JP5224737B2 - マルチかごエレベーターの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、同一の昇降路を複数のかごが昇降されるマルチかごエレベーターシステムに設けられ、かごの運転を制御するマルチかごエレベーターの制御装置に関するものである。
近年、高層化する建築物において効率的な輸送を実現するための一手段として、同一の昇降路に複数のかごを設けるマルチかごエレベーターシステムが提案されている。このシステムでは、走行するかご同士の衝突を回避するような運転制御が必要となる。これに対して、例えば特許文献1では、前方走行かごと後方走行かごとの間のかご間距離を演算し、後方走行かごが減速停止するための距離よりもかご間距離が大きくなるように、後方走行かごの速度パターンを演算する。また、かご間距離が大きい場合には、後方走行かごの走行速度を上げることにより運行効率を向上させる。
また、特許文献2に示されたエレベーターの制御装置では、かご積載量と目的階までの移動距離とに基づいて、電動機や電力変換器の駆動能力範囲内で速度パターンを変化させ、目的階に短時間で到達するような速度パターンが生成される。
特開平5−286655号公報(第3頁〜第8頁、図6、8、9) 特開2003−238037号公報(第3頁〜第6頁、図1)
しかし、上記の特許文献1に示された従来のエレベーターの制御装置においては、速度パターンがかご間距離に基づいて演算されるため、一定速走行の途中で加速又は減速して一定速走行速度が切り替えられるような速度パターンが生成されることがあり、これにより乗客に不快感を与えることがあった。また、特許文献2に示されたような従来の運転方法は、マルチかごエレベーターシステムに対応しておらず、かごの衝突を回避する手段を設けることが必要となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご同士の衝突を回避しつつ乗り心地を向上させることができるマルチかごエレベーターの制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係るマルチかごエレベーターの制御装置は、同一の昇降路を昇降される複数のかごの速度パターンを生成する速度指令演算装置を備え、かごのうち呼びに対して割り当てられた割当かごの速度パターンを生成する際に、割当かごに隣接し割当かごの前方を走行するかごが存在する場合、前方を走行するかごを前方走行かご、割当かごを後方走行かごとすると、速度指令演算装置は、前方走行かごの走行方向が後方走行かごと同じであり、かつ後方走行かごの目的階が前方走行かごの位置よりも遠い場合には、後方走行かごの走行開始時刻を所定時間遅らせる。
この発明のマルチかごエレベーターの制御装置は、後方走行かごの走行開始時刻を所定時間遅らせるので、かご同士の衝突を回避しつつ、滑らかな速度パターンで後方走行かごを走行させることができ、乗り心地を向上させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるマルチかごエレベーターシステムの要部を示す構成図である。図において、昇降路の上部には、上かご用巻上機1が設けられている。上かご用巻上機1は、上かご用電動機2と、上かご用電動機2により回転される第1及び第2の上かご用駆動シーブ3,4と、上かご用駆動シーブ3,4の回転を制動する上かご用ブレーキ装置(図示せず)とを有している。第1及び第2の上かご用駆動シーブ3,4は、上かご用電動機2の回転軸に直結されている。
上かご用駆動シーブ3,4の近傍には、第1及び第2の上かご用そらせ車5,6が設けられている。第1の上かご用駆動シーブ3及び第1の上かご用そらせ車5には、第1の上かご用主索7が巻き掛けられている。第2の上かご用駆動シーブ4及び第2の上かご用そらせ車6には、第2の上かご用主索8が巻き掛けられている。
第1及び第2の上かご用主索7,8の一端部には、上かご9が吊り下げられている。第1及び第2の上かご用主索7,8の他端部には、第1の釣合おもり10が吊り下げられている。上かご9及び第1の釣合おもり10は、上かご用巻上機1により昇降路内を昇降される。
