JP5224861B2 - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は液晶装置及び電子機器に係り、特に、液晶装置において画像表示の視角特性を制御するための構造に関する。
一般に、液晶装置は見る方向(視角)によって表示画像のコントラストが大きく変化するため、用途に応じて所望の視角特性を得るために形式を適宜に選定したり、或いは、光学要素等により視角特性を種々に設計することが行われる。
たとえば、広い視野角範囲において表示画像が良好に視認できるようにするための液晶形式としては、IPS(In-Plane Switching)モードやFFS(Fringe Field Switching)モードの液晶装置が知られている(例えば、以下の特許文献1参照)。また、表示用液晶セルに加えて視角補償用液晶セルを設け、視角補償用液晶セルによって視角特性を制御して広視野角と狭視野角を切り換えるようにした液晶装置も知られている(例えば、以下の特許文献2参照)。なお、この装置では、視角補償用液晶セルの電極パターンの一部を形成しないことで狭視野角制御時における高視角範囲の視認性をより低減している。さらに、RGBの表示用サブ画素の他に視角補償用画素を設け、この視角補償用画素を切り換えることで表示画像の視角特性を制御するようにした液晶装置も知られている(例えば、以下の特許文献3乃至6参照)。
上記のような視角補償用画素を含む液晶装置では、複数の視角補償用画素を能動素子を介して独立に制御可能とした構造(特許文献3)、視角特性の偏りが上下方向及び左右方向とされた2種類の視角補償用画素を適宜に配列させる方法(特許文献4)、複数の視角補償用画素を一括して駆動することでドライバ回路の負担を軽減した構造(特許文献5)、表示用サブ画素を駆動する表示用ドライバ回路とは反対側に視角補償用画素を駆動する視角補償用ドライバ回路を配置した構造(特許文献6)などが提案されている。
特開2008−51846号公報 特開2005−292586号公報 特開2007−79525号公報 特開2007−178736号公報 特開2007−178738号公報 特開2007−178739号公報
しかしながら、前述の視角補償用液晶セルの電極パターンの一部を形成しないことで狭視野角制御時の高視角範囲の視認性を低下させる方法では、視角補償用液晶セルを用いる必要があるため、表示画像が全体として暗くなるという問題点がある。
一方、視角補償用画素を含む液晶装置のうち、複数の視角補償用画素を能動素子を介して独立に制御可能とした構造、或いは、表示用サブ画素を駆動する表示用ドライバ回路とは反対側に視角補償用画素を駆動する視角補償用ドライバ回路を配置した構造では、液晶装置を駆動するドライバ回路の負担が大きくなり、画素数が増大した場合と同様に製造コストも増大するという問題点がある。
さらに、視角特性の偏りを上下方向及び左右方向とした2種類の視角補償用画素を適宜に配列させる方法では、上下方向及び左右方向のいずれにおいても狭視野角となるため、広視野角を有する部分を残すことができず、利用者本人にとっても使いにくい装置となってしまうという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、ドライバ回路の負担及び製造コストの増大を抑制しつつ、良好な視角特性を得ることのできる液晶装置を実現することにある。
上記課題を解決するための本発明の一側面によれば、表示画像を形成するための複数の表示用サブ画素と、該複数の表示用サブ画素にそれぞれ隣接して配置され表示用サブ画素と異なる視角特性を備えた視角補償用サブ画素とを有し、該視角補償用サブ画素が表示用サブ画素とは独立に駆動可能に構成された液晶装置において、第1の視角補償用サブ画素は、液晶に電界を印加するための第1の電極及び第2の電極を含む電界印加構造を有し、第2の視角補償用サブ画素は、電界印加構造のうち第1の電極と第2の電極の少なくとも一方を有せず、視角補償用サブ画素内における電圧印加面積が第1の視角補償用サブ画素と第2の視角補償用サブ画素との間で異なる液晶装置が提供される。
また、上記課題を解決するための本発明の他の一側面によれば、表示画像を形成するための複数の表示用サブ画素と、該複数の表示用サブ画素にそれぞれ隣接して配置され表示用サブ画素と異なる視角特性を備えた視角補償用サブ画素とを有し、該視角補償用サブ画素が表示用サブ画素とは独立に駆動可能に構成された液晶装置において、第1の視角補償用サブ画素は、液晶に電界を印加するための第1の電極及び第2の電極を含む電界印加構造を有し、電界印加構造は、液晶の厚み方向一側に第1の電極及び第2の電極が配置され、第1の電極と第2の電極の間に電位差を設けて横方向の電界を印加する横方向電界印加構造であり、横方向電界印加構造は、第1の電極に対して第2の電極が平面的に重なる第1の平面領域と、第1の電極に対して第2の電極が平面的に重ならない第2の平面領域とを有し、第2の視角補償用サブ画素は、横方向電界印加構造であり、第2の平面領域が存在しないか、或いは、第2の平面領域が第1の視角補償用サブ画素より小面積である液晶装置が提供される。
