JP5214945B2 - 含フッ素化合物および界面活性剤組成物 - Google Patents

含フッ素化合物および界面活性剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、含フッ素化合物および界面活性剤組成物に関する。
界面活性剤は、添加した液体の界面に集まって並び、該液体の表面張力を低下させることから、たとえば、浸透性を向上させる目的等で広く使用される。特に、含フッ素アルキル基を疎水基とした界面活性剤は、コーティング用組成物等に添加することで、優れた浸透性、濡れ性、およびレベリング性を示す。そのため、これまでに各種構造の含フッ素化合物を含有する界面活性剤組成物が示されている。
たとえば、レベリング剤や浸透剤等として用いられる界面活性剤組成物に含有される含フッ素化合物としては、アミンオキシドを有する含フッ素化合物が示されている(特許文献1)。
しかし、前記のような用途においては、より少ない使用量で高い性能を発現することが求められることから、より低濃度で優れた表面張力低下能を示す界面活性剤組成物が望まれている。
特開2003−183242号公報
本発明は、低濃度でも優れた表面張力低下能を示す界面活性剤として有効な含フッ素化合物、および該含フッ素化合物を含有する界面活性剤組成物ならびに該含フッ素化合物を含有する組成物の製造方法を提供する。
また、本発明は、特に前記界面活性剤として有効な含フッ素化合物の原料として有効な含フッ素化合物を提供する。
本発明は下式(I)で表される含フッ素化合物を提供する。
Figure 0005214945
ただし、式(I)中、Rf 11 およびRf 21 がC 13 であり、A およびB が水酸基を有する炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、R 11 が炭素原子数2または3のアルキレン基であり、R 21 およびR 31 が炭素原子数1〜4のアルキル基である。
本発明の界面活性剤組成物は、前記式(I)で表される含フッ素化合物のいずれかを含有する。
また、本発明の界面活性剤組成物は、下式(Ia)で表される含フッ素化合物、および下式(Ib)で表される含フッ素化合物をさらに含有していてもよい。
Figure 0005214945
Figure 0005214945
ただし、式(Ia)及び式(Ib)中の記号は前記式(I)における記号と同じ意味を示す。
また、本発明の界面活性剤組成物は、さらに下式(II)で表される含フッ素化合物をさらに含有しいてもよい。
Figure 0005214945
ただし、式(II)、Rf がC 13 であり、X が水酸基を有する炭素原子数2〜4のアルキレン基である。11、R21、R31 前記式(I)における記号と同じ意味を示す。
本発明の含フッ素化合物および該含フッ素化合物を含有する界面活性剤組成物によれば、低濃度でも優れた表面張力低下能が得られる。
また、本発明の製造方法によれば、低濃度であっても優れた表面張力低下能を示す含フッ素化合物を含有する組成物が得られる。
また、本発明の、特に原料として有効な含フッ素化合物を用いれば、低濃度であっても優れた表面張力低下能を示す含フッ素化合物が容易に得られる。
[含フッ素化合物(I)]
以下、本発明の含フッ素化合物である、下式(I)で表される化合物(以下、含フッ素化合物(I)という)について説明する。
Figure 0005214945
含フッ素化合物(I)におけるRf11は、炭素原子数1〜14の、パーフルオロアルキル基またはパーフルオロエーテル基である。
パーフルオロアルキル基とは、アルキル基の全ての水素原子がフッ素原子に置換された基を意味する。
Rf11がパーフルオロアルキル基である場合は、炭素原子数は4〜6であることが好ましく、6(C13)であることが特に好ましい。また、パーフルオロアルキル基は直鎖状であっても分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
パーフルオロエーテル基とは、パーフルオロアルキル基中の1箇所以上の炭素−炭素原子間にエーテル性酸素原子が挿入された基を意味する。
Rf11がパーフルオロエーテル基である場合は、炭素原子数が4〜6であることがより好ましく、6であることが特に好ましい。また、パーフルオロエーテル基は、直鎖状であっても分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
Rf11がパーフルオロエーテル基である場合の具体例としては、たとえば、COCが挙げられる。
Rf21は、Rf11と同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。
