JP5217776B2 - クライアントサーバシステム、クライアントコンピュータ、ファイル管理方法及びそのプログラム - Google Patents

クライアントサーバシステム、クライアントコンピュータ、ファイル管理方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークを構成するクライアントサーバシステム、このクライアントサーバシステムに備えられたクライアントコンピュータクライアントコンピュータに格納されているファイルを管理するファイル管理方法、及び、このファイル管理方法を実行するためのファイル管理プログラムに関し、特に、クライアントコンピュータに格納されたファイルをサーバで管理するクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータファイル管理方法及びファイル管理プログラムに関する。
企業等においてパーソナルコンピュータを導入する際には、一般に、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークの構築が行われる。
ここで、LANの一形態として、クライアントサーバシステムがある。
クライアントサーバシステムは、利用者が操作するクライアントコンピュータ(クライアント)と、複数のクライアントのデータ管理や印刷制御などを行うサーバコンピュータ(サーバ)とを備えている。
そのクライアントサーバシステムが一般企業に導入された場合、社員は、業務、経営、顧客等に関する情報をクライアントに入力する。
それら入力情報は、通常、社外に漏洩することがないよう厳重に管理されている。例えば、ディスクやファイル等の暗号化によって漏洩を阻止している。
ところが、設置されているクライアントをそのまま盗み出し、暗号を解読して、情報を取得する悪質な行為が発生している。
こうした行為が発生し情報が漏洩するおそれがある場合、企業としては、そのクライアントに格納されている顧客情報等を把握し、関係者に連絡するなどの対処を講じる必要がある。
ところが、上述の暗号化は、情報の漏洩対策用であって、データ紛失時のバックアップをとるものではなかった。このため、クライアント本体が盗み出されると情報が企業側の手許に残らず、情報の復元も不可能となって、業務に支障をきたすこととなっていた。
また、バックアップを取ることで情報を企業側の手許に残すことはできる。ところが、バックアップの情報が、最新のものか、あるいは更新前のものかを証明することはできなかった。
そこで、クライアントとサーバのそれぞれに同一のファイルを格納しておき、更新されるたびに、その更新後のファイルをクライアントとサーバの両方に格納する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この技術によれば、クライアントが盗み出された場合でも、サーバにファイルが残っているため、そのファイルに格納されている顧客情報等を取り出して、関係者に連絡することができる。また、クライアントとサーバのそれぞれに格納されるファイルの更新について同期をとっているため、クライアントを紛失した時点の最新の情報を得ることができる。
特開2005−141756号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術においては、次のような問題があった。
例えば、同技術は、ファイルの管理方法として、クライアント上に実態ファイルを二つコピーし、それらを比較して差分を求め、この差分をサーバに送信していた。このため、ファイルのデータ量が膨大な場合、差分を求めるのに時間がかかってしまい、ファイルの同期処理に相当の時間を要する結果となっていた。
また、同技術は、クライアントとサーバとの間でファイルの同期はとれるものの、利用者がその同期(更新)の状況を把握することはできなかった。
例えば、求められた差分は、同期に用いることを想定しているものであって、利用者に向けて表示することまでは想定していなかった。
ここで仮に、求められた差分をディスプレイに表示できるようにしたとしても、それが最新の更新に関するものであるかどうかを確認することができなかった。
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、ファイルのデータ量に関係なく同期処理を迅速に行うとともに、最新の更新であることを利用者が容易に確認可能とするクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータファイル管理方法及びファイル管理プログラムの提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明のクライアントサーバシステムは、一又は二以上のファイルを記憶するクライアント側記憶手段と、このクライアント側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成するクライアント側ファイルリスト更新手段とを有するクライアントコンピュータと、一又は二以上のファイルを記憶するサーバ側記憶手段と、このサーバ側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報をサーバ用ファイルリストとして作成するサーバ側ファイルリスト更新手段と、サーバ用ファイルリストをクライアントコンピュータへ送信するサーバ側送信手段とを有するサーバコンピュータとを備え、クライアントコンピュータが、サーバコンピュータから送信されてきたサーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとを比較するファイルリスト比較手段と、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとをサーバコンピュータへ送信するクライアント側送信手段とを有し、サーバコンピュータが、差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとを受信するサーバ側受信手段を有し、サーバ側記憶手段が、差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとを記憶し、クライアントコンピュータが、クライアント用ファイルリストを電子メールでサーバコンピュータへ送信するメール送信手段と、サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する接続監視手段とを有し、構内通信網によるデータの送受信ができないときに、メール送信手段が、電子メールで、クライアント用ファイルリストをサーバコンピュータへ送信する構成としてある。
また、本発明のクライアントコンピュータは、一又は二以上のファイルを記憶するクライアント側記憶手段と、各ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成するクライアント側ファイルリスト更新手段と、サーバコンピュータから送信されてきたサーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとを比較するファイルリスト比較手段と、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとをサーバコンピュータへ送信するクライアント側送信手段と、クライアント用ファイルリストを電子メールでサーバコンピュータへ送信するメール送信手段と、サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する接続監視手段とを有し、構内通信網によるデータの送受信ができないときに、メール送信手段が、電子メールで、クライアント用ファイルリストをサーバコンピュータへ送信する構成としてある。
