JP5223611B2 - マイクロ波無線通信システム、そのパス設定制御方法、マイクロ波無線通信装置、及び制御端末 - Google Patents

マイクロ波無線通信システム、そのパス設定制御方法、マイクロ波無線通信装置、及び制御端末 Download PDF

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Description

本発明は、マイクロ波無線通信システム、そのパス設定制御方法、マイクロ波無線通信装置、及び制御端末に係り、特にマイクロ波無線通信装置の両端が端局装置、その間が複数の中継装置として繋がれることにより全体の系が構成されるマイクロ波無線通信システムの複数パス同時設定方法並びに装置間パス設定制御方法に関する。
光装置等に代表される有線装置のネットワーク(有線システム)において、パス管理システムが存在している。パス管理システムの一例として、特許文献1では、作業者用端末装置の表示器の画面を用いて、光海底ケーブルシステムなどの情報伝送システムの各ノードを繋ぐパスを設定する方法が開示されている。このパス設定方法は、例えば複数のパスが多重される通信回線を介して互いにリング状に接続される複数のノードを備える複数のリングネットワークで構成されるネットワークシステムを対象としている。
これによると、自装置が接続されるノードが属するリングネットワークにおける各ノードの間の区間に対応付けて作業者用端末装置の表示器の画面を複数の領域に区分けし、その区間に存在するパスにそれぞれ対応付けられた矢印を区分けされた領域に表示する。そして、設定すべきパスの始点となるノードの低速側チャネルを指定し、設定すべきパスの終点となるノードの低速側チャネルを指定し、指定されたノード区間に対応する表示領域に、設定すべきパスに対応付けられた矢印を表示する。さらに、他に設定すべきパスがある場合は、上記の処理を繰り返し、設定すべきパスに対応付けられた矢印に対応するパスの設定要求を、そのパス形成に関係するノードに送出する。パスの設定要求を受けたノードは、その要求に基づいて新たなパスを形成する。こうすることで、特許文献1のパス設定方法では、ヒューマン・マシン・インタフェースを改善し、運用上の便宜向上を図ることが可能であるとされている。
一方、近年のネットワーク管理では、IP(Internet Protocol)ネットワーク上のネットワーク機器(NE:Network Equipment)を監視及び制御するための情報の通信方法を規定したプロトコルとして、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いるのが主流となっている。SNMPは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのアプリケーション層に対応するプロトコルであり、その下位のトランスポート層にUDP(User Datagram Protocol)を使用する。
SNMPでは、管理対象側の機器をSNMPエージェント(更に「マスターエージェント」及び「サブエージェント」の2種類に細分される場合もある。)と呼び、そのSNMPエージェントを管理する側の機器をSNMPマネージャ(又は「ネットワーク管理ステーション(NMS)」)と呼ぶ。SNMPで利用される管理情報は、MIB(Management Information Base:管理情報ベース)と呼ばれるテーブル(データベース)内に格納される。MIB内の情報は、オブジェクトID(識別子)で識別されるオブジェクトの変数(MIB変数)で構成される。
SNMPマネージャ側は、SNMPエージェント側に対しGet情報(Getメッセージ)を送信して、オブジェクトIDで指定したMIB内の情報を要求し、その応答を受信したり、SNMPエージェント側に対しSet情報(Setメッセージ)を送信して、オブジェクトIDで指定したMIB内の情報の設定変更を要求し、その実行結果の応答を受信したり、予め設定されたMIB内の情報の状態変化(イベント発生)時にSNMPエージェント側から送られてくる「Trap(トラップ)」と呼ばれる通知(Trap通知)を受信したりすることで、ネットワーク管理を行う。
特開2002−353989号公報
特許文献1に記載されているパス設定方法は、有線システムにおけるパス管理システムの一例である。
これに対し、マイクロ波無線通信装置の両端が端局装置、その間が複数の中継装置として繋がれることにより全体の系が構成されるマイクロ波無線通信システムに代表される無線装置のネットワークにおいて、全無線通信装置を監視及び制御する統合監視制御端末を用いて、パス設定の監視及び制御を実行する場合を考える。
この場合、マイクロ波無線通信システムを構成する無線ネットワーク上の統合監視制御端末と全無線通信装置間で、SNMPを使った通信方法を適用し、統合監視制御端末と各無線通信装置をそれぞれSNMPマネージャとSNMPエージェントとして、無線品質劣化時に統合監視制御端末から一斉に無線通信装置間の制御を実行する。そうすると、各無線通信装置から統合監視制御端末に送信されるSNMP Trap通知が消失するなどの通信エラーが生じやすい。このため、有線システムと比べると、パス設定の監視及び制御が失敗する確率が高くなる。したがって、複数のマイクロ波無線通信装置を端局装置及び中継装置として繋いだマイクロ波無線通信システムを対象としたSNMPのネットワーク管理では、パス設定の監視及び制御を統合監視制御端末と全無線通信装置間の通信ではなく、無線通信装置間の通信で完結させる方法を検討する必要があった。
また、パス設定方法に関しては、1装置毎にユーザがCH(チャネル)をManual(手動)で設定する方法が取られている場合がある。この場合は、同じルートで複数パスを張る場合など、ユーザにとっては複数回設定する必要があり、手間がかかるという問題があった。
本発明の目的は、ネットワークの新規構築及び増設時の運用・保守の利便性向上を可能とし、無線通信装置間特有の無線品質劣化に起因するパス設定失敗時の制御端末と各無線通信装置間のパス情報不一致状態を回避する、マイクロ波無線通信システム及びそのパス設定制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るマイクロ波無線通信システムは、無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置と、前記複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続される制御端末とを備える。前記制御端末は、前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示する表示手段と、前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択する操作手段と、選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定するパス情報設定手段と、設定されたパス情報を送信するパス情報送信手段とを有する。前記複数のマイクロ波無線通信装置は、前記制御端末からのパス情報を受信するパス情報受信手段と、前記始点の装置シンボルに対応するマイクロ波無線通信装置が、受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、前記始点以外の装置シンボルに対応する他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせるパス設定制御手段と、前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知する制御結果通知手段とを有する。前記パス情報設定手段は、前記パス情報として、前記パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定し、前記パス設定制御手段は、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る制御端末は、無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続される制御端末であって、前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示する表示手段と、前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択する操作手段と、選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定するパス情報設定手段と、設定されたパス情報を送信するパス情報送信手段とを有し、前記パス情報設定手段は、前記パス情報として、前記パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定することを特徴する。
