JP5210611B2 - 開閉器制御システム及び自動検針システム - Google Patents

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Description

本発明は、配電系統に設置される開閉器の開閉制御を行う開閉器制御システム、この開閉器制御機能を有する自動検針システムに関する。
通常、商用電力送電系統からの引き込み線と電力需要家の屋内配線系統との間には、両系統の遮断又は接続を行うための開閉器が設置される。該開閉器は、電力需要家の転居等の際に開閉される他、電力料金の未払い等の特別事情が生じたときにも操作される。なお、安全性を担保するため、開閉器には開(切)操作が可能な電流容量が定められている。前記特別事情による電力供給停止の場合は、電力需要家が現に電力を使用している状態での切操作が必要となる場合が少なくないが、この場合、作業者は電力量計の動作状況から電力使用状況を確認しつつ、開閉器を切操作している。
近年、各電力需要家に通信端局を設置し、これらを電力事業者が保有する収集サーバと通信可能に接続し、各電力需要家における電力量計の検針データを定期的に収集する自動検針システムが一部運用されている。そして、前記通信端局に開閉器の開閉動作を制御する機能を具備させ、例えば上記特別事情が生じたときに、収集サーバの側から開閉器を切操作する制御信号を該当する通信端局へ送信し、遠隔的に切操作を実行させることも行われている。
このように開閉器を遠隔で切操作する場合にあっても、当該電力需要家における電力使用状況を何らかの手段で確認する必要がある。その手段の一つは、各電力需要家の屋内配線系統にCT(current transformer)のような電流センサを取り付け、端局を通して該電流センサの出力値を取得することで、負荷電流値を遠隔監視可能とする方法である(例えば特許文献1)。しかし、この方法は、電流センサという新たな機器の設置が必要となり、端局ユニットのコストアップを招来する。また、電力量計や開閉器は限られたスペースに設置されることが多く、電流センサの設置スペースの確保が困難であるケースもあった。
他の手段として、電力事業者側から電力需要家に電話連絡等を取り、現状の電力使用状況を直接確認した上で、開閉器を遠隔で切操作する方法がある。この方法によれば、電流センサ類の設置は省けるが、特別事情が生じた電力需要家に個別連絡を取る手間が発生する。膨大な数の電力需要家を抱える電力事業者にとって、このような手間は看過できない作業量となる。
特開2004−229400号公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、手間を掛けず、また、電流センサ類を新たに設置することなく配線系統の負荷電流を把握し、開閉器を安全に開閉できる開閉器制御システム、この開閉器制御機能を有する自動検針システムを提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る開閉器制御システムは、負荷に対して給電を行う配線系統に接続され、該配線系統における電力使用量を計測する電力量計と、前記配線系統を電力送電系統に対して遮断又は接続する開閉器と、前記開閉器の開閉動作を制御する開閉器制御部と、を備え、前記電力量計は、電力使用量の積算値を所定の分解能でカウントし、そのカウント値を所定のインターバルを置いて出力するものであり、前記開閉器制御部は、前記配線系統の負荷電流値が所定の閾値以下であると判定される場合に、前記開閉器を閉から開の状態へ動作させる制御を行うものであって、前記判定に用いる負荷電流値として、出力された前記カウント値の増加度合いに基づき推定される電流現在値を使用することを特徴とする(請求項1)。
この構成によれば、配線系統に設置されている電力量計のカウント値の増加度合いに基づき負荷電流値を推定する。一般に配電系統には電力量計が備えられていることから、電流センサ類を新たに設置することなく、既存の設備を援用して、安全性を担保しつつ開閉器を閉から開へ自動的に切り換えることができる。
上記構成において、前記開閉器制御部は、前記電力量計の計測インターバル及び分解能から、前記電流現在値の最大値を推定し、該最大値を前記判定用の電流現在値として使用することが望ましい(請求項2)。
電力量計において、電力使用量の積算値を連続的に計測させることも考えられるが、データ量を抑制するために所定のインターバルを置いて計測することが望ましい。また、電力量計のカウント値には分解能の限界がある。このため、カウント値の増加が発生し得る条件に、前記計測インターバル及び分解能によって一定の幅が生じてしまう。そこで、この幅に従って電流現在値の最小値と最大値とを推定し、前記最大値を前記判定に用いるようにすることで、安全サイドで開閉器の開閉を行わせることができる。
