JP5230257B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5230257B2
JP5230257B2 JP2008122186A JP2008122186A JP5230257B2 JP 5230257 B2 JP5230257 B2 JP 5230257B2 JP 2008122186 A JP2008122186 A JP 2008122186A JP 2008122186 A JP2008122186 A JP 2008122186A JP 5230257 B2 JP5230257 B2 JP 5230257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature winding
terminal
potential
phase
phase armature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008122186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009273251A (ja
Inventor
誠 森▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2008122186A priority Critical patent/JP5230257B2/ja
Publication of JP2009273251A publication Critical patent/JP2009273251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5230257B2 publication Critical patent/JP5230257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明は、モータ駆動装置にかかり、特に、ブラシレスモータ等のモータを駆動するモータ駆動装置に関する。
ブラシレスモータ等のモータでは、一般的に回転子の位置を検出する必要があり、ホール素子等の磁気センサを用いて回転子の位置を検出する。しかしながら、センサを設けることによって、センサの使用環境の制約を受けやすく、モータの配線が増え、さらにモータのスペースや部品点数などの面から、種々の弊害を生じることがある。
そこで、ホール素子等のセンサを設けずに、モータを駆動制御する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、回転子の角度による各相間のインダクタンスの相違を利用して、異なる相間のインダクタンスを求め、予め記憶しておいた関係から電気角を求めることが提案されている。具体的には、電流検出器を用いて停止状態での回転子の位置を検出することが提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電流検出器が別途必要となってしまうので、特許文献2や特許文献3に記載の技術などが開発された。
特許文献2に記載の技術では、界磁巻線に電源電圧を印加して各相に誘起される電圧から回転子角度を演算して、演算した回転子角度に基づいて、電機子巻線への通電を開始するようにしている。また、初期角度の推定値から次の通電相切替までの時間を推定して通電相を切り替えることによって磁極位置センサを用いることなく電機子の駆動制御を行うことが提案されている。
また、特許文献3に記載の技術では、パルス電圧をモータに印加したときの中性点電位を測定して、インダクタンス値を調べて総合回転角を求めることが提案されている。
特開平7−177788号公報 特開2005−12952号公報 特表2001−516198号公報
しかしながら、特許文献2、3の何れの技術も中性点を取り出す必要があり、デルタ結線では実現不可能である。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、中性電位の存在しないデルタ結線のブラシレスモータにも適用可能なセンサレス方式のモータ駆動回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、3相以上の複数相の電機子巻線に電力を順次印加することによって回転子を回転するモータと、複数のスイッチング素子のオンオフにより直流電力を交流電力に変換して前記モータに印加するためのスイッチング素子群と、前記回転子の回転を制御するために前記スイッチング素子群を制御する制御手段と、前記回転子が回転しない程度の電力を前記モータに印加するように前記制御手段が前記スイッチング素子群を制御した際の前記電機子巻線の端子電圧を検出し、検出結果に基づいて前記電機子巻線に対する前記回転子の相対角度を導出する導出手段と、を備え、前記導出手段が、前記制御手段によって前記電機子巻線の端子のうち1端子が無接続とされ、残りの端子がマイナス電位又はプラス電位に接続するように制御されているときの無接続となっている端子電圧に基づく第1電位と、前記制御手段によって前記電機子巻線の端子のうち1端子がプラス電位に接続され、残りの端子のうち1端子がマイナス電位に接続され、残りの端子が無接続となるように制御されているときの無接続となっている端子電圧に基づく第2電位と、に基づいて、前記電機子巻線のインピーダンス交流成分の比を求め、求めた比から前記相対角度を導出することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、モータは、3相以上の複数相の電機子巻線に電力を順次印加することによって回転子が回転され、スイッチング素子群は、複数のスイッチング素子をオンオフすることにより直流電力を交流電力に変換してモータに印加する。