昇降路の上部には、下かご用巻上機11が設けられている。下かご用巻上機11は、下かご用電動機12と、下かご用電動機12により回転される第1及び第2の下かご用駆動シーブ13,14と、下かご用駆動シーブ13,14の回転を制動する下かご用ブレーキ装置(図示せず)とを有している。第1及び第2の下かご用駆動シーブ13,14は、下かご用電動機12の回転軸に直結されている。
下かご用駆動シーブ13,14の近傍には、第1及び第2の下かご用そらせ車15,16が設けられている。第1の下かご用駆動シーブ13及び第1の下かご用そらせ車15には、第1の下かご用主索17が巻き掛けられている。第2の下かご用駆動シーブ14及び第2の下かご用そらせ車16には、第2の下かご用主索18が巻き掛けられている。
第1及び第2の下かご用主索17,18の一端部には、下かご19が吊り下げられている。第1及び第2の下かご用主索17,18の他端部には、第2の釣合おもり20が吊り下げられている。下かご19及び第2の釣合おもり20は、下かご用巻上機11により昇降路内を昇降される。
下かご19は、上かご9の真下に配置されている。即ち、上かご9と下かご19とは、同一の昇降路内をそれぞれ独立して昇降される。第2の釣合おもり20は、第1の釣合おもり10の真上に設けられている。即ち、第1の釣合おもり10と第2の釣合おもり20とは、同一の昇降路内を昇降される。
第1及び第2の下かご用主索17,18の一端部は、上かご9と干渉しないように、上かご9の両側を通って下かご19に接続されている。また、第1及び第2の上かご用主索7,8の他端部は、第2の釣合おもり20と干渉しないように、第2の釣合おもり20の両側を通って第1の釣合おもり10に接続されている。
上かご9には、上かご9の積載量を検出する上かご用秤装置21が設けられている。下かご19には、下かご19の積載量を検出する下かご用秤装置22が設けられている。
上かご用電動機2は、上かご用電力変換器23を介して上かご用電動機制御装置24により制御される。下かご用電動機12は、下かご用電力変換器25を介して下かご用電動機制御装置26により制御される。電力変換器23,25としては、例えばインバーター又はマトリクスコンバーター等が用いられる。
速度指令演算装置27は、上かご9及び下かご19の速度パターンを演算し、それを電動機回転速度に換算した電動機回転速度指令として電動機制御装置24,26に出力する。電動機制御装置24,26は、電動機回転速度指令に従って、電動機2,12の回転速度を制御し、かご9,19を昇降させる。
また、速度指令演算装置27は、かご9,19の速度パターンを個別に演算するとともに、かご9,19の位置及び速度に関する情報に基づいてかご9,19の運行制御を行う。かご9,19の位置及び速度を求める方法としては、例えば電動機2,12にそれぞれ設けられたエンコーダーからの信号を用いて演算により求める方法がある。また、かご9,19に位置・速度検出器をそれぞれ設け、それらの位置・速度検出器からの信号を用いて演算により求めることもできる。
さらに、速度指令演算装置27は、マイクロコンピューターを有している。即ち、速度指令演算装置27の機能は、マイクロコンピューターにより実現することができる。このマイクロコンピューターには、速度指令演算装置27の機能を実現するためのプログラム(ソフトウエア)が格納されている。
この例では、速度指令演算装置27により、かご9,19同士が衝突せず、かつかご積載量に応じて速度を可変とすることで運行効率を改善するような速度パターンを演算し、かご9,19の運行制御を行う。以下にその方法について述べる。
図2は図1の上かご9及び下かご19の速度パターンの一例を示すグラフである。図2に示す速度パターンは、一般的なエレベーターの運転でも用いられている速度パターンである。まず、区間T1では、かご9,19は一定加加速度で加速される。このときの加加速度の絶対値をβ1、かご速度をv、時刻をtとすると、かご速度は、
v=(1/2)・β1・t
で表される。
区間T2では、かご9,19は一定加速度で加速される。このときの加速度の絶対値をα1とすると、α1=β1・T1である。また、かご速度は、
v=v1+α1・(t−t1)
で表される。
但し、v1は時刻t1のときのかご速度で、v1=(1/2)・β1・t1である。
区間T3では、かご9,19は、速度vtとなるまで一定加加速度で加速される。このときの加加速度の絶対値をβ2とすると、α1=β2・T3の関係が成り立つ。また、この区間でのかご速度は、