上記いずれかの構成において、前記開閉器制御部に、前記開閉動作の実行を求める制御信号を与える遠隔制御手段をさらに備え、前記開閉器制御部は、前記遠隔制御手段から制御信号を与えられたとき、その直近で求められた前記電流現在値を使用して、前記判定を行うことが望ましい(請求項3)。
この構成によれば、開閉器の開閉操作を遠隔的に、安全に行わせることができる。また、電力量計の自動検針システムが導入されている場合においては、新たなハードウェアを追加することなく、電力量計から検針データを取得するアルゴリズムを変更するだけで、負荷電流値の監視並びに開閉器の開閉制御を行わせることが可能となる。
この場合、前記開閉器制御部は、前記カウント値の増加に基づき電流現在値が求められた直近の時点から前記制御信号を与えられた時点までが所定時間以上経過しているとき、予め定められた値を使用して、前記判定を行うことが望ましい(請求項4)。
この構成によれば、負荷電流値がいつまでも閾値を超過していると判定し続け、開閉器を開操作できなくなるという状況を回避することができる。
本発明の他の局面に係る自動検針システムは、電力使用量の検針データを収集する集約装置と、前記集約装置と通信可能に接続された複数の端局ユニットとを備え、前記端局ユニットは、それぞれ、前記集約装置との通信を実行する通信装置と、負荷に対して給電を行う配線系統に接続され該配線系統における電力使用量を計測する電力量計と、前記配線系統を電力送電系統に対して遮断又は接続する開閉器と、前記開閉器の開閉動作を制御する開閉器制御部とを備え、前記電力量計は、電力使用量の積算値を所定の分解能でカウントし、そのカウント値を所定のインターバルを置いて出力するものであり、前記通信装置は、前記カウント値を前記検針データとして所定の通信タイミングで前記集約装置へ送信するものであり、前記集約装置は、前記端局ユニットの開閉器制御部に、前記開閉動作の実行を求める制御信号を与える制御部を備えるものであって、前記開閉器制御部は、前記配線系統の負荷電流値が所定の閾値以下であると判定される場合に、前記開閉器を閉から開の状態へ動作させる制御を行うものであって、前記判定に用いる負荷電流値として、出力された前記カウント値の増加度合いに基づき推定される電流現在値を使用し、且つ、前記集約装置から前記制御信号を与えられたとき、その直近で求められた前記電流現在値を使用して、前記判定を行うことを特徴とする(請求項5)。
この構成によれば、現状で運用されている開閉器制御機能付きの自動検針システムのハード構成をそのまま用い、電力量計のカウント値から負荷電流値を監視し、開閉器を適正な時点で遮断することができる。
本発明によれば、電力需要家に電話連絡を取るような手間を掛けず、また、電流センサ類を新たに設置することなく配線系統の負荷電流を把握し、遠隔地から開閉器を開閉することができる。従って、開閉器を所定の電流容量以下で安全に開閉できると共に、電流センサ類を設置するためのスペースやコストを省くことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態につき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動検針システム(開閉器制御システム)の全体構成を示す模式図である。この自動検針システムは、多数の電力需要家から電力使用量の検針データを自動的に収集するものであって、収集サーバSV及びゲートウエイGW(集約装置)と、多数の端局A、B、C・・・とで構成されている。
端局A、B、C・・・は、ゲートウエイGW及び他の端局と無線通信が可能とされた無線通信端局であって、各々の電力需要家に設置され、電力使用量の検針データを含むデータをゲートウエイGWに向けて定期的に送信する。本実施形態では、各端局A、B、C・・・はPHS(Personal Handyphone System)トランシーバモードで無線通信を行う。また、端局A、B、C・・・は、複数の階層を備えたツリー状にネットワーク接続されている。
収集サーバSVは、例えば電力会社の営業所などに設置され、各電力需要家の電力料金等を算出するために、前記検針データを各端局から収集する。収集サーバSVは、図略の他の業務サーバ、管理サーバ、制御サーバ等にネットワーク接続され、他の業務と連携した運用がなされる。収集サーバSVは、ゲートウエイGW、端局A、B、C・・・がどのように配列されているかを示すルートテーブルを保持しており、ゲートウエイGW、端局A、B、C・・・の各々と個別にデータ通信が可能とされている。
ゲートウエイGWは、収集サーバSVと社内光ファイバ網などのネットワークを介して接続され、端局A、B、C・・・により構成されているPHS無線通信網と、収集サーバSVが接続されている光ファイバ通信ネットワークとを相互接続する機器である。前記ルートテーブルに従って、1つのゲートウエイGWの下層には端局A、Hが配列され、端局Aの下層には端局B、Cが配列され、端局B及び端局Cの下層には各々、端局D、E及び端局F、Gが配列されるというように、ツリー状のPHS無線通信網が形成されている。