そして、制御手段では、回転子の回転を制御するためにスイッチング素子群が制御され、これによってモータが駆動される。
ところで、複数相の電機子巻線を有するモータでは、モータを駆動するためには、電機子巻線に対する回転子の相対角度を検出する必要がある。一方、電機子巻線と回転子は、電機子巻線に対する回転子の相対角度に応じて各相の電機子巻線のインダクタンスが変化するため各相のインピーダンスが変化する。
そこで、導出手段では、回転子が回転しない程度の電力をモータに印加するように制御手段がスイッチング素子群を制御した際の電機子巻線の端子電圧を検出する。そして、検出した端子電圧に基づいて電機子巻線に対する回転子の相対角度を導出する。これによってモータを駆動制御することが可能となる。
すなわち、回転子が回転しない程度の電力を電機子巻線に印加した際の端子電圧を検出するので、中性点電位を取り出す必要がないため、スター結線及びデルタ結線の双方に適用できる。従って、中性電位の存在しないデルタ結線のブラシレスモータにも適用可能なセンサレス方式のモータ駆動回路を提供することができる。
また、導出手段が、電機子巻線の端子のうち1端子が無接続とされ、残りの端子がマイナス電位に接続されるように制御手段によってスイッチング素子群が制御されたときの無接続となっている端子電圧に基づく第1電位と、電機子巻線の端子のうち1端子がプラス電位に接続され、残りの端子のうち1端子がマイナス電位に接続され、残りの端子が無接続となるように制御手段によってスイッチング素子群が制御されたときの無接続となっている端子電圧に基づく第2電位と、に基づいて、電機子巻線のインピーダンス交流成分の比を求めることにより、当該インピーダンス比から電機子巻線に対する回転子の相対角度を導出することが可能となる。
或いは、導出手段が、電機子巻線の端子のうち1端子が無接続とされ、残りの端子がプラス電位に接続されるように制御手段によってスイッチング素子群が制御されたときの無接続となっている端子電圧に基づく第1電位と、電機子巻線の端子のうち1端子がプラス電位に接続され、残りの端子のうち1端子がマイナス電位に接続され、残りの端子が無接続となるように制御手段によってスイッチング素子群が制御されたときの無接続となっている端子電圧に基づく第2電位と、に基づいて、電機子巻線のインピーダンス交流成分の比を求めることにより、当該インピーダンス比から電機子巻線に対する回転子の相対角度を導出することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記導出手段は、前記第2電位から前記第1電位を差し引くことにより、回転子に配置された磁束による前記電機子巻線の誘起電圧を差し引い前記インピーダンス交流成分の比を求めることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、回転子が回転することによって各相の電機子巻線に誘起電圧が発生するので、導出手段が、第2電位から第1電位を差し引くことにより、回転子の磁束による電機子巻線の誘起電圧を差し引いインピーダンス交流成分の比を求めることで、誘起電圧分を除外したインピーダンス交流成分の比を求めることが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項又は請求項に記載の発明において、前記導出手段は、検出すべき前記電機子巻線の端子電圧の検出可能な期間が、電圧サンプリング周期より小さい場合、前記電機子巻線の端子電圧の発生期間が電圧サンプリング周期より大きくなるまで、プラス電位への接続期間又はマイナス電位への接続期間を調整することで、前記電機子巻線の端子電圧の検出を行うことを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、検出すべき電機子巻線の端子電圧の検出可能な期間が、電圧サンプリング周期より小さい場合には、各相のインピーダンス交流成分の比を求めることができないので、導出手段が、電機子巻線の端子電圧の発生期間が電圧サンプリング周期より大きくなるまで、プラス電位への接続期間又はマイナス電位への接続期間を調整することで、電機子巻線の端子電圧の検出が可能となる。
なお、請求項に記載の発明のように、前記導出手段は、無接続となっている前記電機子巻線の端子のプラス側から見た前記第2電位から、無接続となっている前記電機子巻線の端子のプラス側から見た前記第1電位を差し引いた電位差と、無接続となっている前記電機子巻線の端子のマイナス側から見た前記第2電位から、無接続となっている前記電機子巻線の端子のマイナス側から見た前記第1電位を差し引いた電位差と、を比較することによって、前記インピーダンス交流を求めるようにしてもよい
また、請求項に記載の発明のように、電機子巻線の接続はデルタ結線を適用してもよい。すなわち、デルタ結線でもセンサレスでモータを駆動することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるブラシレスモータ駆動装置の概略構成図である。
ブラシレスモータ12は、U相、V相、W相の電機子巻線がスター結線(Y結線)された3相電機子巻線と回転子とから構成されている。3相電機子巻線の各相U、V、Wはそれぞれ120°のピッチで配置されており、ブラシレスモータ駆動装置10のPWM(Pulse Width Modulation)方式のインバータを構成するスイッチング素子群14の出力端と接続されている。
