JP5240557B2 - 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関するものである。
従来から、トナーと磁性キャリアとを含む二成分の現像剤を用いた現像装置を備える画像形成装置が広く用いられている。この種の画像形成装置として、現像に伴ってトナーを消費する現像装置内の現像剤に対して、必要に応じてトナー収容器からトナーを補給することで、現像剤のトナー濃度を所定範囲内に維持するものがある。かかる構成では、現像剤内のキャリアは殆ど消費されず繰り返し使用されるため、画像を出力するにしたがってキャリアの表層のコート層が磨耗したり逆にコート層にトナー樹脂や添加剤が付着したりする。これにより、キャリアのトナーを帯電させる能力が徐々に低下して、キャリアが劣化した状態となる。キャリアの劣化が進行するとトナーの帯電量が低下し、地肌部汚れやトナー飛散などを引き起こすため、この種の画像形成装置では定期的にサービスマンがユーザーを訪問してキャリアの交換を行っていた。このために、メンテナンス費用がかかり画像形成の単価が高くなってしまっていた。
特許文献1には、キャリアとトナーとを混合したプレミックス現像剤を現像装置内の現像剤に補給してトナー濃度の回復を図りながら、増加量分の現像剤を現像装置から排出させる現像装置が記載されている。かかる構成では、現像剤の排出によって古くなったキャリアを少しずつ現像装置内から排出しつつ、プレミックス現像剤中の新しいキャリアを現像装置内の現像剤に補給する。そして、このような排出と補給とによって現像剤中のキャリアを少しずつ新たなものに交換していくことで、キャリアの交換作業を省くことができる。
また、特許文献1の現像装置では、現像剤搬送路全体の現像剤量の増減に応じて現像剤の嵩が増減する位置の所定の高さに、現像剤を装置外に排出する現像剤排出口を備えている。この現像装置では、プレミックス現像剤が補給され、現像装置内の現像剤量が増加すると、供給搬送路内の現像剤の嵩が高くなる。このとき、現像剤排出口を設けた位置で、現像剤排出口の高さまで到達した現像剤は現像剤排出口から現像装置外部へ排出される。
また、特許文献2には、現像剤排出口を開閉する現像剤排出手段たるシャッタを設け、トナー濃度が低下してプレミックス現像剤が補給されると同時にシャッタを開いて、現像剤を現像剤排出口から排出する現像装置が記載されている。
また、特許文献2の現像装置では、トナー濃度に基づいて、シャッタによる現像剤排出口の開口面積を調整して、所定量の現像剤が排出されるよう制御している。
特開2005−292511号公報 特許第3264765号公報
しかしながら、特許文献1に記載の現像装置においては、現像剤搬送路内を搬送される現像剤の移動の勢いや、現像剤に搬送力を与える搬送部材たる現像剤搬送スクリュの回転する力などによって現像剤が飛び跳ねて、飛翔した現像剤が現像剤排出口から排出されることがある。飛び跳ねた現像剤が排出される場合、現像剤搬送路内を搬送される現像剤が適正な量の状態や、適正な量を下回る状態であっても、飛び跳ねた現像剤が排出されるおそれがある。これは、現像装置内の現像剤量が増加していないにもかかわらず現像剤が排出される状態である。そして、現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口から現像剤が排出されると、現像装置内の現像剤量が必要量を下回ってしまう。その結果、現像剤担持体に充分に現像剤を供給できなくなり、画像濃度が出なくなるという不具合を発生させる。
特許文献2に記載のように、シャッタを設けて、プレミックス現像剤が補給されるときだけシャッタを開いて、現像剤を現像剤排出口から排出するように構成することで、現像剤搬送スクリュの回転する力などによって現像剤が飛び跳ねて、飛翔した現像剤が現像剤排出口から排出されることを抑制することができる。これにより、現像装置内の現像剤量の低下を抑制することができる。
しかしながら、特許文献2においては、トナー濃度に基づいて現像剤排出量を制御しており、現像装置内の現像剤量に基づいて現像剤排出量を制御していないので、次のような問題があった。すなわち、現像剤の劣化や環境変動などによって現像剤の流動性が低下すると、現像剤搬送路から現像剤排出口へと現像剤をスムーズに排出するのが困難となる。そのため、シャッタを開いて現像剤を排出するときに現像剤排出口から所定量の現像剤が排出されず、現像剤搬送路内の現像剤量が必要以上に多くなってしまう。その結果、現像装置から現像剤が溢れ出すなどの不具合を発生させるという問題である。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像剤搬送路内の現像剤量を適正量に保つことのできる現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、現像剤を搬送する現像剤搬送部材を有し、現像剤を搬送するための現像剤搬送路と、現像剤補給口から該現像剤搬送路へ現像剤を補給する現像剤補給手段と、該現像剤を装置外部へ排出する現像剤排出手段と、を備えた現像装置において、上記現像剤搬送路は、上記現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送路と、上記潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送路と同方向に搬送する現像剤回収搬送路と、現像に用いられずに該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤と、該現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の現像剤搬送方向の下流側まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送路とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を該現像剤供給搬送路に供給する現像剤攪拌搬送路とであり、上記供給搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍の現像剤量を検知する第1の現像剤量検知手段と、該第1の現像剤量検知手段により現像剤量が所定の量よりも少ないことが検知された場合に、現像剤を補給するよう上記現像剤補給手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記現像剤回収搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部から上記攪拌搬送路の上記現像剤回収搬送路から回収現像剤の供給を受ける箇所までの間のいずれかの位置における現像剤を検知する第2の現像剤量検知手段を備え、上記制御手段は、上記第2の現像剤量検知手段により現像剤量が所定量よりも多いことが検知された場合に、上記現像剤排出手段を駆動する制御を行うよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の現像装置において、上記現像剤排出手段は、装置外部へ現像剤を搬送する排出スクリュウを有しており、上記制御手段は、少なくとも上記第2の現像剤量検知手段の検知結果に基づいて、上記排出スクリュウの駆動のON/OFFの制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の現像装置において、上記現像剤排出手段は、上記排出スクリュウが配置された排出経路と上記現像剤搬送路との連通を開閉するシャッター手段を備えており、上記制御手段は、少なくとも上記第2の現像剤量検知手段の検知結果に基づいて、上記シャッター手段の開閉を制御することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの現像装置において、上記制御手段は、少なくとも上記第1の現像剤量検知手段の検知結果に基づいて現像剤補給手段の現像剤補給開始を制御することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの現像装置において、上記現像剤攪拌搬送路は、現像に用いられずに上記現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された余剰現像剤と、上記現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送路とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を該現像剤供給搬送路に供給するものであることを特徴ととする現像装置。