端局A、B、C・・・の側から収集サーバSVに向けては、上述の通り検針データが定期的に送信される。一方、収集サーバSVから端局A、B、C・・・の側に向けては、受信していない検針データの要求信号等の他、本実施形態では開閉器25(図3)の開閉を要求する開閉制御データが送信される。
図2は、収集サーバSV(ゲートウエイGW)と、一つのツリーを構成する端局A、B、C、D、E、F、Gとの間における、データの送受信状態を示すタイムチャートである。収集サーバSVが検針データを受信する場合、最下層の端局D、Eが、所定の送信タイミングが到来すると、自身の検針データを中層の端局Bへそれぞれ送信する。同様に、他の最下層の端局F、Gは、自身の検針データを、端局Cへ送信する。次に、端局Bは、自身の検針データと、先に受信した端局D、Eの検針データとを、上層の端局Aに送信する。同様に、端局Cも、自身の検針データと、先に受信した端局F、Gの検針データとを、上層の端局Aに送信する。しかる後、端局Aは、自身の検針データと、先に受信した端局B〜Gの検針データとを、ゲートウエイGWを介して収集サーバSVに送信する。
一方、収集サーバSVから制御データが送信されるときは、受信のときの逆のルートでデータが送信される。例えば、収集サーバSVから端局Eへ前記開閉制御データが送信される場合は、ゲートウエイGW、端局A及び端局Bを順次経由する無線通信路が用いられる。
このように、多数の端局A、B、C・・・を、複数の階層を備えたツリー状にネットワーク接続し、所謂バケツリレー式にデータ送信を行うことで、収集サーバSV(ゲートウエイGW)から個別に各端局へポーリングする場合に比べて短時間でデータを収集可能になる。なお、データ送信を、このようなバケツリレー式に固定化しなくとも良く、必要に応じて階層をスキップして端局間で無線通信を行わせたり、ゲートウエイGWと下層端局との間で直接無線通信を行わせたり、或いは他のゲートウエイGWに属する端局との間で直接無線通信を行わせたりしても良い。
続いて、収集サーバSV、及び一つの端局Aの機能構成を、図3に示すブロック図に基づいて説明する。収集サーバSVは、機能的に、送受信部11、制御部12及びデータ記憶部13を備えている。また、端局Aは、送受信部21、制御部22及びバックアップメモリ23を備えている。なお、端局Aは、当該端局Aが配置される電力需要家における電力使用量を計測する電力量計24と、商用電力送電系統から当該電力需要家への給電のON・OFFを切り換える開閉器25とが組み合わされた端局ユニットUTとして、電力需要家に配置されている。他の端局B、C・・・についても同様である。
送受信部11は、ゲートウエイGWを介して多数の端局A、B、C・・・とデータ通信を行う機能部である。送受信部11は、端局A、B、C・・・から定期的に送信されてくる電力量計24の検針データを受信する一方で、端局A、B、C・・・に対して、バックアップ検針データの要求信号や開閉器25の開閉制御信号等の制御データを送信する。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)等から構成され、CPUが制御プログラムを実行することにより収集サーバSVの各部に動作を司る。制御部12は、送受信部11の送受信処理、データ記憶部13への記憶処理などを制御する。
さらに、制御部12は、前記開閉制御信号を生成する開閉器遠隔制御部121(遠隔制御手段)を機能的に含む。開閉器遠隔制御部121は、開閉器25を閉(入)から開(切)の状態へ動作させ電力需要家の屋内配線系統を商用電力送電系統から遮断するための制御(以下、「切制御」という)信号、及び開閉器25を開(切)から閉(入)の状態へ動作させ電力需要家の屋内配線系統を商用電力送電系統へ接続するための制御(以下、「入制御」という)信号を生成する。
ここで、切制御信号は、例えば電力需要家の転出や、特別事情に基づく電力供給停止理由が生じたときに当該電力需要家の端局へ送信される。一方、入制御信号は、例えば電力需要家の転入や、電力供給停止理由が解消したときに当該電力需要家の端局へ送信される。これら切制御信号及び入制御信号は、収集サーバSVに相互接続されている管理サーバ(図略)等から指示が与えられたタイミングで生成・送信される。