スイッチング素子群14は直流電源16と接続され、コンデンサCが並列に接続されている。3相電機子巻線は、スイッチング素子群14のトランジスタにより3相電機子巻線の各相に所定のタイミングで通電切替されることで、回転磁界が形成される。
スイッチング素子群14を構成するスイッチング素子としての3対(計6個)のトランジスタTR1〜TR6は、3相ブリッジ接続され、各トランジスタには並列にダイオードDが接続されている。
更に、ブラシレスモータ駆動装置10には、ブラシレスモータ12の駆動を制御するコントローラ18、及びブラシレスモータ12の回転子の位置を検出するためのオブザーバ20が設けられている。
コントローラ18は、3相ブリッジ接続された各トランジスタが接続されていると共に、オブザーバ20が接続されており、オブザーバ20によって検出されたブラシレスモータ12の回転子の位置(電機子巻線に対する回転子の相対角度)に応じて各トランジスタを制御することによって、ブラシレスモータ12の駆動を制御する。
オブザーバ20は、ブラシレスモータ12の各相の電機子巻線(端子A〜C)に接続されており、電機子巻線の端子電圧を検出することで、3相電機子巻線に対する回転子の相対角度を検出して、検出結果をコントローラ18に出力する。具体的には、オブザーバ20は、電機子巻線の端子電圧をサンプルホールドし、別にサンプルホールドした端子電圧を比較するためのコンパレータを含んでいる。なお、オブザーバ20による3相電機子巻線に対する回転子の相対角度の検出方法については後述する。
ところで、ブラシレスモータは、回転子の磁極位置に同期して、3相電機子巻線の各相への通電を切り替えるため、回転子の位置を検出する必要があり、一般的には、ホール素子等のセンサを用いて検出するが、本実施の形態では、回転子の位置の検出を行う際には、ホールセンサ等のセンサを用いないセンサレスで3相電機子巻線と回転子の相対角度を検出するようにしている。
ここで、本発明の実施の形態に係わるブラシレスモータ駆動装置10における3相電機子巻線と回転子の相対角度の検出方法について説明する。
ブラシレスモータ12は、3相電機子巻線と回転子の相対角度によってインダクタンスが変化し、突極比(インダクタンスの最大値と最小値の比)を有する。インダクタンス変化の周期は、図2(A)に示すように、回転子のN極とS極によって変化し、モータの電気角360度区間で2周期発生する。3相ブラシレスモータ12のインダクタンス波形は、U、V、W相がそれぞれ電気角120度ずらして配置されているため、図2(B)に示すように、各相毎に120度の位相差のある波形となる。すなわち、3相電機子巻線と回転子の相対角度に応じて相毎の巻線のインピーダンス値が異なるから、どの線間に電圧を印加するかによって中性点電位波形が異なる。
そこで、本実施の形態では、各相のインダクタンス変化によって発生するインピーダンス変化から各相のインピーダンスの比を求める。
例えば、コントローラ18によってトランジスタTR1、TR4をオンすることで、図3(B)に示すように、U相の電機子巻線(端子A)に直流電源16のブラス電圧を印加し、V相の電機子巻線(端子B)をGND接続し、W相の電機子巻線(端子C)を無接続とする。この状態のプラス電位からW相の電機子巻線の端子Cの電位差を観ると、Vn1’=プラス電圧×U相インピーダンス/(U相インピーダンス+V相インピーダンス)の電圧が発生する。また、GNDからW相の電機子巻線の端子Cの電位差を観ると、Vn2’=プラス電圧×V相インピーダンス/(U相インピーダンス+V相インピーダンス)の電圧が発生する。すなわち、電圧Vn1’及び電圧Vn2’をオブザーバ20が検出することで、U相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスとの比を求めることができる。この時、電機子巻線の誘起電圧の変化分を除いた電圧変化分のみを抽出するために、コントローラ18によってトランジスタTR2、TR4をオンすることで、図3(A)に示すように、U相及びV相の電機子巻線(端子A、B)をGND接続し、W相の電機子巻線(端子C)を無接続とする。そして、電圧Vn1、Vn2をそれぞれ検出し、電圧Vn’1、Vn’2から電圧Vn1、Vn2をそれぞれ差し引いて比を求める。これによって(1)式に示すように、U相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とV相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)との比を求めることができる。

(Vn’1−Vn1):(Vn’2−Vn2)≒Zu_AC成分:Zv_AC成分
・・・(1)

また、同様に、コントローラ18によってトランジスタTR3、TR6をオンすることで、図3(D)に示すように、V相電機子巻線(端子B)に電源電圧のプラス電圧を印加し、W相の電機子巻線(端子C)をGND接続し、U相の電機子巻線を無接続とする。この状態のプラス電位からU相の電機子巻線の端子Aの電位差を観ると、Vn3’=プラス電圧×V相インピーダンス/(V相インピーダンス+W相インピーダンス)の電圧が発生する。また、GNDからU相の電機子巻線の端子Aの電位差を観ると、Vn4’=プラス電圧×W相インピーダンス/(V相インピーダンス+W相インピーダンス)の電圧が発生する。そして、V相及びW相の電機子巻線の誘起電圧の変化分を除いた電圧変化分のみを抽出するために、コントローラ18によってトランジスタTR4、TR6をオンすることで、図4(C)に示すように、V相及びW相の電機子巻線(端子B、C)をGND接続し、U相の電機子巻線(端子A)を無接続とする。そして、電圧Vn3、Vn4をそれぞれ検出して、電圧Vn’3、Vn’4から電圧Vn1、Vn2をそれぞれ差し引いて比を求めることで、(2)式に示すように、V相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とW相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)との比を求めることができる。

