JP5231329B2 - カムシャフトを加工するための支持方法及びその装置 - Google Patents

カムシャフトを加工するための支持方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、カムシャフトを加工するための支持方法及びその装置に関し、一層詳細には、内燃機関に組み込まれるカムシャフトに対して、タップ孔、キー溝等の加工を施すためのカムシャフトを加工するための支持方法及びその装置に関する。
内燃機関に組み込まれるカムシャフトの軸部や軸端部には、タイミングベルト等を懸架したり、潤滑油を供給するための孔部を設ける等の加工が施される。この種の穴あけ、タップ孔、キー溝等の加工を施す際には、軸方向に長いカムシャフトを水平に支持する必要がある。このため、カムシャフトの軸芯の位置決め、軸線方向の位置決め、及び軸回りの位置決めを行なうことで、カムシャフトを正確に位置決めするための装置が提案されている。
例えば、特許文献1は、発明「カムシャフト素材支持装置」を開示するものであり、この発明によれば、カムシャフトの軸芯の位置決めはカムシャフトの円柱部をV型のブロックにて行ない、軸線方向の位置決めはカムシャフトの一端部を壁部等に突き当てて行ない、また、軸回りの位置決めは、カムシャフトの素材形成時に、予め位置決め用突起を形成して、穴あけ等の加工時にこの突起を利用して規制するよう構成している。
特許第3828735号公報
しかしながら、近年、エンジンの気筒毎に設けられるバルブ数が増加し、カムシャフトの軸に位置決め用の突起を設けることが困難になったり、また、該突起を設けることが出来る場所と、カムシャフトを位置決め可能なカム形状の位置や角度とが一致しない場合もある。さらに、燃費向上を目的として前記カムシャフト自体の軽量化を図ろうとすると、前記突起の重量が無視できない。さらにまた、前記突起を設けた場合、その位置や形状がカムシャフトの種類により異なってしまうため、所謂、製品の種類毎に位置決め治具が必要となる等、製造工程が煩雑になり、製品コストの上昇要因となるとともに加工時間も増加する難点がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、カムシャフトを構成する素材に加工のための位置決め用突起を設けることなく、加工時に簡易にカムシャフトの位置決めを可能とする、カムシャフトを加工するための支持方法及びその装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本明は、少なくとも互いに平行な側面を端部に有するカムシャフトを加工するための支持方法であって、軸支持部に前記カムシャフトを載置する工程と、前記カムシャフトをその一方の端部側から押圧して突当基準部に位置決めする工程と、前記カムシャフトの平行な側面を把持することにより該カムシャフトの位相を規制する工程と、前記カムシャフトを押圧して該カムシャフトを固定する工程と、からなることを特徴とする。
発明によれば、種類の異なるカムシャフトにタップ孔、キー溝等の加工を施す際に、軸芯、長さ方向及び軸回りの位置決めが容易に行われるため、カムシャフトの加工に汎用性があるばかりか、簡易に且つ製造コストも低廉とすることが可能である。
また、本発明は、カムシャフトの位置を規制する工程の前に該カムシャフトの位置決めの正否を判別する工程を有することを特徴とする。
発明によれば、カムシャフトの位置決めの正否を加工前に判別することが可能となり、これによって歩留まりの高い、しかも効率よくカムシャフトを加工することができるという効果を奏する。
さらに、本発明は、少なくとも互いに平行な側面を端部に有するカムシャフトを加工するための支持装置であって、テーブル上に設けられた複数の軸持部と、前記軸持部に載置されたカムシャフトの一方の端部が当接する突当基準部と、突当基準部に前記カムシャフトを突き当てるアクチュエータと、カムシャフトの平行な側面を挟持する位相規制部と、軸支持部に保持されたカムシャフトを押圧して固定する押圧部と、を備えることを特徴とする。
発明によれば、突当基準部によってカムシャフトの軸方向の位置決めが行なわれ、位相規制部によってカムシャフトのカムの位相が規制されるため、カムシャフト全体としての位置決めが容易になされると共に、加工も可及的に容易に行なうことが可能である。しかも汎用性に富むために種類の異なるカムシャフトにも対応することができるという利点がある。
さらにまた、本発明は、支持装置がカムシャフトのカム形状に適合して該カムシャフトの加工位置の正否を判別する位置決め判別部を備えることを特徴とする。
発明によれば、位置決め判別部によって、カムシャフトの加工前に加工位置が正しく確保されているか判別できるため、歩留まりの高い、効率のよいカムシャフトの加工が行なわれる効果が得られる。