また、本発明のファイル管理方法は、クライアントコンピュータのクライアント側ファイルリスト更新手段が、クライアントコンピュータのクライアント側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成する処理と、サーバコンピュータのサーバ側送信手段が、サーバコンピュータのサーバ側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報をサーバ用ファイルリストとしてクライアントコンピュータへ送信する処理と、クライアントコンピュータのファイルリスト比較手段が、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとを比較する処理と、クライアントコンピュータのクライアント側送信手段が、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとをサーバコンピュータへ送信する処理と、サーバコンピュータのサーバ側記憶手段が、差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとを記憶する処理とを初期設定において実行し、クライアントコンピュータの接続監視手段が、サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する処理と、クライアント側記憶手段に記憶されたファイルが更新されると、クライアントコンピュータの更新手段が、クライアント用ファイルリストを更新する処理と、構内通信網によるデータの送受信ができるものと判断された場合であって、クライアント用ファイルリストが更新されたときに、ファイルリスト比較手段が、サーバコンピュータから受信したサーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとを比較し、クライアント側送信手段が、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとの差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとを、構内通信網によりサーバコンピュータへ送信し、一方、構内通信網によるデータの送受信ができないものと判断された場合であって、クライアント用ファイルリストが更新されたときに、クライアント側送信手段は、差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストのサーバコンピュータへの構内通信網による送信を行わず、クライアントコンピュータのメール送信手段が、電子メールで、クライアント用ファイルリストをサーバコンピュータへ送信する処理とを運用において実行するとしてある。
また、本発明のファイル管理プログラムは、一又は二以上のファイルを記憶する処理と、各ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成する処理と、サーバコンピュータのサーバ側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報として作成されたサーバ用ファイルリストをサーバコンピュータから受信する処理と、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとを比較する比較処理と、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとをサーバコンピュータへ送信する処理とを初期設定においてクライアントコンピュータに実行させるとともに、運用において、サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する処理と、クライアント側記憶手段に記憶されたファイルが更新されると、クライアント用ファイルリストを更新する処理と、構内通信網によるデータの送受信ができるものと判断された場合であって、クライアント用ファイルリストが更新されたときに、サーバコンピュータから受信したサーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとを比較し、サーバ用ファイルリストとクライアント用ファイルリストとの差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストとを、構内通信網によりサーバコンピュータへ送信し、一方、構内通信網によるデータの送受信ができないものと判断された場合であって、クライアント用ファイルリストが更新されたときに、差異に関係するファイルとクライアント用ファイルリストのサーバコンピュータへの構内通信網による送信を行わず、電子メールで、クライアント用ファイルリストをサーバコンピュータへ送信する処理とをクライアントコンピュータに実行させる構成としてある。
本発明のクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータファイル管理方法及びファイル管理プログラムによれば、クライアントとサーバのそれぞれに格納されているファイルに対応した所定の情報を比較することにより更新の有無を把握することとしたため、実態ファイルの比較に比べて、更新の有無の把握や同期処理を迅速に行うことができる。
また、ファイルの情報がファイルの更新日などの所定の情報を含むため、ファイルリストを確認することで、ファイルの更新が最新のものであるか否かを容易に把握できる。
以下、本発明に係るクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータ、サーバ、ファイル管理方法及びファイル管理プログラムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[クライアントサーバシステム、クライアントコンピュータ、サーバコンピュータ]
まず、本発明のクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータ、サーバコンピュータの実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態のクライアントサーバシステムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、クライアントサーバシステム1は、クライアント10と、サーバ30とを備えている。これらは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク40によって接続されている。
ここで、クライアント10は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、図2に示すように、記憶手段11と、アプリケーションソフトウエア12と、ファイルリスト記憶手段13と、データ送受信手段14と、書き込み許可判定手段15と、メール送信手段16と、差分ファイルリスト同期手段17と、ファイルリスト更新手段18と、ファイル書込制御手段19と、USBメモリ接続手段20と、USBメモリ制御手段21と、操作検出手段22と、操作パターン記憶手段23と、操作判定手段24と、パスワード確認UI手段25とを有している。
記憶手段(クライアント側記憶手段)11は、例えば、ローカルディスクなどのハードディスク等で構成することができる。
この記憶手段11には、一又は二以上のフォルダを作成できる。そして、各フォルダには、一又は二以上のファイルを格納することができる。
具体的には、図3に示すように、例えば、フォルダA、フォルダB、フォルダCを作成することができる。そして、フォルダAには、ファイルa1、ファイルa2等のファイルを格納することができる。また、フォルダBには、ファイルb1、ファイルb2等のファイルを格納することができる。さらに、フォルダCには、ファイルc1、ファイルc2等のファイルを格納することができる。
また、記憶手段11は、各ファイルに関する情報を記憶する。ファイルに関する情報(ファイル情報)には、例えば、ファイル名、ファイルが格納されているフォルダ名、ファイルサイズ、ファイル更新日時などがある。
アプリケーションソフトウエア(アプリケーション、作成手段)12とは、文書の作成・編集、数値計算など、ある特定の目的のために設計されたソフトウエアをいう。このアプリケーション12には、例えば、文書編集アプリケーション(ワープロソフト)、表計算ソフト、画像編集ソフトなどが含まれる。
このアプリケーション12で作成されたファイルが、記憶手段11に格納される。
このように、本実施形態においては、クライアント10にインストールされたアプリケーション12が作成したファイルを記憶手段11に格納し、さらにそのファイルをサーバ30にも格納して、これらクライアント10のファイルとサーバ30のファイルとの同期をとる構成とした。
このため、本実施形態においては、クライアント10のファイルをオリジナルとして同期管理を行うことができる。この点で、サーバ30のファイルをオリジナルとする特許文献1に記載の技術と異なる。
ファイルリスト記憶手段13は、ファイルリストと、差分ファイルリストとを記憶する。
ファイルリスト(クライアント用ファイルリスト)は、記憶手段11に記憶されている各ファイルのファイル情報により構成されている。具体的には、図4に示すように、管理用のファイルID、ファイルが格納されているフォルダ名とファイル名からなるファイルパス、ファイルの更新日時、ファイルサイズなどで構成することができる。