また、Rf11とRf21は、互いに同じであっても異なっていてもよく、同じであることが好ましい。
は、2価の連結基である。
2価の連結基としては、たとえば、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−CO−、−CO−、−NH−、−N(R)−(Rは炭素原子数が1〜3のアルキル基である)、2価の脂肪族炭化水素基、2価の芳香族炭化水素基、またはこれらを組み合わせた基等が挙げられ、置換基を有していてもよい。置換基としては、ハロゲン原子、水酸基等が挙げられ、水酸基が好ましい。また、前記2価の脂肪族炭化水素基は直鎖状であっても分岐状であってもよい。また、前記2価の脂肪族炭化水素基中の炭素原子は、エーテル性酸素原子、チオエーテル性硫黄原子、エステル結合、カルボニル基等に置換されていてもよい。
好ましい2価の連結基としては、置換基を有していてもよい炭素原子数1〜12のアルキレン基、−CO−、−NH−、−N(R)−、−CH(OH)−、−CH(CHOH)−、−O−、−S−、またはこれらの組み合わせからなる基が挙げられる。前記アルキレン基は直鎖状であっても分岐状であってもよい。
なかでも、Aは、置換基を有していてもよく、基中の炭素原子がエーテル性酸素原子に置換されていてもよい炭素原子数1〜6のアルキレン基であることがより好ましく、置換基として水酸基を有する炭素原子数2〜4のアルキレン基であることが特に好ましい。
は、2価の連結基であり、Aと同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。
また、AとBは、互いに同じであっても異なっていてもよく、同じであることが好ましい。
また、Rf11−AとRf21−Bは、互いに同じであっても異なっていてもよく、同じであることが好ましい。
11は、炭素原子数2〜6のアルキレン基であり、置換基を有していてもよい。
置換基としては、Aで挙げたものと同じものが挙げられ、水酸基が好ましい
11は、直鎖状であっても分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
11の炭素原子数は、2または3であることが特に好ましい。
21およびR31は、相互に独立に、炭素原子数1〜6のアルキル基であり、置換基を有していてもよい。
置換基としては、Aで挙げたものと同じものが挙げられ、水酸基が好ましい。
21およびR31は、各々直鎖状であっても分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
21およびR31は、各々炭素原子数1〜6のアルキル基であるのが好ましく、炭素原子数1〜4のアルキル基であるのがより好ましい。また、R21とR31は互いに同一であることが好ましい。
また、R21とR31により炭素原子数4〜12の環が形成されていてもよい。また、該環を形成する炭素原子が、水素原子もしくはアルキル基のいずれかが結合した窒素原子または酸素原子に置換されていてもよい。具体的な環構造としては、たとえば、ピペリジン環、モルホリン環、N−アルキルピペラジン環が挙げられる。
含フッ素化合物(I)は特に限定されないが、具体例としては、たとえば表1に例示するものが挙げられる。
Figure 0005214945
また、R21とR31により炭素原子数4〜12の環が形成されている含フッ素化合物(I)としては、たとえば、下式で表されるものが挙げられる。
Figure 0005214945
なかでも、含フッ素化合物(I)は、Rf11およびRf21が炭素原子数4〜6のパーフルオロアルキル基であり、AおよびBが置換基を有していてもよく、基中の炭素原子がエーテル性酸素原子に置換されていてもよい炭素原子数1〜6のアルキレン基であることが好ましい(たとえば、表1のI−1〜I−13)。
また、特に好ましい含フッ素化合物(I)は、Rf11およびRf21がC13であり、R11が炭素原子数2または3のアルキレン基であり、AおよびBが置換基として水酸基を有する炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、R21およびR31が炭素原子数1〜4のアルキル基である含フッ素化合物である(たとえば、表1のI−3〜I−8)。
[界面活性剤組成物]
本発明の界面活性剤組成物は、含フッ素化合物(I)を含有する組成物である。含有される含フッ素化合物(I)は1種のみであってもよく、2種以上であってもよい。
界面活性剤組成物中の含フッ素化合物(I)の含有量は、当該界面活性剤組成物の総質量(100質量%)に対して、0.0001〜10質量%であることが好ましく、0.0005〜5質量%であることがより好ましい。