またさらに、本発明は、押圧部が回動自在なカムシャフト当接部を備えることを特徴とする。
発明によれば、カムシャフト当接部が回動自在であるために、種類の異なるカムシャフトであっても、その種類に応じて最適な位置でカムシャフトを押圧位置決めして、その加工に供することが可能である。
本発明に係るカムシャフトを加工するための支持方法及びその装置によれば、突当基準部によってカムシャフトの軸方向の位置が固定され、カムシャフトの平行な側面を挟持することによって該カムシャフトの軸回りの位相が規制され、しかも、カムシャフトの位置決め判別をすることにより、カムシャフトの周方向の位置の正否も判別可能である。従って、本発明によれば、カムシャフトを加工する際にカムシャフト用素材に加工のための位置決め用突起を設けることなく、このため多種類のカムシャフトに対しても位置決めが容易となり、加工時間も短縮することが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るカムシャフト加工用支持装置の長手方向一部切欠断面図である。 図2は、図1の一部断面平面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った一部断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿った一部断面図である。 図5は、図2のV−V線に沿った一部断面図である。 図6は、本発明の他の実施の形態に係るカムシャフト加工用支持装置の一部縦断説明図である。
以下、本発明に係るカムシャフトを加工するための支持方法について、これを実施する装置との関係において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明はピストンの往復動作を回転動作に変換するためのカムシャフトの形状に着目したものである。
図1に示すように、カムシャフトは内燃機関を構成する気筒数に応じて吸気弁と排気弁を時間差をおいて開閉するために、互いに所定間隔離間し且つ回転位相を異にするカムを備えた構造を採用する。すなわち、図1において参照符号10はカムシャフトを示し、このカムシャフト10は、互いに所定間隔離間するカム12を有し、これらのカム12は相互に卵形状を呈する突起部が位相をずらし且つ互いに等間隔離間した状態で連設される。これらの複数のカム12の間にカムジャーナル14が設けられている。カムシャフト10の一方の端部は、図3の断面図に示すように、互いに平行な面16a、16bを有する。この互いに平行な面16a、16bは、スパナ等を用いてカムシャフトを位置決めしたり、あるいは加工等を行なうために、従来から設けられているものである。本願発明者は、この互いに平行な面16a、16bに後述する軸回り位置決め部材を当接して、前記カムシャフト10を固定した上で、例えば、潤滑油を供給するためのタップ孔を加工したり、タイミングベルトを懸架するために該カムシャフト10にキー溝を刻設する際の固定機構として利用しようとするものである。
そこで、前記カムシャフト10にタップ孔を加工したり、キー溝を刻設する際にこれを固定支持するためのカムシャフト加工用支持装置20について、以下に説明する。
図1及び図2に示すように、カムシャフト加工用支持装置20は、水平に保持される基盤22を有し、前記基盤22には複数本の脚部24が立設される。前記脚部24はテーブル26を水平方向に保持する。テーブル26の一方の端部には、後述するアクチュエータ、すなわちシリンダーに対し圧力流体を供給し排出するための流体給排流路28が設けられる。前記テーブル26の他方の端部に、後述するようにカムシャフト10の他方の端部が押圧固定される突当基準部を固定すべくピンを挿入するピン受容部30が設けられる。前記のようにピン受容部30に対応して、突当基準部32が設けられる。突当基準部32は、その内部にシリンダー34を有し、前記シリンダー34のシリンダーロッド36は、前記ピン受容部30に対して進動作して、突当基準部32をテーブル26に位置決めする。
実際、突当基準部32は、その一側面に突出する突当部38を有し、前記突当部38は、ワークであるカムシャフト10の他方の端部に突き当たり、このカムシャフト10をその軸線方向に位置決めする。前記突当基準部32に近接して、カムシャフト10の軸回りの位相を規制する位相規制部40が設けられる。
位相規制部40は、図2から容易に了解されるように、カムシャフト10を挟んでテーブル26上に互いに対向するように取付部材42a、42bを有し、前記取付部材42a、42bには、押当部材44a、44bが設けられる。