v=v2+(1/2)・β2・(t−t2)
で表される。
但し、v2は時刻t2のときのかご速度で、v2=v1+α1・(t2−t1)である。
区間T4では、かご9,19は一定速速度vtで走行する。また、vt=v2+(1/2)・β2・T3の関係が成り立つ。
区間T5では、かご9,19は一定加加速度で減速される。このときの加加速度の絶対値をβ3とすると、この区間でのかご速度は、
v=vt−(1/2)・β3・(t−t4)
で表される。
区間T6では、かご9,19は一定加速度で減速される。このときの加速度の絶対値をα2とすると、この区間でのかご速度は、
v=v3−α2・(t−t5)
で表される。
但し、v3は時刻t5のときのかご速度で、v3=vt−(1/2)・β3・T5 である。また、加速度α2と加加速度β3との間には、α2=β3・T5の関係がある。
区間T7では、かご9,19は一定加加速度で減速される。このときの加加速度の絶対値をβ4とすると、この区間でのかご速度は、
v=v4−(1/2)・β4・(t−t6)
で表される。
但し、v4は時刻t6のときのかご速度で、v4=v3−α2・T6である。また、加加速度β4と加速度α2との間には、α2=β4・T7の関係がある。
加加速度、加速度、一定速速度が決まると、走行を開始してから一定速になるまでの走行距離、つまり時刻0からt3までの走行距離と、減速を開始してから停止するまでの走行距離、つまり時刻t4からt7までの走行距離とが決まる。従って、かご9,19の走行距離が決まると、時間区間T4も一意に定まる。
速度指令演算装置27は、速度vt、加速度α1、α2、加加速度β1〜β4を決定し、速度パターンを生成する。また、速度指令演算装置27には、秤装置21,22からの信号が入力される。これにより、速度指令演算装置27は、かご9,19の移動距離とかご積載量とに応じて、電動機2,12や電力変換器23,25の出力範囲内で速度パターンを変更してかご9,19が短時間(最短時間を含む)で目的階に到達するような速度パターンを演算する。
但し、マルチかごエレベーターシステムでは、上かご9及び下かご19が同一昇降路内を走行するため、かご9,19同士の衝突を回避するような運転が必要となる。即ち、次の(1)〜(3)に示すような制約条件の中で、かご積載量に応じて速度パターンを可変とする。
(1)速度パターンは図2に示すような形状とし、区間T4の一定速走行中に再び加速をしたり、区間T6の減速中に再び一定速としたりするような運転はしない。即ち、加減速を何度も繰り返さず、加速と減速とを一回ずつ行う。
(2)前方走行かごが緊急停止した場合においても、後方走行かごが図2のような通常の減速度で減速停止できるような運転を行う。
(3)かご積載量に応じて速度パターンを可変とし、乗客の乗車時間、又はかご9,19の走行時間が短時間(最短時間を含む)となるような速度パターンを演算する。
ここで、呼びに対して割り当てられた割当かごの速度パターンを生成する際に、割当かごに隣接し割当かごの前方を走行するかごが存在する場合、前方を走行するかごを前方走行かご、上記割当かごを後方走行かごとする。
なお、前提条件として、下かご19の目的階が上かご9の目的階よりも上方、又は上かご9の目的階が下かご19の目的階よりも下方となるような目的階の割り当ては発生させないものとする。
図3は図1の速度指令演算装置27の動作を示すフローチャートである。かご9,19のいずれか一方に呼びが割り当てられると、同じ走行方向の前方走行かごが存在するかどうかを確認する(ステップS1)。即ち、割当かごの前方をもう一方のかごが同じ方向に走行しているかどうかを確認する。なお、もう一方のかごが停止している場合は、NOの判定を行う。
同じ走行方向の前方走行かごが存在する場合には、割当かご、即ち後方走行かごの目的階と、前方走行かごの位置とを比較する。具体的には、後方走行かごの目的階が前方走行かごの現在位置よりも遠いかどうかを判定する(ステップS2)。