また、上記課題を解決するための本発明の他の一側面によれば、上記の液晶装置と、該液晶装置の制御手段とを搭載する電子機器が提供される。
かかる構成によれば、サブ画素内における電圧印加面積が相互に異なる視角補償用サブ画素が含まれることで、複数の視角補償用サブ画素を独立に駆動しなくても視角補償用サブ画素の種類ごとに異なる視角制御態様を実現することができるので、ドライバ回路の負担及び製造コストの増大を抑制することができる。また、複数の視角補償用サブ画素を用いることで視角補償用液晶セルを用いる必要がないため、表示画像が暗くなることがなく、しかも、電圧印加面積を異ならせるだけでよいため、必要な方位における高視角範囲に対してのみ視認性を低下させるなどといった視角の制御態様の設定が容易であり、利用者にとって使いやすい良好な視角特性を得ることができる。
また、第1の電極及び第2の電極の双方を有する第1の視角補償用サブ画素と、少なくとも一方の電極を有しない第2の視角補償用サブ画素とを設けることで、複数の視角補償用サブ画素を同様に駆動した場合でも、電圧印加範囲が全範囲となる画素(視角制御を果たすことのできる画素)と、電圧印加範囲のない画素(視角制御を果たすことのできない画素)とを適宜のパターンで設けることができるため、秘匿性を求められる視角範囲(例えば高視角範囲)における視認性を確実に低下させることができる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
最初に、図1乃至図8を参照して本発明に係る液晶装置の第1実施形態について説明する。この実施形態では、液晶装置の基本構成については図示を省略しているが、当該基本構成としては、例えば、ガラス等よりなる2枚の透明基板をシール材で貼り合わせ、その間に液晶を封入したセル構造を有する液晶パネルを有するとともに、当該液晶パネルを駆動するドライバ回路を備える。また、必要に応じてバックライト等を構成する照明ユニットを用いる。なお、液晶パネル、ドライバ回路、及び、照明ユニットについては後に電子機器の説明部分等において簡単に説明する。
図1乃至図4は本実施形態の液晶装置の駆動領域(表示領域)内に配列された画素Gの構造を示す拡大平面図、図5乃至図8は同実施形態の駆動領域内に配列された画素Gの構造を示す拡大縦断面図である。最初に、図1及び図5を参照して第1の視角補償用サブ画素を備えた画素構成について説明する。図1及び図5に示すように、画素Gは図示左側の三つのサブ画素Gr、Gg、Gbと、一つのサブ画素Gsを含む。サブ画素Gr、Gg、Gbは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)のフィルタを含むことで構成される通常の表示用のサブ画素(以下、単に「表示用サブ画素Gr、Gg、Gb」という。)であり、これらのサブ画素の画素G中の数は図示例に限らず任意である。一方、図示右側の一つのサブ画素Gsは視角補償用のサブ画素(以下、単に「視角補償用サブ画素Gs」という)であり、これも画素G中の数に制限はない。いずれにしても表示用サブ画素Gr、Gg、Gbと視角補償用サブ画素Gsとによって一つの画素Gが構成される。また、図示例では四つのサブ画素が図示横方向に一列に配列されるが、縦横に二つずつ配列されるなど画素G内のサブ画素の配列態様も任意である。なお、視角補償用サブ画素Gsは本発明における上述の第1の視角補償用サブ画素である。さらに、本実施形態では画素ごとに視角補償用サブ画素を設けているが、これとは異なり、二以上の画素に一つの視角補償用サブ画素を設けてもよい。
表示用サブ画素Gr、Gg、Gb及び視角補償用サブ画素Gsは、図5乃至図8に示す基板11の内面上に形成された走査線13と、該走査線13と交差する絶縁膜12上に形成された信号線14とでマトリクス状に画成される平面領域にそれぞれ形成される。走査線13と信号線14は表示用サブ画素Gr、Gg、Gbにおいてそれぞれ形成された半導体層19によって形成される能動素子であるトランジスタ(図示例ではTFT;Thin Film Transistor)に接続される。このトランジスタは走査線13の電位をゲート電位とし、当該ゲート電位に応じて表示データとしての信号線14の電位を絶縁膜15上に形成された画素電極16に供給する。画素電極16は好ましくはアルミニウム等等の金属よりなり、各表示用サブ画素Gr、Gg、Gb内を線状に延在する。図示例では、視野角特性の偏りを緩和するために異なる二方向に延在する屈折状の画素電極16となっている。
基板11の内面上にはさらに共通線17が設けられ、この共通線17は、各表示用サブ画素Gr、Gg、Gbにそれぞれ形成され、上記画素電極16と並行して絶縁膜15上に設けられる金属等よりなる共通電極18に導電接続される。共通電極18は画素電極16に隣接して対向し、画素電極16と同様に二方向に延在する屈折形状を有している。画素電極16と共通電極18は各サブ画素内において相互に隣接して対向する各屈折部同士が平行となるように配置される。
