JP5236172B2 - 粘着ラベルおよびこのラベルを備える密封包装体 - Google Patents

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本発明は、密封包装体内に食品等の内容物を収納した状態で電子レンジを用いて内容物を加熱調理する際に用いる粘着ラベルおよびこのラベルを備える密封包装体に関し、さらに詳しくは、密封包装体の熱接着部の少なくとも所定の領域を覆うように貼付することにより、電子レンジで加熱調理時にマイクロ波を受けて発熱し、この熱により内容物から発生する蒸気を放出するための開封口が自動的に形成されて蒸気を外部に放出して内容物の吹き出しや密封包装体の変形あるいは破裂を防止することができるマイクロ波を受けて発熱する粘着ラベルおよびこのラベルを備えた密封包装体に関するものである。
食品等の内容物を収納した状態で電子レンジで加熱調理することができる電子レンジ加熱用密封容器が市販されている。これらの電子レンジ加熱用密封容器は、電子レンジを用いて加熱調理すると、容器内の内圧が高まり、容器が変形したり破裂したりするために、これを防止するための種々の工夫がなされている。たとえば、1)紙や合成樹脂に切れ目や***等を設け、かつ、裏にホットメルト接着剤をコートした蓋片を包装体の開口部に貼着した密封包装容器が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された容器を用いれば、加熱によってホットメルト接着剤が軟化し、容器の内圧によって蓋片の切れ目や***が開口して内圧を低下させることができ、容器の破裂を防止することができるというものである。しかしながら、低融点のホットメルトを用いると加熱調理時に溶融したホットメルトが内容物に接触する虞があり、安全衛生上好ましいものではない。
また、たとえば、2)容器の蓋の一部に他の部分より肉厚が薄い薄肉部を設ける、ないし、蓋の一部に薄膜で塞いだ小孔を設ける容器が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。この特許文献2に開示された容器は、加熱調理することにより高まる内圧によって前記薄肉部が破壊して容器の内圧を低下させるものであるが、薄肉部ないし薄膜で塞いだ小孔は流通時等において破損する虞があり、特許文献1同様に安全衛生上好ましいものではない。
上記問題を解決するものとして、容器の密封をヒートシールで行ない、かつ、ヒートシール帯に容器の内側方向に突出した特定の形態の突出熱接着部を設け、加熱によって生じる食品の水分に起因する水蒸気や容器内の空気の膨張などによる内圧の増加によって、前記突出熱接着部が自動的に開口し、容器の破裂や変形を防止することができる加熱調理用密封容器が開示されている(たとえば、特許文献3参照)。この特許文献3に開示された容器は、電子レンジで加熱調理することにより、高まる内圧を開口した突出熱接着部から逃がし、内容物の吹き出しや容器の破裂や変形を防止することができるものであるが、
突出熱接着部の形成方法としては、ヒートシールする熱板を加工して熱接着することにより形成するなり、あるいは、フランジ部にリブとして形成するなりのいずれかの方法を採る必要があり、また、突出熱接着部を設けるフランジ部の幅を設けない場合に比べて幅広とする必要があるなどの結構煩雑な問題があり、突出熱接着部を形成することなく熱接着部が自動的に開口し、高まる内圧を逃がして内容物の吹き出しや容器の破裂や変形を防止することができる技術が要望されていた。
実公昭59−31590号公報 実開昭51−37402号公報 特公平08−25583号公報
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、安全衛生上からも好ましく、突出熱接着部といった特殊な形状の熱接着部を形成することなく、密封包装体の熱接着部の一部が自動的に開口して内容物から発生する蒸気を外部に放出して内容物の吹き出しや密封包装体の変形あるいは破裂を防止することができるマイクロ波を照射することにより発熱する粘着ラベルおよびこのラベルを用いた密封包装体を提供することである。
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、電子レンジで加熱調理する密封包装体に貼着して用いる、単層あるいは複層からなる基材層と離型層とを感圧接着剤層を介して積層し、マイクロ波を照射することにより発熱する導電性発熱層が前記基材層の全面に印刷により全ベタで形成されている粘着ラベルであって、前記粘着ラベルを密封包装体の熱接着部の所定領域を覆うように貼着してなる状態で電子レンジで加熱調理することにより、電子レンジからのマイクロ波を受けて導電性発熱層が発熱することにより密封包装体の熱接着部のうち粘着ラベルを貼着しない他の部位に比べて粘着ラベルを貼着した部位が加熱溶融され、内容物の加熱で上昇した内圧により密封包装体の熱接着部のうち粘着ラベルを貼着した部位が開封して内圧を逃がすことを特徴とするものである。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の粘着ラベルにおいて、前記導電性発熱層の表面抵抗率としては10Ω/□以上10 7 Ω/□以下であることを特徴とするものである
また、請求項3記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載の粘着ラベルにおいて、前記導電性発熱層の面積が100mm 2 以上であることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の粘着ラベルにおいて、前記導電性発熱層が前記感圧接着剤層であることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の本発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の粘着ラベルにおいて、前記基材層に蒸気が逃げる箇所である旨の表示が前記基材層側から見えるように印刷により形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の本発明の密封した状態で電子レンジで加熱調理することできる密封包装体は、請求項1〜のいずれかに記載の粘着ラベルが添付されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、密封包装体の熱接着部の一部が自動的に開口して内容物から発生する蒸気を外部に放出して内容物の吹き出しや密封包装体の変形あるいは破裂を防止することができるマイクロ波を受けて発熱する粘着ラベルおよびこのラベルを用いた密封包装体を提供することができるという優れた効果を奏する。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳しく説明する。
図1は本発明にかかる粘着ラベルの基本的な層構成を示す図、図2は有底状容器本体のフランジ部にて蓋体を帯状熱接着部で密封した密封包装体の帯状熱接着部と蓋体に貼付する粘着ラベルの位置関係を示す図であり、図中の2は蓋体、4,4’は粘着ラベル、21は摘み部、40は導電性発熱層、41は基材層、42は感圧接着剤層、43は離型層をそれぞれ示す。
図1は本発明にかかる粘着ラベルの基本的な層構成を示す図であって、粘着ラベル4は基材層41と離型層43とが感圧接着剤層42を介して積層され、印刷により形成された導電性発熱層40が前記基材層41と前記感圧接着剤層42との間、あるいは、前記基材層41の表層のいずれかに設けられるものである。また、図示はしないが、前記基材層41が2層以上の複層からなる場合には、前記導電性発熱層40はその層間に設けられてもよいものである。この場合、前記基材層41の層間は、ウレタン系接着剤等を用いて積層するドライラミネーション法やポリエチレン等をTダイ押出機から加熱溶融押出しして積層するサンドイッチラミネーション法等の周知の積層方法で積層されるものである。なお、前記導電性発熱層40の形成位置としては、前記基材層41の表層は避ける方が望ましい。この理由としては、前記導電性発熱層40が表層に剥き出しの状態になると前記導電性発熱層40に傷が付く虞があり、これにより発熱機能が損なわれる虞があるからであり、この傷付きを防止するとなると表面保護層をさらに前記導電性発熱層の上に設ける必要があり、それだけコストアップの要因となるからである。
前記粘着ラベル4の前記基材層41としては、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミドなど、特に、これらの二軸方向に延伸したフィルム、あるいは、上質紙、コート紙などの紙や合成紙、あるいは、これらの積層体が適当である。
また、前記感圧接着剤層42を形成する感圧接着剤としては、天然ゴム、アクリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体等の合成樹脂の主剤にロジン誘導体、テルペン樹脂等の粘着付与剤および充填剤や老化防止剤等を添加したものを用いることができ、塗布量としては、固形分として概ね15〜25g/m2が適当である。塗布方法としては、ロールコート法や加熱溶融押出し法等の周知の塗布方法を適宜用いればよいものである。
また、前記離型層43としては、上質紙、クラフト紙、グラシン紙、パーチメント紙、コート紙等の一方に面に直接に、あるいは、周知の目止め剤にて目止めした後、あるいは、ポリエチレンを塗布した後に、あるいは、必要に応じてコロナ放電処理に代表されるような易接着処理を施した後に、周知のシリコーン樹脂を、たとえば、グラビアコート法やロールコート法等の周知の塗布方法塗布すると共に、必要に応じて乾燥した後に加熱キュアーした離型シートを用いることができるし、また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の延伸あるいは未延伸の合成樹脂製シートからなる離型シート、あるいは、これらの一方の面に、たとえば、必要に応じてコロナ放電処理に代表されるような易接着処理を施した後に、周知のシリコーン樹脂を、たとえば、グラビアコート法やロールコート法等の周知の塗布方法で塗布すると共に、必要に応じて乾燥した後に加熱キュアーした離型シート、あるいは、上記した合成樹脂製シート単体ないしはシリコーン樹脂を塗布した離型シートに微細なエンボス加工を施した離型シートを挙げることができる。なお、シリコーン樹脂を塗布する場合の塗布量としては、固形分として0.1〜1.0g/m2が適当である。
また、前記導電性発熱層40としては、マイクロ波を受けて発熱する物質であればよいのであって、特に限定するものではないが、インキ化して容易に層を形成することができることを考慮すると、カーボンブラック、銀、アルミニウム、ITO(酸化インジウム錫)等々が適当である。表面抵抗率としては10Ω/□以上107Ω/□以下が望ましい。この理由としては、10Ω/□未満ではマイクロ波が反射するために発熱量が低下し、107Ω/□超では抵抗が大きすぎて発熱量が低下するためである。また、前記導電性発熱層40の大きさとしては、密封包装体の熱接着部を幅方向に横断するように熱接着部の幅よりも大きく、かつ、面積として100mm2以上が適当である。この理由としては、前記導電性発熱層40の大きさが、熱接着部の幅よりも小さいと、前記導電性発熱層40が存在しない熱接着部の部位が前記導電性発熱層40の発熱で加熱溶融されないために、電子レンジで加熱調理を開始してから内圧を逃がすまでの時間が長くなるといった問題や内圧が逃げる際に大きな音がして恐怖感を与えるといった問題や内圧が逃げる際に内容物が吹き出る虞があるといった問題の生じる虞があり、また、前記導電性発熱層40の面積が100mm2未満であると、発熱量が不十分で、前記導電性発熱層40を設けた部位以外から内圧が逃げて、上記したような問題が発生する虞があるからである。
また、前記導電性発熱層40は、全面ベタ柄として印刷形成し、最終的に必要な大きさのラベルに裁断して用いてもよいし、また、矩形状や台形状、三角形状等の多角形状、円形状、楕円形状、扇形状等の形状に縦方向、横方向に等間隔に印刷形成し、各形状が略中心に位置するように裁断ないし型抜きしたラベルとして用いてもよいものである。
次に、粘着ラベル4の代表的な構成を例示するならば、1)絵柄印刷層/紙/導電性発熱層/感圧接着剤層/離型層、2)二軸延伸フィルム/絵柄印刷層/導電性発熱層/感圧接着剤層/離型層、3)絵柄印刷層/紙/導電性発熱層/ウレタン系接着剤層/二軸延伸フィルム/感圧接着剤層/離型層、4)絵柄印刷層/紙/ウレタン系接着剤層/導電性発熱層/二軸延伸フィルム/感圧接着剤層/離型層、5)二軸延伸フィルム/ウレタン系接着剤層/絵柄印刷層/導電性発熱層/二軸延伸フィルム/感圧接着剤層/離型層、6)二軸延伸フィルム/絵柄印刷層/ウレタン系接着剤層/導電性発熱層/二軸延伸フィルム/感圧接着剤層/離型層、等々であるが、これに限定されるものではない。なお、上記構成中に示す絵柄印刷層は、蒸気が逃げる個所である旨の表示などである。
次に、本発明について実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
〔有底状容器本体の作製〕
フランジ部の内周の直径(開口部直径)が74mm、フランジ部の外周の直径が90mm、高さが80mm、底部の外周の直径が50mmの縦断面が略逆台形状のポリプロピレン製容器を射出成形法にて作製した。
〔蓋体の作製〕
12μm厚さの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルムと呼称する)と15μm厚さの二軸延伸ナイロンフィルムと50μm厚さのイージーピールシーラント〔東セロ(株)製:CMPS022C〕とを順にドライラミネーション法で積層した後に、突出する摘み部を有する直径が略92mmの図2に示すような形状に型抜きした(打抜いた)蓋体2を作製した。
〔粘着ラベルの離型シートの作製〕
79.1g/m2の上質紙の一方の面にTダイ押出機を用いて加熱溶融したポリエチレンを押出して15μm厚さのポリエチレン層を形成した後に、該ポリエチレン層面全面に1g/m2となるようにシリコーン樹脂を塗布・乾燥・キュアーして離型シートを作製した。
〔粘着ラベルの基材層の作製〕
25μm厚さの両面コロナ放電処理したPETフィルムの一方の面全面に表1に示す配合のグラビア印刷用インキを用いてグラビア印刷法で導電性発熱層(抵抗値:約104Ω/□)を印刷形成した後に、前記導電性発熱層面に79.1g/m2の上質紙を2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネーション法で積層して基材層となる粘着ラベル基材を作製した。
〔粘着ラベルの作製〕
上記で作製した粘着基材のPETフィルム面にアクリル系感圧接着剤を固形分として20g/m2となるように塗布すると共に上記で作製した離型シートを貼合して本発明の粘着ラベルを作製した。
Figure 0005236172
上記で作製したポリプロピレン製容器に水(160ml)を充填し、上記で作製した蓋体をフランジ部において3mm巾の帯状熱接着部(図2参照)で熱接着した密封包装体を作製した。その後に、上記で作製した粘着ラベルを裁断して矩形状ラベル(10×30mm)を作製し、離型シートを剥がした前記矩形状の粘着ラベル4’を図2に示すように帯状熱接着部の所定領域を覆うように貼着した本発明のテストサンプルを10個作製した。なお、図2において、破線からなる同心円で囲まれた部分がポリプロピレン製容器のフランジ部であり、網点で示された部分が3mm巾の帯状熱接着部である。
[比較例1]
上記で作製したポリプロピレン製容器に水(160ml)を充填し、上記で作製した蓋体をフランジ部において3mm巾の帯状熱接着部(図2参照)で熱接着した比較例とする密封包装体を10個作製した。
上記で作製した実施例1、および、比較例1の密封包装体を600Wの電子レンジで各10個(合計20個)を蒸気が抜けるまで加熱し、1)加熱してから蒸気が抜けるまでの時間(蒸通時間)、2)粘着ラベル貼着部の温度(貼着部温度)、3)粘着ラベル貼着部以外の蓋体の温度(周縁部温度)、4)蒸気が抜ける時の状態(官能評価)、の4項目について評価し、その結果を表2に纏めて示した。
Figure 0005236172
表2からも明らかなように、粘着ラベルを貼着した密封包装体は、いずれもラベル貼着部の帯状熱接着部が剥離して静かに蒸気を逃がすことができたが、粘着ラベルを貼着しない密封包装体は、破裂音を立てて蓋体が大きく捲れると共に水が飛び散り電子レンジ庫内を汚す結果となった。本発明の粘着ラベルは密封包装体の帯状熱接着部に貼着して用いることにより、粘着ラベルを貼着しない他の部位に比べて粘着ラベルを貼着した部位はマイクロ波を受けて導電性発熱層が発熱して熱接着部が加熱溶融され、内容物の加熱で上昇した内圧により加熱溶融した熱接着部が容易に開封して内圧を逃がすことができる。
本発明の粘着ラベルは、実施例で示した成型容器と蓋体からなる密封包装体に限ることはなく、熱接着により密封された密封包装体、たとえば、ハードタイプやソフトタイプのブリスターパックにも適用することができるし、容器の形状についても略円柱形状に限ることはなく、略直方体形状であってもよいものであるし、また、ピロータイピ、三方シールタイプ、四方シールタイプ、スタンディングパウチ等の包装袋にも適用することができるものである。また、本発明の粘着ラベルの使い方としては、粘着ラベルを密封包装体に添付した状態で流通するようにし、使用者(消費者)が使用時に熱接着部の所定領域を覆うように貼着した後に電子レンジで加熱調理してもよいし、また、予め密封包装体の熱接着部の所定領域を覆うように貼着(貼付)した状態で使用者(消費者)に流通するようにしてもよいものである。
本発明にかかる粘着ラベルの基本的な層構成を示す図である。 有底状容器本体のフランジ部にて蓋体を帯状熱接着部で密封した密封包装体の帯状熱接着部と蓋体に貼付する粘着ラベルの位置関係を示す図である。
符号の説明
2 蓋体
4,4’ 粘着ラベル
21 摘み部
40 導電性発熱層
41 基材層
42 感圧接着剤層
43 離型層

Claims (6)

  1. 電子レンジで加熱調理する密封包装体に貼着して用いる、単層あるいは複層からなる基材層と離型層とを感圧接着剤層を介して積層し、マイクロ波を照射することにより発熱する導電性発熱層が前記基材層の全面に印刷により全ベタで形成されている粘着ラベルであって、前記粘着ラベルを密封包装体の熱接着部の所定領域を覆うように貼着してなる状態で電子レンジで加熱調理することにより、電子レンジからのマイクロ波を受けて導電性発熱層が発熱することにより密封包装体の熱接着部のうち粘着ラベルを貼着しない他の部位に比べて粘着ラベルを貼着した部位が加熱溶融され、内容物の加熱で上昇した内圧により密封包装体の熱接着部のうち粘着ラベルを貼着した部位が開封して内圧を逃がすことを特徴とする粘着ラベル。
  2. 前記導電性発熱層の表面抵抗率としては10Ω/□以上107Ω/□以下であることを特徴とする請求項1記載の粘着ラベル。
  3. 前記導電性発熱層の面積が100mm2以上であることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の粘着ラベル。
  4. 前記導電性発熱層が前記感圧粘着剤層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着ラベル。
  5. 前記基材層に蒸気が逃げる箇所である旨の表示が前記基材層側から見えるように印刷により形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の粘着ラベル。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の粘着ラベルが添付されていることを特徴とする密封した状態で電子レンジで加熱調理することができる密封包装体。
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