差分ファイルリストは、サーバ30と同期の取れていないファイルのファイル情報により構成されている。「サーバ30と同期の取れていないファイルのファイル情報」とは、サーバ30の記憶手段31に記憶されたファイルの内容と異なる内容のファイルが記憶手段11に記憶されている場合に、このファイルに関するファイル情報をいう。
具体的には、差分ファイルリストは、図5に示すように、ファイルID、ファイルパス、更新日時、ファイルサイズなどで構成することができる。
データ送受信手段14は、接続監視手段14−1と、ファイルリスト比較手段14−2と、ファイルアップロード手段14−3とを有している。
接続監視手段14−1は、第一ネットワーク41によるサーバ30との間の接続状態を監視する。また、接続監視手段14−1は、書き込み許可判定手段15から、サーバ30との間の通信可否状態についての問い合わせがあると、サーバ30との間の通信状態を確認し、確認結果を書き込み許可判定手段15へ返す。
ファイルリスト比較手段14−2は、サーバ30に対してファイルリストの送信要求を送信する。また、ファイルリスト比較手段14−2は、サーバ30から送信されてきたファイルリストを受信する。そして、この受信したファイルリストと、ファイルリスト記憶手段13から取り出したファイルリストとを比較して差異があるか否かを判断する。差異がある場合は、この差異に関係するファイルの情報を差分ファイルリストとして作成しファイルリスト記憶手段13に記憶する。また、差異に関係するファイルとファイルリストとをサーバ30へ送信(アップロード)するようにファイルアップロード手段14−3に命令する。
ファイルアップロード手段(クライアント側送信手段)14−3は、ファイルリスト比較手段14−2からの命令を受けて、記憶手段11のファイルのうち差分ファイルリストに挙げられたファイルとファイルリスト(差異に関係するファイルとファイルリスト)とをサーバ30にアップロードする。なお、初期設定において、ファイルアップロード手段14−3は、記憶手段11に格納されているすべてのファイルをサーバ30にアップロードする。
このように、差異に関するファイルをサーバ30へ送信することで、クライアント10とサーバ30との間でファイルの同期をとることができる。
また、クライアント10のファイルリストも送信することで、そのファイルリストの内容をサーバ30のファイルリストに反映させることができ(図7参照)、利用者は、更新の経緯をサーバ30にて把握できる。
書き込み許可判定手段15は、書込可能回数、書込許可期限、書込回数の各値を記憶しており、記憶手段11への書込を許可するか否かを判定する。つまり、第一ネットワーク41を介してサーバ30との間で通信可能な状態になっているか否かを接続監視手段14−1に問い合わせ、「同期可」の返事が返ってきたときに、記憶手段11への書込を許可する。一方、「同期不可」の返事が返ってきたときに、記憶手段11への書込を許可しない。
メール送信手段16は、差分ファイルリストをサーバ30へメール送信する。
このように、差分ファイルリストをメール送信することで、クライアント10が盗難に遭った場合でも、クライアント10に格納されているファイルの更新の有無をサーバ30で把握できる。
差分ファイルリスト同期手段17は、USBメモリ制御手段21を制御する。
ファイルリスト更新手段(クライアント側ファイルリスト更新手段)18は、記憶手段11からファイルに関する情報を取り出し、これをファイルリストとして作成して、ファイルリスト記憶手段13に格納する。また、ファイルが更新されたか否かを監視し(更新検知手段)、ファイルが更新されると、ファイルリストをファイルリスト記憶手段13から取り出し、この取り出したファイルリストを更新してファイルリスト記憶手段13に格納する。
さらに、ファイルリスト更新手段18は、差分ファイルリストを作成、更新する。つまり、ファイルリスト更新手段18は、ファイルが更新されたか否かを監視し、ファイルが更新されると、差分ファイルリストをファイルリスト記憶手段13から取り出し、この取り出した差分ファイルリストに更新されたファイルに関する情報を追加してファイルリスト記憶手段13に格納する。
このように、ファイルリスト更新手段18がファイルの更新を監視し、更新されるとファイルリストを更新することから、常に新しい更新情報をファイルリストに登録しておくことができる。これにより、利用者は、ファイルリストを確認することで、更新の有無や最新の更新日時などを容易に把握することができる。
ファイル書込制御手段19は、記憶手段11へのファイルの書き込みを制御する。例えば、アプリケーション12からの書き込みを拒否するように書き込み許可判定手段15から命令を受けたときは、記憶手段11へのファイルの書き込みを行わない(制限する)。一方、アプリケーション12からの書き込みを許可するように書き込み許可判定手段15から命令を受けたときは、記憶手段11へのファイルの書き込みを行う。
また、ファイル書込制御手段19は、パスワード確認UI手段25で利用者が第三者であると判定されたときには、記憶手段11に格納されているファイルを削除する。
USB(Universal Serial Bus)メモリ接続手段(記録媒体接続手段)20は、USBメモリ50を接続するためのコネクタ(USBポート)である。
USBメモリ(記録媒体)50は、USBメモリ接続手段20に接続して使用する、持ち歩き可能なフラッシュメモリをいう。このUSBメモリ50には、例えば、差分ファイルリストなどが保存される。
USBメモリ制御手段(記録媒体制御手段)21は、差分ファイルリストをUSBメモリ50に書き出す。
このように、差分ファイルリストをUSBメモリ50に書き出すことで、これをサーバ30に読み込ませることができる。このため、クライアント10が盗難に遭った場合でも、クライアント10に格納されているファイルの更新の有無をサーバ30で把握できる。
操作検出手段22は、キーボードやマウスなどのUI(User Interface)が利用者により操作されたことを検出する。
操作パターン記憶手段23は、過去にUIが操作されたことにもとづいて作成された操作パターンを記憶する。
操作判定手段24は、操作パターン記憶手段23に記憶されている操作パターンの中に、操作検出手段22で検出された操作内容と一致するものがあるか否かを判断する。一致するものがあるときは、利用者が正規の利用者であると判断する。一方、一致するものがないときは、利用者が正規の利用者でない第三者である可能性があると判断する。
ここで、操作パターンの記憶方法やパターンの相違を判断する方法については、公知の技術を用いることができる。
例えば、日常作業パターン解析部で、アプリケーションの起動時刻,終了時刻,起動されるアプリケーションの組み合わせ,アクティブにされる順序などについての規則性を解析する。また、ファイル使用パターン解析部で、特定のファイルが開かれた時刻,修正を受けた時刻,保存された時刻,同時に使用されるファイルの組み合わせ,アクティブにされた順序などについての規則性を解析する。さらに、ファイル・アプリケーション関係解析部で、起動されたアプリケーションと開かれたファイルとの組み合わせなどを解析する。
その他、コマンドの使用パターンに関する解析、ファイル名の命名パターンに関する解析、ネットワークの使用状況に関する解析などを行うことができる。
パスワード確認UI手段25は、パスワードを用いた利用者認証を行う。この利用者認証は、操作判定手段24で利用者が第三者である可能性があると判断されたときに行われる。
判断の結果、正しいパスワードが入力されたときは、利用者が正規の利用者であると判定する。一方、正しいパスワードが入力されなかったときは、利用者が第三者であると判定する。
サーバ30は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、図6に示すように、記憶手段31と、ファイルリスト記憶手段32と、通信データ管理手段33と、ファイルリスト更新手段34と、差分ファイルリスト同期手段35と、USBメモリ接続手段36と、USBメモリ制御手段37と、ファイルリスト表示手段38とを有している。
記憶手段(サーバ側記憶手段)31は、ローカルディスクなどのハードディスク等で構成できる。
この記憶手段31には、クライアント10ごとのフォルダを作成することができる。また、クライアント10ごとのフォルダには、一又は二以上のフォルダを作成することができる。さらに、各フォルダには、一又は二以上のファイルを格納することができる。
ファイルリスト記憶手段32は、ファイルリストと差分ファイルリストとを記憶する。