一方、対向するもう一つの基板21の内面上には上記表示用サブ画素Gr、Gg、Gb及び上記視角補償用サブ画素Gsの各サブ画素間に遮光層22が形成され、その上には絶縁膜23を介して表示用サブ画素Gr、Gg、Gbに対応する色フィルタ層24fを有するカラーフィルタ24が形成される。カラーフィルタ24上にはさらに透明保護膜25が形成される。なお、本実施形態や後述する他の実施形態のように基板21上に対向電極が形成されない横方向電界制御型のパネルでは、基板21の外面等に静電気除去用のITOその他の透明導電体等よりなる導電層を形成することが好ましい。
なお、上記基板11と21の間には所定の誘電異方性を備えた液晶30が封入配置される。この液晶30は基板11及び21の各内面上に形成された上記の構造の最上層にそれぞれ適宜の配向膜11I、21Iを設けることで、各基板11、21の内面と平行(すなわち水平)で、かつ、画素電極16及び共通電極18の延在方向と直交しない方向に配向される(初期配向状態)。ここで、画素電極16と共通電極18の間に所定の電位差が付与され、両電極間に所定の電界が生成されると、液晶30は水平姿勢のまま回動し画素電極16及び共通電極18の延在方向と直交する方向に配向される(駆動時配向状態)。
基板11と21の外面上には偏光透過軸が相互に直交する偏光板28、29がそれぞれ配置され、上記液晶30の配向方向と偏光板28、29の光透過特性とに応じて各表示用画素Gr、Gg、Gbの光透過率が制御され、これらの表示用サブ画素Gr、Gg、Gbの光透過率の組み合わせによって画素Gごとに所定の明度及び色相を表現することができる。したがって、複数の画素Gの配列された駆動領域によって所望の表示画像を形成することができる。
本実施形態では、基板11の内面上に第1視角制御線31が形成され、基板21の内面上に第2視角制御線33が形成される。そして、視角補償用サブ画素Gsには絶縁膜15上に第1の電極である画素電極32が形成され、当該画素電極32は上記第1視角制御線31に導電接続される。また、上記画素電極32に液晶30を挟んで対向する透明保護膜25上には第2の電極である対向電極34が形成され、この対向電極34は上記第2視角制御線33に導電接続される。したがって、視角補償用サブ画素Gsにおいては、液晶30を挟んでその厚み方向両側に相互に対向する画素電極32と対向電極34が設けられ、これらの電極32,34間に第1視角制御線31と第2視角制御線33で一括して所定の電位差を与えることによって液晶30の厚み方向(縦方向)の電界を形成することが可能になる。視角補償用サブ画素Gsの画素電極32と対向電極34の間に電界が形成されていない状態では、液晶30は上記と同様の初期配向状態とされ、電界が形成されると液晶30が垂直に配向する。
本実施形態では、表示用サブ画素Gr、Gg、GbにおいてはIPS(In-Plane Switching)モードの画素構造が構成され、視角補償用サブ画素Gsでは縦電界モードの画素構造が形成される。ここで、一例として、正の誘電異方性を有する液晶30の初期配向方向を、偏光板28、29の一方の光透過軸と直交させ、他方の光透過軸と平行にさせるとともに画素電極16及び共通電極18の延在方向に対して傾斜した方向(例えば45度の方向)とすることで、表示用サブ画素Gr、Gg、Gbでは、電圧無印加時に図28の実線Yに示すように視角に拘らずブラック状態(光遮断状態)となる。そして、電圧印加時には、画素電極16及び共通電極18の延在方向と直交する方向に液晶30が配向して図28の実線Xに示すようにホワイト状態(光透過状態)となる。そして、この広視野角モードの視角特性(コントラスト比の視角依存性)は、図29に実線Vで示すように広い視野角を有するものとなる。
これに対して、視角補償用サブ画素Gsでは、電圧無印加時では上記と同様にブラック状態(光遮断状態)となる。一方、電圧印加時には液晶30が垂直電界に沿って垂直に配向するので、図28の点線Zに示すように、低視角範囲(視認側正面方向)ではリタデーションが得られずにブラック状態とされ光透過率が低い。これに対して、垂直配向の液晶30に対して斜め方向に入射する光にはリタデーションが発生して光漏れが発生するので、高視角範囲の所定の視角でホワイト状態(光透過状態)となる。
広視野角モードでは、視角補償用サブ画素Gsが電圧無印加状態とされてブラック状態(光遮断状態)とされるので、視角特性は表示画像を形成する表示用サブ画素Gr、Gg、Gbのみによって決定され、これらがIPS(横電界)方式であるために、前述のように図29の実線Vで示される広い視野角を有する視角特性が得られる。
一方、狭視野角モードでは視角補償用サブ画素Gsが電圧印加状態とされる。この場合、前述の視角補償用サブ画素Gsの特性により、低視角範囲(視認側正面方向)では影響がないが、高視角範囲(視認側斜め方向)では光漏れが発生してコントラストが低下するので、図29の破線Wに示すように、狭い視野角しか得られなくなる。特に、図29の破線Wの特性を左右方向の視角で得られるように構成すれば、表示画像の秘匿性を実現できる。