含フッ素化合物(I)の含有量が0.0001質量%以上であれば、表面張力を下げる効果、水/有機溶媒間の界面張力を下げる効果等が充分に得られやすい。含フッ素化合物(I)の含有量が10質量%以下であれば、界面活性剤組成物中に含まれる他の成分の有する効果を妨げるのを抑えやすい。
ただし、前記含有量は、界面活性剤組成物の使用時における含有量を意味する。すなわち、含フッ素化合物(I)を10質量%含む界面活性剤組成物(製品)を10倍に希釈して用いる場合は、前記含有量は1質量%となる。含フッ素化合物(I)を2種以上用いる場合は、その合計量が前記範囲内であることが好ましい。
また、本発明の界面活性剤組成物は、下式(Ia)で表される含フッ素化合物(以下、含フッ素化合物(Ia)という)および下式(Ib)で表される含フッ素化合物(以下、含フッ素化合物(Ib)という)をさらに含有してもよい。
Figure 0005214945
Figure 0005214945
ただし、式(Ia)および式(Ib)中の記号は式(I)における記号と同じものを意味する。
界面活性剤組成物が含フッ素化合物(I)、含フッ素化合物(Ia)、および含フッ素化合物(Ib)を含有する場合は、それらの混合比は特に限定されない。また、界面活性剤組成物中の前記含フッ素化合物(I)〜(Ib)を合計した含有量は、当該界面活性剤組成物の総質量(100質量%)に対して、0.0001〜10質量%であることが好ましく、0.0005〜5質量%であることがより好ましい。
ただし、前記含有量は、界面活性剤組成物の使用時における含有量を意味する。すなわち、含フッ素化合物(I)、含フッ素化合物(Ia)、および含フッ素化合物(Ib)を合計して10質量%含む界面活性剤組成物(製品)を10倍に希釈して用いる場合は、前記含有量は1質量%となる。含フッ素化合物(I)、含フッ素化合物(Ia)、および含フッ素化合物(Ib)のうち少なくとも1つを2種以上用いる場合(例えば、1種の含フッ素化合物(I)と2種類の含フッ素化合物(Ia)と1種の含フッ素化合物(Ib)を用いる場合等)は、その合計量が前記範囲内であることが好ましい。
また、本発明の界面活性剤組成物は、前記含フッ素化合物(I)〜(Ib)に加えて、さらに下式(II)で表される含フッ素化合物(以下、含フッ素化合物(II)という)を含有していてもよい。
Figure 0005214945
ただし、式(II)中の記号は以下の意味を示す。
Rfは、炭素原子数1〜14の、パーフルオロアルキル基またはパーフルオロエーテル基である。Xは2価の連結基である。また、R11、R21、およびR31は、前記式(I)における記号と同じである。
Rfは、Rf11と同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。XはAで挙げたものと同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。
Rf−Xは、Rf11−AまたはRf21−Bと同じであることが好ましい。
界面活性剤組成物が含フッ素化合物(II)を含有する場合は、含フッ素化合物(I)(物質量:M)、含フッ素化合物(Ia)(物質量:MIa)、および含フッ素化合物(Ib)(物質量:MIb)のそれぞれの物質量の合計[M+MIa+MIb]と、含フッ素化合物(II)の物質量MIIとのモル比が[M+MIa+MIb]:MII=10:90〜95:5であることが好ましく、15:85〜90:10であるのがより好ましい。
含フッ素化合物(I)、(Ia)、(Ib)の合計量を前記モル比([M+MIa+MIb]:MII=10:90)よりも多くすれば、充分な表面張力低下能を得やすい。
本発明の界面活性剤組成物は、前記含フッ素化合物の他に、溶媒、他の添加剤等を含んでいてもよい。
溶媒としては、たとえば、水、有機溶媒等が挙げられる。
有機溶媒としては、たとえば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、t−ブタノール等のアルコール類;酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、N−メチルピロリドン等の極性溶媒;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のグリコールエーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ピリジン、ピペラジン等の含窒素系溶媒;ヘキサン、オクタン、デカン、イソヘキサン等のパラフィン類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、m−キシレンヘキサフルオリド等の含フッ素溶媒等が挙げられる。