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの現像装置において、上記現像剤搬送路内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を備え、上記現像剤補給手段は、トナーとキャリアとを独立制御で該現像剤搬送路に補給可能であり、上記トナー濃度検知手段の検知結果に基づいてトナーとキャリアとの補給割合を設定することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像を担持する像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、該現像手段として、請求項1乃至7いずれかのの現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、現像手段と、像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能であるプロセスカートリッジにおいて、上記現像手段として、請求項1乃至いずれかの現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、本発明によれば、供給搬送路の現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍の現像剤量を検知する第1の現像剤検知手段で検知して、第1の現像剤検知手段の検知結果に基づいて、装置内の現像剤量を制御することで、次の効果を得ることができる。
すなわち、供給搬送路の現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍は、供給搬送路の現像剤が少なくなったときに現像剤が枯渇し始める位置である。よって、この場所の現像剤量を制御することで、装置内の現像剤量が少なくなりすぎて発生する画像濃度不足を抑制することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の感光体1が並行配設されたタンデム型のカラーレーザー複写機(以下、単に「複写機」という)の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機はプリンタ部100、これを載せる給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kからなる画像形成ユニット20を備えている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kは、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラック用の部材であることを示している(以下同様)。プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kの他には、光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などが配設されている。
光書込ユニット21は、図示しない光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述の感光体1の表面にレーザ光を照射する。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体1、帯電器、現像装置4、ドラムクリーニング装置、除電器などを有している。
以下、イエロー用のプロセスカートリッジ18について説明する。
帯電手段たる帯電器によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置4Yによって現像されてYトナー像となる。
Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト110に一次転写される。一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。
Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
次に、中間転写ユニットについて説明する。
中間転写ユニット17は、中間転写ベルト110やベルトクリーニング装置90などを有している。また、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト110は、張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト110の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト110をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体1と一次転写バイアスローラとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト110上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト110上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト110の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置90によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方のローラは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト110及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト110と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、この一方の張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト110上の4色トナー像をベルト側からこの一方の張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト110上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。なお、このように一方の張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
複写機本体の下部に設けられた給紙装置200には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙を給紙路46に向けて送り出される。
給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46は、複数の搬送ローラ対47と、その路内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト110上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って上記二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト110上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、定着ベルト26を2本のローラによって張架しながら無端移動せしめるベルトユニットと、このベルトユニットの一方のローラに向けて押圧される加圧ローラ27とを備えている。これら定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。ベルトユニットにおいける2本のローラのうち、加圧ローラ27から押圧される方のローラは、内部に図示しない熱源を有しており、これの発熱によって定着ベルト26を加圧する。加圧された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。この加熱やニップ圧の影響により、フルカラー画像が転写紙に定着せしめられる。
定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかする。
図示しない原稿のコピーがとられる際には、例えばシート原稿の束が原稿自動搬送装置400の原稿台30上セットされる。但し、その原稿が本状に閉じられている片綴じ原稿である場合には、コンタクトガラス32上にセットされる。このセットに先立ち、複写機本体に対して原稿自動搬送装置400が開かれ、スキャナ300のコンタクトガラス32が露出される。この後、閉じられた原稿自動搬送装置400によって片綴じ原稿が押さえられる。