本発明に係るマイクロ波無線通信装置は、無線回線を介して他のマイクロ波無線通信装置と接続されることによりネットワークを構成するマイクロ波無線通信装置であって、制御端末からのパス情報を受信するパス情報受信手段と、受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせるパス設定制御手段と、前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知する制御結果通知手段とを有し、前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートが同時に設定され、前記パス設定制御手段は、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うことを特徴とする。
本発明に係るマイクロ波無線通信システムのパス設定制御方法は、無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続された制御端末が、前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示し、前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択し、選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定し、設定されたパス情報を送信し、前記複数のマイクロ波無線通信装置のうちの制御端末から送信されたパス情報の送信先であるマイクロ波無線通信装置が、前記制御端末からのパス情報を受信し、前記始点の装置シンボルに対応するマイクロ波無線通信装置が、受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、前記始点以外の装置シンボルに対応する他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせ、前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知するマイクロ波無線通信システムのパス設定制御方法であって、前記制御端末は、前記パス情報として、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定し、前記制御端末から前記パス情報を受信したマイクロ波無線通信装置は、前記パス設定制御を行う際に、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てることを特徴とする。
本発明に係る制御端末の動作方法は、無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続された制御端末が、前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示し、前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択し、選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定し、設定されたパス情報を送信する制御端末の動作方法であって、前記制御端末は、前記設定の際に、前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定することを特徴とする。
本発明に係るマイクロ波無線通信装置の動作方法は、無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうちの制御端末から送信されたパス情報の送信先であるマイクロ波無線通信装置が、制御端末からのパス情報を受信し、受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせ、前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知するマイクロ波無線通信装置の動作方法であって、前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートが同時に設定され、前記パス設定制御の際には、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てることを特徴とする。
本発明に係る制御端末の動作プログラムは、無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続された制御端末のコンピュータに、前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示する処理と、前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択する処理と、選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定する処理と、設定されたパス情報を送信する処理とを実行させる制御端末の動作プログラムであって、前記設定の際には、前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定することを特徴とする。
本発明に係るマイクロ波無線通信装置の動作プログラムは、無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうちの制御端末から送信されたパス情報の送信先であるマイクロ波無線通信装置のコンピュータに、制御端末からのパス情報を受信する処理と、受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせる処理と、前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知する処理とを実行させるマイクロ波無線通信装置の動作プログラムであって、前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートが同時に設定され、前記パス設定制御の際には、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークの新規構築及び増設時の運用・保守の利便性向上を可能とし、無線通信装置間特有の無線品質劣化に起因するパス設定失敗時の制御端末と各無線通信装置間のパス情報不一致状態を回避することができる。
次に、本発明に係るマイクロ波無線通信システムの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るマイクロ波無線通信システム(以下、無線通信システム)の全体構成を示す。同図に示す無線通信システム201は、複数(No.1〜No.22)のマイクロ波無線通信装置(以下、便宜上、「無線装置」と略称する。)10を備え、各無線装置10間を無線回線202で繋いでネットワークを構成している。このうち、No.1、No.8、No.12、No.14、No.18、No.22の各無線装置10は、ネットワークの端に位置する端局装置となり、その他の無線通信装置10は、端局装置間を繋ぐ中継装置となる。No.1の無線装置10は、最上位の「Root NE(Network Equipment:ネットワーク機器)」として機能し、無線通信システム1の全無線装置10を監視制御する統合監視制御端末(以下、便宜上、「制御端末」と略称する。)22が接続される。
以下の説明では、各無線装置10間を繋ぐ主信号回線の1単位を「チャネル(以下、必要に応じて「CH」と略記する。)」と表すものとする。また、「パス」とは、制御端末22の所定の表示画面(全無線装置10間の接続をMAP上のシンボル間の接続で表した全装置MAP表示画面)上において、ユーザのマウス操作により選択された始点の無線装置10から終点の無線装置10までの接続を表すものとする。さらに、「ルート」とは、パスの詳細情報(CH情報)、すなわち対象の無線装置10のどの空きCHが使用され、始点の無線装置10から終点の無線装置10までパスが繋がっているかの詳細情報を表すものとする。
また、「TRIB」は、各無線装置10間を繋ぐ主回線からMUX(Multiplexer)装置(多重化装置)などの支流側に出力する際に使われる無線装置10のポート(Port)名、「R1」は無線装置10の主回線で使用される1番目の無線ポート(Radio Port)名、「R2」は無線装置10の主回線で使用される2番目の無線ポート名をそれぞれ示す。なお、無線装置10のポート数はこれに限定されず、いずれでも適用可能である。
