JP5211709B2 - ワイヤ張力付与装置 - Google Patents

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Description

本発明はワイヤ張力付与装置に関する。
例えば、マリンホースの1次成形では、マンドレルを回転しながら未加硫ゴムをマンドレルからフランジにわたって巻回し、内面ゴム層や補強コード層などの内層を形成し、内層の上に、張力を付与しながらワイヤを螺旋状に巻回してワイヤコート層を形成する工程が行なわれる。
ところで、ワイヤに張力を付与する張力付与装置として、従来、複数のローラにワイヤを巻回し、複数のローラのうちの一つのローラに負荷を与える方式のもの(特許文献1)や、2つのガイドプーリの間に、トルク発生軸に連結されたプーリを配置し、それらプーリにワイヤを掛け渡す方式のもの(特許文献2)が知られている。
特開2002−266264 特開平10−87172
しかしながらこのような従来のワイヤ張力付与装置では、複数のローラや、あるいは複数のプーリを必要とすることから、ワイヤが通過する部分の周囲に大きなスペースを要し、マリンホースを製造する装置全体が大型化してしまう不具合があった。
本発明者は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、小さなスペースに配置でき、マリンホースを製造する装置全体を小型化する上で有利なワイヤ張力付与装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、回転駆動される物体に巻取られるワイヤに張力を付与する張力付与装置であって、前記巻取られるワイヤが挿通されるゲート機構を備え、前記ゲート機構は、フレームと、該フレームに支持されて前記ワイヤの長手方向に互いに近接して並べられた第1摩擦摺接部材及び第2摩擦摺接部材とを備え、該ゲート機構に挿通されたワイヤを前記第1摩擦摺接部材と前記第2摩擦摺接部材との間に挟圧することで、巻取られるワイヤが該ゲート機構を通過して走行する際に、そのワイヤの外周面に摩擦力を作用させるように構成されており、前記第1及び前記第2摩擦摺接部材はそれぞれ板材からなり、それら板材の厚さ方向を前記ワイヤの長手方向に沿わせそれらの板材の厚さ方向の端部に位置する板面を重ね合わせ互いに接触させて配置され、前記第1及び第2摩擦摺接部材の各々は、前記ゲート機構に挿通されたワイヤの外周面に摩擦接触する摩擦接触部が、前記第1及び第2摩擦摺接部材を構成する各板材の厚さ方向にそれぞれ貫通された2つの傾斜面を含んで構成され、前記第1摩擦摺接部材の摩擦接触部を構成する前記2つの傾斜面と、前記第2摩擦摺接部材の摩擦接触部を構成する前記2つの傾斜面とは、それぞれ前記ワイヤの長手方向において前記板面を介して並べられかつ前記ワイヤの直径方向において互いに反対の箇所に位置して前記ワイヤの外周面の2箇所において当接可能に設けられていることを特徴とする。
本発明のワイヤ張力付与装置は、ワイヤ長手方向に近接して並べられた第1摩擦摺接部材及び第2摩擦摺接部材とを含んで構成されているので、従来の複数のローラや複数のプーリを用いる場合に比べてワイヤが通過する部分の周囲に大きなスペースを必要とせず、小さなスペースに配置できる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1はマリンホースを1次成形する際に用いられる装置の側面図、図2は同平面図を示す。
この実施の形態では、マンドレル10上の内層の上にワイヤWに張力を付与しながらワイヤWを繰り出すワイヤ張力付与装置に適用している。
すなわち、マンドレル10の両端には、マリンホース連結用のフランジ12が嵌合され、それらの上に内面ゴム層や補強コード層などの内層が形成されており、マリンホースの耐キンク性を確保するため、マンドレル10上の内層の上にワイヤ張力付与装置20により張力を付与しながら比較的径の太いボディワイヤ22が螺旋状に巻回され、また、ホース本体とフランジ12との連結強度を確保するため、フランジ12上の内層の上に、ワイヤ張力付与装置20により張力を付与しながら比較的径の細いニップルワイヤ24が密に巻回される。
より詳細に説明すると、マンドレル10の長手方向に沿って走行体30が走行可能に設けられている。
