JP5223417B2 - 自動車のトノカバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のトノカバー装置に関する。
ステーションワゴン等の自動車においては、荷室を覆うトノカバー装置を有するものが多い。
とりわけ乗用車用のトノカバー装置には、例えば以下のようなことが求められる。
(1)トノカバーは常に必要とは限らない。よって非使用時にはコンパクトに収納できること。
(2)収納および使用する際の操作性に優れていること。
(3)意匠性を損なわないこと。
(4)トノカバー装置そのものの脱着も容易にできること。
現在、非使用時にカバーシートを自動的に巻き取る巻取り装置を備え、使用時にカバーシートを引き出すようにしたものが広く知られている。これによって上記(1)の要請に応えることができている。
一方、トノカバーで荷室を覆った状態から、テールゲートを開け荷室開口部から荷室内の荷物にアクセスする際、ユーザはカバー先端部の係止を解除し巻取り装置に収納する操作を行う必要があり、これが煩わしい場合もある。しかも、その後にトノカバーで再び荷室を覆いたい場合には、ユーザは体を前傾させ、場合によっては荷室に入り込んで、荷室前方の巻取り装置に手を伸ばし、カバー先端部を引き出す作業が加わるので、煩わしさは倍増する。すなわち、上記(2)の操作性については改善の余地がある。
特許文献1は、上記の問題を直接的に解決する構成例を開示している。具体的には、同文献の図1は、一端がヒンジ29によって側壁4に支承され、他端でカバー先端のピン26を受けるレバー28を備え、このレバー28の旋回動作によってブラインドシート17を上げ下げする機構を開示している。図2乃至4は、後部開口部7の側縁12にガイドレール35を設け、テールゲート8の開閉に伴ってブラインドシート17の先端がガイドレール35に沿って移動する機構を開示している。また、図5は、後部開口部7の側縁12に溝43を設け、ブラインドシート17の先端がこの溝43に沿って摺動する構成を開示している。これらの構成によれば、ブラインドシート17をわざわざハウジング16に戻すことなく荷室2にアクセスでき、その後にブラインドシート17を覆う作業も容易に行うことができる。
特許文献2は、巻取り装置で同時に巻き取ることができる少なくとも2枚のカバーシートを備え、それらのカバーシートの先端を、天井をはじめ様様な位置に係止する使用例を開示している。この開示は、トノカバーを巻き取り装置にて巻き取らせることなく荷室内の荷物にアクセスできる構成について示唆を与えている。
特許第3613581号公報 実開昭59−104849号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示された構成はれも、上記(3)の意匠性について、何ら考慮していない。特許文献1におけるレバー28、ガイドレール35、溝43等の存在は荷室内の意匠性を低下させかねない。また、特許文献2では、カバーシートの先端を様様な位置に係止することができるものの、必ずしも頻繁に使用するとはいえないレールがリヤゲート閉鎖時にも常に見えてしまうため、見栄えがよくない。
また、特許文献1,2では、カバーシート先端部のガイド部を車内に設けることになる。そのため、天井位置や内壁の傾斜等の車室形状やデザインからガイド部の範囲が限定されてしまい、十分な高さのガイド部を設けることが難しいという問題もある。ガイド部はトリムによって形成することも可能であるが、そうすると、トリムの見栄えや衝撃吸収リブ等の機能構造等の設計が難しい。一方、ガイド部を別部材で構成する場合には、部品点数の増加や設置場所の確保、見栄えの悪化が問題になるので、これらに配慮する必要がある。
また、従来のトノカバー装置はその脱着の容易性に問題があった。例えば、トノカバー装置を取り外す際は、トノカバー装置の保持を解除し、その後、トノカバー装置を荷室開口部に向けて略水平方向に引き出すことになる。ところが、トノカバー装置は一般に車幅方向に目一杯の幅を有しているから、トノカバー装置の端部が荷室側壁等にぶつかりがちになる。ユーザはそうならないようにトノカバー装置を斜めにして引き出す必要があるなど、その作業は容易ではなかった。
