JP5247560B2 - 熱交換換気装置および熱交換換気システム - Google Patents

熱交換換気装置および熱交換換気システム Download PDF

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Description

本発明は、熱交換素子により室外空気と室内空気との間で熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置、および該熱交換換気装置を用いた熱交換換気システムに関するものである。
熱交換素子により室外空気と室内空気との間で熱交換を行いながら換気する熱交換換気装置では、例えば霧がかかった日や霧雨の日に運転すると、ミスト(霧水)が装置内に取り込まれて熱交換素子や装置を傷めたり、熱交換素子から水漏れを起こしたりすることがあるので、熱交換素子よりも室外側でミストを捕集する機能を付与することが望まれる。
ミストの捕集は様々な技術分野で既に行われており、種々のミスト捕集装置が知られている。例えば特許文献1には、複数の捕集板を空気の進行方向に対して各々1回以上屈折させて複数の屈折通路を形成するにあたって、個々の捕集板の屈折部を折れ曲げ自在に構成すると共に各捕集板の一端を支持具で連結し、支持具を移動させて屈折通路の屈折角度および通路幅を可変にすることで捕集限界粒径を可変にしたミスト捕集装置が記載されている。
また、特許文献2には、ダクト内にミスト捕集手段を設けると共に該ミスト捕集手段で捕集したミストを回収して貯留するミスト回収溝を設け、該ミスト回収溝に設置したミスト抜取弁を定期的に開成することで、ミスト回収溝に貯留されている水を排出するようにしたミスト回収装置が記載されている。そして、特許文献3には、排気中の油ミスト等を洗浄水に吸収させて浄化し、該浄化後の排気を外気と熱回収手段で熱交換させる排気浄化システムが記載されている。
特開昭59−100326号公報 特開2005−87852号公報 特開2001−299884号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたミスト捕集装置は、捕集したミストの再利用が可能な加湿器に組み込まれて使用されるものであり、捕集したミストを再利用せずに適切に処理することが求められる熱交換換気装置にそのまま適用することはできない。
また、特許文献2に記載されたミスト回収装置では、ミスト捕集手段により捕集されてミスト回収溝に貯留された水を、当該ミスト回収溝に設置されたミスト抜取弁を定期的に開成して排出しなければならないため、部屋の天井等に設置される熱交換換気装置に適用した場合には装置の保守管理が煩雑になる。
そして、排気中の油ミスト等を洗浄水に吸収させて浄化する特許文献3に記載された排気浄化システムは、室外空気中のミストが熱交換換気装置内に侵入するのを防止するための装置としては不向きである。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、室外からのミストの侵入を抑え易いと共に捕集したミストの廃棄が容易な熱交換換気装置、および該熱交換換気装置を用いた熱交換換気システムを得ることを目的とする。
本発明の熱交換換気装置は、筐体内に格納された給気ファンにより筐体の外気吸込口から外気を吸い込み、熱交換素子の給気通路を通して給気口から機外に給気すると共に、筐体内に格納された排気ファンにより筐体の還気口から室内空気を吸い込み、熱交換素子の排気通路を通して筐体の排気口から機外に排気する熱交換換気装置であって、外気吸込口に吸い込まれる外気中のミストを捕集して室外に排出するミスト捕集装置を備えていることを特徴とする。
本発明の熱交換換気装置は、外気中のミストを捕集して室外に排出するミスト捕集装置を備えているので、室外からのミストの侵入を抑え易いと共に捕集したミストの廃棄が容易である。
図1は、本発明の熱交換換気システムの一例を概略的に示す部分断面図である。 図2は、図1に示した熱交換換気システムでのミスト捕集装置を拡大して概略的に示す部分断面図である。 図3は、本発明の熱交換換気装置および熱交換換気システムの各々を構成するミスト捕集装置のうちで塵埃を除去するためのエリミネータを有するものの内部構造の一例を概略的に示す分解斜視図である。 図4は、本発明のうち、ミスト捕集装置が熱交換換気装置の換気装置本体から離隔して配置された熱交換換気装置および熱交換換気システムそれぞれの一例を概略的に示す部分断面図である。 図5は、本発明の熱交換換気システムのうち、本発明の熱交換換気装置とミスト捕集装置を備えていない熱交換換気装置とを用いて構築されものでのミスト捕集装置およびその近傍を概略的に示す部分断面図である。
以下、本発明の熱交換換気装置および熱交換換気システムそれぞれの実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の熱交換換気システムの一例を概略的に示す部分断面図であり、図2は、図1に示した熱交換換気システムでのミスト捕集装置を拡大して概略的に示す部分断面図である。図1に示す熱交換換気システム50Aは、本発明の熱交換換気装置の一例に相当する熱交換換気装置40Aにより外気と室内空気との間で熱交換を行いながら室内を換気するシステムであり、熱交換換気装置40Aに加えて外気ダクト41、給気ダクト42、還気ダクト43、および排気ダクト44を備えている。以下、熱交換換気システム50Aの各構成部材について説明する。
上記の熱交換換気装置40Aは、建物の天井100に埋め込まれて設置される換気装置本体20と、この換気装置本体20の側方に取り付けられたミスト捕集装置30Aと、換気装置本体20に接続されて該換気装置本体20と通信するリモートコントローラ(図示せず)とを備えている。そして、換気装置本体20は、筐体10と、該筐体10に格納された給気ファン13、排気ファン15、および熱交換器17と、筐体10に取り付けられた本体側コントローラ(図示せず)とを有している。
換気装置本体20を構成する筐体10は、板金により形成された直方体状の箱体であり、該筐体10には外気吸込口1a、給気口1b、還気口3a、および排気口3bが形成されている。外気吸込口1aの外側にはミスト捕集装置30Aが取り付けられており、該ミスト捕集装置30Aでの室外側、および給気口1b、還気口3a、排気口3bそれぞれの外側には、ダクト接続部5が1つずつ取り付けられている。また、筐体10内には、該筐体10をその高さ方向に二分すると共に筐体10の中央部で互いに離隔する2つの仕切り板7a,7bが設けられている。
給気ファン13は仕切り板7a上に配置されており、該給気ファン13を運転することにより外気が外気吸込口1aから筐体10内に取り込まれて、給気口1bから室内に吹き出される。排気ファン15は仕切り板7b上に配置されており、該排気ファン15を運転することにより室内空気が還気口3aから筐体10内に取り込まれて、排気口3bから室外に吹き出される。
熱交換器17は、熱交換素子と該熱交換素子を収容した枠体とを有しており、給気ファン13により筐体10内に取り込まれた外気と排気ファン15により筐体10内に取り込まれた室内空気との間で熱交換を行う。上記の熱交換素子としては、例えば、シート状を呈する紙製の仕切り部材と波形を呈する紙製の間隔保持部材とを交互に積層し、仕切り部材とその下の間隔保持部材との間、および仕切り部材とその上の間隔保持部材との間にそれぞれ空気の流路を複数形成した全熱交換型、顕熱交換型、または潜熱交換型の素子が用いられる。仕切り部材の下に形成された各流路と当該仕切り部材の上に形成された各流路とは平面視したときに略直交する。
例えば、個々の仕切り部材の上に形成される複数の流路の各々が熱交換素子での給気通路となり、当該仕切り部材の下に形成される複数の流路の各々が熱交換素子での排気通路となる。熱交換換気装置40Aでは、熱交換素子での各給気通路が水平隔壁7bの下方から水平隔壁7aの上方に達し、各排気通路が水平隔壁7aの下方から水平隔壁7bの上方に達するようにして熱交換器17が配置されている。
ミスト捕集装置30Aは、換気装置本体20での外気吸込口1aの側方に取り付けられている。図2に示すように、このミスト捕集装置30Aは、外箱21と、該外箱21に収容されたミスト捕集部23Aと、外箱21内でのミスト捕集部23Aの下方に配置されたドレンパン25と、該ドレンパン25に接続された排水管27とを有している。外箱21には、外気吸込口1aに連通する筐体側通風口21aと、外気ダクト41に連通する室外側通風口21bとが形成されている。ミスト捕集部23Aは、例えば複数枚のフィンや複数枚のネット等を用いて構成されて、外気吸込口1aに吸い込まれる外気中のミストを捕集する。ドレンパン25は、ミスト捕集部23Aにより捕集されて滴下してくる水を受ける。そして、排水管27は、外気ダクト41内を通って室外にまで延在して、ドレンパン25が受けた水を室外に排出する。