データ記憶部13は、各端局A、B、C・・・から定期的に送信され、送受信部11で受信された検針データを記憶する。図4は、この検針データの一例を示すデータ構成図である。検針データは、「計器ID」、「検針日時」、「指示値」及び「データフラグ」を含む。「計器ID」は、電力需要家毎の電力量計24に付与されている固有のID番号である。「検針日時」は、当該検針データが取得された日時を示す時刻データである。「指示値」は、電力量計24がカウントしている電力使用量の積算値(カウント値)である。「データフラグ」は、指示値が適正に読み取られたか否か等の情報をフラグ形式で示すデータである。このような検針データが、予め定める所定の検針周期、例えば30分毎に、各端局A、B、C・・・から収集サーバSVへ送信される。
端局Aの送受信部21は、上層のゲートウエイGW、若しくは下層の端局B、Cと無線のデータ通信を行うための機能部である。送受信部21は、端局B、C・・・から定期的に送信されてくる電力量計24の検針データと自身の検針データとを、収集サーバSVに向けて所定の送信タイミング毎に送信する一方で、収集サーバSVから送信される制御データを受信する。
制御部22は、端局Aの各部に動作を司ると共に、電力量計24の検針データを所定の検針周期で定期的に読み取る処理、該検針データを収集サーバSVへ送信する処理、及び該検針データをバックアップメモリ23に記憶させる処理などを制御する。
さらに、制御部22は、開閉器25を開閉させる制御を行う開閉器制御部221を機能的に含む。開閉器制御部221は、前記開閉制御信号が収集サーバSVの側から与えられたときに上記「切制御」又は「入制御」を行うのであるが、本実施形態では特に、配線系統の負荷電流値が所定の閾値以下であるか否かを、電流センサ類を用いることなく電力量計24の検針データに基づき判定した上で、「切制御」を行うようにしている。この点については、後記で詳述する。
バックアップメモリ23は、電力量計24から読み取られた検針データを、バックアップ用に記録するメモリである。メモリオーバーを抑止するために、検針時刻から所定の期間(例えば1ヶ月)が経過したものにつき、制御部22がバックアップメモリ23のデータを自動消去するルーティンを具備させるようにしても良い。
電力量計24は、電力需要家が保有する電力負荷に対して給電を行う屋内配線系統に接続され、該屋内配線系統における電力使用量を計測する。電力量計24は、電力使用量の積算値を所定の分解能でカウントし、そのカウント値を所定のインターバルを置いて出力する。このカウント値は、収集サーバSVへの送信のため例えば30分毎に検針値として読み取られる他、本実施形態では負荷電流値の監視のために3秒〜360秒程度のインターバルで読み取られる。
開閉器25は、上記「切制御」又は「入制御」に応じて、電力需要家の屋内配線系統を商用電力送電系統から遮断又は接続する。一般に開閉器には、「切」動作を安全に行うことができる定格電流容量が定められている。そして、定格電流容量を超える電流が流れている状態で「切制御」を行うと、セーフティガードが作動して「切」動作が実際に行われなかったり、或いは開閉器が故障したりする不具合が生じる。従って、「切制御」を行うに際しては、負荷電流値を把握しておくことが肝要となる。
続いて、図5〜図8に基づき、開閉器制御部221の詳細を説明する。図5は、開閉器の遠隔制御シーケンスを示すタイムチャートである。ここでは、収集サーバSVから、ゲートウエイGW及び端局Aを介して、端局Bの開閉器25が遠隔制御される例を示している。
収集サーバSVから発せられた開閉器制御要求(開閉制御信号)は、ゲートウエイGWと端局Aとを順次経て、端局Bで受信される。端局Bでは、計器ID確認処理、開閉器状態確認処理、電流現在値確認処理、開閉器制御などの開閉器制御処理と、併せて検針が実行される(図9、図10のフローチャートに基づき後記で詳述する)。開閉器制御を終えると、処理が完了したことを報知する開閉器制御応答が端局Bから発せられ、端局A及びゲートウエイGWを経て、収集サーバSVでこれが受信される。
開閉器制御部221は、「切制御」の開閉器制御要求がいつ与えられても対応できるよう、電力量計24の検針値に基づき屋内配線系統の負荷電流値を監視する。図6は、このような電流値監視、並びに開閉器制御の方法を概略的に説明するためのタイミングチャートである。
電力量計24は、電力需要家における電力使用量の積算値を、所定の分解能(例えば0.01kWh)でカウントする。そのカウント値は、n秒のインターバルを置いた検針タイミングt0、t1、t2・・・毎に、負荷電流値監視用の検針値として開閉器制御部221により読み取られる。開閉器制御部221は、この検針値(カウント値)の増加度合いに基づき電流現在値を算出し、負荷電流値を推定する。
図6に示すように、検針タイミングt1(第2の計測タイミング)で検針値の増加が認識されたとする。これに続いて、検針タイミングt4(第1の計測タイミング)で、再び検針値の増加が認識されたとする。このような検針値増加の認識時が、電流現在値の算出タイミングとなる。ここで、検針タイミングt4における検針値の増加分をp、検針周期数をkとするとき、今回の検針値増加分pと、前回の検針値増加認識から今回の検針値増加認識までの経過時間(k×n)とから、下記(1)式を基礎とする算出式(後記で詳述する)に基づき、検針タイミングt4において電流現在値を算出する。