押当部材44a、44bは、コイルスプリング46a、46bによってワークであるカムシャフト10の互いに平行な面16a、16bに当接するプランジャ48a、48bを有し、このプランジャ48a、48bは、前記コイルスプリング46a、46bの弾発力と共にねじ50a、50bによって、常時、カムシャフト10側へと押圧される。従って、ねじ50a、50bをその螺回作用下に調整すれば、プランジャ48a、48bのカムシャフト10への突出量とその押圧力が調節されることは容易に了解されよう。
前記取付部材42a、42bに対し、所定間隔離間して軸支持部60が設けられる。図4に示されるように、前記軸支持部60は、載置ブロック61を有し、この載置ブロック61はテーブル26上に図示しないボルト等を介して固着される。載置ブロック61は、その上部に互いに90°で拡開する傾斜面62a、62bによって形成されるワーク保持部64を有する。前記のように傾斜面62a、62bを有する結果、直径の異なるカムシャフト10を保持することが可能であり、またワーク保持部64の高さを調節自在とすれば、より一層多種多様のカムシャフト10に対応可能である。
一方、この軸支持部60と後述する位置決め判別部90との間にあってテーブル26上に押圧部70を有する。押圧部70は、図4に示されるように、支柱72を有し、前記支柱72の先端部に支軸74を備える。支軸74は、アーム76を回動自在に保持する。アーム76の一端部には、当接部材78が設けられ、この当接部材78の反対側にあってアーム76の他端部には、図示しないシリンダーによって進退動作するシリンダーロッド80が係合する。シリンダーロッド80は、実際、アーム76に設けられたピン82によって該アーム76と連結される。従って、シリンダーロッド80が、図4において、矢印Xで示す上下方向に変位することにより、実線又は二点鎖線で示されるように、アーム76は揺動することが了解されよう。そして、シリンダーロッド80が矢印Xで示されるように上昇すると、アーム76先端の当接部材78は、カムシャフト10の一つのカム12のカム面を押圧し、ワーク保持部64の傾斜面62a、62bに該カムシャフト10をしっかりと位置決め保持する。
なお、図2から了解されるように、支柱72は矢印Yで示すその軸周りに回転可能である。従って、前記支柱72を回転させることによってアーム76の当接部材78をカムシャフト10の所望の位置のカム12に当接することが可能である。これによっても多種類のカムシャフト10に対応することができる。
前記押圧部70に近接して、位置決め判別部90がテーブル26上に配設される。位置決め判別部90は、ワークであるカムシャフト10がワーク保持部64等にその配置方向が誤ることのないように設けられている。具体的には、位置決め判別部90は、図5に示すように、載置部92を有し、この載置部92の上面には湾曲した凹部94が形成される。前記凹部94の形状はワークであるカムシャフト10を構成するカム12の側部湾曲面と対応する形状である。位置決め判別部90は、ワークであるカムシャフト10の形状に着目して構成される。周知のように、カムシャフト10に設けられるカム12は互いに位相が異なる。従って、特定のカム12に着目すると図5に実線で示すカム12の突起部の高さH1と破線で示す高さH2とは互いに異なる高さである。従って、高さが異なれば、カムシャフト10の載置位置が正しいか否か容易に判別することが可能である。
次に、図1から容易に了解されるように、テーブル26の一端部側にアクチュエータとしてのシリンダー100が設けられる。シリンダー100はその内部に往復動作するピストン102と、このピストン102に固着されて外部に露呈するピストンロッド104と、前記シリンダー100内に形成される室106に連通する流体給排口108を備える。なお、前記テーブル26に設けられた流体給排流路28は、前記流体給排口108の反対側で前記室106に連通する。
一方、ピストンロッド104の先端側で且つテーブル26上に屈曲する支柱110が設けられる。支柱110の上端部にはアーム112が設けられ、このアーム112の先端部にピン114が植設される。ピン114は、スイングアーム116をその略中央で保持し、前記スイングアーム116の下端部にはピストンロッド104の先端部に装着されたピン118が相対的に回動自在に係合する。従って、シリンダー100のピストン102が往復動作すると、ピストンロッド104が進退動作を行ない、ピン114がスイングアーム116を矢印Zで示すように揺動させることになる。そして、前記スイングアーム116の上端部はカムシャフト10の一端部に臨む。