このようにして原稿がセットされた後、図示しないコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ300による原稿読取動作がスタートする。但し、原稿自動搬送装置400にシート原稿がセットされた場合には、この原稿読取動作に先立って、原稿自動搬送装置400がシート原稿をコンタクトガラス32まで自動移動させる。原稿読取動作では、まず、第1走行体33と第2走行体34とがともに走行を開始し、第1走行体33に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第2走行体34内に設けられたミラーによって反射せしめられ、結像レンズ35を通過した後、読取センサ36に入射される。読取センサ36は、入射光に基づいて画像情報を構築する。
このような原稿読取動作と並行して、各プロセスカートリッジ18Y,M,C,K内の各機器や、中間転写ユニット17、二次転写装置22、定着装置25がそれぞれ駆動を開始する。そして、読取センサ36によって構築された画像情報に基づいて、光書込ユニット21が駆動制御されて、各感光体1Y,M,C,K上に、Y,M,C,Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙装置200内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ42の1つが選択回転せしめられ、ペーパーバンク43内に多段に収容される給紙カセット44の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて反転給紙路46に進入した後、搬送ローラ対47によって二次転写ニップに向けて搬送される。このような給紙カセット44からの給紙に代えて、手差しトレイ51からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ50が選択回転せしめられて手差しトレイ51上の転写紙を送り出した後、分離ローラ52が転写紙を1枚ずつ分離してプリンタ部100の手差し給紙路53に給紙する。
本複写機は、2色以上のトナーからなる他色画像を形成する場合には、中間転写ベルト110をその上部張架面がほぼ水平になる姿勢で張架して、上部張架面に全ての感光体1Y,M,C,Kを接触させる。これに対し、Kトナーのみからなるモノクロ画像を形成する場合には、図示しない機構により、中間転写ベルト110を図中左下に傾けるような姿勢にして、その上部張架面をY,M,C用の感光体1Y,M,Cから離間させる。そして、4つの感光体1Y,M,C,Kのうち、K用の感光体1Kだけを図中反時計回りに回転させて、Kトナー像だけを作像する。この際、Y,M,Cについては、感光体1だけでなく、現像器も駆動を停止させて、感光体1や現像剤の不要な消耗を防止する。
本複写機は、複写機内の下記機器の制御を司るCPU等から構成される図示しない制御部と、液晶ディスプレイや各種キーボタン等などから構成される図示しない操作表示部とを備えている。操作者は、この操作表示部に対するキー入力操作により、制御部に対して命令を送ることで、転写紙の片面だけに画像を形成するモードである片面プリントモードについて、3つのモードの中から1つを選択することができる。この3つの片面プリントモードとは、ダイレクト排出モードと、反転排出モードと、反転デカール排出モードとからなる。
図3は、4つプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kのうちの1つが備える現像装置4及び感光体1を示す拡大構成図である。4つのプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、それぞれ扱うトナーの色が異なる点の他がほぼ同様の構成になっているので、同図では「4」に付すY,M,C,Kという添字を省略している。
図3に示すように感光体1は図中矢印G方向に回転しながら、その表面を不図示の帯電装置により帯電される。帯電された感光体1の表面は不図示の露光装置より照射されたレーザ光により静電潜像を形成された潜像に現像装置4からトナーを供給され、トナー像を形成する。
現像装置4は、図中矢印I方向に表面移動しながら感光体1の表面の潜像にトナーを供給し、現像する現像剤担持体としての現像ローラ5を有している。また、現像ローラ5に現像剤を供給しながら図3の手前方向に現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュ8を有している。供給スクリュ8は、回転軸とこの回転軸に設けられた羽部とを備え、回転することにより軸方向に現像剤を搬送する現像剤搬送スクリュである。
現像ローラ5の供給スクリュ8との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ5に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ12を備えている。
現像ローラ5の感光体1との対向部である現像部から表面移動方向下流側には、現像部を通過した現像済みの現像剤を回収し、回収した回収現像剤を供給スクリュ8と同方向に搬送する回収搬送部材としての回収スクリュ6を備えている。供給スクリュ8を備えた供給搬送路9は現像ローラ5の横方向に、回収スクリュ6を備えた現像剤回収搬送路としての回収搬送路7は現像ローラ5の下方に並設されている。
現像装置4は、供給搬送路9の下方で回収搬送路7に並列して、攪拌搬送路10を設けている。攪拌搬送路10は、現像剤を攪拌しながら供給スクリュ8とは逆方向である図中奥方向に搬送する攪拌搬送部材としての攪拌スクリュ11を備えている。
供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り部材としての第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路9と攪拌搬送路10とを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。
なお、供給搬送路9と回収搬送路7とも第一仕切り壁133によって仕切られているが、第一仕切り壁133の供給搬送路9と回収搬送路7とを仕切る箇所には開口部を設けていない。
また、攪拌搬送路10と回収搬送路7との2つの搬送路は仕切り部材としての第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134は、図中手前側が開口部となっており、攪拌搬送路10と回収搬送路7とが連通している。
現像剤搬送部材である供給スクリュ8、回収スクリュ6及び攪拌スクリュ11は樹脂もしくは金属のスクリュからなっており各スクリュ径は全てφ22[mm]でスクリュピッチは供給スクリュ8が50[mm]の2条巻き、回収スクリュ6及び攪拌スクリュ11が25[mm]の1条巻き、回転数は供給スクリュ8を690[rpm]に、回収スクリュ6及び攪拌スクリュ11を730[rpm]に設定している。
現像ローラ5上にステンレスからなる現像ドクタ12によって薄層化された現像剤を感光体1との対向部である現像領域まで搬送し現像を行う。現像ローラ5の表面はV溝あるいはサンドブラスト処理されておりφ25[mm]のAlもしくはSUS素管からなり、現像ドクタ12及び感光体1とのギャップは0.3[mm]程度となっている。
現像後の現像剤は回収搬送路7にて回収を行い、図3中の断面手前側に搬送され、現像ローラ5上で現像剤が担持される領域の外側である非画像領域部に設けられた第仕切り壁13の開口部で、攪拌搬送路10へ現像剤が移送される。なお、攪拌搬送路10における現像剤搬送方向上流側端部の第仕切り壁13の開口部の付近で攪拌搬送路10の上側に設けられた現像剤補給口95から攪拌搬送路10に現像剤が補給される。
次に、3つの現像剤搬送路内での現像剤の循環について説明する。
図4は現像剤搬送路内の現像剤の流れを説明する現像装置4の斜視断面図である。図中の各矢印は現像剤の移動方向を示している。
また、図5は、現像装置4内の現像剤の流れの模式図であり、図4と同様、図中の各矢印は現像剤の移動方向を示している。
攪拌搬送路10から現像剤の供給を受けた供給搬送路9では、現像ローラ5に現像剤を供給しながら、供給スクリュ8で供給搬送路9の現像剤搬送方向下流側近傍に現像剤を搬送する。そして、現像ローラ5に供給され現像に用いられず供給搬送路9の現像剤搬送方向下流近傍まで搬送された余剰現像剤は第一仕切り壁133の余剰開口部92より攪拌搬送路10に供給される(図5中矢印E)。なお、供給搬送路9の現像剤搬送方向最下流近傍とは、攪拌搬送路10から余剰現像剤が受け渡される余剰現像剤受渡し部となる箇所である。