特許文献1は、車内側面にカバーシート先端部の上下動をガイドする機構を設けているため、トノカバー装置の水平方向の移動が荷室開口部において規制されてしまい、トノカバー装置の荷室に対する脱着は更に面倒なことになる。
本発明は、自動車のトノカバー装置の改良であり、上述のような問題の少なくともれか1つを解決することを目的とする。例えば本発明は、意匠性を損なわずに操作性を向上させた自動車のトノカバー装置を提供することを目的とする。
この発明による自動車のトノカバー装置は、荷室と、荷室開口部と、前記荷室開口部を開閉自在に覆うゲートとを備える自動車における前記荷室用のトノカバー装置であって、前記荷室開口部から離間した位置から前記荷室開口部側に延びて前記荷室を覆うカバー部材と、前記荷室開口部の前記ゲートにより覆われる部位に設けられ、前記カバー部材のカバー先端部の上下動をガイドするガイド部と、上記ゲートの荷室側に設けられたゲートトリムと、を備え、上記ガイド部が荷室開口部近傍の荷室内側面にあり、上記ゲートトリムが荷室内側に突出する突出部を有し、上記ゲートの閉時に当該突出部により上記ガイド部を車室内側から覆うよう構成したものである。
この構成によれば、先行技術同様に、荷室開口部近辺のカバー先端部へ手が届きやすい範囲でカバー部材(トノカバー)を開閉できる上、更にゲート閉鎖時にガイド部が隠され見栄えが良い。
本発明の実施態様おいては、前記荷室開口部から離間した位置に設けられ、前記カバー部材を巻き取る巻取り部を更に備えたものである。
この構成によれば、カバー部材の上下開閉が容易であると共に、カバー部材を巻き取ってゲートを閉めた際に不要なガイド部が見えることもなく、ガイド部の無い自動車と同様に荷室の見栄えを良くすることができる。
本発明の実施態様おいては、前記荷室側面に設けられ、前記カバー部材を前記巻取り部の配設位置から前記ガイド部の下部まで略水平にガイドする第2ガイド部を更に備えたものである。
この構成によれば、カバー部材を水平方向へスムーズに開閉操作できると共に、巻取り部の着脱もスムーズに行うことができる。
本発明によれば、意匠性を損なわずに操作性を向上させた自動車のトノカバー装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
図1は参考例に係る自動車1後部の側面透視図である。図2は自動車1の背面視図、図3は自動車1後部の要部平面図、図4は自動車1後部の要部斜視図、図5は図1のA−A断面図である。
自動車1の車体後部には、リヤゲート2で開閉される荷室開口部3が形成されている。ルーフ後端の全幅に亘ってルーフパネル後端を補強するリヤヘッダ4が設けられており、そこにリヤゲート2の一端がヒンジ61を介して接続されている。リヤゲート2は、ヒンジ61を支点にして、荷室開口部3を覆う閉鎖位置と2’で示される開放位置との間で開閉可能に構成されている。
荷室開口部3内には、リヤシート5の背もたれの背面とリヤゲート2の内面で仕切られる車体後部の荷室6が形成され、リヤゲート2の開放により外部から荷室6内に置かれた荷物6’等にアクセスできるように構成されている。荷室開口部3は、リヤヘッダ4と、リヤヘッダ4を支持する左右一対のリヤピラー7,7と、リヤピラー7,7の下端に車幅方向両端部が接続されたリヤエンドクロスメンバ8と、により略方形状に形成される。し、リヤヘッダ4、リヤピラー7、リヤエンドクロスメンバ8の内側にそれぞれ、ルーフトリム4a、リヤピラートリム7a、リヤエンドトリム8aが設けられるので、荷室開口部3は実際上、これらのトリムによって規定されている。
荷室6は、車外からリヤクォータウィンドウ51やリヤウィンドウ52を介して覗き見られないようにカバー部材であるトノカバー9で覆うことができる。巻取り部10は、トノカバー9を巻き取るための装置である。巻取り部10は、荷室開口部3から離間した位置、例えばリヤシート5の後ろ(例えばリヤピラー7の車内側)に形成されたカバー係止部としての凹部11内に、係脱可能に係止されている。巻取り部10によって、手の届きやすい範囲でトノカバー9を開閉でき、トノカバー9を巻き取ってコンパクトにでき、その着脱も容易である。巻取り部10は公知のものを使用できるので、その具体的構成については説明を省略するが、巻取り部10はバネ駆動等によってトノカバー9を巻き取る方向に付勢している。
