JP5233190B2 - 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法 - Google Patents

旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5233190B2
JP5233190B2 JP2007184427A JP2007184427A JP5233190B2 JP 5233190 B2 JP5233190 B2 JP 5233190B2 JP 2007184427 A JP2007184427 A JP 2007184427A JP 2007184427 A JP2007184427 A JP 2007184427A JP 5233190 B2 JP5233190 B2 JP 5233190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
vehicle
target
reference point
setting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007184427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009018756A (ja
Inventor
裕 御厨
忠嗣 玉正
徹 大窪
鉄郎 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2007184427A priority Critical patent/JP5233190B2/ja
Publication of JP2009018756A publication Critical patent/JP2009018756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5233190B2 publication Critical patent/JP5233190B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

本発明は、旋回挙動制御装置、これを備えた自動車、及び旋回挙動制御方法に関するものである。
4輪操舵において、前輪舵角に対する後輪舵角を所定の伝達関数に従って制御することにより、車両の進行方向と車体の向きを一致させる、つまり車体の横すべり角をゼロにすることができる(非特許文献1参照)。
安部正人著「自動車の運動と制御」山海堂、平成4年7月10日、p.201
しかしながら、横すべり角をゼロにすることはできても、車体が重心点を軸に自転するときに、その重心点よりも後方は旋回外側に張り出すことになるので、例えば狭い道路では車体後部の張り出しに注意しなければならない。しかも、自転中心よりも後方に運転席がある場合、自転によって運転席が旋回外側に変位することになるので、運転者に旋回外側への横加速度が作用することになり、これは旋回方向とは逆方向になるので、違和感を与え兼ねない。
本発明の課題は、4輪操舵によって横すべり角のゼロ化を実現しつつ、操縦性や乗心地の向上を図ることである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る旋回挙動制御装置は、前後輪の夫々を転舵可能な転舵機構を備え、運転者のステアリング操作に応じて車両基準点から旋回中心までの目標旋回半径を設定し、旋回中心を通る車両左右方向の直線と車両前後方向の直線との交点でなる、車両進行方向と車両の向きが一致する点を、旋回中心の周りを公転するときの公転基準点として設定し、車両の目標自転中心を設定し、設定した目標旋回半径と公転基準点と目標自転中心とに応じて、車両の目標旋回挙動を設定し、設定した目標旋回挙動に応じて前後輪の目標転舵角を算出し、算出した目標転舵角に応じて駆動機構を駆動制御することを特徴とする。
本発明に係る旋回挙動制御装置によれば、特に公転基準点と目標時点中心を個別に設定することで、所望の旋回挙動を実現することができる。つまり、公転基準点では常に進行方向と車体の向きが一致するので、この公転基準点の位置を車両基準点に合わせれば、横すべり角のゼロ化を実現できる。また、目標自転中心の位置を車両後部にずらせば、車両後部が旋回外側に張り出すことや、運転者に旋回外側への横加速度が作用することを抑制できるので、操縦性や乗心地を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
《構成》
図1は、本発明の概略構成である。自動車1には、各車輪2i(i=FL、FR、RL、RR)を個別に転舵可能な転舵機構3iが搭載され、夫々をコントローラ4によって駆動制御し、運転者のステアリング操作に応じたステアリング・バイワイヤを行う。
転舵機構3iは、電動モータの回転を、非可逆特性を有するハイポイドギアを介してラック&ピニオンに伝達することで、車輪を転舵するように構成されている。
コントローラ4は、操舵角センサ5で検出するステアリングホイール6の操舵角と、車輪速センサ7で検出する各車輪速と、転舵角センサ8で検出する各転舵角とを入力し、後述する図3の駆動制御処理を実行する。なお、ステアリング・バイワイヤを行う際、運転者のステアリング操作に対して適度な操舵反力を付与するために、ステアリング系統に接続された反力モータ9の駆動制御を行うものとし、その説明は省略する。