溶媒は1種のみを単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
他の添加剤としては、特に限定はなく、当該界面活性剤組成物の用途等に応じて適宜選択すればよい。
本発明の界面活性剤組成物は、各種液体に添加することにより、該液体の表面張力を溶媒組成に制限されずに下げることができる。また、その表面張力低下能により、添加した液体にレベリング性、浸透性、起泡性、洗浄性、乳化性等の機能を付与できる。また、本発明の界面活性剤組成物は、低濃度でも充分な表面張力低下能を発揮できるため、各種用途に好適に用いることができる。
本発明の界面活性剤組成物の用途としては、たとえば、浸透剤、濡れ性改良剤、レベリング剤、塗料・顔料添加剤、乳化剤、消火薬剤、床ワックス、洗浄剤、起泡剤、消泡剤、潤滑剤、オイルフィールド、防錆剤、帯電防止剤、撥水剤、浮遊選鉱剤、平滑剤、脱墨剤等が挙げられる。
[含フッ素化合物(III)]
次に、下式(III)で表される含フッ素化合物(以下、含フッ素化合物(III)という)について説明する。含フッ素化合物(III)は、特に含フッ素化合物(I)の原料として有用である。
Figure 0005214945
含フッ素化合物(III)におけるRf12およびRf22は、炭素原子数1〜14の、パーフルオロアルキル基またはパーフルオロエーテル基である。Rf12およびRf22は、Rf11で挙げたものと同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。また、Rf12とRf22は、互いに同じであっても異なっていてもよく、同じであることが好ましい。
およびBは2価の連結基であり、Aで挙げたものと同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。また、AとBは、互いに同じであっても異なっていてもよく、同じであることが好ましい。
また、Rf12−AとRf22−Bは、互いに同じであっても異なっていてもよく、同じであることが好ましい。
12は、炭素原子数2〜6のアルキレン基であり、置換基を有していてもよい。また、R12は、R11と同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。
22およびR32は、相互に独立に、炭素原子数1〜6のアルキル基であり、置換基を有していてもよい。R22およびR32は、R21およびR31と同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。
含フッ素化合物(III)は特に限定されないが、具体例としては、たとえば表2に例示するものが挙げられる。
Figure 0005214945
また、R22とR32により炭素原子数4〜12の環が形成されていてもよい。R22とR32により炭素原子数4〜12の環が形成されている含フッ素化合物(III)としては、たとえば、下式で表されるものが挙げられる。
Figure 0005214945
含フッ素化合物(III)は、AおよびBが置換基を有していてもよく、基中の炭素原子がエーテル性酸素原子に置換されていてもよい炭素原子数1〜12のアルキレン基であり、R12が炭素原子数2〜6のアルキレン基であり、R22およびR32が炭素原子数1〜6のアルキル基であることが好ましい。
また、Rf12およびRf22が炭素原子数4〜6の、パーフルオロアルキル基またはパーフルオロエーテル基であり、AおよびBが置換基を有していてもよく、基中の炭素原子がエーテル性酸素原子に置換されていてもよい炭素原子数1〜6のアルキレン基であることが好ましい(たとえば、表2のIII−1〜III−13)。
特に好ましい含フッ素化合物(III)は、Rf12およびRf22が炭素原子数4〜6の、パーフルオロアルキル基またはパーフルオロエーテル基であり、AおよびBが置換基を有していてもよく、基中の炭素原子がエーテル性酸素原子に置換されていてもよい炭素原子数1〜6のアルキレン基であり、R12が炭素原子数2〜6のアルキレン基であり、R22およびR32が炭素原子数1〜6のアルキル基である含フッ素化合物である(たとえば、表2のIII−1〜III−8)。
含フッ素化合物(III)を原料として含フッ素化合物(I)を製造する場合には、含フッ素化合物(I)のRf11、Rf21、A、B、R11、R21、R31は、それぞれ含フッ素化合物(III)におけるRf12、Rf22、A、B、R12、R22、R32と同じになる。
[製造方法]
本発明の含フッ素化合物(I)の製造方法は、下式で示すように、式(IV)で表される含フッ素化合物(以下、含フッ素化合物(IV)という)と、式(V)で表される化合物(以下、化合物(V)という)とを反応させて、前記含フッ素化合物(III)および下式(VI)で表される含フッ素化合物(以下、含フッ素化合物(VI)という)の混合物を得る工程(工程(a))と、得られた該混合物に−O−O−結合を有する化合物を反応させる工程(工程(b))とを有する方法である。これにより、含フッ素化合物(I)、(Ia)、(Ib)、および(II)を含有する組成物が得られる。
Figure 0005214945
含フッ素化合物(IV)におけるRfは、炭素原子数1〜14の、パーフルオロアルキル基またはパーフルオロエーテル基である。Rfは含フッ素化合物(I)におけるRf11で挙げたものと同じものが挙げられ、好ましい態様も同じである。
また、Mは2価の連結基または単結合である。2価の連結基としては、アルキレン基、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−CO−、−CO−、−NH−、−N(R)−(Rは炭素原子数が1〜3のアルキル基である)、またはこれらの組み合わせが挙げられ、置換基を有していてもよい。アルキレン基は直鎖状であっても分岐状であってもよい。置換基としては、Aで挙げたものと同じものが挙げられる。
は反応性基である。ただし、本発明において含フッ素化合物(IV)が有する反応性基とは、含フッ素化合物(IV)と化合物(V)の1級アミン部位とを反応させるための基である。
としては、たとえば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、塩化アシル基、フッ化アシル基、臭化アシル基、ヨウ化アシル基等のハロゲン化アシル基、カルボキシル基、カルボン酸エステル基、エポキシ基が挙げられる(表3)。
化合物(V)におけるR12、R22、R32は、前記式(III)におけるR12、R22、R32とそれぞれ同じ意味を示す。
Figure 0005214945
本発明では、工程(a)において、含フッ素化合物(IV)と化合物(V)とを反応させることにより、含フッ素化合物(III)と含フッ素化合物(VI)が得られる。
含フッ素化合物(IV)におけるRfは、工程(a)における反応により、含フッ素化合物(III)のRf12およびRf22、ならびに含フッ素化合物(VI)のRfとなる。
また、含フッ素化合物(IV)におけるM−Zは、工程(a)における反応により、含フッ素化合物(III)のAおよびB、ならびに含フッ素化合物(VI)のXとなる。
−Zは、工程(a)における反応後、Zが脱離してMのみが前記A、B、およびXとなる場合と、MとZとから前記A、B、およびXが導かれる場合とがある。
のみがA、BおよびXとなる場合としては、たとえば、Mがアルキレン基であり、Zがハロゲン原子であるM−Z等が挙げられる(表2のIII−10、III−11の合成)。
また、MとZとから前記2価の連結基が導かれる場合としては、たとえば、Mがアルキレン基であり、Zがエポキシ基であるM−Z等が挙げられる(表2のIII−1〜III−9およびIII−12〜III−13の合成)。また、Mが単結合であり、Zがハロゲン化アシル基であるM−Z等が挙げられる(表2のIII−14〜III−16の合成)。
含フッ素化合物(IV)および化合物(V)は、1種のみを単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
含フッ素化合物(IV)が1種である場合は、含フッ素化合物(III)のRf12−AおよびRf22−B、ならびに含フッ素化合物(VI)のRf−Xが同じになる。
含フッ素化合物(IV)が2種以上である場合、それぞれの含フッ素化合物(IV)の反応活性、混合比によっても異なるが、含フッ素化合物(III)は、Rf12−AおよびRf22−Bが同じであるものと異なるものとの混合物となり、含フッ素化合物(VI)もRf−Xが2種以上の混合物となる。


以上説明したように、工程(a)では、含フッ素化合物(IV)と化合物(V)とを反応させることにより、含フッ素化合物(III)と含フッ素化合物(VI)との混合物が得られる。
具体例としては、たとえば、Mがメチレンであり、Zがエポキシ基である、下式(IV−A)で表される含フッ素化合物と、化合物(V)とを反応させることにより、下式(III−A)で表される含フッ素化合物および下式(VI−A)で表される含フッ素化合物の混合物が得られる。
Figure 0005214945
Figure 0005214945
Figure 0005214945
ただし、式(III−A)、(IV−A)、(VI−A)中の記号は前記式(III)、(IV)、(VI)における記号と同じ意味を示す。
含フッ素化合物(IV)(物質量:MIV)と化合物(V)(物質量:M)との反応は、モル比をMIV:M=1.1:1.0〜2.0:1.0として行うことが好ましく、MIV:M=1.15:1.0〜1.8:1.0として行うことがより好ましい。
化合物(V)1モルに対する含フッ素化合物(IV)の物質量を1.1モル以上とすることにより、充分な量の含フッ素化合物(III)が得られる。また、化合物(V)1モルに対する含フッ素化合物(IV)の物質量を2.0モル以下とすることにより、含フッ素化合物(IV)同士が二量化してしまう等の副反応の発生を抑制しやすい。
工程(b)では、得られた含フッ素化合物(III)と含フッ素化合物(VI)との混合物に、−O−O−結合を有する化合物を反応させる。これにより、含フッ素化合物(I)を含有する組成物を製造できる。また、工程(b)では、含フッ素化合物(III)に−O−O−結合を有する化合物が反応することにより、含フッ素化合物(Ia)および含フッ素化合物(Ib)も同時に生成する。
含フッ素化合物(VI)に−O−O−結合を有する化合物が反応することにより、含フッ素化合物(II)も必然的に生成する。
本発明の製造方法においては、含フッ素化合物(I)、(Ia)、(Ib)におけるRf11、Rf21、A、B、R11、R21、R31は、それぞれ含フッ素化合物(III)のRf12、Rf22、A、B、R12、R22、R32と同じとなる。また、含フッ素化合物(VI)のRf、X、R12、R22、R32は、それぞれ含フッ素化合物(II)におけるRf、X、R11、R21、R31と同じとなる。
−O−O−結合を有する化合物は、特に制限されず、たとえば、過酸化水素、過酢酸、過ギ酸、過安息香酸、過フタル酸等が挙げられ、反応後の副生成物が水であるという理由で過酸化水素が好ましい。
前記−O−O−結合を有する化合物の使用量は、含フッ素化合物(III)、または含フッ素化合物(III)と含フッ素化合物(VI)との混合物中に含まれる3級アミンの窒素原子のモル数を基準として、1.0〜5.0モル%とすることが好ましく、1.0〜4.0モル%とすることがより好ましい。
ただし、3級アミンの窒素原子のモル数は、含フッ素化合物(III)の場合、含フッ素化合物(III)1モルに対して2モルであり、含フッ素化合物(VI)の場合、含フッ素化合物(VI)1モルに対して1モルである。
含フッ素化合物(III)および含フッ素化合物(VI)と、−O−O−結合を有する化合物との反応は、下記に示す溶媒中にて行う。
溶媒としては、たとえば、水、有機溶媒等が挙げられる。
有機溶媒としては、たとえば、酢酸エチル、塩化メチレン等の難水溶性の有機溶媒、2−プロパノール(IPA)、t−ブタノール等の水溶性の有機溶媒が挙げられ、水溶性の有機溶媒を使用することが好ましい。
反応温度は、室温から反応溶媒の沸点までの間とすることが好ましく、反応溶媒によっても異なるが、反応溶媒の沸点が100℃を超える場合は、100℃以下とすることが好ましく、20〜90℃であることがより好ましい。
反応時の圧力は常圧とすることが好ましい。
以上説明した、含フッ素化合物(I)および含フッ素化合物(I)を含む界面活性剤組成物は、優れた表面張力低下能を示すため、様々な分野において好適に使用できる。また、本発明の界面活性剤組成物は、含フッ素化合物(I)、(Ia)、(Ib)、および(II)を含んだ状態でも、優れた表面張力低下能を示す。
また、本発明の製造方法によれば、含フッ素化合物(I)の他に、含フッ素化合物(Ia)、(Ib)、および(II)を含有する組成物を容易に製造できる。
また、本発明の製造方法により得られる含フッ素化合物(I)を含む界面活性剤組成物は、塗布後の表面に撥水撥油性を付与することもできると考えられる。
以下、実施例および比較例を示し、本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[容量法]
本実施例において、得られた反応液(液体)の固形分濃度の測定は、以下に示す容量法により行った。
得られた反応液の全体量(g)と、該反応液から溶媒を除去した乾燥残分(g)との比率から、固形分濃度(%)を測定した。
[実施例1]
(化合物III−4の合成)
以下、化式で表される化合物III−4(表2)の合成について説明する。
Figure 0005214945
200mL四つ口フラスコにN,N−ジエチルプロパンジアミン(19.5g)を加え、60℃に加熱した。ついで、そこに3−パーフルオロヘキシル−1,2−エポキシプロパン(95.5%、88.6g)を2時間かけて滴下し、その後60℃で27時間熟成させ、これを冷却して104.9gの反応液Aを得た。ガスクロマトグラフィー分析における反応液A中の化合物III−4の純度は39.8%であり、下式(VI−4)で表される化合物VI−4も46.9%含まれていた。
Figure 0005214945
得られた反応液AのNMRスペクトルデータを以下に示す。
HNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):1.02(6H、t)、1.66(2H、m)、2.50(14H、m)、4.12(1.5H、m)。
13CNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):9.9、11.4、24.0、27.1、35.8、35.9、36.0、45.8、46.7、48.1、51.0、53.0、55.0、60.6、61.9、63.0、63.9。
(化合物I−4の合成)
以下、下式で表される化合物I−4(表1)の合成について説明する。
Figure 0005214945
200mL四つ口フラスコに前記反応液A(35.0g)、2−プロパノール(以下、IPAという)(10g)を加え、65℃に加熱した。ついで、そこに30%過酸化水素水(7.26g)を2時間かけて滴下し、さらに65℃で反応を継続しながら随時30%過酸化水素水を全添加量が9.44gになるまで添加し、15時間反応を行った。その後、室温まで冷却し、反応液Bを75.95g回収した。容量法で反応液B中の固形分濃度を測定したところ43.7%であった。
前記固形分のNMRスペクトルデータを以下に示す。
HNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):1.01(0.4H、m)、1.28(6H、t)、2.16(4H、m)、2.70(4H、m)、3.28(6H、m)、4.10(1.5H、m)、6.22(2H、br)。
13CNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):8.1、8.2、8.3、20.7、21.4、22.1、35.8、45.8、46.3、52.3、54.3、58.4、59.0、61.8、63.5、64.2。
NMR測定およびガスクロマトグラフィー分析により、得られた反応液B中の固形分としては、化合物I−4の他に、下式で表される化合物Ia−4、Ib−4が含まれており、また、化合物VI−4および下式で表される化合物II−4も含まれていると考えられる。
Figure 0005214945
Figure 0005214945
Figure 0005214945
[実施例2]
以下に示す通りに、用いる原料の比率を変更して化合物III−4を合成した。
50mL三口フラスコにN,N−ジエチルプロパンジアミン(6.5g)を加え、60℃に加熱した。ついで、そこに3−パーフルオロヘキシル−1,2−エポキシプロパン(96%、34.3g)を2時間かけて滴下し、その後60℃で24時間熟成させ、これを冷却して39.4gの反応液Cを得た。ガスクロマトグラフィー分析における反応液C中の化合物III−4の純度は60.8%であり、下式(VI−4)で表される化合物VI−4も26.4%含まれていた。
得られた反応液CのNMRスペクトルデータを以下に示す。
HNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):1.02(6H、m)、1.65(2H、m)、2.55(14.8H、m)、4.14(1.7H、m)。
13CNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):9.9、11.3、23.6、27.1、35.9、45.8、46.7、48.1、51.0、53.0、55.0、60.7、61.9、63.0、63.9。
ついで、50mL三口フラスコに前記反応液C(10.0g)、IPA(10.0)を加え、65℃に加熱した。ついで、そこに30%過酸化水素水(2.15g)を2時間かけて滴下し、さらに65℃で反応を継続しながら随時30%過酸化水素水を全添加量が6.45gになるまで添加し、23時間反応を行った。その後、室温まで冷却し、反応液Dを23.12g回収した。容量法で反応液D中の固形分濃度を測定したところ41.4%であった。
前記固形分のNMRスペクトルデータを以下に示す。
HNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):1.01(3H、m)、1.27(6H、t)、2.50(18H、m)、3.25(6H、m)、4.1(2H、br)、5.4(2.7H、br)。
13CNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):8.2、8.3、8.4、9.7、20.7、21.6、35.7、45.8、46.3、52.2、54.6、58.4、59.2、61.0、61.9、63.8、64.3。
NMR測定およびガスクロマトグラフィー分析により、得られた反応液D中の固形分としては、化合物I−4の他に、化合物Ia−4およびIb−4が含まれており、また、化合物VI−4および化合物II−4も含まれていると考えられる。
[比較例1]
(化合物VI−4の合成)
50mL三口フラスコにN,N−ジエチルプロパンジアミン(13.0g)を加え、60℃に加熱した。ついで、そこに3−パーフルオロヘキシル−1,2−エポキシプロパン(99%、18.8g)を2時間かけて滴下し、その後60℃で18時間熟成させ、これを冷却して31.3gの反応液Eを得た。ガスクロマトグラフィー分析における反応液E中の化合物VI−4の純度は92.7%であり、主な不純物は前記2種の原料であった。
(化合物II−4の合成)
50mL三口フラスコに前記反応液E(5.46g)、IPA(5.46g)、水(2.73g)を加え、65℃に加熱した。ついで、そこに30%過酸化水素水(1.2g)を2時間かけて滴下し、さらに65℃で反応を継続しながら随時30%過酸化水素水を全添加量が2.0gになるまで添加し、16時間反応を行った。その後、室温まで冷却し、反応液Fを14.3g回収した。容量法で反応液F中の固形分濃度を測定したところ31.5%であった。
前記固形分のNMRスペクトルデータを以下に示す。
HNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):1.23(8H、m)、2.51(8H、m)、3.20(4H、m)、4.20(1H、m)。
13CNMR(300MHz、溶媒:CDCl、標準物質:ヘキサメチルジシロキサン)、σ(ppm):8.5、10.9、22.4、36.1、46.5、54.6、59.3、62.5。
NMR測定およびガスクロマトグラフィー分析により、得られた反応液F中の固形分にあたるものは、化合物II−4の他に、原料である化合物VI−4も含まれていると考えられる。
[静的表面張力の測定]
実施例および比較例で得られた含フッ素化合物を含有する反応液B、D、Fを、水で希釈して固形分濃度が0.001質量%の界面活性剤組成物とし、静的表面張力(mN/m)を測定した。
静的表面張力は、協和界面科学社製の自動表面張力計CBVP−A3型装置を使用し、ウィルヘルミー法(吊り板法)における、25℃、30分静置後の値とした。測定結果を表4に示す。
Figure 0005214945
実施例1で得られた反応液Bでは、0.001質量%という低濃度で使用しても静的表面張力が低く(23.5mN/m)、優れた表面張力低下能を示した。また、実施例2で得られた反応液Dも同様に、静的表面張力は低い値(22.5mN/m)を示し、優れた表面張力低下能を示した。
一方、比較例1で得られた反応液Fでは、同濃度における静的表面張力の値が38.5mN/mと高く、実施例1の反応液Bおよび実施例2の反応液Dよりも表面張力低下能が劣っていた。

Claims (4)

  1. 下式(I)で表される含フッ素化合物。
    Figure 0005214945
    ただし、式(I)中、Rf 11 およびRf 21 がC 13 であり、A およびB が水酸基を有する炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、R 11 が炭素原子数2または3のアルキレン基であり、R 21 およびR 31 が炭素原子数1〜4のアルキル基である。
  2. 請求項1に記載の含フッ素化合物を含有する界面活性剤組成物。
  3. 下式(Ia)で表される含フッ素化合物、および下式(Ib)で表される含フッ素化合物をさらに含有する、請求項に記載の界面活性剤組成物。
    Figure 0005214945
    Figure 0005214945
    ただし、式(Ia)及び式(Ib)中の記号は前記式(I)における記号と同じ意味を示す。
  4. 下式(II)で表される含フッ素化合物をさらに含有する、請求項に記載の界面活性剤組成物。
    Figure 0005214945
    ただし、式(II)中、Rf がC 13 であり、X が水酸基を有する炭素原子数2〜4のアルキレン基である。11、R21、R31 前記式(I)における記号と同じである。
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