トノカバー9の先端部であるカバー先端部13は取っ手として形成される。カバー先端部13には、車幅方向に延びるロッド12が取り付けられる。ロッド12はトノカバー9の幅よりも長く、両端部はトノカバー9から左右にはみ出ている。
上記したロッド12のトノカバー9から左右にはみ出た両端部は、図3乃至図5に示されるように、車両前方にL字状に屈曲するL字状端部12aを有する。一方、荷室開口部3の、リヤゲート2により覆われる部位に、カバー先端部13の上下動をガイドするガイド部としての左右一対のガイドレール14,14が設けられている。ガイドレール14は例えば、図5に示されるように、車体構成部材であるリヤピラー7の車内側面に、カラー23を介してボルト24で締結固定される。このガイドレール14は、巻取り部10と略同じ高さからリヤピラー7の上端付近に亘って延在する溝を有する。この溝は、車外面、例えば車両後方に開口し、少なくともロッド12のL字状端部12aが入り込む径を有している。ガイドレール14の車内側は、リヤピラートリム7aで覆われる。こうして、ガイドレール14は、荷室開口部3の車内側を覆うリヤピラートリム7aと荷室開口部3を形成するリヤピラー7との間に配設される。この場合、リヤピラートリム7の成形が容易であり、衝撃吸収リブなどの別機能を容易に用いることができる。
さらに、図4に示されるように、リヤピラートリム7aの車内側面には、略水平に延びるガイド溝16が形成されている。このガイド溝16の前端は開放されており、その下壁部は、リヤクォータウィンドウ51の窓枠下縁部をなすトリム上面と滑らかに連接している。このトリム上面が図1に示されるガイド面53となる。一方、ガイド溝16の後端は荷室開口部3まで延びて開放されている。こうして、ガイド面53およびガイド溝16は、トノカバー9を巻取り部10の配設位置からガイドレール14の下部まで略水平にガイドする第2ガイド部を構成する。
また、ガイドレール14の下端は開放され、ガイド溝16の後端部と連通している。
ユーザは、トノカバー9を使用する場合、カバー先端部13を持って、巻取り部10に収納されたトノカバー9を、巻取り部10の有する巻取り付勢力に抗して、巻取り部10から引き出し、ロッド12のL字状端部12aを、ガイドレール14の溝の任意の高さ位置に入れて係止することができる。巻取り部10からトノカバー9を引き出す際、カバー先端部13をガイド面53およびガイド溝16に沿って引き出すことができ、その操作はきわめてスムーズである。
トノカバー9は巻取り部10によって常に巻き取り方向に付勢されているから、カバー先端部13をガイドレール14の任意の高さ位置にセットしても荷室6を覆うトノカバー9の緊張状態は保たれる。
この参考例においては、トノカバー9を出し入れする方向とカバー先端部13とガイドレール14との係脱方向は同じになる。このため、巻取り部10の着脱が更に容易になる。また、カバー先端部13はガイドレール14よりも後ろまで引き出せるように構成されている。したがって、ユーザはカバー先端部13をガイドレール14よりも少しだけ後ろに引き出しガイドレール14に係合させずに素早く上下動させ、その後、簡単にガイドレール14の所望位置に係止させることができる。
また、リヤピラー7およびリヤピラートリム7aは、車両のデザイン上、車内側に傾斜しているのが一般的である。つまり、車室内の幅は上に行くほど狭くなるのが通常である。そこで、この参考例では、図4に示されるように、トノカバー9のロッド12の位置から車両前方の、リヤピラートリム7aに対応する位置には、カバー先端部13のガイドレール14に沿う上下動に伴う左右のリヤピラートリム7a間の間隔の変化に対応して左右にスライドするスライド部20が設けられる。例えば、図5および図5のB−B断面図である図6に示されるように、スライド部20を格納する格納部21を形成し、その格納部21の車内側側壁に圧縮ばね22を固定し、スライド部20を車外側方向に付勢する。そして、カバー先端部13がガイドレール14に沿って上方に移動されるとスライド部20がリヤピラートリム7aによって車内側にその付勢力に抗して押され、これにより左右のリヤピラートリム7a間の間隔の変化に対応して車内側に移動する。
さて、荷室6をトノカバー9で覆う場合、ユーザは、カバー先端部13を持ち、ガイドレール14の下端側に移動させればよい。この状態でリヤゲート2を閉鎖すれば、荷室6内部は車外からは見えなくなる。
また、リヤゲート2を開放して荷室6内部にアクセスしたいときは、ユーザはアクセスできるだけのスペースが確保されるまでカバー先端部13をガイドレール14に沿って上方の任意の位置に移動させればよい。つまりこの場合、トノカバー9全てを、巻取り部10に巻き取らせる必要はない。
こうして、ユーザは荷室開口部3近辺のカバー先端部13に手が届きやすい範囲においてトノカバー9の開度を調節することができる。加えて、リヤゲート2の閉鎖時には、ガイドレール14が隠されるので、見栄えがよい。さらに、ガイドレール14を上述のように車外面に配設する場合には、リヤゲート2の開放時においても車内側からガイドレール14が見えることがなく見栄えがよい。
この参考例では更に、図3乃至図5に示されるように、ガイドレール14の車内側に隣接する保持部15が設けられる。図3乃至図5は、保持部15をリヤピラートリム7aの車外面に配した例を示している。この保持部15は、カバー先端部13をガイドレール14における所定位置に保持するべく、カバー先端部13をガイドレール14に沿って上下動させる方向に対し所定の保持力を有するように構成される。具体的には、保持部15は、車外後方に突出する突起部で構成され、この突起部の下面でロッド12のL字状端部12の屈曲部手前の部分を受け止める。この保持部15によって、走行中の振動等によってカバー先端部13が上方にずれてしまうことを防止できる。
この参考例では、保持部15は、ガイドレール14に沿って所定の間隔で配列される複数の突起部を有する。ユーザは、トノカバー9の開度を調節する際、カバー先端部13をガイドレール14よりも後方に軽く引き出し、所望の突起部まで、その間の突起部を越えながら移動させることができる。このような複数の突起部を有する保持部15によって、カバー先端部13をガイドレール14の所定位置に節度感良く保持させることができる。これによりトノカバー9の開度を容易に調節できる。その上、保持部15はリヤゲート2の閉鎖時には隠されるので、保持部15の形状によらず汚れや見栄えの悪化を防ぐことができる。
また、この参考例におけるガイドレール14は、リヤピラー7とそのリヤピラー7の車内側を覆うリヤピラートリム7aとの間に配設される。このため、リヤピラートリム7aの室内側面の一部にガイドレール14や保持部15を設けるものに比べ、リヤピラートリム7aのデザイン自由度が高く、衝撃吸収リブなどの高機能構造を設けることも容易である。
荷室開口部3には、リヤゲート2の閉鎖時にリヤゲート2と荷室開口部3との間から埃や水が浸入するのを防ぐための周知のウェザストリップ17が設けられる。この具体例が、図1のA−A断面図である図5、および、リヤゲート2解放時の自動車1後部の要部斜視図である図7に示されている。図5を参照すると、リヤピラー7の車内側後端部にフランジ7bが形成されており、ここに、中空ゴム製のウェザストリップ17が装着される。このウェザストリップ17によって、リヤゲート2の閉時にリヤゲート2と荷室開口部3との間がシールされる。
この参考例において、ウェザストリップ17は、車内側の、リヤゲートトリム2aに対応する位置まで延出するリップ部17aを有する。このリップ部17aは、ガイドレール14を車両後方側から覆う。このため、図7に示すように、リヤゲート2の開放時においてもガイドレール14は車外に露見することがなく、荷室開口部3の見栄えがよい。これは、部品点数の増加なしに実現可能である。
したがって、カバー先端部13のロッド12は、ガイドレール14とウェザストリップ17のリップ部17aとの間で、その上下動がガイドされることになる。具体的には、ガイドレール14はロッド12を車両前方からガイドする一方、ウェザストリップ17のリップ部17aが、ロッド12を車両後方から覆う形状でガイドする。言い換えると、この場合は、ガイドレール14とウェザストリップ17とが、カバー先端部13の上下動をガイドするガイド部を構成する。