外気ダクト41(図1参照)は、その一端がミスト捕集装置30Aでのダクト接続部5に接続されており、該外気ダクト41の他端は建物の外壁110を貫通して室外に達している。この外気ダクト41には、雨水の侵入を防ぐために筐体10側(ミスト捕集装置30A側)から室外にかけて下り勾配がつけられており、該外気ダクト41での室外側の端には外気フード45(図1参照)が取り付けられている。当該外気ダクト41に上記の下り勾配がつけられていることから、外気ダクト41内を通って室外、具体的には外気フード45にまで延在するミスト捕集装置30Aの排水管27にも、ミスト捕集装置30A側から室外にかけて下り勾配がつけられている。
給気ダクト42(図1参照)は、その一端が筐体10での給気口1bの外側に取り付けられたダクト接続部5に接続されており、該給気ダクト42での他端は、天井100に取り付けられた給気グリル46に接続されている。また、還気ダクト43(図1参照)は、その一端が筐体10での還気口3aの外側に取り付けられたダクト接続部5に接続されており、該還気ダクト43の他端は、天井100に取り付けられて還気グリル47に接続されている。そして、排気ダクト44(図1参照)は、その一端が筐体10での排気口3bの外側に取り付けられたダクト接続部5に接続されており、該排気ダクト44での他端は建物の外壁110を貫通して室外に達している。この排気ダクト44での室外側の端には、排気フード48が取り付けられている。
上述した各構成部材を有する熱交換換気システム50Aでは、リモートコントローラ(図示せず)から送られてくる指令に応じて熱交換換気装置40Aの本体側コントローラ(図示せず)が給気ファン13および排気ファン15それぞれの動作を制御する。
熱交換換気装置40Aにより熱交換換気を行うときには、給気ファン13および排気ファン15の各々が本体側コントローラ起動される。その結果として、外気が外気フード45、外気ダクト41、ミスト捕集装置30A、および外気吸込口1aを通って筐体10内に取り込まれ、熱交換器17の給気通路を経て給気ファン13に達した後に給気口1b、給気ダクト42、および給気グリル46を通って室内に吹き出される。また、室内空気が還気グリル47、還気ダクト43、および還気口3aを通って筐体10内に取り込まれ、熱交換器17の排気通路を経て当該排気ファン15に達した後に排気口3b、排気ダクト44、および排気フード48を通って室外に吹き出される。
このとき、外気フード45から外気ダクト41を通ってミスト捕集装置30Aに達した外気中のミストは、ミスト捕集装置30Aのミスト捕集部23A(図2参照)により捕集され、水滴となってドレンパン25に滴下した後、下り勾配がつけられた排水管27を流れ下って外気フード45から室外に排出される。ミストが捕集された後の外気は、熱交換器17の給気通路を流れるときに当該熱交換器17の排気通路を流れる室内空気との間で熱交換されて空気調和された後、給気グリル46を通って室内に吹き出される。熱交換換気時における筐体10内外での外気および室内空気の流れを判り易くするために、熱交換換気時の外気の流れを図1中に実線の矢印Aで示すと共に、熱交換換気時の室内空気の流れを図1中に破線の矢印Bで示してある。
上述のようにして熱交換換気を行う熱交換換気装置40Aおよび該熱交換換気装置40Aを備えた熱交換換気システム50Aは、外気中のミストをミスト捕集部23Aにより捕集して室外に自然に排出するミスト捕集装置30Aを備えているので、室外からのミストの侵入を抑え易いと共に捕集したミストの廃棄が容易である。霧がかかった日や霧雨の日に長時間熱交換換気を行っても、ミストにより熱交換素子や装置が傷んだり熱交換素子から水漏れが起きたりすることが防止される。
また、換気装置本体20の側方にミスト捕集装置30Aを取り付けているので、熱交換換気装置40Aの設置の際に建物内に並設される点検口105(図1参照)を利用してミスト捕集装置30Aの設置や保守管理を容易に行うことができる。ミスト捕集装置30Aを設けることによる設置作業の効率低下や、保守管理時の作業性の低下も容易に抑えることができる。さらには、外気ダクト41にミスト捕集装置30Aの排水管27(図2参照)を通すので、専用の排水路を新たに確保することなく排水管27を容易に設置することができ、設置コストを最小限に抑え易い。
実施の形態2.