P(kWh)=E(V)×I(A)×t(秒)÷3600÷1000 ・・・(1)
検針タイミングt6で「切制御」の開閉器制御要求が収集サーバSV側から与えられた場合、開閉器制御部221は、その直近で求められている検針タイミングt4の電流現在値を使用して、負荷電流値が開閉器25に「切」動作を行わせることができる所定の閾値以下であるか否かを判定する。そして、閾値以下である場合、開閉器制御部221は開閉器25に対する「切制御」を実行し、閾値を超過している場合は「切制御」を保留する。この際、電流現在値は、安全方向に最大誤差を見込んで算出される。以下、かかる電流現在値の算出式の詳細を例示する。
電力需要家の屋内配線系統が、単相二線式(線間電圧=100V)、力率100%の線路であると想定する。この場合、上記(1)式より、電流値Iを次の通り表すことができる。
P(kWh)=E(V)×I(A)×t(秒)÷3600÷1000
I(A)=P(kWh)÷E(V)÷t(秒)×3600×1000・・・(2)
電力量計24の分解能が0.01kWhであるとき、上記の検針値増加分pを用いると、(2)式の電流値Iを通り表すことができる。
I(A)=(p×0.01)÷E÷t×3600×1000
=p÷E÷t×36000
電圧E=100Vであるので、
I(A)=p÷t×360 ・・・(3)
上述の通り、検針インターバルをn秒、検針値がp増加するのに要する時間をk×nとするとき、(3)式より電流値Iは、下記(4)式の通りとなる。
I(A)=360×p÷(k×n) ・・・(4)
上記(4)式で求められる電流値は、前回から今回の検針値(カウント値)の増加分pに基づき推定される、負荷電流値の中心値ということができる。本実施形態ではこれに止まらず、次に説明する通り、検針インターバル及び電力量計24の分解能から、電力量計24のカウント値の増加が生じ得るマックス条件とミニマム条件とを求め、これら条件に従って負荷電流値の最小値と最大値とを推定する。そして、最大値から推定される負荷電流値を使用して、上記閾値以下であるか否かが判定される。
先ず、検針インターバルがn秒であることに伴い、電力量計24のカウント値が実際にpだけ増加したことが、検針値の増加分pとして計測される可能性には一定の幅がある。図7は、その可能性の範囲を説明するためのタイミングチャートである。
いま、検針タイミングt12で検針値の増加が認識され、これに続いて、検針タイミングt16でpだけ検針値の増加が認識されたとする。この場合、純粋に検針値に基づけば、電流現在値Iは検針タイミングt12を経過時間算出の基準時として、上記(4)式により求められる。しかし、検針値の増加分pとして認識される電力量計24のカウント値の増加態様には、図7に示すように[ケース1]のミニマム条件から、[ケース2]のマックス条件までの幅がある。
ケース1では、検針タイミングt11から微小時間Δt1が経過した時刻にカウント値が増加し、さらに検針タイミングt16から微小時間Δt4だけ直前の時刻に、カウント値に増加分pが生じた態様を示している。一方、ケース2では、検針タイミングt12から微小時間Δt2だけ直前の時刻にカウント値が増加し、さらに検針タイミングt15から微小時間Δt3が経過した時刻に、カウント値に増加分pが生じた態様を示している。これらケース1、ケース2とも、検針値として増加分pが認識されるのは検針タイミングt12とt16なのであるが、ケース1では検針周期数k≒5、ケース2ではk≒3であるので、実質的にはケース1の電流現在値Iminと、ケース2の電流現在値Imaxとは、(4)式より次の通り表すことができる。
min(A)=360×p÷((k+1)×n) ・・・(5)
max(A)=360×p÷((k−1)×n) ・・・(6)
従って、検針値として増加分pが認識された場合の電流現在値の可能性値Ix1は、上記(5)式及び(6)式より、次の(7)式の通りとなる。
x1(A)=360×p÷((k+1)×n)〜360×p÷((k−1)×n)
・・・(7)
もし、n=3秒ならば、
x1(A)=120×p÷(k+1)〜120×p÷(k−1)
である。但し、以上はk≧2で、pの増加分が生じた場合である。
k=1でpの増加分が生じた場合、電力量計24の分解能により、実際の消費電力量は一定の幅を持つ。図8は、その幅を説明するためのグラフである。電力量計24のカウント値は、図中Rで示すように、その分解能に応じて階段状に上昇して行く。しかし、検針タイミングt22〜t23で、pの増加分が生じる消費電力量の可能性は、マックス条件Rと、ミニマム条件Rとがある。