上記のようにして、図1及び図5に示す表示用サブ画素Gr、Gg、Gb及び視角補償用サブ画素Gsを備えた画素Gを駆動領域内に縦横に配列させた液晶装置では、第1の視角補償用サブ画素Gsのオンオフにより広視野角モードと狭視野角モードを切り換えることができる。しかしながら、これだけでは、狭視野角モードにおける高視角範囲でのコントラストを必ずしも充分に低減することができない場合がある。これは、図29の実線Vに示す視角特性は理想的なものであり、実際には画素G内の視角補償用サブ画素Gsの光漏れだけでは表示用サブ画素Gr、Gg、Gbのコントラストを充分に低下させることができない場合があるからである。
そこで、本実施形態では、図2及び図6に示すように、上記第1の視角補償用サブ画素である視角補償用サブ画素Gsに加えて、これとは異なる電圧印加面積を備えた第2の視角補償用サブ画素である視角補償用サブ画素Gtを設けている。視角補償用サブ画素Gtは、基本的には視角補償用サブ画素Gsと同様の構成を有するが、図示のように画素電極32が形成されていない点で異なる。画素電極32が設けられていないことで、複数の視角補償用サブ画素Gs、Gtに一括して駆動電圧を印加しても視角補償用サブ画素Gtには縦電界が発生しないので、上述の光漏れは発生しない。したがって、視角補償用サブ画素Gsを含む画素Gでは高視角範囲でコントラストが低下するが、視角補償用サブ画素Gtを含む画素Gでは高視角範囲でもコントラストは低下しない。
上記のような第2の視角補償用サブ画素としては、図3及び図7に示すように、対向電極34を形成しない視角補償用サブ画素Guでもよい。この場合でも、対向電極34が存在しないために縦電界は発生せず、上記と同様になる。また、図4及び図8に示すように、画素電極32と対向電極34の双方を形成しない視角補償用サブ画素Gvであっても同様である。なお、画素電極32と対向電極34の双方を設けないことで、隣接する表示用サブ画素Gbの電極との間に生ずる横方向の電界が弱くなるため、視角補償用サブ画素Gvの視角特性を視角補償用サブ画素Gsの特性と大きく異ならせることができる。
本実施形態では、視角補償用サブ画素Gsと視角補償用サブ画素Gt、Gu、Gvとを設けることで、狭視野角モードにおいて上述の視角制御がなされる画素Gと上述の視角制御がなされない画素Gとを設けることが可能になる。したがって、視角制御の有無を所定のパターンで予め配列させておくことで、高視角範囲の視認性をさらに低下させることができる。なお、この視認性の低下については後に詳述する。
[第2実施形態]
次に、図9及び図10を参照して、本発明に係る第2実施形態について説明する。図9は本実施形態の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図、図10は異なる態様の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大断面図である。本実施形態では基本的に第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態では、図1及び図4に示す第1の視角補償用サブ画素Gsは同様に構成されるが、第2の視角補償用サブ画素Gwでは、図9に示すように、画素電極32′が視角補償用サブ画素Gsの画素電極32より小面積とされている。このようにすると、画素電極32′と対向電極34の対向面積も小面積となるので、視角補償用サブ画素Gwでは視角補償用サブ画素Gsよりも電圧印加範囲が小面積となり、その結果、上述の視角制御の程度も小さくなる。このように電圧印加範囲が異なる二種類の視角補償用サブ画素Gs、Gwが設けられるため、視角制御の高低を所定のパターンで予め配列させておくことで、高視角範囲の視認性をさらに低下させることができる。
図10は異なる態様の視角補償用サブ画素Gw′を示す。この視角補償用サブ画素Gw′では、対向電極34′が視角補償用サブ画素Gsの対向電極34よりも小面積とされる。この態様でも、上記と同様に画素電極32と対向電極34′の対向面積が視角補償用サブ画素Gsの対向面積よりも小面積となるので、視角補償用サブ画素Gw′における視角制御の程度を小さくすることができる。
なお、画素電極と対向電極の双方の面積を視角補償用サブ画素Gsのそれよりも小面積とすることも可能であり、この場合でも、画素電極と対向電極の対向面積を小さくすることができる。ただし、この場合には、視角制御の程度はあくまでも両電極の対向面積の大小に依存するので、両電極間の形成位置がずれている場合等において個々の電極の面積の大小とは必ずしも視角制御の程度が対応しない態様が存在する。
[第3実施形態]
次に、図11乃至図20を参照して本発明に係る第3実施形態について説明する。図11及び図17は第1の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図及び拡大縦断面図、図12乃至図16及び図18乃至図20は第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図及び拡大縦断面図である。
最初に図11及び図17を参照して第1の視角補償用サブ画素を含む画素構造について説明する。本実施形態においても、先の第1の実施形態と同様に、駆動領域内において配列される複数の画素Gは、表示用サブ画素Gr、Gg、Gbと視角補償用サブ画素Gsとを含む。