(Vn’3−Vn3):(Vn’4−Vn4)≒Zv_AC成分:Zw_AC成分
・・・(2)

従って、(1)、(2)式から、U相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とV相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とW相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)との比を求めることができる。
そして、各相のインピーダンス比から周知の技術を用いることによって3相電機子巻線と回転子の相対角度を導出することが可能となる。
本実施形態では、以上の動作をコントローラ18及びオブザーバ20がキャリア周期で行うことで、キャリア周期で3相電機子巻線と回転子の相対角度をセンサレスで検出することができる。
次に、上述の3相電機子巻線と回転子の相対角度の検出方法を用いてコントローラ18及びオブザーバ20でキャリア周期で行われる具体的な処理の流れについて説明する。なお、以下では、上述の例と同様に、W相の電機子巻線を無接続とした場合とU相の電機子巻線を無接続とした場合を例を挙げて説明するが、無接続にする電機子巻線は、U相及びW相に限るものではない。
まず、コントローラ18が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ12に印加するようにトランジスタTR2、TR4をオンすることによって、U相及びV相の電機子巻線(端子A、B)をGND接続、W相電機子巻線(端子C)を無接続とし(図3(A))、オブザーバ20が電圧Vn1、Vn2を検出した後に、コントローラ18が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ12に印加するようにトランジスタTR1、TR4をオンすることによって、U相電機子巻線(端子A)をプラス電位接続、V相電機子巻線(端子B)をGND接続、W相電機子巻線(端子C)を無接続として、オブザーバ20が電圧Vn1’、Vn2’を検出する(図3(B))。
すなわち、図3(A)の状態から図3(B)の状態に切り替えることによって電圧を発生し易くして、これをオブザーバ20が検出することで、上述したように、U相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスの比をオブザーバ20が求めることができる。
また、コントローラ18が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ12に印加するようにトランジスタTR4、TR6をオンすることによって、V相及びW相の電機子巻線(端子B、C)をGND接続、U相電機子巻線(端子A)を無接続とし(図3(C))、オブザーバ20が電圧Vn3、Vn4を検出した後に、コントローラ18が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ12に印加するようにトランジスタTR3、TR6をオンすることによって、V相電機子巻線(端子B)をプラス電位接続、W相電機子巻線(端子C)をGND接続、U相電機子巻線(端子A)を無接続として、オブザーバ20が電圧Vn3’、Vn4’を検出する(図3(D))。
すなわち、図3(C)の状態から図3(D)の状態に切り替えることによって電圧を発生し易くして、これをオブザーバ20が検出することによって、上述したように、V相電機子巻線のインピーダンスとW相電機子巻線のインピーダンスの比をオブザーバ20が求めることができる。
そして、求めたU相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスの比、及びV相電機子巻線のインピーダンスとW相電機子巻線のインピーダンスの比からU相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスとW相電機子巻線のインピーダンスとの比をオブザーバ20が求め、求めた3相のインピーダンス比から周知技術を用いて3相電機子巻線と回転子の相対角度を導出する。これによって、ホールセンサ等のセンサを用いることなく、3相電機子巻線に対する回転子の相対角度を検出することができる。
なお、永久磁石同期機の場合、駆動中は巻線に誘起電圧が発生するため、無接続相の電機子巻線の端子電圧に対して、誘起電圧成分を差し引く必要があり、上記の実施の形態では、図3(B)の状態の端子電圧と図3(A)の状態の端子電圧の差分、図3(D)の状態の端子電圧と図3(C)の状態の端子電圧の差分によって誘起電圧成分を差し引くようにしたが、これに限るものではなく、例えば、元々測定しておいた誘起電圧値を用いてもよいし、誘起電圧定数を使って誘起電圧を算出するようにしてもよいし、駆動中に誘起電圧を測定できればその値を用いるようにしてもよい。
また、必要な位置情報を含めた電位の発生周期が電圧サンプリング周期より短い場合、すなわち、A/D変換等の処理を含めてインピーダンス比を求めるための処理等が間に合わないような場合には、電機子巻線端子電圧の発生期間が電圧サンプリング周期より大きくなるまで、プラス電位への接続期間又はマイナス電位への接続期間を調整することで、電機子巻線の端子電圧の検出が可能となり、電圧検出が可能な期間を延ばすことができる。
また、上記の実施の形態で説明したセンサレスのブラシレスモータの駆動は、モータの全駆動領域(トルク−回転数の領域)で実施してもよいが、これに限るものではなく、例えば、駆動の途中で、誘起電圧を使った公知の種々のセンサレス方式に切り替えるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、3相電機子巻線がスター結線された例について説明したが、3相電機子巻線がデルタ結線されたものを適用するようにしてもよい。
ここで、3相電機子巻線がデルタ結線された変形例について説明する。図4は、3相電機子巻線がデルタ結線された場合のブラシレスモータ駆動装置11の概略構成図である。なお、上記の実施の形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
ブラシレスモータ13は、U相、V相、W相の電機子巻線がデルタ結線された3相電機子巻線と回転子とから構成されている。3相電機子巻線の各相U、V、Wは、上記の実施の形態と同様に、それぞれ120°のピッチで配置されており、ブラシレスモータ駆動装置13のPWM(Pulse Width Modulation)方式のインバータを構成するスイッチング素子群14の出力端と接続されている。
スイッチング素子群14は直流電源16と接続され、コンデンサCが並列に接続されている。3相電機子巻線は、スイッチング素子群14のトランジスタにより3相電機子巻線の各相に所定のタイミングで通電切替されることで、120°方形波通電の回転磁界が形成される。
スイッチング素子群14を構成するスイッチング素子としての3対(計6個)のトランジスタTR1〜TR6についても、上記の実施の形態と同様に、3相ブリッジ接続され、各トランジスタには並列にダイオードDが接続されている。
更に、上記の実施の形態と同様に、ブラシレスモータ駆動装置11には、ブラシレスモータ13の駆動を制御するコントローラ22、及びブラシレスモータ13の回転子の位置を検出するためのオブザーバ24が設けられている。
このように3相電機子巻線がデルタ結線された場合でも上記の実施の形態と同様に、インピーダンス比を求めることで、3相電機子巻線と回転子の相対角度を検出することができる。
例えば、コントローラ22によってトランジスタTR1、TR6をオンすることで、図5(B)に示すように、U相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子Fをプラス電位接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子EをGND接続、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子Dを無接続とする。この状態のプラス電位から観たU相電機子巻線とV相電機子巻線間(端子D)の端子電圧Vn1’と、GNDから観たU相電機子巻線とV相電機子巻線間(端子D)の端子電圧Vn2’をオブザーバ24が検出することで、U相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスとの比を求めることができる。また、この時、上記の実施の形態と同様に、電機子巻線の誘起電圧の変化分を除いた電圧変化分のみを抽出するために、コントローラ22によってトランジスタTR2、TR6をオンすることで、図5(A)に示すように、U相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子F、及びV相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子EをGND接続、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子Dを無接続として、プラス電位から観たU相電機子巻線とV相電機子巻線間(端子D)の端子電圧Vn1と、GNDから観たU相電機子巻線とV相電機子巻線間(端子D)の端子電圧Vn2をオブザーバ24が検出して、電圧Vn1’、Vn2’から電圧Vn1、Vn1をそれぞれ差し引いて比を求める。これによって(1)、式に示したようにU相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とV相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)との比をより正確に求めることができる。
また、同様に、コントローラ22によってトランジスタTR2、TR3をオンすることで、図5(D)に示すように、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子Dをプラス電位接続、W相電機子巻線とU相電機子巻線間の端子FをGND接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子Eを無接続とする。この状態のプラス電位から観たV相電機子巻線とW相電機子巻線間(端子E)の端子電圧Vn3’と、GNDから観たV相電機子巻線とW相電機子巻線間(端子E)の端子電圧Vn4’をオブザーバ24が検出することで、V相電機子巻線のインピーダンスとW相電機子巻線のインピーダンスとの比を求めることができる。