本発明の熱交換換気装置および熱交換換気システムの各々では、塵埃を除去するためのエリミネータをミスト捕集装置でのミスト捕集部とドレンパンとの間に設け、塵埃を吸着したミストがそのままドレンパンに滴下しないように構成することもができる。
図3は、塵埃を除去するためのエリミネータを有するミスト捕集装置の内部構造の一例を概略的に示す分解斜視図である。同図に示すミスト捕集装置30Bは、ミスト捕集部23Bと、該ミスト捕集部23Bの下方に配置されたエリミネータ29と、該エリミネータ29の下方に配置されたドレンパン25と、該ドレンパン25に接続された排水管27とを有しており、ミスト捕集部23B、エリミネータ29、およびドレンパン25の各々は図示を省略した外箱に収容されている。
上記のミスト捕集部23Bとしては、外気中の塵埃により目詰まりを起こしてしまうのを防止するという観点から、複数のフィン23aが並列配置された比較的目の粗いものが用いられている。当該ミスト捕集部23Bおよび上記のエリミネータ29をそれぞれ除いたミスト捕集装置30Bの構成は、図1または図2に示したミスト捕集装置30Aの構成と同様であるので、ここではその説明を省略する。また、ミスト捕集装置30Bを備えた熱交換換気装置および熱交換換気システムの各々の構成は、例えば、図1に示したミスト捕集装置30Aに代えてミスト捕集装置30Bを用いるという点を除き、実施の形態1の熱交換換気装置40Aまたは熱交換換気システム50Aと同様の構成とすることができるので、ここではその図示を省略する。
上述のように構成されたミスト捕集装置30Bでは、ミスト捕集部23Bが外気中のミストを捕集したときに該ミスト捕集部23Bに捕集されたミストに外気中の塵埃が吸着され、塵埃を吸着したミストが水滴となってエリミネータ29に滴下するが、塵埃を吸着したミストはエリミネータ29により水と塵埃に分離され、水のみがドレンパン25に落ちる。そのため、ミスト捕集装置30Bでは、塵埃によって排水管27が詰まってしまうことが防止される。
したがって、当該ミスト捕集装置30Bを備えた熱交換換気装置および熱交換換気システムの各々では、実施の形態1で説明した熱交換換気装置40Aまたは熱交換換気システム50Aに比べても、保守管理が容易になる。
実施の形態3.
本発明の熱交換換気装置および熱交換換気システムの各々では、ミスト捕集装置を熱交換換気装置の換気装置本体から離隔させて配置することもできる。このようにミスト捕集装置を配置するときでも、ドレンパンからの排水管が外気ダクト内を通って室外にまで延在するように当該ミスト捕集装置を配置することが好ましい。ミスト捕集装置内にエリミネータを配置するか否かは適宜選択可能であるが、実施の形態2で説明したように、エリミネータを配置した方が好ましい。
図4は、ミスト捕集装置が熱交換換気装置の換気装置本体から離隔して配置された熱交換換気装置および熱交換換気システムそれぞれの一例を概略的に示す部分断面図である。同図に示す熱交換換気装置40Bは、ミスト捕集装置30Aが換気装置本体20から離隔して配置されているという点を除き、図1に示した熱交換換気装置40Aと同様の構成を有している。また、同図に示す熱交換換気システム50Bは、第1ダクト部41aと第2ダクト部41bとを有する外気ダクト41Aを備えている点、および熱交換換気装置40Aに代えて熱交換換気装置40Bを備えている点をそれぞれ除き、図1に示した熱交換換気システム50Aと同様の構成を有している。図4に示した構成部材のうちで図1に示した構成部材と供給するものについては、図1で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上記の熱交換換気装置40Bでのミスト捕集装置30Aは、換気装置本体20から離隔して建物の外壁110の直ぐ内側に配置されている。このミスト捕集装置30Aは、該ミスト捕集装置30Aに外気を送るための第1ダクト部41aにより室外に連通する一方で、第2ダクト部41bにより装置本体20の外気吸込口1aに連通している。第1ダクト部41aと第2ダクト部41bとは、外気ダクト41Aを構成する。
また、ミスト捕集装置30Aでの排水管27は、第1ダクト部41a内を通って室外にまで延在している。第1ダクト部41aにはミスト捕集装置30A側から室外にかけて下り勾配がつけられており、該第1ダクト部41aに通された排水管27にもミスト捕集装置30A側から室外にかけて下り勾配がつけられている。
このように構成された熱交換換気装置40Bおよび熱交換換気システム50Bの各々では、実施の形態1で説明した熱交換換気装置40Aおよび熱交換換気システム50A(図1参照)と同様に、室外からのミストの侵入を抑え易いと共に、ミスト捕集装置30Aが捕集したミストの廃棄が容易である。また、ミスト捕集装置30Aでの排水管27の管長が実施の形態1での排水管27の管長よりも短くて済むため、ミスト捕集装置30Aの製造コストを抑え易い。
実施の形態4.