現像ローラ5から回収搬送路7に送られ、回収スクリュ6によって回収搬送路7の現像剤搬送方向下流近傍まで搬送された回収現像剤は第二仕切り壁134の回収開口部93より攪拌搬送路10に供給される(図5中矢印F)。なお、回収搬送路7の現像剤搬送方向最下流近傍とは、回収現像剤を攪拌搬送路10へと回収現像剤を受け渡す回収現像剤受渡し部となる箇所である。
そして、攪拌搬送路10は、供給された余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌し、攪拌スクリュ11で攪拌搬送路10の現像剤搬送方向下流側近傍であり、供給搬送路9の現像剤搬送方向上流側近傍に搬送し、第一仕切り壁133の供給開口部91より供給搬送路9に現像剤を供給する(図5中矢印D)。なお、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍および供給搬送路9の現像剤搬送方向最上流側近傍は、攪拌現像剤を攪拌搬送路10から供給搬送路9へ受け渡す攪拌現像剤受渡し部となる箇所である。
攪拌搬送路10では攪拌スクリュ11によって、回収現像剤、余剰現像剤及び現像剤補給口95から必要に応じて補給されるトナーを、回収搬送路7及び供給搬送路9の現像剤と逆方向に攪拌搬送する。そして、現像剤搬送方向下流側近傍で連通している供給搬送路9の現像剤搬送方向上流側近傍に攪拌された現像剤を移送する。なお、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部91真下付近には、トナー濃度センサ136が設けられ、センサ出力により後述する現像剤補給手段たる現像剤補給制御装置を作動し、不図示の収容部から現像剤補給を行っている。攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部91真下付近にトナー濃度センサ136を設ける理由は以下のとおりである。後述するように、攪拌搬送路10の現像剤は、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍で現像剤を盛り上がらせることで、攪拌搬送路10の上方に設けられた供給開口部91から供給搬送路9へ供給される。すなわち、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部91真下付近は、現像剤が滞留する場所であり、その場所には常に現像剤が存在して、半ばパッキング状態となっている。その結果、この場所における現像剤は、無稼動での放置や温湿度差といった現像剤の透磁率に変動を及ぼすような外的影響が比較的少ない。その結果、攪拌搬送路10の現像剤最下流側近傍の供給開口部91真下付近にトナー濃度センサ136を設けることで、精度よく現像剤のトナー濃度を検知できるからである。
図5に示す現像装置4では、供給搬送路9と回収搬送路7とを備え、現像剤の供給と回収とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が供給搬送路9に混入することがない。よって、従来の2軸スクリュウによる循環搬送方式の現像装置では許容せざるをえなかった、供給搬送路9の現像剤搬送方向下流側ほど現像ローラ5に供給される現像剤のトナー濃度低下現象を本現像装置4は防止することができる。また、回収搬送路7と攪拌搬送路10とを備え、現像剤の回収と攪拌とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が攪拌搬送路10の途中に落ちることがない。よって、十分に攪拌がなされた現像剤が供給搬送路9に供給されるため、供給搬送路9に供給される現像剤が攪拌不足となることを防止することができる。このように、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が低下することを防止し、供給搬送路9内の現像剤が攪拌不足となることを防止することができるので現像時の画像濃度を一定にすることができる。
なお、図5に示すように、現像装置4の下部から上部への現像剤の移動は矢印Dのみである。矢印Dで示す現像剤の移動は、攪拌スクリュ11の回転で現像剤を押し込むことにより、現像剤を盛り上がらせて攪拌搬送路10の上方に位置する供給搬送路9に現像剤を供給するものである。
このような現像剤の移動は、現像剤に対してストレスを与えることになり、現像剤の寿命低下の一因となる。
このような、現像剤を下方から上方に持ち上げる際に現像剤にストレスがかかり現像剤中のキャリアの膜削れやトナーのスペント化がその個所で発生し、それに伴い画像品質の安定性が保たれなくなってしまう
そこで、本実施形態の現像装置4では、図3に示すように、供給搬送路9を攪拌搬送路10の斜め上方になるように配置している。斜め上方に配置することにより、供給搬送路9を攪拌搬送路10の垂直上方に設け現像剤を持ち上げるものに比べて、矢印Dで示す現像剤の移動における現像剤のストレスを軽減することができる。
図3に示すように、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを斜めの配置関係にしているので、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを垂直に配置した場合よりも供給開口部の高さを低くすることができる。
供給搬送路9を攪拌搬送路10に対して垂直上方に持ち上げることは、重力に逆らって現像剤を攪拌スクリュ11の圧によって持ち上げるので現像剤にストレスがかかる。一方、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを斜めの配置関係にして供給開口部の高さを低くしたことで、下方から上方へ持ち上げる際に、現像剤にかかるストレスを低減することができる。
なお、攪拌搬送路10の現像剤下流側近傍の、攪拌搬送路10と供給搬送路9とが連通している部分の攪拌スクリュ11の軸にフィン部材を設けても良い。このフィン部材は攪拌スクリュ11の軸方向に平行な辺と、攪拌スクリュ11の軸方向に垂直な辺とから構成される板状の部材である。このフィン部材で現像剤を掻き上げることにより、攪拌搬送路10から供給搬送路9へ、より効率的な現像剤の受渡しを行うことができる。
また、現像装置4では、現像ローラ5と供給搬送路9との中心間距離Aが、現像ローラ5と攪拌搬送路10との中心間距離Bよりも短くなるように、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを配置している。これにより供給搬送路9から現像ローラ5に現像剤を無理無く供給することができ、装置の小型化を図ることもできる。
また、攪拌スクリュ11は、図3中の手前側から見て時計回り方向(図中矢印C方向)に回転しており、現像剤は攪拌スクリュ11の形状に沿って現像剤を持ち上げて供給搬送路9に移送させている。これにより、現像剤を効率良く持ち上げることが可能となり現像剤にかかるストレスもより低減することができる。
次に、現像装置4の供給搬送路9、攪拌搬送路10及び回収搬送路7からなる現像剤搬送路への現像剤を補給する位置について説明する。図6は、現像装置4の外観斜視図である。
図6に示すように、現像剤を補給する現像剤補給口95を攪拌スクリュ11を備える攪拌搬送路10の現像剤搬送方向上流端部の上方に設けている。
また、現像剤補給口95としては、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向上流端部の上方に限らず、回収搬送路7の下流端部の上方に設けても良い。
さらに、回収搬送路7から攪拌搬送路10へ現像剤の受渡しを行う箇所である回収開口部93の真上に現像剤補給口95を設けるようにしても良い
次に、現像装置4内の現像装置の入れ替えについて説明する。
図16は、現像剤補給手段である現像剤補給制御装置160の概略構成図である。
同図において現像剤補給制御装置160は、トナー補給装置160aと、キャリア補給装置160bとで構成されている。トナー補給装置160aは、内部にトナー搬送スクリュウ(不図示)を備えたトナー用給送パイプ161aと、トナー搬送スクリュウを回転駆動するトナー搬送用モータ162aと、トナーを収容するトナーカートリッジ163aとで構成されている。トナー用給送パイプ161aの一端は、現像剤補給口95に連結されている。 トナー用給送パイプ161aの他端には、トナー搬送用モータ162aが設けられている。トナー用給送パイプ161aの途中には、トナーカートリッジ163aが連結されている。