後方走行かごの目的階が前方走行かごの現在位置よりも遠い場合、前方走行かごが緊急停止した場合の衝突回避を考慮する必要があるため、速度パターンの演算とともに、前方走行かごに衝突しないような後方走行かごの走行開始時刻の演算を行う(ステップS3)。また、後方走行かごの走行速度が前方走行かごの走行速度よりも大きい場合も、同様に衝突回避を考慮する必要があるため、前方走行かごに衝突しないような後方走行かごの走行開始時刻の演算を行う。そして、演算により求められた走行開始時刻になるまで所定時間待機した後(ステップS4)、かごの走行を開始する(ステップS5)。
一方、ステップS1又はステップS2での判定がNOであった場合は、もう一方のかごの動きに関係なくかご9,19同士の干渉は発生しないと考えられるため、速度パターンを演算した後(ステップS6)、そのままかごの走行を開始する(ステップS5)。
図4〜図6は図3のステップS6へ進む場合のかご9,19の走行状態の第1例〜第3例を示す説明図である。まず、図4は、かご9,19の走行方向は同じであるが、後方走行かごの目的階が前方走行かごの位置よりも近い場合を示している。
また、図5は、かご9,19の走行方向が互いに近付く方向である場合を示している。上記のように、下かご19の目的階が上かご9の目的階よりも上方、又は上かご9の目的階が下かご19の目的階よりも下方となるような目的階の割り当ては発生させないので、図5の場合もかご9,19同士の干渉は発生しない。
さらに、図6は、かご9,19の走行方向が互いに遠ざかる方向である場合を示している。図3のステップS6は、図4〜図6に示すような場合、及びもう一方のかごが停止している場合に実行される。ステップS6の演算では、例えば上記特許文献2に示されているように、かご積載量と移動距離とに応じて、電動機2,12や電力変換器23,25の駆動可能な範囲内で目的階に短時間(最短時間を含む)で到達するような速度パターンが求められる。
次に、図3のステップS3の具体的な処理について説明する。まず、図7を用いて記号や用語を次のように定義する。この例では、上かご9を前方走行かご、下かご19を後方走行かごとする。そして、上かご9の走行速度をv1、下かご19の走行速度をv2とする。また、上かご9と下かご19との間の距離をLとする。なお、図7では、かご9,19が上昇している場合について示しているが、かご9,19が下降している場合は、下かご19が前方走行かご、上かご9が後方走行かごとなるため、以下の説明における上かご9と下かご19とを入れ替えて考えればよい。
図8は図7の上かご9の速度パターンを示すグラフ、図9は図7の下かご19の速度パターンを示すグラフである。上かご9のT14区間の速度(一定速速度又は最大速度)をvt1とし、T12区間の加速度の絶対値をα11、T16区間の加速度の絶対値をα12とし、T11、T13、T15、T17区間の加加速度の絶対値をそれぞれβ11、β12、β13、β14とする。
同様に下かご19についても、T14区間の速度(一定速速度又は最大速度)をvt2とし、T22区間の加速度の絶対値をα21、T26区間の加速度の絶対値をα22とし、T21、T23、T25、T27区間の加加速度の絶対値をそれぞれβ21、β22、β23、β24とする。
時刻は上かご9の走行開始時刻を基準として0とし、下かご19の走行開始時刻をt20とする。また、下かご19の減速距離をSd2とする。減速距離Sd2は、下かご19が最大速度から減速を開始して停止するまでに走行する距離であり、図9の斜線部の面積と等しくなる。また、減速距離Sd2は、vt2、α22、β23、β24の関数となる。
次に、前方走行かごである上かご9が走行中に何らかの原因で緊急停止を開始した時間から上かご9が完全に停止するまでに走行する距離をSe1とする。ここで、緊急停止の方法としては、上かご用巻上機1に設けられた上かご用ブレーキ装置による停止や、上かご9に搭載された上かご用非常止め(図示せず)による停止などがあるが、Se1はこれらの中で最も移動距離の短いものとする。また、走行速度が大きいと停止するまでの距離が長くなるため、Se1は走行速度v1に依存すると言える。
上かご9の走行中や緊急停止時に、下かご19が上かご9に衝突せずにかつ図2のような滑らかな速度パターンで走行するためには、上かご9と下かご19との間の距離Lが常に次式を満たしていればよい。
L>Sd2−Se1 ・・・(1)
この理由について説明する。まず、上かご9が緊急停止せずに走行する場合、式1を満たしていれば、かご9,19間には空間が存在するため、かごが衝突することがないのは明らかである。