基板41の内面上には、走査線42、信号線43、共通線44が縦横に形成され、走査線42及び信号線は半導体層49を含むトランジスタを介して画素電極45に接続され、共通線44は共通電極46に接続されている。画素電極45は共通電極46と平面的に重なる範囲に形成されているが、当該範囲において画素電極45はスリット状の開口部45aを備えた梯子状の平面パターンで構成される。当該梯子状のパターンは、広い視野角方位を得るために屈折した平面形状とされる。基板41上においては、上記構造が絶縁膜47、48等を介して積層され、最上層には配向膜41Iが形成される。
一方、基板51の内面上には、遮光層52、絶縁膜53、カラーフィルタ層54、透明保護膜55が順次に積層され、最上層には配向膜51Iが形成される。カラーフィルタ層54には表示用サブ画素Gr、Gg、Gbごとに対応する色フィルタ層54fが配置されてなる。
両基板41と51の間には液晶60が配置され、当該液晶60は、上記配向膜41I、51Iの配向能に応じて水平方向に向いた初期配向状態を有する。
一方、基板41の内面上には視角制御線61も形成され、この視角制御線61は視角補償用サブ画素Gsにおいて形成された画素電極62に導電接続される。また、視角補償用サブ画素Gsでは共通電極63が設けられ、この共通電極63は上記共通線44に導電接続される。画素電極62は共通電極63と平面的に重なる範囲に形成されるが、当該範囲内には画素電極62のスリット状の開口部62aが設けられ、これによって画素電極62が梯子状の平面パターンとされる。したがって、視角補償用サブ画素Gsでは、画素電極62が共通電極63と平面的に重なる第1の平面領域と、画素電極62が共通電極63と平面的に重ならない第2の平面領域とが構成される。
本実施形態では、表示用サブ画素Gr、Gg、Gbと視角補償用サブ画素GsのいずれにおいてもFFS(Fringe Field Switching)モードの画素構造が設けられ、画素電極45、62と共通電極46、63との間にそれぞれ横方向(正確には斜め方向)の電界が形成される構造となっている。ただし、表示用サブ画素Gr,Gg、Gbと視角補償用サブ画素Gsとでは画素電極45のスリット45aと画素電極62のスリット62aの延長方向が異なるため、電圧印加時における液晶60の配向方向が異なることにより、電圧印加時に表示用サブ画素Gr、Gg、Gbがホワイト状態(光透過状態)となっても、視角補償用サブ画素Gsでは低視角範囲(視認側正面方向)でブラック状態(光遮断状態)となるように構成できる。一方、視角補償用サブ画素Gsでは、画素電極62の幅方向(図示上下方向)の中央部及び開口部62aの同幅方向の中央部においては斜め電界により液晶60が垂直方向に立った姿勢となるため、左右方向に斜めに入射した光を透過し、これによって高視角範囲で光漏れを生ずる。したがって、第1実施形態と同様に視角補償用サブ画素Gsによって狭視野角モードを実現することができる。
本実施形態の場合においても、第1の視角補償用サブ画素Gsのほかに、図12乃至図16及び図18乃至図20に示す第2の視角補償用サブ画素Gt、Gp、Gu、Gw、Gw′を設ける。ここで、図12及び図18に示す視角補償用サブ画素Gtでは画素電極62が形成されず、図14及び図20に示す視角補償用サブ画素Guでは共通電極63が形成されない。また、図示しないが、画素電極62と共通電極63の双方を形成しない視角補償用サブ画素を構成してもよい。これらのいずれの構成でも、視角補償用サブ画素Gt、Guは視角制御機能を発揮できない。
本実施形態では、図13及び図19に示すように、視角補償用サブ画素Gpとして、画素電極62′に開口部を設けず、共通電極63がほぼ全面的に画素電極62′に対向する構造が考えられる。この構造においては、画素電極62′に開口部が設けられないことで、画素電極62′の電界遮蔽効果により視角補償用サブ画素Gp内に横方向の電界が発生しなくなるため、上記のように画素電極62と共通電極63の少なくとも一方を形成しない構成と同様に視角制御機能をなくすことができる。ただし、この場合には、隣接する表示用サブ画素との間に形成される横方向の電界の影響を相対的に低減することができ、これによる視角制御機能の部分的劣化を抑制できる。なお、この例において、共通電極63を全く形成しない構成を採用することも可能である。
図15に示す視角補償用サブ画素Gwは上記第2実施形態と類似して共通電極63′の面積を視角補償用サブ画素Gsの共通電極63に比べて小面積としたもの、図16に示す視角補償用サブ画素Gw′は画素電極62″の面積を視角補償用サブ画素Gsの画素電極62に比べて小面積としたものである。いずれの構成でも、画素電極と共通電極の間に形成される横方向の電圧印加面積を狭くすることができるので、第2実施形態と同様の作用効果を奏する。
[実施形態の作用効果]