キャリア補給装置160bは、内部にキャリア搬送スクリュウ(不図示)を備えたキャリア用給送パイプ161bと、キャリア搬送スクリュウを回転駆動する不図示のキャリア搬送用モータと、キャリアを収容するキャリアカートリッジ163bとで構成されている。なお、キャリアカートリッジ163bには、少量のトナーと混合されたキャリアからなる現像剤を収容してもよい。キャリア用給送パイプ161bの一端は、現像剤補給口95に連結され、他端には、不図示のキャリア搬送用モータが設けられている。キャリア用給送パイプ161bの途中には、キャリアカートリッジ163bが連結されている。
図示しない制御部によってトナー搬送用モータ162aが制御され、トナーカートリッジ163aからトナー用給送パイプ162aに供給されたトナーを搬送スクリュの回転によって現像剤補給口95に搬送し、所定量の新規トナーを現像装置に供給する。
同様に、図示しない制御部によって不図示のキャリア搬送用モータが制御され、キャリアカートリッジ163bからキャリア用給送パイプ161bに供給されたキャリアを不図示のキャリア搬送スクリュの回転によって現像剤補給口95に搬送し、所定量の新規キャリアを現像装置4に供給する。
なお、キャリアカートリッジ163bを4つの各現像装置4Y,4M,4C,4Kで共通化してもよい。この場合は、キャリアカートリッジ163bが、Y色の現像装置の現像剤補給口95Yに連結するY色のキャリア用給送パイプ161bY、M色の現像装置の現像剤補給口95Mに連結するM色のキャリア用給送パイプ161bM、C色の現像装置の現像剤補給口95Cに連結するC色のキャリア用給送パイプ161C、K色の現像装置の現像剤補給口95Kに連結するK色のキャリア用給送パイプ161Kにそれぞれ連通する。
また、図16に示す現像剤補給制御装置160においては、トナー補給装置160aと、キャリア補給装置160bとを設けてトナーとキャリアとを独立して現像剤補給口95に補給しているが、トナーに少量のキャリアを混合させたプレミックストナーを現像剤補給口95に補給してもよい。
図17は、プレミックストナーを現像剤補給口95に補給するプレミックス現像剤補給制御装置160cの概略構成図である。プレミックス現像剤補給制御装置160cは、上述した搬送するものが異なるだけで、トナー補給装置160a、キャリア補給装置160bと構成は同じである。
なお、上記現像剤補給制御装置160は、搬送パイプ内に搬送スクリュウを設け、搬送用モータで搬送スクリュウを回転させることで、現像剤補給口95にトナーやキャリア、プレミックストナーなどを搬送しているが、粉体ポンプを用いて搬送してもよい。
供給搬送路9には、プレミックストナーなどの補給により現像装置4内の現像剤量が必要以上に多くなった場合に現像装置4の外部へ供給搬送路9内の現像剤の一部を排出する現像剤排出手段を有する。現像剤排出手段は、現像剤排出口94と、現像剤排出口94から排出された現像剤を現像装置4の外部に搬送する排出搬送スクリュ2aを備えた排出搬送路2とを有する。排出搬送路2は、仕切り壁135を挟んで供給搬送路9と隣り合うように配置され、現像剤排出口94は、供給搬送路9の現像剤搬送方向下流側端部で供給搬送路9と排出搬送路2とを連通するように仕切り壁135に設けられた開口である。なお、本実施形態においては、現像剤排出口94として現像剤の搬送方向後端から39[mm]の幅で開口させているが、これに限るものではなく後述するような跳ね上げられた現像剤を排出搬送路2へ排出できるように開口させれば良い。
次に、現像剤排出口94を備えた現像装置4について説明する。
図1は、図3と同じ方向から見た供給搬送路9の現像剤搬送方向下流近傍の現像装置4の断面説明図である。
なお、供給搬送路9の現像剤搬送方向下流近傍とは、例えば、供給搬送路9から攪拌搬送路10へと余剰現像剤が受け渡される余剰現像剤受渡し部と供給搬送路9の現像剤搬送方向で同位置となる箇所である。
また、供給搬送路9内の供給スクリュ8の回転方向は、図3でいうところの供給スクリュ8の現像剤搬送方向に向かって右回り(矢印Mの方向)であって、現像ローラ5に対して現像剤を下方から持ち上げて供給する方向に回転している。ここで、供給スクリュ8の回転方向を左回りにし、現像剤を上から振り掛けるようにして現像ローラ5に現像剤を供給すると、現像剤が飛び散りながら現像ローラ5に供給される。一方、供給スクリュ8の回転方向を図3に示すように右回りにすると、現像剤がたまっている供給搬送路9の下方から現像剤を持ち上げるようにして現像ローラ5に現像剤が供給されるようになる。現像剤が飛び散りながら供給するよりも、下方から持ち上げるようにして供給するほうが現像剤の供給性が安定するため、現像装置4では供給スクリュ8の回転方向を図3でいうところの右回りに設定している。
特に本実施形態の現像装置4のように現像ローラ5に供給した現像剤を供給搬送路9へ戻さず、回収搬送路7へ回収するものでは、現像剤量は供給搬送路9の下流に行くにしたがって減少していく。このため、現像剤がたまっている下方からくみ上げて現像ローラ5に供給するもののほうが現像剤の供給性の面では優れている。
ここで、搬送されることで供給搬送路9内を移動する勢いや、現像剤搬送スクリュである供給スクリュ8の回転する力によって供給搬送路9内の現像剤は飛び跳ねる。このように、現像剤が飛び跳ねてしまう場合、供給搬送路9内の現像剤排出口94を設けた位置を搬送される現像剤が適正な量の状態や、適正な量を下回る状態であっても、飛び跳ねた現像剤が排出される恐れがある。このように飛び跳ねた現像剤が排出される状態であると、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口94から現像剤が排出されることがあり、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、感光体1への現像剤の供給が不安定になる恐れがある。そして、感光体1への現像剤の供給が不安定になると画像抜けなどの異常画像が発生する。
そのため、本実施形態においては、図7に示すように現像剤排出口94にシャッタ96を設けており、図8に示すように、現像剤の排出を行う必要がある場合には制御部から信号を送り図示しないソレノイドによってシャッタ96を図9に示すように現像剤排出口94を開口するように動かし、現像剤の排出を行う必要が無い場合には制御部から信号を送り上記ソレノイドによってシャッタ96を図10に示すように現像剤排出口94が閉口するように動かしている。これにより、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口94から現像剤が排出され、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、感光体1への現像剤の供給が不安定になるのを抑制することができる。なお、シャッタ96の開閉方法は図9及び図10に示したものに限らず、上下方向乃至左右方向にシャッタ96をスライドさせることによって開閉する構成でも良い。
図18は、左右方向にシャッタ96をスライドさせることによって開閉する構成を示す図である。
図18に示すように、シャッタ96は、横長に形成された長穴を有しており、この長穴には現像装置4の側壁から突出するガイドピン141が挿入されている。そして、ガイドピン141を長穴の図中左端に突き当てる位置と、図中右端に突き当てる位置との間で、スライド移動可能になっている。
シャッタ96の図中右側方には、シャッタ駆動手段であるソレノイド150が配設されており、その駆動軸152の先端をシャッタ96の端部に引っ掛けている。励磁に伴って駆動軸152をソレノイド本体151内に引っ込めるタイプのソレノイドであり、駆動によってシャッタ96を図中左側から右側に向けてスライド移動させる。これにより、図示のように、シャッタ96が現像剤排出口94との対向位置から退避して、現像剤排出口94を開く。
シャッタ96には、コイルバネ145がシャッタ96を図中右側から左側に向けて付勢するように固定されている。ソレノイド150の駆動が停止されると、図19に示すように、シャッタ96がコイルバネ145の収縮力によって図中右側から左側に向けてスライド移動せしめられて、現像剤排出口94を閉じる。
また、制御部によるシャッタ開閉の制御は図9、図10に示す現像剤検知センサ97検知結果に基づいて行っている。