さらに、「Master(マスタ)装置(又はMaster局)」とは、上記の制御端末22の全装置MAP表示画面上で、ユーザのマウス操作により選択された始点の無線装置10を指すものとする。
図2は、図1に示す無線装置10の内部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、各無線装置10は、全体の制御を担う制御部11のほか、送受信回路を含む複数の無線回路部(図中の例では3つの無線回路部1〜3)12〜14と、各無線回路部12〜14に個別に接続される複数のアンテナ21とを有する。無線回路部12〜14及びアンテナ21の数は、3つに限らず、隣接する無線装置10の数等に応じて変更可能である。
その他、各無線通信装置10は、SNMP通信処理部15、Alarm(アラーム)検出処理部16、自パス情報保存部(データベース)17、パス管理処理部18、受信全パス情報保存部(データベース)19、及び監視制御端末インタフェース部20を有する。
SNMP通信処理部15は、制御部11による制御のもとで、前述したSNMPエージェントの機能を有し、制御端末22との間で、前述したSNMPに従い、パス設定情報を含む必要な情報をやりとりする。SNMP通信処理部15は、制御部11及び監視制御端末インタフェース部20と共に、本発明のパス情報受信手段を構成する。
Alarm検出処理部16は、自無線装置10のBER(Bit Error Rate) Alarmや、LOF(Los of Frame:フレーム・ロス)、または各CHのLOS(Los of Signal:シグナル・ロス)などのAlarmが発生しているかをチェックする。
自パス情報保存部17は、自パス情報を保存する。図3は、No.1の無線装置10の自パス情報保存部17に保存される自パス情報の一例を示す。同図に示すように、自パス情報としては、自無線装置10に備わるポート(TRIB、R1、R2等)毎に、CH(CH01等)にアサインされた(割り当てられた)パス(パス1等)及びルート(ルート1等)の情報が設定されている。
パス管理処理部18は、受信したパス設定情報から、自パス情報保存部17を検索し、空きチャネル(CH)がないかチェックし、更にAlarm検出処理部16で装置のBER Alarmや、LOF、または各CHのLOSなどのAlarmが発生していないかチェックを行う。そして、パス管理処理部18は、上記チェックで問題なければ、受信したパス設定情報から自無線装置10宛てのパス設定を実行し、そのパス設定に対応する自パス情報を自パス情報保存部17に保存する。
受信全パス情報保存部19は、受信したデータを受信全パス情報として保存する。図4は、受信全パス情報の一例を示す。図4の例では、受信全パス情報として、4つのパス、すなわちパス1(No.1〜No.12)、パス2(No.3〜No.18)、パス3(No.3〜No.22)、パス4(No.3〜No.12)が設定され、各パス毎に複数のルートが設定されている。例えば、パス1では、No.1、No.2、No.3、No.9、No.10、No.11、No.12の各無線装置10を対象として、5つのルート、すなわちルート1〜5が設定され、ルート1〜5毎に各無線装置10のポートにアサインされているCH情報が設定されている。また、パス2では、No.3、No.9、No.15、No.16、No.17、No.18の各無線装置10を対象として、5つのルート、すなわちルート1〜5が設定され、ルート1〜5毎に各無線装置10のPortにアサインされているCH情報が設定されている。
監視制御端末インタフェース部20は、最上位の無線通信装置10を制御端末22に通信可能に繋げる時に用いられるものである。本実施の形態では、SNMP通信処理部15を介して、制御端末22から始点のMaster装置となる無線装置10に対してSNMPの「Set」制御情報として、パス設定情報が送信される。これにより、制御端末22からのパス設定情報に基づいて、始点の無線装置10をMaster装置として、パスを構成するルート上の各無線装置10により自身のポートに使用可能な所定本数のCHを設定するパス設定制御が行われる。
パス管理処理部18は、受信したデータを受信全パス情報保存部19に保存する。また、パス管理処理部18は、受信したパス設定情報から、自パス情報保存部17を検索し、空きチャネル(CH)がないかチェックし、更にAlarm検出処理部16で装置のBER Alarmや、LOF、または各CHのLOSなどのAlarmが発生していないかチェックを行う。そして、パス管理処理部18は、上記チェックで問題なければ、受信したパス設定情報から自装置宛てのパス設定を実行し、そのパス設定に対応する自パス情報を自パス情報保存部17に保存する。
その後、引き続き、対象Master装置となる無線装置10の配下に繋がっている他の無線装置10に対してパス設定情報を順番に送信して、その結果を保存していく。全装置パス設定制御が成功した場合には、SNMPの「Trap」通知によりパス設定制御OKが統合監視制御端末22に送付され、全装置MAP表示画面(パスルート表示画面)上にパス表示が反映され、パス設定制御が完結する。
パス管理処理部18は、制御部11、無線回路部1〜3、Alarm検出処理部16、自パス情報保存部17、受信全パス情報保存部19と共に、パス設定制御手段を構成する。
制御端末22は、オペレータが使用するもので、最上位の無線通信装置10のみ接続される。制御端末22は、図5に示すように、前述したSNMPマネージャとして、SNMPを使用し、各無線装置10をSNMPエージェントとして、ネットワーク監視を実施する。なお、SNMPエージェントとして動作する無線装置10は、始点の無線装置10、すなわちMaster装置である。
図6は、制御端末22の内部構成を示す。同図に示す制御端末22は、その内部に構築されるパス管理データベース100として、パス情報保存部(データベース)102、CH設定結果(ルート情報)保存部(データベース)103を有する。その他、制御端末22は、装置CH情報保存部(データベース)101、全体の制御を担う制御部104、画面作成処理部105、マウス操作検出処理部106、空きCH/Alarm検出処理部107、CH使用率検出処理部108、ネットワーク構成情報保存部109、表示部110、マウスなどの操作部111、最上位の無線装置10に通信可能に接続されるインタフェース部112、SNMPマネージャの機能を有するSNMP通信処理部113を有する。このうち、インタフェース部112及びSNMP通信処理部113は、制御部104と共に、本発明のパス情報送信手段を構成する。
マウス操作検出処理部106は、制御部104による制御のもとで、操作部111を通じてユーザのマウス操作(右クリック操作、右ダブルクリック操作、左クリック操作、左ダブルクリック操作等)を検出し、その検出信号を制御部104に送る。マウス操作検出処理部106は、制御部104及び操作部111と共に、本発明の操作手段を構成する。
画面作成処理部106は、制御部104による制御のもとで、各種画面を作成し、その画面を表示部110上に表示させる処理を行う。画面作成処理部106により作成される各種画面には、後述する全装置MAP表示画面であるパスルート表示画面のほか、CH使用率画面、CH本数画面、CH設定結果画面、パス選択画面が含まれる。画面作成処理部106は、制御部104及び表示部110と共に、本発明の表示手段を構成する。
図7は、パス情報保存部102により保管されるパス情報の一例を示す。図7の例では、4つのパス、すなわちパス1(No.1〜No.12)、パス2(No.3〜No.18)、パス3(No.3〜No.22)、パス4(No.3〜No.12)が設定されている。
図8は、CH設定結果保存部103により保管されるCH設定結果(ルート情報)の一例を示す。図8の例では、CH設定結果として、パス毎に複数のルートが設定され、そのルート毎に各無線装置10のPortにアサインされているCH情報が設定されている。例えば、パス1では、No.1、No.2、No.3、No.9、No.10、No.11、No.12の各無線装置10を対象として、5つのルート、すなわちルート1〜5が設定され、ルート1〜5毎に各無線装置10のPortにアサインされているCH情報が設定されている。また、パス2では、No.3、No.9、No.15、No.16、No.17、No.18の各無線装置10を対象として、5つのルート、すなわちルート1〜5が設定され、ルート1〜5毎に各無線装置10のポートにアサインされているCH情報が設定されている。
図9は、装置CH情報保存部101により保管される装置CH情報の一例を示す。図9の例では、装置CH情報として、無線装置10のポート(TRIB、R1、R2等)毎にアサインされた各CHのCH使用情報(使用又は空き)及びAlarm発生情報(無し又は有り)が設定されている。