ファイルリスト(サーバ用ファイルリスト)は、記憶手段31に格納されているファイルに関する情報によって構成されている。このファイルリストは、具体的には、図7に示すように、PC IDと、ファイルIDと、格納ファイルパスと、ファイルパスと、更新日時と、ファイルサイズと、非同期更新日時と、非同期ファイルサイズにより構成できる。
これらのうち、「非同期更新日時」と「非同期ファイルサイズ」は、クライアント10から送信されてきたファイルリストに含まれている「更新日時」と「ファイルサイズ」がコピー(反映)されたものである。そして、「更新日時」と「非同期更新日時」との間、又は、「ファイルサイズ」と「非同期ファイルサイズ」との間に差異があるときは、「更新日時」よりも後に更新されたものと判断することができる。
差分ファイルリストは、図5に示したものと同じ構成とすることができる。
通信データ管理手段33は、クライアント10から送信されてきたファイルリスト送信要求を受信すると、ファイルリスト記憶手段32からファイルリストを取り出して、クライアント10へ送信する(サーバ側送信手段)。
また、通信データ管理手段33は、クライアント10から送信されてきたファイルリストやファイルを受信し(サーバ側受信手段)、記憶手段11に格納する。
ファイルリスト更新手段(サーバ側ファイルリスト更新手段)34は、記憶手段31からファイルに関する情報を取り出し、これをファイルリストとして生成してファイルリスト記憶手段32に格納する。また、ファイルが更新されると、ファイルリストをファイルリスト記憶手段32から取り出し、この取り出したファイルリストを更新してファイルリスト記憶手段32に格納する。
差分ファイルリスト同期手段35は、差分ファイルリストを作成又は更新してファイルリスト記憶手段32に格納する。
USBメモリ接続手段36は、USBメモリ50を接続するためのコネクタ(USBポート)である。USBメモリ50には、例えば、差分ファイルリストなどが保存される。
USBメモリ制御手段37は、USBメモリ50から差分ファイルリストを取り出す。この取り出した差分ファイルリストは、差分ファイルリスト同期手段35へ送られる。
ファイルリスト表示手段(表示手段)38は、記憶手段31に格納されたファイルの内容やファイルリスト、差分ファイルリスト等を表示する。
このように、ファイルリストや差分ファイルリストを表示可能とすることで、利用者は、ファイルが更新されたことを知ることができる。また、更新日時を見ることで、それが最新の更新であることを知ることができる。
ネットワーク40は、クライアント10とサーバ30とを接続して所定のデータを送受信する。このネットワーク40には、第一ネットワーク41であるLAN(構内通信網)と、第二ネットワーク42であるWANがある。
[ファイル管理方法]
次に、本実施形態のクライアントサーバシステムの動作(ファイル管理方法)について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、本実施形態のファイル管理方法のうち、初期設定の動作を示すフローチャートである。図9は、ファイル管理方法のうち、クライアントとサーバが接続されている場合の運用の動作を示すフローチャートである。図10は、クライアントとサーバが切り離されている場合の運用の動作を示すフローチャートである。
(1)初期設定
まず、初期設定について、図8を参照して説明する。
初期設定では、クライアント10とサーバ30が第一ネットワーク41を介して接続された状態(通信可能な状態)でファイル同期を行う。
クライアント10のファイルリスト更新手段18は、記憶手段11に格納されているすべてのファイルの情報を取得する(ステップ10)。
ファイルの情報には、例えば、ファイル名、ファイルが格納されているフォルダ名、ファイルサイズ、ファイル更新日時などがある。
ファイルリスト更新手段18は、その取得したファイル情報にもとづいてファイルリストを作成し、ファイルリスト記憶手段13に保存する(ステップ11)。
次いで、データ送受信手段14は、第一ネットワーク41を経由して、サーバ30との間で通信を行う。この通信において、ファイルリスト比較手段14−2は、サーバ30に対してファイルリストの送信要求を送信する(ステップ12)。
サーバ30の通信データ管理手段33は、ファイルリスト送信要求を受信すると(ステップ13)、ファイルリスト記憶手段32からファイルリストを取り出し、第一ネットワーク41を介して、クライアント10へ送信する(ステップ14)。
クライアント10のファイルリスト比較手段14−2は、ファイルリストを受信する(ステップ15)。また、ファイルリスト比較手段14−2は、ファイルリスト記憶手段13からファイルリストを取り出す。
そして、ファイルリスト比較手段14−2は、受信したファイルリストに含まれるファイルの情報と、ファイルリスト記憶手段13から取り出したファイルリストに含まれるファイルの情報とを比較する(ステップ16)。これにより、サーバ30の記憶手段31に格納されている全てのファイルの各情報と、クライアント10の記憶手段11に格納されている全てのファイルの各情報が比較される。
比較の結果、一致しないファイルが見つかったときは、ファイルリスト比較手段14−2は、一致しないファイルに関する情報にもとづいて差分ファイルリストを作成し、ファイル記憶部14に格納する。また、ファイルリスト比較手段14−2は、ファイルアップロード手段14−3に対して、一致しないファイルとファイルリストのアップロードを命令する。この命令を受けて、ファイルアップロード手段14−3は、一致しないファイルとファイルリストをサーバ30へアップロードする(ステップ17)。
一方、一致しないファイルがなかったときは、ファイルとファイルリストのアップロードを行われない。
なお、サーバ30への初回接続時には、クライアント10のすべてのファイルとファイルリストがアップロードされる。例えば、図3に示すように、クライアント10の記憶手段11において、フォルダAにファイルa1とファイルa2が格納され、フォルダBにファイルb1とファイルb2が格納され、フォルダCにファイルc1とファイルc2が格納されていたとする。この場合、ファイルa1,ファイルa2,ファイルb1,ファイルb2,ファイルc1,ファイルc2,そしてファイルリストがサーバ30にアップロードされる。
サーバ30の通信データ管理手段33は、クライアント10から送信(アップロード)されてきたファイルとファイルリストを受信する(ステップ18)。
そして、通信データ管理手段33は、その受信したファイルとファイルリストを記憶手段31に格納する(ステップ19)。このとき、通信データ管理手段33は、クライアント10を特定するPC IDを決定し、記憶手段31は、その決定されたPC ID用のフォルダを作成する(図13(i),(ii))。そして、記憶手段31は、クライアント10から送信されてきたファイルリストの情報にもとづいて、そのPC ID用のフォルダに、クライアント10の記憶手段11に作成されているフォルダと同じフォルダ構成を作成する(図3、図13(iii))。
前述の具体例で説明すると、クライアント10の記憶手段11に作成されているフォルダAと同じフォルダをサーバ30の記憶手段31のフォルダ(PC ID)に作成し、その配下に受信したファイルa1及びファイルa2を保存する(図13(iii))。また、フォルダBと同じフォルダをフォルダ(PC ID)に作成し、その配下に受信したファイルb1及びファイルb2を保存する。さらに、フォルダCと同じフォルダをフォルダ(PC ID)に作成し、その配下に受信したファイルc1及びファイルc2を保存する。
ファイルリスト更新手段34は、記憶手段31に格納されたファイルの情報と、ファイルリスト記憶手段32から取り出したファイルリストの情報にもとづいて、新たなファイルリストを作成(更新)し、ファイルリスト記憶手段32に格納する(ステップ20)。
ここまでの作業が完了すると、クライアント10とサーバ30の同期が完了した状態となり、初期設定が完了する。
(2)クライアントが第一ネットワークに接続された状態での運用
この場合の運用について、図9を参照して説明する。
同図に示すように、クライアント10の書き込み許可判定手段15は、サーバ30と同期が取れる状態であるか否か(第一ネットワーク41を介してサーバ30との間で通信可能な状態になっているか否か)について、接続監視手段14−1に問い合わせる。
なお、この問い合わせは、例えば、所定時間間隔で行うようにすることができる。
接続監視手段14−1は、その問い合わせを受けて、サーバ30との間の通信状態を確認する(ステップ30)。