ユーザはガイドレール14とウェザストリップ17のリップ部17aとに挟まれたカバー先端部13のロッド12を、ガイドレール14に沿って上下に移動することが可能である。ここで、ウェザストリップ17のリップ部17aは車両前後方向に弾性的なものとするとよい。そうすれば、ユーザはカバー先端部13を任意の高さ位置からリップ部17aの弾性力に抗して後方に引き出し、車外後方に外すことができる。逆に、カバー先端部13をリップ部17a内に入れガイドレール14に嵌め込むことも容易である。なお、そのようなリップ部17に用いる部材としてはゴムが好適であるが、そのわりに、プラスチック等のより硬質な素材を使用しヒンジ機構によって弾性力を備えるようにしてもよい。
あるいは、ウェザストリップ17自体の強度、およびガイド強度を向上させるべく、ウェザストリップ17が芯金を有する構成を採用することもできる。図8にその場合の図5の要部拡大図を示す。図8に示すように、ウェザストリップ17は芯金17bを内部に有し、この芯金17bはリップ部17a内まで延び、カバー先端部13におけるロッド12を覆っている。
し、このようにウェザストリップ17が芯金17bを有する構成を採用した場合には、ユーザはカバー先端部13を任意の高さ位置からリップ部17a内の芯金17bのガイド力に抗して後方に引き出し車外後方に外すことは困難になろう。
そこで、図7に示すように、ウェザストリップ17の所定部位、例えば、ガイドレール14の上端部に対応する部位31、および、ガイドレール14の下端部すなわちガイド溝16の後端開放部に対応する部位32を、芯金17bのない引出し部とするとよい。これにより、これらの引出し部からトノカバー9を容易に引き出すことができる。
また、ウェザストリップ17のリップ部17aは、カバー先端部13のロッド12と当接する形状に形成され、カバー先端部13を上下方向の任意の位置に保持可能な弾力と摩擦抵抗を有するとよい。そうすれば、ガイド部を複雑な形状にすることなく、トノカバー9の開度を自由に調節することができる。例えば、上述の保持部15を必ずしも設ける必要はなくなる。
さらに、この参考例では、リヤゲート2の閉時においては、リップ部17aが介在するガイドレール14とリヤゲートトリム2aとの間には、カバー先端部13のロッド12が挿通できるだけの隙間が設けられている。このため、リヤゲート2を閉めてもカバー先端部13が損傷することはない。
ところで、上述したガイド溝16は、巻取り部10が入り込めるサイズに形成しておけば、トノカバー9の引出しガイドのみならず、トノカバー9を巻取り部10ごと着脱する際のガイドとしても使用できる。
その一例として、巻取り部10を取り外す場合を、図9および図10を参照して説明する。図9は、トノカバー9が概ね巻取り部10によって巻き取られた状態を示している。ユーザはこの状態から、図10に示されるように、リヤゲート2を開放し、荷室開口部3から、巻取り部10の凹部11内における固定を解除して巻取り部10を凹部11から取り外す。そして、一点鎖線Fで示されるように、ガイド面53に沿って巻取り部10を後方に移動させ、さらに巻取り部10をガイド溝16を通じて、車外に取り出す。
巻取り部10は一般に車幅方向に目一杯の幅を有しているから、従来、着脱の際、巻取り部の端部が荷室側壁等にぶつかりがちであった。これは、傷や破損の原因となる。ユーザはそうならないように巻取り部を斜めにして引き出す必要があるなど、その作業は容易ではなかった。これに対し、この参考例によれば、ガイド面53およびガイド溝16に沿って巻取り部10を略水平に移動させることができるので、その作業はめてスムーズである。
この参考例では、ガイドレール14は車外面すなわち車両後方に開口する構成としたので、リヤゲート2の閉鎖時にガイドレール14を容易に隠すことができることに加えて、上記した巻取り部10の脱着のための水平方向の移動を規制することがないという利点がある。すなわち、この参考例によれば、カバー先端部13の上下方向のガイドと巻取り部10の荷室6に対する容易な脱着とを両立できる。また、ガイドレール14は、天井や内壁ではなく車外面に設けられるので、そのガイド範囲は天井の高さや内壁の傾斜に影響されにくく、ガイド範囲を高く設定することもできる。
次に、図11,図12,図13を参照して自動車のトノカバー装置の実施例について説明する。
図11乃至図13では、車内側に開口するガイドレール部を採用したものであって、図11は自動車1後部の側面透視図、図12は自動車1後部の要部斜視図、図13は図11のC−C断面図である。