次に、上記第1実施形態乃至第3実施形態の構成の作用効果について説明する。上記各実施形態では基本的に電圧印加面積の異なる第1の視角補償用サブ画素と第2の視角補償用サブ画素とを設けることで同様の作用効果を奏するので、ここでは第1実施形態の作用効果について説明し、他の実施形態については省略する。
図21は、第1実施形態の液晶装置のドライバ回路と配線構造の関係を模式的に示す概略構成図である。上記の複数の走査線13は走査線ドライバ回路Xdによって駆動され、上記の複数の信号線14は信号線ドライバ回路Ydによって駆動される。なお、表示用サブ画素Gr、Gg、Gbには画素電極16と共通線17に接続された共通電極18とによって横方向の電界が付与される。
一方、視角補償用サブ画素Gsには第1視角制御線31に接続された画素電極32と第2視角制御線33に接続された対向電極34とによって縦方向の電界が付与される。ただし、上述のように画素Gによっては視角補償用サブ画素Gt(或いはGu、Gv)が形成されることで電界は付与されない。一方、その代わりに視角補償用サブ画素Gw、Gw′が形成される場合には、制限された電界印加範囲においてのみ縦方向の電界が付与される。
視角補償用サブ画素Gs、Gt、Gu、Gv、Gw、Gw′には共通の上記第1視角制御線31及び第2視角制御線33が接続され、全ての視角補償用サブ画素に共通の電位が与えられる。したがって、表示用サブ画素Gr、Gg、Gbのようにサブ画素ごとに独立して制御することができないが、その反面、ドライバ回路の負荷を軽減することができ、製造コストも低減できる。
図22は、液晶装置の駆動領域D内において、第1の視角補償用サブ画素Gsを含む画素Gと、第2の視角補償用サブ画素Gt(Gu、Gv、Gw、Gw′)を含む画素Gとを所定の配列態様とすることで平面パターンPを構成した例を示す。ここで、単位パターン部Puとして文字(欧文字)を用い、この単位パターン部Puを複数適宜の態様で配列させることで上記平面パターンPを構成している。単位パターン部Puは文字のみでなく、文字、図形、記号、或いはこれらの結合したもので構成できる。また、単位パターン部Puは一種のみでなく、複数種類を用いて適宜に配列させてもよい。図示例の場合には複数種の文字を配列させて意味のある文字列を構成している。ここで、第1の視角補償用サブ画素を含む画素Gで図の白地を形成し、第2の視角補償用サブ画素を含む画素Gで文字の黒部分を形成しているが、白黒が逆であっても構わない。
図23は、駆動領域D内に上記表示用サブ画素Gr、Gg、Gbによって形成した所定の表示画像Eの例を示す。図示例は、表示画像Eを低視角範囲(視認側正面方向)から見た様子、或いは、広視野角モードで高視角範囲(視認側斜め方向)から見た様子を示している。
図24は、第1の視角補償用サブ画素Gsのみを設けた場合において駆動領域D内に表示画像Eを表示させたときに、狭視野角モードで高視角範囲から見た様子を示す。この場合には、狭視野角モードであるために高視角範囲からは表示画像Eのコントラストが低下して見えるが、視角によっては完全に見えない状態とはならない。
図25は、本実施形態の場合において、駆動領域D内に表示画像Eを表示させたときに、狭視野角モードで高視角範囲から見た様子を示す。本実施形態では、第1の視角補償用サブ画素と第2の視角補償用サブ画素とによって図22の平面パターンPを構成したため、視角補償用サブ画素が駆動されている状態では高視角範囲では低コントラストの表示画像Eと平面パターンPとが重なって視認され、これによって表示画像Eの秘匿性が大幅に向上することがわかる。特に、単位パターン部Puや平面パターンPが何らかの意味のあるパターン構成となっている場合には、高視角範囲から見た者は当該意味のあるパターン構成に気をとられるので、さらに表示画像Eの秘匿性が高められる。
なお、上記各実施形態では相互に電圧印加面積の異なる第1の視角補償用サブ画素と第2の視角補償用サブ画素の組み合わせで秘匿性を高めた例を示したが、本発明は上記の各例中から電圧印加面積の異なる3種以上の異なる特性を有する視角補償用サブ画素を選択して設け、それぞれにおいて異なる視角制御の態様を実現するようにしてもよい。例えば、視角補償用サブ画素GsとGtとGwの3種を適宜に分散させて配列してもよい。
また、上記の各実施形態では表示用サブ画素を横方向電界モードの画素構造とし、視角補償用サブ画素を機能させない場合(広視野角モード)において広い視野角が得られるように構成しているが、本発明はこのような態様に限られず、例えば、縦方向電界モードの画素構造としてもよい。
さらに、上記各実施形態では広視野角モードと狭視野角モードとを視角補償用サブ画素のオンオフによって切り替えるように構成しているが、常時狭視野角モードとなるように、視角補償用サブ画素の視角制御機能を常に発揮するように構成したものであってもよい。
[電子機器]
最後に、上記各実施形態の液晶装置1を搭載した電子機器について説明する。図26は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機200は、複数の操作ボタン、送話口などを備えた操作部201と、受話口などを備えた表示部202とを有し、表示部202の内部に上記の各実施形態に示した液晶装置100が組み込まれてなる。そして表示部202の表面(内面)上において液晶装置100の表示領域(上記の駆動領域D)を視認することができるようになっている。この場合、携帯電話機200の内部には、上記液晶装置100を制御する後述する表示制御回路が設けられる。この表示制御回路は公知のドライバ回路120に対して所定の制御信号を送り、液晶装置100の表示態様を決定する。