前記支柱110の近傍にあって軸支持部130がテーブル26上に設けられる。軸支持部130は、前記軸支持部60と同様に互いに90°拡開する傾斜面を有するワーク保持部132を有する。この軸支持部130の近傍にあって前記押圧部70と同一の構成からなる押圧部140が設けられる。この押圧部140は、前記押圧部70と同一の構成を採用するために、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係るカムシャフト加工用支持装置20は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
まず、シリンダー100において流体給排口108から圧力流体を導入し、ピストン102を押圧して、ピストンロッド104を進動作させる。これによって、スイングアーム116が矢印Z1方向に回動するに至る。一方、押圧部70において、図示しないシリンダーを付勢してシリンダーロッド80を退動作させ、アーム76を二点鎖線で示すように矢印M1方向に回動させる。同様に、押圧部140においても前記アームを開いた状態にする。
このような準備段階を経て、カムシャフト10がワーク保持部64、載置部92、及びワーク保持部132に載置される。このとき、位置決め判別部90は、載置部92に設定されたカムシャフト10のカム12の卵形状の湾曲した下部面が凹部94と合わないとき、当然にカムシャフト10は作業員によってその載置状態が正常でないことが確認される。そこで、カムシャフト10が作業員によって回動されて、カム12の湾曲面が凹部94の湾曲面に合うように載置され直す。これによって、カムシャフト10が加工に適した高さを確保するように位置決めされる。このとき、載置部92にセンサーを配置しておき、カムシャフト10を構成するカム12の湾曲面と凹部94の湾曲面とが一致したときに信号を導出するようにしておけば、作業員は目でカムシャフト10の正常な載置状態を確認することなく、容易に作業を続行することができる。
そこで、正常な位置にカムシャフト10が配置されると、流体給排流路28から圧力流体がシリンダー100に導入され、ピストン102が退動作する。これによってピストンロッド104が縮退し、スイングアーム116はピン114を支点として矢印Z2方向に揺動し、該スイングアーム116の先端部はカムシャフト10をその一端部側で押圧する。このように押圧されたカムシャフト10は、突当基準部32の突当部38に当接し、突き当てられた位置決め状態になる。これが、基準位置になる。
そこで、押圧部70及び押圧部140が付勢され、シリンダーロッド80が進動作して、支軸74を中心にして図4において二点鎖線にある状態から実線位置へと矢印M2方向へ回動動作する。これによって、当接部材78がカムシャフト10のカム12を押圧する。この結果、カムシャフト10はワーク保持部64にその傾斜面62a、62bを利用してしっかりと保持されることになる。押圧部140側でも同様の動作が行われる。
この後、カムシャフト10に図示しないドリルで潤滑油供給用の孔部が当該カムシャフト10の軸線に直交する方向から穴あけ加工されることになる。
穴あけ加工された後のカムシャフト10は、まず、押圧部70、140がワークであるカムシャフト10との係合を解き、さらに、シリンダー100が付勢され、流体給排口108から圧力流体が供給されて、ピストンロッド104が進動作して、スイングアーム116を矢印Z1方向に回動させてカムシャフト10の端部からその係合を解除する。これによって、自由な状態となったカムシャフト10は次の作業工程へと送られることになる。
図6に、本発明に係るカムシャフト加工用支持装置20の別の実施の形態を示す。なお、図1乃至図5に示されるカムシャフト加工用支持装置20と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第1の実施の形態では、位相規制部40は、ワークであるカムシャフト10の両側から互いに平行な面16a、16bを挟持すべく取付部材42a、42b、コイルスプリング46a、46b、プランジャ48a、48bを対向するように設けている。しかしながら、第2の実施の形態では、寧ろ、取付部材42a、コイルスプリング46a、プランジャ48aを割愛し、これに変えて、テーブル26上に固定の基準固定部200を設けている。この基準固定部200は、概ねL字状に屈曲した金属製ブロック202を含み、その垂直な側面204と水平な側面206によって、カムシャフト10の互いに平行な面16a及び底面を保持し、一方、取付部材42b側のねじ50bを螺回動作させて、そのプランジャ48bによって、カムシャフト10の平行である他方の面16bを強圧する。これによって、カムシャフト10の面16aは前記ブロック202の側面204に圧接し、且つ、カムシャフト10の底面は側面206によって保持される。
従って、第2の実施の形態に係る基準固定部200は、第1の実施の形態における位相規制部40よりも一層構造が簡素化し、また製造コストも低廉化できるという利点がある。