また、この時、上記の実施の形態と同様に、電機子巻線の誘起電圧の変化分を除いた電圧変化分のみを抽出するために、コントローラ22によってトランジスタTR2、TR4をオンすることで、図5(C)に示すように、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子D、及びU相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子FをGND接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子Eを無接続として、プラス電位から観たV相電機子巻線とW相電機子巻線間(端子E)の端子電圧Vn3と、GNDから観たV相電機子巻線とW相電機子巻線間(端子E)の端子電圧Vn4をオブザーバ24が検出して、電圧Vn3’、Vn4’から電圧Vn3、Vn4をそれぞれ差し引いて比を求める。これによって(2)式に示したようにV相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とW相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)との比をより正確に求めることができる。
従って、上記の実施の形態のスター結線と同様に、U相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とV相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)とW相電機子巻線のインピーダンス(AC成分)との比を求めることができ、インピーダンス比から周知の技術を用いることによって3相電機子巻線に対する回転子の相対角度を導出することが可能となる。
続いて、変形例のコントローラ22及びオブザーバ24でキャリア周期で行われる具体的な処理の流れについて説明する。
まず、コントローラ22が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ13に印加するようにトランジスタTR2、TR6をオンすることによって、U相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子F、及びV相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子EをGND接続、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子Dを無接続とし(図5(A))、オブザーバ24が電圧Vn1、Vn2を検出した後に、コントローラ22が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ13に印加するようにトランジスタTR1、TR6をオンすることによって、U相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子Fをプラス電位接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子EをGND接続、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子Dを無接続として、オブザーバ24が電圧Vn1’、Vn2’を検出する(図5(B))。
すなわち、図5(A)の状態から図5(B)の状態に切り替えることによって電圧を発生し易くして、これをオブザーバ24が検出することで、上述したように、U相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスの比をオブザーバ24が求めることができる。
また、コントローラ22が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ13に印加するようにトランジスタTR2、TR4をオンすることによって、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子D、及びU相電機子巻線とW相電機子巻線の端子FをGND接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線の端子Eを無接続とし(図5(C))、オブザーバ24が電圧Vn3、Vn4を検出した後に、コントローラ22が回転子が回転しない程度の電力をブラシレスモータ13に印加するようにトランジスタTR2、TR3をオンすることによって、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子Dをプラス電位接続、W相電機子巻線とU相電機子巻線間の端子FをGND接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子Eを無接続として、オブザーバ24が電圧Vn3’、Vn4’を検出する(図5(D))。
すなわち、図5(C)の状態から図5(D)の状態に切り替えることによって電圧を発生し易くして、これをオブザーバ24が検出することで、上述したように、V相電機子巻線のインピーダンスとW相電機子巻線のインピーダンスの比をオブザーバ24が求めることができる。
そして、求めたU相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスの比、及びV相電機子巻線のインピーダンスとW相電機子巻線のインピーダンスの比からU相電機子巻線のインピーダンスとV相電機子巻線のインピーダンスとW相電機子巻線のインピーダンスとの比をオブザーバ24が求め、求めた3相のインピーダンス比から周知技術を用いて3相電機子巻線に対する回転子の相対角度を導出する。これによって、ブラシレスモータ13の3相電機子巻線がデルタ結線されていても、上記の実施の形態と同様に、3相電機子巻線と回転子の相対角度をセンサレスで検出することができる。