ここでは、旋回挙動の制御について考えるが、先ず用語の定義について、図2に基づいて説明する。「車両基準点O」とは、車両上に設定した任意の座標原点であり、例えば車両重心点や前輪車軸と後輪車軸の中点とする。「車両座標」とは、車両基準点Oに原点をとり、車両の前後方向をX軸、車両左右方向をY軸とした座標系であり、X軸では車両前側を正方向、Y軸では車両左側を正方向とする。なお、回転方向については反時計回りを正方向とする。「車速V」とは、車両基準点Oの速度ベクトルである。「車両横すべり角β」とは、車両基準点OでのX軸に対する車速Vの角度である。「車両ヨーレートγ」とは、車両座標の回転速度である。「旋回中心P」とは、車両基準点Oから見て地上速度がゼロとなる点である。「旋回半径ρ」とは、車両基準点Oから旋回中心Pまでの距離である。「公転基準点Le」とは、旋回中心Pを通りY軸と平行な直線と車両座標X軸の交点の車両基準点Oから見た位置である。「自転中心Lo」とは、旋回中心Pの移動方向と車両座標X軸の交点の車両基準点Oから見た位置である。
次に、コントローラ4で実行される駆動制御処理を、図3のフローチャートに従って説明する。図4は、そのブロック図である。
先ずステップS1では、操舵角、各車輪速、各転舵角などの各種データを読込む。
続くステップS2では、各車輪速に基づいて車速Vを算出する。
続くステップS3では、下記に示すように、操舵角θに応じて目標旋回半径Rを設定する。REは操舵角θに対するゲインである。
1/R(s)=RE×θ(s)
なお、前輪操舵の車両運動特性に近づけるために、下記に示すように、ゲインREを算出してもよい。Aはスタビリティファクタ、Lはホイールベース、nはステアリングギア比である。
E=1/{(1+AV2)×L×n}
また、ノイズなど高調波の影響を小さくするために、下記に示すように、ローパスフィルタを介して過渡特性を考慮してもよい。
1/R(s)=RE×{1/(1+Ts)}×θ(s)
続くステップS4では、公転基準点Leを設定する。
続くステップS5では、目標自転中心Loを設定する。ここでは、後輪車軸よりも後方に目標自転中心Loを設定する。
続くステップS6では、目標旋回半径R、公転基準点Le、及び目標自転中心Loを実現するための目標横すべり角β、目標ヨーレートγを設定する。
先ず、公転基準点Oでは進行方向と車体の向きとが一致するので、下記に示すように、車両基準点Oでの目標横すべり角βを算出する。
β=−(Le/ρ)
また、下記に示すように、車両基準点Oが旋回半径ρ、車速Vで旋回するときの公転のヨーレート{V/ρ}と、車両座標自体が回転するときの自転のヨーレート{s(Le−Lo)/ρ}とを加算して目標ヨーレートγを算出する。自転のヨーレートは、公転基準点Leと目標自転中心Loとの距離の変化率である。
γ={V+s(Le−Lo)}/ρ
続くステップS7では、下記に示すように、目標横すべり角β及び目標ヨーレートγに応じて、前輪及び後輪の目標転舵角δf(s)及びδr(s)を算出する。Vは車速、Aはスタビリティファクタ、mは車両質量、IZは車両のヨー慣性モーメント、Cfは前輪等価コーナリングパワー、Crは後輪等価コーナリングパワー、Lfは重心と前輪車軸との距離、Lrは重心と後輪車軸との距離、Lはホイールベースである。
Figure 0005233190
続くステップS8では、各目標転舵角に転舵角が一致するように、各転舵機構3iを駆動制御してから所定のメインプログラムに復帰する。
《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
従来の4WSでは、前輪舵角に対する後輪舵角を所定の伝達関数に従って制御することにより、車両の横すべり角をゼロにすることができる。また、運転者のステアリング操作に応じてヨーレートが一次遅れの応答となり、急なステアリング操作をするとヨーレートが大きくなり、これによって車両基準点の方向に旋回半径が小さくなる。このとき、図5に示すように、車体が重心点を軸に自転することになるが、その重心点よりも後方は旋回外側に張り出すことになるので、例えば狭い道路では車体後部の張り出しに注意しなければならない。しかも、自転中心よりも後方に運転席がある場合、自転によって運転席が旋回外側に変位することになるので、運転者に旋回外側への横加速度が作用することになり、これは旋回方向とは逆方向になるので、違和感を与え兼ねない。
そこで、本実施形態では、目標旋回半径Rと公転基準点Leと目標自転中心Loとを設定し(ステップS3〜S5)、これら目標旋回半径Rと公転基準点Leと目標自転中心Loとに応じて目標横すべり角β及び目標ヨーレートγを設定し(ステップS6)、これら目標横すべり角β及び目標ヨーレートγに応じて前後輪の目標転舵角δf(s)及びδr(s)を算出し(ステップS7)、この目標転舵角δf(s)及びδr(s)が達成されるように転舵機構3iを駆動制御する(ステップS8)。
このように、特に公転基準点Leと目標時点中心Loを個別に設定することで、所望の旋回挙動を実現することができる。つまり、公転基準点Leでは常に進行方向と車体の向きが一致するので、この公転基準点Leの位置を車両基準点Oに合わせれば、横すべり角βのゼロ化を実現できる。