以上、本発明に係るカムシャフトを加工するための支持方法について、そのための装置との関係で好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改変が可能であることは言うまでもない。
10…カムシャフト 12…カム
16a、16b…平行な面 20…カムシャフト加工用支持装置
26…テーブル 32…突当基準部
38…突当部 40…位相規制部
60…軸支持部 70…押圧部
90…位置決め判別部 100…シリンダー
104…ピストンロッド 116…スイングアーム
200…基準固定部 202…ブロック

Claims (9)

  1. 少なくとも互いに平行な側面を端部に有し且つ長手方向に沿って複数の位相をずらしたカムが設けられたカムシャフトを加工するための支持方法であって、
    軸支持部に前記カムシャフトを載置する工程と、
    前記カムシャフトをその一方の端部側から押圧して突当基準部に位置決めする工程と、
    前記カムシャフトの端部に設けられた平行な側面を把持することにより該カムシャフトの位相を規制する工程と、
    前記カムシャフトの所定のカムに対しアームを該カムシャフトに沿って回動させて前記アームの先端に設けられた当接部材により前記所定のカムを押圧して該カムシャフトを固定する工程と、
    からなることを特徴とするカムシャフトを加工するための支持方法。
  2. 請求項1記載の支持方法において、
    前記カムシャフトの位置を規制する工程の前に該カムシャフトの位置決めの正否を判別する工程を有することを特徴とするカムシャフトを加工するための支持方法。
  3. 請求項1又は2に記載の支持方法において、
    前記カムシャフトの平行な側面を把持することにより該カムシャフトの位相を規制する工程は前記カムシャフトの平行な面をコイルスプリングの弾発力の作用下に押圧される一組のプランジャにより営まれることを特徴とするカムシャフトを加工するための支持方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の支持方法において、前記カムシャフトをその一方の端部側から押圧して突当基準部に位置決めする工程は、アクチュエータを付勢することによりスイングアームを揺動させて、前記スイングアームを前記カムシャフトの端部に押圧することにより行うことを特徴とするカムシャフトを加工するための支持方法
  5. 少なくとも互いに平行な側面を端部に有し且つ長手方向に沿って複数の位相をずらしたカムが設けられたカムシャフトを加工するための支持装置であって、
    テーブル上に設けられた複数の軸持部と、
    前記軸持部に載置されたカムシャフトの一方の端部が当接する突当基準部と、
    前記突当基準部に前記カムシャフトを突き当てるアクチュエータと、
    前記カムシャフトの端部に設けられた平行な側面を挟持する位相規制部と、
    前記軸持部に保持されたカムシャフトを押圧して固定する押圧部と、
    を備え、前記押圧部は支軸により回動自在に保持されるアームと、前記アームの一端部に設けられた当接部材とを有し、前記アームは前記カムシャフトの所定のカムに対し該カムシャフトに沿って回動して前記当接部材を前記所定のカムに押圧することを特徴とするカムシャフトを加工するための支持装置。
  6. 請求項記載の支持装置において、
    前記支持装置はカムシャフトのカム形状に適合して該カムシャフトの加工位置の正否を判別する位置決め判別部を備えることを特徴とするカムシャフトを加工するための支持装置。
  7. 請求項5又は6に記載の支持装置において、
    前記位相規制部は一組の押圧部材からなり、それぞれの前記押圧部材はコイルスプリングと、前記コイルスプリングの弾発力によって押圧されて前記カムシャフトの平行な面に当接するプランジャとからなることを特徴とするカムシャフトを加工するための支持装置。
  8. 請求項7に記載の支持装置において、
    前記コイルスプリングはねじにより押圧され、前記ねじを螺回作用下に調整することにより前記プランジャのカムシャフトへの突出量と押圧力とを調節自在であることを特徴とするカムシャフトを加工するための支持装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれかに記載の支持装置において、
    前記突当基準部に前記カムシャフトを突き当てるアクチュエータはシリンダからなり、前記シリンダのピストンロッドはスイングアームに連結され、前記アクチュエータを付勢することによりピストンを動作させてスイングアームをカムシャフトに押圧することを特徴とするカムシャフトを加工するための支持装置。
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