図10は、ネットワーク構成情報保存部109により保管されるネットワーク構成情報の一例を示す。図10の例では、ネットワーク構成情報として、無線装置10毎に、シンボル名(No.1等)、装置タイプ(Root NE等)、隣接装置1〜3、MAP配置座標が設定されている。
空きCH/Alarm検出処理部107は、制御部104による制御のもとで、ネットワーク構成情報保存部109に保管されるネットワーク構成情報にもとづいて、指定された無線装置10のポート毎の空きCH及びAlarmを検出し、その検出信号を制御部104に送る。
CH使用率検出処理部108は、制御部104による制御のもとで、ネットワーク構成情報保存部109に保管されるネットワーク構成情報にもとづいて、指定された無線装置10のポート毎にCH使用率を検出し、その検出信号を制御部104に送る。
以上のパス管理データベース100(パス情報保存部102、CH設定結果保存部103)、装置CH情報保存部101、ネットワーク構成情報保存部109、空きCH/Alarm検出処理部107、CH使用率検出処理部108は、制御部104と共に本発明のパス情報設定手段を構成する。
図11は、制御端末22の表示部110に表示された全装置表示MAP画面であるパスルート表示画面M1上において、パスを張りたい要所箇所の無線装置10のシンボルに対して連続的に操作部111(以下、「マウス」)を使ってマウス操作を行うことにより、簡易的に複数パスを同時設定する方法を示している。なお、パスルート表示画面M1は、画面作成処理部105により作成され、表示部110の画面上に表示される。
図11では、一例として、制御端末22のパスルート表示画面M1上において、No.1の無線装置10からNo.12の無線装置10までパス設定を実行する場合を説明するものである。この場合、まず、No.1の無線装置10のシンボルに対してマウスの「左クリック」操作を実行し、始点を選択する。次に、No.3の無線装置10のシンボルに対してマウスの「左クリック」操作を実行する。以下同様に、No.9、No.11の各無線装置10のシンボルに対してマウスの「左クリック」操作を実行する。最後に、No.12の無線装置10のシンボルに対してマウスの「左ダブルクリック」操作を実行し、終点(末端)を選択する。これらの操作は、マウス操作検出処理部106により検出され、その検出信号が制御部104に送られる。これにより、パス設定を行う無線装置10の選択を完了する。
次に、制御端末22は、制御部104により、ネットワーク構成情報保存部109に保持している無線装置10のネットワーク構成情報に基づいて、始点となるNo.1の無線装置10から選択された無線装置10を次々に辿り、終点となるNo.12の無線装置10まで1ルートでパスラインが引けるかチェックする。その結果、1ルートでパスラインが引けると判断された場合は、パスルート表示画面M1から次の画面へ遷移する処理を行う。一方、途中で分岐箇所などがあれば、表示部110の画面上にエラーを表示し、無線装置10のパス設定は失敗し、処理から抜ける。
また、ユーザが現状の無線装置10のCHの空き具合を確認するために、無線装置10のシンボルに対してマウスの「右ダブルクリック」操作を実行すると、その操作がマウス操作検出処理部106により検出され、その検出信号が制御部104に送られ、画面作成処理部106により、図11に示すように、CH使用率画面M2が作成され、表示部110の画面上に表示される。なお、CH使用率画面M2上のTRIB表示は、無線装置10間の接続からMUX装置など支流に落とす時に使われる無線装置10のPort名を示している。また、R1は無線装置10の1番目のRadio Port名、R2は無線装置10の2番目のRadio Port名を示す。
ここで、CHに空きがあれば、前記で説明したように、順次、無線装置10のシンボルに対してマウスの「左クリック」操作を実行し、最終の無線装置10のシンボルに対してマウスの「左ダブルクリック」操作を実行する。これらの操作は、マウス操作検出処理部106により検出され、その検出信号が制御部104に送られる。これにより、Max空きCH分までのパス設定は同時に制御が可能となっている。
図12は、図11にて説明したNo.1の無線装置10からNo.12の無線装置10まで1ルートでパスラインが引けると判断され、次の画面へ遷移する場合を説明するものである。この場合、画面作成処理部106により、図12(a)に示すCH本数選択画面M3が作成され、表示部110の画面上に表示される。このCH本数選択画面M3上で、ユーザがパスを引きたいCH本数分を入力し、「OK」ボタンを押す。すると、制御端末22は、制御部104により、パス管理データベース100に保持されている情報から、各無線装置10の空きCH及び各CHのAlarm情報も確認して、設定可能なパスをアサインし、画面作成処理部106により、そのCH設定結果を図12(b)に示すCH設定結果画面M4として作成し、表示部110の画面上に表示する。アサインが正常に行われない場合は、表示部110の画面上にエラーを表示し、処理から抜ける。CH設定結果画面M4上に表示されている項目名、TRIBは前記説明と同じで主回線からMUX装置へ出力するPort名を表している。また、R1、R2、…はRadio Port名を表し、その数字部分は複数あるRadio Port番号を示す。
次に、図12(b)に示すCH設定結果画面M4が開いた状態で、「OK」ボタンを押すと、制御端末22は、制御部104による制御のもとで、SNMP通信処理部113により、インタフェース部112を介して、始点のNo.1の無線装置10に向けて、「SNMP Set」制御情報として、上記CH設定結果(ルート情報)に対応するパス設定情報を送信し、これにより無線装置10によるパス設定制御が実行される。一方、この制御前に、CH設定結果画面M4内のCH番号を変更したい場合は、「設定CH変更」ボタンを押すことによって、各無線装置10のCH設定の変更(アサインが可能なCH)が可能となっている。CH設定を変更後、「OK」ボタンを押すと、制御端末22は、制御部104による制御のもとで、SNMP通信処理部113により、インタフェース部112を介して、始点のNo.1の無線装置10に向けて、「SNMP Set」制御情報として、変更されたCH設定結果に対応するパス設定情報を送信し、これにより無線装置10によるパス設定の制御が実行される。
図13は、図12にて説明したNo.1の無線装置10からNo.12の無線装置10までのCH設定結果画面M4のCH設定結果に対応するパス設定情報に基づくパス設定制御が正常に実行された場合に、制御端末22のパスルート表示画面M1上に反映された画面内容を示している。図中の符号80はパスルート表示を示している。選択されているCH数によって、ラインの太さや色を変えることを可能とする。CH数は無線装置10の種類によっても違うので(例えば、無線装置10の帯域により選択できるCH本数が変わってくる)、予めラインの太さと色は、制御端末22の内部データとして定義しておく。必要があれば、データをパスルート表示画面M1上の所定箇所に表示させて、ユーザに設定変更も可能としておくこともできる。ラインの太さと色は、例えば同じパスルートが10本だったら極太の線で赤、5本だったら太い線でオレンジ、1本だったら普通の太さの線で黄色など、定義が可能である。
図14は、制御端末22のパスルート表示画面M1上で、現状のパス設定情報を確認したいときに使う機能を示している。図14では、符号90に示すようにライン上のマウスを使用して「左ダブルクリック」操作でCH設定結果画面M4を表示させることを可能とする。ただし、パスルート表示画面M1上では、パスルートが複数重なって表示されている場合がある。その場合は、図12で示したパス選択画面M5を表示させる。図11において、符号91に示すように、No.3の無線装置10と、No.9の無線装置10のシンボルに対してマウスの「左ダブルクリック」操作を実行することで、そのパスが含まれている全ルートを図15(a)のパス選択画面M5に表示する。図15では、一例としては、パス1としてNo.1からNo.12の1ルート、パス2としてNo.3からNo.18の1ルート、パス3としてNo.3からNo.22の1ルート、パス4としてNo.3からNo.9の1ルートが複数あることを示している。
図14の例では、パス2を選択していることを表しているので背景色をグレー表示させている。その状態で「OK」ボタンを押すと、選択されたパス2のCH設定結果画面M4が表示される。このCH設定結果画面M4上において、もしCH変更をユーザがしたい場合には、前記と同じように「設定CH変更」ボタンを押して、画面上のアサインCH設定を希望するCHに変更し、「OK」ボタンを押せば、始点のNo.3の無線装置10にCH設定結果画面M4の情報が「SNMP Set」制御情報としてNo.3の無線装置10に送信され、制御結果がOKになれば、新しい情報でCH設定結果画面M4が更新されることとなる。