また、図5に示すように、自転中心Loの位置を後輪車軸よりも後方に設定すれば、車両後部が旋回外側に張り出すことを抑制できるので、目標コースに対して自車両の横位置だけに注意して運転すれば、その目標コースに沿って走行することができるので、操縦性が向上する。
ここで、従来技術と本実施形態のシミュレーション結果を比較する。
図6は、計算条件であり、車速40[km/h]で直進している状態から、操舵角を増加させたとする。図7は、前輪舵角と後輪舵角であり、本発明では従来技術よりも微分的な応答特性となる。図8は、横すべり角βとヨーレートγであり、従来技術も本発明も共に横すべり角βがゼロに追従するが、ヨーレートγについては、従来技術よりも本発明の方が増加する。図9は、車体の外形が描く軌跡であり、特に旋回の初期段階で車両後部の旋回外側への張り出しが抑制されることが確認できた。
《応用例》
上記の第1実施形態では、各車輪2iの全てを個別に転舵可能な転舵機構3iを搭載しているが、少なくとも前後輪の夫々を転舵できればよいので、例えば、図10に示すように、前輪2FL・2FRの舵角比を変更可能なギヤ比可変機構10と、後輪2RL・2RRを転舵可能な転舵機構11とを設けることで、前後輪の夫々を転舵するような構成であっても、上記の一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
《効果》
以上より、ステップS3の処理が「旋回半径設定手段」に対応し、ステップS4の処理が「公転基準点設定手段」に対応し、ステップS5の処理が「自転中心設定手段」に対応し、ステップS6の処理が「旋回挙動設定手段」に対応し、ステップS7の処理が「算出手段」に対応し、ステップS8の処理が「制御手段」に対応している。また、目標横すべり角β及び目標ヨーレートγが「目標旋回挙動」に対応している。
(1)前後輪の夫々を転舵可能な転舵機構と、運転者のステアリング操作に応じて車両基準点から旋回中心までの目標旋回半径を設定する旋回半径設定手段と、旋回中心を通る車両左右方向の直線と車両前後方向の直線との交点を、旋回中心の周りを公転するときの公転基準点として設定する公転基準点設定手段と、車両の目標自転中心を設定する自転中心設定手段と、旋回半径設定手段で設定した目標旋回半径、公転基準点設定手段で設定した公転基準点、及び自転中心設定手段で設定した目標自転中心に応じて、車両の目標旋回挙動を設定する旋回挙動設定手段と、旋回挙動設定手段で設定した目標旋回挙動に応じて前後輪の目標転舵角を算出する算出手段と、算出手段で算出した目標転舵角に応じて駆動機構を駆動制御する制御手段とを備えた。
これにより、特に公転基準点と目標時点中心を個別に設定することで、所望の旋回挙動を実現することができる。つまり、公転基準点では常に進行方向と車体の向きが一致するので、この公転基準点の位置を車両基準点に合わせれば、横すべり角のゼロ化を実現できる。また、目標自転中心の位置に応じて、車両後部が旋回外側に張り出すことや、運転者に旋回外側への横加速度が作用することを抑制できるので、操縦性や乗心地を向上させることができる。
(2)自転中心設定手段は、後輪車軸よりも後方に目標自転中心を設定する。
これにより、車両後部が旋回外側に張り出すことを抑制することができるので、操縦性が向上する。
(3)公転基準点設定手段は、旋回中心を通る車両左右方向の直線と車両前後方向の直線との交点でなる、車両進行方向と車両の向きが一致する点を、旋回中心の周りを公転するときの公転基準点として設定する。
これにより、公転基準点の位置を車両基準点に合わせるときに、確実に横すべり角のゼロ化を実現できる。
(4)旋回挙動設定手段は、車両基準点から公転基準点までの距離を目標旋回半径で除した値に基づいて目標横すべり角を設定する。
このように、目標旋回挙動の一要素である目標横すべり角を容易に設定できる。
(5)旋回挙動設定手段は、車両が目標旋回半径で旋回するときの公転によるヨーレートと、公転基準点及び目標自転中心の距離の変化率でなる自転によるヨーレートと、を加算して目標ヨーレートを設定する。
このように、目標旋回挙動の一要素である目標ヨーレートを容易に設定できる。
《第2実施形態》
《構成》
第2実施形態は、運転者に旋回外側への横加速度が作用することを防ぐものである。
前記ステップS5の処理で、運転席よりも後方に目標自転中心Loを設定する。
《作用》
したがって、図11に示すように、自転中心Loの位置を運転席よりも後方に設定すれば、運転者は旋回内側へ移動することになり、旋回外側への横加速度が作用することがない。すなわち、自転中心Loに作用する横加速度αyは、下記に示すように、車速Vを一定とすると、操舵角θに対して線形の関係になるので、ステアリング操作に対して逆向きの横加速度αyが作用することはない。したがって、運転者に違和感を与えることがなく、乗心地が向上する。
αy=V(γ(s)+sβ(s))
=V{(V+s(Le−Lo))−s(Le−Lo)}REθ(s)
=V2Eθ(s)=V2/ρ
ここで、従来技術と本実施形態のシミュレーション結果を比較する。
図12は、横加速度であり、本実施形態では、旋回初期に旋回逆向きの横加速度を打ち消し、旋回方向と一致する旋回内側へ安定した横加速度が発生することを確認できた。
《効果》
(1)自転中心設定手段は、運転席よりも後方に目標自転中心を設定する。