図11に現像剤検知手段たる現像剤検知センサ97,98の設置箇所を示す。図11の領域P(回収搬送路7の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部から攪拌搬送路10の回収搬送路7から回収現像剤の供給を受ける箇所(攪拌搬送路10の回収現像剤受け渡し部))及び領域Q(供給搬送路9の現像ローラ5対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍)の位置に圧電振動方式(透磁率検知方式等の他の現像剤検知方式のセンサでも可能である)の現像剤検知センサ97,98を設置している。領域Pに配置される現像剤嵩高さ上昇検知手段である現像剤検知センサ97は、図9、図10に示すように、攪拌スクリュ11の軸11aよりも上方に配置して、図中点線の領域Rの現像剤を検知する。すなわち、攪拌搬送路10内の現像剤量が増加して、領域Pの現像剤の嵩が上昇して図中点線の領域Rにまで現像剤がくると、現像剤検知センサ97が現像剤を検知して、5Vの出力信号を出力する。一方、領域Pの現像剤の嵩が低下して、図中点線の領域Rにまで現像剤がなくなると、現像剤検知センサ97が現像剤を検知しなくなる。これにより、現像剤検知センサ97は、領域Pにおける現像剤の嵩高さが所定の高さ以上か否かを検知でき、領域Pにおける現像剤嵩高さの上昇を検知できる。
領域Pに現像剤検知センサ97を配置したのは、以下の理由による。領域Pは回収搬送路7から攪拌搬送路10へ現像剤が反転して搬送される位置であり、現像剤量過多による詰まり現象が循環搬送路内で早くから現れる箇所である。そして、詰まり現象が進行するとP領域の上流である回収搬送路内にも嵩上昇が伝播し現像ローラ5の下部に接触してしまう。接触した現像剤の一部はそのまま現像ローラの磁力に引き寄せられてトナー濃度が薄いにもかかわらず、再度、現像ニップに搬送されて濃度ムラを発生させる所謂連れ廻り現象を生じさせるおそれがある。よって、現像剤量過多による詰まり現象によって生じる連れ廻り現象を未然に防ぐべく、いち早く詰まり現象が現れる領域Pに現像剤検知センサ97を配置するのである。
また、領域Qに配置される現像剤嵩高さ減少検知手段である現像剤検知センサ98は、図9、図10に示すように、供給スクリュ8の軸8aよりも下方に配置して、図中点線の領域の現像剤を検知する。すなわち、供給搬送路9内の現像剤量が図中点線の領域Sにある場合は、現像剤検知センサ98が現像剤を検知して、5Vの出力信号を出力する。一方、領域Qの現像剤の嵩高さが低下すると、現像剤検知センサ98が現像剤を検知しなくなる。これにより、現像剤検知センサ98は、領域Qにおける現像剤の嵩が所定の高さ以下か否かを検知でき、領域Qにおける現像剤嵩高さの減少を検知できる。
そして、これらの位置の現像剤の量を現像剤検知センサ97,98によって検知し、領域Pの位置に設置した現像剤検知センサ97の出力(現像剤有り判定時に5V出力、現像剤無し判定時に0V出力)を制御部にフィードバックして、シャッタ96の開閉制御や、排出搬送スクリュ2aを回転駆動させる図示しないモータの駆動制御を行う。なお、現像剤検知センサ97から5Vの出力があったとき(領域Pの現像剤の嵩高さが所定の高さ以上のとき)に現像剤排出口94が開口するようにシャッタ96を動かしたり、排出搬送スクリュ2aを回転駆動させたりしている。また、このように現像剤有りの出力があったときにのみ排出搬送スクリュ2aを回転させることによって、現像剤を排出する必要のないときなどに排出搬送スクリュ2aを無駄に回転させることがなくなるので、省エネルギー化が可能となる。一方で領域Qの位置に設置した現像剤検知センサ98の出力を図16に示した現像剤補給制御装置160にフィードバックしてトナーとキャリアを補給する。また、現像剤補給制御装置160が、図17に示すように、プレミックストナーを現像剤補給口95に補給するものの場合は、プレミックストナーを補給する。なお、フィードバック制御は図12のように行い、詳しい制御は後述する。
また、本実施形態のように現像剤を跳ね上げて排出するような構成では、現像剤の排出量を測定しづらいため現像剤を必要以上に排出してしまう恐れがある。そのため、本実施形態のように現像剤検知センサ97による現像剤量を検知結果に基づいて現像剤の排出を制御することは、現像剤を必要以上に排出してしまうなどの不具合が生じるのを抑制するのに有効である。
なお、領域Pの現像剤検知センサ97の設置箇所に関しては次の理由で決定した。本実施形態で使用した現像装置4においてはトナー濃度8%にて600g以上の現像剤が入ると、攪拌スクリュ11は現像剤の搬送能力限界に達してしまい領域Pにおける攪拌搬送路10の回収搬送路7から回収現像剤の供給を受ける(攪拌搬送路10の回収現像剤受け渡し部位置で滞留を起こし始める。さらに現像剤の量を増加させると、その滞留は回収搬送路7の現像剤搬送方向上流まで影響を及ぼし、ついには、回収搬送路7の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部にまで影響を及ぼしてしまう。そして、回収搬送路7の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部の現像剤嵩高さが所定値以上上昇すると、前述した連れ廻り現象を発生させてしまう。更には滞留現象が進行すると、現像ローラ5と下ケースとの隙間から現像剤があふれ出てしまう不具合を発生させる。そのため、本実施形態では、現像装置4に600gの現像剤が入ると図9、10に示す点線の領域Rにて現像剤検知センサ97が現像剤有りを検知する高さに現像剤検知センサ97を設置した。
また、領域Qの現像剤検知センサ98の位置に関しては次の理由で決定した。本実施形態で使用した現像装置4においてはトナー濃度8%にて現像剤の量が400gを下回ると供給搬送路9の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍で現像剤の量が少なくなるため、供給搬送路9の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍にて現像スリーブに充分に現像剤を供給できなくなり、ここに対応した位置で画像濃度が出なくなるという不具合を発生させる。そのため、本実施形態では、現像装置4の現像剤の量が450gを下回ると図9、10に示す点線の領域Sの位置にて現像剤検知センサ98が現像剤無しを検知する高さに現像剤検知センサ98を設置した。
つまり、領域P及び領域Qのように、現像剤の量が上限を超えた時の不具合や現像剤の量が下限を下回ったときの不具合を起こす位置の近くで現像剤の量を検知することで、より確実に上記したような不具合が生じるのを防止できるようにしている。
次に、本実施形態の現像装置4を用いた実験により確認した具体的な現像装置内での現像剤溢れの発生メカニズムを図13に示す。回収搬送路7から攪拌搬送路10に搬送されてきた現像剤と供給搬送路9から攪拌搬送路10に搬送された現像剤が合流する位置(図13の領域R)で現像剤過多になると、この位置で現像剤が滞留を起こし、この位置の現像剤の嵩が上昇する(図14参照)。さらに現像剤量が増加していくと滞留範囲が上流に広がっていく。そして、滞留による現像剤の嵩上昇変動が回収搬送路7の現像ローラ範囲α(現像ローラ5と下ケースの開口部がある地点)にまで達してしまい、この位置の現像剤の嵩が上昇してしまうと、現像ローラ5と下ケースとの開口部から溢れ出るのが現像剤溢れのメカニズムである。このようなメカニズムによって現像剤溢れが発生するため、本実施形態のように、現像剤の嵩の上昇が現像ローラ範囲αに達するより前の位置、言い換えれば、回収搬送路7の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部と攪拌搬送路10の回収現像剤受け渡し部との間に現像剤検知センサ97を設けて滞留が現像ローラ範囲αに達する前に現像剤検知センサ97の出力を現像剤の排出動作にフィードバックすることで現像剤溢れを未然に防ぐことが可能になる。
次に、現像ローラ5上の現像剤枯渇のメカニズムは次のようになっている。供給搬送路9の現像剤は現像ローラ5に現像剤を供給しつつ下流に運ばれていく。その為、供給搬送路9の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍(図13の領域S)では供給搬送路9の現像剤搬送方向上流に比べて現像剤が少なくなることになる。よって、供給搬送路9に現像剤が充分に無い場合においては供給搬送路9の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍で供給搬送路9から現像ローラ5に供給するだけの充分な現像剤が確保できなくなる。現像ローラ5に充分な現像剤が供給できなくなった場合に現像ローラ5上の現像剤の枯渇が発生してしまう。そして、現像ローラ5上の現像剤の枯渇が発生した部分においては適切な画像濃度がでないなどの不具合が発生する。