次に、上かご9が走行中に緊急停止した場合には、上かご9が停止するまでにSe1だけ走行する。このため、下かご19は、L+Se1の範囲内で停止すれば上かご9に衝突しない。今、Lは式1を満たしているので、下かご19は最低でもSd2走行することができる。
Sd2は、図9に示されているように、下かご19が滑らかな速度パターンで走行して通常の減速度で減速停止した場合の減速距離であるから、上かご9が緊急停止シーケンスに入ったと同時に下かご19の速度パターンを減速パターン(t24からt27までの速度パターン)に切り替えて減速させれば、滑らかな速度パターンで停止することができる。
次に、式1を満たすようにかご9,19を運行制御する方法について説明する。上かご9が前方走行かご、下かご19が後方走行かごとなる場合、かご呼びが登録され上かご9の目的階が決定されると、演算により生成された速度パターンに基づいて、上かご9の走行が直ちに開始される。
この後、下かご19の目的階が登録されると、まず下かご19の速度パターンが演算される。これにより、下かご19の速度パターンが設定されるため、走行開始時刻t20を決定すれば、時刻に対する下かご19の速度とかご位置とを求めることができる。また、下かご19の走行開始時には、既に確定している上かご9の速度パターンに基づいて、上かご9のかご位置、通過時刻及びかご速度を演算により求めることができる。このため、時刻に対するSe1の値も求まる。従って、式1を満たすような走行開始時刻t20を決定することができ、その時刻t20に下かご19の走行が開始される。
図10は図1の上かご9及び下かご19の運行方法の第1例を示すグラフである。図10において、曲線31,32は、それぞれ上かご9及び下かご19の速度パターンを時刻と位置との関係で表した曲線である。図10は、下かご19の走行速度(一定速速度)の方が上かご9の走行速度(一定速速度)よりも大きい場合、つまりvt1<vt2の場合を示している。
上かご9の走行は、時刻0に開始される。このとき、速度指令演算装置27により、曲線31のような速度パターンが設定されており、この速度パターンから、時刻と緊急停止距離Se1との関係が演算される。
上かご9の走行開始後に上かご9と同方向への下かご19の呼びが登録されると、下かご19の速度パターンが演算され、その速度パターンが時刻とかご位置との関係に変換される。但し、下かご19の走行開始時刻t20は、仮の値(例えば0)に設定される。
この後、下かご19の走行開始時刻t20をパラメータとして、式1を満たす中で最も運転開始時刻が早くなるt20が決定される。これは、図10から、下かご19の減速開始時刻t24のときにかご間距離L=Sd2−Se1となるような開始時刻であることが分かる。
なぜなら、これよりも早い時刻に下かご19の走行が開始されると、下かご19の減速開始地点でのかご間距離がSd2−Se1よりも小さくなり、その位置で上かご9が緊急停止した場合には、上かご9は下かご19の目的階よりも手前に停止し、かつ下かご19の減速パターンは下かご19の目的階に停止するようなパターンであるため、図2のような滑らかな速度パターンで下かご19を停止させようとすると、かご9,19の衝突が発生するからである。
つまり、下かご19の走行速度の方が上かご9の走行速度よりも大きい(vt1<vt2)場合には、下かご19の減速開始時刻t24でのかご間距離がL=Sd2−Se1を満たすように開始時刻t20を決定する。なお、時刻t24でのかご間距離にマージンを設けるために、運転開始時刻に多少のマージンを設けてもよいことは言うまでもない。
次に、図11は図1の上かご9及び下かご19の運行方法の第2例を示すグラフである。図11は、下かご19の走行速度(一定速速度)の方が上かご9の走行速度(一定速速度)よりも小さい場合、つまりvt1>vt2の場合を示している。この場合、時間の経過とともに、上かご9と下かご19との間の距離が開いていく。なお、上かご9及び下かご19の走行速度が等しいときは、上かご9と下かご19との間の距離は一定となるが、以下の説明内容に包含される。
上かご9の走行開始後に上かご9と同方向への下かご19の呼びが登録されると、下かご19の速度パターンが演算され、その速度パターンが時刻とかご位置との関係に変換される。この後、式1を満たすように走行開始時刻t20が決定される。