なお、上記の実施の形態及び変形例では、電機子巻線の誘起電圧の変化分を除いた電圧変化分のみを抽出するために、(図3(A)、(C)、図5(A)、(C))に示したように、電機子巻線の端子のうち1端子を無接続、残りの端子をマイナス電位に接続するようにしたが、電機子巻線の端子のうち1端子を無接続、残りの端子をプラス電位に接続するようにしてもよい。例えば、スター結線の場合には、図6(A)に示すように、V相及びW相の電機子巻線(端子B、C)をプラス電位に接続し、U相の電機子巻線(端子A)を無接続とし、デルタ結線の場合には、図6(B)に示すように、U相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子F、及びV相電機子巻線とW相電機子巻線間の端子EをGND接続、U相電機子巻線とV相電機子巻線間の端子Dを無接続としてもよい。
本発明の実施の形態に係わるブラシレスモータ駆動装置の概略構成図である。 (A)は回転子の回転によって変化するインピーダンス変化を示す図であり、(B)は回転子の回転によって変化する各相のインピーダンス変化を示す図である。 (A)はU相及びV相の電機子巻線をGNDし、W相の電機子巻線を無接続とした状態を示す図であり、(B)はU相の電機子巻線に電源電圧の+電圧を印加し、V相の電機子巻線をGNDし、W相の電機子巻線を無接続とした状態を示す図であり、(C)はV相及びW相の電機子巻線をGNDし、U相の電機子巻線を無接続とした状態を示す図であり、(D)はV相電機子巻線に電源電圧の+電圧を印加し、W相の電機子巻線をGNDし、U相の電機子巻線を無接続とした状態を示す図である。 3相電機子巻線がデルタ結線された場合のブラシレスモータ駆動装置の概略構成図である。 (A)はU相電機子巻線とW相電機子巻線間、及びV相電機子巻線とW相電機子巻線間をGND接続、U相電機子巻線とV相電機子巻線間を無接続とした状態を示す図であり、(B)はU相電機子巻線とW相電機子巻線間を+電位接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線間をGND接続、U相電機子巻線とV相電機子巻線間を無接続とした状態を示す図であり、(C)はU相電機子巻線とV相電機子巻線間、及びU相電機子巻線とW相電機子巻線をGND接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線を無接続とした状態を示す図であり、(D)はU相電機子巻線とV相電機子巻線間を+電位接続、W相電機子巻線とU相電機子巻線間をGND接続、V相電機子巻線とW相電機子巻線間を無接続とした状態を示す図である。 (A)はスター結線において電機子巻線の端子のうち1端子を無接続、残りの端子をプラス電位に接続した一例を示す図であり、(B)はデルタ結線において電機子巻線の端子のうち1端子を無接続、残りの端子をプラス電位に接続した一例を示す図である。
符号の説明
10、11・・・モータ駆動装置、12、13・・・ブラシレスモータ、14・・・スイッチング素子群、16・・・直流電源、18・・・コントローラ、20・・オブザーバ

Claims (5)

  1. 3相以上の複数相の電機子巻線に電力を順次印加することによって回転子を回転するモータと、
    複数のスイッチング素子のオンオフにより直流電力を交流電力に変換して前記モータに印加するためのスイッチング素子群と、
    前記回転子の回転を制御するために前記スイッチング素子群を制御する制御手段と、
    前記回転子が回転しない程度の電力を前記モータに印加するように前記制御手段が前記スイッチング素子群を制御した際の前記電機子巻線の端子電圧を検出し、検出結果に基づいて前記電機子巻線に対する前記回転子の相対角度を導出する導出手段と、
    を備え
    前記導出手段が、前記制御手段によって前記電機子巻線の端子のうち1端子が無接続とされ、残りの端子がマイナス電位又はプラス電位に接続するように制御されているときの無接続となっている端子電圧に基づく第1電位と、前記制御手段によって前記電機子巻線の端子のうち1端子がプラス電位に接続され、残りの端子のうち1端子がマイナス電位に接続され、残りの端子が無接続となるように制御されているときの無接続となっている端子電圧に基づく第2電位と、に基づいて、前記電機子巻線のインピーダンス交流成分の比を求め、求めた比から前記相対角度を導出するモータ駆動装置。
  2. 前記導出手段は、前記第2電位から前記第1電位を差し引くことにより、回転子に配置された磁石の磁束による前記電機子巻線の誘起電圧を差し引いた前記インピーダンス交流成分の比を求める請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記導出手段は、検出すべき前記電機子巻線の端子電圧の検出可能な期間が、電圧サンプリング周期より小さい場合、前記電機子巻線の端子電圧の発生期間が電圧サンプリング周期より大きくなるまで、プラス電位への接続期間又はマイナス電位への接続期間を調整することで、前記電機子巻線の端子電圧の検出を行う請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記導出手段は、無接続となっている前記電機子巻線の端子のプラス側から見た前記第2電位から、無接続となっている前記電機子巻線の端子のプラス側から見た前記第1電位を差し引いた電位差と、無接続となっている前記電機子巻線の端子のマイナス側から見た前記第2電位から、無接続となっている前記電機子巻線の端子のマイナス側から見た前記第1電位を差し引いた電位差と、を比較することによって、前記インピーダンス交流成分の比を求める請求項1に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記電機子巻線は、デルタ結線である請求項1〜4の何れか1項に記載のモータ駆動装置。