確認の結果、通信可能な状態であるときは、書き込み許可判定手段15の問い合わせに対して「同期可」であるとの返事をする。書き込み許可判定手段15は、その返事を受けて、ファイル書込制御手段19に対して、書き込みを許可するように命令する(ステップ31)。
一方、通信可能な状態でないときは、書き込み許可判定手段15に対して、「同期不可」との返事をする。この「同期不可」の場合のその後の処理については、後記の(3)「クライアントが第一ネットワークから切り離された場合の運用」で詳述する。
ファイルリスト更新手段18は、記憶手段11に格納されているファイルが更新されたか否かを監視する。この監視において、ファイルの更新が発生した場合(ステップ32)、ファイルリスト更新手段18は、ファイルの情報を取得し(ステップ33)、この取得したファイル情報にもとづいてファイルリストを更新し、ファイルリスト記憶手段13に格納する(ステップ34)。
次いで、データ送受信手段14は、第一ネットワーク41を介してサーバ30との間で通信を行う。この通信において、ファイルリスト比較手段14−2は、サーバ30に対してファイルリストの送信要求を送信する(ステップ35)。
サーバ30の通信データ管理手段33は、ファイルリスト送信要求を受信すると(ステップ36)、ファイルリスト記憶手段32からファイルリストを取り出し(取得し)、第一ネットワーク41を介してクライアント10へ送信する(ステップ37)。
クライアント10のファイルリスト比較手段14−2は、ファイルリストを受信すると(ステップ38)、受信したファイルリストを構成するファイルの各情報と、ファイルリスト記憶手段13から取り出したファイルリストを構成するファイルの各情報を比較する(ステップ39)。
比較の結果、一致しないファイルが見つかったときは、ファイルリスト比較手段14−2は、ファイルアップロード手段14−3に対して、一致しないファイルとファイルリストのアップロードを命令する。これにより、ファイルアップロード手段14−3は、一致しないファイルとファイルリストのアップロードを行う(ステップ40)。
一方、一致しないファイルがなかったときは、ファイルとファイルリストのアップロードを行わない。
サーバ30の通信データ管理手段33は、クライアント10から送信(アップロード)されたファイルとファイルリストを受信すると(ステップ41)、記憶手段31に格納する。このとき、クライアント10を特定するPC IDにもとづいて、受信されたファイルを格納するフォルダを決定する。そして、受信したファイルリストにもとづいて、フォルダの配下にあるファイルを更新する(ステップ42)。
また、ファイルリスト更新手段34は、記憶手段31に格納されたファイルの情報と、ファイルリストの情報にもとづいて、新たなファイルリストを作成し、ファイルリスト記憶手段32に格納する(ステップ43)。
ファイルが更新されるたびに、ここで説明した動作を実行する。
(3)クライアントが第一ネットワークから切り離された場合
この場合の動作手順について、図10を参照して説明する。
同図に示すように、クライアント10の書き込み許可判定手段15は、サーバ30と同期が取れる状態であるか否か(第一ネットワーク41を介してサーバ30との間で通信可能な状態になっているか否か)について、接続監視手段14−1に問い合わせる。
接続監視手段14−1は、サーバ30との間の通信状態を確認する(ステップ50)。確認の結果、第一ネットワーク41から切り離されている状態(通信可能でない状態)のときは、書き込み許可判定手段15の問い合わせに対して「同期不可」であるとの返事をする。
一方、通信可能な状態であるときは、書き込み許可判定手段15に対して「同期可」であるとの返事をする。なお、「同期可」については、前記の(2)「クライアントが第一ネットワークに接続された状態での運用」で既に説明を行っているので、ここでの説明は、省略する。
「同期不可」の場合、書き込み許可判定手段15は、書き込み許可期限と現在日時とを比較する(ステップ51)。
比較の結果、現在日時が書き込み許可期限の期限外である場合は、ファイル書込制御手段19に対して、アプリケーション12からの書き込みを拒否するように命令する。
一方、現在日時が書き込み許可期限の期限内にある場合は、書き込み許可判定手段15は、続いて、書き込み回数と書き込み可能回数とを比較する(ステップ52)。
比較の結果、書き込み回数が書き込み可能回数の値以上である場合は、書き込み許可判定手段15は、ファイル書込制御手段19に対して、アプリケーション12からの書き込みを拒否するように命令する。
一方、書き込み回数が書き込み可能回数の値未満である場合は、ファイル書込制御手段19に対して、書き込みを許可するように命令する。
なお、これら書込許可期限の確認(ステップ51)や、書込回数の確認(ステップ52)を行う理由は、次の通りである。
サーバ30とクライアント10が未接続の場合には、データの同期がとれない。そこで、書き込みの制限や回数の制限を行うことにより、非同期のままデータ更新が続くことを制限できる。また、書き込み可能回数を0に設定することで、未接続状態でのデータ更新を禁止する運用が可能となる。
この状態で、アプリケーション12が起動され、このアプリケーション12にてファイルb1の内容が更新された場合、ファイル書込制御手段19は、書き込み許可判定手段15からの命令に従って、ファイルの書き込みを制御する(ステップ53)。
例えば、書き込み許可の場合、アプリケーション12からファイルb1に書き込みが行われると、ファイル書込制御手段19は、書き込みを許可し、ファイルb1を更新する。このとき、ファイル書込制御手段19は、同時に、書き込み回数の値を加算する。
一方、書き込み拒否の場合、アプリケーション12からファイルBへの書き込みは失敗し、ファイルb1は更新されず、書き込み回数は変更されない。
アプリケーション12により書き込み要求が行われ、ファイル書込制御手段19の書込許可の下、ファイルb1が更新された場合、ファイルリスト更新手段18は、その更新されたファイルb1を検知する(ステップ54)。
ファイルリスト更新手段18は、検知後、ファイルb1の情報を取得し、その情報にもとづいてファイルリストと差分ファイルリストを更新する(ステップ55)。
差分ファイルリストは、サーバ30の記憶手段31に格納されているクライアント10のファイルと、実際にクライアント10に格納されているファイルとの差分が記録されることになる。
メール送信手段16は、ファイルリスト更新手段18で作成(更新)された差分ファイルリストを電子メールとしてサーバ30へ送信する(ステップ56)。
ただし、第二ネットワーク42が接続されておらず、電子メールでの送信が不可能な場合、もしくは、その他の要因でメールが送信できない場合には、USBメモリ制御手段21を経由してUSBメモリ50に差分ファイルリストがコピー(格納)される(ステップ57)。
この状態で、クライアント10を紛失した場合について説明する。
サーバ30の差分ファイルリスト同期手段35は、クライアント10から送信してきた電子メールを受信する(ステップ58)。また、USBメモリ制御手段37は、USBメモリ接続手段36に接続されたUSBメモリ50から差分ファイルリストを受け取る(ステップ59)。この差分ファイルリストは、差分ファイルリスト同期手段35へ送られる。
差分ファイルリスト同期手段35は、ファイルリスト内に格納されているファイルの情報について、非同期更新日時、非同期サイズの値を更新する(図7参照、ステップ60)。これにより、記憶手段31に格納されているファイルがサーバ30に格納されているファイルと非同期状態であることがわかるようになる。
ファイルリスト表示手段38は、ファイルリストの内容を表示することができる(ステップ61)。これにより、システム管理者は、ファイルリストに格納されている情報を参照することができる。
ファイルリストには記憶手段31に格納されているファイルリストが登録されているが、ファイルリスト表示手段38の画面上では、ファイルリストの中からクライアント10のPC IDを検索し、クライアント10に格納されていたファイルの情報を表示することができる。
ファイルリストには、ファイルの名前、サイズに加え、記憶手段31の中の格納場所が登録されているため、実際にファイルの中身を参照することができる。
また、ファイルについては、クライアント10のファイルとサーバ30とでは非同期であることを確認することができ、ファイルについては同期していることが確認できる。
(4)クライアントの再接続
次に、クライアント10が第一ネットワーク41に再度接続され、サーバ30と通信可能となった場合の動作を説明する。