この実施例においては、上述のガイドレール14の代わりに、図12、図13に示されるように、リヤピラートリム7aに、カバー先端部13の上下動をガイドするガイドレール部25が形成される。ガイドレール部25は車内側に開口する溝であり、その溝は少なくともロッド12が入り込めるだけの幅を有する。この場合、ロッド12の端部はL字状に屈曲している必要はない。
ガイドレール部25の下端は開放され、ガイド溝16と連通している。また、ガイドレール部25の下端とガイド溝16との間にはポケット部26が形成されている。ユーザは、巻取り部10側にあるカバー先端部13をガイド溝16に沿って引き出し、ロッド12の端部をポケット部26に入れ込むことでカバー先端部13を係止することができる。
ガイドレール部25の上端は、荷室開口部3上縁付近で閉じている。リヤゲート2を開放して荷室6内部にアクセスしたいときは、ユーザはカバー先端部13を持ってロッド12の端部をポケット部26から引き出し、ガイドレール部25に沿ってその上端位置まで摺動させることができる。こうして、ユーザは上述の参考例と同様に、容易にトノカバー9の開度を調節することができる。
この実施例においては更に、リヤゲートトリム2aは、リヤゲート2の閉時に、ポケット部26の上部から荷室開口部3上縁に亘って車両前方に突出する突出部27を有する。この突出部27は、リヤゲート2の閉時、図13に示されるように、ガイドレール部25を車内側方から覆う。このため、リヤゲート2の閉時においてはガイドレール部25は露見せず、荷室内の見栄えを向上できる。なお、ガイドレール部25の上下端部分は覆っておらず、リヤゲート2の閉時にトノカバー9が挟まれないようにしてある。
なお、本発明は荷室開口部後面に上下方向に延びるガイド部を備える折り畳み式トノボードにも適用できることは勿論である。
また、図11〜図13において、前図と同一の部分には同一符号を付している。
参考例に係る自動車の後部の側面透視図。 参考例に係る自動車の背面視図。 参考例に係る自動車後部の要部平面図。 参考例に係るリヤゲート解放時の自動車後部の要部斜視図。 図1のA−A断面図。 図5のB−B断面図。 参考例に係るリヤゲート解放時の自動車後部の要部斜視図。 参考例における芯金を有するウェザストリップの説明図。 トノカバーが概ね巻取り部により巻取られた状態の側面図 参考例における巻取り部の取り外し工程の説明図。 本発明の自動車のトノカバー装置を示す自動車後部の側面透視図。 実施例に係る自動車後部の要部斜視図。 図11のC−C断面図。
2 リヤゲート(ゲート)
2a…リヤゲートトリム(ゲートトリム)
3 荷室開口
6 荷
9 トノカバー(カバー部材)
10 巻取り
13 カバー先端
16 ガイド溝(第2ガイド部)
25…ガイドレール部(ガイド部)
27…突出部
53…ガイド面(第2ガイド部)

Claims (3)

  1. 荷室と、荷室開口部と、前記荷室開口部を開閉自在に覆うゲートとを備える自動車における前記荷室用のトノカバー装置であって、
    前記荷室開口部から離間した位置から前記荷室開口部側に延びて前記荷室を覆うカバー部材と、
    前記荷室開口部の前記ゲートにより覆われる部位に設けられ、前記カバー部材のカバー先端部の上下動をガイドするガイド部と、
    上記ゲートの荷室側に設けられたゲートトリムと、を備え
    上記ガイド部が荷室開口部近傍の荷室内側面にあり、
    上記ゲートトリムが荷室内側に突出する突出部を有し、
    上記ゲートの閉時に当該突出部により上記ガイド部を車室内側から覆うよう構成したことを特徴とする
    自動車のトノカバー装置。
  2. 前記荷室開口部から離間した位置に設けられ、前記カバー部材を巻き取る巻取り部を更に備えることを特徴とする
    請求項1に記載の自動車のトノカバー装置。
  3. 前記荷室側面に設けられ、前記カバー部材を前記巻取り部の配設位置から前記ガイド部の下部まで略水平にガイドする第2ガイド部を更に備えることを特徴とする
    請求項2に記載の自動車のトノカバー装置。
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