図11において、時刻t23でのかご間距離LがL=Sd2−Se1となる時刻をt23=t23fとすると、時刻t23以降では、上かご9が緊急停止したとしてもかご間距離はSd2以上確保できているため、下かご19の減速を直ちに開始させれば、下かご19を通常の減速度の滑らかな速度パターンで減速停止させることができる。
また、時刻t20からt23までの時間区間については、下かご19が加速している状態であるが、この時間区間で減速停止させる必要が生じたならば、図12のような速度パターンで減速させる。図12は、加速中の時刻t215で減速停止させる必要が生じたときに減速停止させた場合の速度パターンを示しており、下かご19の速度は、走行前に演算した最大速度vt2に達しない。
この速度パターンは、下かご19が走行開始前に演算した加加速度及び加速度に対して、速度vm2から加加速度β22で減速(時間区間T24m)、加加速度β23で減速(時間区間T25m)、加速度α22で減速(時間区間T26m)、加加速度β24で減速(時間区間T27m)のように演算されるパターンとなる。また、このときの減速停止距離をSdm2とすると、これは同図において斜線部分の面積で表され、速度vm2が決定すれば演算可能である。
時刻t20からt23までの時間区間については、この時間区間でL≧Sd2m−Se1を満たしているかを確認する。実用性を考えると、前記時間区間の何点かにおいてL≧Sd2m−Se1を満たしているかを確認すればよい。そして、満たしている場合には、t23=t23fとなる走行開始時刻t20で下かご19の走行を開始させる。満たしていない場合は、t23=t23fとなる走行開始時刻t20からt20を大きくしていき、L≧Sd2m−Se1となる時刻で下かご19の走行を開始させる。
なお、一般にはL=Sd2m−Se1となる時刻とすれば前記条件を満たす中で下かご19が最も早く目的階に到着するが、L>Sd2m−Se1となるように適当なマージンを設けてもよい。
また、演算を簡単化するために、L=Sd2−Se1となってから下かご19の走行を開始させるようにしてもよい。但し、この場合、下かご19の目的階到着時間は簡略化しない場合に比べて遅くなる場合がある。
図13は図10又は図11の運行方法における下かご19の走行中の制御方法を示すフローチャートである。下かご19の走行中は、上かご9が緊急停止したかどうかを監視し(ステップS11)、上かご9が緊急停止していない場合には、走行開始前に演算された速度パターンに従って下かご19を走行させ(ステップS12)、上かご9が緊急停止した場合には、下かご19の速度パターンを直ちに減速パターンに切り替える(ステップS13)。
上記のようなマルチかごエレベーターの制御装置によれば、前方走行かごの走行方向が後方走行かごと同じであり、かつ後方走行かごの目的階が前方走行かごの位置よりも遠い場合には、後方走行かごの走行開始時刻を所定時間遅らせるので、かご9,19同士の衝突を回避しつつ、滑らかな速度パターンで後方走行かごを走行させることができ、乗り心地を向上させることができる。
また、前方走行かごが緊急停止した場合においても、通常走行と同じ減速パターンで後方走行かごを停止させることができるため、安全性を高めることができるとともに、乗客の不快感を少なくすることができる。即ち、乗り心地及び運転効率の両方を向上させることができる。
また、かご9,19の走行時間が短時間になるような速度パターンを演算するため、電動機2,12や電力変換器23,25等の駆動機器に電流が流れる時間を短くすることができ、発熱を抑えることができる。
ここで、例えば下かご19の走行速度を下げて下かご19の走行開始時間を早めた場合にも、下かご19の走行速度を下げない場合と同時刻に到達するような速度パターンを生成することができる。このような例を図14に示す。
図14において、曲線31は、上かご9の速度パターンを時間とかご位置との関係で表しており、これは図10の曲線31と同一である。また、破線で示した曲線32は、下かご19の第1の速度パターンを時間とかご位置との関係で表しており、これは図10の曲線32と同一である。さらに、実線で示した曲線32aは、第1の速度パターンよりも走行速度を小さくした下かご19の第2の速度パターンを時間とかご位置との関係で表している。