クライアント10が第一ネットワーク41に再度接続されると(ステップ70)、クライアント10のデータ送受信手段14は、第一ネットワーク41を介してサーバ30との間で通信を行う。この通信において、ファイルリスト比較手段14−2は、サーバ30に対してファイルリストの送信要求を送信する(ステップ71)。
サーバ30の通信データ管理手段33は、ファイルリスト送信要求を受信すると(ステップ72)、ファイルリスト記憶手段32からファイルリストを取り出し(取得し)、第一ネットワーク41を介してクライアント10へ送信する(ステップ73)。
クライアント10のファイルリスト比較手段14−2は、ファイルリストを受信すると(ステップ74)、受信したファイルリストを構成するファイルの各情報と、ファイルリスト記憶手段13から取り出したファイルリストを構成するファイルの各情報を比較する(ステップ75)。
比較の結果、一致しないファイルが見つかったときは、ファイルリスト比較手段14−2は、ファイルアップロード手段14−3に対して、一致しないファイルとファイルリストのアップロードを命令する。これにより、ファイルアップロード手段14−3は、一致しないファイルとファイルリストのアップロードを行う(ステップ76)。
一方、一致しないファイルがなかったときは、ファイルとファイルリストのアップロードを行わない。
サーバ30の通信データ管理手段33は、クライアント10から送信(アップロード)されたファイルとファイルリストを受信すると(ステップ77)、記憶手段31に格納する。このとき、クライアント10を特定するPC IDにもとづいて、受信されたファイルを格納するフォルダを決定する。そして、受信したファイルリストにもとづいて、フォルダの配下にあるファイルを更新する(ステップ78)。
また、ファイルリスト更新手段34は、記憶手段31に格納されたファイルの情報と、ファイルリストの情報にもとづいて、新たなファイルリストを作成し、ファイルリスト記憶手段32に格納する(ステップ79)。
こうして、ファイルのアップロードが完了し、同期が完了すると、クライアント10のファイルリスト更新手段18は、書き込み回数の値をリセットし、差分ファイルリストをファイルリスト記憶手段13から削除する。
一方、サーバ30では、通信データ管理手段33が、受信したファイルを記憶手段31に格納し、ファイルリスト更新手段34が、ファイルリストを最新の状態に更新する。
差分ファイルリスト同期手段35は、ファイルリスト内に差分情報が付加されていた場合には、ファイルが更新された時点で差分情報を削除する。これにより、同期が完了する。
(5)不正ログインへの対応
次に、クライアント10の紛失時に正規利用者以外の者(第三者)が不正ログインし、クライアントの内部の情報を読み取ろうとした場合の動作について説明する。
日頃の正規利用者の操作は、操作検出手段22により検出され、その操作は、操作パターン記憶手段23に記憶される(ステップ80)。
また、操作検出手段22は、UI(User Interface、図示せず)での操作を検出すると(ステップ81)、この操作と操作パターン記憶手段23に記憶された操作パターンとを比較する(ステップ82)。
比較の結果、それらが異なると判断した場合、パスワード確認UI手段24は、利用者にパスワードの入力を求める(ステップ83)。
パスワード確認UI手段24は、パスワードが入力されると、このパスワードが正しいか否かを判断する(パスワード認証、ステップ84)
認証の結果、入力されたパスワードが正しい場合は、正規利用者とみなし、操作パターン記憶手段23に操作パターンを追加する(ステップ85、ステップ86)。
一方、パスワードが不正だった場合は、第三者の操作とみなし、記憶手段11の内部のファイルをすべて削除する(ステップ87、ステップ88)。
これにより、不正利用者がクライアント10に格納されている情報を読み取ることが不可能となる。
ファイルを削除する場合、重要な情報であるファイルを削除してしまうことで情報の漏洩を防ぐことはできるが、同時に、重要な情報も失われてしまう。
本実施形態の場合、クライアント10に格納されているファイルは、サーバ30にコピーされているため、情報の紛失は避けることができる。
(6)差分ファイルリストにファイルの更新履歴を含む場合
前述の(1)〜(5)においては、差分ファイルリストにファイルの更新履歴を含まない場合について、説明した。
ここでは、差分ファイルリストにファイルの更新履歴を含む場合の動作手順について説明する。
なお、更新履歴を含む場合における初期設定及び運用については、(1)、(2)と同じである。
クライアント10を第一ネットワーク41から切り離した状態で、アプリケーション12により書き込み要求が行われ、ファイル書込制御手段19の許可の下、ファイルが更新された場合、更新されたファイルは、ファイルリスト更新手段18により検知され、ファイルリスト更新手段18によりファイルリストと差分ファイルリストが更新される(図10のステップ50〜ステップ55)。
アプリケーション12が更新履歴を保持している場合、その情報も差分ファイルリストに含まれる。
メール送信手段16は、ファイルリスト更新手段18で作成(更新)された差分ファイルリストを電子メールとしてサーバ30へ送信する(ステップ56)。
ただし、第二ネットワーク42が接続されておらず、電子メールでの送信も不可能な場合、もしくは、その他の要因でメールが送信できない場合には、USBメモリ制御手段21を経由してUSBメモリ50に差分ファイルリストがコピー(格納)される(ステップ57)。
この状態で、クライアント10を紛失した場合について説明する。
サーバ30の差分ファイルリスト同期手段35は、クライアント10から送信してきた電子メールを受信する(ステップ58)。また、USBメモリ制御手段37は、USBメモリ接続手段36に接続されたUSBメモリ50から差分ファイルリストを受け取る(ステップ59)。この差分ファイルリストは、差分ファイルリスト同期手段35へ送られる。
差分ファイルリスト同期手段35は、ファイルリスト内に格納されているファイルの情報について、差分ファイルリストに含まれる更新履歴にもとづき、非同期更新日時、非同期サイズの値を更新する(図7参照、ステップ60)。これにより、記憶手段31に格納されているファイルがサーバ30に格納されているファイルと非同期状態であることがわかるようになる。
ファイルリスト表示手段38は、ファイルリストの内容を表示することができる(ステップ61)。これにより、システム管理者は、ファイルリストに格納されている情報を参照することができる。
ファイルリストには記憶手段31に格納されているファイルリストが登録されているが、ファイルリスト表示手段38の画面上では、ファイルリストの中からクライアント10のPC IDを検索し、クライアント10に格納されていたファイルの情報を表示することができる。
ファイルリストには、ファイルの名前、サイズに加え、記憶手段31の中の格納場所が登録されているため、実際にファイルの中身を参照することができる。
また、ファイルについては、クライアント10のファイルとサーバ30とでは非同期であることを確認することができ、ファイルについては同期していることが確認できる。
[ファイル管理プログラム]
次に、ファイル管理プログラムについて説明する。
上記の実施形態におけるコンピュータ(クライアント、サーバ、クライアントサーバシステム)のファイル管理機能(ファイル管理方法を実行するための機能)は、記憶手段(例えば、ROM(Read only memory)やハードディスクなど)に記憶されたファイル管理プログラムにより実現される。
ファイル管理プログラムは、コンピュータの制御手段(CPU(Central Processing Unit)など)に読み込まれることにより、コンピュータの構成各部に指令を送り、所定の処理、たとえば、接続監視手段の接続監視処理、ファイルリスト比較手段の比較処理、ファイルアップロード手段のアップロード処理、書き込み許可判定手段の書き込み許可判定処理、メール送信手段のメール送信処理、差分ファイルリスト同期手段の差分ファイルリスト作成更新処理、ファイルリスト更新手段のファイルリスト作成更新処理、ファイル書込制御手段の書込制御処理、USBメモリ制御手段の書込処理、サーバの通信データ管理手段の情報送受信処理、ファイルリスト更新手段のファイルリスト作成更新処理、差分ファイルリスト同期手段の差分ファイルリスト作成更新処理、USBメモリ制御手段の取り出し処理などを行わせる。
これによって、ファイル管理機能は、ソフトウエアであるファイル管理プログラムとハードウエア資源であるコンピュータ(クライアント、サーバ、クライアントサーバシステム)の各構成手段とが協働することにより実現される。