JP2008122186A 2008-05-08 2008-05-08 モータ駆動装置 Active JP5230257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008122186A JP5230257B2 (ja) 2008-05-08 2008-05-08 モータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008122186A JP5230257B2 (ja) 2008-05-08 2008-05-08 モータ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009273251A JP2009273251A (ja) 2009-11-19
JP5230257B2 true JP5230257B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=41439310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008122186A Active JP5230257B2 (ja) 2008-05-08 2008-05-08 モータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5230257B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0834711B2 (ja) * 1990-08-18 1996-03-29 日本ビクター株式会社 位置検知器を有しないブラシレス直流モータにおける回転子の停止位置の検出方法
JPH11122976A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Sakura Bo Kk デルタ結線三相モータの制御装置
JP2001008490A (ja) * 1999-06-23 2001-01-12 Isuzu Ceramics Res Inst Co Ltd 永久磁石式同期電動機の制御装置、及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009273251A (ja) 2009-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10141878B2 (en) Controller for permanent magnet synchronous motor, and control method for estimating initial position of rotor
JPWO2008120737A1 (ja) ブラシレスモータ、ブラシレスモータ制御システム、およびブラシレスモータ制御方法
US9225225B2 (en) Sensing PM electrical machine position
CA2772805C (en) Position sensing circuit for brushless motors
US20150102758A1 (en) Motor drive controller, motor drive control method and motor system using the same
JP5618854B2 (ja) 同期電動機駆動システム
JP2018098856A (ja) 永久磁石同期電動機の制御装置、画像形成装置、および制御方法
JP5405224B2 (ja) モータ駆動装置、及びモータに備えられたロータの相対位置の判別方法
JP3971978B2 (ja) 電動機の制御装置
JP6156162B2 (ja) モータ制御装置
JP5233262B2 (ja) 回転位置検出装置の位相調整方法
JP5674841B2 (ja) Bldcモーター駆動装置及びその制御方法
JP2010220416A (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動方法
EP3168981A1 (en) Rotor position detection apparatus and motor control apparatus
KR20180082128A (ko) 상전압 검출을 이용한 브러시리스 직류모터 기동 제어방법 및 장치
KR101199634B1 (ko) 3상 브러시리스 dc 모터의 제어 장치 및 방법
JP2021072653A (ja) 電動機の界磁位置検出方法
JP5230257B2 (ja) モータ駆動装置
JP2012186911A (ja) モータ制御装置
KR20150031356A (ko) Bldc 모터 제어 시스템에서 역기전력의 제로 크로싱 지점 판단 기준전압 보상 장치 및 방법
JP2013172634A (ja) モータ駆動装置
JP2017034767A (ja) 3相ブラシレスモータのセンサレス駆動方法
JP2013532936A5 (ja)
KR20170126639A (ko) 모터 구동 제어장치 및 그의 센서리스 기동 방법
CN107872179B (zh) 用于电动机转子位置确定的方法和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5230257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250