JP5237596B2 - 判別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、判別対象に関する複数の特徴量を基に、判別対象のカテゴリを判別する判別装置に関するものである。
従来から、路面を撮影した画像を基に、自動的に路面の状態を判別する判別装置や、シリコンウエハを撮影した画像を基に、自動的にシリコンウエハ上の状態を判別する判別装置等が知られている。これらの判別装置は、画像中に撮影されている被写体の状態を複数のカテゴリに分類し、輝度、彩度等の画像の特徴量を基に、被写体がいずれのカテゴリに属するかを判別することによって、被写体の状態を判別する。
従来の判別装置は、例えば、特徴量を座標軸とした特徴空間において、各カテゴリの教師データの分布を正規分布の集合(混合正規分布)とみなし、各カテゴリのデータの生起確率を示す確率密度関数を推定して、この関数を基に対象データのカテゴリを判別する(特許文献1参照)。
また、従来の判別装置は、特徴空間において、各カテゴリの教師データの分布を代表するデータ(プロトタイプ)を決定して、プロトタイプと対象データとの特徴空間内での距離を基に、対象データのカテゴリを判別する(特許文献2参照)。
特開2004−274431号公報 特開2006−12069号公報
しかしながら、確率密度関数を基に対象データのカテゴリを判別する判別装置では、教師データの分布を正規分布の集合に近似させて確率密度関数を算出するので、教師データの分布が複雑な場合、近似精度が悪く、判別精度が低下するという問題点がある。
また、特徴空間におけるプロトタイプと対象データとの距離を基に対象データのカテゴリを判別する判別装置では、教師データの分布が複雑な場合、プロトタイプが少ないと判別精度が低下し、一方、プロトタイプが多いと判別精度は向上するが計算量が多くなるという問題点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各カテゴリのデータ分布が複雑な場合にも、従来の判別装置と比較して、少ない計算量で精度よく、判別対象の属するカテゴリを判別することができる判別装置を提供することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる判別装置は、複数の節点と該節点をつなぐ線分とよりなる閉領域であって、特徴空間における同一カテゴリのデータ分布形状に対応した前記閉領域についての情報である領域情報を記録する領域情報記録手段と、前記特徴空間における判別対象の位置と前記領域情報とに基づき、前記判別対象のカテゴリを決定するカテゴリ決定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる判別装置によれば、カテゴリ決定手段が、特徴空間における判別対象の位置と、領域情報記録手段に記録されている各カテゴリの領域情報とに基づき判別対象のカテゴリを決定することにより、従来の判別装置と比較して、少ない代表データによって正確に教師データの分布を代表できる領域情報を用いて判別対象のカテゴリを決定するので、教師データの分布が複雑な場合であっても、従来の判別装置と比較して少ない計算量で精度良く、判別対象のカテゴリを判別できるとともに、判別処理にかかる時間を短縮できるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態である判別装置について説明する。なお、各実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分または相当する部分には同一の符号を付している。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかる判別装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、判別装置1は、各種情報を記録する記録部10と、記録部10に記録された情報に基づき、判別対象が属するカテゴリを判別する演算を行う演算部20とを備える。また、判別装置1には、各種情報を入力する入力部30と、判別結果等を出力する出力部40とが接続されている。
記録部10は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵或いはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROM等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現され、各種処理プログラム、各処理の処理パラメータ、処理データ等、演算部20で扱う情報を記録するメモリ11を有する。
また、記録部10は、各カテゴリの領域情報を記憶する領域情報記録部12を有する。領域情報とは、特徴空間において、各カテゴリのデータの分布領域を示す情報であって、具体的には、特徴空間において、各カテゴリのデータの分布に応じて配置された複数の節点および節点どうしを結ぶ線分によって形成される閉領域についての情報である。
演算部20は、記録部10に記憶された各種処理プログラムを実行するCPUによって実現される。特に、演算部20は、領域情報を算出する領域情報算出部21と、領域情報に基づいて、判別対象が属するカテゴリを決定するカテゴリ決定部22とを備える。カテゴリ決定部22は、特徴空間において、判別対象と各カテゴリの閉領域表面との距離を算出する領域表面間距離算出部221を有し、判別対象と閉領域表面との距離を基に、判別対象のカテゴリを決定する。なお、教師データおよび判別対象の特徴量を算出する機構は、判別対象に応じて異なり、本実施の形態では特に言及しない。
入力部30は、各種スイッチ、入力キー、マウス、タッチパネルや、USB,IEEE1394等の通信用インターフェースによって実現され、外部からの各カテゴリの教師データおよび判別対象の特徴量についての情報の入力を受け付ける。なお、入力部30は、各種メモリカード、CD、DVD等の携帯型記憶媒体に対応するインターフェースによっても実現され、この携帯型記録媒体からの各カテゴリの教師データまたは領域情報等の入力を受け付けるようにしてもよい。
出力部40は、液晶ディスプレイ等によって実現され、画像を含む各種情報を表示する。また、出力部40は、オペレータに対して各種処理情報の入力を依頼するGUI(Graphical User Interface)画面を表示する。
次に、図2を参照し、判別対象のカテゴリ決定処理の手順を説明する。図2は、判別装置1のカテゴリ決定処理の流れを示すフローチャートである。まず、演算部20は、判別対象Xの特徴ベクトルを取得する(ステップS101)。
ここで、特徴ベクトルとは、判別対象の特徴を示す複数の特徴量xj(j=1〜K)を、ベクトルとして表現したものであり、一般的には次式(1)に示すように示される。式(1)において、Tは転置、Kは特徴ベクトルの次元、すなわち判別対象Xを示す特徴量の種類の数を示す。本実施の形態では、特徴ベクトルの次元数は2次元(K=2)とする。判別対象または教師データの特徴ベクトルは、特徴空間における判別対象または教師データの座標を示している。
X=(x1、x2、・・・、xKT (1)
次に、カテゴリ決定部22は、特徴空間における各カテゴリの領域情報を領域情報記録部12より取得する(ステップS102)。次に、領域表面間距離算出部221は、特徴空間における、判別対象Xと閉領域Fcの表面との距離Dist_XFcを算出する(ステップS103)。その後、カテゴリ決定部22は、領域情報記録部12に記録されている全てのカテゴリについて距離Dist_XFcを算出したかを判定し(ステップS104)、距離Dist_XFcを算出していないカテゴリがある場合(ステップS104:No)、再度ステップS103の処理を行う。
全てのカテゴリについて距離Dist_XFcを算出した場合(ステップS104:Yes)、カテゴリ決定部22は、距離Dist_XFcが最小となるカテゴリを判別対象Xが属するカテゴリと判別する(ステップS105)。その後、演算部20は、判別対象Xのカテゴリ情報を出力部40に出力し(ステップS106)、判別装置1での処理を終了する。このように、判別装置1は、特徴空間において、判別対象Xと閉領域Fcの表面との距離に基づいて、判別対象Xの属するカテゴリを決定する。
ステップS102では、カテゴリ決定部22は、予め領域情報算出部21によって算出され、領域情報記録部12に記録された領域情報を取得する。本実施の形態では、領域情報算出部21は、自己組織化特徴写像(参考文献:T.コホネン著、徳高平蔵ほか監修:自己組織化マップ、改訂版:シュプリンガー・フェアラーク東京:2005年)を用いて各カテゴリの領域情報を算出する。
自己組織化写像とは、ニューラルネットワークの一種で、例えば入力層と出力層とによって構成される2層のネットワークである。自己組織化写像によれば、事前に設定した代表ベクトル間の繋がり関係を維持したまま、特徴空間内のデータ分布に対応する代表ベクトルを決定することができる。本実施の形態では、各カテゴリの教師データがニューラルネットワークの入力層に入力され、代表ベクトルの繋がり関係が出力層の構成として示される。
以下に、領域情報算出部21が行う領域情報算出処理について説明する。まず、領域情報算出部21は、図3に示すような略円形状の出力層を構成する各節点に対し、特徴空間と同じ次元のランダムな数値ベクトルを割り当てる。この際の数値ベクトルを、節点の数値ベクトル、すなわち代表ベクトルの初期値とする。
その後、領域情報算出部21は、教師データXLの特徴ベクトルに対して、最も類似する数値ベクトルが割り当てられた節点Nwを求める。次いで、領域情報算出部21は、節点Nwおよび出力層において節点Nwの近傍に位置する節点の数値ベクトルを、教師データXLの特徴ベクトルに類似するように修正する。領域情報算出部21は、一つの教師データについて、最も類似する節点の決定と、決定した節点および出力層においてこの節点の近傍に位置する節点の数値ベクトルの修正とを、所定回数、繰り返し行う。
領域情報算出部21は、カテゴリごとに、複数の教師データを用いて節点の数値ベクトルを修正した後、最終的に各節点に割り当てられた数値ベクトルと、各節点の繋がり関係との情報を領域情報として、領域情報記録部12に記録する。
なお、領域情報算出部21が、節点Nwに対してどの程度近傍に位置する節点の数値ベクトルを、節点Nwの数値ベクトルとともに修正するか、および、各節点の数値ベクトルを教師データXLの特徴ベクトルにどの程度類似させるかは、自己組織化写像において用いられる所定の関数を用いて設定する。通常、領域情報算出部21は、修正回数の増加に応じて修正量が少なくなるように設定する。
図4は、2次元特徴空間における教師データの分布の具体例を示す図であり、3種類のカテゴリの教師データの分布を示す図である。これに対し、図5は、図4に示す各カテゴリの教師データの分布に対して自己組織化写像を用いて算出した閉領域を示す図である。図5に示すように、特徴空間において、節点と各節点をつなぐ線分とによって囲まれる閉領域が、教師データの分布領域を示している。したがって、領域情報とは、特徴空間における各カテゴリのデータ分布に対応した代表ベクトルと、その繋がり関係を示す情報であることがわかる。なお、判別装置1は、図5に示すような、閉領域が互いに重なり合わないような複数のカテゴリより、判別対象のカテゴリを判別することとする。
なお、本実施の形態では、領域情報算出部21が、自己組織化写像を用いて閉領域を算出したが、ユーザーが、特徴空間における教師データの分布を目視しながら、教師データの分布形状に合わせて節点の位置および節点の繋がり関係を指定して、教師データの分布領域の輪郭をとり、人為的に閉領域を作成してもよい。閉領域は、教師データの分布形状を反映していれば、教師データのすべてを閉領域に内包しなくてもよい。なお、閉領域は、必ず閉じており有限な領域とする。
また、ステップS103では、領域表面間距離算出部221は、以下の処理手順に従い、特徴空間における判別対象Xと各カテゴリの閉領域Fcの表面との距離Dist_XFcを算出する。図6は、判別対象Xと所定のカテゴリの閉領域Fcとの距離を算出する手順を示すフローチャートである。図6に示すように、まず、領域表面間距離算出部221は、特徴空間において、判別対象Xと所定のカテゴリの閉領域Fcの各節点Vciとの距離Dist_XVciを算出する(ステップS1031)。
その後、領域表面間距離算出部221は、節点Vciのうち、判別対象Xに最も近い節点Vci’を求め、判別対象Xと節点Vci’との距離Dist_XVci’を記録部10に記憶する(ステップS1032)。次に、領域表面間距離算出部221は、特徴空間において、節点Vci’と、節点Vci’と繋がり関係のある節点とを結ぶ線分によって規定される閉領域Fcの表面に対し、判別対象Xより降ろした垂線が閉領域Fcの表面と交わる交点Pcを求める処理を行う(ステップS1033)。その後、領域表面間距離算出部221は、交点Pcが存在するか否かを判断する(ステップS1034)。
交点Pcが存在する場合(ステップS1034:Yes)、領域表面間距離算出部221は、特徴空間における判別対象Xと交点Pcとの距離Dist_XPcを算出し(ステップS1035)、この値を、判別対象Xと閉領域Fcの表面との距離Dist_XFcとして(ステップS1036)、距離Dist_XFc算出処理を終了する。一方、交点Pcが存在しない場合(ステップS1034:No)、領域表面間距離算出部221は、距離Dist_XVci’を距離Dist_XFcとし(ステップS1037)、距離Dist_XFc算出処理を終了する。このように、領域表面間距離算出部221は、特徴空間において、判別対象Xと閉領域Fcとの最短距離を算出し、この最短距離を距離Dist_XFcとする。
なお、ステップS1031,S1035では、領域表面間距離算出部221は、距離Dist_XVci’,Dist_XPcとして、ユークリッド距離等を用いる。例えば、距離Dist_XVci’を算出する場合、ユークリッド距離であれば、次式(2)を用いて算出できる。
Figure 0005237596
式(2)において、Kは、特徴ベクトルの次元数を示し、本実施の形態ではK=2である。また、vcijは、節点Vciの数値ベクトルの成分(特徴量)を示し、xjは判別対象Xの特徴ベクトルの成分(特徴量)を示す。
また、ステップS1033では、領域表面間距離算出部221は、判別対象Xの特徴ベクトルと、節点の数値ベクトルとに基づき、交点Pcを求める。図7は、2次元特徴空間における閉領域Fcと交点Pcと判別対象Xとの位置関係を示した図である。図7に示すように、節点Vci’と、節点Vci’と繋がり関係のある節点Vcaとを結ぶ線分上に交点Pcが存在する。特徴空間における交点Pcの座標は、次式(3)を解くことによって算出できる。なお、次式(3)を解くことによって、交点Pcの座標とともに、実数tも算出される。図7に示すように、閉領域Fcの表面上に交点Pcが存在する場合、tは、0以上1以下の値となる。
Figure 0005237596
一方、節点Vcaと同じく、特徴空間において、節点Vci’と、節点Vci’と繋がり関係のある節点Vcbとを通る直線に対し、判別対象Xより降ろした垂線とこの直線が交わる交点Pの座標も、式(3)の節点Vcaの数値ベクトルと、節点Vcbの数値ベクトルとを置き換えることで算出できる。ただし、この場合、実数tは負の値となり、図7に示すように、交点Pは、節点Vcbと節点Vci’とを結ぶ線分の延長線上に存在し、閉領域Fcの表面上に存在しない。
実際には、領域表面間距離算出部221は、式(3)を用いて、特徴空間において、節点Vci’と、節点Vci’と繋がり関係のある節点とを通る直線と、判別対象Xよりこの直線に対して降ろした垂線との交点の座標を算出するとともに、実数tを算出し、実数tが0以上1以下の値であるかにより、交点が閉領域Fcの表面上に位置するかを判定し、位置する場合には、算出した座標を交点Pcの座標とする。このように、領域表面間距離算出部221は、節点Vci’と、節点Vci’と繋がり関係のある節点とを用いて、交点Pcの座標および実数tを算出する処理を行い、探索的に交点Pcの座標を算出する。
このように、判別装置1は、2次元特徴空間において、各カテゴリの閉領域と判別対象との距離を算出し、判別対象に最も近い閉領域のカテゴリを、判別対象のカテゴリと判別する。閉領域は、従来の判別装置と比較して、少ない代表データで正確に、特徴空間における教師データの分布を代表するので、判別装置1によれば、特徴空間において教師データの分布が複雑な場合にも、少ない計算量で精度良く、判別対象が属するカテゴリを判別できる。したがって、判別処理にかかる時間が、短縮される。
(変形例)
また、上述した実施の形態では、特徴空間は2次元であったが、この実施の形態の変形例では、3次元とする。すなわち、特徴ベクトルを示す式(1)においてK=3となり、カテゴリ決定部22は、3次元特徴空間において、判別対象と閉領域との距離を算出し、判別対象のカテゴリを決定する。
この場合、領域情報算出部21は、略球形状の出力層を構成する各節点の数値ベクトルを自己組織化写像によって修正して、図8に示すような立体的な閉領域を算出する。
また、領域表面間距離算出部221は、ステップS1031において、式(2)においてK=3とし、判別対象Xと各節点との距離Dist_XVciを算出する。さらに、領域表面間距離算出部221は、ステップS1033では、3次元特徴空間において、判別対象Xに最も近接する節点Vci’と、節点Vci’と繋がり関係のある2つの節点との3点を通る平面に対し、判別対象Xより降ろした垂線が交わる交点Pの座標を算出する。具体的には、図9に示すように、節点Vci’と、節点Vci’と繋がり関係のある節点Vcd,Vceの特徴ベクトルを用いて、次式(4)により、交点Pの座標を算出する。
Figure 0005237596
Figure 0005237596
結合係数ベクトルZのベクトル成分が全て正である場合、領域表面間距離算出部221は、図9に示すように、交点Pが節点Vci’,Vcd,Vceによって囲まれる閉領域Fcの表面上に位置すると判断し、交点Pの座標を交点Pcの座標とする。一方、領域表面間距離算出部221は、結合係数ベクトルZのベクトル成分に負の値をとる成分が含まれている場合、交点Pは閉領域Fcの表面上には存在しないと判断する。領域表面間距離算出部221は、このように交点Pcの座標を求め、距離Dist_XPcを算出する。最終的に、領域表面間距離算出部221は、距離Dist_XVci’と距離Dist_XPcとを比較して、距離の小さい方を距離Dist_XFcとする。
このように、判別装置1によれば、3次元特徴空間においても、判別対象Xと各カテゴリの閉領域Fcの表面との距離を算出できる。したがって、教師データおよび判別対象の特徴量が3種類の場合にも、従来の判別装置と比較して少ない計算量で精度良く、判別対象のカテゴリを判別できる。
本発明の実施の形態にかかる判別装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す判別装置が行う判別処理手順を示すフローチャートである。 略円形の出力層を構成する各節点の初期値と各節点の繋がり関係を示す図である。 教師データの分布の具体例を示す図である。 2次元特徴空間における閉領域の具体例を示す図である。 特徴空間において、判別対象と閉領域との距離を算出する処理手順を示すフローチャートである。 2次元特徴空間において、判別対象と閉領域との距離を算出する処理を説明する図である。 3次元特徴空間における閉領域の具体例を示す図である。 3次元特徴空間において、判別対象と閉領域との距離を算出する処理を説明する図である。
符号の説明
1 判別装置
10 記録部
11 メモリ
12 領域情報記録部
20 演算部
21 領域情報算出部
22 カテゴリ決定部
221 領域表面間距離算出部
30 入力部
40 出力部
Dist_XFc 判別対象Xと閉領域Fc表面との距離
Dist_XPc 判別対象Xと交点Pcとの距離
Dist_XVci 判別対象Xと節点Vciとの距離
Fc 閉領域
P 判別対象Xより閉領域Fcの表面を含む表面に降ろした垂線とこの表面との交点
Pc 判別対象Xより閉領域Fcの表面に降ろした垂線と閉領域Fcの表面との交点
Vci、Vci’、Vca、Vcb、Vce、Vcd 節点
X 判別対象
Z 結合係数ベクトル

Claims (7)

  1. 複数の節点と該節点をつなぐ線分とで形成され、特徴空間における同一カテゴリのデータ分布形状に対応した閉領域についての情報である領域情報を記録する領域情報記録手段と、
    前記特徴空間における判別対象の位置と前記領域情報とに基づき、前記判別対象のカテゴリを決定するカテゴリ決定手段と、
    前記特徴空間において、前記判別対象と前記閉領域の表面との距離を算出する領域表面間距離算出手段と、
    を備え
    前記カテゴリ決定手段は、前記距離が最短となる前記カテゴリを前記判別対象の属する前記カテゴリと決定することを特徴とする判別装置。
  2. 前記領域情報記録手段は、複数の前記カテゴリに対する前記領域情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の判別装置。
  3. 前記閉領域は互いに重なり合わないことを特徴とする請求項2に記載の判別装置。
  4. 前記特徴空間は2次元または3次元であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の判別装置。
  5. 前記領域表面間距離算出手段は、前記複数の節点のうちで前記判別対象に最も近い節点と、該節点と繋がり関係のある節点とを結ぶ線分に対し、前記判別対象から降ろした垂線に基づいて、前記距離を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の判別装置。
  6. 略円形状または略球形状を成す前記閉領域の各節点を、自己組織化特徴写像を用いて前記特徴空間内の前記同一カテゴリの前記データ分布形状に合うように配置し、前記閉領域を変形することで前記領域情報を算出する領域情報算出手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の判別装置。
  7. 前記閉領域は、前記特徴空間における座標軸と非平行である前記線分を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の判別装置。
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