これにより、運転者に旋回外側への横加速度が作用することを抑制できるので、乗心地が向上する。
概略構成である。 用語の定義である。 駆動制御処理を示すフローチャートである。 ブロック図である。 第1実施形態の作用である。 計算条件を示すタイムチャートである。 転舵角のタイムチャームである。 横すべり角とヨーレートのタイムチャートである。 車体の外形が描く軌跡である。 他の実施形態である。 第2実施形態の作用である。 横加速度のタイムチャートである。
符号の説明
1 自動車
2FL〜2RR 車輪
3FL〜3RR 転舵機構
4 コントローラ
5 操舵角センサ
6 ステアリングホイール
7 車輪速センサ
8 転舵角センサ
9 反力モータ
10 ギヤ比可変機構
11 転舵機構

Claims (7)

  1. 前後輪の夫々を転舵可能な転舵機構と、運転者のステアリング操作に応じて車両基準点から旋回中心までの目標旋回半径を設定する旋回半径設定手段と、前記旋回中心を通る車両左右方向の直線と車両前後方向の直線との交点でなる、車両進行方向と車両の向きが一致する点を、前記旋回中心の周りを公転するときの公転基準点として設定する公転基準点設定手段と、車両の目標自転中心を設定する自転中心設定手段と、前記旋回半径設定手段で設定した目標旋回半径、前記公転基準点設定手段で設定した公転基準点、及び前記自転中心設定手段で設定した目標自転中心に応じて、車両の目標旋回挙動を設定する旋回挙動設定手段と、該旋回挙動設定手段で設定した目標旋回挙動に応じて前後輪の目標転舵角を算出する算出手段と、該算出手段で算出した目標転舵角に応じて前記駆動機構を駆動制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする旋回挙動制御装置。
  2. 前記自転中心設定手段は、後輪車軸よりも後方に目標自転中心を設定することを特徴とする請求項1に記載の旋回挙動制御装置。
  3. 前記自転中心設定手段は、運転席よりも後方に目標自転中心を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の旋回挙動制御装置。
  4. 前記旋回挙動設定手段は、車両基準点から前記公転基準点までの距離を前記目標旋回半径で除した値に基づいて目標横すべり角を設定することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の旋回挙動制御装置。
  5. 前記旋回挙動設定手段は、車両が前記目標旋回半径で旋回するときの公転によるヨーレートと、前記公転基準点及び前記目標自転中心の距離の変化率でなる自転によるヨーレートと、を加算して目標ヨーレートを設定することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の旋回挙動制御装置。
  6. 旋回挙動制御装置を備えた自動車において、
    運転者によって操作されるステアリング操作子と、前後輪の夫々を転舵可能な転舵機構と、前記ステアリング操作子の操作量に応じて車両基準点から旋回中心までの目標旋回半径を設定する旋回半径設定手段と、前記旋回中心を通る車両左右方向の直線と車両前後方向の直線との交点でなる、車両進行方向と車両の向きが一致する点を、前記旋回中心の周りを公転するときの公転基準点として設定する公転基準点設定手段と、車両の目標自転中心を設定する自転中心設定手段と、前記旋回半径設定手段で設定した目標旋回半径、前記公転基準点設定手段で設定した公転基準点、及び前記自転中心設定手段で設定した目標自転中心に応じて、車両の目標旋回挙動を設定する旋回挙動設定手段と、該旋回挙動設定手段で設定した目標旋回挙動に応じて前後輪の目標転舵角を算出する算出手段と、該算出手段で算出した目標転舵角に応じて前記駆動機構を駆動制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする自動車。
  7. 前後輪の夫々を転舵可能な転舵機構を備え、
    運転者のステアリング操作に応じて車両基準点から旋回中心までの目標旋回半径を設定し、
    前記旋回中心を通る車両左右方向の直線と車両前後方向の直線との交点でなる、車両進行方向と車両の向きが一致する点を、前記旋回中心の周りを公転するときの公転基準点として設定し、
    車両の目標自転中心を設定し、
    前記目標旋回半径、前記公転基準点、及び前記目標自転中心に応じて、車両の目標旋回挙動を設定し、
    前記目標旋回挙動に応じて前後輪の目標転舵角を算出し、
    前記目標転舵角に応じて前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする旋回挙動制御方法。
JP2007184427A 2007-07-13 2007-07-13 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法 Expired - Fee Related JP5233190B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007184427A JP5233190B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007184427A JP5233190B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009018756A JP2009018756A (ja) 2009-01-29