図27は電子機器における液晶装置100に対する制御系(表示制御系)の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器(上記携帯電話機200)は、表示情報出力源291と、表示情報処理回路292と、電源回路293と、タイミングジェネレータ294と、照明ユニット130への電力供給を行う光源制御回路295とを含む表示制御回路290を有する。また、液晶装置100には、上述の構成を有する液晶表示体である液晶パネル110と、この液晶パネル110を駆動するドライバ回路120と、液晶パネル110を照明する照明ユニット130とが設けられている。
表示情報出力源291は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ294によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路292に供給するように構成されている。
表示情報処理回路292は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共にドライバ回路120へ供給する。ドライバ回路120は、上述のように走査線駆動回路及び信号線駆動回路を含む。また、電源回路293は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
光源制御回路295は、電源回路293から供給される電圧に基づいて照明ユニット130の光源に電力を供給し、所定の制御信号に基づいて光源の点灯の有無及びその輝度等を制御するようになっている。
また、本発明に係る電子機器としては、図26に示す携帯電話機の他に、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として本発明に係る液晶装置を用いることができる。ただし、本発明は液晶装置100の表示の秘匿性を高めることができるという特徴を有するため、特に、携帯電話、携帯型情報端末などといった携帯型表示装置、カーナビゲーションや車載モニタ等の車載用表示装置に用いる場合に有効である。
第1実施形態の第1の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第1実施形態の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第1実施形態の別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第1実施形態のさらに別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第1実施形態の第1の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図1のV−V線断面矢視図)。 第1実施形態の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図2のVI−VI線断面矢視図)。 第1実施形態の別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図3のVII−VII線断面矢視図)。 第1実施形態のさらに別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図4のVIII−VIII線断面矢視図)。 第2実施形態の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第2実施形態の別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第3実施形態の第1の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第3実施形態の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第3実施形態の別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第3実施形態のさらに別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第3実施形態の異なる第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第3実施形態のさらに異なる第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大平面図。 第3実施形態の第1の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図11のXVII−XVI断面矢視図)。 