すなわち、マックス条件Rは、検針タイミングt22でカウント値p1を僅かに超過し、検針タイミングt23でカウント値p3(=p1+2)を僅かに下回る電力消費を、電力量計24が計測している場合である。一方、ミニマム条件Rは、検針タイミングt22でカウント値p2(=p1+1)を僅かに下回り、検針タイミングt23でカウント値p2を僅かに上回る電力消費を、電力量計24が計測している場合である。従って、pの増加分が生じたとしても、実際の消費電力量はマックス条件Rでは≒p+1、ミニマム条件Rでは≒p−1となり、実質的に(p−1)〜(p+1)の幅を持つことになる。
よって、k=1のとき、ミニマム条件Rの電流現在値Iminと、マックス条件Rの電流現在値Imaxとは、(4)式より次の通り表すことができる。
min(A)=360×(p−1)÷(1×n) ・・・(8)
max(A)=360×(p+1)÷(1×n) ・・・(9)
従って、k=1で、検針値として増加分pが認識された場合の電流現在値の可能性値Ix2は、上記(8)式及び(9)式より、次の(10)式の通りとなる。
x2(A)=360×(p−1)÷(1×n)〜360×(p+1)÷(1×n)
・・・(10)
もし、n=3秒ならば、
x2(A)=120×(p−1)〜120×(p+1)
である。
以上のように、電力量計24の検針値から求められる電流現在値には、(7)式又は(10)式の幅を持つことが可能性として考えられるのであるが、安全方向に最大誤差を考慮するならば、(6)式又は(9)式で示される最大値を用いて、開閉器24の「切制御」を実行させるか否かの判定を行うことが望ましい。従って、開閉器制御部221は、n=3秒と設定されている場合、電流現在値を、
I(A)=120×p÷(k−1) 但し、k≧2
I(A)=120×(p+1) 但し、k=1
の算出式で算出し、これを屋内配線系統の負荷電流値と扱って、開閉器24を「切制御」するか否かを判定する。
上記の如き算出方法で求めた、単相二線式(線間電圧=100V)線路の電流現在値の算出例を表1に示す。表中の「最大値」が、開閉器制御部221で使用される電流現在値である。
Figure 0005210611
また、屋内配線系統が、線間電圧=200V、力率100%の単相二線式線路である場合、上記(7)式、(10)式は次の通りとなる。
x1(A)=180×p÷((k+1)×n)〜180×p÷((k−1)×n)
x2(A)=180×(p−1)÷(1×n)〜180×(p+1)÷(1×n)
n=3秒ならば、これらの式は、
x1(A)=60×p÷(k+1)〜60×p÷(k−1)
x2(A)=60×(p−1)〜60×(p+1)
となる。
単相二線式(線間電圧=200V)線路の電流現在値の算出例を表2に示す。同様に、表中の「最大値」が、開閉器制御部221で使用される電流現在値である。
Figure 0005210611
この他、他の線路形式の配線系統における電流現在値の算出式も、同様にして導出することができる。単相三線式、線間電圧100V、不平衡率40%、力率100%の線路の場合は、次式で電流現在値Ix3、Ix4を算出することができる。
x3(A)=120×p÷(k−1)÷2×1.2 但し、k≧2、n=3
x4(A)=120×(p+1)÷2×1.2 但し、k=1、n=3
また、三相三線式、線間電圧200V、不平衡率30%、力率90%の線路の場合は、次式で電流現在値Ix5、Ix6を算出することができる。
x5(A)=(60÷√3)×p÷(k−1)÷0.9×1.15 但し、k≧2、n=3
x6(A)=(60÷√3)×(p+1)÷0.9×1.15 但し、k=1、n=3
なお、開閉器制御部221は、検針値の増加に基づき電流現在値が求められた直近の時点から前記制御信号を与えられた時点までの経過時間、図6の例では、検出タイミングt4〜t6までの時間が、所定時間以上経過しているとき、予め定められた値を電流現在値として使用して、「切制御」を実行させるか否かの判定を行う。これは、負荷電流値がいつまでも閾値を超過していると判定し続け、開閉器25の「切制御」が実行できなくなる不都合を回避するためである。この場合の経過時間及び電流現在値は、線路形式や線間電圧に応じて適宜決定すれば良いが、例えば前回の検針値増加を認識した後、360秒経過して新たな検針値増加が認識されなかった場合、電流現在値=1Aとするアルゴリズムで、開閉器制御部221の処理を行わせることができる。
続いて、開閉器制御部221による開閉器制御処理の動作を、図9及び図10に基づいて説明する。図9は、「切制御」の処理動作を示すフローチャートである。収集サーバSVからの「切制御」の開閉器制御要求(図5参照)を送受信部21が受信すると、開閉器制御部221は、その要求信号に含まれる計器IDを確認する(ステップS1)。そして、それが一致しているか否かを確認する(ステップS2)。計器IDは、上述の通り各端局の電力量計24に割り当てられているIDであるが、該IDを利用して、自身の端局に対する開閉器制御要求であるか否かを確認する。
計器IDが一致している場合(ステップS2でYES)、開閉器制御部221は、開閉器25の現在状態を確認する(ステップS3)。なお、計器IDが一致していない場合(ステップS2でNO)、処理を終える。
開閉器25の現在状態が“入”状態であるとき(ステップS4でYES)、開閉器制御部221は、電流値監視用の検針と上記で詳述した算出式とで求められている電流現在値の最大値を、屋内配線系統の負荷電流値の推定値として抽出(確認)する(ステップS5)。一方、すでに“切”状態であるとき、同方向制御となるので、ステップS11にスキップする。
次に、開閉器制御部221は、電流現在値が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS6)。なお、この閾値は、開閉器25を無理なく「切」操作できる負荷電流値であり、当然、開閉器25の定格電流容量以下となる電流値である。電流現在値がこの閾値を超過している場合(ステップS6でNO)、「切制御」の実行は留保され、ステップS11にスキップする。或いは、ステップS5に戻って、電流現在値を確認するループとしても良い。
電流現在値が閾値以下である場合、開閉器制御部221は、開閉器25に対して「切制御」を実行する(ステップS7)。続いて開閉器制御部221は、開閉器25の動作安定を待つための所定の待ち時間(例えば100ms)のカウントを開始し(ステップS8)、待ち時間が満了したら開閉器25の状態確認を行う(ステップS9)。開閉器25が“切”状態に変化しているとき(ステップS10でYES)、ステップS11の検針が行われた後、処理を終了する。もし“切”状態に変化していない場合は(ステップS10でNO)、ステップS7に戻ってリトライする。なお、ステップS11の検針は、開閉器制御時点における電力量計24の検針値を確認するためのものである。
次に、図10は、「入制御」の処理動作を示すフローチャートである。収集サーバSVからの「入制御」の開閉器制御要求を送受信部21が受信すると、開閉器制御部221は、その要求信号に含まれる計器IDを確認する(ステップS21)。そして、それが一致しているか否かを確認する(ステップS22)。計器IDが一致している場合(ステップS22でYES)、開閉器制御部221は、開閉器25の現在状態を確認し(ステップS23)、さらに、開閉器制御直前の電力量計24の検針値を確認する(ステップS24)。なお、計器IDが一致していない場合(ステップS22でNO)、処理を終える。
開閉器25の現在状態が“切”状態であるとき(ステップS25でYES)、開閉器制御部221は、「入制御」を実行する(ステップS26)。一方、すでに“入”状態であるとき、同方向制御となるので、そのまま処理を終える。
その後、開閉器制御部221は、開閉器25の動作安定を待つための所定の待ち時間(例えば100ms)のカウントを開始し(ステップS27)、待ち時間が満了したら開閉器25の状態確認を行う(ステップS28)。開閉器25が“入”状態に変化しているとき(ステップS29でYES)、処理を終了する。もし“入”状態に変化していない場合は(ステップS29でNO)、ステップS26に戻ってリトライする。
以上説明した、本実施形態に係る自動検針システムによれば、端局A、B、C・・・を保有する電力需要家に電話連絡を取るような手間を掛けず、また、電流センサ類を新たに設置することなく、電力需要家の端局ユニットUTにおいて自身の配線系統の負荷電流を把握し、遠隔地から与える制御信号により開閉器25を開閉させることができる。従って、開閉器25を所定の電流容量以下で安全に開閉できると共に、電流センサ類を設置するためのスペースやコストを省くことができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、下記に示すような変形実施形態を取ることができる。
[1]上記実施形態では、集約装置が、収集サーバSVとゲートウエイGWとからなる例を示した。これは、集約装置の一例であり、複数のサーバを備えている集約装置、ゲートウエイGWを使用していない集約装置等であっても良い。また、端局間の無線通信方式としてPHS方式を例示したが、他の無線通信方式を採用することもできる。例えば、無線LANを構成しているサーバとクライアントに、本発明を適用することも可能である。さらに、無線通信方式ではなく、有線通信方式を採用しても良い。
[2]上記実施形態では、端局A、B、C・・・が複数の階層を備えたツリー状にネットワーク接続されている例を示した。これに代えて、各端局A、B、C・・・が個別に収集サーバSVへ接続されるようにしても良い。
[3]上記実施形態では、電力量計24の計測インターバル及び分解能から想定される、電流現在値の最大値を用いて「切制御」を実行するか否かを判定する例を示した。しかし、必ずしも最大値を採用せずとも良く、例えば最大値の90%値や80%値を採用したり、或いは一層の安全性を考慮して最大値の110%値を採用したりしても良い。
本発明の実施形態に係る自動検針システム(開閉器制御システム)の全体構成を示す模式図である。 収集サーバと端局との間における、データの送受信状態を示すタイムチャートである。 収集サーバ、及び一つの端局の機能構成を示すブロック図である。 端局から送信される検針データのデータ構成図である。 開閉器の遠隔制御シーケンスを示すタイムチャートである。 電流値監視並びに開閉器制御の方法を概略的に説明するためのタイミングチャートである。 電流現在値の最大値及び最小値を説明するためのタイミングチャートである。 電流現在値の最大値及び最小値を説明するためのグラフである。 「切制御」の処理動作を示すフローチャートである。 「入制御」の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
SV 収集サーバ(集約装置)
GW ゲートウエイ(集約装置)
A、B、C・・・ 端局
11 送受信部
12 制御部
121 開閉器遠隔制御部(遠隔制御手段)
13 データ記憶部
21 送受信部
22 制御部
221 開閉器制御部
23 バックアップメモリ
24 電力量計
25 開閉器

Claims (5)

  1. 負荷に対して給電を行う配線系統に接続され、該配線系統における電力使用量を計測する電力量計と、
    前記配線系統を電力送電系統に対して遮断又は接続する開閉器と、
    前記開閉器の開閉動作を制御する開閉器制御部と、を備え、
    前記電力量計は、電力使用量の積算値を所定の分解能でカウントし、そのカウント値を所定のインターバルを置いて出力するものであり、
    前記開閉器制御部は、前記配線系統の負荷電流値が所定の閾値以下であると判定される場合に、前記開閉器を閉から開の状態へ動作させる制御を行うものであって、前記判定に用いる負荷電流値として、出力された前記カウント値の増加度合いに基づき推定される電流現在値を使用することを特徴とする開閉器制御システム。
  2. 前記開閉器制御部は、前記電力量計の計測インターバル及び分解能から、前記電流現在値の最大値を推定し、該最大値を前記判定用の電流現在値として使用することを特徴とする請求項1に記載の開閉器制御システム。
  3. 前記開閉器制御部に、前記開閉動作の実行を求める制御信号を与える遠隔制御手段をさらに備え、
    前記開閉器制御部は、前記遠隔制御手段から制御信号を与えられたとき、その直近で求められた前記電流現在値を使用して、前記判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉器制御システム。
  4. 前記開閉器制御部は、前記カウント値の増加に基づき電流現在値が求められた直近の時点から前記制御信号を与えられた時点までが所定時間以上経過しているとき、予め定められた値を使用して、前記判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の開閉器制御システム。
  5. 電力使用量の検針データを収集する集約装置と、前記集約装置と通信可能に接続された複数の端局ユニットとを備え、
    前記端局ユニットは、それぞれ、
    前記集約装置との通信を実行する通信装置と、負荷に対して給電を行う配線系統に接続され該配線系統における電力使用量を計測する電力量計と、前記配線系統を電力送電系統に対して遮断又は接続する開閉器と、前記開閉器の開閉動作を制御する開閉器制御部とを備え、
    前記電力量計は、電力使用量の積算値を所定の分解能でカウントし、そのカウント値を所定のインターバルを置いて出力するものであり、
    前記通信装置は、前記カウント値を前記検針データとして所定の通信タイミングで前記集約装置へ送信するものであり、
    前記集約装置は、前記端局ユニットの開閉器制御部に、前記開閉動作の実行を求める制御信号を与える制御部を備えるものであって、
    前記開閉器制御部は、前記配線系統の負荷電流値が所定の閾値以下であると判定される場合に、前記開閉器を閉から開の状態へ動作させる制御を行うものであって、前記判定に用いる負荷電流値として、出力された前記カウント値の増加度合いに基づき推定される電流現在値を使用し、且つ、前記集約装置から前記制御信号を与えられたとき、その直近で求められた前記電流現在値を使用して、前記判定を行うことを特徴とする開閉器制御機能付きの自動検針システム。
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