本発明の熱交換換気システムは、本発明の熱交換換気装置(以下、「第1熱交換換気装置」という)と、ミスト捕集装置を備えていない熱交換換気装置(以下、「第2熱交換換気装置」という)とを用いて構築することもできる。この場合、第1熱交換換気装置が少なくとも1台用いられ、該第1熱交換換気装置でのミスト捕集装置は、第1熱交換換気装置の外気吸込口に接続されると共に、必要に応じて第2熱交換換気装置の外気吸込口にも接続される。
図5は、第1熱交換換気装置と第2熱交換換気装置とを用いて構築された熱交換換気システムでのミスト捕集装置およびその近傍を概略的に示す部分断面図である。同図に示すミスト捕集装置30Cは、1台の第1熱交換換気装置と2台の第2熱交換換気装置とを用いた熱交換換気システム(図示せず)を構成する。
上記のミスト捕集装置30Cは、実施の形態1で説明したミスト捕集装置30A(図1および図2参照)と同様の構成を有している。このミスト捕集装置30Cは、該ミスト捕集装置30Cに外気を送るための第1ダクト部41aにより室外に連通している。また、ミスト捕集装置30Cは、第2ダクト部41b1により第1熱交換換気装置での装置本体の外気吸込口(図示せず)に連通し、第3ダクト部41b2により第2熱交換換気装置での装置本体の外気吸込口(図示せず)に連通し、第4ダクト部41b3により他の第2熱交換換気装置での装置本体の外気吸込口(図示せず)に連通している。
このように構成された熱交換換気システムでは、実施の形態1で説明した熱交換換気装置40Aおよび熱交換換気システム50A(図1参照)と同様に、室外から各換気装置本体へのミストの侵入をミスト捕集装置30Cにより抑え易いと共に、該ミスト捕集装置30Cが捕集したミストの廃棄が容易である。複数台の換気装置本体へのミストの侵入を1台のミスト捕集装置30Cで抑えることができるので、熱交換換気システムの作製コストを抑え易い。
以上、本発明の熱交換換気装置および熱交換換気システムの各々について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上述の形態に限定されるものではない。本発明の熱交換換気装置は、換気装置本体の外気吸込口に吸い込まれる外気中のミストを捕集して室外に自然に排出するミスト捕集装置を備えたものであればよく、換気装置本体の構成は適宜変更可能である。また、ミスト捕集装置でのミスト捕集部、ドレンパン、および排気管の構成も適宜変更可能である。そして、本発明の熱交換換気システムは、本発明の熱交換換気装置を少なくとも1台備えていればよい。本発明については、上述した実施の形態以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
本発明の熱交換換気装置および熱交換換気システムの各々は、家庭用および業務用のいずれの熱交換換気装置または熱交換換気システムとして有用である。
1a 外気吸込口
1b 給気口
3a 還気口
3b 排気口
10 筐体
13 給気ファン
15 排気ファン
17 熱交換器
20 換気装置本体
23A,23B ミスト捕集部
25 ドレンパン
27 排水管
29 エリミネータ
30A,30B,30C ミスト捕集装置
40A,40B 熱交換換気装置
41,41A,41B 外気ダクト
42 給気ダクト
43 還気ダクト
44 排気ダクト
50A,50B 熱交換換気システム

Claims (5)

  1. 筐体内に格納された給気ファンにより前記筐体の外気吸込口から外気を吸い込み、熱交換素子の給気通路を通して給気口から機外に給気すると共に、前記筐体内に格納された排気ファンにより前記筐体の還気口から室内空気を吸い込み、前記熱交換素子の排気通路を通して前記筐体の排気口から機外に排気する熱交換換気装置であって、
    前記筐体に隣接するようにして、室外に通ずる外気ダクトと前記外気吸込口との間に配置され、前記外気ダクトから吸い込まれる前記外気中のミストを捕集して室外に排出し、前記ミストを除去した前記外気を前記外気吸込口に送るミスト捕集装置を備え
    前記ミスト捕集装置は、
    前記外気が内部を通過する外箱と、
    前記外箱に収納され、該外箱内を前記外気が通過する際に衝突した前記ミストを捕集して水滴化するミスト捕集部と、
    前記外箱内での前記ミスト捕集部の下方に配置され、前記ミスト捕集部から水滴として滴下してくる水を受けるドレンパンと、
    前記筐体側から室外にかけての下り勾配をつけて前記外気ダクトの中に配設され、前記ドレンパンが受けた前記水を室外に排出する排水管と、