なお、ファイル管理機能を実現するためのファイル管理プログラムは、コンピュータのROMやハードディスクなどに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、CD−ROM(Compact disk−Read only memory)等の記憶媒体を内蔵し、クライアントやサーバに外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAM等にロードされて、CPU(制御手段)により実行される。この実行により、上述した実施形態のクライアントやサーバの機能が実現される。
さらに、コンピュータでファイル管理プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有されたファイル管理プログラムを、ネットワークを利用して自己の有するRAM(Random access memory)や外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされたファイル管理プログラムも、CPUにより実行され、上記実施形態のクライアントやサーバのファイル管理機能を実現する。
以上説明したように、本実施形態のクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータファイル管理方法及びファイル管理プログラムによれば、クライアント10とサーバ30のそれぞれに格納されたファイルの更新日等の所定の情報をファイルリストとして管理し、これらを比較することで、クライアント10での更新の有無を容易に把握できる。
また、この比較は、ファイルリストの比較であって、実態ファイルの比較ではない。つまり、実態ファイルに比べて圧倒的にデータ量の少ないファイルリストを用いて比較処理を行うこととした。このため、ファイルのデータ量に関係なく、その比較処理を迅速に行って、更新の有無を瞬時に把握することができる。
さらに、比較の結果、更新されたことがわかると、クライアント10に格納されているファイルのすべてではなく、更新されたファイルのみをサーバ30へ送信することとした。このため、データ送信量が最小限ですみ、同期処理を迅速に行うことができる。
また、ファイルの更新日やファイルサイズがファイルリストとして管理されているため、このファイルリストを確認することで、ファイルの更新が最新のものであるか否かを容易に把握できる。
以上、本発明のクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータファイル管理方法及びファイル管理プログラムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るクライアントサーバシステム、クライアントコンピュータファイル管理方法及びファイル管理プログラムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、クライアントとサーバがそれぞれ一つずつ備えられたクライアントサーバシステムを示したが、それぞれ一つずつに限るものではなく、複数備えることもできる。
本発明は、クライアントとサーバとの間のファイルの同期に関する発明であるため、クライアントやサーバを備えたシステムに利用可能である。
本発明の実施形態におけるクライアントサーバシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるクライアントの構成を示すブロック図である。 クライアントの記憶手段に格納されたフォルダやファイルの構成を示すブロック図である。 クライアントで作成されるファイルリストの構成を示す図表である。 差分ファイルリストの構成を示す図表である。 本発明の実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。 サーバで作成されるファイルリストの構成を示す図表である。 本発明の実施形態におけるクライアントサーバシステムの動作(初期設定)を示す動作手順図である。 クライアントが第一ネットワークに接続された状態での運用の手順を示す動作手順図である。 クライアントが第一ネットワークから切り離された場合の運用の動作を示す動作手順図である。 クライアントが第一ネットワークに再度接続され、サーバと通信可能となった場合の動作を示す動作手順図である。 クライアントの紛失時に正規利用者以外の者(第三者)が不正ログインし、クライアントの内部の情報を読み取ろうとした場合の動作を示す動作手順図である。 サーバの記憶手段の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 クライアントサーバシステム
10 クライアント
11 記憶手段
12 アプリケーション
13 ファイルリスト記憶手段
14 データ送受信手段
14−1 接続監視手段
14−2 ファイルリスト比較手段
14−3 ファイルアップロード手段
15 書き込み許可判定手段
16 メール送信手段
17 差分ファイルリスト同期手段
18 ファイルリスト更新手段
19 ファイル書込制御手段
20 USBメモリ接続手段
21 USBメモリ制御手段
22 操作検出手段
23 操作パターン記憶手段
24 操作判定手段
25 パスワード確認UI手段
30 サーバ
31 記憶手段
32 ファイルリスト記憶手段
33 通信データ管理手段
34 ファイルリスト更新手段
35 差分ファイルリスト同期手段
36 USBメモリ接続手段
37 USBメモリ制御手段
38 ファイルリスト表示手段
41 第一ネットワーク
42 第二ネットワーク
50 USBメモリ

Claims (11)

  1. 一又は二以上のファイルを記憶するクライアント側記憶手段と、
    このクライアント側記憶手段に記憶された各前記ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成するクライアント側ファイルリスト更新手段と
    を有するクライアントコンピュータと、
    一又は二以上のファイルを記憶するサーバ側記憶手段と、
    このサーバ側記憶手段に記憶された各前記ファイルに対応する所定の情報をサーバ用ファイルリストとして作成するサーバ側ファイルリスト更新手段と、
    前記サーバ用ファイルリストを前記クライアントコンピュータへ送信するサーバ側送信手段と
    を有するサーバコンピュータとを備え、
    前記クライアントコンピュータが、
    前記サーバコンピュータから送信されてきた前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとを比較するファイルリスト比較手段と、
    前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを前記サーバコンピュータへ送信するクライアント側送信手段とを有し、
    前記サーバコンピュータが、
    前記差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを受信するサーバ側受信手段を有し、
    前記サーバ側記憶手段が、前記差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを記憶し、
    前記クライアントコンピュータが、
    前記クライアント用ファイルリストを電子メールで前記サーバコンピュータへ送信するメール送信手段と、
    前記サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する接続監視手段とを有し、
    前記構内通信網によるデータの送受信ができないときに、前記メール送信手段が、電子メールで、前記クライアント用ファイルリストを前記サーバコンピュータへ送信する
    ことを特徴とするクライアントサーバシステム。
  2. 前記クライアントコンピュータが、ファイルを作成する作成手段を有し、
    前記クライアント側記憶手段が、前記作成手段で作成されたファイルを記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載のクライアントサーバシステム。
  3. 前記ファイルに対応する所定の情報が、更新日時データ及び/又はファイルサイズデータを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のクライアントサーバシステム。
  4. 前記サーバコンピュータが、前記サーバ用ファイルリストを表示する表示手段を有した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクライアントサーバシステム。
  5. 前記クライアントコンピュータが、
    前記クライアント側記憶手段に記憶されたファイルが更新されたことを検知する更新検知手段を有し、
    前記クライアント側ファイルリスト更新手段が、前記ファイルの更新が検知されると、前記クライアント用ファイルリストを更新する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のクライアントサーバシステム。
  6. 前記クライアントコンピュータが、
    持ち運び可能な記録媒体が接続される記録媒体接続手段と、
    前記差異に関係するファイル及び/又は前記クライアント用ファイルリストを前記記録媒体に記憶させる記録媒体制御手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のクライアントサーバシステム。
  7. 前記接続監視手段が、前記サーバコンピュータとの間でデータの送受信ができないと判断したときに、前記記録媒体制御手段が、前記差異に関係するファイル及び/又は前記クライアント用ファイルリストを前記記録媒体に記憶させる
    ことを特徴とする請求項6記載のクライアントサーバシステム。
  8. 前記クライアントコンピュータが、
    利用者の操作パターンを記憶する操作パターン記憶手段と、
    実行された操作と前記操作パターンとを比較する操作判定手段と、
    比較の結果、前記実行された操作と前記操作パターンが異なるときに、利用者認証を行う認証手段と、
    前記利用者認証の結果、正規の利用者でないと判断したときに、前記クライアント側記憶手段に記憶されているファイルを削除するファイル制御手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のクライアントサーバシステム。
  9. 一又は二以上のファイルを記憶するクライアント側記憶手段と、
    各前記ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成するクライアント側ファイルリスト更新手段と、
    サーバコンピュータから送信されてきたサーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとを比較するファイルリスト比較手段と、
    前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを前記サーバコンピュータへ送信するクライアント側送信手段と、
    前記クライアント用ファイルリストを電子メールで前記サーバコンピュータへ送信するメール送信手段と、
    前記サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する接続監視手段とを有し、
    前記構内通信網によるデータの送受信ができないときに、前記メール送信手段が、電子メールで、前記クライアント用ファイルリストを前記サーバコンピュータへ送信する
    ことを特徴とするクライアントコンピュータ。
  10. クライアントコンピュータのクライアント側ファイルリスト更新手段が、前記クライアントコンピュータのクライアント側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成する処理と、
    サーバコンピュータのサーバ側送信手段が、前記サーバコンピュータのサーバ側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報をサーバ用ファイルリストとして前記クライアントコンピュータへ送信する処理と、
    前記クライアントコンピュータのファイルリスト比較手段が、前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとを比較する処理と、
    前記クライアントコンピュータのクライアント側送信手段が、前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを前記サーバコンピュータへ送信する処理と、
    前記サーバコンピュータの前記サーバ側記憶手段が、前記差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを記憶する処理と
    を初期設定において実行し、
    前記クライアントコンピュータの接続監視手段が、前記サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する処理と、
    前記クライアント側記憶手段に記憶されたファイルが更新されると、前記クライアントコンピュータの更新手段が、前記クライアント用ファイルリストを更新する処理と、
    前記構内通信網によるデータの送受信ができるものと判断された場合であって、前記クライアント用ファイルリストが更新されたときに、前記ファイルリスト比較手段が、前記サーバコンピュータから受信した前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとを比較し、前記クライアント側送信手段が、前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとの差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを、前記構内通信網により前記サーバコンピュータへ送信し、
    一方、前記構内通信網によるデータの送受信ができないものと判断された場合であって、前記クライアント用ファイルリストが更新されたときに、前記クライアント側送信手段は、前記差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストの前記サーバコンピュータへの前記構内通信網による送信を行わず、前記クライアントコンピュータのメール送信手段が、電子メールで、前記クライアント用ファイルリストを前記サーバコンピュータへ送信する処理と
    を運用において実行する
    ことを特徴とするファイル管理方法。
  11. 一又は二以上のファイルを記憶する処理と、
    各前記ファイルに対応する所定の情報をクライアント用ファイルリストとして作成する処理と、
    サーバコンピュータのサーバ側記憶手段に記憶された各ファイルに対応する所定の情報として作成されたサーバ用ファイルリストを前記サーバコンピュータから受信する処理と、
    前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとを比較する比較処理と、
    前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとの間に差異があるときに、この差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを前記サーバコンピュータへ送信する処理と
    を初期設定においてクライアントコンピュータに実行させるとともに、
    運用において、
    前記サーバコンピュータとの間で構内通信網によりデータの送受信ができるか否かを判断する処理と、
    クライアント側記憶手段に記憶された前記ファイルが更新されると、前記クライアント用ファイルリストを更新する処理と、
    前記構内通信網によるデータの送受信ができるものと判断された場合であって、前記クライアント用ファイルリストが更新されたときに、前記サーバコンピュータから受信した前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとを比較し、前記サーバ用ファイルリストと前記クライアント用ファイルリストとの差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストとを、前記構内通信網により前記サーバコンピュータへ送信し、
    一方、前記構内通信網によるデータの送受信ができないものと判断された場合であって、前記クライアント用ファイルリストが更新されたときに、前記差異に関係するファイルと前記クライアント用ファイルリストの前記サーバコンピュータへの前記構内通信網による送信を行わず、電子メールで、前記クライアント用ファイルリストを前記サーバコンピュータへ送信する処理と
    を前記クライアントコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするファイル管理プログラム。
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