走行体30に、ボディワイヤ22が巻回されたドラム32と、ニップルワイヤ24が巻回されたドラム34とが回転可能に搭載されている。ここで、ボディワイヤ22の線径は、例えば、6〜14mmであり、ニップルワイヤ24の線径は、例えば、2.6〜4mmである。
また、走行体30に、ワイヤWの曲取り用のストレートナー36が設けられている。ストレートナー36は、複数のローラ3602などを含んで構成され、複数のローラ3602はフレーム38で支持されている。ストレートナー36には、従来公知の様々な構造が採用可能である。
ワイヤ張力付与装置20は、ストレートナー36の先端に設けられている。
ワイヤ張力付与装置20は、回転駆動されるマンドレル10に巻取られるワイヤWに張力を付与するものである。
図3はワイヤ張力付与装置の正面図、図4はワイヤ張力付与装置の側面図、図5(A)、(B)、(C)は摩擦接触部の説明図を示す。
ワイヤ張力付与装置20は、巻取られるワイヤWが挿通されるゲート機構40を備えている。
ゲート機構40は、フレーム38と、該フレーム38に支持された第1摩擦摺接部材42及び第2摩擦摺接部材44とを含んで構成されている。
第1摩擦摺接部材42は、均一厚さの板材で形成され、細長形状を呈し、フレーム38にねじS1で固定支持されている。
図4に示すように、第1摩擦摺接部材42の長手方向の一端寄りに、側方に開放された欠部4201が形成されている。
そして、図4、図5(A)に示すように、欠部4201の下縁に、ワイヤWに接触する摩擦接触部4202が上方に開放されたV字状に形成され、摩擦接触部4202はV字を形成する2つの傾斜面4204を有し、図4、図5に示すように、2つの傾斜面4204は、第1摩擦摺接部材42を構成する板材の厚さ方向に貫通している。
この2つの傾斜面4204は、図5(A)に示すように、ワイヤWの中心を通りワイヤWの直径方向に延在する仮想線Lに対して線対称でワイヤWの外周面の2箇所に当接可能に設けられている。
摩擦接触部4202は、第1摩擦摺接部材42にねじS2で着脱可能に取着された焼入れ可能な材料4210(例えばS45Cなど)で構成され、焼入れ可能な材料4210の表面が焼入れ研磨されることで2つの傾斜面4204が形成され、耐摩耗性および耐久性が高められている。なお、焼入れ可能な材料4210の第1摩擦摺接部材42への取り付けは、種々考えられ、例えば、材料4210が取り付けられる第1摩擦摺接部材42の厚さを小さくし、ねじS2でそれらを厚さ方向に締結してもよく、あるいは、ねじS2により材料4210を第1摩擦摺接部材42の長手方向に締結してもよい。
第2摩擦摺接部材44は、均一厚さの板材で形成され、細長形状を呈している。
第2摩擦摺接部材44は、図3に示すように、第1摩擦摺接部材42に対してワイヤWの長手方向に近接して並べられ、本実施の形態では、第1摩擦摺接部材42と第2摩擦摺接部材44は接触している。より詳細には、第1摩擦摺接部材42及び第2摩擦摺接部材44は、図3に示すように、第1摩擦摺接部材42及び第2摩擦摺接部材44をそれぞれ構成する板材の厚さ方向をワイヤWの長手方向に沿わせそれらの板材の厚さ方向の端部に位置する板面を重ね合わせ互いに接触させて配置されている。
第2摩擦摺接部材44の長手方向の一端に、ワイヤWに接触する摩擦接触部4402が設けられている。
図4、図5(A)に示すように、摩擦接触部4402は、下方に開放状のV字状を呈しており、V字を形成する2つの傾斜面4404を有し、図3〜図5に示すように、2つの傾斜面4404は、第2摩擦摺接部材44を構成する板材の厚さ方向に貫通している。
それら傾斜面4404は、図5(A)に示すように、ワイヤWの中心を通りワイヤWの直径方向に延在する仮想線Lに対して線対称で、ワイヤWの直径方向において第1摩擦摺接部材42の摩擦接触部4202と反対の箇所に位置してワイヤWの外周面の2箇所に当接可能に設けられている。より詳細には、摩擦接触部4202の2つの傾斜面4204と、摩擦接触部4402の2つの傾斜面4404は、図3、図4に示すように、それぞれワイヤWの長手方向において板面(互いに重ね合わされた板面)を介して並べられかつワイヤWの直径方向において互いに反対の箇所に位置してワイヤWの外周面の2箇所において当接可能に設けられている。