本実施形態では、現像剤検知センサ97を回収搬送路7の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部と攪拌搬送路10の回収現像剤受け渡し部との間に設け、現像剤検知センサ97の出力を排出搬送スクリュ2aの駆動ON/OFF、及び、シャッタ96の開閉動作にフィードバックする。また、上記したように現像剤検知センサ98を現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍に設け、現像剤検知センサ98の出力を現像剤補給制御装置160が図16に示すように、トナー補給とキャリア補給を独立で行う装置の場合は、トナー補給、キャリア補給にフィードバックする。また、現像剤補給制御装置160が図17に示すように、プレミックストナー(キャリア10%をブレンド)を補給するものである場合は、プレミックストナー補給にフィードバックする。
なお、図12に示したように現像剤検知センサ97,98の具体的なフィードバック方法は次のようになっている。現像剤検知センサ98は現像装置4内の現像剤の嵩が(TC8%初期剤で)450g以上で現像剤有り(1)を検知し、出力が現像剤無し(0)になると、トナー濃度センサの出力から現像装置内のTC(トナー濃度)を検出し、狙いのTC(本実施形態では現像装置内のTCと同じTC)になるように現像剤補給手段である現像剤補給制御装置160を制御する。図16に示したトナーとキャリアとを独立で補給する現像剤補給装置においては、トナー濃度センサの出力値からトナーとキャリアとの補給割合を設定して、それぞれ設定したトナー量、キャリア量を現像剤補給口95へ供給する。図17に示したプレミックストナー(キャリア10%をブレンド)を補給する現像剤補給装置の場合は、狙いのTC(トナー濃度)となるようにプレミックストナーを補給する。
現像剤検知センサ97は現像装置内の現像剤の嵩が(TC8%初期剤で)600g以上で現像剤有り(1)を検知し、現像剤排出口94のシャッタ96を開けて(1)排出搬送路2に現像剤が送り込まれるようにし、排出スクリュの駆動をON(1)にして現像剤を排出する。
図15は、各現像剤検知センサ97,98の出力と現像装置内の現像剤量との関係を示したものである。図15に示すように、本構成によって現像装置内の現像剤の量は、現像ローラ5上の現像剤枯渇の発生する現像剤量400g以下及び現像剤溢れの発生する630g以上にはならず、不具合のない安定した現像剤量の範囲を維持できる。
以上、本実施形態によれば、上記現像剤搬送路は、現像ローラ5の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、現像ローラ5に現像剤を供給する現像剤供給搬送路9である供給搬送路9と、感光体1と対向する箇所を通過後の現像ローラ5上から回収された現像剤を現像ローラ5の軸線方向に沿って、且つ、供給搬送路9と同方向に搬送する現像剤回収搬送路である回収搬送路7と、現像に用いられずに供給搬送路9の現像剤搬送方向の下側まで搬送された余剰現像剤と、現像ローラ5から回収され回収搬送路7の現像剤搬送方向の下側まで搬送された回収現像剤との供給を受け、現像ローラ5の軸線方向に沿って、且つ、余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌しながら供給搬送路9とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を供給搬送路9に供給する現像剤搬送路である攪拌搬送路10とであり、回収搬送路7の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部と攪拌搬送路10の回収現像剤受け渡し部との間に現像剤嵩高さ上昇検知手段である現像剤検知センサ97を設けている。これにより、現像剤検知センサ97が設けられた場所は、過剰の現像剤が入ると現像剤の滞留が発生して現像剤の嵩が上昇する場所であり、且つ、滞留が現像ローラ5とケースとの開口部より前で現像剤の嵩上昇を検知することができる場所である。そのため、滞留による急激な嵩の上昇で高い検知感度を得ることが可能であり、且つ、滞留による嵩上昇が現像ローラ5とケースとの開口部に達する前に現像剤有りを検知し、現像剤溢れや連れ回りなどの現像剤過剰による不具合を現像剤検知センサ97の出力から未然に察知することができる。
また、本実施形態によれば、現像剤検知センサ98を供給搬送路9の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍に設けている。これにより、供給搬送路9の現像剤が少なくなったときに現像剤が枯渇し始める位置で検知するため、供給搬送路9の現像ローラ5との対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍で現像剤が枯渇するなどの不具合を現像剤検知センサ98の出力から未然に察知することができる。
また、本実施形態によれば、現像剤排出手段は、現像剤排出口へ排出された現像剤を装置外部へ搬送する排出スクリュウ2aを有しており、制御部は、現像剤検知センサ97の検知結果に基づいて、排出スクリュウ2aの駆動のON/OFFの制御を行う。これにより、現像剤検知センサ97で現像装置内の現像剤の量を検知し、上記制御部による現像剤排出動作へフィードバックを行うことにより、現像剤を排出して現像装置内の現像剤の量を制御することができ、現像装置内の現像剤量を安定に保つことが可能となる。また、現像装置内の現像剤の量に基づいて、排出スクリュウ2aの駆動をON/OFFさせるので、常に、排出スクリュウを駆動させているものに比べて、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、現像剤排出手段は、排出スクリュウ2aが配置された排出搬送路2と現像剤供給搬送路9との連通口である現像剤排出口94を開閉するシャッター手段たるシャッター96を有している。そして、制御部は、現像剤検知センサ97の検知結果に基づいて、シャッターの開閉を制御している。これにより、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口94から現像剤が排出され、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、感光体1への現像剤の供給が不安定になるのを抑制することができる。さらに、現像装置内の古い現像剤と充分に撹拌される前に補給したばかりの多くの新しい現像剤が現像剤排出口94に送られるのを抑制することが可能となり、比較的新しい現像剤を多く排出してしまうといった資源の無駄を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態によれば、制御部は、現像剤検知センサ98の検知結果に基づいて現像剤補給手段である現像剤補給制御装置160を制御する。これにより、現像装置内の現像剤が適正範囲以下になるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、上記現像剤搬送路内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段であるトナー濃度センサと、上記現像剤搬送路にトナーとキャリアとからなる現像剤を補給する現像剤補給手段である現像剤補給制御装置とを有しており、現像剤補給制御装置は、トナーとキャリアとを独立制御で上記現像剤搬送路に補給可能であり、トナー濃度センサの検知結果に基づいてトナーとキャリアとの補給割合を設定する。これにより、キャリアとトナーとを独立に補給できるため、現像剤枯渇を未然に防ぐための現像剤検知センサ98が現像剤無しを検知して補給を要求したときに、現像装置内の現像剤と同等のTCの現像剤を補給することができるため、現像剤の補給によって現像装置内のTCを変化させないことが可能になり、TC変動による画像濃度の変動などの不具合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、感光体1と、感光体1に担持された潜像を現像する現像手段と、上記現像手段に現像剤を補給する現像剤補給手段である現像剤補給制御装置を備えた画像形成装置である複写機において、上記現像手段として本発明の現像装置4を用いることにより、現像剤排出口94を詰まらせることなく現像剤を適切に装置外部へ排出し、現像装置内の現像剤量が必要以上に多くなるのを抑制できる。