次に、図16を使用して、制御端末22側のパス設定動作の概要シーケンスを説明する。このシーケンスに対応する動作プログラムは、制御部104内の記録媒体(非図示)に格納され、制御部104内のプロセッサ(CPU)により実行される。
まず始めに、制御端末22は、パスルート表示画面M1を開く(ステップS101)。ユーザはマウスを利用して、パスルート表示画面M1上の張りたいパスルートの要所箇所の無線装置10のシンボルを、パスルートを張りたい順番にマウスの「左クリック」操作で選択し、パスルートの末端の無線装置10のシンボルに対してマウスの「左ダブルクリック」操作を実行して終了させる。ただし、制御端末22内のパス管理データベース100から対象無線装置10の空きCHが無い、またはAlarm状態が検出された場合には、エラーが表示され、無線装置10のシンボルの選択は不可となる。また、パスルートを張りたい無線装置10のシンボルに対してマウスの「右ダブルクリック」操作でCH使用率画面M2を、パスルートを張ることが可能かを判断できるように、ユーザの参考用に表示可能とする。
次に、制御端末22は、ユーザが選択した始点の無線装置10のシンボルから末端の無線装置10のシンボルまでを、ネットワーク構成情報保存部109に保持しているネットワーク構成情報から1ルートでパスラインが問題なく引ける接続か確認する(ステップS102)。もしルートの途中で分岐が含まれていたら、エラーとする。問題なければ、次の作業に進む。
次に、制御端末22は、パス管理データベース100を参照し、選択された装置タイプから許容されているCH本数(例えば、装置の帯域により選択できるCH本数が変わってくる)、ユーザが選択した全無線装置10の空きCHの状況、ユーザが選択した全無線装置10のAlarm発生情報を確認後、選択できるCH本数を判断し、判断結果をCH本数選択画面M3に表示する(ステップS103)。
次に、制御端末22は、表示されたCH本数選択画面M3上で、ユーザから選択されたCH本数で、パス管理データベース100からアサインできるCHを検索処理し、検索した結果をCH設定結果画面M4上に、各ポートにアサインすることが可能なCH内容を表示する(ステップS104)。
次に、検索処理結果を表示したCH設定結果画面M4上において、ユーザが判断する上で問題があれば(例えば他CHの方が良い等)、CH設定結果画面M4上の「設定CH変更」ボタンを押下して、ユーザは選択可能な別のCHに変更が可能となるため、選択を変更する(ステップS105)。制御端末22が検索した最初のCH設定結果画面M4上の内容で問題なければ、ステップS105の処理は行わない。
次に、ユーザによりCH設定結果画面M4上の「OK」ボタンが押下される(ステップS106)と、制御端末22は、「OK」ボタンの押下により、制御端末22から始点の無線装置22側にCH設定結果画面M4のパス設定情報であるパスルートの全情報を送信する。
次に、制御端末22は、パスルートの全情報を送信した始点の無線装置10からのパスルート情報設定がOKで返信が返ってきた場合、パスルート表示画面M1上にラインを引き、パス管理データベース100に設定内容を保存する(ステップS107)。パスルート表示画面M1上のライン表示に関しては、CH本数によって太さや色を変え、ユーザに分かり易い様に表示する。CH設定結果画面M4上の「OK」ボタンに関しては、制御が成功したことにより、同じデータを送信させない様にするため、Disable(無効)表示とする。また、パスルート情報設定がエラーで戻ってきた場合は、「SNMP Trap」制御情報内に保持されているエラーを制御端末22の画面上にエラー情報として表示し、制御を終了させる。
次に、図17を使用して、制御端末22側のCH設定結果画面M4の再Open動作の概要シーケンスを説明する。このシーケンスに対応する動作プログラムは、制御部104内の記録媒体(非図示)に格納され、制御部104内のプロセッサ(CPU)により実行される。
まず始めに、制御端末22は、ユーザが制御端末22の表示部110の画面上で、設定されたパスルートを確認するため、パスルート表示画面M1を開く(ステップS201)。ユーザはマウスを利用して、パスルート表示画面M1上の確認したいパスルートに含まれるライン上で、「左ダブルクリック」操作を実行する。
次に、制御端末22は、パス管理データベース100から必要情報を検索した結果、選択されたライン上に複数パスがあると判断した場合には、パス選択画面M5を開く(ステップS202)。また、パスが一本のみしか存在しない場合は、パス選択画面M5は表示せず、次に処理(ステップS204)に進む。
次に、選択されたライン上に複数パスがあると判断した場合には、表示されたパス選択画面M5からユーザが表示したいパスを選択し実行する(ステップS203)。
次に、制御端末22は、選択対象のパスルートのCH設定結果画面M4を表示する(ステップS204)。CH設定結果画面M4上の「OK」ボタンはDisable(無効)表示となっているが、ユーザが設定内容を変更したい場合には、CH設定結果画面M4上の「設定CH変更」ボタンを押下し、値を変更すると「OK」ボタンがEnable(有効)表示になり、再度「OK」ボタンで変更内容を実行でき、新しい制御も可能とする。
次に、図18を参照して、本実施例である無線装置10間のパス設定方法のシーケンスを説明する。このシーケンスに対応する制御端末104の動作プログラムは、制御部104内の記録媒体(非図示)に格納され、制御部104内のプロセッサ(CPU)により実行される。また、上記シーケンスに対応する無線装置10の動作プログラムは、制御部11内の記録媒体(非図示)に格納され、制御部11内のプロセッサ(CPU)により実行される。
図18の例では、制御端末22と全無線装置10間の一連のシーケンスを表している。このシーケンスは、図11において、制御端末22のパスルート表示画面M4上で、ユーザがNo.1→No.2→No.3→No.9→No.10→No.11の順番で、各無線装置10のシンボルに対してマウスを「左クリック」操作し、最後の末端となる無線装置10としてNo.12の無線装置10のシンボルをマウスで「左ダブルクリック」操作して完了させた場合を示している。この例では、図12(a)のCH本数選択画面M3を開き、CH本数の入力後、制御を実行し、CH設定結果画面M4を表示し、「OK」ボタンの押下によりパスルートの制御を実行する場合を説明する。
まず始めに、制御端末22から、インタフェース部112を介して、パスルートの始点装置(Master局)であるNo.1の無線装置10にCH設定結果画面M4のパス設定情報を送付する(ステップS1)。これを受信したNo.1の無線装置10は、受信したパス設定情報を受信全パス情報保存部19に保存し(ステップS2)、監視制御端末インタフェース部20を介して、制御端末22にResponseとして受信OKを返送する(ステップS3)。
次に、No.1の無線装置10は、パス設定情報に基づいて、自無線装置10の配下に繋がるNo.2、No.3、No.9、No.10、No.11、No.12の各無線装置10から無線回線部を介して現状のCH設定に関するパス設定情報(自パス情報)をGetし、全無線装置10のパス設定情報を旧パス設定情報として内部に保存する(ステップS4)。
次に、No.1の無線装置10は、パス管理処理部18により、要求されたパス設定情報から自無線装置10の空きCH数を自パス情報保存部17で確認後、Alarm検出部16でアサイン可能かチェックを実施する。チェックした結果、問題がなければ、パス設定情報に含まれる自パス情報を自パス情報保存部17に設定後、パス設定情報に基づいて、ルート配下の他の無線装置10を順番に制御する(ステップS5)。
次に、No.1の無線装置10からNo.2の無線装置10に対して、無線回線部を介して、No.2の無線装置10に対するCH設定情報を含むパス設定情報を送付する(ステップS6)。これを受信したNo.2の無線装置10は、パス管理処理部18により、要求されたパス設定情報から、自無線装置10の空きCH数を自パス情報保存部17で確認後、Alarm検出部16でアサイン可能かチェックを実施する(ステップS7)。チェックした結果、問題がなければ、パス設定情報に含まれる自パス情報を自パス情報保存部17に設定後、無線回線部を介して、No.1の無線装置10に制御成功(制御OK)を応答する(ステップS8)。これを受信したNo.1の無線装置10は、No.2の無線装置10の自パス情報を受信全パス情報として受信全パス情報保存部19に保存する(ステップS9)。
次に、No.1の無線装置10からNo.3の無線装置10に対して、無線回線部を介して、No.3の無線装置10に対するCH設定情報を含むパス設定情報を送付する(ステップS10)。受信したNo.3の無線装置10は、パス管理処理部18により、要求されたパス設定情報から自無線装置10の空きCH数を自パス情報保存部17で確認後、Alarm検出部16でアサイン可能かチェックを実施する(ステップS11)。チェックした結果、問題がなければ、パス設定情報に含まれる自パス情報を自パス情報保存部17に設定後、無線回線部を介して、No.1の無線装置10に制御成功(制御OK)を応答する(ステップS12)。これを受信したNo.1の無線装置10は、No.3の無線装置10の自パス情報を受信全パス情報として受信全パス情報保存部19に保存する(ステップS13)。No.9、No.10、No.11の各無線装置10に関しても、同じ処理を実行する。
最後に、No.1の無線装置10からパスルートの終端装置であるNo.12の無線装置に対して、無線回線部を介して、No.12の無線装置に対するCH設定情報を含むパス設定情報を送付する(ステップS14)。受信したNo.12の無線装置10は、パス管理処理部18により、要求されたパス設定情報から自無線装置10の空きCH数を自パス情報保存部17で確認後、Alarm検出部16でアサイン可能かチェックを実施する(ステップS15)。チェックした結果、問題がなければ、パス設定情報に含まれる自パス情報を自パス情報保存部17に設定後、無線回線部を介して、No.1の無線装置10に制御成功(制御OK)を応答する(ステップS16)。これを受信したNo.1の無線装置10は、受信全パス情報保存部19に保存する(ステップS17)。また、No.1の無線装置10のパスルート配下の全無線装置10の制御が成功したので、内部に保持している全無線装置10の旧パス設定情報を廃棄する。
その処理の後に、No.1の無線装置10は、監視制御端末インタフェース部20を介して、制御端末22に全パス設定OKの「SNMP Trap」制御情報を送信する(ステップS18)。これを受信した制御端末22は、制御結果の内容を、パスルート表示画面M1、CH設定結果画面M4、及びパス管理データベース100の情報に新しい設定内容として反映させる。
図19は、図18のシーケンスにおけるパス設定が失敗した場合のシーケンスを表している。このシーケンスに対応する制御端末104の動作プログラムは、制御部104内の記録媒体(非図示)に格納され、制御部104内のプロセッサ(CPU)により実行される。また、上記シーケンスに対応する無線装置10の動作プログラムは、制御部11内の記録媒体(非図示)に格納され、制御部11内のプロセッサ(CPU)により実行される。
まず始めに、制御端末22から、インタフェース部112を介して、パスルートの始点装置であるNo.1の無線装置10にCH設定結果画面M4のパス設定情報を送付する(ステップS1)。これを受信したNo.1の無線装置10は、受信したデータを受信全パス情報保存部19に保存し(ステップS2)、監視制御端末インタフェース部20を介して、制御端末22にResponseとして受信OKを返送する(ステップS3)。
次に、No.1の無線装置10は、パス設定情報に基づいて、自無線装置10の配下に繋がるNo.2、No.3、No.9、No.10、No.11、No.12の各無線装置10から現状のパス設定情報(自パス情報)をGetし、全無線装置10のパス設定情報を旧パス設定情報として内部に保存する(ステップS4)。
次に、No.1の無線装置10は、パス管理処理部18により、要求されたパス設定情報から自無線装置10の空きCH数を自パス情報保存部17で確認後、Alarm検出部16でアサイン可能かチェックを実施する(ステップS5)。チェックした結果、問題がなければ、パス設定情報に含まれる自パス情報を自パス情報保存部17に設定後、ルート配下の他無線装置10を順番に制御する。
次に、No.1の無線装置10からNo.2の無線装置10に対して、No.2の無線装置10に対するCH設定情報を含むパス設定情報を送付する(ステップS6)。これを受信したNo.2の無線装置10は、パス管理処理部18により、要求されたパス設定情報から自無線装置10の空きCH数を自パス情報保存部17で確認後、Alarm検出部16でアサイン可能かチェックを実施する(ステップS7)。チェックした結果、問題がある場合は、No.1の無線装置10に制御失敗(制御NG)を、失敗理由(例えば、空きCHがない、装置Alarm発生中など)と共に応答する(ステップS20)。これを受信したNo.1の無線装置10は、制御端末22に全パス設定NGの「SNMP Trap」制御情報を失敗理由と共に送信する(ステップS21)。受信した制御端末22は、画面上にパス設定がNGになった理由を表示し(ステップS22)、完了する。
また、No.1の無線装置10側では、パス設定が失敗した場合には、内部に保存しているパスルート配下の全無線装置10の旧パス設定情報を用いて、制御が成功した無線装置10に対して、パス設定を戻す処理を実行する(ステップS23)。処理を戻す理由は、制御端末22のパス設定情報と、全無線装置10のパス設定情報の不一致を回避させるためである。また、図16のシーケンス例では、No.2の無線装置10のパス設定制御が失敗した場合を説明したが、他のどの無線装置10のパス設定制御が失敗した場合でも同じ処理が走ることとする。
以上説明したように、本実施の形態によれば、マイクロ波無線通信装置の両端が端局装置、その間が複数の中継装置として繋がれることにより全体の系が構成されるマイクロ波無線通信システムにおいて、統合監視制御端末の全装置表示MAP画面上で、パスを張りたい要所装置シンボルに対して連続でマウス操作を行う。こうすることにより、簡易的に複数パスを同時設定することを可能とする方法を持ち、ネットワークの新規構築や増設時の運用・保守の利便性向上を可能とする。
また、本実施の形態は、統合監視制御端末から対象装置への複数パス設定に関しては、始点装置をMaster装置として動作させ、Master装置が他装置のパス設定制御を順番に着実に実行し、全装置制御が完了になったことにより、Master装置が統合監視制御端末に完了報告を通知する。こうすることにより、無線通信装置間特有の無線品質劣化によるSNMP Trap通知消失によるパス設定失敗時の統合監視制御端末と各装置間のパス情報不一致状態を回避させることを可能とする。
従って、本実施の形態においては、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、マイクロ波無線通信装置の両端が端局装置、その間が複数の中継装置として繋がれることにより全体の系が構成されるマイクロ波無線通信システムにおいて、統合監視制御端末の全装置表示MAP画面上で、パスを張りたい要所装置シンボルに対して連続でマウス操作を行うことにより、簡易的に複数パスを同時設定することを可能とする方法を持ち、ネットワークの新規構築や増設時の運用・保守の利便性向上を可能とする。
第2の効果として、統合監視制御端末から対象装置への複数パス設定に関しては、始点装置をMaster装置として動作させ、Master装置が他装置のパス設定制御を順番に着実に実行し、全装置制御が完了になったことにより、Master装置が統合監視制御端末に完了報告を通知することにより、無線通信装置間特有の無線品質劣化によるSNMP Trap通知消失によるパス設定失敗時の統合監視制御端末と各装置間のパス情報不一致状態を回避させることを可能とする。
なお、上記実施の形態では、Root NEのNo.1の無線装置が始点装置として選択され、Master装置として動作する場合を説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、Root NE以外の他の無線装置が始点装置として選択され、Master装置として動作する場合でも適用可能である。
また、上記実施の形態では、操作手段としてマウスを用いる場合を説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、マウス以外のポインティングデバイスでも適用可能である。
また、上記実施の形態に係るマイクロ波無線通信システムを構成するマイクロ波無線通信装置及び統合監視制御端末は、上述した構成要素の各処理(機能)を実現可能なものであれば、その装置の物理的構成、その装置内部のハードウェア(回路)及びソフトウェア(プログラム)構成については、特に限定されるものではない。例えば、独立して個別の回路やユニット或いはプログラム部品(プログラムモジュール等)を構成したり、1つの回路やユニット内に一体的に構成したりする等、いずれの形態のものでも適用可能である。これらの形態は、実際に使用する装置の機能や用途等の事情に応じて適宜選択、変更、変形等して実施してもよい。