    を有することを特徴とする熱交換換気装置。
  2. 筐体内に格納された給気ファンにより前記筐体の外気吸込口から外気を吸い込み、熱交換素子の給気通路を通して給気口から機外に給気すると共に、前記筐体内に格納された排気ファンにより前記筐体の還気口から室内空気を吸い込み、前記熱交換素子の排気通路を通して前記筐体の排気口から機外に排気する熱交換換気装置であって、
    室外に通ずる第1のダクト部と、前記外気吸込口に通ずる第2のダクト部とを繋ぐように前記筐体から隔離して配置され、前記第1のダクト部を介して取り込んだ前記外気の中のミストを捕集して室外に排出し、前記ミストを除去した前記外気を前記第2のダクト部を介して前記外気吸込口に送るミスト捕集装置を備え、
    前記ミスト捕集装置は、
    前記外気が内部を通過する外箱と、
    前記外箱に収納され、該外箱内を前記外気が通過する際に衝突した前記ミストを捕集して水滴化するミスト捕集部と、
    前記外箱内での前記ミスト捕集部の下方に配置され、前記ミスト捕集部から水滴として滴下してくる水を受けるドレンパンと、
    前記筐体側から室外にかけての下り勾配をつけて前記第1のダクト部の中に配設され、前記ドレンパンが受けた前記水を室外に排出する排水管と、
    を有することを特徴とする熱交換換気装置。
  3. 前記ミスト捕集装置は、前記ミスト捕集部とドレンパンの間に設けられて外気中の塵埃を除去するエリミネータを更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換換気装置。
  4. 筐体内に格納された給気ファンにより前記筐体の外気吸込口から外気を吸い込み、熱交換素子の給気通路を通して給気口から機外に給気すると共に、前記筐体内に格納された排気ファンにより前記筐体の還気口から室内空気を吸い込み、前記熱交換素子の排気通路を通して前記筐体の排気口から機外に排気する熱交換換気装置と、該熱交換換気装置の前記外気吸込口に外気を送るための外気ダクトとを備えた熱交換換気システムであって、
    記熱交換換気装置は、前記筐体よりも室外側に配置され、前記外気ダクトから吸い込まれる前記外気中のミストを捕集して室外に排し、前記ミストを除去した前記外気を前記外気吸込口に送るミスト捕集装置を備え
    前記ミスト捕集装置は、
    前記外気が内部を通過する外箱と、
    前記外箱に収納され、該外箱内を前記外気が通過する際に衝突した前記ミストを捕集して水滴化するミスト捕集部と、
    前記外箱内での前記ミスト捕集部の下方に配置され、前記ミスト捕集部から水滴として滴下してくる水を受けるドレンパンと、
    前記ドレンパンが受けた前記水を室外に排出する排水管と、
    を有し、
    前記排水管は、前記筐体側から室外にかけての下り勾配をつけて前記外気ダクトの中に配設されている
    ことを特徴とする熱交換換気システム。
  5. 筐体内に格納された給気ファンにより前記筐体の外気吸込口から外気を吸い込み、熱交換素子の給気通路を通して給気口から機外に給気すると共に、前記筐体内に格納された排気ファンにより前記筐体の還気口から室内空気を吸い込み、前記熱交換素子の排気通路を通して前記筐体の排気口から機外に排気する複数の熱交換換気装置と、
    室外に通ずる第1のダクト部と、前記複数の熱交換換気装置の各々の前記外気吸込口に通ずる複数の第2のダクト部と、
    前記複数の第2のダクト部の各々と、前記第1のダクト部とを繋ぐように前記複数の熱交換換気装置の各々の前記筐体から隔離して配置され、前記第1のダクト部を介して取り込んだ前記外気の中のミストを捕集して室外に排出し、前記ミストを除去した前記外気を複数の前記第2のダクト部を介して前記複数の熱交換換気装置の各々の前記外気吸込口に送るミスト捕集装置と、
    を備え、
    前記ミスト捕集装置は、
    前記外気が内部を通過する外箱と、
    前記外箱に収納され、該外箱内を前記外気が通過する際に衝突した前記ミストを捕集して水滴化するミスト捕集部と、
    前記外箱内での前記ミスト捕集部の下方に配置され、前記ミスト捕集部から水滴として滴下してくる水を受けるドレンパンと、
    前記ドレンパンが受けた前記水を室外に排出する排水管と、
    を有し、
    前記排水管は、前記筐体側から室外にかけての下り勾配がつけられて前記第1のダクト部の中に配設されている
    ことを特徴とする熱交換換気システム。
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