097493A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Geltec Co Ltd | ベッドサイド床面に敷設する緩衝用マット |
-
2007
- 2007-08-30 JP JP2007224202A patent/JP5248823B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10383391B2 (en) | 2014-03-06 | 2019-08-20 | Asics Corporation | Shock absorbing structure and shoe to which the shock absorbing structure is applied |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009056007A (ja) | 2009-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5248823B2 (ja) | 靴底用の緩衝パーツ並びにこのものを具えた靴 | |
CN201332729Y (zh) | 体操鞋 | |
KR101178266B1 (ko) | 다단계 완충칼럼을 갖는 맞춤형 신발 솔 | |
US7694440B1 (en) | Insole cushioning device with repelling magnetic field | |
US20100263228A1 (en) | Sole for shoes enabling exchange of shock-absorbing member | |
US20120272546A1 (en) | Healthy insole | |
US20110232128A1 (en) | Shoe Soles With Damping Foot Pads | |
US20110126422A1 (en) | Shoe sole with compressible protruding element | |
KR101167702B1 (ko) | 볼링화 | |
TW201012407A (en) | Interchangeable midsole system | |
JP2012075864A (ja) | 履物の中敷き | |
CN102715708A (zh) | 具有可缩回牵引元件的物品 | |
US20120324760A1 (en) | Footwear with heel based arcuate panel-shaped impact absorbing resilient concealed tongue | |
US20130133224A1 (en) | Shoe Insole | |
JP5768088B2 (ja) | インソール | |
JP3175544U (ja) | カップインソールジェル製品 | |
CN109008056B (zh) | 一种渐变式减震鞋底 | |
KR20140057461A (ko) | 복수개의 블레이드가 곡면을 이루면서 나란히 배치된 스케이트용 블레이드 조립체 및 이를 구비한 스케이트 | |
JP3168693U (ja) | ボウリングシューズ | |
KR100885066B1 (ko) | 벌집형 충격흡수층이 중창에 구비된 신발 | |
JP5546656B2 (ja) | 健康履物用パーツ | |
CN103005779A (zh) | 一种保健鞋及其使用方法 | |
KR200314880Y1 (ko) | 신발용 중창의 구조 | |
KR20140143648A (ko) | 전방추진강화 및 충격흡수가 가능한 러닝 신발 | |
CN201839877U (zh) | 塑身鞋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100726 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130411 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5248823 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |