JP5234796B2 - 天気情報提供装置、天気情報提供方法および天気情報提供処理プログラム - Google Patents

天気情報提供装置、天気情報提供方法および天気情報提供処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、天気情報提供装置、天気情報提供方法および天気情報提供処理プログラムに関する。
従来から、気象情報をユーザに提供するサービスが存在する。例えば、各地域の天気に関する情報を収集して、地域ごとの天気情報を提供するサービスをWebにより実現する技術が提案されている。
"Weather Report"、[online]、ウェザーサービス株式会社、[平成21年2月9日検索]、インターネット<URL:http://www.weather-report.jp>
しかしながら、従来の技術は、例えば、ユーザが天気に対する適切な対応を判断する上で、必ずしも天気に関する有益な情報を提供しているものとはいえない。すなわち、仮に、ユーザが電車を利用して向かう駅において雨が降っている場合、例えば、傘がなくてもそれほど服がぬれない強さで雨が降っている、あるいは傘がないと服がずぶ濡れになる強さで降っているなど、ユーザが体感的に想像可能なレベルで天気に関する情報を提供するものではない。したがって、従来の技術では、ユーザが天気への適切な対応を判断しかねる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが天気に対する適切な対応を判断するのに有益な天気に関する情報を提供することが可能な天気情報提供装置、天気情報提供方法および天気情報提供処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザの目的地となり得る場所に関する天気情報をユーザに提供する天気情報提供装置であって、前記目的地となり得る場所ごとに、前記場所に設置する観測板それぞれを異なる天気状況ごとに撮影して得られる複数の参照画像を予め記憶する参照画像記憶手段と、所定時間への到達を契機として前記目的地となり得る場所における天気状況の観測を開始し、前記観測の開始時に前記観測板上に摺接されたワイパーを摺動させることによってワイパーによる払拭動作を実行した後、一定時間後の前記観測板の画像を観測結果として撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像と、前記参照画像記憶手段に記憶されている複数の参照画像とをそれぞれ比較して、前記複数の参照画像の中から前記撮影された画像に最も類似する参照画像を取得する参照画像取得手段と、前記参照画像取得手段により取得された参照画像を識別する識別データと、前記天気状況の観測が行われた場所に関するデータと、前記撮影手段により画像が撮影された撮影日時とを対応付けて記憶部に格納するデータ格納手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが天気に対する適切な対応を判断するのに有益な天気に関する情報を提供できる。
図1は、実施例1に係る特徴を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る構成を示す図である。 図3は、実施例1に係る参照画像DBの構成例を示す図である。 図4は、実施例1に係る分析結果DBの構成例を示す図である。 図5は、実施例1に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図6は、実施例1に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図7は、実施例1に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図8は、実施例1に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図9は、実施例2に係る構成を示す図である。 図10は、実施例2に係る参照画像DBの構成例を示す図である。 図11は、実施例2に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図12は、実施例2に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図13は、実施例2に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図14は、実施例2に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。 図15は、天気情報提供処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本発明にかかる天気情報提供装置、天気情報提供方法および天気情報提供処理プログラムの一実施形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る天気情報提供装置の一実施形態として、かかる天気情報提供装置を観測制御装置および天気情報管理サーバにより実現する場合の一実施形態を実施例1として説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係る概要および特徴、実施例1に係る構成および処理を順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[概要および特徴(実施例1)]
実施例1に係る観測制御装置および天気情報管理サーバは、ユーザの目的地となり得る鉄道の駅に関する天気情報をユーザに提供することを概要とする。そして、実施例1に係る観測制御装置および天気情報管理サーバは、ユーザが天気に対する適切な対応を判断するのに有益な天気に関する情報の提供を実現する点に特徴がある。
以下に、図1を参照しつつ、上記特徴について具体的に説明する。図1は、実施例1に係る特徴を説明するための図である。同図に示すように、雨などを受ける観測板、観測板を掃除するためのワイパーおよび観測板を撮影するカメラを有する天気観測部と、天気観測部により天気の観測を制御する観測制御装置が鉄道の各駅に設置される。天気情報管理サーバは、観測制御装置とネットワーク(例えば、公衆電話網やインターネットなど)を介して通信可能に接続される。
観測制御装置は、天気観測部の観測板を異なる天気状況ごとに撮影して得られる参照画像を予め記憶部に保存する。なお、参照画像とは、雨や雪などを受け止めて観測板上に形成される水滴の大きさを撮影した画像であり、雨や雪の強さに応じて複数撮影される。天気状況とは、例えば、雨が降っている場合には、傘がなくてもそれほど服がぬれない強さで雨が降っている、あるいは傘がないと服がずぶ濡れになる強さで降っているなど、ユーザが体感的に想像可能な天気に関する情報である。
そして、観測制御装置は、観測時間へ到達とともに天気観測部を制御して天気状況の観測を開始し、天気状況の観測結果として観測板の画像を撮影する。
観測完了後、観測制御装置は、撮影された観測板の画像と、予め記憶する複数の参照画像とをそれぞれ比較して最も類似する参照画像を取得する。すなわち、参照画像と観測時の画像との比較から、雨や雪などの強さを特定する趣旨である。そして、観測制御装置は、取得された参照画像を識別する参照画像IDと、駅名と、観測日時とを対応付けて天気情報管理サーバに送信する。
天気情報管理サーバは、各駅に設置された観測制御装置から受信する参照画像IDと、駅名と、観測日時とを対応付けて記憶部に保存する。そして、天気情報管理サーバは、ユーザから所定の駅に関する天気情報の要求を受け付けると、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した駅名をキーにして、記憶部に記憶されている参照画像IDを検索する。そして、天気情報管理サーバは、検索した参照画像IDに対応した天気状況の送信を観測制御装置に要求する。
観測制御装置は、天気情報管理サーバから天気状況の送信要求を受信すると、参照画像IDをキーにして、要求に対応した天気状況を記憶部から検索し、検索された天気状況を天気情報管理サーバに返信する。天気情報管理サーバは、観測制御装置から天気状況を受信すると、受信した天気状況に駅名および観測日時に関連付けてユーザに提供する。
ユーザは、天気情報管理サーバから受け取った天気状況から、現在の駅の天気状況を体感的に想像できる。
このようなことから、実施例1に係る観測制御装置および天気情報管理サーバは、上述した特徴のように、ユーザが天気に対する適切な対応を判断するのに有益な天気に関する情報の提供を実現できる。
[構成(実施例1)]
次に、図2〜図4を参照しつつ、実施例1に係る観測制御装置300および天気情報管理サーバの構成を説明する。
図2は、実施例1に係る構成を示す図である。同図に示すように、公衆電話網やインターネットなどのネットワーク1を介して、観測制御装置300と天気情報管理サーバ400、天気情報管理サーバ400とユーザ装置100とが通信可能な状態にある。
ユーザ装置100は、天気情報管理サーバ400から駅の天気情報を取得するためにユーザにより利用される。天気情報管理サーバ400との間で情報をやり取りする機能を備えた携帯電話やPHS、PDAなどの携帯端末やパーソナルコンピュータなどが該当する。
天気観測部200は、ワイパー210、カメラ220および観測板230を有する。ワイパー200は、観測制御装置300からの指示に応じて、観測板230の表面で駆動し、観測板230の上の水滴や汚れを掃除する。カメラ220は、観測制御装置300からの指示に応じて、観測板230の画像を撮影し、撮影された画像を内部メモリに保存する。観測板230は、上空から落下する雨や雪などを受ける。
観測制御装置300は、上述した天気観測部200と一対で各駅に設置され、天気観測部200による天気観測動作を制御して観測結果を分析する。そして、図2に示すように、観測制御装置300は、参照画像DB310、通信制御部320、観測制御部330、観測データ分析部340および分析結果送信部350を有する。
参照画像DB310は、異なる強さの雨や雪を受ける観測板をそれぞれ撮影した複数の参照画像データを、参照画像データを識別する参照画像ID、撮影時の雨や雪の状況を表す天気状況、および撮影時の雨や雪を体感した場合の体感度に対応付けて記憶する。例えば、図3に示すように、参照画像ID「a1」と、参照画像データD(a1)と、天気状況「晴れ」と、体感度「衣服は濡れない(傘不要)」とを対応付けて記憶する。図3は、実施例1に係る参照画像DBの構成例を示す図である。
なお、参照画像データは、雨や雪を受け止めて観測板に形成される水滴を撮影した画像であり、雨や雪の強さに応じて複数の画像が撮影される。また、例えば、傘がなくてもそれほど服がぬれない強さで雨が降っている、あるいは傘がないと服がずぶ濡れになる強さで降っているなど、参照画像撮影時の雨や雪をユーザが体感的に想像可能な情報を体感度として参照画像データにリンクさせておく。
通信制御部320は、天気情報管理サーバ400との間の各種情報のやり取りに関する通信を制御する。
観測制御部330は、天気観測部200による天気観測動作を制御する。具体的には、観測制御部330は、予め設定された観測時間への到達を待機し、観測時間に到達すると、ワイパー210を駆動させて観測板230を掃除する。
観測板230の掃除後、観測制御部330は、一定時間の経過を待って、観測板230の状況をカメラ220に撮影させる。そして、観測制御部330は、観測を継続すべきか否かを判定し、観測を継続すべきと判定した場合には、再び、ワイパー210を駆動させて観測板230を掃除に戻り、上述した処理を繰り返す。なお、観測を継続すべきか否かの判定は、例えば、撮影開始からの経過時間が予め設定された観測継続時間内にあるか否かに基づいて行う。
観測データ分析部340は、観測データを分析する。具体的には、観測データ分析部340は、カメラ220の内部メモリに保存された撮影画像を取得するとともに、参照画像DB310から参照画像を取得する。そして、観測データ分析部340は、撮影画像と各参照画像との類似度をそれぞれ算出して、類似度が最大である参照画像の参照画像IDを参照画像DB310から取得する。参照画像IDの取得後、観測データ分析部340は、参照画像IDと、観測日時と、駅名とを関連付けた分析結果を分析結果送信部350に渡す。
また、観測データ分析部340は、天気情報管理サーバ400から天気状況および体感度の送信要求を受信すると、要求とともに受信する参照画像IDをキーにして、参照画像IDに対応した天気状況および体感度を参照画像DB310から検索する。そして、観測データ分析部340は、参照画像ID、検索された天気状況および体感度を分析結果送信部350に渡す。
分析結果送信部350は、観測データ分析部340から分析結果を受けると、通信制御部320を介して天気情報管理サーバ400に送信する。また、分析結果送信部350は、観測データ分析部340から参照画像ID、天気状況および体感度を受けると、参照画像IDに関連付けて天気状況および体感度を天気情報管理サーバ400に送信する。
天気情報管理サーバ400は、各駅に設置された観測制御装置300から受ける天気に関する情報を管理するとともに、ユーザ装置100からの要求に応答して、天気情報を提供する。そして、図2に示すように、分析結果DB410と、通信制御部420と、分析結果保存部430と、天気情報提供部440とを有する。
分析結果DB410は、観測制御装置300による観測結果の分析データ(観測板230の撮影画像と参照画像との比較結果)に関するデータを記憶する。例えば、図4に示すように、駅情報「A駅」と、観測時間「02/01/12:00」と、参照画像ID「a1」とを対応付けて記憶する。図4は、実施例1に係る分析結果DBの構成例を示す図である。
通信制御部420は、天気情報管理サーバ400およびユーザ装置100との間の各種情報のやり取りに関する通信を制御する。
分析結果保存部430は、各駅に設置された観測制御装置300から観測データの分析結果を受信すると、分析結果を分析結果DB410に保存する。
天気情報提供部440は、ユーザ装置100からの要求に応答して、天気情報を提供する。具体的には、天気情報提供部440は、ユーザから所定の駅に関する天気情報の要求を受け付けると、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した駅名をキーにして、分析結果DB410に記憶されている参照画像IDの中から、日時が直近または同一のレコードを検索する。そして、天気情報管理サーバ400は、検索した参照画像IDに対応する天気状況および体感度の送信を観測制御装置300に要求する。
観測制御装置300から天気状況および体感度を受信すると、天気情報提供部440は、天気状況および体感度に対して観測日時および駅名を関連付けてユーザ装置100に送信する。
[処理(実施例1)]
続いて、図5〜図8を参照しつつ、実施例1に係る観測制御装置および天気情報管理サーバによる処理の流れを説明する。図5〜図8は、実施例1に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。
(観測制御処理)
まず、図5を用いて、観測制御装置300における観測制御処理の流れを説明する。同図に示すように、観測制御部330は、予め設定された観測時間への到達を待機し(ステップS1)、観測時間に到達すると(ステップS1肯定)、ワイパー210を駆動させて観測板230を掃除する(ステップS2)。観測板230の掃除後、観測制御部330は、一定時間の経過を待って、一定時間経過後、観測板230の状況をカメラ220に撮影させる(ステップS3)。
そして、観測制御部330は、観測を継続すべきか否かを判定し(ステップS4)、観測を継続すべきと判定した場合には(ステップS4肯定)、再び、上述したステップS2に戻り、ステップS3までの処理を行う。一方、観測制御部330は、観測を継続すべきか否かを判定した結果、観測を継続すべきではないと判定した場合には(ステップS4否定)、観測制御処理を終了する。なお、観測を継続すべきか否かの判定は、例えば、撮影開始からの経過時間が予め設定された観測継続時間内にあるか否かに基づいて行う。
(観測データ分析処理)
次に、図6を用いて、観測制御装置300における観測データ分析処理の流れを説明する。同図に示すように、観測データ分析部340は、カメラ220の内部メモリに保存された撮影画像を取得するとともに(ステップS1)、参照画像DB310から参照画像を取得する(ステップS2)。
そして、観測データ分析部340は、撮影画像と各参照画像との類似度をそれぞれ算出して(ステップS3)、類似度が最大である参照画像の参照画像IDを参照画像DB310から取得する(ステップS4)。参照画像IDの取得後、観測データ分析部340は、参照画像IDと、観測日時(観測日時)と、駅名とを関連付けた分析データを分析結果送信部350に渡す。
分析結果送信部350は、観測データ分析部340から分析データを受けると、通信制御部320を介して天気情報管理サーバ400に送信する(ステップS5)。観測データ分析部340は、カメラ220から取得した全撮影画像の分析処理を完了したか否かを判定し(ステップS6)、判定の結果、全撮影画像の分析処理を完了していない場合には(ステップS6否定)、上述したステップS1に戻って、ステップS5までの処理を行う。一方、観測データ分析部340は、カメラ220から取得した全撮影画像の分析処理を完了したか否かを判定した結果、全撮影画像の分析処理を完了している場合には(ステップS6肯定)、分析処理を終了する。
(分析結果保存処理)
続いて、図7を用いて、天気情報管理サーバ400における分析結果保存処理の流れを説明する。同図に示すように、分析結果保存部430は、各駅に設置された観測制御装置300から送信される観測データの分析結果の受信を待機する(ステップS1)。そして、観測制御装置300から観測データの分析結果を受信すると(ステップS1肯定)、分析結果保存部430は、分析結果を分析結果DB410に保存する(ステップS2)。
(天気情報提供処理)
続いて、図8を用いて、天気情報管理サーバ400および観測制御装置300による天気情報提供処理の流れを説明する。同図に示すように、天気情報提供部440は、ユーザから所定の駅に関する天気情報の要求を受け付けると(ステップS1肯定)、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した駅名をキーにして、分析結果DB410に記憶されている参照画像IDの中から、日時が直近または同一のレコードを検索する(ステップS2)。そして、天気情報管理サーバ400は、検索した参照画像IDに対応する天気状況および体感度の送信を観測制御装置300に要求する(ステップS3)。
観測データ分析部340は、天気情報管理サーバ400から天気状況および体感度の送信要求を受信すると(ステップS4)、要求とともに受信する参照画像IDをキーにして、参照画像IDに対応した天気状況および体感度を参照画像DB310から検索する(ステップS5)。
そして、観測データ分析部340は、参照画像ID、検索された天気状況および体感度を分析結果送信部350に渡す。分析結果送信部350は、観測データ分析部340から参照画像ID、天気状況および体感度を受けると、参照画像IDに関連付けて天気状況および体感度を天気情報管理サーバ400に送信する(ステップS6)。そして、観測制御装置300は、処理を完了する。
観測制御装置300から天気状況および体感度を受信すると(ステップS7)、天気情報提供部440は、天気状況および体感度に対して観測日時および駅名を関連付けてユーザ装置100に送信する(ステップS8)。そして、天気情報管理サーバ400は、処理を完了する。
[実施例1による効果]
上述してきたように、実施例1によれば、雨や雪を受け止めて観測板に形成される水滴を撮影した複数の参照画像の中から、観測時の観測板の撮影画像に最も類似する参照画像を取得することで、雨や雪の強さを特定する。そして、取得された参照画像撮影時の雨や雪をユーザが体感的に想像可能な情報をユーザに提供する。このようなことから、従来の天気情報に比較して、ユーザが天気に対する適切な対応を判断するのに有益な天気に関する情報を提供できる。
上記の実施例1では、観測制御装置300において観測データを分析する場合を説明したが、これに限定されるものではなく、天気情報管理サーバ400において観測データを分析するようにしてもよい。そこで、以下の実施例2では、天気情報管理サーバ400において観測データを分析する場合の一実施形態を実施例2として説明する。
[構成(実施例1)]
図9は、実施例2に係る構成を示す図である。実施例2に係る構成は、上述した実施例1とは以下に説明する点が異なる。
すなわち、観測制御装置300は、通信制御部320、観測制御部330および観測データ送信部360で構成される。一方、天気情報管理サーバ400は、上記の実施例1で有していた機能に加えて、参照画像DB450および観測データ分析部460を新たに有する。
観測制御装置300の観測制御部330は、観測板230の掃除後、一定時間の経過を待って、観測板230の状況をカメラ220に撮影させる。そして、観測制御部330は、撮影画像に駅名および観測日時に関連付けた観測データを観測データ送信部360に渡す。観測データ送信部360は、観測データを天気情報管理サーバ400に送信する。
天気情報管理サーバ400の参照画像DB450は、異なる強さの雨や雪を受ける観測板をそれぞれ撮影した複数の参照画像データを、参照画像データを識別する参照画像ID、撮影時の雨や雪の状況を表す天気状況、および撮影時の雨や雪を体感した場合の体感度に対応付けて駅名ごとに記憶する。
例えば、図10に示すように、駅名「A駅」について、参照画像ID「a1」と、参照画像データD(a1)と、天気状況「晴れ」と、体感度「衣服は濡れない(傘不要)」とを対応付けて記憶する。また、例えば、同図に示すように、駅名「B駅」について、参照画像ID「b5」と、参照画像データD(b5)と、天気状況「小雨」と、体感度「衣服が濡れる(傘が必要)」とを対応付けて記憶する。図10は、実施例2に係る参照画像DBの構成例を示す図である。
天気情報管理サーバ400の観測データ分析部460は、観測制御装置300から撮影画像を受信すると、受信した撮影画像を内部的なメモリに駅名および観測日時に対応付けて保存する。
そして、観測データ分析部460は、内部的なメモリから撮影画像を取得するとともに、撮影画像の駅名に対応した参照画像を参照画像DB450から取得する。そして、観測データ分析部460は、撮影画像と各参照画像との類似度をそれぞれ算出して、類似度が最大である参照画像の参照画像IDを参照画像DB450から取得する。
参照画像IDの取得後、観測データ分析部460は、参照画像IDと、観測日時と、駅名とを関連付けた分析結果を分析結果保存部430に渡す。分析結果保存部430は、観測データ分析部460から観測データの分析結果を受信すると、参照画像IDと、観測日時と、駅名とを関連付けて分析結果を分析結果DB410に保存する。
天気情報提供部440は、ユーザから所定の駅に関する天気情報の要求を受け付けると、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した駅名をキーにして、分析結果DB410に記憶されている参照画像IDの中から、日時が直近または同一のレコードを検索する。
さらに、天気情報提供部440は、検索した参照画像IDをキーにして、参照画像DB450に記憶されている天気状況および体感度の中から、参照画像IDに対応する天気状況および体感度を検索する。そして、天気情報提供部440は、検索した天気状況および体感度に対して観測日時および駅名を関連付けてユーザ装置100に送信する。
[処理(実施例2)]
図11〜図14は、実施例2に係る観測制御装置および/または天気情報管理サーバによる処理の流れを説明するための図である。
(観測制御処理)
実施例2に係る観測制御処理は、上述した実施例1に係る観測制御処理(図5参照)とは以下に説明する点が異なる。すなわち、図11に示すように、観測制御部330は、観測板230の掃除後、一定時間の経過を待って、観測板230の状況をカメラ220に撮影させた後(ステップS3)、撮影画像に駅名および観測日時に関連付けた観測データを観測データ送信部360に渡す。観測データ送信部360は、観測データを天気情報管理サーバ400に送信する(ステップS4)。
(観測データ保存処理)
次に、図12を用いて、天気情報管理サーバ400における観測データ保存処理の流れを説明する。同図に示すように、観測データ分析部460は、各駅に設置された観測制御装置300から送信される観測データの受信を待機する(ステップS1)。そして、観測制御装置300から観測データを受信すると(ステップS1肯定)、観測データとして受信した撮影画像、駅名および観測日時を対応付けて内部的なメモリに保存する(ステップS2)。
(観測データ分析処理)
実施例2に係る観測データ分析処理は、観測制御装置300ではなく、天気情報管理サーバ400において実行する点が異なる。以下、実施例2に係る観測制御装置の流れを説明する。図13に示すように、観測データ分析部460は、内部的なメモリから撮影画像を取得するとともに(ステップS1)、撮影画像の駅名に対応した参照画像を参照画像DB450から取得する(ステップS2)。そして、観測データ分析部460は、撮影画像と各参照画像との類似度をそれぞれ算出して(ステップS3)、類似度が最大である参照画像の参照画像IDを参照画像DB450から取得する(ステップS4)。
参照画像IDの取得後、観測データ分析部460は、参照画像IDと、観測日時と、駅名とを関連付けた分析結果を分析結果保存部430に渡す。分析結果保存部430は、観測データ分析部460から観測データの分析結果を受信すると、参照画像IDと、観測日時と、駅名とを関連付けて分析結果として分析結果DB410に保存する(ステップS5)。
そして、観測データ分析部460は、内部的なメモリに保存されている全撮影画像の分析処理を完了したか否かを判定し(ステップS6)、判定の結果、全撮影画像の分析処理を完了していない場合には(ステップS6否定)、上述したステップS1に戻って、ステップS5までの処理を行う。一方、観測データ分析部460は、全撮影画像の分析処理を完了したか否かを判定した結果、全撮影画像の分析処理を完了している場合には(ステップS6肯定)、分析処理を終了する。
(天気情報提供処理)
実施例2に係る天気情報提供処理は、上述した実施例1に係る天気情報提供処理(図8参照)とは以下に説明する点が異なる。すなわち、図14に示すように、天気情報提供部440は、参照画像IDの検索後(ステップS2)、検索した参照画像IDをキーにして、参照画像DB450に記憶されている天気状況および体感度の中から、参照画像IDに対応する天気状況および体感度を検索する(ステップS3)。そして、天気情報提供部440は、検索した天気状況および体感度に対して観測日時および駅名を関連付けてユーザ装置100に送信する(ステップS4)。
[実施例2による効果]
上述してきたように、実施例2によれば、天気情報管理サーバ400において観測データを分析するので、天気情報をユーザに提供する場合に、天気情報管理サーバ400と観測制御装置300との間で情報のやり取り回数を減らすことができる。したがって、ユーザが天気に対する適切な対応を判断するのに有益な情報をより迅速に提供できる。
なお、上述してきた実施例1および実施例2では、ユーザの目的地となり得る場所として、鉄道の駅を例にあげて、鉄道の駅に関する天気情報をユーザに提供する場合を説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、天気観測部200や観測制御装置300を設置でき、天気情報管理サーバ400との通信が可能な状態にあれば、空港やランドマークなど、ユーザの目的地となり得る様々な場所についての天気情報を提供することも可能である。
以下、本発明にかかる天気情報提供装置、天気情報提供方法および天気情報提供処理プログラムの他の実施形態として実施例3を説明する。
(1)装置構成等
図2に示した実施例1に係る各装置が有する各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、観測制御装置300と天気情報管理サーバ400の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。例えば、観測制御装置300の観測データ分析部340と分析結果送信部350とを統合する。このように、実施例1に係る各装置が有する各構成要素の全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記の実施例において説明した観測制御装置300および天気情報管理サーバ400は、必ずしも物理的に分散されている必要はない。すなわち、例えば、観測制御装置300および天気情報管理サーバ400の各々が有する機能を全て備え、物理的に統合された単一の装置であっても本発明にかかる天気情報提供装置および天気情報提供方法を実現可能である。
さらに、観測制御装置300および天気情報管理サーバ400にて行なわれる各処理機能(図5〜8、11〜14等参照)は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(2)天気情報提供方法
上記の実施例で観測制御装置300および天気情報管理サーバ400にて行なわれる各処理機能(図5〜8、11〜14等参照)により、以下のような天気情報提供方法が実現される。
すなわち、所定時間への到達を契機として所定の駅における天気状況の観測を開始し、観測結果を表す観測板の画像を撮影する撮影ステップと(例えば、図5のステップS1〜ステップS3参照)、所定の駅に設置する観測板を異なる天気状況ごとに撮影して得られる参照画像を予め記憶する参照画像DBから複数の参照画像を読込んで、当該読込んだ複数の参照画像と、観測板の撮影画像とをそれぞれ比較して、読込んだ複数の参照画像の中から撮影画像に最も類似する参照画像を取得する参照画像取得ステップと(例えば、図6のステップS1〜ステップS4参照)、参照画像取得ステップにより取得された参照画像IDと、天気状況の観測が行われた駅名と、観測板の撮影日時(観測日時)とを対応付けて分析結果DBに格納するデータ格納ステップと(図7参照)、ユーザから所定の駅に関する天気情報の要求を受け付けた場合に、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した駅名をキーにして、DBに記憶されている参照画像IDを検索するとともに(例えば、図8のステップS1およびステップS2参照)、当該検索された参照画像IDをキーにして、参照画像DBに記憶されている天気状況を検索する検索ステップと(例えば、図8のステップS5参照)、検索ステップにより検索された天気状況を、駅名および観測日時に関連付けてユーザに提供する提供ステップと(例えば、図8のステップS8参照)を含んだ通信処理方法が実現される。
(3)天気情報提供処理プログラム
また、上記の実施例2で説明した天気情報管理サーバの各種の処理(例えば、図13等参照)は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例2と同様の機能を有する天気提供処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図15は、天気情報提供処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、コンピュータ500は、通信制御部510、HDD520、RAM530およびCPU540をバス600で接続して構成される。
ここで、通信制御部510は、各種情報のやり取りに関する通信を制御する。HDD520は、CPU540による各種処理の実行に必要な情報を記憶する。RAM530は、各種情報を一時的に記憶する。CPU540は、各種演算処理を実行する。
そして、HDD520には、図15に示すように、上記の実施例2に示した天気管理サーバ400の各処理部と同様の機能を発揮する天気情報提供処理プログラム521と、天気情報提供処理用データ522とがあらかじめ記憶されている。なお、この天気情報提供処理プログラム521を適宜分散させて、ネットワークを介して通信可能に接続された他のコンピュータの記憶部に記憶させておくこともできる。
そして、CPU540が、この天気情報提供処理プログラム521をHDD520から読み出してRAM530に展開することにより、図15に示すように、天気情報提供処理プログラム521は天気情報提供処理プロセス531として機能するようになる。すなわち、天気情報提供処理プロセス531は、天気情報提供処理用データ522等をHDD520から読み出して、RAM530において自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種処理を実行する。なお、天気情報提供処理プロセス531は、図9に示した天気情報管理サーバ400の各種処理機能部(例えば、観測データ分析部460および天気情報提供部440など)において実行される処理にそれぞれ対応する。
なお、上記した天気情報提供処理プログラム521については、必ずしも最初からHDD520に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ500に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ500に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ500がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる天気情報提供装置、天気情報提供方法および天気情報提供処理プログラムは、ユーザの目的地となり得る場所(例えば、鉄道の駅)に関する天気情報をユーザに提供する場合に有用であり、特に、ユーザが天気に対する適切な対応を判断するのに有益な情報を提供することに適している。
1 ネットワーク
100 ユーザ装置
200 天気観測部
210 ワイパー
220 カメラ
230 観測板
300 観測制御装置
310 参照画像DB
320 通信制御部
330 観測制御部
340 観測データ分析部
350 分析結果送信部
360 観測データ送信部
400 天気情報管理サーバ
410 分析結果DB
420 通信制御部
430 分析結果保存部
440 天気情報提供部
450 参照画像DB
460 観測データ分析部
500 コンピュータ
510 通信制御部
520 HDD(Hard Disk Drive)
521 天気情報提供処理プログラム
522 天気情報提供処理用データ
530 RAM(Random Access Memory)
531 天気情報提供処理プロセス
540 CPU(Central Processing Unit)
600 バス

Claims (8)

  1. ユーザの目的地となり得る場所に関する天気情報をユーザに提供する天気情報提供装置であって、
    前記目的地となり得る場所ごとに、前記場所に設置する観測板それぞれを異なる天気状況ごとに撮影して得られる複数の参照画像を予め記憶する参照画像記憶手段と、
    所定時間への到達を契機として前記目的地となり得る場所における天気状況の観測を開始し、前記観測の開始時に前記観測板上に摺接されたワイパーを摺動させることによってワイパーによる払拭動作を実行した後、一定時間後の前記観測板の画像を観測結果として撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像と、前記参照画像記憶手段に記憶されている複数の参照画像とをそれぞれ比較して、前記複数の参照画像の中から前記撮影された画像に最も類似する参照画像を取得する参照画像取得手段と、
    前記参照画像取得手段により取得された参照画像を識別する識別データと、前記天気状況の観測が行われた場所に関するデータと、前記撮影手段により画像が撮影された撮影日時とを対応付けて記憶部に格納するデータ格納手段と
    を備えたことを特徴とする天気情報提供装置。
  2. ユーザから所定の場所に関する天気情報の要求を受け付けた場合に、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した場所をキーにして、前記記憶部に記憶されている前記識別データを検索するとともに、当該検索された前記識別データをキーにして、前記参照画像記憶手段に記憶されている天気状況を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された天気状況を前記要求に対応した場所および前記撮影日時に関連付けてユーザに提供する提供手段と
    をさらに備えたことを請求項1に記載の天気情報提供装置。
  3. 前記参照画像記憶手段は、異なる強さの雨や雪を受ける観測板をそれぞれ撮影した複数の参照画像データを、参照画像データを識別する識別データ、撮影時の雨や雪の状況を表す状況情報、および撮影時の雨や雪を体感した場合の体感情報に対応付けて記憶し、
    前記撮影手段は、所定時間への到達を契機として観測板に受ける雨や雪の観測を開始し、観測開始から一定時間経過後の観測板の画像を撮影し、
    前記参照画像取得手段は、前記撮影手段により撮影された観測板の画像と、前記参照画像記憶手段に記憶されている複数の参照画像とをそれぞれ比較して、前記複数の参照画像の中から前記観測板の画像に最も類似する参照画像を取得し、
    前記データ格納手段は、前記参照画像取得手段により取得された参照画像を識別する識別データと、前記雨や雪の観測が行われた場所に関するデータと、前記撮影手段により観測板の画像が撮影された撮影日時とを対応付けて記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の天気情報提供装置。
  4. ユーザから所定の場所に関する天気情報の要求を受け付けた場合に、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した場所をキーにして、前記記憶部に記憶されている前記識別データを検索するとともに、当該検索された識別データをキーにして、前記参照画像記憶手段に記憶されている前記状況情報および前記体感情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された前記状況情報および前記体感情報を前記要求に対応した場所および前記撮影日時に関連付けてユーザに提供する提供手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の天気情報提供装置。
  5. ユーザの目的地となり得る場所に関する天気情報をユーザに提供する処理を行う天気情報提供装置に適用される天気情報提供方法であって、
    所定時間への到達を契機として前記目的地となり得る場所における天気状況の観測を開始し、前記観測の開始時に前記観測板上に摺接されたワイパーを摺動させることによってワイパーによる払拭動作を実行した後、一定時間後の前記観測板の画像を観測結果として撮影する撮影ステップと、
    前記目的地となり得る場所ごとに、前記場所に設置する観測板それぞれを異なる天気状況ごとに撮影して得られる複数の参照画像を予め記憶する参照画像記憶手段から複数の参照画像を読込んで、当該読込んだ複数の参照画像と前記撮影ステップにより撮影された画像とをそれぞれ比較して、前記読込んだ複数の参照画像の中から前記撮影された画像に最も類似する参照画像を取得する参照画像取得ステップと、
    前記参照画像取得ステップにより取得された参照画像を識別する識別データと、前記天気状況の観測が行われた場所に関するデータと、前記撮影ステップにより画像が撮影された撮影日時とを対応付けて記憶部に格納するデータ格納ステップと、
    ユーザから所定の場所に関する天気情報の要求を受け付けた場合に、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した場所をキーにして、前記記憶部に記憶されている前記識別データを検索するとともに、当該検索された識別データをキーにして、前記参照画像記憶手段に記憶されている天気状況を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにより検索された天気状況を前記要求に対応した場所および前記撮影日時に関連付けてユーザに提供する提供ステップと
    を含んだことを特徴とする天気情報提供方法。
  6. 前記撮影ステップは、所定時間への到達を契機として観測板に受ける雨や雪の観測を開始し、観測開始から一定時間経過後の観測板の画像を撮影し、
    前記参照画像取得ステップは、前記撮影ステップにより撮影された観測板の画像と、異なる強さの雨や雪を受ける観測板をそれぞれ撮影した複数の参照画像データを、参照画像データを識別する識別データ、撮影時の雨や雪の状況を示す状況情報、および撮影時の雨や雪を体感した場合の体感情報に対応付けて記憶する前記参照画像記憶手段に記憶されている複数の参照画像とをそれぞれ比較して、前記複数の参照画像の中から前記観測板の画像に最も類似する参照画像を取得し、
    前記データ格納ステップは、前記参照画像取得ステップにより取得された参照画像を識別する識別データと、前記雨や雪の観測が行われた場所に関するデータと、前記撮影ステップにより観測板の画像が撮影された撮影日時とを対応付けて記憶部に格納し、
    前記検索ステップは、ユーザから所定の場所に関する天気情報の要求を受け付けた場合に、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した場所をキーにして、前記記憶部に記憶されている前記識別データを検索するとともに、当該検索された識別データをキーにして、前記参照画像記憶手段に記憶されている前記状況情報および前記体感情報を検索し、
    前記提供ステップは、前記検索ステップにより検索された前記状況情報および前記体感情報を前記要求に対応した場所および前記撮影日時に関連付けてユーザに提供することを特徴とする請求項5に記載の天気情報提供方法。
  7. ユーザの目的地となり得る場所に関する天気情報をユーザに提供する処理をコンピュータに実行させる天気情報提供処理プログラムであって、
    所定時間への到達を契機として前記目的地となり得る場所における天気状況の観測を開始し、前記観測の開始時に前記観測板上に摺接されたワイパーを摺動させることによってワイパーによる払拭動作を実行した後、一定時間後の前記観測板の画像を観測結果として撮影する撮影手順と、
    前記目的地となり得る場所ごとに、前記場所に設置する観測板それぞれを異なる天気状況ごとに撮影して得られる複数の参照画像を予め記憶する参照画像記憶手段から複数の参照画像を読込んで、当該読込んだ複数の参照画像と前記撮影手順により撮影された画像とをそれぞれ比較して、前記読込んだ複数の参照画像の中から前記撮影された画像に最も類似する参照画像を取得する参照画像取得手順と、
    前記参照画像取得手順により取得された参照画像を識別する識別データと、前記天気状況の観測が行われた場所に関するデータと、前記撮影手順により画像が撮影された撮影日時とを対応付けて記憶部に格納するデータ格納手順と、
    ユーザから所定の場所に関する天気情報の要求を受け付けた場合に、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した場所をキーにして、前記記憶部に記憶されている前記識別データを検索するとともに、当該検索された識別データをキーにして、前記参照画像記憶手段に記憶されている天気状況を検索する検索手順と、
    前記検索手順により検索された天気状況を前記要求に対応した場所および前記撮影日時に関連付けてユーザに提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする天気情報提供処理プログラム。
  8. 前記撮影手順は、所定時間への到達を契機として観測板に受ける雨や雪の観測を開始し、観測開始から一定時間経過後の観測板の画像を撮影し、
    前記参照画像取得手順は、前記撮影手順により撮影された観測板の画像と、異なる強さの雨や雪を受ける観測板をそれぞれ撮影した複数の参照画像データを、参照画像データを識別する識別データ、撮影時の雨や雪の状況を示す状況情報、および撮影時の雨や雪を体感した場合の体感情報に対応付けて記憶する前記参照画像記憶手段に記憶されている複数の参照画像とをそれぞれ比較して、前記複数の参照画像の中から前記観測板の画像に最も類似する参照画像を取得し、
    前記データ格納手順は、前記参照画像取得手順により取得された参照画像を識別する識別データと、前記雨や雪の観測が行われた場所に関するデータと、前記撮影手順により観測板の画像が撮影された撮影日時とを対応付けて記憶部に格納し、
    前記検索手順は、ユーザから所定の場所に関する天気情報の要求を受け付けた場合に、当該要求が受け付けられた日時および当該要求に対応した場所をキーにして、前記記憶部に記憶されている前記識別データを検索するとともに、当該検索された識別データをキーにして、前記参照画像記憶手段に記憶されている前記状況情報および前記体感情報を検索し、
    前記提供手順は、前記検索手順により検索された前記状況情報および前記体感情報を前記要求に対応した場所および前記撮影日時に関連付けてユーザに提供することを特徴とする請求項7に記載の天気情報提供処理プログラム。
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