曲線32aは、曲線32よりも走行速度が小さいため、Sd2に相当する停止距離が曲線32の場合よりも小さい。このため、曲線32で走行する場合よりもかご間距離が小さくなっても式1を満たすような速度パターンが存在する。従って、走行開始時間を曲線32の場合よりも早くすることができるような速度パターンも存在する。
但し、この場合は、下かご19の走行時間は当然長くなる。近年、電動機2,12として永久磁石同期電動機が用いられることが多くなっており、電動機電流は回転速度に依存しないベクトル制御が一般的である。このため、走行時間が長くなると、電動機2,12や電力変換器23,25に流れる電流によるこれら駆動機器の発熱量がより大きくなり、熱的な負荷はより大きくなる。従って、より短時間で目的階に到達する速度パターンを選択するのが好適である。
なお、上記の例では、制約条件(3)として、かご積載量に応じて速度パターンを可変としたが、条件(3)は必ずしも設ける必要はない。例えば、地震やビルの揺れなどに伴う管制運転を行う場合には、上記とは異なる演算で目的階に到達する速度パターンを生成してもよい。また、通常走行時の速度パターンについても、目的階に到達する速度パターンを、かご積載量を用いずに演算してもよい。
また、上記の例では、2台のかご9,19を有するマルチかごエレベーターを示したが、同一の昇降路内に3台以上のかごが配置されたマルチかごエレベーターにもこの発明は適用できる。例えば、n台(n≧3)のかごを有するマルチかごエレベーターでは、釣合おもり、巻上機、電力変換器及び電動機制御装置もかごに対応してn個ずつ用いられ、主索及びそらせ車はn組ずつ用いられる。また、速度指令演算装置は、全ての電動機制御装置に接続されており、全てのかごに対して各々の速度パターンを演算し、対応する電動機制御装置に出力する。さらに、n台のかごを用いる場合でも、速度指令演算装置の動作は図3と同様である。但し、図3のステップS1で、前方走行かごとされるのは上下方向で割当かごに隣接するかごのみである。
さらに、上記の例では秤装置21,22によりかご積載量を求めたが、これに限定されるものではなく、例えば電動機電流からかご積載量を演算によって求めてもよい。
さらにまた、この発明は、釣合おもりを用いないエレベーターに適用することも可能である。このようなエレベーターとしては、例えばかごに駆動装置を設けた自走式エレベーターなどがある。この場合、かご積載量が増えるに従ってかごを移動させるためのエネルギーが多く必要となる。従って、駆動機器の許容範囲内で速度パターンを可変とする場合には、かご積載量が軽くなるにつれて速度や加減速度を高くすることが可能である。
また、上記の例では、1:1ローピング方式のエレベーターを示したが、ローピング方式はこれに限定されるものではなく、例えば2:1ローピング方式であってもよい。
さらに、主索としては、例えば断面円形のロープ、又はベルト状のロープを用いることができる。
さらにまた、上記の例では、2個の駆動シーブを有する巻上機を示したが、1個の駆動シーブを有する巻上機を用いてもよい。
また、上記の例では、駆動シーブの回転軸が水平になるように巻上機を配置したが、駆動シーブの回転軸が鉛直又はほぼ鉛直となるように巻上機を配置してもよい。
この発明の実施の形態1によるマルチかごエレベーターシステムの要部を示す構成図である。 図1の上かご及び下かごの速度パターンの一例を示すグラフである。 図1の速度指令演算装置の動作を示すフローチャートである。 図3のステップS6へ進む場合の上かご及び下かごの走行状態の第1例を示す説明図である。 図3のステップS6へ進む場合の上かご及び下かごの走行状態の第2例を示す説明図である。 図3のステップS6へ進む場合の上かご及び下かごの走行状態の第3例を示す説明図である。 図3のステップS3へ進む場合の上かご及び下かごの走行状態の一例を示す説明図である。 図7の上かごの速度パターンを示すグラフである。 図7の下かごの速度パターンを示すグラフである。 図1の上かご及び下かごの運行方法の第1例を示すグラフである。 図1の上かご及び下かごの運行方法の第2例を示すグラフである。 図11の時刻t20からt23までの時間区間で上かごを下かごを減速停止させる場合の速度パターンを示すグラフである。 図10又は図11の運行方法における下かごの走行中の制御方法を示すフローチャートである。 図10の下かごの走行速度を下げた場合の運行方法を示すグラフである。