よって、現像ローラ5への現像剤汲み上げや現像ローラ5からの現像に用いた現像剤の脱離などが適正に行われるので、感光体1上の潜像が適切に現像され良好な画像を得ることができる。なお、現像剤補給制御装置を現像装置4の構成要素として設けても同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、現像手段と、感光体1、帯電手段である帯電器、クリーニング手段であるドラムクリーニング装置より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、複写機本体に対して着脱可能であるプロセスカートリッジ18のおいて、現像手段として本発明の現像装置4を用いることにより、現像剤排出口94を詰まらせることなく現像剤を適切に装置外部へ排出し、現像装置内の現像剤量が必要以上に多くなるのを抑制でき、且つ、現像装置などのメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明の特徴部である現像装置の概略構成図。 本実施形態に係る複写機の概略構成図。 現像装置及び感光体の概略構成図。 現像剤の流れを説明する現像装置の斜視断面図。 現像装置内の現像剤の流れの模式図。 現像装置の外観斜視図。 現像剤排出口にシャッタを設けた現像装置の斜視断面図。 シャッタの開閉動作の制御に係るブロック図。 現像剤排出口をシャッタで開口した状態の現像装置の断面図。 現像剤排出口をシャッタで閉口した状態の現像装置の断面図。 現像剤検知センサの配置位置を示した現像装置の模式図。 フィードバック制御図。 現像装置内での現像剤溢れの発生メカニズムを示した模式図。 現像剤投入量と現像剤嵩の関係とを示すグラフ。 現像剤検知センサの出力と現像装置内の現像剤量との関係を示すグラフ。 トナーとキャリアを独立して現像剤補給口に補給する現像剤補給制御装置の概略斜視図。 プレミックストナーを現像剤補給口に補給する現像剤補給制御装置の概略斜視図。 現像剤排出口を開いた状態の開閉シャッタを、その周囲構成とともに示す側面図。 現像剤排出口を閉じた状態の開閉シャッタを、その周囲構成とともに示す側面図。
符号の説明
1 感光体
2 排出搬送路
2a 排出搬送スクリュ
4 現像装置
5 現像ローラ
6 回収スクリュ
7 回収搬送路
8 供給スクリュ
8a 回転軸
8b 羽部
9 供給搬送路
10 攪拌搬送路
11 攪拌スクリュ
12 現像ドクタ
14 張架ローラ
15 駆動ローラ
16 二次転写バックアップローラ
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
90 ベルトクリーニング装置
91 供給開口部
92 余剰開口部
93 回収開口部
94 現像剤排出口
95 現像剤補給口
96 シャッタ
97 現像剤検知センサ
98 現像剤検知センサ
100 プリンタ部
110 中間転写ベルト
133 第一仕切り壁
134 第二仕切り壁
135 仕切り壁

Claims (9)

  1. 現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、
    現像剤を搬送する現像剤搬送部材を有し、現像剤を搬送するための現像剤搬送路と、
    現像剤補給口から該現像剤搬送路へ現像剤を補給する現像剤補給手段と、
    該現像剤を装置外部へ排出する現像剤排出手段と、を備えた現像装置において、
    上記現像剤搬送路は、上記現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送路と、上記潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送路と同方向に搬送する現像剤回収搬送路と、現像に用いられずに該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向の下流側まで搬送された余剰現像剤と、該現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の現像剤搬送方向の下流側まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送路とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を該現像剤供給搬送路に供給する現像剤攪拌搬送路とであり、
    上記供給搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍の現像剤量を検知する第1の現像剤量検知手段と、
    該第1の現像剤量検知手段により現像剤量が所定の量よりも少ないことが検知された場合に、現像剤を補給するよう上記現像剤補給手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記現像剤回収搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部から上記攪拌搬送路の上記現像剤回収搬送路から回収現像剤の供給を受ける箇所までの間のいずれかの位置における現像剤を検知する第2の現像剤量検知手段を備え、
    上記制御手段は、上記第2の現像剤量検知手段により現像剤量が所定量よりも多いことが検知された場合に、上記現像剤排出手段を駆動する制御を行うよう構成したことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2の現像装置において、
    上記現像剤排出手段は、装置外部へ現像剤を搬送する排出スクリュウを有しており、
    上記制御手段は、少なくとも上記第2の現像剤量検知手段の検知結果に基づいて、上記排出スクリュウの駆動のON/OFFの制御を行うことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項2または3の現像装置において、
    上記現像剤排出手段は、上記排出スクリュウが配置された排出経路と上記現像剤搬送路との連通を開閉するシャッター手段を備えており、
    上記制御手段は、少なくとも上記第2の現像剤量検知手段の検知結果に基づいて、上記シャッター手段の開閉を制御することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかの現像装置において、
    上記制御手段は、少なくとも上記第1の現像剤量検知手段の検知結果に基づいて現像剤補給手段の現像剤補給開始を制御することを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかの現像装置において、
    上記現像剤攪拌搬送路は、現像に用いられずに上記現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された余剰現像剤と、上記現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送路とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を該現像剤供給搬送路に供給するものであることを特徴ととする現像装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかの現像装置において、
    上記現像剤搬送路内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を備え、
    上記現像剤補給手段は、トナーとキャリアとを独立制御で該現像剤搬送路に補給可能であり、上記トナー濃度検知手段の検知結果に基づいてトナーとキャリアとの補給割合を設定することを特徴とする現像装置。
  8. 潜像を担持する像担持体と、
    該像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
    該現像手段として、請求項1乃至7いずれかのの現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  9. 現像手段と、像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能であるプロセスカートリッジにおいて、
    上記現像手段として、請求項1乃至いずれかの現像装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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