また、上述した構成要素の各機能に対応して、これらと同様の処理を行う各処理ステップを有する動作方法も、本発明の範疇に含まれる。
さらに、上述した構成要素の各機能の内の少なくとも一部の処理は、CPU(Central Processing Unit)を有するマイクロプロセッサ等の処理装置で構成されるコンピュータによるソフトウェア処理で実現してもよい。この場合、コンピュータを機能させるための動作プログラムは、本発明の範疇に含まれる。
この動作プログラムは、CPUにより直接実行可能な形式のプログラムに限らず、ソース形式のプログラムや、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等、種々形態のプログラムを含む。また、このプログラムは、装置全体の制御を行うOS(Operating System)やファームウェア等の制御プログラムと連携して動作し、或いはその一部に組み込まれて一体的に動作するアプリケーションプログラムやそれを構成するソフトウェア部品(ソフトウェアモジュール)等、いずれの形態でも提供可能である。さらに、このプログラムは、無線又は有線回線を介して外部装置と通信する通信機能を有する装置に実装して使用する場合、例えば回線上に接続されたサーバ等の外部ノードからダウンロードして自装置内の記録媒体にインストールして使用することもできる。これらの形態は、実際に使用する装置の機能や用途等の事情に応じて適宜選択、変更、変形等して実施してもよい。
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に含まれる。この場合、記録媒体は、ROM(Read Only Memory)等のメモリ等、装置内に固定して使用されるものや、利用者により持ち運びが可能な可搬型のもの等、いずれの形態のものでも適用可能である。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、マイクロ波無線通信装置の両端が端局装置、その間が複数の中継装置として繋がれることにより全体の系が構成されるマイクロ波無線通信システム、その複数パス同時設定方法、及び装置間パス設定制御方法、マイクロ波無線通信装置、統合監視制御端末、これらの動作方法、動作プログラム等の用途に適用できる。
本発明の実施の形態に係るマイクロ波無線通信システムの全体構成を示す概要図である。 図1に示すマイクロ波無線通信装置の内部構成を示す概略ブロック図である。 図2に示す自パス情報保存部に格納される自パス情報の一例を説明する図である。 図2に示す受信全パス情報保存部に格納される受信全パス情報の一例を説明する図である。 図1に示すマイクロ波無線通信装置と統合監視制御端末との間のSNMP通信を説明する概要図である。 図1に示す統合監視制御端末の内部構成を示す概略ブロック図である。 図6に示すパス情報保存部に格納されるパス情報の一例を説明する図である。 図6に示すCH設定結果保存部に格納されるCH設定結果(ルート情報)の一例を説明する図である。 図6に示す装置CH情報保存部に格納される装置CH情報の一例を説明する図である。 図6に示すネットワーク構成情報保存部に格納されるネットワーク構成情報の一例を説明する図である。 図1に示す統合監視制御端末のパスルート表示画面及びCH使用率画面を説明する図である。 (a)及び(b)は、図11に示すパスルート表示画面から遷移して表示されるCH本数選択画面及びCH設定結果画面を説明する図である。 図11に示すパスルート表示画面上で選択されたパスのルート表示を説明する図である。 図11に示すパスルート表示画面上でパス選択画面を表示させる場合を説明する図である。 (a)及び(b)は、図14に示すパスルート表示画面から遷移して表示されるパス選択画面及びCH設定結果画面を説明する図である。 図1に示す統合監視制御端末のパス設定動作の概要を説明する概略シーケンス図である。 図16のパス設定動作時におけるCH設定結果画面の再Open動作を説明する概要シーケンス図である。 図1に示すマイクロ波無線通信システムのパス設定方法を説明する概略シーケンス図である。 図18のパス設定方法において、パス設定が失敗した場合を説明する概略シーケンス図である。
符号の説明
10 マイクロ波無線通信装置
11 制御部
12 無線回路部2
13 無線回路部1
14 無線回路部3
15 SNMP通信処理部
16 Alarm検出処理部
17 自パス情報保存部
18 パス管理処理部
19 受信全パス情報保存部
20 監視制御端末インタフェース部
21 アンテナ
22 統合監視制御端末
100 パス管理データベース
101 装置CH情報保存部
102 パス情報保存部
103 CH設定結果(ルート情報)保存部
104 制御部
105 画面作成処理部
106 マウス操作検出処理部
107 空きCH/Alarm検出処理部
108 CH使用率検出処理部
109 ネットワーク構成情報保存部
110 表示部
111 操作部
112 インタフェース部
201 マイクロ波無線通信システム
202 無線回線

Claims (16)

  1. 無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置と、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続される制御端末とを備え、
    前記制御端末は、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示する表示手段と、
    前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択する操作手段と、
    選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定するパス情報設定手段と、
    設定されたパス情報を送信するパス情報送信手段とを有し、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置は、
    前記制御端末からのパス情報を受信するパス情報受信手段と、
    前記始点の装置シンボルに対応するマイクロ波無線通信装置が、受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、前記始点以外の装置シンボルに対応する他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせるパス設定制御手段と、
    前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知する制御結果通知手段とを有し、
    前記パス情報設定手段は、前記パス情報として、前記パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定し、
    前記パス設定制御手段は、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うことを特徴とするマイクロ波無線通信システム。
  2. 前記制御端末は、前記パス毎に前記チャネルの本数を設定するチャネル本数設定手段をさらに有し、
    前記パス情報設定手段は、設定された前記チャネルの本数に基づいて前記パス毎に前記複数のルートを同時に設定することを特徴とする請求項記載のマイクロ波無線通信システム。
  3. 前記表示手段は、設定された前記チャネルの本数に応じて、前記表示画面上のパスの表示状態を変更することを特徴とする請求項記載のマイクロ波無線通信システム。
  4. 前記パス情報設定手段は、前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートのチャネル使用状態及びアラーム検出状態に基づいて、前記パス毎に前記複数のルートを設定することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のマイクロ波無線通信システム。
  5. 前記操作手段は、マウスを用いたものであることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のマイクロ波無線通信システム。
  6. 無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続される制御端末であって、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示する表示手段と、
    前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択する操作手段と、