第3実施形態の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図12のXVIII−XVIII線断面矢視図)。 第3実施形態の別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図13のXIX−XIX線断面矢視図)。 第3実施形態のさらに別の第2の視角補償用サブ画素を含む画素構造を示す拡大縦断面図(図14のXX−XX線断面矢視図)。 第1実施形態のドライバ回路と配線構造の関係を示す構成図。 第1の視角補償用サブ画素と第2の視角補償用サブ画素により構成される平面パターンの例を示す説明図。 表示画像の例を示す説明図。 従来の狭視野角モードでの高視角範囲から見た様子を示す説明図。 実施形態の狭視野角モードでの高視角範囲から見た様子を示す説明図。 電子機器の概略斜視図。 電子機器の表示制御回路を示す概略構成図。 実施形態の各サブ画素における透過率の視角特性を示すグラフ。 実施形態の広視野角モードと狭視野角モードのコントラストの視角特性を示すグラフ。
符号の説明
11、21…基板、13…走査線、14…信号線、16…画素電極、17…共通線、18…共通電極、28、29…偏光板、30…液晶、31…第1視角制御線、32…画素電極、33…第2視角制御線、34…対向電極、G…画素、Gr、Gg、Gb…表示用サブ画素、Gs…第1の視角補償用サブ画素、Gt、Gu、Gv、Gw、Gw′…第2の視角補償用サブ画素

Claims (9)

  1. 表示画像を形成するための複数の表示用サブ画素と、該複数の表示用サブ画素にそれぞれ隣接して配置され前記表示用サブ画素と異なる視角特性を備えた視角補償用サブ画素とを有し、該視角補償用サブ画素が前記表示用サブ画素とは独立に駆動可能に構成された液晶装置において、
    第1の前記視角補償用サブ画素は、液晶に電界を印加するための第1の電極及び第2の電極を含む電界印加構造を有し、
    第2の前記視角補償用サブ画素は、前記電界印加構造のうち前記第1の電極と前記第2の電極の少なくとも一方を有せず、
    前記視角補償用サブ画素内における電圧印加面積が前記第1の視角補償用サブ画素と前記第2の視角補償用サブ画素との間で異なる
    液晶装置。
  2. 前記第2の視角補償用サブ画素は、前記第1の電極及び前記第2の電極の双方を有しない
    請求項1に記載の液晶装置。
  3. 前記電界印加構造は、前記液晶の厚み方向両側に前記第1の電極及び前記第2の電極が配置され、前記第1の電極と前記第2の電極の間に電位差を設けて縦方向の電界を印加する縦方向電界印加構造である
    請求項1又は2に記載の液晶装置。
  4. 前記電界印加構造は、前記液晶の厚み方向一側に前記第1の電極及び前記第2の電極が配置され、前記第1の電極と前記第2の電極の間に電位差を設けて横方向の電界を印加する横方向電界印加構造である
    請求項1又は2に記載の液晶装置。
  5. 前記横方向電界印加構造は、前記第1の電極に対して前記第2の電極が平面的に重なる第1の平面領域と、前記第1の電極に対して前記第2の電極が平面的に重ならない第2の平面領域とを有する
    請求項4に記載の液晶装置。
  6. 表示画像を形成するための複数の表示用サブ画素と、該複数の表示用サブ画素にそれぞれ隣接して配置され前記表示用サブ画素と異なる視角特性を備えた視角補償用サブ画素とを有し、該視角補償用サブ画素が前記表示用サブ画素とは独立に駆動可能に構成された液晶装置において、
    第1の前記視角補償用サブ画素は、液晶に電界を印加するための第1の電極及び第2の電極を含む電界印加構造を有し、
    前記電界印加構造は、前記液晶の厚み方向一側に前記第1の電極及び前記第2の電極が配置され、前記第1の電極と前記第2の電極の間に電位差を設けて横方向の電界を印加する横方向電界印加構造であり、
    前記横方向電界印加構造は、前記第1の電極に対して前記第2の電極が平面的に重なる第1の平面領域と、前記第1の電極に対して前記第2の電極が平面的に重ならない第2の平面領域とを有し、
    第2の前記視角補償用サブ画素は、前記横方向電界印加構造であり、前記第2の平面領域が存在しないか、或いは、前記第2の平面領域が前記第1の視角補償用サブ画素より小面積である
    液晶装置。
  7. 前記複数の視角補償用サブ画素により1種若しくは複数種の単位パターン部が分散配置されてなる平面パターンが構成される
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液晶装置。
  8. 前記単位パターン部が文字、図形、記号若しくはこれらの結合である
    請求項7に記載の液晶装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の液晶装置と、該液晶装置の制御手段とを搭載する
    電子機器。
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