摩擦接触部4402は、第2摩擦摺接部材44にねじS3で着脱可能に取着された焼入れ可能な材料4410で構成され、焼入れ可能な材料4410の表面が焼入れ研磨されることで2つの傾斜面4404が形成され、耐摩耗性および耐久性が高められている。なお、焼入れ可能な材料4410の第2摩擦摺接部材44への取り付けは、前記材料4210と同様に種々考えられる。
第2摩擦摺接部材44は、摩擦接触部4402が第1摩擦摺接部材42の摩擦接触部4202に対して離間接近する方向に移動可能に第1摩擦摺接部材42のガイド48で支持されている。ガイド48は第1摩擦摺接部材42に取着され、第2摩擦摺接部材44の長手方向と直交する方向の両側部を支持している。
さらに、本実施の形態では、第2摩擦摺接部材44を、摩擦接触部4402が第1摩擦摺接部材42の摩擦接触部4202に対して離間接近する方向に移動させ、かつ、第2摩擦摺接部材44を所望の位置において第1摩擦摺接部材42に固定する位置決め手段50が設けられている。ここで所望の位置とは、ワイヤWに付与する張力を所望値とする位置である。
位置決め手段50は、第1摩擦摺接部材42の上端に取着された上板5002と、この上板5002に形成されワイヤWの直径方向に軸心が延在する雌ねじ5004と、この雌ねじ5004に螺合する雄ねじ部材5006と、雄ねじ部材5006に螺合されたWナット5008、5010により構成されている。
また、雄ねじ部材5006の下端は、第2摩擦摺接部材44の上部に回転可能かつ雄ねじ部材5006の長手方向に第2摩擦摺接部材44と一体的に移動するように連結されている。より詳細には、図3に示すように、第2摩擦摺接部材44の上端に連結板4420が取着され、雄ねじ部材5006の下部に設けたフランジ5020が連結板4420に当接している。また、雄ねじ部材5006の下端に設けた溝5022が連結板4420の孔4422内に位置し、連結板4420に螺合したねじ4424の小径部4426が溝5022に挿入されている。そして、これらフランジ5020や小径部4426などにより、雄ねじ部材5006の下端と第2摩擦摺接部材44の上部とが、回転可能かつ雄ねじ部材5006の長手方向に一体的に移動するように連結されている。
本実施の形態では、位置決め手段50により第2摩擦摺接部材44を所望の位置において第1摩擦摺接部材42に固定し、ゲート機構40に挿通されたワイヤWを第1摩擦摺接部材42の2つの傾斜面4204と第2摩擦摺接部材44の2つの傾斜面4404との間で挟圧し、これによりマンドレル10に巻取られるワイヤWがゲート機構40を通過する際に、そのワイヤWの表面に摩擦力を作用させ、ワイヤWに張力が付与される。
より詳細に説明すると、比較的径の太いボディワイヤ22に張力を付与する場合には、図5(B)に示すように、ボディワイヤ22が挟圧できるように、ボディワイヤ22の直径に対応させて位置決め手段50により第2摩擦摺接部材44を第1摩擦摺接部材42に固定する。これによりボディワイヤ22に張力が付与される。
また、比較的径の細いニップルワイヤ24に張力を付与する場合には、ニップルワイヤ24が挟圧できるように、図5(C)に示すように、ニップルワイヤ24の直径に対応させボディワイヤ22のときよりも第2摩擦摺接部材44の摩擦接触部4402を第1摩擦摺接部材42の摩擦接触部4202に近接させた箇所で位置決め手段50により第2摩擦摺接部材44を第1摩擦摺接部材42に固定する。これによりニップルワイヤ24に張力が付与される。
すなわち、第1及び第2摩擦摺接部材42、44の各々は、ワイヤWの外周面の2箇所において当接可能な2つの傾斜面4204、4404を含んで構成されているので、直径の異なる2種類のワイヤWに張力を付与する場合であっても、ワイヤWの直径に対応させて第1摩擦摺接部材42および第2摩擦摺接部材44をその都度交換することなく、単一の第1摩擦摺接部材42および単一の第2摩擦摺接部材44を共通して使用できる。
従って、直径の異なる複数種類のワイヤWに張力を付与する場合であっても、単一の第1摩擦摺接部材42および単一の第2摩擦摺接部材44を用いてそれらワイヤWに所望の張力を付与することができる。
なお、ワイヤWに付与される張力は、第1摩擦摺接部材42の2つの傾斜面4202と、第2摩擦摺接部材44の2つの傾斜面4402との間の相対的な距離を小さくするほど大きな値となり、それら傾斜面の相対的な距離を大きくするほど小さな値となる。
本実施の形態によれば、ワイヤ張力付与装置20は、ワイヤWの長手方向に近接して並べられた第1摩擦摺接部材42及び第2摩擦摺接部材44とを含んで構成されているので、従来の複数のローラや複数のプーリを用いる場合に比べてワイヤが通過する部分の周囲に大きなスペースを必要とせず、小さなスペースに配置でき、マリンホースを製造する装置全体を小型化する上で極めて有利となる。
また、第1及び第2摩擦摺接部材42、44の2つの傾斜面4204、4404でワイヤWを挟圧することでワイヤWに張力を付与するようにしたので、上述のように、直径の異なる2種類のワイヤWに張力を付与する場合であっても、ワイヤWの直径に対応させて第1摩擦摺接部材42および第2摩擦摺接部材44をその都度交換することなく、単一の第1摩擦摺接部材42および単一の第2摩擦摺接部材44を共通して使用でき、マリンホースを製造する装置のコストダウンを図る上でも有利となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、位置決め手段50に代えて第2摩擦摺接部材44を、摩擦接触部4402が第1摩擦摺接部材42の摩擦接触部4202に接近する方向に付勢する付勢手段60を設けたものであ利、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
付勢手段60は、第2摩擦摺接部材44に連結されて第2摩擦摺接部材44に付勢力を作用させる油圧シリンダ62と、油圧シリンダ62ヘ圧油を供給する油圧ポンプと、圧油の経路の切り替えを行なう電磁弁64と、油圧シリンダ62への圧油の設定圧力を定めワイヤWへの付勢力を調整する油圧レギュレータと、油圧タンクと、圧力計68などを備えている。
油圧シリンダ62は、シリンダ本体6202と、ピストンロッド6204とを備えている。シリンダ本体6202の下端のフランジ6206が、第1摩擦摺接部材42の上端に取着された上板5030に取着され、ピストンロッド6204の下部に設けたフランジ6208が連結板4420に当接し、ピストンロッド6204の下端は、第1の実施の形態と同様に第2摩擦摺接部材44の上部に回転可能かつピストンロッド6204の長手方向に第2摩擦摺接部材44と一体的に移動するように連結されている。
第2の実施の形態によれば、ワイヤ張力付与装置20が、互いに近接して配置された第1摩擦摺接部材42と第2摩擦摺接部材44とを含んで構成されているので、第1の実施の形態と同様に、小さなスペースに配置でき、マリンホースを製造する装置全体を小型化する上で極めて有利となり、また、直径の異なる2種類のワイヤWに張力を付与する場合であっても、単一の第1摩擦摺接部材42および単一の第2摩擦摺接部材44を共通して使用でき、マリンホースを製造する装置のコストダウンを図る上でも有利となる。
さらに、第2の実施の形態によれば、圧力計68を視認しながら油圧レギュレータにより油圧シリンダ62に作用させる圧力を、所望の張力が得られるように変えることができ、また、ワイヤWに付与される張力を一定値に維持できるので、作業者毎に付与する張力が異なるなどの不具合を解消でき、作業者が異なった場合でも設計どおりの張力をワイヤWに付与することが可能となる。
なお、本実施の形態では、第1、第2摩擦摺接部材42、44の摩擦接触部4202、4402の形状がV字状を呈する場合について説明したが、摩擦接触部4202、4402の形状はV字状に限定されず、ワイヤWの外周面の2箇所に当接可能な2つの傾斜面4202、4402を備える形状であれば良く、例えば、台形状や多角形を半分に切った形状でもよい。
また、本実施の形態では、ワイヤ張力付与装置20を、マリンホースを1次成形する際に用いた場合について説明したが、本発明のワイヤ張力付与装置20の用途は、マリンホースを1次成形する場合に限定されず、回転駆動される物体に巻取られるワイヤに張力を付与する場合に広く適用される。
マリンホースを1次成形する際に用いられる装置の側面図である。 マリンホースを1次成形する際に用いられる装置の平面図である。 ワイヤ張力付与装置の正面図である。 ワイヤ張力付与装置の側面図である。 (A)、(B)、(C)は摩擦接触部の説明図である。 第2の実施の形態に係るワイヤ張力付与装置の側面図である。