    選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定するパス情報設定手段と、
    設定されたパス情報を送信するパス情報送信手段とを有し、
    前記パス情報設定手段は、前記パス情報として、前記パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定することを特徴する制御端末。
  7. 前記パス毎に前記チャネルの本数を設定するチャネル本数設定手段をさらに有し、
    前記パス情報設定手段は、設定された前記チャネルの本数に基づいて前記パス毎に前記複数のルートを同時に設定することを特徴とする請求項記載の制御端末。
  8. 前記表示手段は、設定された前記チャネルの本数に応じて、前記表示画面上のパスの表示状態を変更することを特徴とする請求項記載の制御端末。
  9. 前記パス情報設定手段は、前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートのチャネル使用状態及びアラーム検出状態に基づいて、空きチャネルが存在し、該空きチャネルに関して前記マイクロ波無線装置のBERAlarm、LOF、又は各チャネルのLOSが発生していない場合に、前記空きチャネルをポートにアサインすることにより、前記パス毎に前記複数のルートを設定することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の制御端末。
  10. 前記操作手段は、マウスを用いたものであることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の制御端末。
  11. 無線回線を介して他のマイクロ波無線通信装置と接続されることによりネットワークを構成するマイクロ波無線通信装置であって、
    制御端末からのパス情報を受信するパス情報受信手段と、
    受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせるパス設定制御手段と、
    前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知する制御結果通知手段とを有し、
    前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートが同時に設定され、
    前記パス設定制御手段は、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うことを特徴とするマイクロ波無線通信装置。
  12. 無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続された制御端末が、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示し、
    前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択し、
    選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定し、
    設定されたパス情報を送信し、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置のうちの制御端末から送信されたパス情報の送信先であるマイクロ波無線通信装置が、
    前記制御端末からのパス情報を受信し、
    前記始点の装置シンボルに対応するマイクロ波無線通信装置が、受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、前記始点以外の装置シンボルに対応する他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせ、
    前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知するマイクロ波無線通信システムのパス設定制御方法であって、
    制御端末は、前記パス情報として、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定し、
    前記制御端末から前記パス情報を受信したマイクロ波無線通信装置は、前記パス設定制御を行う際に、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てることを特徴とするマイクロ波無線通信システムのパス設定制御方法
  13. 無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続された制御端末が、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示し、
    前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択し、
    選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定し、
    設定されたパス情報を送信する制御端末の動作方法であって、
    前記制御端末は、前記設定の際に、前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定することを特徴とする制御端末の動作方法
  14. 無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうちの制御端末から送信されたパス情報の送信先であるマイクロ波無線通信装置が、
    制御端末からのパス情報を受信し、
    受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせ、
    前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知するマイクロ波無線通信装置の動作方法であって、
    前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートが同時に設定され、
    前記パス設定制御の際には、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てることを特徴とするマイクロ波無線通信装置の動作方法
  15. 無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうち所定のマイクロ波無線通信装置に接続された制御端末のコンピュータに、
    前記複数のマイクロ波無線通信装置に対応する複数の装置シンボルを表示画面上に表示する処理と、
    前記表示画面上に表示された前記複数の装置シンボルのうちパスを張りたいものを順番に選択する処理と、
    選択された始点の装置シンボルから終点の装置シンボルまでの装置シンボル間を繋ぐパス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートに使用可能なチャネルをパス情報として設定する処理と、
    設定されたパス情報を送信する処理とを実行させる制御端末の動作プログラムであって、
    前記設定の際には、前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートを同時に設定することを特徴とする制御端末の動作プログラム
  16. 無線回線を介して相互に接続されることによりネットワークを構成する複数のマイクロ波無線通信装置のうちの制御端末から送信されたパス情報の送信先であるマイクロ波無線通信装置のコンピュータに、
    制御端末からのパス情報を受信する処理と、
    受信されたパス情報に基づいて自身のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を行うと共に、他のマイクロ波無線通信装置に対してマスタ装置として動作することにより、前記パス情報に基づいて前記他のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てるパス設定制御を順番に行わせる処理と、
    前記パス設定制御の結果を前記制御端末に通知する処理とを実行させるマイクロ波無線通信装置の動作プログラムであって、
    前記パス情報には、パス毎にポートで使用されるチャネルの異なる複数のルートが同時に設定され、
    前記パス設定制御の際には、前記複数のルートに従い、前記パス毎に前記複数のマイクロ波無線通信装置のポートにチャネルを割り当てることを特徴とするマイクロ波無線通信装置の動作プログラム。
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