JP5233190B2 true JP5233190B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=40358761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007184427A Expired - Fee Related JP5233190B2 (ja) 2007-07-13 2007-07-13 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5233190B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5321107B2 (ja) * 2009-02-06 2013-10-23 日産自動車株式会社 旋回挙動制御装置、及び旋回挙動制御方法
JP2011068213A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Honda Motor Co Ltd 四輪操舵装置
JP5919889B2 (ja) 2012-03-01 2016-05-18 株式会社ジェイテクト 車両姿勢制御装置
US9540039B2 (en) * 2012-07-09 2017-01-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle steering control device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4622452B2 (ja) * 2004-10-26 2011-02-02 日産自動車株式会社 車両用操向装置
JP4639985B2 (ja) * 2005-06-22 2011-02-23 トヨタ自動車株式会社 車両の操舵制御装置
JP4692170B2 (ja) * 2005-09-12 2011-06-01 日産自動車株式会社 車両用操舵装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009018756A (ja) 2009-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5261962B2 (ja) 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法
JP4835189B2 (ja) 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法
US20070039775A1 (en) Steering control system for vehicle
EP3666634B1 (en) Leaning vehicle
JP6925535B2 (ja) 操舵制御装置
JP4807164B2 (ja) 車両の操舵装置
JP5233190B2 (ja) 旋回挙動制御装置、自動車、及び旋回挙動制御方法
US20150034407A1 (en) Steering system for wheeled land vehicle
US11485370B2 (en) Method for determining a corrected wheel radius on the basis of the measured yaw rate
JP5393495B2 (ja) 操舵装置
JP2008239115A (ja) 車両の運動制御装置
US10625777B2 (en) Attitude control system
JP4613668B2 (ja) 車両挙動制御装置および車両挙動制御方法
JP5321107B2 (ja) 旋回挙動制御装置、及び旋回挙動制御方法
CN112572605B (zh) 一种分布式驱动车辆及其转向控制方法与装置
JP4639914B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP4556643B2 (ja) 車両の制駆動力制御装置
JP5617499B2 (ja) 車両用舵角制御装置
JP5390289B2 (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JP5088008B2 (ja) 車体スリップ角制御装置及びプログラム
JP2009113510A (ja) 車両用操舵装置
Bulatovsky et al. Four-Wheel Steering System
JPS62292570A (ja) 制御主導型自動車および自動車の制御方法
JPS60193773A (ja) 車両の前後輪操舵装置
JPS61244670A (ja) 車両用舵角制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100628

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees