JP5213130B2 - データ配信システム、切替装置及びデータ配信方法 - Google Patents

データ配信システム、切替装置及びデータ配信方法 Download PDF

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Description

本発明は、動画を配信するシステムに関し、特に、任意のビットレートの動画ストリームを配信するシステムに関する。
従来、デジタル化された動画データをネットワークに送出する場合、各種のビットレートのディジタル動画データを生成し、ネットワークの使用可能帯域に合ったビットレートを有するディジタル動画データを選択して送出している。すなわち、ビットレートが高い動画像は高画質であるが、通信路の帯域を必要とする。一方、ビットレートが低いほど画質は低いが、通信路は狭帯域でよい。このため、例えば特許文献1には、複数のデータ変換手段(各種ビット用エンコーダシステム)を用いて、異なるビットレートを有する複数のデジタル動画データに変換する符号化システムが提案されている。
特開平11−341488号公報
しかし、前述した特許文献1に記載された技術によると、あらかじめ決められた何種類かのビットレートの動画データのいずれかを送信するため、帯域変動の大きなネットワーク(例えば、無線通信ネットワーク)であった場合に、クライアント端末毎の帯域変動に対応することが困難である。また、端末毎に帯域を制御するためには、端末毎に(すなわち、端末の数だけ)ビットレート変換装置を設ける必要がある。
このため、端末毎のビットレートの変換を、より少ないリソースで実現するシステムが求められている。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成する変換装置と、前記ストリームデータを選択して出力する切替装置とを備えるデータ配信システムであって、前記切替装置は、前記ストリームデータのレート毎に、前記ストリームデータを格納するリングバッファを備え、前記ストリームデータを読み出す前記リングバッファを選択し、前記選択されたリングバッファからGOPのデータを読み出すことによって、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを、前記GOP毎に選択し、前記選択されたGOPによって、所望のレートのストリームデータを生成する。
本発明の代表的な実施の形態によれば、リアルタイムに生成される動画像を適切なビットレートに変換して送信するシステムを、少ないリソースで実現することができる。
本発明の第1の実施の形態の動画ストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態のマルチプレクサの動作を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のストリーム切替装置7A〜7Eによる処理を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のStream Switcherスレッドによる処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法1)フローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法2)フローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の方法1によってレートが選択された映像データの変化を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態の動画ストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態のマルチプレクサの動作を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のストリーム切替装置による処理を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態のStream Switcherスレッドによる処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法1)フローチャートである。 本発明の第2の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法2)フローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の動画ストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。 従来のビットレート変換装置によって生成される映像フレームの説明図である。 第3の実施の形態のビットレート変換装置によって生成される映像フレームの説明図である。 第3の実施の形態の切替装置によって生成される映像フレームの説明図である。
<実施形態1>
図1は、本発明の第1の実施の形態の動画ストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態の動画ストリーム配信システムは、カムコーダ1、ネットワーク2、映像受信装置3、複数のビットレート変換装置4A〜4D、マルチプレクサ5、負荷監視装置6、複数のストリーム切替装置7A〜7E及び複数の映像配信装置8A〜8Eを備える。なお、ビットレート変換装置は複数ではなく、1台であってもよい。この場合、ソース映像のビットレートと、ビットレート変換装置によって変換されたビットレートとの間で、配信される映像のビットレートが制御される。
カムコーダ1は、動画像撮像装置及び動画像符号化装置を備え、例えば、ビデオカメラ、携帯電話などである。カムコーダ1は、動画像符号化装置によって、撮影した画像を符号化することによって圧縮し、符号化された動画像データ((ソース映像)をネットワーク2を通じて映像受信装置3に送信する。例えば、MPEG2/H.264エンコーダを用いて、MPEG2/H.264で符号化することができる。
ネットワーク2は、インターネット、携帯電話網、NGN(Next Generation Network)などの広域ネットワークでも、LAN(Local Area Network)などの狭い地域内のネットワークでもよい。
なお、カムコーダ1、ネットワーク2は、本発明の必須の構成ではない。動画ストリーム配信システムがカムコーダ1及びネットワーク2を備えない場合、映像受信装置3に符号化された動画像データ(例えば、録画された動画像データ)が直接入力されればよい。
映像受信装置3は、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータであり、カムコーダ1から送信される符号化されたソース映像を、ネットワーク2を介して受信し、後段のビットレート変換装置4A〜4Dに出力する。すなわち、各ビットレート変換装置に対し、同じソース映像を与える。映像受信装置3は、例えば、MPEG2−TS形式に従ってデータを出力する。なお、出力されるデータは、TSパケット中のビデオES(Elementary Stream)だけでよい。
ビットレート変換装置4A〜4Dは、ソース映像を、ソース映像とは異なる低いビットレートの符号化データに変換する。ビットレート変換装置4A〜4Dは、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータでもよく、専用ハードウェア(例えば、ViXS SystemsのXCode2111)によって処理を行うものでもよい。各ビットレート変換装置4A〜4Dは、変換結果を後段のマルチプレクサ5に出力する。
なお、映像受信装置3と各ビットレート変換装置4A〜4Dとが別のコンピュータに実装される場合、両装置をネットワークによって接続するとよい。また、ビットレート変換装置4A〜4Dが専用ハードウェアによって実現される場合、映像受信装置3とビットレート変換装置4A〜4Dとの間は、PCIバス、PCIExpress等の装置内接続用の規格に従って接続する。
マルチプレクサ5は、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータであり、映像受信装置3が実装されるコンピュータと同じコンピュータに実装されても、別のコンピュータに実装されてもよい。マルチプレクサ5は、各ビットレート変換装置4A〜4Dから、各々に設定されたビットレートの映像ストリーム(例えば、MPEG2−TS形式)に変換された動画像データを受け取り、上記複数のストリームをGOP単位でマルチプレクスする(図2参照)。このとき、音声ESを多重化してもよい。
なお、ビットレート変換装置4A〜4Dとマルチプレクサ5とが別のコンピュータに実装される場合、両装置をネットワークによって接続するとよい。また、ビットレート変換装置4A〜4Dが専用ハードウェアによって実現される場合、マルチプレクサ5は、映像受信装置3が実装されるコンピュータのプロセッサと同一のプロセッサで動作するものでもよい。
また、マルチプレクサ5を設けず、各ビットレート変換装置4A〜4Dが独立して、ストリーム切替装置7A〜7Eに、ビットレートが変換されたTSパケットをブロードキャストし、ストリーム切換装置7A〜7Eで複数ストリームのパケットを収集し、収集したパケットを並べ替えてもよい。
ストリーム切替装置7A〜7Eは、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータであり、Stream Receiverスレッド71と、Stream Writerスレッド73と、複数のStream Switcherスレッド74とが動作している(図3参照)。
Stream Writerスレッド73は、受信したストリームをデマルチプレクスし、デマルチプレクスされたストリームをリングバッファ構造の共有メモリに書き込む。Stream Switcherスレッド74は、映像配信装置8A〜8Eからの要求に従ってポインタを前方に進めながらリングバッファからGOPを読み出し、読み出された動画像データを出力する。
その際、ストリーム切替装置7A〜7Eは、送信レートが目標レートより高ければより低いレートの動画像データを、低ければより高いレートの動画像データを選択する。GOPの選択方法については後述する。目標レートは、映像配信装置8A〜8Eとクライアント端末(図示省略)との間の通信帯域の値を用いてもよい。
マルチプレクサ5とストリーム切替装置7A〜7Eとの間は、ブロードキャスト通信が可能なネットワークによって接続するとよい。
映像配信装置8A〜8Eは、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータである。映像配信装置8A〜8Eは、クライアント端末(図示省略)に映像を配信する装置であり、Webサーバ及びRTPサーバに実装することができる。なお、映像配信装置8A〜8Eは、ストリーム切換装置7A〜7Eが実装されるコンピュータのCPUと同一のCPUで動作するものでもよい。
ストリーム切換装置7A〜7Eと映像配信装置8A〜8Eとが別のコンピュータに実装される場合、両装置をネットワークによって接続するとよい。
負荷監視装置6は、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータであり、システムのネットワーク負荷および各装置のプロセッサの負荷を監視する。特に、ストリーム切換装置7A〜7Eのプロセッサの負荷、映像配信装置8A〜8Eのプロセッサの負荷、および映像配信装置8A〜8Eが接続されるネットワークの負荷と予め定められた閾値とを、各々比較する。そして、これらの負荷率が予め定められた閾値(例えば、上限値の90%)を超えた場合、各ビットレート変換装置4A〜4Dから出力される動画像データのビットレートを下げることによって、システム全体の負荷を下げる。一方、これらの負荷率が予め定められた別の閾値(例えば、上限値の80%)未満となった場合は、各ビットレート変換装置に割り当てられた初期値(25Mbps、20Mbps、15Mbps、10Mbpsなど)を上限として、各ビットレート変換装置から出力される動画像データのビットレートを上げる。
図2は、本発明の第1の実施の形態のマルチプレクサ5の動作を示す説明図である。なお、図2には、ビットレート変換装置4A〜4Cの各々から出力された、25Mbps、20Mbps及び15Mbpsの動画像データを多重化することによって合成した信号を示す。
信号Aは、ビットレート変換装置4Aから出力された25Mbpsの動画像データ(例えば、MPEG2−TS形式の映像ストリーム)であり、PID250が付されている。信号Bは、ビットレート変換装置4Bから出力された20Mbpsの動画像データであり、PID200が付されている。信号Cは、ビットレート変換装置4Cから出力された15Mbpsの動画像データであり、PID150が付されている。これらの動画像データは、単一のビデオESをTS形式にパケット化したものである。ここで、PIDとは、TS形式に多重化された各ストリームを識別するための識別子である。
マルチプレクサ5は、25Mbps、20Mbps及び15Mbpsの動画像データをGOP単位で連結して、マルチプレクスされたTSストリームを生成する。このマルチプレクスされたTSストリームには、各ビットレートのGOP毎の動画像データがGOPの順に含まれている。なお、音声ESを多重化してもよい。
ストリーム切換装置7A〜7Eは、動画像データのビットレートをPIDによって判定し、必要なビットレートの動画像データのGOPを選択する。
図3は、本発明の第1の実施の形態のストリーム切替装置7A〜7Eによる処理を示す説明図である。図3には、ビットレート変換装置4A〜4Cの各々から出力された、多重化された25Mbps、20Mbps及び15Mbpsの動画像データを分離して出力する様子を示す。
前述したように、各ストリーム切替装置7A〜7Eでは、Stream Receiverスレッド71、Stream Writerスレッド73、及び複数のStream Switcherスレッド74が動作している。
また、各ストリーム切替装置7A〜7Eは、複数のリングバッファ75を備え、各リングバッファには、各ビットレートのデータがGOP単位で格納されており、各GOPのデータは、参照ポインタ76によって、矢印の向きに結合されている。各スレッド71、72、73は、この参照ポインタ76を手繰りながら、各リングバッファに格納されたデータを処理する。このリングバッファは、各スレッドからアクセス可能な共有メモリに設けられる。
Stream Receiverスレッド71は、マルチプレクサ5からTSデータを受信し、FIFO(First In First Out)バッファ72に格納する。
Stream Writerスレッド73は、Stream Receiverスレッド71が受信したストリームをデマルチプレクスし、各ビットレートのデータを対応するリングバッファに書き込む。
すなわち、Stream Writerスレッド73は、TSデータをPID毎に仕分けし、対応するリングバッファの書き込みポイントタに書き込む。このデータの書き込みは、同一フレームのGOPを一度に書き込む不可分操作(アトミック操作)によって行われる。すなわち、リングバッファへのデータの書き込み中は、データが書き込まれるエントリへの、Stream Switcherスレッド74によるアクセスが禁止される。なお、最も直近にデータが書き込まれたエントリがリングバッファの先頭である。
Stream Switcherスレッド74は、映像配信装置の要求に従って読み出しポインタを前方に進めながらリングバッファからGOPを読み出して、読み出されたGOPを出力する。なお、読み出されたGOPに音声ESを多重化してもよい。
図4は、本発明の第1の実施の形態のStream Switcherスレッド74による処理のフローチャートである。
Stream Switcherスレッド74が動作するプロセッサは、まず、受信側のクライアント端末からの動画像送信リクエストを待つ(S101)。
そして、送信リクエストを受信した後、(1)書き込みポインタが読み出しポインタを追い越したか、又は、(2)読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の90%以上となったかを判定する(S102)。
この条件(1)又は(2)のいずれかが成立した場合、GOPをスキップし、読み出しポインタと書き込みポインタとの距離が、リングバッファ長の50%程度となるように調整する。すなわち、この条件(1)が成立した場合、リングバッファが既にオーバーフローしている。また、条件(2)が成立した場合、有効データがリングバッファ長の90%以上となっており、バッファがオーバーフローする可能性が高い。このため、所定数のGOPを読み出すことなく、読み出しポインタを進める(S103)。このスキップされるGOPは、リングバッファ長の約半分に相当する量が望ましい。なお、読み出しポインタと書き込みポインタとの位置が、Stream Switcherスレッド74が安定的にデータを読み出すことができるような関係であれば、スキップされるGOPの量は任意の量でよい。
一方、条件(1)及び(2)のいずれかも成立していない場合、リングバッファは書き込み可能な容量があると判定し、ステップS104に進む。
ステップS104では、どのレートのGOPを選択するかを決定するGOP選択処理を実行する。GOPを選択する処理の詳細は、図5及び図6を用いて詳述する。
ステップS104の後、選択されたGOPを送信するGOP送信処理を実行し(S105)、現リングバッファの次のエントリへ読み出しポインタを進める(S106)。
その後、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離が0であるか否かを判定する(S107)。読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離が0でなければ、リングバッファには読み出すことができる有効データが格納されているので、ステップS102に戻り、次のGOPを処理する。
一方、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離が0であれば、リングバッファには読み出すことができる有効データが格納されていない。このため、読み出しポインタがストリームの終端に達し、Stream Switcherスレッド74が停止しているか否かを判定する(S108)。
その結果、読み出しポインタがストリームの終端に達している場合、このStream Switcherスレッド74による処理を終了する。一方、読み出しポインタがストリームの終端に達していない場合、読み出すことができる有効データがリングバッファに格納されるまでの所定時間(例えば、0.5秒)、Stream Switcherスレッド74を停止した後、ステップS102に戻り、次のGOPを処理する。
図5は、本発明の第1の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法1)のフローチャートである。
方法1では、Stream Switcherスレッド74は、送信レートが目標レートより高ければ、より低いレートを選択し、送信レートが目標レートより低ければ、より高いレートを選択する。この目標レートは、例えば、映像配信装置8A〜8Eとクライアント端末との間の回線の帯域等によって定めるとよい。また、送信レートは、直近の所定時間(例えば、10秒間)に送信したデータ量を用いるとよい。
そして、選択されたレートの動画像データ(GOPデータ)によって構成された映像データを映像配信装置8A〜8Eに出力する。その結果、例えば、図7に示す様にレートが変化する映像データが生成される。
但し、ポインタの現在位置が予め定められた位置(例えば、読み出しポインタから20%進んだ位置より近い位置)である場合は、低いレートを選択する。これは、ポインタの現在位置が予め定められた位置より後方である場合は、リングバッファに蓄積されている有効データの量が20%より少ないために、リングバッファからのデータの読み出し量を制限して、バッファアンダーランによる映像の途切れを避けるためである。
方法1のGOP選択処理について、フローチャートに従って具体的に説明する。
まず、送信レートを算出する(S111)。この送信レートの算出は、所定のサンプリング区間(例えば、直近の10秒)を定め、その区間内で実際に送信されたデータのレートの平均値(サンプリング区間での送信ビット量/時間)を求めることができる。また、サンプリング区間で実際に送信されたデータ量を線形回帰分析等を用いて直線に当てはめた場合の傾きを送信レートとしてもよい。
その後、算出された送信レートと目標レートとを比較し、送信レートから目標レートを減じた値が所定値(C1)を超えるか否かを判定する(S112)。その結果、送信レート−目標レート>C1である場合、送信レートが目標レートより大きいので、一段階低いレートのリングバッファからGOPを選択して(S114)、GOP選択処理を終了する。
一方、送信レート−目標レート≦C1である場合、送信レートから目標レートを減じた値が所定値(C2)を未満か否かを判定する(S113)。その結果、送信レート−目標レート<C2である場合、送信レートが目標レートより小さいので、一段階高いレートのリングバッファからGOPを選択して(S115)、GOP選択処理を終了する。
一方、C2≦送信レート−目標レート≦C1である場合、送信される動画像データのビットレートを変更する必要がないので、現在選択されているレートのGOPを選択して(S116)、GOP選択処理を終了する。
図6は、本発明の第1の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法2)のフローチャートである。
方法2では、書き込みポインタと対向する位置を目標として読み出しポインタを制御する。具体的には、読み出しポインタの位置が目標位置よりも進んでいる場合は、より高いレートを選択する。一方、読み出しポインタの位置が目標位置よりも遅れている場合は、より低いレートを選択する。
すなわち、送信レートを超えるレートでデータがリングバッファに書き込まれた場合、書き込みポインタが読み出しポインタに追いついて、バッファがオーバーフローする。一方、送信レートより低いレートでデータがリングバッファに書き込まれた場合、読み出しポインタが書き込みポインタに追いついて、バッファがアンダーフローする。このため、リングバッファに蓄積されるデータ量が適正となるように、読み出しポインタの目標位置を書き込みポインタと対向する位置になるように、すなわち、読み出すことが出来る有効データ量は、リングバッファの容量の50%程度に制御される。
方法2のGOP選択処理について、フローチャートに従って具体的に説明する。
まず、送信レートを算出する(S131)。この送信レートの算出は、方法1のGOP選択処理(図5)で説明した方法と同じ方法を採用することができる。
その後、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%未満か否かを判定する(S132)。その結果、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%未満である場合、読み出すことができる有効データが少ないので、一段階低いレートのリングバッファからGOPを選択して(S314)、GOP選択処理を終了する。
一方、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%以上である場合、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の80%より大きいか否かを判定する(S133)。その結果、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の80%より大きい場合、読み出すことができる有効データが多いので、一段階高いレートのリングバッファからGOPを選択して(S135)、GOP選択処理を終了する。
一方、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%以上かつ80%以下である場合、読み出すことができる有効データの量は適正であると判定し、現在選択されているレートのGOPを選択して(S136)、GOP選択処理を終了する。
図7は、前述した方法1によってレートが選択された映像データの変化を示す説明図である。
グラフ中、時間軸に平行な破線は20Mbpsのデータレートによる、各GOPの累積データ量を示し、時間軸に平行な一点鎖線は25Mbpsのデータレートによる、各GOPの累積データ量を示す。
図7に示す状態ではGOPn+4までは、25Mbpsのデータが選択され、次のGOPn+3は低い20Mbpsのデータが選択され、次のGOPn+2は高い25Mbpsのデータが選択され、次のGOPn+1及びGOPnは低い20Mbpsのデータが選択された。
このため、本実施の形態のストリーム切替装置7A〜7Eから出力される動画像データは、25Mbpsと20Mbpsとの間のレートを維持することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態では、GOP毎に適正なレートのGOPを選択することによって、クライアント端末に適するレートで動画像データを配信することができ、バッファアンダーランによる映像の途切れを避けることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
動画像符号化形式によっては、GOP間に依存関係があり、簡単にGOP単位で切り替えることができない場合がある。例えば、オープンGOPは、前後のGOPとの依存関係があるので、前後のGOPがない場合は、フレームを再生することができない。そこで、第2の実施の形態では、15フレーム分のオープンGOP、7フレーム分の後方クローズドGOP、又は、8フレーム分の前方クローズドGOPを生成する。
図8は、本発明の第2の実施の形態の動画ストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態の動画ストリーム配信システムは、カムコーダ1、ネットワーク2、映像受信装置3、複数のビットレート変換装置4A〜4E、マルチプレクサ5、負荷監視装置6、複数のストリーム切替装置7A〜7E及び複数の映像配信装置8A〜8Eを備える。なお、第2の実施の形態において、前述した第1の実施の形態と同じ構成には同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
第2の実施の形態の動画ストリーム配信システムは、前述した第1の実施の形態の動画ストリーム配信システムと異なり、30Mbpsのソース映像もビットレート変換装置4Eを経由してマルチプレクサ5に入力される。
第2の実施の形態のビットレート変換装置4A〜4Dは、ソース映像のデータレートを変換して、低いレートの動画像データに変換し、さらに、そのビットレートのオープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを生成する。また、ビットレート変換装置4Eは、ソース映像のデータレートを変えずに、そのビットレートのオープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを生成する(図9参照)。ここで、オープンGOPは、GOP間の前後両方の依存関係があるGOPで、15フレームのデータを含む。後方クローズドGOPは、前方のGOPのみとの依存関係があるGOPで、7フレームのデータを含む。前方クローズドGOPは、後方のGOPのみとの依存関係があるGOPで、8フレームのデータを含む。すなわち、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを合わせて、オープンGOPに含まれるフレームを再生することができる。
マルチプレクサ5は、各ビットレート変換装置4A〜4Dから、各データレートのオープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを受け取り、上記複数のデータレートのGOPをマルチプレクスする(図9参照)。このとき、音声ESを多重化してもよい。
ストリーム切替装置7A〜7EのStream Switcherスレッド74は、データレートの切り換えが発生しない場合、リングバッファからオープンGOPを読み出す。一方、Stream Switcherスレッド74は、データレートの切り換えが発生する場合、切り替え元のレートの後方クローズドGOPと、切換先のレートの前方クローズドGOPとを読み出す。
図9は、本発明の第2の実施の形態のマルチプレクサ5の動作を示す説明図である。
ビットレート変換装置4Aは、ソース映像(30Mbps)のビットレートを変換して、低いレートのオープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを生成する。例えば、オープンGOPは25Mbpsの動画像データ(例えば、MPEG2−TS形式の映像ストリーム)であり、PID250が付されている。また、同様に、後方クローズドGOPにはPID251が付されており、前方クローズドGOPにはPID252が付されている。すなわち、第2の実施の形態におけるPIDは、GOPのビットレート及び種類を識別するための識別子である。このため、ストリーム切替装置7A〜7Eは、PIDによって、選択するGOPを区別することができる。
なお、図9には、ビットレート変換装置4Aから出力された25Mbpsの動画像データのみを図示するが、同様に、30Mbps、20Mbps、15Mbps及び10Mbpsにおいても、オープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを含む動画像データが各ビットレート変換装置から出力されている。
マルチプレクサ5は、30Mbpsから10Mbpsの動画像データをGOP単位で連結して、マルチプレクスされたTSストリームを生成する。このマルチプレクスされたTSストリームには、GOP毎に各ビットレートの動画像データ(オープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOP)がGOPの順に含まれている。なお、音声ESを多重化してもよい。
ストリーム切換装置7A〜7Eは、動画像データのビットレート及びGOPの種類をPIDによって判定し、必要なビットレートの動画像データのGOPを選択する。
図10は、本発明の第1の実施の形態のストリーム切替装置7A〜7Eによる処理を示す説明図である。図10には、ビットレート変換装置4E、4A、4Bの各々から出力され、多重化された30Mbps、25Mbps及び20Mbpsの動画像データを分離して、選択されたGOPによる動画像データを出力する様子を示す。
図3を用いて前述したように、各ストリーム切替装置7A〜7Eでは、Stream Receiverスレッド(図示省略)、Stream Writerスレッド(図示省略)、及び複数のStream Switcherスレッド74が動作している。
また、各ストリーム切替装置7A〜7Eは、複数のリングバッファを備え、各リングバッファには、各ビットレートのデータ(オープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOP)がGOP単位で格納されており、各GOPのデータは、参照ポインタ76によって、矢印の向きに結合されている。なお、図中、オープンGOPには”O”の符号を付し、後方クローズドGOPには”C”の符号及び後方に太線を付し、前方クローズドGOPには”C”の符号及び前方に太線を付した。
各スレッドは、この参照ポインタ76を手繰りながら、各リングバッファに格納されたデータを処理する。このリングバッファは、各スレッドからアクセス可能な共有メモリに設けられる。
Stream Switcherスレッド74は、映像配信装置の要求に従って読み出しポインタを前方に進めながらリングバッファからGOPを読み出して、読み出したGOPを出力する。すなわち、Stream Switcherスレッド74は、データレートの切り換えが発生しない場合は、リングバッファからオープンGOPを読み出す。一方、Stream Switcherスレッド74は、データレートの切り換えが発生する場合は、切替元のレートの後方クローズドGOPと、切換先のレートの前方クローズドGOPとを読み出す。なお、図中、選択されたGOPにはハッチングを付した。
これによって、レートが切り替わらないときは、圧縮率の高いオープンGOPを選択することによって、転送されるデータ量を抑制し、また、レートが切り替わるときは、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを選択することによって、シームレスにデータレートが切り換えられる動画像データを配信することができる。
図11は、本発明の第2の実施の形態のStream Switcherスレッド74による処理のフローチャートである。
Stream Switcherスレッド74が動作するプロセッサは、まず、受信側のクライアント端末からの動画像送信リクエストを待つ(S201)。
そして、送信リクエストを受信した後、(1)書き込みポインタが読み出しポインタを追い越したか、又は、(2)読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の90%以上となったかを判定する(S202)。
この条件(1)又は(2)のいずれかが成立した場合、GOPをスキップし、読み出しポインタと書き込みポインタとの距離が、リングバッファ長の50%程度となるように調整する。すなわち、この条件(1)が成立した場合、リングバッファが既にオーバーフローしている。また、条件(2)が成立した場合、有効データがリングバッファ長の90%以上となっており、バッファがオーバーフローする可能性が高い。このため、所定数のGOPを読み出すことなく、読み出しポインタを進める(S203)。このスキップされるGOPは、リングバッファ長の約半分に相当する量が望ましい。なお、読み出しポインタと書き込みポインタとの位置が、Stream Switcherスレッド74が安定的にデータを読み出すことができるような関係であれば、スキップされるGOPの量は任意の量でよい。
一方、条件(1)及び(2)のいずれかも成立していない場合、リングバッファは書き込み可能な容量があると判定し、ステップS204に進む。
ステップS204では、どのレートのGOPを選択するかを決定し、選択されたGOPを送信するGOP選択・送信処理を実行する。GOP選択・送信処理の詳細は、図12及び図13を用いて詳述する。
ステップS204の後、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離が0であるか否かを判定する(S207)。読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離が0でなければ、リングバッファには読み出すことができる有効データが格納されているので、ステップS202に戻り、次のGOPを処理する。
一方、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離が0であれば、リングバッファには読み出すことができる有効データが格納されていない。このため、読み出しポインタがストリームの終端に達し、Stream Switcherスレッド74が停止しているか否かを判定する(S208)。
その結果、読み出しポインタがストリームの終端に達している場合、このStream Switcherスレッド74による処理を終了する。一方、ストリームの終端に達していない場合、リングバッファには読み出すことができる有効データがリングバッファに格納されるまでの所定時間(例えば、0.5秒)、Stream Switcherスレッド74を停止した後、ステップS202に戻り、次のGOPを処理する。
図12は、本発明の第2の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法1)のフローチャートである。
方法1では、前述した第1の実施の形態と同様に、Stream Switcherスレッド74は、送信レートが目標レートより高ければ、より低いレートを選択し、送信レートが目標レートより低ければ、より高いレートを選択する。
まず、送信レートを算出する(S211)。この送信レートの算出は、第1の実施の形態で前述した方法と同じ方法を採用することができる。
その後、算出された送信レートと目標レートとを比較し、送信レートから目標レートを減じた値が所定値(C1)を超えるか否かを判定する(S212)。その結果、送信レート−目標レート>C1である場合、送信レートが目標レートより大きいので、現在のGOPで送信レートを下げることを決定する。
このため、現在選択されているレートのリングバッファから後方クローズドGOPを選択し、選択された後方クローズドGOPを送信する(S214)。その後、一段階低いレートのリングバッファの前方クローズドGOPを選択し(S215)、選択された前方クローズドGOPを送信する(S216)。この選択及び送信された後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPによって、15フレームの画像を再生することができる。その後、ステップS221に進む。
一方、送信レート−目標レート≦C1である場合、送信レートから目標レートを減じた値が所定値(C2)を未満か否かを判定する(S213)。その結果、送信レート−目標レート<C2である場合、送信レートが目標レートより小さいので、現在のGOPで送信レートを上げる。
このため、現在選択されているレートのリングバッファから後方クローズドGOPを選択し、選択された後方クローズドGOPを送信する(S218)。その後、一段階高いレートのリングバッファの前方クローズドGOPを選択し(S219)、選択された前方クローズドGOPを送信する(S220)。この選択及び送信された後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPによって、15フレームの画像を再生することができる。その後、ステップS221に進む。
一方、C2≦送信レート−目標レート≦C1である場合、送信される動画像データのビットレートを変更する必要がないと判定し、現在選択されているレートのリングバッファからオープンGOPを選択して(S217)、ステップS221に進む。
ステップS221では、現リングバッファの次エントリへポインタを進めて、GOP選択・送信処理を終了する。
図13は、本発明の第2の実施の形態のGOP選択処理の一例(方法2)のフローチャートである。
方法2では、前述した第1の実施の形態の方法2と同様に、書き込みポインタと対向する位置を目標として読み出しポインタを制御する。
まず、送信レートを算出する(S231)。この送信レートの算出は、第1の実施の形態で前述した方法と同じ方法を採用することができる。
その後、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%未満か否かを判定する(S232)。その結果、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%未満である場合、読み出すことができる有効データが少ないので、現在のGOPで送信レートを下げる。
このため、現在選択されているレートのリングバッファから後方クローズドGOPを選択し、選択された後方クローズドGOPを送信する(S234)。その後、一段階低いレートのリングバッファの前方クローズドGOPを選択し(S235)、選択された前方クローズドGOPを送信する(S236)。この選択及び送信された後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPによって、15フレームの画像を再生することができる。その後、ステップS241に進む。
一方、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%以上である場合、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の80%より大きいか否かを判定する(S233)。その結果、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の80%より大きい場合、読み出すことができる有効データが多いので、現在のGOPで送信レートを上げる。
このため、現在選択されているレートのリングバッファから後方クローズドGOPを選択し、選択された後方クローズドGOPを送信する(S238)。その後、一段階高いレートのリングバッファの前方クローズドGOPを選択し(S239)、選択された前方クローズドGOPを送信する(S240)。この選択及び送信された後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPによって、15フレームの画像を再生することができる。その後、ステップS241に進む。
一方、読み出しポインタから書き込みポインタまでの距離がリングバッファ長の20%以上でかつ80%以下である場合、読み出すことができる有効データの量は適正であり、レートを変更する必要がないと判定して、現在選択されているレートのリングバッファからオープンGOPを選択して(S237)、ステップS241に進む。
ステップS241では、現リングバッファの次エントリへポインタを進めて、GOP選択・送信処理を終了する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態では、オープンGOP、前方クローズドGOP及び後方クローズドGOPを生成し、レートの切替タイミング以外ではオープンGOPを選択し、レートの切替タイミングでは前方クローズドGOP及び後方クローズドGOPを選択することによって、GOP間に依存関係がある場合でも、ストリーム映像のレートを変更することができる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図14は、本発明の第3の実施の形態の動画ストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態においては、映像配信に使用するネットワークの帯域幅のいずれか一つ以上がソース映像のビットレート未満である場合、ビットレート変換装置によって低いビットレートに変換されたGOPフレームを、ソース映像の同時刻のGOPフレームに置き換えることによってビットレートを調整する。例えば、ビットレート変換装置が、複数の配信先のうち最も低い帯域幅の配信先に合わせてビットレートを変換し、ストリーム切替装置が、他の配信先にはソース映像と低いビットレートに変換された映像を切り替えながら送信する。
第3の実施の形態の動画ストリーム配信システムは、映像読出装置9、ビットレート変換装置4F、マルチプレクサ5、複数のストリーム切替装置7A〜7B及び複数の映像配信装置8A〜8Bを備える。なお、第3の実施の形態において、前述した第1の実施の形態と同じ構成には同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
映像読出装置9は、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータであり、ストリームデータを記録装置から読み出す。なお、第3の実施の形態でも、前述した第1の実施の形態と同様に、カムコーダ1から送信される符号化された動画像データを、映像受信装置3を介して、ビットレート変換装置4A〜4Dに入力するものであってもよい。
ビットレート変換装置4Fは、符号化された動画像データ(ソース映像)を、ソース映像とは異なる任意の低いビットレートの符号化データに変換する。また、ビットレート変換装置4Fは、出力される符号化データのビットレートを変更することができる。ビットレート変換装置4Fは、例えば、複数の配信先のうち最も低い帯域幅の配信先に合わせてビットレートを変換するとよい。
ビットレート変換装置4Fは、プロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えるコンピュータでもよいし、専用ハードウェア(例えば、ViXS SystemsのXCode2111)によって処理を行うものでもよい。ビットレート変換装置4Fは、変換結果を後段のマルチプレクサ5に出力する。
なお、第3の実施の形態においても、可変レートのビットレート変換装置4Fではなく、前述した第1の実施の形態のように複数のビットレート変換装置4A〜4Dを備えてもよい。この場合、最も低い帯域幅以下のビットレートの動画像を出力するビットレート変換装置を選択すればよい。
なお、映像受信装置3と各ビットレート変換装置4Fとが別のコンピュータに実装される場合、両装置をネットワークによって接続するとよい。また、ビットレート変換装置4Fが専用ハードウェアによって実現される場合、映像受信装置3とビットレート変換装置4Fとの間は、PCIバス、PCIExpressなどの装置内接続用の規格に従って接続する。
図15は、従来のビットレート変換装置によって生成される映像フレームを示し、 図16は、第3の実施の形態のビットレート変換装置によって生成される映像フレームを示し、図17は、第3の実施の形態の切替装置によって生成される映像フレームを示す。
ビットレート変換装置4Fに入力されるソース映像データがオープンGOPによって構成されている場合、ビットレート変換開始時刻のGOPの先頭のB0フレーム及びB1フレームは、前のGOP中のフレームを参照しているため、オープンGOPの先頭のBフレームを再生することができない。結果として、図15に示すように一部フレーム(B0、B1)が欠落したGOPが生成される。
このため、第3の実施の形態のビットレート変換装置4Fは、図16に示すように、オープンGOPであるGOPnから別のレートのオープンGOPであるGOPnに切り替える場合、ビットレート変換開始時刻のGOPnの直前のGOPn−1のソース映像からビットレートを変換する。
この結果、図16に示すように、GOPn−1のIフレーム以前のBフレームは、参照すべきGOPn−2のデータがないために欠落するが、GOPnの全フレームは欠落することなく、再生可能なビットレートが変換されたフレームを生成することができる。そして、図17に示すように、元のソース映像のGOPn−1に、ビットレートが変換されたGOPnを接続することによって、連続したストリームを生成することができる。
ビットレートの変換を終了する場合も、同様に終端のGOPより1GOPを余分に低ビットレートに変換することによって、Bフレームが欠落しないGOPを得ることができる。
この場合、切替前後のGOPのビットレートが異なるので、切替前のGOPを参照する切換後のGOPのフレームの画質が劣化する可能性がある。このため、切替前後のGOPのビットレートの差が大きい場合、画質の大きな劣化を生じる可能性がある。例えば、図17において、GOPn−1のビットレートとGOPnのビットレートとが異なるので、GOPn−1のフレームを参照するGOPnのB0フレーム及びB1フレームの画質が劣化する。この画質劣化を緩和するため、ビットレート変換装置4Fによる、ソース映像のビットレートの変換の下限値をソース映像のビットレートの8割に設定してもよい。
また、ビットレート変換装置4Fが、ビットレートを引き上げたGOPを繰り返し生成する(例えば、10GOPに1回の割合でソース映像のビットレートの8割以上のビットレートのGOPを生成する)。そして、ストリーム切替装置7AがオープンGOP間でビットレートを切り替える場合、比較的高いビットレートのGOPの箇所でビットレートを切り替えるとよい。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態では、一つのビットレート変換装置を用いるだけで、任意のレートのストリームデータを生成することができる。また、ビットレート切替前後のGOPのビットレートの差を少なくするので、切替時の画質劣化を抑制することができる。
1 カムコーダ
2 ネットワーク
3 映像受信装置
4A〜4F ビットレート変換装置
5 マルチプレクサ
6 負荷監視装置
7A〜7E ストリーム切替装置
8A〜8E 映像配信装置

Claims (13)

  1. ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成する変換装置と、
    前記ストリームデータを選択して出力する切替装置とを備えるデータ配信システムであって、
    前記切替装置は、
    前記ストリームデータのレート毎に、前記ストリームデータを格納するリングバッファを備え、
    前記ストリームデータを読み出す前記リングバッファを選択し、前記選択されたリングバッファからGOPのデータを読み出すことによって、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを、前記GOP毎に選択し、
    前記選択されたGOPによって、所望のレートのストリームデータを生成することを特徴とするデータ配信システム。
  2. 前記切替装置は、前記リングバッファに蓄積されているデータの量が所定の閾値より少なくなった場合、低いレートのストリームデータのGOPを選択することを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. 前記切替装置は、
    前記リングバッファにデータが書き込まれる位置を示す書込ポインタと、前記リングバッファからデータが読み出される位置を示す読出ポインタとによって、前記リングバッファを制御し、
    前記リングバッファ上で前記書込ポインタに対向する位置を前記読出ポインタの目標位置に設定し、
    前記読出ポインタが、前記目標位置より進んでいる場合、高いレートのストリームデータのGOPを選択することを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  4. ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成する変換装置と、
    前記ストリームデータを選択して出力する切替装置とを備えるデータ配信システムであって、
    前記データ配信システムは、前記変換装置の負荷を監視する負荷監視装置をさらに備え、
    前記負荷監視装置によって監視された負荷が所定の閾値を超えた場合、前記変換装置は生成されるストリームデータのレートを低くし、
    前記切替装置は、GOP毎に、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを選択して、所望のレートのストリームデータを生成することを特徴とするデータ配信システム。
  5. ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成する変換装置と、
    前記ストリームデータを選択して出力する切替装置とを備えるデータ配信システムであって、
    前記変換装置は、オープンGOP、後方クローズドGOP及び前方クローズドGOPを含むストリームデータを生成し、
    前記切替装置は、
    GOP毎に、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを選択し、
    ストリームデータのレートが切り替えられない場合、オープンGOPを選択し、
    ストリームデータのレートが切り替えられる場合、切り替え前のレートのストリームデータの後方クローズドGOP及び切り替え後のレートのストリームデータの前方クローズドGOPを選択し、
    前記選択されたGOPによって、所望のレートのストリームデータを生成することを特徴とするデータ配信システム。
  6. ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成する変換装置と、
    前記ストリームデータを選択して出力する切替装置とを備えるデータ配信システムであって、
    前記変換装置は、
    生成するストリームデータのレートが可変であって、
    オープンGOPを含むストリームデータを生成し、
    ストリームデータのレートが切り替えられる場合、切り替え前のストリームデータのレートと切り替え後のストリームデータのレートとの差が所定値以下になるように、生成されるストリームデータのレートを制御し、
    前記切替装置は、GOP毎に、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを選択して、所望のレートのストリームデータを生成することを特徴とするデータ配信システム。
  7. ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成する変換装置に接続される切替装置であって、
    前記切替装置は、
    前記ストリームデータのレート毎に、前記ストリームデータを格納するリングバッファを備え、
    前記ストリームデータを読み出す前記リングバッファを選択し、前記選択されたリングバッファからGOPのデータを読み出すことによって、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを、前記GOP毎に選択し、
    前記選択されたGOPによって、所望のレートのストリームデータを生成することを特徴とする切替装置。
  8. 前記切替装置は、前記リングバッファに蓄積されているデータの量が所定の閾値より少なくなった場合、低いレートのストリームデータのGOPを選択することを特徴とする請求項7に記載の切替装置。
  9. 前記切替装置は、
    前記リングバッファにデータが書き込まれる位置を示す書込ポインタと、前記リングバッファからデータが読み出される位置を示す読出ポインタとによって、前記リングバッファを制御し、
    前記リングバッファ上で前記書込ポインタに対向する位置を前記読出ポインタの目標位置に設定し、
    前記読出ポインタが、前記目標位置より進んでいる場合、高いレートのストリームデータのGOPを選択することを特徴とする請求項7に記載の切替装置。
  10. ストリームデータのレートを変換する変換装置と、前記ストリームデータを選択して出力する切替装置とを備えるデータ配信システムにおけるデータ配信方法であって、
    前記方法は、
    前記変換装置が、ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成し、
    前記切替装置が、GOP毎に、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを選択し、
    前記切替装置が、生成されるストリームデータのレートが所定の目標レートより高い場合、低いレートのストリームデータのGOPを選択し、
    前記切替装置が、生成されるストリームデータのレートが前記目標レートより低い場合、高いレートのストリームデータのGOPを選択し、
    前記切替装置が、前記選択されたGOPによって、所望のレートのストリームデータを生成して、前記生成されたストリームデータを配信することを特徴とするデータ配信方法。
  11. ストリームデータのレートを変換する変換装置と、前記ストリームデータを選択して出力する切替装置とを備えるデータ配信システムにおけるデータ配信方法であって、
    前記切替装置は、前記ストリームデータのレート毎に、前記ストリームデータを格納するリングバッファを備え、
    前記方法は、
    前記変換装置が、ソースストリームデータから低レートの少なくとも一つのストリームデータを生成し、
    前記切替装置が、前記ストリームデータを読み出す前記リングバッファを選択し、前記選択されたリングバッファからGOPのデータを読み出すことによって、前記ソースストリームデータと前記変換されたストリームデータとのいずれかのGOPを、前記GOP毎に選択し、
    前記切替装置が、前記選択されたGOPによって、所望のレートのストリームデータを生成して、前記生成されたストリームデータを配信することを特徴とするデータ配信方法。
  12. 前記方法は、
    前記切替装置が、前記リングバッファに蓄積されているデータの量が所定の閾値より少なくなった場合、低いレートのストリームデータのGOPを選択することを特徴とする請求項11に記載のデータ配信方法。
  13. 前記方法は、
    前記切替装置が、前記リングバッファにデータが書き込まれる位置を示す書込ポインタと、前記リングバッファからデータが読み出される位置を示す読出ポインタとによって、前記リングバッファを制御し、
    前記切替装置が、前記リングバッファ上で前記書込ポインタに対向する位置を前記読出ポインタの目標位置に設定し、
    前記切替装置が、前記読出ポインタが前記目標位置より進んでいる場合、高いレートのストリームデータのGOPを選択することを特徴とする請求項11に記載のデータ配信方法。
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