符号の説明
10……マンドレル、W……ワイヤ、20……ワイヤ張力付与装置、36……ストレートナー、40……ゲート機構、42……フレーム、42……第1摩擦摺接部材、4202、4402……摩擦接触部、4204、4404……傾斜面、44……第2摩擦摺接部材、50……位置決め手段、60……付勢手段、62……油圧シリンダ。

Claims (6)

  1. 回転駆動される物体に巻取られるワイヤに張力を付与する張力付与装置であって、
    前記巻取られるワイヤが挿通されるゲート機構を備え、
    前記ゲート機構は、フレームと、該フレームに支持されて前記ワイヤの長手方向に互いに近接して並べられた第1摩擦摺接部材及び第2摩擦摺接部材とを備え、該ゲート機構に挿通されたワイヤを前記第1摩擦摺接部材と前記第2摩擦摺接部材との間に挟圧することで、巻取られるワイヤが該ゲート機構を通過して走行する際に、そのワイヤの外周面に摩擦力を作用させるように構成されており、
    前記第1及び前記第2摩擦摺接部材はそれぞれ板材からなり、それら板材の厚さ方向を前記ワイヤの長手方向に沿わせそれらの板材の厚さ方向の端部に位置する板面を重ね合わせ互いに接触させて配置され、
    前記第1及び第2摩擦摺接部材の各々は、前記ゲート機構に挿通されたワイヤの外周面に摩擦接触する摩擦接触部が、前記第1及び第2摩擦摺接部材を構成する各板材の厚さ方向にそれぞれ貫通された2つの傾斜面を含んで構成され、
    前記第1摩擦摺接部材の摩擦接触部を構成する前記2つの傾斜面と、前記第2摩擦摺接部材の摩擦接触部を構成する前記2つの傾斜面とは、それぞれ前記ワイヤの長手方向において前記板面を介して並べられかつ前記ワイヤの直径方向において互いに反対の箇所に位置して前記ワイヤの外周面の2箇所において当接可能に設けられている、
    ことを特徴とするワイヤ張力付与装置。
  2. 前記第1摩擦摺接部材は前記フレームに固定支持されており、
    前記第2摩擦摺接部材は、該第2摩擦摺接部材の摩擦接触部が前記第1摩擦摺接部材の摩擦接触部に対して離間接近する方向に移動可能に前記第1摩擦摺接部材に支持されており、
    前記ゲート機構は更に、前記第2摩擦摺接部材を、該第2摩擦摺接部材の摩擦接触部が前記第1摩擦摺接部材の摩擦接触部に対して離間接近する方向に移動させ、かつ、前記第2摩擦摺接部材を所望の位置において前記第1摩擦摺接部材に固定することのできる位置決め手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤ張力付与装置。
  3. 前記第1摩擦摺接部材は前記フレームに固定支持されており、
    前記第2摩擦摺接部材は、該第2摩擦摺接部材の摩擦接触部が前記第1摩擦摺接部材の摩擦接触部に対して離間接近する方向に移動可能に前記第1摩擦摺接部材に支持されており、
    前記ゲート機構は更に、前記第2摩擦摺接部材を、該第2摩擦摺接部材の摩擦接触部が前記第1摩擦摺接部材の摩擦接触部に接近する方向に付勢する付勢手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤ張力付与装置。
  4. 前記付勢手段は、前記第2摩擦摺接部材に連結されて前記第2摩擦摺接部材に付勢力を作用させる油圧シリンダを備えている、
    ことを特徴とする請求項3記載のワイヤ張力付与装置。
  5. 前記第1及び第2摩擦摺接部材の各々は、前記摩擦接触部がV字状を呈しており、
    前記摩擦接触部の前記2つの傾斜面は、前記V字を形成する2つの傾斜面で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤ張力付与装置。
  6. 前記第1及び第2摩擦摺接部材の前記摩擦接触部は、それら第1及び第2摩擦摺接部材に取着された焼入れ可能な材料で構成され、前記2つの傾斜面は、前記焼入れ可能な材料の表面が焼入れ研磨されて構成されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のテンション装置。
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