符号の説明
9 上かご、19 下かご、27 速度指令演算装置。

Claims (5)

  1. 同一の昇降路を昇降される複数のかごの速度パターンを生成する速度指令演算装置を備えているマルチかごエレベーターの制御装置であって、
    上記速度指令演算装置が生成する速度パターンは、加速と減速とを1回ずつ行う速度パターンであり、
    上記かごのうち呼びに対して割り当てられた割当かごの速度パターンを生成する際に、上記割当かごに隣接し上記割当かごの前方を走行するかごが存在する場合、前方を走行するかごを前方走行かご、上記割当かごを後方走行かごとすると、
    上記速度指令演算装置は、
    上記前方走行かごの走行方向が上記後方走行かごと同じであり、かつ上記後方走行かごの目的階が上記前方走行かごの位置よりも遠い場合には、上記後方走行かごの走行開始時刻を所定時間遅らせ
    また、上記前方走行かごの速度パターン、上記後方走行かごの速度パターン、上記前方走行かごの位置及び上記後方走行かごの位置から、上記前方走行かごと上記後方走行かごとの間の距離を演算し、上記前方走行かごと上記後方走行かごとの間の距離に基づいて上記後方走行かごの走行開始時刻を演算し、
    さらに、上記前方走行かごの走行速度よりも上記後方走行かごの走行速度の方が大きい場合、上記後方走行かごの減速開始時における上記前方走行かごと上記後方走行かごとの間の距離に基づいて、上記後方走行かごの走行開始時刻を演算することを特徴とするマルチかごエレベーターの制御装置。
  2. 同一の昇降路を昇降される複数のかごの速度パターンを生成する速度指令演算装置を備えているマルチかごエレベーターの制御装置であって、
    上記速度指令演算装置が生成する速度パターンは、加速と減速とを1回ずつ行う速度パターンであり、
    上記かごのうち呼びに対して割り当てられた割当かごの速度パターンを生成する際に、上記割当かごに隣接し上記割当かごの前方を走行するかごが存在する場合、前方を走行するかごを前方走行かご、上記割当かごを後方走行かごとすると、
    上記速度指令演算装置は、
    上記前方走行かごの走行方向が上記後方走行かごと同じであり、かつ上記後方走行かごの目的階が上記前方走行かごの位置よりも遠い場合には、上記後方走行かごの走行開始時刻を所定時間遅らせ、
    また、上記前方走行かごの速度パターン、上記後方走行かごの速度パターン、上記前方走行かごの位置及び上記後方走行かごの位置から、上記前方走行かごと上記後方走行かごとの間の距離を演算し、上記前方走行かごと上記後方走行かごとの間の距離に基づいて上記後方走行かごの走行開始時刻を演算し、
    さらに、上記前方走行かごの走行速度よりも上記後方走行かごの走行速度の方が小さい場合、上記後方走行かごの加速時における上記前方走行かごと上記後方走行かごとの間の距離に基づいて、上記後方走行かごの走行開始時刻を演算することを特徴とするマルチかごエレベーターの制御装置。
  3. 上記速度指令演算装置は、上記前方走行かごと上記後方走行かごとの間の距離が、上記後方走行かごが通常の減速度で減速停止するまでに走行する距離と上記前方走行かごが緊急停止したときに走行する距離との以上となるように、上記後方走行かごの走行開始時刻を演算することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチかごエレベーターの制御装置。
  4. 上記速度指令演算装置は、上記前方走行かごが緊急停止した場合、上記後方走行かごを減速する速度パターンに切り替えることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のマルチかごエレベーターの制御装置。
  5. 上記速度指令演算装置は、かご積載量と目的階とに基づいて速度パターンを演算することを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のマルチかごエレベーターの制御装置。
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